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2008.9.29 [月] 季節は秋に |
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じたばたしても、季節は変わる。秋です。今日の東京は寒かった。
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初心に戻って、後輩と一緒にちょっと営業活動を。
現実を見てしばしがっかりする。モノを売るのは大変です。がーん。
でも、なんというかこう頑張らねば状態からのほうがモチベーションがあがるタイプなので、ここからが勝負でしょう。やる気をもらった気もする。私の念も各店舗にしっかり送ってきたぞ(笑)。
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夜は久しぶりの着付け教室へ。留袖を10分着付け。人に着せてもらうのがなんか嬉しい。
私は襟あわせといい、裾線といい、今日は決まらない。
そういえば多装するのってものすごい久しぶりでした。
練習して手を動かしていないと、カンが戻るまで大変! |
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2008.9.27 [土] タイムスリップ、そして島内展 |
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27日土曜日は感慨深い会に参加。
通っていた小学校の記念祝賀会に出席しました。
私は小学校入学時にはなんと都内でも有数?の古い小学校、ちょうど100周年を迎えた学校に通っていたのだけれど、コドモの数が(団塊ジュニアたちが生まれてきて)爆発的に増加し、新設小学校に4年生から通いました。
古い学校から転校したから、この学校が新しくって綺麗で、とっても楽しかった記憶があります。
しかも家から近い! 前はコドモの足では15分くらい、ひと駅ぶん歩かなきゃいけなかったけど、なんと今度は走れば1分ぐらいのとこ(笑)。とっても便利でした。
私は第2期生、入ったときに6年生がいない小学校。その学校が○○歳になったのです。(やっぱり数字は伏せちゃおうっと)
だいぶ前に母が実家に届いた案内を転送してくれたので、せっかくだし実家に帰りがてら行くことに。おまけに寄付もした。大人だもんね、えっへん。
担任の先生以外、いっさい思い出せないくらい記憶力は悪いです。参加した卒業生から「きゃあ、みにいちゃん変わらないねえ」とか言われて誰だっけ?状態が怖かったのですが、なんと、卒業生の参加がものすごい少なかった。名簿には15,6人、でも実際参加してたのは、ほんの10人くらい! かなりがっかり。
私の同期は誰も来てませんでしたが、寄付をした人のなかに2人、友人の名前を見つけてちょっと嬉しかった。どちらも男の子の友人。うん、大人だ。
担任だったM先生は、すでに74歳。でも面影そのまま。
とても好きだった先生なので、嬉しくてつい涙腺が緩みました。
先生からは「もっと大きくなかったっけ?」と言われましたが、いやいや私は小6から身長そんなに変化なしですよ。体重は相当増えますが(苦笑)!
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というわけで、タイムスリップ!
した後は、自由が丘へ。都内をドライブして行きました。島内展です。
このお店はいつも本当に店主好みの、「この人じゃなきゃ売らない・買わない」着物がそろっているようで、面白い。
今回は「鍋島更紗」で人間国宝になった方の作品が飾ってありました。
更紗型、木で彫るんですねえ。
ほんとうに「工芸品」なんだなあ、とあらためて感嘆。
こういう、郷土の素晴らしい着物は、郷土愛のある著名人が着て宣伝するべきだわ。と同窓会モードのままだったのでつい思ってしまった。
もうひとつ感じたのは、伝統を続けていくこともすごいことだが、一度途切れてしまった技術を復活させる力、復興の力もものすごいこと。どちらかというと私はこっちの力のほうが興味が出てしまう。
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単衣にあわせる帯、しかも秋仕様のがいいなあと思い
いろいろ見せてもらったのですが、お薦めで意外な組み合わせや、引き立て方の妙があり、着物の楽しみをまた感じる次第。今年は着物予算はすでにオーバー気味なんで、歯切れが悪くて恐縮でした。スミマセン。
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2008.9.21 [日] 投扇興と、実力 |
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実は源氏物語にそんなに興味がなくって、教科書で習う&漫画で読む以外、大人になってからも本編をきちんと読んでおりません。
そんな私ですが、昨日の投扇興経験から俄然、興味が沸きました。そして思い出したのがちょっと前の新聞に掲載されていた記事。鬼才・天才、学者の西江雅之さんの記事です。
こんなところでも紹介が。
「本気と覚悟を持って」という題の記事でした。
切り取っていないので、うろ覚えですが
心に残ったのがこういうフレーズ。
「出会いは実力だ。」
「本当の出会いには、本気と覚悟が必要だ。」
要するに何かを面白いと思うのは、その対象物と己とが真に向かいあえてこそ、だと。対象になる人なりモノなりを面白いと評価できる力がないと出会いにはならない、と。
そして本当の出会い、というものにはそれ相応の本気と覚悟がないと真に出会ったことにはならないということ。
たしかに、着物が好きになってから度々、
「これはまだまだ私には着こなせない」と思う出会いがありました。
って、例が卑近ですみません。
あるいは、初期にはどうしてもわからなかった
布の力とか仕立ての良さ、こういったものもこちらの実力がないとわからないままだったです。和裁を勉強してみて初めて、自分の実力のなさも分かりつつ知識として得たもので判断評価ができるようになったという一面もあり。
本当の出会いには本気と覚悟か。
と、人生半分くらいをきてしまった今さらながらですが
考える次第でございます。 |
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2008.9.19 [金] さらなる磨きをかけたいと |
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とある集まりに参加。
妄想がふくらみました。
しかし世の中には着物が好き、といっても
本当に嗜好がそれぞれほんとに千差万別!
