|
2003.8.30 [土] よく分からない着物の世界 |
|
|
最近は、着物を着た人の中で洋服姿、という残念な
しちゅえーしょんが続いたので今日は絽の青地に波打った絞り染めの小紋に紫ピンク色の葡萄柄帯、かまわぬ草履。
今日はよく分からない着物の世界にいた。
大船で一蔵という会社が着物の展示会をやるので
浴衣バイトつながりで着付けのヘルプを御願いされた。
ので、鶺鴒の乙女の会の時にも皆様にお誘いしてみたりしたのだが
なんともいえぬ着物の世界だった。
あの時、あんなものをお配りしてしまい皆さんに失礼をしてしまった。直販オンリーの会社とはいえ、もちろんいい物はあったけれど
なんか働いている男の営業マンがみんなまったく
私的には許せない感じの人たちで、嫌な気持ちになった。
こういう着物を見る人たちってどんな人なんだろう?
と、軽い気持ちで訪れたのだが、ううん、ここのところたくさんの
着物を見ている目からすると、ちょっと、という感じ。
とだけにとどまろう。悪いことを書くと悪い方向へどんどん悪くなりそうだし。
結局、着付けヘルプもそんなに出番なしで
楽は楽だったが。おばさまたちがお友達同士で来て
楽しみながらお求めになる、という構図。
でもさー、なんでみんな「もう着ないのよねえ」と言いながら
なぜ、高い訪問着を買うのだろう?
紬でおしゃれしたほうがいいと思うけど。
でも、いちばん良かったのは、それでも着物に興味があり
着物の話をしているとき、お客さんたちが楽しそうだったこと!
買う、買わないは別で、楽しむサロンが昔の呉服やさんぽくて
それはそれで良かったのかも。
これからどんな極悪(笑)呉服屋さんでいろいろ巻かれても
動じないような気がするぞ。
というか、私は今まであの反物を「巻かれる」機会にあっていない。今度からは巻かれて巻かれて、いろいろ試して経験を積みたいなあ。あと、反物を巻いて着付けるのをヘルプしたかったのに
結局していないのでもっとやってみたい〜。 |
|
2003.8.29 [金] 三井倶楽部にて |
|
|
悪化した風邪のため木曜日の午前中はさすがに起きられず。
どちらにしても仕事は午後中心になりがちなのできっぱりと休み、
午後出社。電車の中の冷房が寒くてたまらない。いかんいかん。
で、この日は朝から撮影もあるので木曜日は久々に実家に泊まった。実家は都内なので便利なんだけれど、最近はまったく
足を運んでいなかった。ら、けっこう周りの風景が変わっていて
びっくり! した。
三井倶楽部、なかなかゴージャス。でも思ったより小さい。
金子画伯のおキモノデビューを激写。
手書きの塩瀬の帯やキモノ、間に合うかどうか大変だったらしい。
水曜に電話で京呉館の人に聞いたときよりも
点数が多かった。バレリーナの足のキモノなどさすが國義描くところ。いかにも金子さんらしいハートのエースと時計の、アリスふう織りの帯や、兎の小紋、プードルが描かれた小紋なども良かった。
でも、やっぱり手書きの着物、ピンクの兎の訪問着かな?これはお値段ちなみに聞いたら180万円だって! 絵とどっちがいいかしらん・・・?
帯締めも金子さんが選んで作ったようで、あとプリントだけれども
染め帯のいいのもあった。
物撮りのあと、担当者に聞くと金子さんはお昼には来るという。
ということは、1時半過ぎかなあ、とラテンな先生の時間感覚を
見越して、他のお着物を私欲に走って見る。が、あんまり私の好みのはなかった。
私の日記を読む人なんてそう多くないと思うから書いてしまうけれど、実はプレス向けにアニャンの着物の新作発表があった。
それが可愛かった。豆千代さんとかminaが好きな人にはたまらんだろう。セット価格なのがやや気になるが、プレタ着物と名古屋帯で
思いっきりお洋服感覚。でも私はカモメの半幅が欲しいよ〜。反物もいい感じで、これらはすべて「きもの姫」で特集されるらしい。ネットと直販のみで呉服屋さんは一切遠さない、というのも若い人向け狙いなのが見え見え。でした。でも、ま、いいか。
(って誰にむかって?)
