notte sento

いやあ、日記に書いたCarouselの鳥肌映像にも仰天だったが、こっちの方がまったく別の琴線に触れた。

「notte sento」は「乗って銭湯」ではない。(笑)
イタリア語なので、英語に直訳すれば「night I feel」(私が感じる夜)ってなことか。

「cut」というプロダクションに所属する Daniele Napolitano がDirectionして撮影して編集したショートフィルムだが、なるほど!と膝を叩いて「してやられた感」に屈するしかないという感じ。(なんぢゃそりゃ)

ストーリーやシチュエーションはありきたりで単純かもしれないが、これを見応えのあるものにしているのは実写によるストップモーションで制作されているからだ。しかも使用カメラはCanon EOS 30D。(!)
EOS 5D MarkIIのHD動画で賑わう業界にあえて反発したのかどうかは知らないが、旧タイプのデジタル一眼レフで最高でも約5コマ/秒の連写で作っちゃうというところに感銘してしまったのである。しかもフル35サイズでもないAPS-Cサイズの800万画素CMOSでも充分なDepth Of Fieldを得ている画質は、やはりDSLRならではということか。

4,500枚の静止画で編集されたほろ苦い味のするショートフィルムは、ミラノ行きの列車を待つローマの夜を私に感じさせてくれた。

原題
notte sento

Objectified

あのドキュメント「Helvetica」のスタッフが、今度は「Objectified」と題したドキュメントを制作している。
今回もProduceとDirectionはGary Hustwitで、Productionはswiss dots。

「Helvetica」ではグラフィックデザイナーやタイポグラファーなどが興味を示したわけだが、今度はインダストリアルデザインである。
工業製品としての“モノ”をデザインする人々へのインタビューを軸として展開する手法は「Helvetica」同様だが、「Objectified」というタイトルにも表出しているように、プロダクトデザインの生活への影響ををちょっと複雑な対象として追究しているんではなかろうか。

サイトでは登場するデザイナーリスト(わくわくするラインナップ)もあるが、いよいよ90秒のTrailerも公表された。これを見ると日本もかなり撮影地になっているようだ。

でもって、またしても「Helvetica」の時と同様に「Objectifiers」として$500で製作サポートをすると、T-シャツやDVDなどと共に最後のクレジットに名前を載せることができるので記念にしたい人は完成前の今がチャンス!

原題
Objectified

RED Digial Still and Motion Camera System

で、出た〜っ!!

以前から出る出る出島モードだったRED digital cinemaのScarletとEpicのシステムが公表された。
こりゃ信じられないくらいバケモノ的存在となるので、ひょっとすると業界の常識を覆すかもしれない。

このシステムは“brain”と呼ばれるカメラ本体とその他のパーツを組み合わせることで、現在2,251,799,813,685,248通り(2251兆ね)の構成ができる。
“brain”は2/3インチのMysterium-Xから始まり、6x17cmのMysterium Monstroまで8種類で以下の通り。

【SCARLET】
3K • 1-120 fps • 2/3 Misterium-X • Fixed 8X RED lens, Price TBD
3K • 1-120 fps • 2/3 Misterium-X • Mini-RED Mount, B4 Mount, C-Mount, $2,500
5K • 1-30 fps • S35 Misterium-X • RED-Mount, PL Mount, Canon Mount, Nikon Mount, $7,000
6K • 1-30 fps • FF35 Misterium Monstro • RED-Mount, PL Mount, Canon Mount, Nikon Mount, $12,000
【EPIC】
5K • 1-100 fps • S35 Misterium-X • RED Mount, PL Mount, Canon Mount, Nikon Mount, $28,000
6K • 1-100 fps • FF35 Misterium Monstro • RED-Mount, Canon Mount, Nikon Mount, $35,000
9K • 1-50 fps • 645 Misterium Monstro • RED-Mount, Medium Format Mount, Mamiya Mount, $45,000
28K • 1-25 fps • 617 Misterium Monstro • RED 617、Mount, Linhof Mount, Alpha Mount, $55,000

6x17cm(28K)の動画カメラってIMAXを越えまっせ!
しかもCanonやNikonマウントの35シリーズが4台。Mamiyaの645マウントもある。(さらに3Dカメラまで予定されている)

これらすべてにおいて静止画と動画を記録できるシステムとなる。

これはどういうことかというと、今後の映画は完全にデジタル化されるであろうということ。
フィルムは博物館行きですね。ビデオはTVフォーマットの関係で少しは延命。

2/3″でCマウントやB4マウントで現在のHDカメラに変わる“brain”の3K Scarlet(1-120 fps)なら$2,500(約24万円)、EOS 5D MkIIなんかと同等のフル35mmに値する6KのFF35でもScarlet(1-30 fps)なら$12,000(約115万円)Epic(1-100 fps)で$35,000(約340万円)からスタートできる。
SonyやPanasonicなんかはこれを見てどう思うのだろう? ていうか、どうするんだろう?(ヒトゴトながら)

何はさておき、システム構成の全貌を見てくだせい。

メーカー
RED Digital Cinema

Redrock video DSLR Bundles

Redrock Microはマットボックスやフィルター系などの他に”M2 Cinema Lens Adapter”というDVやHDVのビデオカメラで35mmレンズを使用できるようにしたアダプターで、シネルックな映像を目指すクリエーター達に知られる存在だったが、今回はその企業特性を活かしてさらなる進化系のプロダクトを発表してきた。
それが“Video DSLR Bundles”と呼ばれるシステムで、35mmデジタルスチールカメラ用のアクセサリーである。
今まではビデオカメラに35mmスチールカメラレンズを装着できるアダプターを開発してきたわけだが、今度はデジタルスチールカメラをビデオカメラのように使うためのシステムである。

つまり、Redrock Microが目指してきたDOF(Depth of Field)を効かしたフィルムルックな映像が、Nikon D90やCanon EOS 5D Mark IIなどの出現で驚くべき高品質のHDビデオ動画映像として35mmレンズを使用して記録可能になったからである。
しかし、それらの形状はあくまでもスチールカメラであって動画用にはまるで使いにくいわけで、それをビデオや映画製作における動画クリエーターが使えるようにRedrock Microのノウハウを活かして利用できるようにしようとしたものだ。

写真を見ただけでも動画屋さんとしては機能がわかるが、フォロー・フォーカスやマットボックスがサポートロッドに挟まれて組まれ、ショルダーマウントが備わり、ビデオ用三脚のためのスライドベースも装着可能。一般的な15mm径のロッドなので、通常の映画用システムのアクセサリーなどにも対応できそうなのでモニターやバッテリーなども装着できるようになるのは時間の問題。

実は対抗品としてZacutoのシステムもある。こちらは以前キーワードにした「Reveri」でVincent Laforetのクルーが特注制作したものらしい。

こうなってくると、動画制作の手法はやはり新たな時代に突入したといえるのだろうか。

まずは10月28日からオンライン販売が始まるようだが、果たしていくらくらいになるのか期待しちゃうぞっ!

