|
江戸友禅 大羊居
1772年、初代大黒屋幸吉が江戸日本橋に呉服太物業「大幸」を創業。四代目の時、彦兵衛という人物を養子とし、本家とは別に「大彦」を創業。
大正15年に彦兵衛の長男、野口功造は、弟真造に家業「大彦」を譲り、本家「大幸」にちなみ「大羊居」を創業。
昭和9年宮内省御用達として硬質衣裳謹作を手がける。
昭和16年日本古代より染繍技法を百の裂に再現した「寿桃百趣」を発表。木戸公爵を通じ天覧の栄を賜る。昭和33年、戦災により焼失した「寿桃百趣」の再現として、前作を凌ぐ「鳳舞桐祝文様百趣」を発表。
西陣織 帯屋捨松
創業は安政元年(1854年)初代杵屋長兵衛、ニ代目弥三郎、三代目捨松が帯屋として創業者です。四代目春三が昭和15年に有限会社木村捨織物所を設立。同29年に五代登久次が引き継ぎました。同40年に有限会社帯屋捨松と社名を変更し、平成4年6代目四郎が社長に就任しました。代々書画、古美術、古裂地などの中から蒐集して美を探究してまいりましたが、帯の図案意匠はもとより、原材料の糸、金銀箔、染色に至るまで吟味し、オリジナルとして織り上がりまで厳しい技術の中で親切でぬくもりを感じ取っていただける帯つくりをしている。 |