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2004.3.30 [火] 気になる着こなし |
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最近、サントリーのお茶「伊右衛門」のCMが気になっています。
宮沢りえさんの着こなし。
お着物は彼女の年齢からすると「絶対地味」だと思うグリーンなのですが、長襦袢(八掛?)と帯揚げの効かせ方がいい感じ。
ひとによっては「黄ばんだお茶色」と言いそうなお色ですが(お願い。言わないで)、着物と「浮く一歩手前」なバランスが「うーん」と思います。
浮いたら「野暮」だけど、浮く一歩手前なら「粋」。
やっぱり着物って奥が深いなー。 |
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2004.3.27 [土] お店とのつきあい方(模索中) |
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たぶん、自分の年齢からすると不相応なほどに、「一流」と呼ばれるものがすきです。
なぜかというと、ウチに妙に着物の趣味のよいヒトタチがいるので。
まったく助言をくれないくせに、買ったものに関しては容赦ないチェックが入ります。困ったもんです。だから、てっとりばやく目を肥やすために、老舗のものを見るのがすきだったんです。
…でも、ほんとは接客されるのが苦手。
店員さんたちの、「アナタ知らないでしょう?教えてあげますよ」に、今は食傷しています。
好みじゃないものを、「ね、素敵でしょう?」とさりげなーく同意を強制されるのもツライ。
老舗の審美眼は文句なくリスペクトしますが、そのなかにも好みに合うものと合わないものが歴然とあるのだということに、最近気がついてきました。
自分の「着物レベル」(←そんなのあるかな)と好みを熟知してくれるお店とつきあえればいいのでしょうが、大抵向こうは私の顔なんて覚えてないから、それはたぶん無理(お得意さんになれるほど、いつもいつも買えるわけじゃないから)。
だとしたら、自分がどんな着物を持っていて、どんなものが必要なのか、いちばん知っているのは、やっぱり自分で。
まだまだ勉強が必要ですけど、リスペクトしつつ、それに振り回されない美意識をもつことが大事なんだなーと思いました(遠い…あまりにも遠い話だ…)。 |
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2004.3.27 [土] 六義園 |
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りくぎえん、と読むそうです。
最寄駅は千石駅と駒込駅。
ただいま枝垂桜が最高潮です。たぶん、この土日がピークだと思います。
期間中はライトアップもやってますので是非。(28日まで。入園終了20:30)
うつくしかったです!
http://www.tokyo-park.or.jp/... |
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2004.3.26 [金] 第32回京洛老舗の会 |
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池袋東武本館10階催事場にて開催中です。(30日まで。最終日は午後5時終了)
今秋お願いしたいお装履のあたりをつけたかったのですが、見事に撃沈しました。
だいたいこんなかな〜と店員さんと話していたら、女将さんがすっと横から現れて、「それもよろしおすけど…」。……。
合格点への道は険し。
でも、女将お勧めの白の蝋引きの花緒は、フーさんと中ざくらさんがもう持ってるんだもんー。
真似したみたいで、悪いです。
「ほな宿題ということにしときまひょか」
ええ!頑張りますともさ!!しっかしこのニュアンス、やっぱ京都だわー、ほんと。
こんど、白い花緒をよく勧められるのはどうしてなのか、聞いてみよっと。
菊一文字さんでは糸切り鋏を購入。
切れ具合はどんなものだろうとカシカシしていたら「鋏は、ちゃんとものを切って試してください」と女将さんに布を渡してもらいました。空切りは駄目なのだそうです。恐縮。
関西と関東との糸切り鋏の刃の長さが異なることも、今回初めて知りました。
関西のほうが関東よりも1cmくらい長いのだそうです。
「関西刃のほうが、切れ味がやわらかいと思う」とおっしゃってました。
関西刃は「しゃくっ」という感じで、関東刃は「かしっ」という感じ? |
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2004.3.23 [火] 色半衿の効能 |
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件の色半衿、いろんなお着物に合わせてみています。
すごいです、これ。
ちょっと上等な小紋にも、大島にも文句なく合います。
とくに嬉しかったのが大島とのコーディネート。
八掛のお色が個性的だったので、どうしても組み合わせがワンパターンになりがちだったのですが、あたらしい可能性が探せそうです〜。
白半衿とだと浮いてしまいそうな組み合わせも、ちゃんとこなしてくれます。
色半衿、楽しいですー。さらに精進します(←最近のKW…?)。 |
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2004.3.20 [土] 春の食材 |
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スーパーにも並んできたようです。
つられて(踊らされる消費者〜)はまぐりの酒蒸しとか鯛の潮汁とか、つくったりしてます。
(菜の花もいいな!)
