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毎年恒例?となりつつあるPIATTI店長のトランジットと
もう一組はイタリアつながりのかわいい弟分で
シチリアのレストランLa gazza ladraで修行中
未来のイタリアン・シェフKくんが
お母様(>若い!)とミラノを訪れた。
この後それぞれニースとシチリアへ旅立つ為
別々に時間を取るのが難しく
少し強引で珍しい顔合わせの合同ランチ。
「イタリアつながり」は幸福を呼ぶのか、会話も弾み
発泡性の白ワインはほどよく冷えて美味しかった
短くも楽しいある夏の午後。
モディカのレストランでクチーナ・クレアティーヴァを学ぶ
Kくんは、先日行ったというエオリア諸島
リパーリの≪マルバジア≫DOCパッシート(天日干)2005年
白ワインをプレゼントしてくれた。
前回はドンナ・フガータのパッシート≪ベン・リエ≫であったが、
地に足のついた彼のセレクションは嬉しい。
シチリアで物や人との出会いからどんどん吸収して欲しい。
いずれ彼が自分のレストランを持ったら
目新しさだとか珍しい食材を使ったお料理よりも
ズッキーニの輪切りが感動的に均等であるとか
そこに採れたての質のいいオリーブオイルが
必要な分量だけ絵画のようにまわしかけてあるとか
お米が濃いブロードをぎゅっと吸い込んで
最後にクレモーゾになったサフラン入りのリゾット
カルロ・クラーコのように最後は必ずテーブルに顔を出すとか
他の人に真似ができないものを磨いて欲しい。
なんといってもまだ若いあなたの前には
たっぷりと時間があるのだから。
Accrucio Craparoの後ろで働く若いクオーコ(コック)はKの模様。
写真で見ても黒いなあ、本当に(笑) |