|
謎のデザイナー小林かいちの世界/ニューオータニ美術館へ行ってきました。
作品保護もありかなり照明を落とした会場。
絵葉書と絵封筒の小さい作品。
連作展示だったので、一枚毎に近づいて観てから全体を眺めるを繰り返し。
途中休んだり(結構疲れた)のんびりしていたら
二時間近く経ってしまいました。
平日はゆっくりみることが出来ていいですね。
待つ、嘆く女性が描かれています。
でも手で顔を覆われていたり、伏せている構図が多く
その表情は読み取ることができません。
目鼻口が描かれていないものが多かったです。
モチーフは月や星、トランプ(特にハート)柄が多用されています。
赤×黒、だったり水色やピンク色のグラデーション
色の取り合わせも良かったなぁ。
ゴスロリテイスト?な十字架やカーテン、幾何学模様の使い方も印象的。
あと京都の景色シリーズも可愛かった!
大正〜昭和ロマンですが、デザイン化されている点や
構図がよりイラスト的なのが夢二との違いかなぁ。
なんちてな、素人の感想です。
その後は銀座に移動して
レイトショウの『修羅雪姫』を観ました(not釈)
梶芽衣子さんがすっごく可愛く、すっっっごく可愛く(2回言った)
そして立ち回りかっちょ良さといったら!
実は先月家の近くであった女賭博師シリーズ全作上映を逃し、
それがきっかけで今回観に行ったのですが、いや〜良かった。
漫画が原作だそうなので設定がかなり突飛。
幼少時雪の特訓やラストの舞踏会シーンなんてわざと笑わせようとしてるのか?…と(違)
任侠モノなので当然のことながら残虐シーンはあるのですが、
単純に「いけっ、雪っ、のぉ〜ん(ここで誰かの血が出ている)」と
あまりドキドキすることなく観ていられます。
次は藤純子さんの『緋牡丹博徒』シリーズが観たいなぁ。
そうそうキモノの柄もかなり浮世離れしてました。
長着の襟あわせはかなり鋭角でしたが、襦袢の襟元は詰まった印象(並ぐらいか?)
勝手に真白な半襟をイメージしていたんですが
実際には刺繍かな?柄物が多かったです。
帯は博多でペタンコのお太鼓か後見結び(吉弥かも←はっきり名称が分かってない人)
帯前は交差に回してました。
これが細身の雪に似合うんですよぉ〜
ああ、そういえばかいちが描く女性も細身だったなぁと思い返す一日でした。 |