◇ 蔵・・・ゆるゆる雑文/01_03_19 ◇

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先日、ニューオータニで打ち合わせがあって、久々に赤坂見附の駅を通りかかって驚いた。

三つ編みがトレードマークの我が母校の学生達の頭髪が、イロイロだったんである。
ウッソォ〜!
おばさんは思わず通りすがりの学生に尋ねたよ。
「三つ編みじゃなくなったの?いつから???」
突然声をかけられてたじろぐ学生。
「え?え? あ、そうなんです。えと今年から」

ガァ〜ン!

明治36年創立以来の規則である「頭髪は左右編み分けのおさげとする。前髪は切ってはならない」という100年の伝統は、20世紀をもって打ち切りになっちゃったんですね。

なんだよぉ〜〜〜。今頃。
私の6年間のブラブラおさげは何だったんだ!?
知らずに入学した私もバカだったんだが、当時はおさげがイヤでイヤで、流行りの狼カットにしちゃったり、真っ赤なゴムで結んでみたりと、生活指導の先生にマークされつつ“おさげ校則撤廃”に向けて反抗していた。
あんなに鉄の意志で“伝統”を振りかざしてた学校サイドも少子化の波に飲まれやがったな。
ネットで調べたら偏差値ランキングも落ち込んでるし、カワイイ制服がウリになるこのご時世に“伝統”なんて言ってらんないのかもしれないな。
やっぱ、おさげってばダサイし。
でも、なんかもぅせっかくここまで続いたんだから、サザエさんの様に、我が母校のおさげも21世紀まで続いて欲しかった。
ちともったいない。
赤坂見附辺りでブラブラさせてるから「おぉ、我が後輩!」と、こっそり励ましの視線を投げ掛けることができたのに。

ま、坊主頭の学生がいなくなったように、
おさげ髪の女学生もいなくなっちまうんですね。
時代の波を感じながら、弁慶橋をトボトボ渡るOGのおばさんなのでした。
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