Redrock Micro ホームページ
Zacuto ホームページ

Reverie

早くも出ました!
まだ発表されただけで発売は11月下旬のCanon EOS 5D Mark IIによるサンプル映像が!
しかもちゃんとしたプロダクションスタッフによる1080pのフルHD動画のショートムービーが!!
制作したのはLaforet Visuals Inc.のVincent Laforetで、タイトルは「REVERIE」。
完パケクリップはこちらでどうぞ。

一眼レフデジタルカメラでフルHDの動画収録機能を搭載したスペックを「ケッ!中途半端なことしやぁがって」などと思っていたのだが、少し考えが変わりました(笑)。ビデオカメラ用レンズとは違うスチール用のレンズ群を使うことによるトーンとボケは馬鹿にはできない。
なんたって、買うには数千万円が必要となるZeissのDigiPrimeレンズを使わないと難しかったような映像が、かなりお手軽にできてしまうのである。うまくすれば手持ちのZeissレンズ(ヤシカマウント)だってアダプター経由で使えちゃうのだ!のだ!のだめぐみ!ぎゃぼー!

これはかなり考えちゃいますよ。今後の業界はまだまだ変幻していきますね。

ちなみにVincentさんのBlogではMakingやら撮影オリジナルクリップやらRAWデータやら盛りだくさん。

2008年10月25日追記:新たにヨーロッパからPAL版の5D MkII動画サンプルが登場。今度はAlan Doyle(カメラ)とAngus Giogi(編集)による5分48秒のテスト映像だ。DOFマニア必見!!
2008年10月26日追記:さらにドイツからも新たなサンプル動画登場。BMX バイクを使った魚眼撮影がたんまり

2008年11月8日追記:さらにサンプル映像が登場。今度は東京が舞台。Tokyo Reality

落下の王国 The Fall

久しぶりにすごく観たい映画が登場した。

「ザ・セル」のターセム監督が4年かけて撮影した感動巨編である。(構想は26年だそうだ)
CGに頼らずに世界遺産を含む世界24カ国以上で撮影された映像はターセムのこだわりともいえる驚きの数々。
しかもストーリーが何とも泣かせる物語。
さらにほとんど素人といえる出演陣。(キャストにかける予算がなかったらしい)
「ザ・セル」に引き続き石岡瑛子の絢爛豪華な衣装。

う〜む〜。久々に劇場へ足を運びたくなったぜぃ。

あ、なんてこった!!関心空間で試写会ご招待キャンペーンやってたなんて!!知らなかった!!!…orz

日本公式サイト
アメリカ公式サイト

原題
The Fall

Leonardo Dalessandri

1985年にイタリアはSalerno生まれで現在23歳(!)のDOP/Editor/Directorである。
つまり撮影も編集も監督も自分でやってしまう今どきのAVヲタクともいえるが、その力量は素晴らしい!

JVC-Everioを最初に使って撮り始め、現在ではSony PMW-EX1を使って撮影しFinal Cut Proで編集しているようだが、SFXやCGなんかに頼らない(まあ、予算もないんだろうが)その映像一筋のスタイルが新鮮で感動的。

現在はParmaで活躍しているようだが、イタリアの素朴な生活の雰囲気があちこちに感じられる映像はこだわりの画角とトーンを主体に演出されていて、いわゆるLip Dubっていう1カットでお遊び的にPVにしちゃうものもあれば、アリモノの音楽に勝手に映像付けて編集してるものなんかをバンバン制作してるんだけど、どれもがクオリティ高い!
こりゃあ、この先どんどん伸びるよ、青田刈りするなら今のうちだよ、なんてことを思わせる(笑)。

ホームページでもいろいろな作品を見ることができるし、MySpaceBlogをはじめ、flickrVimeoでも活躍しているというIT系現代人でもある。

作品はVimeoが一番見やすいかな。

WALL•E

アメリカで6月27日から公開されているDisney PIXARの新作アニメ。
今回の舞台は2700年の未来。環境汚染で人類がいなくなった地球を700年に渡ってゴミ掃除してきたWALL•Eが主人公。
何と言ってもいろんなキャラクターが超かわいいっ!言葉を喋らないのに表情が豊かなのはすごい。

チャップリンの「街の灯」のリメイクともいわれる今回の作品は様々な部分でAppleファンが喜びそうなネタが満載されているらしい。

監督はAndrew Stanton。
日本公開は12月。くぅ〜、待ち遠しいぜ!
Disneyオフィシャルサイト
PIXARサイト
AppleのQuickTime Trailersではいろんなタイプが揃っている。

メーカー
PIXAR

RED SCARLET

2006年に「RED ONE」を発表して業界を震撼させたRed Digital Cinemaが現在開催中のNAB 2008でまたまた注目度No.1のカメラシステムを2種類発表した。

一つは「EPIC」という5Kのハイエンドカメラで、「RED ONE」の上をいくモデルだが、もうひとつがこの3Kの「SCARLET」
見た目はホームビデオかと思うような外観だが、3Kなのである!
正確なデータなどはまだわからないが、発表されているスペックでは新しいREDオリジナル2/3″のMysterium X Sensorを使って3Kの画像を1-120 FPSのバリアブルフレームで100MB/secのREDCODDE RAWまたはRGBに記録できる。

2009年初期に出荷予定で、どうやら$3,000を切る価格になりそう。(・∀・;)
とはいってもアクセサリーをいろいろと揃えればそれなりの価格にはなるわけだが、こんなクラスのカメラがネットショップでぽちっとされてしまう時代になったんだねぇ、おじさんはついていけないよお。(しみじみ)

3:19

昨日は3月19日、アーサー・C・クラークが亡くなった。
その日に目についたのがこの「3:19」というタイトルの映画。これは時間だろうか?日付だろうか?

