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2004.12.31 [金] 雪深き

白い大晦日。
雪に音が吸い込まれ、ほんとうに静かで、除夜の鐘も届かないほど。
寒かったけど、星が綺麗だった。

「ゆく年くる年」で、清水の舞台に人があふれんばかりなのを見て仰天。
何故あんなに人が乗っても大丈夫なの〜。落ちたらどうするの〜。
昔の人の叡智につくづく感服。私だったら怖くて乗ってられない!!

2004.12.26 [日] 出番

正絹の道行や絞りの羽織が、とうとう寒々しく感じられるようになってきたので、輪奈コートを出す。
今年は冬になっても、ずいぶん気温が高かったけど。
あたたかそうな質感。やっぱり綺麗なコート♪(←自画自賛)
お正月はこれを着て、いつもの神社に初詣、かな。

他の人のそれぞれの「着物のこだわり」を聞くのも楽しく。
自分とは違う視点、とても参考になります。

2004.12.23 [木] 今日の東京タワー

が、ちょっと面白いことになっていました。
へ〜あれはキャンドルを模しているのか。
23・24・25日連続のイベントだそうです。

皆さんのクリスマスコーディネートがかわゆい。
キモノでクリスマスって、私にはすごく難しいテーマです。。。

2004.12.21 [火] チルドビール

麒麟のチルドビールシリーズが最近好きです。
無濾過のビールは肌にすごくいいと(笑)聞いていたので、ふと試してみたのですが、これがなかなか好み。

最新の「ホワイトエール」、冬らしくていいなぁ。

2004.12.21 [火] 買えるとこは他にもあった

昨日よく見られなかった(笑)帯締めについて、同じ組み方のものを扱っているお店の情報を得る。
嬉しいなぁ。草木染めのもあるとか…。
どんなのだろう? 今度ゆっくり見に行こ♪

昨日のこと。
自分の対応で行き届かなかった部分はないか、もう一度だけ考えてみる。
うーん、組み方を「平唐組」と間違ったんだよね…。
それが「ものを知らないくせに知ったかぶる奴」という反感を買ったのか…?
あとは本当に心当たりが無いよ。
礼儀を尽くしてお話してたつもりだったし。
なのに揚げ足とって上からものを言う人って、どう考えても素敵な人じゃないと思うけど〜。
やっぱり納得できなーい!

2004.12.20 [月] べつにアナタに「売っていただきたい」訳じゃないよ

前々から行ってみたかったお店に、やっと行くことが出来ました。
本に掲載されていたここの帯締めが、あんまり他のお店では見たことなかったので、新鮮できりっとしてて、かっこいいかなーと期待してました。
…が。

「帯締めを見せていただきたいんですが」
「合わせる着物は持ってきてないの?」
「ええ、今日は見るだけでいいかなーと」
「そう」
そのおばさんは、近くにあったボール紙の箱を開けて、3秒くらい中の帯締めを見せてくれると、箱のふたを閉じました。
「もう見たでしょ」

…なんじゃーこの「俺様」な人。絶句。あんまりびっくりしすぎて、怒る気にもならないよ。
つか、いちおう客のつもりなんですけど。それなのに、こんなに「悪意のある」対応って、…いいの?

洋服だったり、「今買わない」客は、この人にとって客じゃないんだろうなぁと思う出来事でした。
「郷に入っては郷に従え」と言う諺は確かにあるけれど、狭ーい、自分だけの価値観と常識だけで初対面の人間を判断し、あまつさえ差別する人や店って結局信頼できないし。
呉服屋ってそんなに偉いかな?

