【ヒョウタンスピーカーカイコテン】
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2005年参加企画 |
■05・04・29
ひょうたんスピーカー回顧展
1988年秋、葉山町・一葉会ギャラリーで「大吉(ひょうたんスピーカー)展」が開かれました。画家・秋元しゅうせい考案のひょうたんスピーカーが、まさに我々の眼前に出現した瞬間でした。あれから17年たった2005年春。再び葉山で「ひょうたんスピーカー展」を企画できたことは非常な歓びであります。皆様「ひょうたんスピーカー回顧展」にようこそおいで下さいました。
発表当時、ひょうたんスピーカーは発想の奇抜さのゆえでしょうか、理解されにくいところがありました。しかし同時にその独自の音世界に魅せられた多数のマニアを生み出しました。いわばひょうたんの使徒たちです。わたくしもそのひとりでありました。秋元氏とともにひょうたんを求め、富山や奈良、和歌山を旅しました。演奏家たちと「ひょうたんPAシステム」を伴い、ライブイベントを都内のギャラリー等で催しておりました。またひょうたんスピーカーに触発された各種ひょうたん製品が出現しました。今振り返りますと、そうした最初の10年近くはひょうたん伝導の時代と呼んでもいいのでしょう。雑然としていましたが、熱狂的でありました。
1998年ぐらいからでしょうか。いくぶん静かに感じられます。それは我々の世界全体がひょうたんスピーカーに慣れ親しんできたこと(簡単に言うと一般的になった)、また秋元氏が熱狂的になりがちな傾向を危惧し「ひょうたんスピーカー世界」を自重する方法を研究、実施してこられたためと思われるのです。その頃はブーブースピーカー(秋元氏のもうひとつの音世界オブジェ)に傾倒されていたとも言えるのですが…。
ともあれオリジナルな存在を発見、そののち現実世界へ定着させるのには欠かせない様々な作業・段階があったことと思われます。
今回は葉山町にあるひょうたんスピーカーたちを所有者の提供により展示しています。またそれらスピーカーたちの住まいを写真家・仁礼博氏に撮影していただきました。スピーカーの提供、住まいの撮影を快諾して下さった皆様、ありがとうございます。何日もかけ撮影・現像してくださった仁礼博氏、ありがとうございます。
秋元氏のひょうたんスピーカーの新作を展示しています。昨年、秋元氏は数ヶ月の療養生活にありました。その後完治、今は元気に製作活動を続けられております。各時代を経て、愛され、作り続けられている秋元氏の「ひょうたんスピーカー」。氏の新作がこうして我々とともにあることを有り難く思います。
往時を懐かしく思い出すかた、今回新たに出会われたかた、ともに「ひょうたんスピーカー」独自の世界をご堪能ください。
■05/02
秋元しゅうせい氏の作品「ひょうたんスピーカー」のこれまで(1987〜)を友人達の所蔵する「ひょうたんスピーカー」により振り返ろうとするARTCAFEの企画展示です。カフェあります。 | ■期間 05年4月29日 (金)〜05年4月30日 (土) ■時間 11:00〜20:00 ■会場名 ギャラリーステージ ■会場所在 ■主催者名 ARTCAFE ■料金 無料/喫茶有料 ■問合せ先 ARTCAFE ■電話番号 046-877-1441 ■メールアドレス 2005/4/28更新 2005/2/10 登録 8357クリック 1回更新 |
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