監督はメキシコの新鋭Dany Saadia。2004年に「Genesis 3:19」という18分の短編映画を発表している。
その本編版ともいえるのか。

まずはタイトルから惹きつけられる。(mp4ファイルによるHiResのタイトル映像はこちらで視聴可)
亡くなったクラークの世界を思い起こさせるような宇宙の神の視点から地球に降り立つようなイントロ。
ストーリーは癌に犯された主人公の物語らしいが、その展開手法にはカナダのRune Entertainmentが制作した2Dアニメなどもインサートされて多彩な実験が試みられているようだ。

映画そのものはMucho Motionによる制作で、Post ProductionはオランダのOnesizeである。
ちなみに音楽をCocteau TwinsのRobin Guthrieが担当している!

VimeoでHDのTrailerが観れる。

人名
Dany Saadia
原題
3:19

Heima

Sigur Rósのニューアルバム「Hvarf / Heim」と同時リリースされるのが、このDVD。
2006年夏に地元のアイスランドで行われたツアーの様子を収録したもので、原野から市民ホール、廃墟など15ヶ所以上のアイスランドの隅々まで巡って収録した壮大な景色と独特な空気感をもたらす映像は、アニメ「リロ&スティッチ」のディーン・デュボアが監督したもの。
タイトルでもある「Heima(故郷)」を彷彿とさせる内容は、アイスランドをいながらにして旅できるようなドキュメンタリー映像としても価値があるかと。

リージョン1ではあるが、アメリカ版は安いし、スペシャルなブックレット付きもあったりして悩むところ。

ちなみにアイスランドは撮影ロケ地としても昨今は意外なほど人気で、こういったコーディネーターのサイトで写真を見てもわかるように魅力的である。

HeimaのサイトでTrailerを見ることができるよ。HD1080サイズもあるので必見!

Photo Blogも相当楽しめる。

商品名
HEIMA~故郷
参考価格
¥4,800
Amazon 最安価格
¥3,200
監督
ディーン・デュボア
出演
シガー・ロス
販売元
EMIミュージック・ジャパン
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000VL1MTQ/kanshin-1-22/ref=nosim

A Lonely Sky

アイルランドはダブリンの映像監督Nick Ryanが制作した「A Lonely Sky」は2006年のCoke film Festivalで発表されたが、その全編分のQuickTime movieが公式サイトに公開された。
YouTubeバージョンやFlash Streamingバージョンもあるが、是非94MBの.264バージョンを見て欲しい。
10分の短編映画だが、そのクオリティはすべてが素晴らしい。

1947年の砂漠のバーに集うテストパイロット達の哀愁漂うストーリーは、男のロマンをイヤというほど醸し出している。

セットで建てられたバーのシーンは美しいライティングで撮られ、B-29やP-80やX1など航空ファンにとっても堪らないグッズは、Softimage XSIを使ってフル3DCGで監督自ら作り出し、地形のテラインマッピングにも凝りまくってAfterEffectsでこれまた監督自らコンポジットして完成させた映像は1920×1080のフルHDムービーとなった。(Movieは720×307のSDバージョン)

この映画はNick Ryanの自主映画として製作されているため非常に低予算なのだが、それだけに大変手の込んだ作り方が徹底している。
ちなみに「2001年宇宙の旅」のKeir Dullea(ボーマン船長)が渋い役で登場している。

Now and Nowhere

現在はアメリカのNotorious 24:7やフランスのNoseというプロダクション・グループに所属しているDirectorのBrent Bonacorsoと、“At The Green Line”というドキュメント・ムービーを監督したJesse Atlasの2人が自主製作で共同監督した作品が“Now and Nowhere”という作品である。

LAのスタジオのブルースクリーン前で実写部分を今年の1月11日から14日の4日間で撮影。予定では8月には完成するようだが、この度Trailerが公表された。

これがまたものすごく凝った映像で、CGとライブアクションが自然にコンポジットされた映像美学を追究した作品になりそうです。
監督によればたぶん25分くらいの作品になるようなので、劇場公開というものではないわけなので、どこぞのショーに応募させるとかDVDになるとかなのかもしれませんが、じっくり観たくなる映像ではあります。

Trailer以外にBLOGでもこれまでの制作過程の静止画を観ることができます。

Arthur and the Minimoys

Luc Bessonが原作となる絵本を書いて出版していた「Arthur and the Minimoys(原題)」がいよいよ映画として完成、フランスとアメリカではクリスマス頃に公開となる。
ベッソン自身が監督するこのファンタジー映画は実写パートとCGパートによる構成で、フランスの田舎町と不思議な地下世界を舞台に展開する。

実写での出演は「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモアを主役にミア・ファロー等で、CGパートの声はマドンナ、デヴィッド・ボウイ、スヌープ・ドッグ等が担当!、なかなか豪勢なメンバーとなっている。

CGおよびVisual EffectsはフランスのプロダクションであるBUFが制作、フランスらしい美しさの3DCGはいろんなフォーマットのTrailerで見ることができるが、オススメはAppleのHDバージョン

しかし、リュック・ベッソンはこれで監督はやめて引退だと言っているらしいが、以前にもそう言ってからこれで2作目なんですけど。(・∀・;)

ASIN
4047914495商品を見る
原題
Arthur et les Minimoys (France)

Zodiac

David Fincher監督の最新作Zodiacがいよいよ公開される。
原作となるのはRobert Graysmith著の「Zodiac」と続編の「Zodiac Unmasked」で、1966年から1978年にサンフランシスコで実際に起こった未解決の十二宮連続殺人事件を元にしている。この話は今までにもテレビドラマや映画がいくつか製作されているほどの話題性のある事件である。

