水そー屋さんの日記 水そー屋さんの空間へ
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2010.7.21 [水] 落ちる鉛筆

僕が小学低学年の頃の話だ。

両親はとても熱心に僕に色々な習い事をやらせた。

今思えば、僕という人間にかなり期待を寄せていたと思う。

それと、僕が兄弟なしの一人っ子だったというのも両親を教育熱心にさせた理由の一つかもしれない。

とにかく、嫌々ながら色々なことをやっていた。

正直に辞めたいと申し出れば、母親の口から出る言葉は毎回決まったフレーズだった。

最後までやりなさい。あなたがやりたいって言ったのよ。
自分の言ったことに責任を持ちなさい。

確かに正しい。理屈はわかる。でも少し考えてみてほしい。

小学校低学年の子供が、何か一つのことを本気でやり遂げたいと思うことがあるだろうか。

おそらく二十歳を過ぎた大人でさえ、やりたい事、やりがいが見つからなくて困っている人が多いのではないか。

子供は「やりたい!」と言いたいのではなく、「やってみたい!」と言いたかったのだ。

低年齢ゆえにボキャブラリーが少なく、うまく伝えられなかっただけなのだ。

やりたいとやってみたいの意味は全く違う。

やりたいはそのまま物事をやりたいだが、やってみたいは体験してみたい、である。

それで性に合うならやりたい、合わないならやらない、それを見極めたいと言うことだ。

それを汲み取れなかった両親は、ぼくのやりたいを鵜呑みにし、強制的に色々な習い事を僕に課すのである。

そんな教育熱心な両親は、一日数時間の勉強を僕に強制した。しかも先生は両親が交互にやる。

こんなバカな話はない。もっともくだらない数時間だ。

二人とも勉強を教えるなんて立場にないが、低学年の勉強ぐらいは教えるのができたようだ。

僕は本当に嫌々で、無駄な時間だと思っていたが、抵抗するのも面倒なので黙って従っていた。

でも、自分でもまじめだと思うぐらいその時間は集中して勉強していた。

僕は考えれば考えるほど集中し、鉛筆を落とす癖があった。

頭に血液が集まってきているのかどうかはわからないが、手に鉛筆を持っていると言う事を身体が忘れ

手の感覚がなくなって、鉛筆を落としてしまうのだ。

僕の母はこれをよく叱った。鉛筆を落とすたびに

あなたは集中してないから鉛筆を落とすんでしょ! ちゃんと集中して勉強しなさい!!

と力強く、毎回僕の集中力の無さ を指摘した。

母親にそう言われると、そう思ってしまうのが子供だ。

鉛筆を落とすのは集中してないからなんだ。

僕は集中して問題を解くことに取り組んだ。

難しい問題にぶちあたると、集中して考える。 ひたすら考える。どう考えればこの問題は解けるのか・・・

コロン・・・ 

といつものように鉛筆が落ちる。 

ペシ!! ちゃんと集中しなさい!!

