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さっちんの空間
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2004.4.29 [木] 江古田

午前中到着を目指すが、気がつくと11時過ぎ。
玄関を出る直前に、Hさんからのお電話をいただきご一緒できることに。うれしい!
突き刺さるような初夏の陽射しを首筋に浴びながら、陶花さんへ。
気になっていた唐桟A、Bをあてながら図々しくも斉藤さん、Hさんに伺うと、
Bの方が似合うとのこと。自分ではなかなかその辺がわからないので、助かります。
ひとまず心の中で保留にした。いつの日か・・・?
欲しかった八寸帯も、Kさんに教えてもらった半衿(麻のもの)も既になくなっていた。
やっぱり最終日はつらいな〜(お財布にはやさしくて良いのだが)。

会場は館山唐桟率が高かったが、HさんEさんの着姿を拝見できて眼福。
大きなお願いをしてしまった後は、のんびりぼーっとしていた。
きものと一口に言っても、着るものも着方も、人それぞれだなあ。
だんだんとお客さんの触手の伸び方いろいろが見えてきて興味深かった。
木村さんが、迷っているのを見るのは面白いとおっしゃっていたのが、すこし判るような気がした。

帰りがけに実家に寄ると、両親+弟+夫も、ゴルフからちょうど帰ってきた。
夜、近所の知り合いのお店で食事をしていたら、
突然夫が、明日の午後だけは会社に行くけれど、6連休になったという。
毎度のコトながら、急に言われても何にも予定が立たないよっ(怒)。
でも、ならば、と飲みに呑んで、とりあえず実家泊。

夏日の予報の本日、格子唐桟の下は単衣の袖の半襦袢に、航空絹布の裾除けだけ。
こうすれば、七々子ちゃんでも暑くなかった。

(画像提供・Eさん。ありがとう)

2004.4.27 [火] 

本の返却のため図書館へ行くと、馬場のぼるの原画展のチラシを発見。
3歳前の子どもが、現在夢中な「11ぴきのねこ」シリーズの作者だ。
出たついでだし所用もあるので、嵐にもかかわらず銀座・教文館の9階へ。
親子でたのしんだ。原画はいいねえ。
会場は、むかし子どもだった人たちばかりで、
やっぱり幅広いファン層なのだなと改めて確認。
当然のように6階で絵本を物色し、自分用には
M.B.ゴフスタイン「ゴールディーのお人形」を買う。
よい本だ。しみじみ。

2004.4.26 [月] 江古田

一衣舎さんの個展へ伺う。
館山唐桟、手織りの紬、夏用下着類、小物などなど惹かれるものばかり。
織り手の方々、スタッフの方々からいろんな説明を伺ったり、あててみたり(笑)していたら、
あっという間に時間切れになってしまった。きっと再訪します。

帰りの電車では、Kさんとたのしくおしゃべり。
ひとりになって、ぼ〜っとしていたら危うく乗り過ごしそうに(笑)
必要なものと物欲との間で、どう折り合いを付けるか。まったく悩ましいことです。

去年の個展から1年。真楽に入って1年。
メンバーになったおかげで、きもののたのしみ方が飛躍的に広く深くなった。
ほんとにありがたいことです。
でも自分自身は成長しただろうか。ぜんぜん、できてないなー(反省)

2004.4.24 [土] 

きっと洋服の世界でも同じなんだろうけど、
「写し」とは呼べないコピーや、まがいもんが堂々としていたのに気づいて、
何を信じて良いのかわからなくなる。
「適正価格」以前の問題だ。

自分の選択眼に自信があれば大丈夫なのだろうか。
それには知識と知恵は不可欠だな。でも、なかなか・・・。
真楽の存在は、とてもありがたい。

2004.4.23 [金] 

Eさんと表参道DEE’S HALLへ。ずっと訪れてみたかったところでうきうき。
茶道も何も知らないが、「茶かごと茶杓展」は、とってもセンスがよかった。
更紗とミニチュアな世界をたのしめた。
小さくなればなるほど、ものの素材感が際立ってくる。
旅先でちょっと一服(<違う?)なんて、すてきだろうなあ。