映画そのものは相変わらず凝った映像のサスペンス風になっているようだが、業界的に話題になっているのは別の部分で、この映画の撮影にはフィルムもビデオも使っていないということである。(!) 撮影に使用したのはViper FilmStream Cameraというもので、1920×1080のフルHDサイズの4:4:4フォーマットによるHDDへのダイレクトデジタル収録をしている。
さらに編集作業はApple Final Cut Proを使いトータルなワークフローとしてのデジタル作業を貫徹させている。

AppleサイトでもHDのトレーラーを観る事ができるが、毎度のことながらFincher監督は映像制作者にとってワクワクさせるようなことをしてくれる。

原題
Zodiac
メーカー
Warner Bros. Paramount

We Are the Strange

M Dot Strangeというアーティストと数人の仲間による自主制作映画が“We Are the Strange”
8 bitのビデオゲーム・カルチャーをモチーフにしたCGとジャパニーズ・アニメとストップ・モーションが合体した映像と音楽による88分のアニメーション。
映像は1080pのHDで制作され、音楽の方は、Noise Inc、Snoopdroop、Nullsleep、などのChiptune Artistが参加している。
2007年にアメリカと日本とポーランドでの公開を予定。

ポスターのキャッチコピー曰く、「Monsters Inc. meets The Nightmare Before Christmas inside of A Retro Japanese Video Game」ということだ。
でもって、内容や様子はYouTubeのM dot Strangeによる公式ページで予告編やMakingを見るとわかる。クリアなQuickTimeによる予告編はこっちにもある

なんとも過激で斬新でクールで今風ではあるなあ。(・ω・)
サイトではエキストラも募集しているぞ(笑)。

原題
We Are the Strange
人名
M dot Strange

Red Digital Cinema

IBC2006で発表された次世代の「4K」映像システムを開発している会社である。
ついついHVR-V1Eの方に目をとられて見過ごすところだったのが、発表されたこの「RED ONE」というカメラ。
写真の印象は「ターミネーターの新兵器」か「対エイリアン用の火炎放射器」に見える(笑)。

この「4K」というシステムは有効解像度が4520×2540ピクセルというフルHDの2倍以上の解像度となるもので、35mm シネレンズを使用して12万画素の”Mysterium”と呼ばれるCMOSセンサーに受光し、1~60fpsのバリアブルレートで4:4:4 RGBフォーマットでRAW収録する。
記録メディアはRED-DRIVEと呼ばれるHDD(40~160GB)か、REDFLASHと呼ばれるフラッシュメモリ(32~128GB)が用意されているが、このあたりはFireWire 800/400、USB-2、そしてe-SATAと呼ばれるインターフェース対応で拡張できるのであろう。

レンズもRED 300mm f2.8とRED 18-85mm Zoomの2本が発表されているが、Super 35mm PLマウントはもちろん、Super 16mm PLマウントやB4レンズマウントも使えるようだ。

で、このRED ONEで収録したREDCODE RAWの4Kファイルは「REDCINE」というソフトウエアを経由してコンピュータにImportし、カラーコレクションなどの処理をして2540P、4K、2K、1080P、720P、または480PにOutputするか、その他既存のビデオフォーマットや静止画コーデックにエンコードもできるので、Post Production処理としてはいろいろなノンリニア編集システムがこの「4K」に対応すればいいわけだと思われる。

まあ、これは一般的な民生機器ではないから、ハリウッドなどの映画製作に威力を発揮することになるのだろうが、MSRP(メーカー希望小売価格)が$17,500(約200万円)と意外に割安のような気がするので、アマチュアでもマニアは手にできる値段だったりして。(・∀・;)

追記:AppleがNAB2007でREDCODEに対応したことを発表しました。

価格
$17,500(Lens別)
メーカー
Red Digital Cinema Camera Company

Helvetica

1957年にハース鋳造所の手組み用活字としてMax Miedingerがデザインしたサンセリフ書体。
来年50歳となるこのフォントを祝って、ドキュメンタリー映画が製作された。
それがこの「Helvetica – A Documentary Film」で、ProduceとDirectionはGary Hustwit、swiss dotsというLondonのProductionが制作している。

なんたって、書体が主役の映画ってえのは前代未聞(笑)。その筋の著名人のインタヴューも数多くインサートされるようだが、どんな映像になるか楽しみではある。
撮影は合衆国、イギリス、オランダ、ドイツ、スイス、フランス、ベルギーの7カ国で、HDによって収録、現在はポスト・プロダクションの最中で、2007年前半から公開される予定。

2008年10月10日追記:ついに日本版DVD発売!

原題
Helvetica
ASIN
B001DCSBYG商品を見る

鉄コン筋クリート

松本大洋の伝説的な漫画「鉄コン筋クリート」が「アニマトリックス」のプロデューサー、マイケル・アリアスの監督で映画化。
アニメーション制作はスタジオ4℃!

「鉄コン筋クリート」は7年前に森本晃司が文化庁メディア芸術祭に出品した3DCGアニメが優秀賞を受賞して劇場用映画化が期待されていたが、その後なぜか立ち消えてお流れになっていた企画。
今回はハリウッドの資金を得て、どうやらちゃんと完成しそうだ(笑)。
公開は2006年12月23日の予定。

原題
鉄コン筋クリート

Royal de Luxe

1979年にJean Luc Courcoultが設立したストリート・シアター(いわゆる大道芸)の劇団。
世界中で”The Sultan’s Elephant”というサルタンの象と巨人のフィギュアなどを使った素晴らしいショーを公演している。

ショーそのものは単純で、動物や巨人が町に現われて数日間(祭の開催中)滞在し、通行人らと絡みながら何らかのパフォーマンスを展開するわけだが、その並外れたインタラクションと存在感がうっとりするような童話の世界を演出する。
何と言っても素晴らしいのがフランスらしい仕掛けのつくりで、コンピュータや電動などとはかけ離れたカラクリ人形の世界が人を惹きつけて、毎日何をするのかとエピソードを観るために人が集まる。

2005年はジュール・ベルヌの百周年記念でフランスのナント市にて興業

今年の5月に行われたLondonのHorseguards Paradeでの様子YouTubeでも観ることができるが、こっちのサイトから辿るとオリジナル画像のQT Movieがダウンロードできる。

さらに2006年10月26日29日にフランスのル・アープルに現れた様子はこちらで見る事が出来る。

追記:2007年5月10-12日にはアイスランドのレイキャビクに現れたようだ。

さらに追記:2009年4月28日から始まる横浜開港150周年記念イベント「開国・開港Y150」のメインコンテンツとしてラ・マシンが来日決定!!

