【063】山口蓬春記念館 春季展 山口蓬春と花鳥画−コレクションにみる四季のうつろい− |
山口 |
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2014年参加企画 |
《草蟲図》
江戸時代
日本の伝統絵画に描きとめられた四季の景物、そこへ登場する花や鳥は、古来より人々に愛しみ慕われてきました。元来中国よりもたらされた花鳥画も、やがて日本の風土のなかで豊かな発展をとげます。日本画家・山口蓬春(1893-1971)は、伝統的なやまと絵の表現を基調とし、中国宋元画の模写や研究を通じてその様式を咀嚼し、新しい日本画の技法による花鳥画を創出しました。さらに古画の蒐集にも勤しんだ蓬春は、琳派と縁のあった某家蔵品入札会が昭和初期に行われた際に、尾形光琳《飛鴨図》を落札しています。本図は現在当館に収蔵され、随一の花鳥図として光彩を放っています。以後蓬春が入手した狩野國松《鶉・鳩図》をはじめとする近世花鳥画の作例からは、画家の審美眼や美意識が偲ばれます。
本展では、近世以降の花鳥図や景物にこめられた風趣をもとめつつ、蓬春が戦前に描いた情趣あふれる花鳥画から、「美の主観的な表現」を目指した戦後のモダンかつ清澄な作風への転身をご覧いただけます。
春の草花が芽吹き、野鳥が訪れる旧山口邸の閑かな佇まいのなか、蓬春が憧れ慈しんだ花鳥画の世界を堪能していただけましたら幸いです。
一般 500円(高校生以下は無料)
団体割引 50円割引(20名以上の団体で1週間前までに予約した場合)
障害者割引 50円割引(同伴者1名を含む)
連携館割引 50円割引
※連携館:葉山しおさい公園・博物館(大人券のみ)、神奈川県立近代美術館 葉山(一般券・学生券のみ)
年間入館券 1,500円(発行月から翌年の同月末日まで有効)
休館日:毎週月曜日(5月5日は除く)、5月7日(水)
後援:神奈川県教育委員会、葉山町教育委員会http://www.hoshun.jp/
| ■期間 14年3月28日 (金)〜14年6月1日 (日) ■時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで) ■会場名 山口蓬春記念館 ■会場所在 ■料金 一般500円 高校生以下無料 ■電話番号 046-875-6094 2014/3/18更新 2014/2/28 登録 543クリック 4回更新 |
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