All work and no play makes Jack a dull boy

直訳すれば「仕事ばかりで遊ばないと、ジャックは愚か者になる」という言葉だが、英語の諺では「よく学び、よく遊べ」というようなもの。

で、この言葉が一躍有名になったのは、スティーヴン・キングの「シャイニング」の中で主人公のJack Trrance(ジャック・トランス)が執筆していたタイプライターの原稿からである。
スタンリー・キューブリック監督の映画では、ジャック・ニコルソンがひたすらタイプしていた原稿を妻のウェンディが見つけて1枚1枚めくると、ひたすら繰り返されるフレーズでタイポグラフィ・デザインのようなレイアウトとして登場する。

で、今回取り上げたのは、これが本になったからである!

著者は当然のごとく、Jack Trranceでタイトルもそのまま「All work and no play makes Jack a dull boy」。
中身も当然そのままで、約80ページにわたって繰り返しレイアウトされた「All work and no play makes Jack a dull boy」らしい。(未見だから)
こりゃあ、ファンとしては雪深いリゾートホテルに行く時は必携で必読の書であります。(怖くて読めないかもしれないが)

日本のAmazon洋書ではまだ扱っていないが、アメリカのAmazonにはIn Stockである。
副題に「The masterpiece of a well-known writer with no readers…」(読者のいない有名な作家の傑作…)とあるが、実際にはフィル・ビューラーというアーティストのアーティストブックらしいけどな。(・ω・)

人名
Jack Trrance
価格
$9.99
ISBN
8887381070商品を見る
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/8887381070/kanshin-22/ref=nosim
発売元
Gengotti Editore

Cosmic Motors

原題では「Cosmic Motors: Spaceships, Cars and Pilots of Another Galaxy」、
邦題は「Cosmic Motors: 遥か彼方の銀河系の宇宙船、車、パイロット」となっている。
いわゆるコンセプトアートの画集だが、その徹底した凝りっぷりは脱帽モノである。

著者というかアーティストはDaniel Simonというドイツのデザイナーで、LamborghiniやBugattiでショーカーといわれるコンセプトデザインモデルを提供してきたが、その未来的デザインの妄想(笑)はどんどん膨らみ、現実の世界を離れて遥か彼方の銀河系世界での乗り物を空想するに至り、それをストーリー化してBOOKにしたものが、この「Cosmic Motors」である。

本そのものは翻訳版だと6,000円を超える豪華版だが、まずはCosmic Motorsのサイトを見るだけでもそのこだわりは伝わってくる。なんと本のくせに映画のようなTrailerまであるなんてのは前代未聞!
何と言ってもAutodeskのAliasStudioからCADまでを使ってモデリングし、Mayaでフォトリアルなレンダリングを施されたデザイン画像は異常なまでのリアリズムを醸し出す。

ちなみにCosmic Motorsに登場する乗り物はCAMARUDO、ICETRAIN、SEXY MAGRELA、TAOOA、DJADO FLEET、DETONATOR、NEMBIQUARER、GALAXION、GRAVIONなどがあるが、サイトのSpace Designページでスケッチからのデザイン行程が少しわかる。

ASIN
4862460534商品を見る
商品名
Cosmic Motors: Spaceships, Cars and Pilots of Another Galaxy
価格
¥5,655
著者
Daniel Simon
出版社
Design Studio Pr
言語
Array
発売日
2007-12
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1933492287/kanshin-1-22/ref=nosim

水彩学

正確には「水彩学 ●よく学びよく描くために」と題されている。

葉山在住の友人でもある出口雄大氏の水彩画における集大成ともいえる本である。
明治時代のブームやイギリスの歴史などを自分の私的美術史と合わせて語る「理論編」と、本の裏側からは横書きで画材選びから描き方まで解説した「技法編」の二部構成というお得感満載の内容。
みっちり書かれている割りには読みやすい文章がグイグイと水彩画の世界を案内してくれる。

コンテンツは出版元である東京書籍の詳細ページに詳しい。

出口氏のflickrページには数多くの作品がアップされているので、これらの美しい作品を見ても滲み出る力量がわかる。

ちなみに「森戸の浜の盆踊り大会」のポスターも彼の作品だったりする。

商品名
水彩学 よく学び よく描くために
価格
¥2,625
著者
出口雄大
出版社
東京書籍
言語
Array
発売日
2007-08-23
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4487799759/kanshin-1-22/ref=nosim

The Little Book of Hindu Deities

ヒンドゥの神々を描いたペーパーバックの絵本である。副題は”From the Goddess of Wealth to the Sacred Cow”。
とてもかわいいキャラクターとなった神々が登場するヒンドゥ教の神話と文化を紹介するカラフルな絵本。

と言ってしまえば何のことはない絵本だが、特筆すべきはこの著者。
著者の「Sanjay Patel」はあのPIXARのストーリーボード・アーティストであり、アニメーターでもある。イギリス生まれの彼はアメリカのLAで育ち、インドに行ったことはない。そんな彼がなぜかヒンドゥの神々と文化を絵本にしたわけで、そこには何だか深~い経緯と訳があるのではないか、などと勘ぐってしまう一冊。(笑)

