| | 北海道の織物です。
まだ生まれて新しい織。
今まで、北海道と言えばアイヌのアッシ織でしたが、
木内綾さんが昭和37年工房を発足させ、研究を重ね試行錯誤して、今までには無い北海道をテーマにした独自の織物の世界を確立していきました。
木内綾さんがが優佳良織を織るきっかけとなったものは、札幌の羊が丘での出来事で「真っ赤な夕日を浴びて羊舎に帰る羊達の群れが北海道の牧歌的風景で、この素晴らしい素材を使った羊毛の織物の灯を
消してはならない」と思ったからだそうです。
羊毛を染色し、紡いだのち織物にします。200色もの色を使って織るので油絵のような作品が出来上がります。手織りのぬくもりが伝わります
ユーカラはアイヌの叙事詩ですが、「伝承する」という意味もあります。
最初はユーカラ織と命名しましたが、
ところが各地で展覧会を開くうちに、「ユーカラ織はアイヌの織物」とか、「あなたはアイヌですか」と言われようになり、アイヌの人に間違われるのは構わないが、アイヌの織物と混同されることは伝統を守るアイヌの人たちに申し訳なくて、どうすればいいのか木内さんは悩んだそうです。
そして昭和48年、版画家 棟方志功先生が「優佳良織」と、改めて漢字で命名してくれたそうです。
ひとつの作品を構想から仕上げるまで、3年から5年物によっては7年の月日がかかるそうです。
テーマはずばり「北海道の自然」
雄大なテーマです
そして
昭和55年旭川に「優佳良織工芸館」が開館しました
雑誌着物サロンでも、取り上げられたことがあり
優佳良織の帯を壇ふみさんが締めていた写真がありました
北海道の代表となる織物としてその名のごとく
伝承されていって欲しいと願います。 http://www.yukaraori.co.jp/...
| | | 【ユーカラオリ】
北海道旭川市 木内 綾
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2009/2/25更新 2009/2/25 登録 4117クリック/ 2回更新 |
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