ついにDVDも発売!
La Machine公式HP

今度は巨人がNatesでリバイバル!

団体名
Royal de Luxe
商品名
スルタンの象と少女 ロワイヤル・ド・リュクス [DVD]
参考価格
¥3,990
Amazon 最安価格
¥3,110
出演
ロワイヤル・ド・リュクス,
ラ・マシン,
販売元
コロムビアミュージックエンタテインメント
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QYPD5G/kanshin-1-22/ref=nosim

Angel-A

Luc Bessonが6年ぶりに監督した最新作が公開される。
ぎりぎりまでトップシークレット扱いとして制作され、取材も試写会も行なわれず、昨年12月21日にフランスでちらっとプレミア公開されたこの作品は、10年間あたためてきた構想を実現した純粋なラブストーリーらしい。
今回ベッソンのミューズに選ばれたのはGUCCIの専属モデルで身長180cmで自らも監督や脚本を手がけるという才女、Rie Rasmussen(リー・ラスムッセン)
彼女のサイトでショート・フィルムの一部やデッサン、写真などを観ることができるけど、こりゃまたすげー女でありまする。
かたや、相手の男性は片腕をなくしたフランスの人気コメディアンJamel Debbouze(ジャメル・ドゥブーズ)
このコンビがThierry Arbogast撮影の美しいパリのモノクロ映像と、Anja Garbarec(ヤン・ガルバレクの娘!)の音楽に包まれて繰り広げるロマンは、期待に胸が膨らんでたまりませんです。
フランスのサイトではアンニャ・ガルバレクのMusic PVも観れまっせ。

追記:いよいよ5月13日から公開。しかも5月8日にはリュック・ベッソンとリー・ラスムッセンが来日して丸ビルで記念セレモニー開催だと。
フランス公式サイト
日本公式サイト

原題
Angel-A

Cars

PixarDisneyの2006年公開最新作。
かなり以前からチラチラとTeaserのいろいろなバージョンが公開されていたが、やっと公式のTrailerも発表され、公開日(アメリカでは6月9日、日本は7月)も決まったようだ。

今度は摩訶不思議なクルマの世界を舞台にしたファンタジー・アドベンチャーをジョン・ラセター監督が送り出す。
3DCGにおけるお得意ものの車がメインキャラクターだけど、さすがにPixarはそれだけでは済まさないテイストを盛り込んでいる。漫画的なデフォルメをしているが、リアルな質感と動きに自然な感情移入をしてしまうのは、すでにPixar風味という世界を確立しているともいえる。

Appleのサイトでは1080のFull HDサイズによるTrailerもあって、これで見る画像クオリティは素晴らしい!
日本のサイトはまだちょっと悲しい状態だが、QuickTimeの予告編がなくていいのか?>Jobsさん(笑)
オフィシャルサイトはShowroomもまだ工事中状態だが、なかなか楽しいつくり。
(しかしここにもJapanの選択肢がないぞ)

団体名
PIXAR
原題
Cars
人名
John Lasseter

Pirelli Film “The Call”

あのイタリアのタイヤメーカー「Pirelli」(ピレリ)がハリウッド映画界に進出!
という触れ込みで、ショートフィルムを3月23日からネット配信開始する。

第1作目は「The Call」と題されたエクソシストのような神と悪魔の戦いをテーマにしたオカルトスリラー。
ジョン・マルコヴィッチナオミ・キャンベルが主演、監督はアントン・フークァ。

今後はBMW Filmのようにシリーズ化するものと見られる。

3月24日追記:公開されました! なるほど、Pirelli presentsです!

メーカー
Pirelli

AG-HVX200

Panasonicから登場したDVCPRO HDフォーマットのP2カメラ。
IBC 2005に引き続き、InterBEE 2005で触ることのできる実機が展示され、一気に現実的になってきたモデル。
ライカディコマーレンズを装備し、1080iから720、480まで対応し、さらに12fps~60fpsまでのバリアブルフレームレート機能を搭載したハンディカメラは、現状で最強ともいえる。
さらにP2カードという新たな記録メディアを使ったテクノロジーが次世代的でもあるが、カードの価格はまだまだ高価なので早く普及してプライスダウンすることを願う(笑)。

スタイルはSDモデルのAG-DVX100と比較してもかなりの横太りといえるが、このサイズでHDのフル機能が搭載されているとなれば、如何ともしがたい魅力がある。

メーカー
Panasonic
価格
682,500円(税込)

DOMINO

明日10月22日から公開されるTony Scott監督の最新作。
ハリウッド・スターのローレンス・ハーヴェイの娘として生まれたドミノ・ハーヴェイがバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)となっていく型破りな人生の実録映画。
Spy Gameで撮影を担当したDaniel Mindelが再びかっちょいい映像を撮っている。
キャストはキーラ・ナイトレイをドミニク役に、ミッキー・ローク、ルーシー・リュー、クリストファー・ウォーケンなどが脇を固める。
オリジナルの予告編はめちゃくちゃカッコいいのだが、日本版Trailerはどうしたもんだ。画質も画角(ピクセルの縦横比)もトホホだぞ・・・orz

追記:この作品の完成と同時期に35歳になったドミノ本人は自宅の浴槽で不慮の死を遂げた。

Nine Inch Nails – Only / PV

Nine Inch Nailsの「Only」という曲のPV。
なんとDavid Fincherが監督をしている!
だけではなく、なんとDigital DomainがProductionである!
ほとんど全編をChaos GroupのV-Rayという3Dソフトでレンダリングしている!

