| | 冬が、カキーンと寒くなくちゃ美味しいわかめが育たないのです。
ご存知でしたか?
冬、葉山の海では、わかめがすくすく育っています。
葉山のわかめには、「養殖わかめ」と「天然わかめ」があります。国内生産量のうち95%が養殖わかめで、輸入品においてはそのほとんどが養殖わかめだそうです。鐙摺や森戸の沖、名島近辺には、わかめの養殖棚があり、そこで育ったわかめは養殖わかめです。
葉山には、養殖わかめの「葉山ワカメオーナー」制度があり、私も一度参加しました。わかめの種付けを体験させてもらったり、扱い方や食べ方を教えてもらったり、とても勉強になりました。大人にもこどもにもオススメです。
そんな養殖わかめの他に、漁師さんが舟で海から採ってくる天然わかめもあります。一色海岸の沖では、良質な天然わかめが育っていて、タイミングが合えば、漁師さんから直接、採れたての天然わかめを分けてもらえます。これがね、歯ごたえがシャクシャクあって美味しいのです。柔らかわかめがお好きな方には、たぶん固過ぎると思いますけど、私はすっかり天然わかめのトリコです。養殖わかめの収穫時期よりも、天然わかめの方が遅く、2月末くらいからがシーズンです。
海から採ってきたわかめは、濃い茶色であんまり美味しそうな物体ではありません。根っこの方にめかぶがついています。漁師さんは、採ってきたわかめを、浜でめかぶ部分を切り離しています。この時が、天然わかめを分けてもらうチャンス!(笑)欲しいと言えば、めかぶもオマケでつけてくれます。
さて、無事に分けてもらったその後。
オススメは、わかめのしゃぶしゃぶです。洗って適当な大きさに切った茶色いわかめを、しゃぶしゃぶのようにお湯の中をくぐらせます。みるみる緑色に変ります。それを、ポン酢やごまだれでいただきます。色の変化がなかなかドラマチックで美味しいわかめの食べ方です。感動しますよ。お試しください。
それ以外の分は、なるべくとっとと、大きな鍋にぐらぐらお湯を沸かし、さっと茹でて、水を取り替えながらざぶざぶ洗います。これで、スーパーに並ぶ緑色の「生わかめ」の状態になります。あとは、普通にわかめとして扱えます。
私の場合、保存する分は、干したり塩漬けしたりは難しいので、小分けして冷凍してしまいます。まぁ、徐々に味は落ちますが一年は大丈夫。
葉山のわかめ、最近、人気らしいのです。
健康にもいいし、美味しいし、地産地消だし、食べなきゃね。
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冬の海岸通りを、鼻水ちょちょらせてバイクで走りながら思うのです。
さぶーっ!でも、ふふふ、すぐそこの海で、わかめが育ってる。
美味しいわかめを食べるため、冬はちゃんと寒くなくっちゃ、海はきれいにしなくっちゃ...ってね。
■日本わかめ協会 http://www.nippon-wakame.com/...
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葉山の海
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2009/2/22更新 2009/2/22 登録 5076クリック/ 2回更新 |
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