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2007.3.17 [土] 『Kengo Kuma Selected Work 1994-2004』@コモ市 |
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本日のハイライト、建築家・隈研吾氏の巡回展『Kengo Kuma Selected Work 1994-2004』。点数こそ少なかったものの、丁寧につくられた展覧会でした。わざわざコモまで出掛けたかいあり。
昨年のミラノ・サローネでデザイナーの吉岡徳人さんにインタビューの最中、突然会場に現れた隈さんに私はノックアウトされた(殴られたのではありません)。
この日の本題:
隈 研吾「織部の茶室(2005年)」(写真)
第7回国際陶磁器展美濃の為に製作された茶室。茶室を「建築の実験室」と捉え、自由な造形を持ち込んだというそのフォルムは王蟲。素材は白濁半透明のポリカーボナイトの積層を現場で組立てたもの。にじり口も作られています。
イタリアの巡回展では、シラクーサ大学とアスコリ・ピチェーノ大学建築学部の学生さんが共働で、隈氏の図面を元にワークショップで茶室を組み立てたそうです。
その他にイタリアのIKEA(!)と共働でつくったという木材と竹を使った什器など、日本の伝統的な素材を前面にアピールしながら、イタリア人の施工の拙ささえ微笑ましく思えてしまう。日伊の掛け橋となった隈建築イタリアにおける存在感が育ってきているように思えました。
今年のサローネ(ミラノ国際家具見本市)にも出ますしね。 |
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2007.3.17 [土] お花見@コモ市 |
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桜がピークのイタリア。
週末土曜は、車に乗ってコモ湖へ。
「お昼はリストランテ」の野望があったが、湖に面した満開の桜を見て急遽計画を変更。ピッツァと生ハム、チーズ、白ワイン、ドルチェを買いこんで桜と戯れることになった。
この公園の桜は柳のように頭を垂れている。桜の向こう側で湖が銀色の光を照り返す。週末の幸せなひととき。それも太陽の下で。 |
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