そんでもって、Trent ReznorはトラックをミックスできるGarageBandのデータファイルとして公開したりしているが、「Only」もデータとして公開している。しかもPVの方はPowerBookとiTunesをど真ん中に登場させているから、こりゃなかなかのAppleフリークと見た(笑)。

PVは以下のオフィシャルサイトで見ることができる。

団体名
Nine Inch Nails

The New World

ゲバラ映画「Che」の監督を降板したテレンス・マリック監督のリベンジ的最新作。
1607年にイギリス人が始めて入植した現バージニア州ジェームスタウン。その地に暮らしていたネイティブ・アメリカンの崇高な精神力みなぎる文化と、未知なる世界に足を踏み入れた探検者の葛藤が描かれる。
うむぅ、マリックが撮るネイティブ・アメリカンの魂の鼓動。
いろいろな意味で楽しみだが、11月9日だったアメリカ公開が延期されてクリスマスに限定公開、その後1月13日の公開と変更されている。日本はいつだ?
画像はあえてポスター画ではなくRaoul Trujillo演じるTomocomoの頭。

追記:いよいよ4月22日から日本公開!

原題
The New World

Arzak Rhapsody

1975年にバンド・デシネの巨匠メビウスが発表した原作を、メビウス自身が2002年にプロデュース・脚本・監督してアニメーション化したもの。
フランスのテレビ局「france 2」で放送されたシリーズもので、1話3分30秒の短編エピソードが14本収録されているDVDがある。(最初の1話はパイロット・フィルム)
買っておいたDVDをしばらく見ないまま放っておいたんだけど、先日観て感動。これぞメビウスの世界ぢゃん!
ストーリーがどうのというわけではないが、独特なヴィジュアルで展開するシュールな世界は、質素な動きではあるが色やトーンはメビウスらしさをそのまま残している。

france 2のページでサンプルとして第6話「猿の心臓」を観ることもできる。(画像の下の「Voir l’e´pisode」をクリック)

発売元
コロンビアミュージックエンタテインメント
ASIN
B0002XVTX2商品を見る
価格
4,935円(税込)

Piano Tuner of Earthquakes

宮城で地震があったから思い出した、というわけではない。
クエイ兄弟が2004年6月あたりからドイツでクランクインしていた新作「Piano Tuner of Earthquakes」がどうやら完成したようだ。
長編としては1994年の「ベンヤメンタ学院」以来である。
狂信的な科学者に誘拐されたオペラの歌姫が、破壊的なオペラ演奏会のために調律されていくのを救出しようとする・・・というようなストーリーらしいが、とは言ってもクエイ兄弟だからね(笑)、などと言ってられないのは、製作がテリー・ギリアムだからだ! どっしぇ~!
テリー・ギリアムが絡むと映画が完成しなくなるというジンクスも乗り越え(ほんとか?)いよいよドイツで今年11月、日本でも12月に公開予定だ。

2007年4月1日追記:相変わらず公開の話が見えてこない(泣)。かろうじて予告編がここで見れたりする

2008年10月9日追記:やっと公開される。イメージフォーラムで10月18日からロードショー。

公式ホームページ

原題
Piano Tuner of Earthquakes

愛の神、エロス

ミケランジェロ・アントニオーニ、スティーヴン・ソダーバーグ、ウォン・カーウァイという60年代、80年代、90年代のカンヌを征した3人の監督が愛・エロスをテーマにそれぞれ「誘惑」「悪戯」「純愛」という視点でコラボレーションした作品。
91歳で愛とエロスを語るアントニオーニもなかなかではあるが(笑)、ウォン・カーウァイの純愛篇「若き仕立屋の恋」がかなりグッときそうで萌え萌え(笑)。

いよいよ4月16日から公開。

原題
Eros

マイクロスケープ

久しぶりにわくわくする映像に出会った。
世界各国のデジタル映画祭でかなり受賞歴のある作品だけど、日本で劇場未公開なのかあまり知られていなかった作品がDVDで登場。
皮膚、髪、目、歯、蟹、魚、蝿、蝶、シラミ、マッシュルーム、トウモロコシ、木、葉、花、鋼鉄、真鍮、アルミニウム、セラミック、粘土、コンクリート、炭素繊維、プラスチックという22種類の物質の内部構造に200万倍までズームインしちゃうというミクロの決死圏的なとんでもない映像。
科学産業都市ラ・ヴィレットなどのヨーロッパの科学博物館との共同制作で誕生したこの作品は、トランスミッション電子顕微鏡とデジタル編集処理によって到達した現代版パワーズ・オブ・テン的映像となっている。
DVDは渡辺克己によるナレーション・バージョンと、虹釜太郎(360°records)セレクトのミュージック・バージョンの2種類が楽しめる。
以下の本家ラ・ヴィレットのサイトでちょこっと映像を見ることができるのでチェケラー!

http://www.cite-sciences.fr/servlet/…

発売元
UPLINK
価格
3,990円(税込)
原題
Shape of the Invisible
ASIN
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mirrorball日本

1996年にエディンバラ国際映画祭で誕生したミュージックビデオのためのイベント。
各国の映画祭やフェスティバル、その他の上映イベントなどに参加してツアー展開をしているが、日本では今回始めて開催される。
日時は2月11日(水)で12:30から。場所はなぜか埼玉は川口のスキップシティ(http://www.skipcity.jp)。
上映プログラムはアニメーションPVのベストセレクションMcLaren Animation、日本では初特別上映のRadiohead.tv、世界最強プロダクションPartizan Special、そしてFresh Tracksの4つで、どれも力作ばかりの濃~い内容。

詳しくは以下のサイトで。

Get Yourself High / Chemical Brothers’ PV

Chemical Brothers10年の軌跡をたどったベストアルバムからのシングルカット曲だが、このために作成されたPVがすげーおもしろい。

監督のJoseph KahnはエミネムやU2などで巨額の予算を使ったPVを作っていた人だが、今回はVirginの担当者にアーティストの出演なしで低予算のPVを依頼された。
そこで考えたのが、1980年の香港映画「Two Champions of Shaolin」(Chang Cheh監督)(http://www.hkflix.com/xq/asp/…)を改竄することだった(笑)。
権利的にどのような取引があったのか知らないが、ポストプロ的な処理で歌詞に合わせた編集を好き勝手にした結果、なんだかヘンテコで妙に見てしまうPVとなったわけ。