最近の注目は筍。
銀座でいただいた筍が忘れられなくて(ほっくりしてて、やわらかくて、甘くて絶品だった!)買ってはいるのですが、これがなかなか難敵です。
どーもあの甘みが出せません。。。
「そう簡単に真似できたらプロの出る幕ないし」との声も聞こえてきそうですが、使ってたのがフツーの食材だったんだもん!なのにあれほど違うってなんか悔しいんだもん!(←コドモだ……)
やっぱ出汁が違うんだろうなー。
でも関東は水が違うから、昆布だしって難しいしなー。
最近和食の「さしすせそ」の重要性にも気がついてきたので、さらに精進します。 |
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2004.3.17 [水] 北川の半衿 |
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今日届きました。
想像以上の逸品に感激。
やっぱり北川さんはすごいなぁ。
お色はピンクとクリームとグレー。
でも、こんなカタカナでの表現がもったいないような、透明感ある微妙色です。
特筆すべきなのは、なんといってもピンク。
うすーいお色なのに、たしかにベージュとグレーとパープルのニュアンスがあって、なんともいえないです。
こういう色は、難しいと思う…(下手するとただの肌色になってしまうので)。
灰桜一歩手前のピンク、とでも言えばいいのでしょうか。これは、エレガンスの極みだー!
顔まわりに当ててみると、さらにその差は歴然となりました。
まっしろな半衿よりも、ずっと肌色をやさしく、あかるく見せてくれます。
……嬉しい。こういうのが欲しかったんだ。
今まで一流品に憧れて、分不相応ながらも手を伸ばしてきましたが、これが私なりのリスペクト。
長くじっくり、よいものとつきあっていきたいです。 |
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2004.3.16 [火] 僕と彼女と彼女の生きる道 |
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1月から、一生懸命見てきたドラマです。
登場人物がすごくリアルで、見ていて痛いほど。
仕事一筋で家庭を顧みなかった主人公。
よき妻・母であることよりも、女であることを選んだ妻。
自分と違う道を歩む息子に、自らの人生を否定されたように思ってしまう父。
一辺倒の「いいひと」ではない役柄のほうが、ふかく考えさせられます。
なんかみんなわかってしまうのです。
誰が「悪い」わけではないのだと。
でも、どうしてもどうしてもすれ違ってしまうときがある。
そんな、世の中のやさしさと切なさが沁みるドラマです。
たぶん元ネタは「クレイマー、クレイマー」で、それがちょっと気に入らない(笑)のですが、自分の思い通りには決してならない人生のなかで、他人にも自分にも恥じることなく生きていくとはどういうことなのか、考えさせてくれます。
やはりこのドラマを見ている友人(♂)が「凛ちゃん(子役)可愛い…抱きしめたい」と言っているのを聞いて「おい!ちょっと待て!!あんたいくつだ。今頃ロリコンに目覚めたのか?!」と思いましたが(笑)、それくらい子役が健気なので、幸せになって欲しいです。
来週、最終回です。 |
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2004.3.14 [日] TOKYOフルコース |
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…遊んでまいりました。楽しかったです!