「うちの店は、小物でもお客さんの着物に本当に合うものを薦めたいので、今日は売りません。是非、合わせたい着物を持って、次回来てください」って言われたら、腹も立たなかっただろうにね。
でも、あのおばさんには二度と会いたくないよん。
「何を買うか」はもちろん大事だけど、「誰から買うか」っていうのも、今の私には同じくらい大切なことだから。

2004.12.19 [日] おうちで鍋

付き合い以外では、お店で鍋をすることはもうほとんどないかも。
うちでする鍋は、お安いし、美味だし、好きなものたっぷり入れられるし、簡単だし、冬は特にいいなぁ。
冷たいビールといい日本酒があれば完璧。

今回使ったキッコーマンの「よせ鍋つゆ鶏がら塩」は、初めて使ったけどわりと好きでした。
ごぼう風味が特徴、かな。
いろいろ試した結果、具はだんだんシンプルになっていって(笑)、蛤、鱈、とりモモ肉、白菜、水菜、えのきが最近のメイン。白子があればベスト。
いいお出汁が出るので、蛤は欠かせない〜。
ねぎやにらとかは入れなくなりました。
〆のおじやも好き♪

母の得意技、ポン酢で食べるアンコウ鍋と、キムチ鍋を早くマスターしたいなぁ。
でもあっちで使ってるつゆの素が、こっちではなかなか見つからなかったり。
つゆの素って、自宅鍋では結構重要なポイントですよねぇ。

2004.12.18 [土] おうちでコロッケ

ずっと寝てたおかげか、夕方には結構体がらくになったので、スーパーへ。
唐揚げやカツに比べると手間がかかってあんまりやらなかったコロッケを作る。

おいもを茹でてつぶし、にんじんとたまねぎのみじん切りと挽肉を軽く塩コショウして炒めたものを混ぜてつくっただけのコロッケだけど、実家の味です。やっぱりおいし。

2004.12.17 [金] 油断禁物

夜になると熱が上がる…。
携帯のボタンを何度押しても正しい番号が出てこない→かけられない、という凶悪な夢見。
これも熱のせいか。目が覚めたら却ってすごく疲れてた。。。

2004.12.16 [木] カジュアルな道行

スローペースで行動中です。。。
伝言くださった皆様、どうもありがとうございました。胸に沁みました。

今日はスーパーで素敵な着物姿のおばあちゃまと遭遇。
黒っぽい紬のお着物に、多色使いのカジュアルな道行、天だけが赤い黒のお草履がキュート…!
うーん、最近は羽織が流行りだというけれど、道行には道行の魅力があると再認識してしまいました。

絞り加工がしてあるジミハデの紬着尺が反物のまま眠っているのだけど、あれを道行にしたらどうだろうか…やっぱり羽織がいいかしら…とまたすぐそういうことを考える。。。

2004.12.15 [水] 風邪ひいた

発熱中。ううう。

2004.12.14 [火] 日比谷経由

時間がぽかっと空いたので、三度目の映画を見に日比谷まで歩く。
帰りに、私が行くと、何故かいっつもいっつも休みの芥川へ寄ってみたら、やはり今日も開いてなかった。
いったいいつやってるんだろうと思いつつ営業時間を見ると、土・日・祝日休みで、午後1時30分から営業なんだって。
午後1時30分からですか…。…絶句。

昭和通りで、だんだら羽織姿の赤穂浪士一行とすれ違う(笑)。
たぶん泉岳寺まで歩いたんだろうな。
そういえば、今日は吉良邸討ち入りの日だっけ。

「はいやく」でランチをとって、近場のもとじ和染&和織を覘いてみる。
いろいろ見せてもらっちゃいました。
シブ色の帯締めが欲しくて、最近ずっとじたばた。なかなか離陸できず。
五嶋紐もいいし、帯留めと三分紐でもいいなぁ。

2004.12.12 [日] 最終回

…泣きました。もう顔がぐちゃぐちゃ。。。
コルクのシーンで涙腺が決壊しましたよ。薩長のばか〜〜〜。
新選組が結成されて、近藤さんの死まで、5年間。
文字通り歴史を「駆け抜けた」彼らに釘付けの1年でした。

