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2006.2.28 [火] 田中一光とミラノ |
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《インテルニ》というイタリアで発行される
インテリア&デザイン誌を過去に遡って読んでいたら
グラフィック・デザイナー田中一光さんの記事が出てきた。
1997年の秋にミラノの市立現代美術館で
『イッセイミヤケポスター展』を行った時に
ティー・セレモニーまで開いたという。
その日のお花(写真)やお茶碗も一光さんが
選んだものだそうで、ミラノに茶室までつくったようだ。
無印良品のロゴと言えば誰もがうなずく
田中一光は日本のグラッフィクデザイン界を代表する一人者。
欧米主義が中心であった20世紀に《日本的》なものを追い続けた。
大衆思考の流れに一石を投げ掛ける行為は時に孤独であったという。
現在の無印良品や深澤直人氏も田中一光の布石無しには
出来なかったのではないか、と。 |
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2006.2.25 [土] +やっと週末+ |
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イタリアの事務所は、どこも夜の7時にほとんど閉まる。
日本の事務所時代に経験したような残業の押し付けがないところは本当にいい。
いつも驚くのは事務所で働く男女の比率がほぼ半々なところ。
とはいっても、マスキリズモ(男性社会主義)はやはり存在し、
勤務条件・給与は同等でも、昇進に関してはやはり「見えない天井」がある。
イタリアにもちゃんとお局さまの存在がありまして、
午後のお茶(エスプレッソ)当番、電話受け、来客の応対、etc..
厳しいのはやはりお局さま。
ここのお局は60才近い!秘書のGさんと、40才の女性アルキテットLさん。
「あたしはとってもブラーヴァ」と自分で言うのがイタリア女性共通の特徴で(笑)
10年ほど前?にこの事務所で日本人のご夫婦が働いていたらしく
奥さんはイタリア語も完璧なら、デザインや仕事のレベルもとても高かったという。
「メールしてごらんよ」とボスに言われ、木曜日に送ったら金曜に返事がきて
4月のミラノサローネに日本の同僚を連れてミラノにいらっしゃるそうだ。 |
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2006.2.21 [火] +仕事が決まる+ |
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すごい・・もう2月後半。
明日、私は80才になっているはずだ。
また突然仕事がやってきた。
友人アルキテットのフェデリコが
ジョルジオ・アルマーニの仕事を取ったのだ。
アルマーニ・カーザの家具部門が米国と中国で
展開を始めるらしく、その開発チームへ入ることに。
チームと言っても私とフェデリコと
イタリアの論客ルカ・モリナーリ
3人の小所帯(笑)
おまけにRagazzi達は来月からNYと中国へ分散。
並行して研究室のお仕事と昨年から継続する
日本の企画としばらく3足のわらじが続きます。
頭壊れそうですが(>元々壊れてますが)
新年の抱負で誓った通り
今年はたくさんの出会いがありそうだ。 |
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