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2008.3.28 [金] 春に狂う |
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日に日に暖かくなり、
隣家の桜も一気に花開く。
家の庭でも、
そこらじゅうで色とりどりに花が咲く。
いっぺんに春爛漫。
里山では下草が萌え、
木の芽は小さく柔らかく吹き、
もわっとした生命力で溢れている。
そんな植物たちに包まれていると、
ふぅっと、妖しい狂気が私を襲う。
満ち足りて、春に狂う。
春のぼかしは、
正気と狂気のグラデーション。
ここ数年、
この時期にいつも感じる春の不思議。 |
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2008.3.8 [土] 音羽楼跡地_署名運動のその後 |
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音羽楼の跡地が、素晴らしい形で生まれ変わる事になりました。
昨年の夏に行われた署名運動は、最終的に4000名近くの直筆署名が集まり、その時の開発業者さんとも交渉を重ねていきました。でも、土地を分割して宅地開発するには、どうしても参道脇の樹木は伐採しなければなりません。一旦は「もはや、ここまでかぁ。」という諦めムードに包まれて、季節は冬になりました。
でも、森山神社の神様はちゃーんと様子をみていたんですね。(笑)
ある時、ご縁がするするつながって、個人の方が土地を一括購入してくださる事になったのです。しかも、世田谷のまちづくり活動にも加わりながら、集合住宅の企画・管理事業も推進する研究畑の建築家という理想的なオーナーなのです。音羽楼跡地はこの場所に合った低層の賃貸住宅に生まれ変わる計画になりました。これから、この場所に末永く魅力的に存在する“人のすみか”はどんな住宅なのか....。ゆっくり一年くらいかけて計画を作っていくそうです。
実験的ではありますが素晴らしい試みですよね。ほんとに素敵!
計画を練る段階から、本気でここに住みたいと考える店子候補なら、意見を聞くとおっしゃっていました。賃貸版のコーポラティブハウスです。そんな夢の様な計画が、ちゃんと地に足をつけてスタートします。
経済の論理だけで突き進んでいる今の世の中ですが、諦めちゃイケマセンね。
このいい風、葉山のみならず日本中に広まって欲しいなぁ。
葉山芸術祭の森山神社イベントで、音羽楼跡地開発に関するこれまでの報告とこれからの計画が発表されます。コミュニティの場としての神社を中心に、人と環境と暮らしが、新しいカタチでつながってきたような気がします。まずは、葉山芸術祭でお祝いしましょう!
【葉山芸術祭の森山神社イベント】
●青空アート市_4.19
●青空アート市_5.10
※写真は、
森山神社参道脇の大樹。枝にこんもり丸く見えるのはヤドリギ。 |
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2008.3.1 [土] 春だねっ |
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庭の白梅が満開。
小鳥たちが庭に集まる。
いい匂い、気持ちいい音。
裏庭のふきのとうが開き始めた。
そろそろ食べごろ。
今年はたくさん顔を出してる。
たのしみ、たのしみ。
昨日は、一色の天然ワカメが初採れ。
浜の漁師さんの小舟に分けてもらいに行く。
天然は養殖より収穫時期が少し遅い。
漁師さんに会うたびに
「まだ?いつ?」って繰り返してた。
あぁ、ついにやっと。
実家や山の方の親戚にも送る。
夜は、ワカメのしゃぶしゃぶ。
すぐそこの海で自然のままに育ったワカメ。
しゃくしゃくしゃくと、歯ごたえが違う。
他にも庭を探すと、
あしたばの新芽や野蒜が食べごろ。
春の、美味しい。
ごちそうさまです。 |
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