ひと通り見たあと、先生を待つものの、来ない来ない。さすがだ。
おかげで3時過ぎまで待たされてしまったが、
チェンミンさんのリハーサルをばっちり通しで聴けた。
良かったのだろう、きっと。
徹夜明けという画伯は今ひとつ機嫌がよろしくなく
しかもいつもどおりの無頓着な服装だったので
1カットしか撮れず(撮らせず)ちょっと悲しい。
時間がないので、そのまま社に。 |
|
2003.8.27 [水] しょうさんと松濤美術館に |
|
|
エイコ・クスマ・コレクション—木綿の島々インドネシアの染織 展覧会へ、しょうさんと一緒に。この日の明け方はものすごい雨がざんざん降っており、そのあまりの音の大きさと風のすござで珍しく早起きした私は「これでは着物は無理だな」とひよってしまい、さらに悪いことにそのまま二度寝の国へ(苦笑)旅立ってしまい、次に目が覚めたら! 危ないところだった。でもやっぱり遅刻。
ごめんなさい、しょうさん。
展示会はなかなか布の世界の奥深さを見せてくれました。
半分は、文化人類学的思考で布を分類していたような気がしましたが。私は、茶系チャーコールブラウン?地色に花織りのような
金茶刺繍のがお気に入り。しょうさんは、オレンジが綺麗なのが
気に入っていた様子。
会場は思ったより平日なのに人がいて、割とおばさま中心。
しょうさんと分かれて会社へ。この日はもういろんなハプニングやら何やらがあり、げっそり。風邪をひきかけてしまったのが
さらに悪化した。 |
|
2003.8.24 [日] 武相荘 |
|
|
今日は鎌倉八幡さま境内で、骨董市がある。
早起きして、ひやかしてから鶴川の旧白洲二郎&正子邸
「武相荘」見学に行く予定だったが案の定、寝坊する。
昨日は、侘助さんから拝借してきた「浦野理一のきもの」という、10センチはあるような厚みのある本を
楽しんでしまい、寝るのがまたしても遅かったのだ。
しかたなく鎌倉はあきらめて、お昼すぎに鶴川へ。
今日の残暑は厳しかった。車の中で良かった〜、と思うほど、外は暑かった。
武相荘では夏のキモノの展示をしており、
新潮社版の「白洲正子のきもの」で見た上布などが展示しており、目の保養に。なんといっても建物がすごかった。あの建築を残すには、入場料1000円もしかたないかも。(ちょっと高いと思いましたけど)
夫は二郎さんのせりふが書かれた「PLAY FAST」Tシャツを気に入り、ご購入。
竹林のあるお庭(というか、山か)も素敵でしたが
蚊もすごかった。総攻撃にあいましたよ。
ショップでは、新潮社版の本を解体して編集した「白洲正子のきもの 春、夏篇」を各1000円で売っていた。
商売上手だわね。
この日も、散々遊んで、夜はキモノ本などを楽しみ、
幸せだった。
そうそう、帰り道に寄ったブックオフで
装道きもの学院編集の「きもの用語大事典」5800円を
千円で購入したのだが、思いのほか使い勝手がよく、
知りたかったことがわかり役に立った。
今では貴重なクロス装だし、カラー口絵に色の名前も載っている。今後はブックオフでキモノ本、掘り出しものがあるかも。ふぉふぉふぉ。 |
|
2003.8.23 [土] 侘助さんちで羊が |
|
|
思いっきり夏空。でも風はすでに秋の気配を少し感じる。お洗濯干してから、侘助さんへツケ払いに。
かまこさんと熊蔵さんと待ち合わせしているのだ。
・・・と、昨日たくさん日記を書いたのに、
家人のマックが固まってしまい文章は水の泡。むー。
今は仕事の合間に会社で書いてます、くくく。
鳥獣戯画キモノを家人が和裁教室の集まり(永六輔さんの講演会があるのだ)に着ていくのを反対していたのでそうかなあ?と疑問。「むら田」さんの月に見立てた帯といい、9月に着なくていつ着るよ?という単の染物なのに、派手で粋すぎて、着る場所を選ぶ、としつこく反対されたので、「そんなことないよ!」という味方(笑)を作って突破したかったのだ。
で、皆様にお褒めの言葉を頂きちょっと自慢(^0^)
できて嬉しい結果に。ふぉふぉふぉ。