この繰り返しである。 

この勉強タイムは何年生まで続いたのかは憶えていない。が、今にして思う。

手の感覚がなくなるほど、鉛筆を落とすほど集中することって、今の日常生活であるだろうか。

あの頃僕は、とんでもない集中力を身に付けていた。 

落ちる鉛筆はその証なのだ。

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2010.7.15 [木] ゴッホ美術館

ゴッホ美術館はオランダのアムステルダムにある。

ゴッホがオランダ人なのか、オランダに住んでいただけなのか、ちょっとそのへんは僕にはわからないが、

とにかくゴッホと言う人は、オランダに馴染みの深い人なのだろう。

でないと、オランダ国としても街にわざわざ美術館を作ったりしないだろう。

ゴッホの絵は、強烈に彼の人生がにじみ出ている。

一枚一枚見ていくたびに、ゴッホという人間の辛さ、苦しみ、もがき、けっしてポジティブではない

彼の人生のバイブスが絵から伝わってくる。

絵のタッチとか、技術的な事は僕にはわからない。

ただ絵を通して彼の困難との闘いの人生が垣間見れたのだ。

有名な絵がある。

自分の顔を描いた絵は、きっと誰でも見たことがあるだろう。

世界的に有名な絵だ。

耳を切り落としたとかっていう話もある。

僕はその絵を前にしてとても悦に入っていた。

なぜなら、世界的に有名な絵が、今自分の前にあり、今自分がその絵を独占しているのだ。

わずか数十センチの距離に僕とゴッホが向かい合っている。

僕は、何だか世界の頂点に立っているような錯覚に陥った。

もうゴッホがどうのこうのより、自分が有名な絵を独占していると言う行為に興奮してしまった。

ゴッホ美術館は、例え錯覚でも、自分が世界の頂点に立てるという

大変にお得な美術館であった。

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2010.7.5 [月] 都会における生き物との共存 終了

来店された皆さん!

本当にありがとうございました。

昨夜、無事に終了することができました。

今回、展示をするにあたり、回りの人との繋がり、繋がってる人の協力、自分以外の人たちの力を痛感しました。

それは前から知っていたことではあるのですが、さらに強く感じたということです。

自分は一人では何も出来ないのです。

僕と繋がってくれてる人たちに強く感謝します!!

ありがとう!

今後も展示の予定が次々と入っています。

いい作品をみなさんの前に展示できるよう、日々精進していきたいと思っています。

その時にまたみなさんと会いたいです。

水そー屋

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2010.7.1 [木] 色男ダニエル 再会

ダニエルはドイツに住むドイツ人だ.

オーストラリアで出会って数日間を共に過ごし、僕に強烈な印象を残し、僕の前から去っていった。


あれから数年後、僕はヨーロッパに行く機会があり、そのついでにダニエルに会いにドイツに寄った。

三日間ほどの滞在だったが、ドイツのビールとソーセージにまみれて楽しい旅行となった。

ダニエルはと言うと、相変わらず学生をしているようだった。 

そう言われてみれば、オーストラリアで会った時も学生だと言っていた。

いったい何年学生をしているのだろうか? 何を勉強しているのだろうか?


友達とアパートの一室をシェアしているようで、そこで寝泊りをさせていただいた。

友達を何人も紹介していただき、共によく酒を飲んだ。

ある夜、どこかで何かのパーティーがあるらしく、みんなで出かけた。

それは、どこかの誰かの自宅。 セットされた音響設備にレコードを回すDJ。

聞こえる音は、海外のナイトクラブで聞けるごく普通のポップなダンスミュージック。

部屋の中で踊る人、庭で踊る人。 

ダニエルはガールフレンドを僕に紹介した。

色男にふさわしい美人な、南米系の血が混じっているセクシーな彼女だった。

おそらく僕も含めたみんな同年代。 いろんな話をして、いろんな人と話をしてとても楽しい夜だった。


僕が海外に行くとなぜか祭りの日が多い。祭り運があるらしいのだ。 

生まれ育った街のお祭りは参加したことないのに・・・

タイに行ったときもソーンクラーンという年一度の祭りだった。

ダニエルと街に出た日、年一度の大きな祭りだったようで、街に人が溢れ、活気がすごかった。

いろんな場所を訪れ、いろんなものを見学した。

ダニエルは常に女の子をチェックしているようだった。 さすが色男。三度の飯より女だ。

その辺、昔と変わっていない。 

行く場所場所でたくさんの友達を紹介されたが、同時にたくさんの元彼女も紹介された。

この色男は同じ町に一体何人の元彼女がいるのだろう。 

「あの娘とはもう一度やりなおしたい」

などと平気で言う。 南米系の美人の彼女はどーした!!

全体的には、友達もたくさんでき、ドイツのビールも浴びるほど飲んで、ソーセージも美味しくいただき、

祭りも堪能し、 とても楽しい旅行だった。

が、ただ一つだけ。 ただ一つだけ、気がかりなことがある。

色男ダニエルの将来が心配だ。

とある極東の国で、自分の事をブログに書かれ、プレイボーイであることを暴露され、将来を心配されているなんて

まさか本人は思いもしてないだろう。

ダニエル君は夏に東京に来ると言う。 また一緒に遊ぶのが楽しみだ。

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