Joseph Kahn監督のサイトやChemicl Brothersの公式サイトでもムービーで見ることができるので必見。

Ken-Kon・林 英哲 meets 山下洋輔

和太鼓ソリスト林英哲とジャズピアニスト山下洋輔との共演を鎌倉芸術館大ホールで収録したDVD。
CDと同時発売だが、絶対DVDがオススメ。5.1chドルビーデジタルという音だけのことではなく、圧倒的な演奏シーンがホットヘッドやジブアームを駆使したかなり凝った撮影で収録されているからである。
しかし和太鼓の響きというのはいつも背筋がゾクゾクするほど圧倒される。それが林英哲となるともう息を呑むしかないくらい身体が震えてしまうから困ったもんだ(笑)。

発売元
avex io
価格
5,040円(税込)

BARAKA

あの「Koyaanisqatsi」の撮影監督であるRon Frickeが世界24カ国の大自然と人間の営みを映し出した1992年製作のドキュメント映画。
TODD-AO70mmフィルムを使用した驚異的な撮影技術を駆使した映像は、巧みに構成された音楽とともに見るものを圧倒するほど素晴らしく、言葉では表現できない。
Godfrey ReggioやPhilip Glassとのチーム仕事とはまた別の感覚で表現されるRon Frickeの世界観は「地球と人類の詩」である。ちなみに「BARAKA」とは古代スーフィー教徒の言葉で「恩寵」を表すものとされ、「祝福、呼吸、進化のプロセスが展開する生命の本質」を意味しているらしい。

日本版のDVDも出ているが、Regionコードさえクリアできればアメリカ版のCollector’s Editionの方が70mmフィルムからのReMaster版で、16×9のAnamorphicによるマスタリングが美しい。(価格も米国版は日本の半額以下だし)

原題
Baraka
人名
Ron Fricke
年(代)
1992

Brazil – Criterion Collection

あのテリー・ギリアム監督の名作「未来世紀ブラジル」のアメリカ版DVDである。Criterion Collectionということは「評価基準コレクション版」ということか?
日本ではなかなかDVD化が進まないギリアム作品の中でも「ブラジル」は最も需要が高いと思われるけれど、出るよん、出るかも、出そうかな、などという感じの予告(笑)だけでぜんぜん出てこないのにシビレをきらせてAmazon.comでぽちっとしてしまったもの。
なんたって、日本で出る予定のものにはない「The Love Conquers All Version」や「What Is Brazil?」「The Battle of Brazil: A Video History」も含む3枚組であるし、何を間違えたのか、Region Freeでもある!(ちなみに通常版の米国版Brazilは予告編とプロダクションノート以外のオマケなしの1枚でRegion 1なのに)

これはやはりギリアム・ファンとしては持っていてもいいかなというバージョンなのでありました。
「Lost in La Mancha」も24日には出るのね。(アメリカでは)

原題
Brazil
人名
Terry Gilliam
価格
$50.99

The Incredibles

Finding NEMOがやっとアメリカで公開されたばかりだというPixarの次回作。
今度はスーパーヒーロー(?)が主人公だっ!
しかも監督にアイアン・ジャイアントのBrad Birdを起用、John Lasseterはプロデュースになっている。
PIXARサイトでTeaserを見ることができるが、これを見ただけでもすげー楽しみ!

くぅーっ、次から次へと出してくれるぜっ。

追記:日本では「Mr.インクレディブル」というタイトルで12月4日公開だ。
しかし、PIXARが日本語サイトを作ってたのは知らなかった(爆)。
http://www.pixar.com/jp/

原題
The Incredibles
団体名
PIXAR
人名
Brad Bird

裸足の1500マイル

1931年のオーストラリアを舞台にした人種を飛び越えた物語。
先住民アボリジニの混血児を家族から隔離し、政策の対象として強制的に寄宿舎に収容された少女3人が、母の待つ故郷に帰るため、オーストラリアを縦断するウサギよけフェンスをたよりに1500マイル(=2400キロ)を逃走する真実の話。
フィリップ・ノイス監督で撮影はクリストファー・ドイル、そして音楽はピーター・ガブリエルときたら見ずにはいられない。

原題
Rabbit-Proof Fence

Ten Minutes Older

「時間」をテーマに15人の監督が製作した10分間の短編をまとめたオムニバス映画。
もともとはショウタイムTVチャンネルのために企画されたもので、最初は7人で製作された10分枠の一話完結シリーズ番組。
去年のカンヌでその7本を「Trumpet」篇としてまとめて上映した後、さらに8人追加で第2弾を「Cello」篇として製作したものが一緒になって今年の夏にとうとう日本公開される。
こういったオムニバス作品はいろいろあるが、この企画の何がすごいかって、参加した映像作家の顔ぶれである。

「The Trumpet」篇
Aki Kaurismaki(アキ・カウリスマキ)
Victor Erice(ヴィクトル・エリセ)
Werner Herzog(ヴェルナー・ヘルツォーク)
Jim Jarmusch(ジム・ジャームッシュ)
Wim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)
Spike Lee(スパイク・リー)
Chen Kaige(チェン・カイコー)

「The Cello」篇
Bernardo Bertolucci(ベルナルド・ベルトルッチ)
Mike Figgis(マイク・フィギス)
Jiri Menzel(イジー・メンツェル)
Istvan Szabo(サボー・イシュトヴァーン)
Claire Denis(クレール・ドゥニ)
Volker Schlondorff(フォルカー・シュレンドルフ)
Michael Radford(マイケル・ラドフォード)
Jean-Luc Godard(ジャン・リュック・ゴダール)

何せ10分の短編なので、それぞれの内容は通常の作品とは勝手が違うだろうが、楽しみではある。

STEAM BOY

大友克洋が8年の歳月と24億円の製作費をかけて製作したフルデジタルアニメ映画。
’95年の企画スタートからいろいろな問題にぶちあたって挫折と頓挫を繰り返し、難航と遅延と障害などがキーワードになりつつあったが(笑)、ついに今秋公開が決まったようだ。

作品内容は19世紀のイギリスを舞台にしたSF冒険活劇で、なんとなく「アイアン・ジャイアント」を思い起こさせる。
あー、これまた楽しみなり。

追記:やっとこさ7月の公開日も決まったようだ。ヽ(´ー`)ノ

人名
大友克洋:監督
団体名
バンダイビジュアル

Come Into My World / PV

Kylie Minogueのアルバム「Fever」に収録されている曲のシングルカットのプロモーション・ビデオ。

これがあーた、ぐぉおおおっとすげー。

いや、最近のエッチ路線とは違うんだけど(笑)、あのMichel GondryがDirectorで、Radioheadの「Knives Out」で見せたクローズドな空間をぐるぐるとループして回るトリックと、Chemical Brothersの「Star Guitar」で見せた異常な合成編集とが合体したような力作である。

最初は何気なく始まる。街角の交差点を歌いながらKylieが歩いていくのをモーションコントロール・カメラが追いかける。ぐるりと回って元の位置にカメラが戻るとタイムスリップしたように別のKylieが現れる!そんなことを4回も繰り返してどんどんKylieが増殖していく。これがむちゃくちゃうまく動きもコントロールされていて凄いのだ。よく見ると背景の諸々も増殖してる。わぉっ!