しかも、私は自分で勝手に海老茶色かと思っていたのだが、これは紫系なのですね。確かに赤みが濃くて茶色っぽい紫というか。渋い紫というか。
姑も、着る場所は選んでね、と言っていたけれど
熊蔵さんいわく「いや、大丈夫だよ」
その熊蔵さんの羽織紐(実物)も見せてもらった。
なんかヨーロッパの昔の絵本みたいな配色で
組紐がすごく素敵だった。しかも、横から見ると
クマ、鼻が高くってお茶目。
そんな話をしていたので、私は羊好き、といったら
侘助さんが「あら、こんなのがあるのよ!」と
吉羊、と刻印されている銀?の帯留めを見せてくれた。
さらに、好きならあげるわよ〜、とおっしゃるので
その場は平然としていたけど内心どきどきしながら(笑)小心者の私はすかさず(気が変わらぬうちに)
浴衣のたもとに桐箱をしまいこんだのであった・・・・。ふぉふぉふぉ。
吉祥紋様、というのが龍村の帯にあったような。
吉祥、もとは吉羊なのかしら。調べてみよう。
帰宅してから、嬉しくてにまにましていた。
かまこさんにわがまま言って持ってきてもらった
水玉小紋、鶸色に白の小さい水玉が不均等に散っていて
さらに大きな水玉が透かし織り?なのか、格子に透け透けで散っていて「ちょっとHっぽい」(かまこさん談)のだ。単でこういうのは、初めてみた。かわいー。
鶸色も綺麗で、かまこさん似合いそう。
いやー、おキモノ談義、尽きないが、夫と待ち合わせしていたので一足先に藤沢へ。
のぼのぼしてドライブしてごはん食べて帰宅。
今日は暑かったので、白地に藍の団扇模様の浴衣に
朱地独鈷模様博多半幅、足元は先日中延の「よね原」でひと目ぼれした白地に赤の「かまわぬ」手ぬぐい草履。 |
|
2003.8.22 [金] 肌襦袢!藍染め体験、浅草そして・・・ |
|
|
昨日残業して仕事を片付けたので
今日は午前中振替のお休み。和裁教室へ。
念願の肌襦袢を縫い始めるのだ。
15日の金曜日に教室に行くはずだったのが、
あの大雨のせいで電車が止まってしまい、涙を呑んだのだった・・・。
前日の3時ごろまでかかって、晒しを湯のししたというのに! 悔しかったわ。
普段金曜日の午前中は通っていないので、クラスメートも知らない人たちばかり。
新しい人がだいぶ増えていたような気がする。
いやー、肌襦袢。楽しいですよ! 一枚の布が、こういうふうに
人の肌に身につくようになるのね・・・。
そしてさらにおまけがあった。今年は冷夏で作物は不作のようだが
藍染めの藍に限っては、大豊作だそうで、生の藍染めを体験させてくださったのだ!
生藍染めは、フレッシュな藍の葉を使うので夏限定、今の時期だけしかできないという。
青汁のような色に、白の羽二重を入れると・・・! あらびっくり「新橋色」になるのだ!
「新橋」とは、明るめのブルー、コバルトブルーみたいな色で、この名前の由来は
新橋芸者さんたちがその昔この色の羽織をこぞって着用していたから、と村林先生は
教えてくれた。いやー、生の藍の葉っぱで草木染め体験ができるなんて、嬉しかった。
お昼もそうそうに、先週かまわぬのカジュアル草履を求めた呉服屋さん「よね原」に
海老茶色のお召し、シミを作ってしまったので洗いに出してみた。襟洗いもつい頼んでしまう。綺麗になって戻ってきてね〜。
そして慌てて午後いちばんに会社に。途中にも電話でいろいろ遠隔操作して
仕事する。なんだか、我ながらよくやるなあ。
ざざっと仕事を片付けて、後輩を連れて浅草のデザイナー事務所へ打ち合わせに。
せっかくの浅草なので、長谷川さんで草履を誂えたく、しばらくシュミレーションして
あれやこれや考えていたのだが、がぜん時間がない。今度にしようかな、とあきらめつつ
ぎりぎり5時半にのぞいたら「まだ大丈夫、どうぞどうぞ」。
ご好意に甘えててきぱき選ばせてもらう。
紬などにあわせる普段プラスアルファくらいカジュアルの、濃い目の色の台にする
つもりだった。おしゃれ用にいろいろ迷うけれど結局黒エナメルの小判型に、
鼻緒は鹿革の縞。裏とつぼは赤。なかなかおしゃれで粋な感じになりました!