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今日の東京は蒸し蒸ししていた。
台風の影響もあると思います。酷い被害がありませんように。 |
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2008.9.17 [水] 磨きをかける |
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3連休の合間、夫が(珍しく)仕事が忙しいというので
なかなか予定がたたず。姉夫婦も直前まで来るか来ないかよくわからず。そんなわけで私も珍しく何も予定を入れなかった。
そのおかげ?で夏の間にやっておこうとずっと思いながらしていなかったことにチャレンジ。
台所のレンジまわりに磨きをかける。
というか、1年半以上ほったらかすとこうなるのね(涙)。
五徳など焼ききったり煮きったりと、いろいろがんばってなんとかごしごしと油汚れを落とす。
使ったらすぐ洗う、手入れをする、を怠らなければいいものの、こうやって溜めてしまうと大変なものですね。
1日がかりでがんばりました。
そして夜は、自分にも磨きを(笑)。近くのスーパー温泉施設で垢すりとマッサージ。こちらも磨きをかけないと錆付くんですね。。。 |
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2008.9.15 [月] 白大島とブラジル1万人サンバ! |
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茅ヶ崎の原三渓ゆかりの山帰来、という場所に惹かれていました。ギャラリーになっているんだ、、、とキイさん日記を拝見しこれはぜひとも行ってみたいと湘南に住まうモノとしては気分が盛り上がる。
さらに、キイさんも本日いらっしゃると日記に書いていらしたし。
ということで、茅ヶ崎にぴょーん。やはり藤沢を越えていくと湘南らしいねえ。歩いても15分くらいだが、コミュニティバスえぼし号に乗って見る。バスのBGMもサザン(笑)。お屋敷やお庭が綺麗。散歩にとてもいいコース。
そして山帰来。いやあ、こんなお屋敷を保存していくのは大変なことだと思われます。ときどきこうやってギャラリーとして使っていらっしゃるそうですが、まあ素晴らしいお庭と邸宅。欄間とか、ものすごく凝ってる。ガラスは泡の入った厚いもの。
二家本亜弥子さんの、大島の糸だけを織り込んだショールは、キイさんがおっしゃっていた通りの面白い手触り。触感がぬめっとしていて、しっとり肌に沿います。
いやー、ご縁がありました。
肌にかけてみたらそのしっとり感にドキドキ、さらに二家本さんのつぶらな瞳で説明を聞いていたら、これはもうお連れしなくてどうする!?状態になりました。
ご縁を有難うございました。
しかし、でも、これからお昼はお弁当生活(苦笑)、
そして貯めていた500円玉貯金を崩します(涙)!
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帰りは駅までお散歩しながら。いやーこのへん、ほんとに散歩にぴったり!KURAさんちにもお寄りしたいところだったが、午後からは横浜・赤レンガパークへ。
日本とブラジルの移民100周年記念フェスがあるのでした。夫が仕事で東京に行っているので、Oさんとその友人をお誘いした。ジルベルト・ジルから聴きたかったが、最後の2曲にぎりぎりセーフ。
でも、いい雰囲気のフェスでした。
打ち上げで久しぶりに会うMさんやスタッフの懐かしい方々とお喋り。しかし、眼はシックな黒いスーツに着替えてきたジル様に釘付け(笑)!いやはや、あんなセクシーな文化大臣がいる国なんていいなあブラジル。と本気で思いました。
暑過ぎず、雨にも見舞われず、野音に行けなくなった今年の夏の唯一の野外フェス。とても気持ちよかった! |
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2008.9.15 [月] 1:12 am |
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満月!