まず、Bunkamura ザ・ミュージアムの「モネ、ルノワールと印象派展」へ。
個人的にはマルモッタン美術館展より好みでした。
久々のルノワールにわくわく。
相変わらず色の対比が深いです。
ルノワールというと薔薇色のイメージがつよいのですが、それは色の対比あってこそなのだろうなーと改めて思いました。
洗朱のような茶と、緑もしくは紺の対比が、実際はかなり渋い色を鮮やかに、そして深く見せているのだと思います。
西洋人独特の、赤みがかった金髪の表現がうつくしい。
額縁の背景になる壁のいろも、より絵が浮き立つように考慮されていました。
Bunkamuraエライ!
そしてモネ。
やはりモネの真骨頂は、水のある風景だと思いました。
水面に映り込んだ物体の表現が出色です。
やはり3メートルから5メートルは離れて見たい絵ですが、わりと広いところに設置されているので、なんとか可能です。
Bunkamuraエライ!
つぎは青山のBINGATAYAさんへ。
私よりも、同行の友人が一筆箋やぽち袋などを購入してました。
紅型の和紙はとても種類が多かったので、今回はあたりをつけるだけにしました。
これからじっくり悩んで、自分の一枚を決めようと思います♪
cafeでおしゃべりをして、銀座に移動。
京風のお料理を出してくれるお店でお食事をしました。
気分的には「プロフェッショナルのおばんざい」というイメージ。
どこにでもあるような食材を使っているはずなのに、きめのこまかい心くばりと技術で「うーん」と唸らせるようなお料理に仕上げているのには脱帽しました。
素材の味をたいせつにたいせつにしているのに、手のかけ方が半端じゃない。んまかったです!
京都つながりで頼んだ日本酒がまた素晴らしかった。
ちょっと黄色みがかって口当たりもとろりとしているのに、香りがたかくキレがいい。
出汁の味でいただく淡白なお料理をこわさず引き立てるベストマッチングでした。満足〜。
しめは近くのバーでモスコミュールとサングリアを。
ど桜小紋着用の最高な一日でした。
同行してくれた友人に感謝! |
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2004.3.12 [金] 明日 |
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先週は体調不良で着物を断念したので、今週末こそ、桜の小紋を着たいです。
ちょっと前の天気予報では、関東の土曜日は降水確率40%でめちゃくちゃ気になっていたのですが、どうやら前倒しになってくれたようです。ありがとー!(←誰に?)
明日は初めてのところでゴハン。美味しいといいなぁ。 |
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2004.3.10 [水] 銀座 |
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久々に銀座ぶらり。
印傳にちからを入れている池田屋さんのショップが、銀座コア3Fにオープンしてました。
品揃え豊富〜!たぶん銀座で一番だと思います。
池田屋さんオリジナルの印傳もあり。
またしても黒地に白の小桜柄の小銭入れを購入してしまいましたが、本来はコレ、男性用の柄なのだそうです。へぇ〜。
(そういうのにこだわらないでお使いくださって結構ですよ、と言っていただきましたけど)
ちょっとずつ同じ色柄の印傳が揃ってきています。
いっぺんに買うより、なんか嬉しいです。
嵩山堂はし本では、期間限定のさくらのぽち袋をゲット。
これも嬉しい。去年売り切れで買えなかったし。
あと、香十で藤柄のハンカチを買いました。
戦利品が多くてほくほく。
さらに、5人くらい着物の方を見かけました。
銀座の着物率、ほんとうに高くなってきているようです。
紬の方も、はんなり長羽織の方もいて、自然と目が行ってしまいます(笑)。
あんまりじろじろ見るわけにもいかないのがちょっと残念。
とくにお羽織…いいなぁ。
しっとりミセスになったら(←無謀か?)是非ともあんなふうに着こなしたいです。
しかし同じ銀座のお店なのに、みともには全然気負いなく行けるのに、もとじには行けないってどういうことなんでしょう?
