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2007.4.29 [日] 失敗,失敗 |
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私にしては本当に珍しく明るい感じの袷.真冬の暗い時期にたまたま寄ったリサイクルのお店で見つけた紅花染めです.暗い冬にきものだけでもパァ〜と明るさを呼ぶものを,と思い,購入.遠目にはほとんど分かりませんが,それでも一応,サンド色や紅花色の縞模様です.これに今日は苔色の帯を合わせてみました.帯揚げはベージュにしたかったのですが,そんな明るい色在庫にあるわけないか.(苦笑)
次のお買い物リストに即,追加です.
このスタイルでお茶のお稽古に出掛けたのですが,今日に限ってはなぜかお薄を点てた後の茶筅の泡を飛ばしてしまい,膝のあたりに小さなシミが・・・.
きもので出掛けたときは,食事をするときは必ず膝にハンカチを広げますが,まさかお稽古のときにはね.この1年半,どちらかというと濃いめきものだったのが幸いしてか,問題もなく過ごしましたが,ここにきて遂にという感じ.
練習中は騒ぐわけにもいかず,家に戻って急ぎリグロインで拭いてみました.シミ自身はなんとか取れたようなのですが,裏地をみたら,ショック! 輪ジミになっていた!!
もうこうなったら,下手に手を出すより,プロにお願いした方がよさそう.きものをとても丁寧に扱ってくれるお店があるので,早々に持ち込んでみなくては.
お茶のときはそれなりに色の目立たないきものがいいのを学習.でも高い授業料になりそうです. |
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2007.4.28 [土] ようやく春らしく |
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今日は茶道の札幌支部の年に一度の総会.お稽古は明日に順延.
決算,予算,年間行事の決定なので,きもので行く必要はないのですが,でも,土曜なのできもので.きものと帯は決めていたのですが,道行コートの件はまったく頭になかった.やっぱり抜けています.
札幌は春らしい気持ちのいい天気で,昼間だけならコートも要らないほどの陽気でした.連休中はずっとお天気がよさそう.庭仕事三昧になりそうです. |
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2007.4.27 [金] 草履の履き心地は |
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上京した際高島屋の「東西老舗の会」で伊と忠に寄って購入した草履がようやく到着.お誕生日に合わせて到着するようしたのですが,なかなか受け取れずにいました.
草履のお誂えしたのは今回が最初.本綿入りで,歩きやすいとのこと.紬に合わせるのであればと,お店の方に選んでいただきました.私なら絶対に選ばないベージュですが,出来上がってみれば,やっぱりきものに合わせやすそう.
足が大きい(25cm?)のでLサイズの割増がついたのが残念.
ミワさんのところで知ったのですが,裏にかかとの修理券が入っていたのにはビックリ.やっぱりアフターケアがしっかりしているということでしょうか.靴の踵は月に1回は交換しているので,修理サービス券は重要です.
草履の場合,ヒールというか,踵が高くても安定感があるので,安心して履けそうです.さて,履き心地は. |
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2007.4.25 [水] いただきましたが・・・ |
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今回の京都行きは法要.色無地に金の入っていない袋帯着用とのお話があったのですが,もともと袋は少ないし,あってもしゃれ袋かお祝い用に購入したものだけ.
何気なく母方の叔母に相談したら,ありました,「般若心経」の描かれているグレーの袋帯.叔母の好意に甘えて貸してもらいました.
さきほどお礼と返却のために電話をしたら,帯は返さなくてもよいとのお言葉! 母は6人姉妹ですが,なぜかそのこどもたちは我が家を除いてすべて男で,女の子がいない.そんなので,女性用の品々をいただくことが多いのですが,なかでもきもの関係は嬉しい.
わぉと,大声を上げて喜んじゃいましたが,でも考えてみれば,「般若心経」の袋帯を使う機会は法事のみ.あれば便利ですが,次回使うのはいつになるやら. |
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2007.4.24 [火] かなり気抜け |
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数ヶ月前から予定していた,300年忌という大きな行事が終わって,かなり気抜け.
ゴールデンウィークも間近だけれど,例によって全然予定を立ててない・・・・.
まあ,庭の手入れ(これから植付け!)とお茶のお稽古がメインかな.
それにしても今回2時間正座をしていましたが,ダメというか,出来ませんでした.
座りなおしてみたり,さりげなく揉んでみたりといろいろ手を(足を?)尽くした結果,
立ち上がれないという最悪の事態にはなりませんでしたが,チョロチョロして
落ち着きのないことこの上なし.