鼻緒をすげてもらう間に、爪掛けを選び(これも結局迷って無地と赤の縞のと二つ選ぶ)
お店の人たちとおしゃべり。いやー、今度はもっとゆっくり迷いたいわ! でも今回は
かなり長い間思い描いていた草履の姿があったので、てきぱき選べましたよ。ふふふ。
お店の方にも誉められる。いやー、嬉しいよ。これでぐっと着物姿があでやかになりそう。
そしてそのまま浅草線で一本、中延へ。今日は夜も和裁教室に当てたのだ。
絞りをほどこしてみた羽二重生地、染めあがっていた。おもしろーい。
これで、半襟などを染めたら綺麗だろうなあ。
帰宅すると、洗いにだしていたお着物たちが戻ってきていた。 |
|
2003.8.17 [日] 日比谷野音ベイベー |
|
|
今日はキヨシローさんのソロ・ライブの日。
あいにくの雨で、8月の野音でこんな寒い日は、20年くらい
(おお、今さりげに書いたけど、ほんとにすごい!
20年以上、キヨシローを見てきているのか・・・ああああ)
のうち、初めてではないか??
浴衣姿の人が何人かいた。ひとり、粋な浴衣を着ている人がいるなあ、と見ると「アガル」店長の金子さんだった。
というのがわかる自分も何かおかしい、というか笑える。
雨が少しやっとあがりかけて最後に
「雨上がりの夜空に」なんていう演出。いつまでもかっこE人です、忌野清志朗さま。らぶ。
そうそう、ライブの前に「むら田」に寄って
帯の仕立てのことを聞いたのだけれど
私のかっこは、ライブ仕様(笑)だったので
懇切丁寧にいろいろ教えてくださった。
今度はちゃんと着物姿で参りますので
ご安心を〜。いい感じのお店でした、やっぱり。 |
|
2003.8.16 [土] 新盆と道明の帯締め |
|
|
舅の新盆を夫の実家で行う。
結婚して7年のつきあいで、
数えるほどしか会っていなかったけれど
とても面白く、不思議で、
いつも優しい人だった。
午前中にお坊さんが到着。
先日の和裁教室で先輩たちが話していたことだが
お坊さんたちの着物は、誰が縫っているのだろう。
今日の宗泰寺のお坊さんのお召しものも、つい
じっと凝視してしまう。
そののち、夕方に送り火をするまで過ごす。
ひでママに、無地の着物を買おうと思っている、と
相談したら、無地を2枚ほど出してくれた。ひとつは
地紋が変わっていて、亀甲や唐草みたいな細かい模様が
細い縞になって入っている浅葱色。生地が重めでしっかりしていて、
さらに身丈が長めの着物だったので、
普段着物ばかりに慣れてしまった私は着付けるのに
ちょっとびっくりした。裏地も羽二重で、とても良いものだ。
もう一つは、ひでママが大好きな色なのだろう、
以前からお借りしている駒お召しと同じえび茶というか、渋い濃いピンク色の
縮緬で、鬼しぼのような縮緬。こちらも重い生地で
とてもシルエットがきれいに出る。
袖丈が、ひでママ用に短めにしてあるが
今度必要な時に借りる御願いをした。
そんなこんなで、話しているうちに
道明の帯締めを二つと、鼈甲の櫛を持っていきなさい、
と渡された。嬉しい。道明だ!