どっか敷居が高いような気分。。。路面店恐怖症かも。 |
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2004.3.8 [月] だらだらと長い髪 |
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伸びすぎです、私の髪。
個人史上最長記録更新中ですが、そろそろ限界かと。
毛先もいたんできてるし、なにより重い。
夜会巻きにチャレンジしても長さがあまるし。
…切ろう!! |
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2004.3.6 [土] 春のよそおい |
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日本テレビ「究極のおもてなし旅」を見る。
もてなすのは中尾彬さんで、もてなされるのは浅丘雪路さん。
京都と草津温泉の旅でした。
浅丘さんは京都と草津とでよそおいを変えていたのですが、どちらも春をつよく意識したものでした。
京都では桜の花びらが散った臙脂色のお着物に、これまた桜の白地の帯。桜色の帯締め。
草津では桜色の縞のお着物に蝶の模様の黒地の帯(←なんだか見たことあるような帯だと思ったら、井澤屋さんのでした)。
京都のものとは少し違うけれど、やはり桜色の帯締め。
番組では雪が降る中のお着物姿でした(スゴイ!)が、控えめな中にも春を寿ぐ気持ちが伝わってくるようでした(放送時期を熟慮してるんだろうなー)。
上級者のよそおいとはこういうものかと実感。 |
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2004.3.5 [金] 染の北川の別誂え半衿 |
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共同購入を発見。
うわ〜欲しい〜。
シボのこまかい縮緬(たぶん着用時期や年代をなるべく広くするため)に北川さんならではの計算し尽くされたうつくしい色。
こんなチャンス二度とないかも。悩む! |
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2004.3.4 [木] 今年の映画 |
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「ロード・オブ・ザ・リング—王の帰還—」をとうとう見てしまったので(楽しい3年間でした)、今年の映画の興味はすでに「ハウルの動く城」へ向かっています。
(いや、たぶん「TROY」も見に行くと思うんですけど)
宮崎駿監督が原作にえらぶ児童文学とは、ご縁があることが多い(「魔女の宅急便」も「霧のむこうのふしぎな町」もすでに読んでいた)のですが、「魔法使いハウルと火の悪魔」も知っています。
で、たぶん今回もまた、原作の器だけがのこった「宮崎駿ワールド」が炸裂することを期待しております(←決して悪口ではないつもりです)。
だって宮崎監督の映画って、原作を非常にリスペクトしながらも、根底のテーマがいつもあきらかに違うんだもんー。
生まれてから10000日目を迎える、美形のくせにおとなげない魔法使いハウルが私はだいすきです(笑)。
ヒロインのソフィーが18歳だから、じつは結構な年の差カップル(?)。
原作のハウルはころころ髪の色を変えますが、今回は金髪に落ちついた模様(服はどうなんだろ)。
ガラス玉みたいなうすい緑の瞳も楽しみだったりします。
公開がどうやら夏から秋へ延期されそうなので、それだけが残念。 |
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2004.3.3 [水] TOKYOと京都と江戸 |
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しょうさんのKW「Art Paper Cafe BINGATAYA」にノックアウトされる。うつくしすぎ。
京風にも江戸風にも、とてもとてもうつくしいものが多いけれど、最近TOKYOであたらしいセンスの「和風」が多く見つかるような気がしている。
なんというか、京都・江戸のうつくしさが、伝統をまもりつつ「和魂洋才・和洋折衷」のような、あたらしい風を取り入れたものだとすると、TOKYOのものは、外国人の目線から「和」を見ているような感じがする(ZENスタイルみたいな)。
アプローチの仕方がまったく違う、という印象を受ける。
たぶんこれは、京都や東京の下町にはまだ「和」が日常にあり、TOKYOでは「和」が非日常のものになってしまったことによる、クリエイターたちの受け止め方の違いにある、のかなぁ…。
でも、保守と革新を同時に感じられるこの位置関係はスゴクいい。
停滞した伝統は、死滅していくばかりな気がするし。 |
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2004.3.1 [月] 春の雪 |
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今日は寒いなーと思ってふと外を見ると、なんと雪が降っていた(驚!)。
もう3月なのにー。やっぱり最近は気候がおかしい。
体調管理に気をつけねば…。 |
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