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フラの帰りに表参道・原宿・渋谷をウロウロしていたら帰宅ラッシュの時間。フラでくたくたの体は座りたいと叫んでいる。そんな時、バスという選択肢が頭の中をよぎる。友達からは軽く1時間かかるよ〜!!!とは聞いていたが本当だった。目的地まで電車なら20分位なのに。まるで小さなバスの旅。
ちょうど渋谷を出たのは宵の頃。109を横切り道玄坂あたりで名曲喫茶ライオンに目をやり、ひたすら246。池尻、三宿、そしてやっと三軒茶屋。沢木耕太郎の246をちょうど知った頃なので、いつもの246は日暮れの頃のお店のネオンの相乗効果でちょっとおしゃれ。普段ならただの高速下の道しか思えないのに。三軒茶屋の後は上町。ボロ市でかすんでいたBARやバールに惹かれつつもバスはそのまま通過していく。その後は友達の住む大蔵を通り、この辺りに住んでいたんだと感動したり、高校のときにがむしゃらに走った道なんかもバスは走っていった。たった¥210なのに色々な思い出が交錯する…はずかいつのまにか深い眠りに入り気付いたら終点。外はもう真っ暗。その駅では待ち合わせによく使った噴水の前で降りて電車を乗り継ぎ帰宅。たまにはこんな帰宅方法も良いものだなと思った。
そういえば宵は日が暮れて間もない頃の意味だと思っているのだが、定義が変わるそうだ。http://www.asahi.com/...宵を使った素敵な詩や短歌があるだけに残念。 |