綺麗です。
ああ、秋なのです。
これから、夜の散歩に参ります。 |
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2008.9.13 [土] ようやく |
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先週は、仕事が忙しくなりなかなかハードな1週間でした。
ようやく、のんびりPCをチェックしてみたり。
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夕方から姉夫婦が来訪。彼らはいつも嵐のような家族だ。しかしどこかしらがやはり妹である私は似ているもので、悪いところは直そうといつもこっそり思ってしまう。沢木耕太郎だったか「トウキョウソナタ」ほか昨今の家族映画を見ていわゆる子供2人と両親というモデルケースみたいな家族が実はまともでなく壊れている、、、と映画評に書いていたけれど、やはり、これが正しい!みたいなことは常に疑っていたい、と何気に思うひつじでした。いや、別に深い意味はありませんことよ。 |
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2008.9.12 [金] 小袖展へ |
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12日までというチケットを母からもらったので、夕方というか勤め帰りの夜、いそいそと出かける。
20時まで開いているのは有難いことです。
皆様も書かれてますが、解説も非常に丁寧で、いろんなことに思いをはせながら見られるいい展示でしたね。
しかし、母子だったりお友達同士だったり、仲良しで見に来ているのはいいのですがお喋りが五月蝿いヒトたちが多く、マナー不足&美術館のほうでも指導してくれ〜状態に。他人の振り見て我が振りも見直しましょ。
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仕事で東京に出てきていた夫も、用事が済んだというので新橋で待ち合わせ。
なぜか不思議な店2軒でビール部活動(笑)。
あ、部長、ゲルマニアって行ったことあります?
ここの料金システムは分からない。というか、ぼったくりだと思う(苦笑)。
ともあれ、ビアは美味しかった。
今年は秋のドイツ出張に行かないよう工作し、
14年ぶりにキャンセルできたので、その分ドイツ・ビールを堪能してきました。 |
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2008.9.11 [木] 続けるということ |
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さかのぼって書いていますが、今年の9.11は私にとって思い出深い一日になった。
仕事関連のお祝いの会に社長の代理で出たのですが。
ああ、行ってよかった! 設立25周年のお祝いなのですが、続けてきたその軌跡が人をつなげてくれている。
(もし会社を辞めても、きっとこの軌跡とどこかでつながる気もした>なんて、言いすぎかな)
若かりし頃お世話になった人や、最近お目にかかり親しくお話させてもらえるようになった社長さんや会長さんなど、普段お目にかからせてもらうには難しい人、忙しい人たちばかりにしっかり会えたのだ。
しかも、大ファンのGさんにも紹介してもらえたし、8年くらい前に台北でお世話になったエージェントとも再会できたし、何より会の雰囲気がとてもよくて、こちらも嬉しくなることばかりだったのだ。
会がはねた後も、なごり惜しくて数人の方とさらに別の場所でお茶をご一緒できたりと、本当に良かった。
こういうひとときを大事にします。
有難いとはまさにこういうこと。 |
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2008.9.7 [日] 思い立ってよかった |
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Sさんがリマインドしてくれたおかげで、私も午後3時過ぎに思い立って北鎌倉まで。自転車で、ぴゅーん!
行ってよかったです。近所なのに、土日でないと動けないのがサラリーマンですからねえ。
特に、世界各国の絞りが見られるのも嬉しいし、さらには浮世絵。安藤さんって、すごい人だなあとこの浮世絵収集を見て思いました。素晴らしい!
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そらさん日記にもありましたが、龍田屋さんでは春に見学した際に拝見していた着尺が形になっていたりと、なんというか「再会」があり嬉しいものでした。
ほんとにこういうつながりに感謝!と心から思う。 |
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2008.9.6 [土] 長い1日 |
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朝から晩までよく遊びました。
まず結城の龍田屋さんの展示。
次にむら田さんの展示を見よう!と思いかねまつホールまで歩いていったら、丁度くのやさんが9月8日の、くのやの日イベントをやっていた!
