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土曜日。3年前、南イタリアのバジリカータ州マテーラで知り会った年下のかよちゃんがヨーロッパ出張の帰りにミラノへ立ち寄ってくれた。
8日が誕生日だったという彼女。苺入りティラミスお誕生日バージョンをまた性懲りなくこしらえ、通常6人前はあろうかという量をその日二人で完食(笑)。「美味しい!アヤコさん、お店出せますよー」のおだてにすっかり気をよくしたか、パラシュートの素材でできたイタリア製の小さなポシェットをプレゼント。海外を周ることが多い彼女だからきっと活躍するだろう。
「地元の人が行くお店に行きたい!」というリクエストで、Taveggia、シシー、プリンチに次いでミラノで4番目に好きなフィオライオ・ビアンキ・カフェへ。経営者はシチリア出身のアヴォカート(弁護士さん)。店内はパリの花屋さん風ながら(フランス人ムッシュが働いているし)なぜか食事メニューはパスタ・アッラ・ノルマやクスクスなど南イタリアのお皿多し。ちなみにこの右横にあるパスティッチェリアの手作り風ケーキもブォーノな上に良心的なお値段。
シエスタのせいか私達以外に客はおらず、二人で貸し切り状態に。プロセッコで再びお祝いしながら、お喋りであっという間の2時間。3年前に出会った時はまだ二十代の元気で明るい女の子というイメージの強かった彼女が、三十代に入り今回一段と女っぽくなったように思えた。海外出張や責任ある仕事を任されるようになったこともあるだろうし、いろいろ悩みを抱えながらも信じていこうという強い意志が真っ直ぐな目に顕れていたこともあるのかな。かよもゆうこちゃんもしっかり者で、私はあまり心配していないのですが、二人に幸せになってほしい気持ちだけはかわりません。
最後に中央駅でお別れし、無事に送り出したのですけど、あのマルペンサ行きシャトル・バスの陽気なイタリア人運転手。ハイテンションで顔と耳がやけに赤かったが、あれが日焼けならいいけどまさかシャンパンなんか飲んでたんじゃないだろうなあ。。(笑)
その後、空港のかよちゃんから携帯メール。
”あやこしは既に自立した女性ながら抜けてるとこ、全てが好き!”
・・・一言、余計じゃ!!!
また次回、東京かミラノで会おうね! |