| | その昔、六十日に一度巡ってくる旧暦の庚申の日は、眠ってしまうと体内に住んでいる「さんし」という虫が、天に昇って天帝にその人の日頃の行いを報告するという教えがあったそうです。罪状によっては寿命が縮まると言われていて、この日は身を慎み、虫が抜け出していかないようにと、村人達は当番の家に集まって徹夜をしたそうです。まぁ、たぶん集まって一杯やる為の口実だったりしたんじゃないかと勝手な憶測。(笑)
で、そんな風に集まった記念として建立されたのが庚申塔で、石碑の形や刻まれたモチーフはそれぞれ地域によって違うようです。主な物に、庚申の主尊である青面金剛像や謹慎の態度を表すという三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)があり、この石碑も三猿が彫られた庚申塔です。
さて、葉山の庚申塔がちょっとユニークなのは、ここから先。
なんと、この三猿には性別があるのです。左奥から「女・女・男」。わっかるっかなぁ〜?!(笑)是非、自分の目で確かめに行ってみてください。写真の庚申塔は玉蔵院の中にあります。
この碑の他にも、葉山には性別のある庚申塔が存在するそうです。どこにあるのかご存知の方は教えて下さい。更に「何故、性別を付けたのか」という理由もチョット知りたい、いや大いに知りたい。(笑)
昔、ここ葉山に住んでいた人は何を考えてこの庚申塔を作ったんでしょうねぇ?
いやぁ〜、おもしろいなぁ。
※写真はクリックすると少し大きくなります、はい。
| | | 【セイベツノアルコウシントウ】
葉山の道端に在る
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2003/9/24更新 2003/9/24 登録 3299クリック/ 1回更新 |
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