ひでママは、やはり「帯締めは道明がいちばん締めやすく
綺麗」という人で、確かに今日じっくり触ってみると
まるで「蛇のように(ひでママ談)」しなやかに
しゅるしゅると絹擦れの音をたてるのだ。
一つは冠組みのようだが、もう一つはなんという組み方なのか、
クリーム色の丸組の中に、紺、赤、緑、白が組まれており
帯あわせが楽しそう。
あと、話しているうちに、結婚が決まった時
お嫁さんに長襦袢から着物まで、紋付きでひとそろえしてあげよう、
と思ったのに、私が「いらない」と言ったのでそのままだった、という。
そ、そうだったか。当時はまったく興味なかったもんなあ。
人は変わらない、というけれどそんなこともないわけだ。
お盆とは思えない、肌寒い雨の一日だったが、
残された者たちの印象に残る一日になった気がする。
私にとっては、道明の帯締めの、ひとつの思い出が
できた。締める度に、新盆を思い出すだろう。 |
|
2003.8.13 [水] ひょうたんから「かまわぬ」まで |
|
|
昨日で事務仕事は一段落した。
が、クリエイティブ仕事(笑)は終わりがない。
しかし、これはどこででもできるので、資料や原稿を持ち帰り
今日は午前中から和裁教室へ。
の、はずが、やっぱり寝坊してしまう。あああ。
お昼前に教室へ。午前中からの方たちが
お昼を食べている横で、資料を見たりして過ごす。
ともあれ、部分縫いはめでたく終了。やったぜ!
3月から始めて、きっと普通は3ヶ月くらいで終わるところ
ずいぶんかかったような・・・。と思いきや、
今月は1週めがお休みだったし、そうか、
1ヶ月くらいしか変わらないかも。
あと、他人と比べてはだめ、と村林先生もおっしゃっていたではないか!
比べてもしかたない。自分のペースでしっかり憶えるほうが大事。
一度会社に電話をかけ、急な電話も用事もないようなので
会社には行かず夜の部までお稽古することに決める。
それまで3時間弱あるので喫茶店で仕事。
途中、中延スキップロードになんと!
インターネットカフェが出来ていた!
やったーこれでホントにオフィスがわりになるぞ。
おまけに「ご自由にどうぞ」とお試しパソコンが外に。
椅子もあるし、んでは、と遠慮なくウェブメールで会社メールをチェック。
お盆のおかげでメールも少なく、返事もちゃちゃっと済ませ
真楽ウェブもチェックしたりして良かった。
今度はちゃんとお茶呑みますからねー、とお店の人に目で合図。
して、ドトールで仕事。
途中、商店街をちょっとはずれたところに
「染めと織り よね原」という看板があるのが
目に入る。見ると、とても小さな、ほんとにひと坪ショップみたいな呉服やさん。でもウィンドーに飾ってる反物もよいし、夏のセールで染み抜きがとても安い。それに「かまわぬ」の手拭いで
作ったお草履が!
染み抜きの他、洗いのお値段をうかがうためお店の人と話す。
感じが良かったので今度持ってこよう。かまわぬ草履、も
見せてもらう。なんと1点ものの手作りで、底は革張り。綺麗なのだ。
しかもこういう技術はもうできないので最後なのだという。
それなのに、半額セール。最後の最後らしかった。
これはもう、、、と履かせてもらった。
かかとの台は、1センチないくらいの薄さ。浴衣や、普段着物に
ちょっと粋な感じで履くといいかも。これはもう、値段も半額ならばもったいないくらいの安さなのと、
出会いなので連れて帰ることに。
しかし今日は思いのほか出費してしまった。というのも
村林先生のところで菱一さんの長襦袢を卸価格で分けてくださるというので、まだまだ長襦袢までの道は遠いと思いつつも見せてもらっていた。ちょうど、かずさんが見学に来ていた時だった。
綺麗な浅葱色のひょうたん柄のがとても上品で素敵だったので、
他にも欲しいわ〜とおっしゃっていた先輩たちもいたので気軽に
つい名前を書いておいたら、あみだくじで、私が当たったというのだ!