先日の帝国ホテルでOさんがKさんより「こちらの足袋がすごくいい」と聞いて購入していた場面に遭遇したばかりだったので、それでは足袋を見てみよう、とお店に。偶然ですが、張り紙にて10日より足袋が値上がりすると知る。それならばと、名人に計ってもらった。
「昨日は石川さゆりさんが来てねえ」という名人。
さて私の足は、ひとさし指が親指より長いです。横にも縦にも(甲高)太い。
ところが、足を計って今までよりも5ミリも小さい既製品でいけます! とのこと。よ、良かった〜。
しかもよっぽど私が訝しんだからか、もし履いて気に入らなかったらお代はいらない、と名刺を入れてくれた名人。やっぱり職人はこうでなくちゃ(笑)。ね。
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で、お昼を食べてからアンティークモールの青木さんを見る。もう7周年なんですねえ>アンティークモール
ステキなものはたくさんあるものの、今欲しいものにはめぐり合わず。いろいろ眺めてきました。
それから表参道へ。
えり華さんを冷やかし、ぎゃらりぃ朱さんに。
ようやく春の「帯レンタル事件」の、お礼を持って行く。しばらく行ってなかったのだけれど、7月にはお店が入ってるビルの30周年記念で3割オフセールをしていたそうです。近寄らずにいて、正解だったか!?(笑)
そんなわけで、その時からまだある「お宝」いろいろを見せてもらって、うっとり。芭蕉布の帯と浦野さんの単が、お金があったら欲しいところ。
私の最近のお宝、吉岡幸雄さんの手描きの縞、染めもんの単の兄弟というか姉妹というか、色違いの縞もまだ売れていませんでしたよ>誰となく
その後、原宿駅まで歩いてから新宿に。
ベルクでビアとつまみで腹ごなししてから、シアタートップスで演劇鑑賞。久しぶりでした@お芝居
仕事関係で招待だったのですが、思いのほか期待以上で◎。
しかし、しかし、お芝居がはねた外は雷と大雨ですわ〜!
初おろしの単衣だったので、しばし、連れの後輩と呑んでいたら止んでくれたので◎。
日本も熱帯性になってきましたねえ。
そして、帰宅してからはUSオープンの準決勝を見る。
ご贔屓の試合はなんと午前3時からでしたよ!よよよ。
しかもNYも雨で、試合は朝7時で中止。
長い1日でした。 |
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2008.9.2 [火] Japan |
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漆器は、いつの頃からか分かりませんが、たぶん着物よりもずいぶん前から、とても好きでした。
お正月が来るたびに見られる美しい漆の器たちにドキドキしていたような。。。なんて大げさですね。
さすがに独り暮らし時は持って行かなかったけれど、結婚してそろえたお正月用の御椀も、小さめの三段重ねのお重も、実はけっこう日常使いにしています。特にお重は便利です>サランラップを使わずにすむので
そんなワタクシ、輪島は憧れの地。1年半前の震災にも心を痛めておりました。
しかしなぜかずっと縁遠かった。巡り合せがなかったのでしょう。
ようやく今回、行ってきました。夏の終わりだからあまりヒトもいなかった。ほんとはこのヒトの工房とか見てみたかったけれど、もっと勉強?というか時間が必要な気がしてまずはギャラリーめぐりから。そして初・輪島記念に、気になっていた正法寺椀をひとつ購入。とても美しい形です。
にへらにへらしてしまいます(^^)
そして御椀は 蔦屋さんでお願いしたいなあと夢想。総持寺のお坊さんたちと同じ気持ちになれそう(笑)。
こちらではずいぶんゆっくりとお話させてもらいいろんなモノを見せていただきました。とてもいい出会いでした。今回は2度、訪れましたが2度目で決めよう! 決心したのに先方が急用のため残念ながら結論にはいたらず。次回は東京か横浜でじっくり相談する機会がありますように。
工房長屋もあり、見学もできるようになっていた輪島、以前「銀花」でもとりあげられていた吉田さんの工房も少し見学。ああ、こんなに多くの工程を経て生み出される器たち。忍耐がいる仕事です。分業制だし。そこは少し着物とも似てますね。
そしてwww.seto-kunikatsu.com/ [瀬戸國勝]さんのギャラリーも面白かった。雑誌で見てただけですが、ほんとモ・ダーン!なのですよ。
こちらでは、小物を頂いた。まずは小さな一歩から(笑)。
とっても美味しそうに見える(であろう)しゃもじ。
なんと贅沢なしゃもじだろう! 美しい!
ご飯がよりいっそう、美味しく感じられそうです。
そんなわけで、たいへんたいへん贅沢な旅でした。
私は、御椀としゃもじを抱え、夫はお湯のみを抱えて。
モノに執着しているようではいけないかもしれませんが、日々の潤いも必要です。 |
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2008.9.1 [月] うんこ染め! うこんぢゃないよ! |
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「虫のうんこ染め展」
伊丹市の昆虫館の企画で、下記のようなユニークな展示が行われます。塩野屋も蚕沙(=蚕の糞)で染めた絹製品を出品、きれいな緑色ですよ(笑)。21日にはワークショップもあるそうなので、お近くの方は、是非どうぞ! ●会期 :9月17日(水)〜28日(日) 月曜休館 10:00〜18:00
●会場 : 伊丹市工芸センター展示室B http://www.mac-itami.com/...
●入館料: 無料
*蚕の糞染色をしたい方は材料とも指導をいたします。自宅の台所で簡単にではありますが、染色できます。 糞が持つ葉緑素で緑色が出ますよ!
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ううむ。興味しんしん。関西地区メンバーのみなさま、ぜひ参加してして!!!!! |
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