Eさんの、子どもの扱い方の上手さに感心しつつ(見習いたい)、
古民藝もりたさんへ移動。気になっている布はまだあったが、触らず。
その後のケーキもおいしかった。もう次回から子どもはお店の前を素通りできないかも。
お別れしてから、べにやさんへも立ち寄ればよかったと気づく。

銀座へ移動して、仕立てあがったきもの(紺の通し裏がカッコいいのです!)と、
手持ちのものに合う帯を探そうとたくさん見せてもらうが、
ぜひとも欲しいものはなかった。いつか出会えたらいいな。

今日着たのは、泥藍大島。帯は、更紗の名古屋にしようと思っていたが、
何だか場にそぐわない気がして、赤系のイカット半幅に。
半幅で外に出るのは半年振りくらいで妙な感じがしたが、
涼しくて、らくちんだった。

2004.4.19 [月] 

昨日は桝蔵さんの帯地、今日は小山さんの着尺を見て触った。
いろいろなことをご本人から教えていただき、なかなか濃い2日間だった。

2004.4.19 [月] 1:43 pm

ふたり展@陶花さんのDM

2004.4.17 [土] 

昨日から子どもが風邪でつらそう。
自宅で安静に過ごす。観たい展示もすべて我慢。
はやくよくなってくれ〜。

2004.4.14 [水] 

曇り空の下、どこからか「ほ〜ほけきょ」と聞こえた。
自宅でうぐいすの声を聞けるって、なんだか贅沢な気分。
去年はもっと澄んだ声だったが、今年はまろやかだ。まだ練習中なのか。

格子唐桟に着替えて、青山へ。
BINGATAYAの和紙にうっとりとした後、小雨の中、
ずっと気になっていた呉服屋さんへ連れて行っていただく。
ひとりじゃ入れないので、Kさんにお願いした次第。
どれもこれも好みな着尺、帯地などなどに
く〜っ、はぁーっ、欲しい〜・・・の連続で困る(笑)。
気付くとKさんに子守をさせていた。ううっ、ごめんなさい。

それから移動して、Kさんお誂えのすてきな鼻緒を見せて頂く。
履物のかたちになると、また違うんだろうな。いいな〜。
言われてみれば確かに、忘れられない反物などのイメージを反芻をしていて、
ことばが少なかったかも・・・のお茶の時間。
よいものをたくさん見せてもらい、たのしくうれしく。
今度は晴れた日に遊びませう〜。

2004.4.14 [水] 今日から、銀座で小山憲市さんの個展。

あんまりお知らせ小窓をうるさくするのもなぁ、とか
ほかのメンバーの方もきっとご存知なはずだし、などと思い
弱気になりつつ(笑)、日記に覚え書き。

「小山憲市 紬織展」
 とき:4/14(水)〜19(月) 11:00〜19:00(最終日17:00)
 ところ:ギャラリーおかりや SPACE �U
  銀座4-3-5 銀座AHビルB2F(1FはBROOKS BROTHERS)
  03-3535-5321

今日は別件で出掛ける予定。雨降って欲しくないな。

2004.4.13 [火] 気になっていた

bin houseのうつくしい布を、池袋東武6階ギャラリーで見た。ため息。
会期は明日までだし、今日はゆっくりと見られなかったので、
8月のお盆明けにあるという、展示会@沼袋シルクラブをたのしみにしよう。

2004.4.11 [日] 江古田

何とか間に合いそうだったので、ギャラリー陶花さんへ。
すっきりとしたあたたかみのある陶器と、おおらかでカラフルな型絵染めの、
すてきな二人展でした。
いいなあと思うと赤丸のシールがついている最終日。
それでもお湯呑みを3客連れて帰ることにしました。
いちばん気になった帯(売約済み)は、色を変えて染めていただけるか伺うと、
時間はかかるけれどつくってくださるとのこと。悩む〜。
(でもお買い上げの方がどなたか、わかってしまったので、おそろいになってしまうのも申し訳なく)。
そして、会場の日本家屋は、和やかな笑い声でいっぱい。
卒業して長い年月がたってもあんなふうに集えるのって、あこがれるなぁ。

