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音羽楼の跡地が、素晴らしい形で生まれ変わる事になりました。
昨年の夏に行われた署名運動は、最終的に4000名近くの直筆署名が集まり、その時の開発業者さんとも交渉を重ねていきました。でも、土地を分割して宅地開発するには、どうしても参道脇の樹木は伐採しなければなりません。一旦は「もはや、ここまでかぁ。」という諦めムードに包まれて、季節は冬になりました。
でも、森山神社の神様はちゃーんと様子をみていたんですね。(笑)
ある時、ご縁がするするつながって、個人の方が土地を一括購入してくださる事になったのです。しかも、世田谷のまちづくり活動にも加わりながら、集合住宅の企画・管理事業も推進する研究畑の建築家という理想的なオーナーなのです。音羽楼跡地はこの場所に合った低層の賃貸住宅に生まれ変わる計画になりました。これから、この場所に末永く魅力的に存在する“人のすみか”はどんな住宅なのか....。ゆっくり一年くらいかけて計画を作っていくそうです。
実験的ではありますが素晴らしい試みですよね。ほんとに素敵!
計画を練る段階から、本気でここに住みたいと考える店子候補なら、意見を聞くとおっしゃっていました。賃貸版のコーポラティブハウスです。そんな夢の様な計画が、ちゃんと地に足をつけてスタートします。
経済の論理だけで突き進んでいる今の世の中ですが、諦めちゃイケマセンね。
このいい風、葉山のみならず日本中に広まって欲しいなぁ。
葉山芸術祭の森山神社イベントで、音羽楼跡地開発に関するこれまでの報告とこれからの計画が発表されます。コミュニティの場としての神社を中心に、人と環境と暮らしが、新しいカタチでつながってきたような気がします。まずは、葉山芸術祭でお祝いしましょう!
【葉山芸術祭の森山神社イベント】
●青空アート市_4.19
●青空アート市_5.10
※写真は、
森山神社参道脇の大樹。枝にこんもり丸く見えるのはヤドリギ。 |