日本人のオイラは傾倒している宗教があるわけではないが、どちらかといえば仏教の根本ともなるルーツのせいなのか、バリ・ヒンドゥという文化に影響されたせいなのか、ヒンドゥ教にはなぜか惹かれるものが多い。

“ghee happy”という公式サイトもあり、こっちではラフスケッチやフリーの壁紙もあるし、ポスターやTシャツも販売してる。(KALIとGaneshaのTシャツがかわいいけど、子供用しかない!(´・ω・`))

価格
1,492円(税込)
ASIN
0452287758商品を見る

スキ!がお仕事!ナリワイタイムス

いやあ、抱腹絶倒!
いのうえ さきこのコミック・エッセイである本誌は「月刊コミックフラッパー」に連載されていたものを単行本化したもの。

消防車個人オーナー・郵便学者・宇宙工学博士・ロボット研究者・AV女優・声優の卵 ・さすらいの食い倒ラー・活弁士・プロレスラー・発明家・ニューハーフ・辞書編纂者 ・整体師・怪奇幻想文学評論家・心理研究家・医師・書店店長・銀座の兵隊 など総勢22名のスキなことを職業にしているツワモノどもの笑える秘話とエピソードをいのうえ さきこ流にレポートしている。
これでもってある意味サイバラを越えたような気がする(笑)。

ISBN
4-8401-1477-3商品を見る
価格
998円(税込)
発売元
メディアファクトリー

1000 レアモノ大図鑑

Taschenのクロッツ・シリーズとして出版されているが、オリビエロ・トスカーニ率いるCOLORSがプロデュースして、Carlos Mustienesが特選編集したポップでおかしな本。
世界各国から集めた珍奇なモノをカテゴリー別に写真と特異な切り口で解説した図鑑。
Taschenのオリジナル版もあるけど、翻訳版もある。

まるでひねくれた関心空間のような図鑑ともいえる(笑)。

原題
1000 extra/ordinary objects
価格
¥3,500(税別)

アートアニメーションの素晴らしき世界

世界中のコマ撮りアニメーションの歩みをまとめた書籍。
アーティストのインタビューや紹介から、知られざる実験アニメーション図鑑まで網羅されているらしい。
パペット・アニメやクレイ・アニメのファンにとっては楽しみな内容。
延びに延びたが6月中旬発売予定だから、もうすぐ出てくるはず。
(つーか、出たようです。サイトで購入申し込みができます。)
発売を記念してシネセゾン渋谷で6月29日にオールナイト上映会が催される。上映作品は下記リンクで参照。
50名の招待応募はすでに締め切られました。

発売元
Esquire Magazine Japan
価格
1,380円(税別)

恨ミシュラン

あの「Michelin Guide」をもじった究極のグルメガイド。
りえぞお(西原理恵子)とコウタリン(神足裕司)という、食について語る権利など持ち合わせていないと思われる二人による言いたい放題のシリーズ。
とは言っても、なかなか的を得た評もあったりして、痛快に楽しめる。料理店主だったら、この二人は入店拒否にしたいと思うのでは(笑)。

追記:本場のミシュランガイド東京が出版された今、まさに並べて楽しみたい裏本となる!(続編希望)

発売元
朝日新聞社

ソバ屋で憩う

杉浦日向子とソ連(ソバ好き連)が呑んでたぐったソバ屋101店が紹介された本。
単行本も出ているがこれは文庫版。
ガイド本と言えるかどうかは微妙だが、道楽本ではあるし、なんといってもソバ屋に行って呑み食いしたくなる。
「良い加減の良い大人はソバ屋でつくられる」らしい。

発売元
新潮社
価格
¥590

Lonely Planet

あの有名なトラベルガイドではない。
現代の浮世絵師、現代美術界の問題作家で業界一の異端児、痛い芸術家など数々の異名を持つ、会田誠の作品集「孤独な惑星」です。
現代社会の矛盾や本性をストレートな描写で“おちょくる”偉業の網羅です。

下記URLは横浜トリエンナーレ2001における会田誠のデータシートです。

発売元
DANぼ
価格
2,500円(税別)

Japan Underground

内山英明氏による写真集。
「近未来の地下空間から廃墟まで61箇所を、7年の歳月をかけ撮影した渾身のフォト・ルポルタージュ。」(帯より)
朽ちた廃虚からSF世界さながらの地下空間まで、まさに異次元のような非日常的空間の写真は、見ているだけで引き込まれる。

人名
内山英明
発売元
アスペクト
価格
¥4,800

漁師の角度

フィギュア造形師、竹谷隆之の作品。
モデル&ホビー雑誌「SMH」で5年かけて連載していたシリーズをまとめて再構成した作品集。
カネヒサ爺さん、青木、ヤマニ、タンヌ、ハル婆さん、灰田、新田、糸数、江古田・・・・。
何しろ登場するキャラクターがすべて魅力的である。
ぽっかりと真ん中に穴の開いた北海道を舞台にしたストーリーも、シュールな世界を展開して魅力的である。
そして超絶的造形力とセンスの前に見るものは唸るしかない。

これに出てくる「蝦名商店」が走水海岸の「かねよ食堂」で思い出されたため更新(笑)。
つか、絶版のためにオークション系の価格が10倍近くになってるっ!!

価格
4,743円+税
ISBN
4-89425-214-7商品を見る
発売元
ホビージャパン
年(代)
1999