| | マガジンハウスの「野外の手帖」シリーズの5作目にあたる「葉山の自然に生きる」という本。
「いつか汽笛を鳴らして」で第67回芥川賞を受賞し、宮沢賢治の研究家としても知られる作家の畑山 博が葉山で自給自足的生活を過ごすライフドキュメント・エッセイ。
街には住めないという倫理観によって、様々な小動物や鶏、山羊、アライグマなどと共に、不器用にも地べたに裸足で立って地球という星を耕しながら生きていく様子が綴られている。
海の見える畑から死後計画の設計までが書かれた本書は、葉山で暮らす人にとってかなり参考にもなるが、残念なことにこの「野外の手帖」シリーズはどれも絶版なので古本で手に入れるしかない。
ちなみに畑山氏は2001年9月に亡くなっている。
| | | 【ハヤマノシゼンニイキル】
マガジンハウス 1,300円(税込) ISBN4-8387-0552-2 畑山 博 著
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