お茶室でお茶も頂戴し、緊張しつつもしあわせなひとときでした。
陶花さん、今回で3度目でしたが、やっぱりすてきな空間だ。
月2回の茶道のお教室なら通えるかな・・・。
やや涼しくなった夕方近くに出掛けたので、会津木綿(航空絹布総居敷当付)でちょうどよかった。
肌襦袢はこの間からあしべに。

京都の番組、録画予約しようと思ったまま忘れていた〜!

2004.4.10 [土] 上毛カルタ

午前中、群馬出身・在住の友人から電話。
ついでに上毛カルタのことを聞くと、懐かしそうに
繭と生糸は日本一、とか、鶴舞う形の群馬県、とか
力をあわせる180万など、すらすらと出てきた!すごーっ。
その友人には小学2年生の子がいる。きっとこれから練習が始まって、
親も記憶が焼き直されて、完璧になるんだろうなあ(笑)

2004.4.9 [金] 

先日手に入れてしまった白地更紗の帯を締めて、午後から銀座。
エリモトに浸してしまっていたのに、気がつかずにいたお襦袢に、大きな輪染みができてしまった。
寸法も変えたいので、はじめての悉皆やさんに持ち込む。
色が抜けて(エリモトには漂白剤のようなものが入っているらしい)輪染みになってしまったのは直らないと言われる。
でもそのままにしておくと、成分の影響で茶色く変色してしまうので、洗い張りするほうがよいそうだ。
被害がお襦袢だけでよかったと思いつつ、予定通り洗い張り、仕立て直しをお願いする。

そして、衿などの汚れは、ベンジンで拭くのがいちばんだと教えていただく。
衿幅いっぱいを、ベンジンを浸したタオルでごしごしと拭くこと。
そして、きものをばたばたと振って蒸発させて、最後にドライヤー温風でにおいを飛ばす。
ただし泥染めのものは絶対にやってはいけない。プロに任せること。
今日着ていたのが泥藍だったので、あ、そうだったと思い出す。
着ないとすぐに忘れるのは、困ったものだ。

畳とう紙不要のお話http://www.kanshin.jp/...も伺う。
着ないものこそ、洗いざらした木綿でいいからそれに包んで、箪笥の一番上にしまうのがよい、と。

帰りがけに和光ホールの展示http://www.wako.co.jp/... を観る。
絣あり、無地あり、すくいあり。光沢があってうつくしい、色とりどりの作品だった。
経糸(生糸)に琴糸「大音糸・おおといと」、緯糸に真綿手引き糸を使って織られているそうだ。
解説を伺った後に、展示されているきものを触らせていただくと、見た目よりもずいぶんと軽やかでしなやかだった。
人の手で引かれて紡がれた糸を、人の手で織るとこんなに気持ちよいものになるんだなぁと、またまた感心してしまう。
略歴の中の「34歳で織の勉強を始めた」という点にも興味があったのだが、
残念ながらご本人とお話しする機会には恵まれなかった。

そういえば、お琴の古い糸で帯を織らせたというのは、誰のエピソードだっただろう?

2004.4.7 [水] たまには

急に休みになった夫に子どもをまかせて、ひとりで外出。貸しをたくさんつくっていたので、堂々と出掛けられた。ちょっとは気兼ねしたりもするんですよ、これでも。

久しぶりに袖を通した春色の紬は、10年ちょっと前に母が用意してくれたもの。
最近、今の体型に合わせたのしか着ていなかったので、こんなに太ったのかと久々にショック!(笑)
おまけに今見ると、八掛けの色が気に入らないので、洗い張りに出そうかどうしようか。
ほとんど着ていないのでもったいないが、着ないともっと、もったいないなぁ。
帯は色で選んでしまったけど、ざっくりとした冬向き紬の質感は、
今日の初夏の陽気には似つかわしくなかった。