静かに正座しているコツはないものでしょうか. |
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2007.4.22 [日] 8:44 pm |
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京都はとても暖かく,きもの1枚でも暑いほど.雨の心配も少しありましたが,晴れ女の面目躍如,しっかり晴れました.
南禅寺での法要のあと,流祖が茶道の奥義を極めた鳴滝近くの三宝寺,また流祖生誕の長徳寺の茶席に参加しました.
三宝寺は北西の山の端にあり,まだ,桜(多分しだれ桜)が少し残っていて,目を楽しませてくれました.お茶会自体は陰出しでしたが,茶室「松宝庵」で古くからのお道具を見せていただきました.流祖が作られ300年以上も残っている茶筅に感動.
長徳寺では時間的に遅く,最後となってしまい,ちょっと気忙しくなってしまったのが,残念.でも,こちらでは明治時代に活躍された希斎宗匠のお道具などを見せていただき,京都に来た甲斐がありました.
今回は先生,社中の先輩2名,後輩,札幌の支部の方たちと常に行動をともにし,自由時間がありませんでした.でも,先輩たち,お年を召してもいきいきとしている姿を拝見でき,茶道だけに集中したのも,また善かなと思いつつ戻ってきました. |
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2007.4.19 [木] 雨マークが出たり,消えたり |
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茶道の流祖300年遠忌で週末京都に行きます.先生について
社中の方々といっしょに土曜日に法要に出席の後,ふたつの茶席を
回る予定.
今朝ヤフーで見たらなんと「曇り」マークだった土曜日にも
「雨のマーク」が.日曜は早い時期から「雨マーク」でしたが,
この日は帰るだけなので,なんとかきものが濡れないですむかと
思っていたら・・・.
で,さっきもう一度見たら,また「曇りマーク」オンリー!
降水確率も40%に落ちていました.念のた日本気象協会もチェック
しても同様の予想.
晴れ女だとの自負はあるのですが,全国から集まる行事ですから,
私だけではもちろん力不足ですが,晴れてくれとは言わないけれど,
せめて降らないで,ほしい!! |
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2007.4.18 [水] 同じ名前でも |
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先週末家人が茨城に走りに行ってきました.そのお土産は,家人の好きな「吉原殿中」と,私の好きな「水戸の梅」.でも微妙な問題があって・・・.
買ってきてくれたのが,いかんせんN井製菓のもの.私は亀印製菓のが好きで,水戸にいたときはこれオンリーだったのですが,もうそんなことも忘れられたよう.かなり前のことになるので,しかと味を覚えているわけではないのですが,でも,やっぱり「亀印」のがよかった!
それにしても「吉原殿中」といい,「水戸の梅」といい,なぜ各社が競い合って同じ名前を遣うのでしょう.「吉原殿中」はその由来からなんとはなしに同じ名前なのは分からないわけでもないのですが.
京の柴漬やちりめん山椒と同じく,やっぱり贔屓にしている店,味があるので,それをちゃんと分かってもらいたいと強く思ってしまいました. |
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2007.4.17 [火] ジェラルミンの簪 |
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ウェンズディで簪を買いました.銀っぽい素材感がよかったのですが,聞いてみたら,なんとジュラルミン製.しかも戦後,戦闘機を作らなくなって余ったジェラルミンで作った商品とのことでした.
簪の素材がジェラルミンというのがちょっと驚きですが,戦闘機の代わりに作ったというのがさらに驚き.でもその時期は余ったジュラルミンをいろいろ転用して活用したそうです(お店の方のお話).
家に帰ってググッてみたら,「ほぼ日」に同じような記載がありました.パン焼き機,南部鉄瓶,それにタイピン等々.タイピンの形,この簪に似ていなくもないかも.
戦闘機の代わりに簪.平和な時代の産物と言えるでしょうか. |
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2007.4.16 [月] 声をかけてくれたのは |
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きものを着て歩いていると,ときおり呼び止められたり,きものを誉められたり,着付けを直してくれたり((^^;)といろいろありますが,昨日はコートで3人に声をかけてもらいました.
羽織っていたのは泥大島で作ったコート.アジサイ模様が好きで某オークションで落札しました.裏の紬との重さのバランスが少しずれているとのことでしたが,それほどというか,私は感じていません.ただボタンが異様に大きいのでずっと着ていなかったのですが,久しぶりに気分転換に出してみました.
おひとりからは鯛焼きを買おうと行列していた時.通りがかりのおばさまが寄って来て,「着尺で間に合いましたか」との質問.