参った・・・・。
もう、浴衣バイトのお金なんて超えちゃう散財。
先日の「むら田」の帯も、予定外だったしなあ。ホントに着物関係にたくさんお金を使っている。ちょっと引き締めよう。 |
|
2003.8.11 [月] 紅型展 |
|
|
出社前に、表参道の桃林堂ギャラリーに立ち寄り。
今日まで、喜代田ヒデさんという方の紅型展をやっているのだ。ここはお菓子やさんなのだがお店半分と2階が
こじんまりとしたいい雰囲気のギャラリーになっている。表参道駅の、旧富士銀行のある交差点、TSUTAYAのはす向かいです。銀行の前を紀伊国屋スーパーマーケットに向かってすぐ隣りなので待ち合わせにもとてもいい。
1階には振袖や訪問着が飾ってあり
2階には、作家ご本人もいらして
お話できた。
帯も素敵。麻ののれんも良かった。
そしてとても良心的なお値段。
世田谷でお教室も開いているようです。
鳥のモチーフが紅型にはありますが、
鳥がお好きらしく、鳥たちがとても生き生きした
デザインが多く、それに惹かれて来てみたが
とても良かった。
今度、夏帯に麻のがほしいなあ。 |
|
2003.8.10 [日] やっぱり連れてきてしまう |
|
|
台風一過。
ものすごい青空。雲一つない。
洗濯すませて、逗子の侘助さんへ、つけを払いに行く。
ところが、そうだ今日は10日だった! やっぱり・・・。
仕入れのためお休みだった。9日、10日は市のためお休みの
お店が多いことを忘れていた。せっかくなので、披露山公園までドライブ。登りきったところにある駐車場からは、海が一望の元。
なかなか気持ちよかった。
で、逗子のひで実家へ。海へ行く道は、大変な混雑だった。
山側の、カレの家へは、まあまずまず。
その後、鎌倉へ。ひでぽんは、図書館で調べもの。
私は、先週寄った、裏口の着物やさん「雪月花」へ。
ここで見た「むら田」の帯が、やっぱり気になってしかたがない。
単衣の終わり頃にある、和裁のみなさまとの集まりで
合わせたいと思っている。
今日は着物も持ち込んで、いろいろ合わせてみたけれど
ほんとに素敵。金色が、上品なマットーゴールドで、箔がはってある上に、有職紋様柄の織り。素晴らしい!
で、お連れさまに。
早く仕立てに出したいのだった・・・ |
|
2003.8.8 [金] 鶺鴒乙女たちの集い |
|
|
明治記念館。ここの更衣室は広いし綺麗だし、使い放題! 使い勝手も良いし。
台風が心配だったけど、なんとまあこの日この時に限って、どんよりしてたものの、雨にも降られず。みんなの行いが良いのか、彩香さんの雨道具支度が良かったのか(笑)。
おまけに、踊りのおねーさまと一緒にポラロイドで写真も撮ってくれたし。楽しかったわん!
しっかし、飲んべえが二人もいるとは(ふぉふぉふぉお志津さん!) |
|
2003.8.7 [木] 9:51 pm 終わらない仕事 |
|
|
まだデスクに向かって仕事中。
まいった。ちょっと(2日)休みをとり、1日出張したら、なんでこうなるのか???というくらい仕事がたまり、さらに、明日8日は(きゃーん末広がりね!←狂ってきてる)鶺鴒でリリコさんたちとらんでぶーするので
さらに残業なのだ。
8月は、いつもだったらヒマなんだけどなあ。
9月に入ると、長期出張もあるし、大変なことになっているのだが。今からこんなんだと、悲しい。
最近は、なるべく仕事量を減らしているのだが。
ううむ。 |
|
2003.8.5 [火] 17回忌 |
|
|
北鎌倉浄智寺にて作家S氏の17回忌のお手伝い。
蝉がみんみん鳴く暑い日。
お庭には、蓮が咲きそうで綺麗。
暑いけれど、風が通ると気持ちよい。
17年前は、何をしていただろう?