下記サイトでムービーが見れるが、DVD Singleでも発売されているらしい。

人名
Kylie Minogue

Finding Nemo

PIXARが来春公開予定の新作。
今度は海の中が舞台!
進化し続けるPIXARのCG技術は、かなり難しい水中の空間表現に挑戦している。
サイトではまだTrailerと作りかけのFlash(笑)くらいしか見ることができないが、それでもなかなか期待させる。
うーん、楽しみナリッ!

団体名
Disney / PIXAR

チェコアニメ新世代

アニメ大国チェコから続々と登場してきた新世代の監督たちの作品を集めて一挙に上映する。
FAMU(チェコ国立芸術アカデミーの映画学部)は1990年にアニメーション専科を設立。国立なので授業料は無料だが、募集人員5名という難関をクリアした人材が創り出す完成度の高い作品群。
今回は2プログラムに分かれて6作家、10作品が上映される。

団体名
新宿武蔵野館2.3.4

カナダ・アニメーション・フェスティバル 2002秋

カナダ国立映画制作庁(NFB)に所属する監督たちが丹精込めて創作したファンタジー・アニメーションを上映するフェスティバル。
上映されるのは、ポール・ドリエッセンのショートフィルムが4作品と日本初公開のドキュメンタリー、NFB/ONFのデビッド・ファイン、アリソン・スノーデン、シェルドン・コーヘン、コーデル・ベーカーらの監督作品が3本。作品の一部は下記NFBサイトで見ることもできる。
どれもシュールでキュートでぬくもりのある手書きアニメ作品で、11月3日から下北沢のトリウッドで上映。

同時公開として「EPOC in CG 2002」というヨーロッパのショート集もある。

Red Dragon

あのトマス・ハリス原作のレクター博士が登場する最初の作品。
以前1986年にマイケル・マンが監督して製作されたが、これはちょっと寂しい作品だった。その後「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンズが演じたレクターがあまりにも強烈だったので、今回はそれのリメイクである。つまり、あのハンニバルが時間を遡って登場するのである。うひょひょ!
アメリカでは10月4日から公開だが、日本公開は2003年2月1日だ。楽しみだにゃあ。

ちなみにCNNのインタビューによるとかなり期待できそう。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/…

原題
Red Dragon
人名
Brett Ratner監督

Naqoyqatsi

以前もこのGodfrey Reggio監督の続編について登録したけれど、やっとそのひとつが公開されそうである。
音楽はPhilip GlassでYo-Yo Maがチェロで参加、さらにSteven SoderberghがExecutive Producerとなっている。
テーマは戦争および自然に逆らうテクノロジーなのだろうか。いよいよアメリカでは10月18日から劇場公開、日本ではどうなるのかなあ。
ちなみにTrailerは公開されている。

人名
Godfrey Reggio

Fifty Percent Grey

フルCGで制作されたショートムービー。
23歳のRuairi Robinsonが3D Studio Maxを使ってほぼひとりで作り上げた作品だが、なんとオスカーにノミネートされちゃっている。
かなりブラックな内容だが、タイトルにあるようにグレイをベースにしたCGIはなかなか見せる。
下記サイトでダウンロードして見ることができる。

原題
Fifty Percent Grey
人名
Ruairi Robinson

Royksopp: Remind Me / PV

ノルウェー・ベルゲンの2人組グループRoyksopp(oの上にウムラウトが付く)のニュー・シングル「Remind Me」のプロモーション・ビデオ。
「ホコリタケ」という奇妙な名前のグループだが、そのなんとも不思議な浮遊感のある音は、北欧の涼しい空気感を感じさせて気持ちいい。
以前の「Poor Leno」などのPVもおもしろかったけど、今回のはすごく手間がかかったグラフィック・アニメーションになっている。
DirectorはH5(Ludovic HouplanとHerve de Crecy)。
ここ(http://www.bbc.co.uk/radio1/urban/…)でPVを見ることができる。

into vision / art of noise

Art Of Noiseの1999年と2000年に行われたライブ映像をベースにした5.1chのDVD。
1999年に「Seduction of Claude Debussy」を発表して再スタートした後のメンバーによるライブ。Anne Dudley、Trevor Horn、Paul MorleyというオリジナルメンバーにLol Cremeが加わったステージは、今見てもなかなか凄い。映像処理もマターリと凝っていて、昔のPV映像もインサートされたりして結構見せる。
ちょっと強引だがワイドスクリーン仕様だし、音は5.1chサラウンドなので、包まれるようなサウンドは気持ちいい。
USA盤だけどRegionはFreeで、おまけとしてAnne Dudleyのソロピアノ映像が2曲と、インタビュー、リハーサル映像が含まれている。

発売元
UNCUT DVD

フラメンコ

「カルメン」「血の婚礼」「恋は魔術師」の3部作でフラメンコを世界に知らしめたカルロス・サウラ監督のドキュメンタリー映画。
二度と不可能と言われるほどの、現代フラメンコ界を代表するアーティストたちが全20幕の構成で競演。
撮影は光の魔術師ストラーロで、これまた筆舌に尽くしがたい美しさで映像化している。ここまですごいと歴史的な資料映像ともいえる。
先日フラメンコを生で見て感動したので、思い出したように登録(笑)。

原題
Flamenco
人名
Carlos Saura
年(代)
1995年
地域
Spain