◇ 引き出しの底 ◇
----------------------------- 1 7 歳 の 憂 う つ -----------------------------
なんであんなに毎日が憂うつだったんだろう。
若さがイヤだったし、ギラついた男達もキライだった。
世の中の全てがかったるかったし、意味もなかった。
自分以外のニンゲンを信用してなかったし、一人が好きだった。
なんと可愛げのない少女だったことか。
でも今にして思えば、
未来が無限に広がっていたからこその青さだったんだな。
憂うつを乗り越えて、今がある。
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