考えてみる。 |
|
2003.8.4 [月] 虫干しの一日 |
|
|
今日は休みをとっている。嬉しい。
朝早くから洗濯して、着物を虫干しして、、、
風がけっこうあったけれども
とても暑い。でも着物を見てると嬉しい。
知らず知らずのうちに(ホントは知ってるんだけど)
たくさん集まりました、着物たち。
あらためて虫干しして並べていると、帯の組み合わせなど
発見があったのが楽しい。
また、見逃していたシミを見つけてがっくりしつつも
応急処置をしたり、洗いに出すよう仕分けした。
そうそう、昨日バイトの帰りに立ち寄った洗濯やさん、
工場が大きいらしく、着物も洗ってくれるという。
しかも、割と安め。試してみよう、と思っていたところなのだ。
姑から譲られた、大切な臙脂の菊模様のお召し、ほんの小さなシミなのだが後ろ身頃で目立つので、洗ってもらおう。
帯も、練習用に使っていたけれど気に入っているものを出そうかな。
ホントは鎌倉で洗いに出そうかと思って研究しようと思っていたんだけどね。最近は地元を見直し計画! 進めてます。 |
|
2003.8.3 [日] 終わりなのだ! |
|
|
昨日に続き、浴衣バイト。今週で最後!
これっきりなのだ〜。
やっぱり月〜金をハードに仕事してると辛かった。
でも、ま、楽しかったかな。
いろんな出会いもあったし。
麻足袋も日傘も安く購入できたし。(^^)
結局浴衣は、そのブランドのものは購入せず。
いろいろ迷ってしまったことなどもあり
来年にまた期待しよう。
というのも、姑からも浴衣を譲ってもらい、
さらに侘助さんで見つけたのも訪問着ふうの柄行で
おもしろく、何枚あってもいいけど
これぞ! っていうのが無いときは
やめようと。
まだまだ勉強中なのでなるべくいろんな着物、柄ゆき、
チェックしていきたいですが、自分の手許には
宝物のようなものだけにしようと決意!
って、きっとすぐ崩れそうですが・・・。
しかしデパートにはいろんな業者さんが入っていて
面白い。堂本が出ている「元カレ」だっけ? テレビドラマで
見ているのがなんとなく分かる。分かる。と。
そういえばレース製品を売ってるおじさんから
「窮屈そうだね〜」と、一言だけ言われた。
悲しいなあ。着方が悪かったのか、それとも
おじさんは私が太りすぎと思っているのか。
いずれにせよ、そんなふうに言われていたら、おしまいだわさ。
気持ちよく着てる、っていうのが伝わるといいのだが。
できてないのね、くすん。 |
|
2003.8.1 [金] 上品会 |
|
|
かまこさんがkwにしてくだすった、逗子の侘助へ行く。
ために、会社を休むという。だんだん、大変な世界へ
はまってきた。でも、張り合いがあっていいか。なんちて。
11時をめざして車を飛ばす。うっかりまちがって小坪方面へトンネル抜けてしまう。天気も良くなってきて、気持ちがいい。お客さんが誰もいなかたので、「もしかして一番乗り?」と思ったら、店主いわく「開店前からいらしてた人もいるのよ」の3位入賞(笑)。
龍村平蔵の、アジサイの夏帯があまりにも豪華でした。
道明の組みひもも素晴らしい!
上布は、触らせてもらえてほんとに嬉しい!
お客さんたちとのお話も楽しすぎ。
いっぱい目の保養と、それだけではあんまりなので
さらに羽織らせてもらったり、あわせたり。
いやーん、楽しいよー。
でも今回は着物には、ぐぐっとくるのは幸運なことに
なかった。単の結城紬で、織り模様が丸いのがあり、
これは貴重で素敵だったのだが身丈が厳しい。
で、小町通に6月に出していた、鳥の刺繍が入った黒縮緬地の
長羽織、かなりアンティークなのを、これまた他のお客さんが交渉してたのであきらめようかと思ったが!
買わないで欲しい光線をさりげなく出していたかいあって(苦笑)、そのお値段ならばと、頂く。
結城も、抱き合わせてかなり安くしてもらえたけれど、
袷に仕立て直して、その後単で着たいなあ、と思っていたのでやはり身丈の問題クリアできず。何度も羽織って、着姿を
目写真に焼き付けた。
あっというまに2時間がたち、逗子の夫の実家へ寄る約束を忘れそうになる。寄ってからまた来ます、といって外に出たら
あまりの暑さにくらくら。しかも、トンネルでライトつけたままだったらしく、バッテリー動かず。無念。
骨董担当のおにーさまが、運良く同じ会社の車でバッテリーつなげてくれました。とほほ。 |
|