最近疲れていて、目の下のクマがとれない。立ち寄った伊勢丹のスックで、
たまたま予約のキャンセルが出たというのでマッサージを体験。
ウワサ通り、口角があがった!凝りもほぐれる。
でも、あの一連の動きをを自分でちゃんとできるのか不安だ(細かい要点を覚えられない)。
サンプル2回分と、そのほかいろいろをもらう。
毎日朝晩の数分ずつの取り組みが、運命の分かれ道なのだろうな。
ちょっとしたことの積み重ねをするかしないか、なんだよな。
(→結局、夜は家でやらなかった・・・女子失格)

京都展では、ゑり正で単衣用に楊柳半衿を選び、市原平兵衛商店のお箸や、菊一文字の鋏を見て帰る。
入りたかったが都路里は長蛇の列で、イノダコーヒも満席だった。
帰宅後、きもの特典のわらび餅は、あっという間に子どものお腹の中へ消えた。

2004.4.5 [月] ばったり偶然

あわせたいきものを持参して、「池田」さんで気になっていた帯を見せていただく。
が、イマイチぴんとこなかった。でも、お店の方が奥から出してくださった
今日入荷したばかりのものは、もう、それよ、それっ!という好みの感じだった。

移動してお襦袢を引き取りに行くと、Kさんに偶然お会いする。
渋いおきものの袖からこぼれる、かわいい色柄にくらくらした。
お茶して、たのしいひととき。ありがとうです!>Kさん。
次回お会いするときは、きものを着たいなぁ。

2004.4.4 [日] 覚え書き

●真綿の講習会@日本真綿協会まわたスポット http://www.mawata.or.jp/...
●「草木染 山崎青樹の歩める道」@高崎市染料植物園 http://www.city.takasaki.gunma.jp/... 4/9(金)〜5/30(日)
●木場紀子染色展@和光ホールhttp://www.wako.co.jp/... 4/9(金)〜17(土)
●「結城紬〜紬織りの技と美〜」@栃木県立博物館http://homepage3.nifty.com/... 4/24(土)〜6/15(火)
●人間国宝 田島比呂子展@シルク博物館 http://www.silkmuseum.or.jp/  4/24(土)〜5/23(日)

2004.4.3 [土] 銀座

ランチをとった後、1時間半の自由行動。
はるゑさんが教えてくださっていた、日本刺繍・紅会全国展 http://www.kurenai-kai.jp/ へ。
じつは中学・高校時代に部活動で少しやっていた頃、
何度かひとりで観に来たことがあったりして。
研究科の方たちの額絵、訪問着、付け下げ、帯の作品を、じっくりと鑑賞するが、
いろんな技術を盛り込んで、どれもこれも力作ぞろいだった。
会場では、桜の刺繍のきもの姿や帯をされた会員の方多し。

でもどれも似たような印象を持ってしまうのは(<ごめんなさい!)、
配色は自分で決められるけれど、図案は本人のオリジナルではなく、
「本部」から配られたものの中から選ぶためかもしれない。
下絵付けまでやってくれているので、会員は純粋に針をさすことに専念できるようだ。

せっかくなので、桜の花びらを1枚を繍う「体験」に参加した。
糸を縒って、ぴんと張った布にひと針さした途端に、ああ懐かしいと感じてしまう。
斜めになって、あらあら・・・となりつつも、たのしませていただいた。
またやってみたい熱が高まる(笑)。カリキュラムがしっかりとしているので、
1年目の終わりには名古屋帯の作品も仕上げられるそうだ。
会期中(明日まで)しか新会員の募集はないため、心が揺れたが
現実を思い出して踏みとどまる。

少し時間があったので、和織に立ち寄る。
新着情報として、「水洗いサービス」のことを伺う。
どういう仕組みでかわからないが、丸洗いをするように、
きものの形のまま「水洗い」できるという画期的なものらしい。
今まで持っていた自分のきものが、そのままの形で水洗いできたら気持ちよさそうだ。
近日中にサービス開始、お値段は15000円前後。

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