二人目は信号のところで,「こんな風にご自分で作られるなんていいですね〜」(あの〜,オークションです,って言っても分からなさそなので,ただ,お礼のみ).
最後は電車で隣に座ったおばさんから「いいですね〜,そうやってきものをまた使って着ているなんて」とお褒めいただきました.
お声をかけていただけるのは嬉しいのですが,みなさん私よりかなり年上.若者はシャイなのか,それとも・・・・? |
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2007.4.13 [金] 京都でのきものは |
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母のことに気を取られていたら,もう来週は京都行き.
仕事を終えてから出掛けるので,きものは別便でホテル送り.
きものは小物を含め,持って行くべきものをもう一度チェックしなくては!
それと袋帯の結び方の練習&マニュアルのコピー.(苦笑)
それと心配なのが羽織もの.あちらは桜がもう終わった頃なので,
かなり暖かいとは思うものの,朝夕は10℃を切るので寒いのでは,
と一抹の不安が.なにより体感温度がね.
きものを着るのは21日(土).もしアドバイスいただければ,
嬉しいです.m(_)m |
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2007.4.8 [日] 春の香り |
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昨日から姉のところに泊り込み.
明日の準備のため一度家に戻りました.お昼の用意がまったくできない状態だったので,昼食は座忘庵へ.
筍うどんをオーダー.春の香りがしっかり漂ってきました.歯応えもシャキッとして食べ応えありです.三つ葉の香りもそこはかとして,ダシとしっくり合っていました. |
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2007.4.5 [木] 今年の開花は |
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旭山公園の桜の開花時期がようやくネットに掲載になりました.5月2日です.
確か去年も最初は3日くらいになっていたのが,だんだん後ろにずれていった記憶が.
あと1ヶ月あまり.桜の開花が待ち遠しい北海道です. |
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2007.4.4 [水] 子犬のカイがやって来て |
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清野恵理子さんと言えばメイプルに連載した「きもの熱」や「樋口可南子のきものまわり」で文章を担当した文筆家.きりりとした和服のイメージなのですが,そんな彼女の新刊は180度イメージが違う「子犬のカイがやって来て 」 .
柴,ハスキー,シェルティミックス(!),それにゴールデンにラブラドールと,最盛期には総勢7匹と一緒に暮らした時代もあるという,飛び切りのワン好き.しかも見るところ,大型ワンコが好きなようです.
そんなワンコとの生活がいろいろなエピソード(主に,イタズラ,破壊行為,そして別れetc,etc)を交えながら書かれています.この本だけ読んでいると,清野さんが私と同年代のワンコ好き,どちらかと言うとスポーティで自然好きの雰囲気が漂います.
もちろんきもの好きが自然が嫌いというわけじゃないけれど,きものの場合は整った自然というか,限定された空間での自然.「子犬のカイ・・・」ではワイルドな自然そのもの.
ソファや家具,クッションなど日常生活で身の周りにある数々の品々が齧られ,壊される中,清野さんのきもの周りに問題がなかったかは多いに気になるところ.なんといっても我が家のワンコの行状を知っているから.(^^; 幸い鼻汁を擦り付けられたり,汚い足で飛びつかれたりはしたものの,破かれるという致命的損傷はいまのところありませんが,保証の限りなしです.
そんなことはおくびにも出さず,ひたすらワンコとの生活が書かれているのはさすがです.
各章がそれぞれのワンコのエピソードを中心に書かれていて,時代が前後することがあり,時折アレッとなることがちょっと難点かも.
タイトルにもなったカイ君のこどもたちは盲導犬候補犬となっています.しっかり頑張ってと応援したくなりました. |
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2007.4.2 [月] ちょっとお抹茶しませんか |
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書店で見て買おうかどうか迷っていたら,中央図書館にあったので,早速借りて来ました,「ちょっとお抹茶しませんか 」.
内容的には茶道初心者,あるいはやってみようかな〜という人向けで,多少なりとも習っている私にはちょっと物足りない感じが.その分,裏千家と宗徧の違いに,「えっ,そんな風にしているの」と反応してみたりして,初心者ならではの言葉の取り違い(お床を拝見が,男を拝見,お釜を拝見が,おかまを拝見 etc)楽しく読み進みました.
また私は先生とは一対一でお稽古しているので,複数人でのお稽古についての記述はなかなかおもしろかった.とくに札で客や亭主を決める方法.飲める札を引くというのもひとつの技術なんですね.
いわゆる茶道の専門家が初心者向けに書いた案内書とはひと味もふた味も違っていて,堅苦しくない茶道に興味ある人にはお勧めです. |
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