しかし最期の言葉が「…トシ」ってどうよ。
その台詞はフィクションだって分かってはいるつもりだけど、つねさんの立場は。。。
男の人同士の深いつながりは、ときに女の身ではついていくことが出来ないくらいつよく深く、
そこが羨ましくも妬ましい。

2004.12.12 [日] 欲しー帯

大島に合わせる茶系の帯が欲しいなぁ…。
おばあちゃん、ユーカラ織の八寸、貸してくれないかなぁ…。

2004.12.11 [土] 銀座ツアー&ルーマニアンナイト

ルーマニアンナイトの前に、Tさんと銀座めぐり。
銀座を案内するのは初めてだったので、嬉しくもどきどきでした(汗)。
お天気はとても良かったけど、日が暮れてからの温度を考えて、大島&紅型の帯&祖母の羽織。
なんだか最近はこればかり着てる〜。

むさしやで足袋を見て、もとじ&松坂屋で冠組の帯締めの比較考察(笑)。
佐人でお茶をしているうちに、Mさんと無事合流♪
とってもサービスしていただいて、こちらが恐縮してしまうほど。
水出しのお煎茶が特に美味しかったなぁ。
お茶の旨味が全部出てます!っていう感じのお味。また是非行こ。

きものサロン明月を見て、宮脇賣扇庵へ。
今が一番品薄とのことだったけど、楽しみました。
やっぱり扇子は、柄も大事だけど、骨だよね!!
自分好みにカスタマイズした一本がほしー。

無事に銀座ツアーを遂行できたので、ルーマニアンナイトを安心して楽しむことが出来ました。
初めての美味しさのお料理ばかり。新鮮な体験でした。
京都でお会いした方々にも再会できて、ほんと楽しかった。

冬の風を感じながら、徒歩にて帰宅。

2004.12.10 [金] 帯

素敵な帯を見つけてしまった…。むむむ。
秋冬らしい色柄と風合い。これ着て歌舞伎座に行きたい〜。
と思うが、自重!
春に装履を誂えるのが先だ…。

2004.12.9 [木] 小料理屋さん

ちかくのお店の方の着物姿が、いつもとーっても可愛いです。
年配の方でも、赤い着物に白い割烹着、白い足袋に赤い花緒の芳町が素敵。
お二人でやってるのかなぁ。おばあちゃまのこなれた普段着物もイイのです。下駄がポイントなのかしら。

一度行ってみたいのだけど、土・日・祝日が休みなのがいたい。
一人で行くのもイヤだし…。むー。

2004.12.8 [水] 優しい交通環境

カートをごろごろ引っ張って移動。
こういう日はちょっとだけだけど、自分が高齢になったり、ベビーカーをひくようになったり、車椅子になったりしたときの状況をシミュレートしてしまう。

電車に乗るとき、エレベータでホームまで行けると、とてもありがたい。
逆に上りのエスカレータしかない駅は、下り階段でものすごく難儀する。
バスに乗るのも大変だし…。

あとは横断歩道を渡ると、車道と歩道との段差が意外にあって、車輪がガタつくのが気になった。
一応低くはしてあるんだよね。たった2cmくらいの高さの段差。
たぶん補強のためなんだろうけど、でもこの2cmが車輪には結構な妨げになってしまう。
やっぱりまだまだ、フツーに歩ける人の基準で交通環境ってつくられているんだなぁ。
今日は、なんかそういうのが分かった。

でも、同じお金をかけるなら、やっぱりもう少し、歩くのが大変な人のことを考慮してつくったほうがいいんじゃないのかな。

2004.12.7 [火] 言の葉の毒

いやなレビューを見てしまってものすごく気分が悪い(泣)。
なんなの〜、あれ。
同じ化粧品でも肌に合う人と合わない人とがいるように、一つの映画や本を読んでも、その人によって「好き」「嫌い」って必ずあると思うのにー。

どうしてお互い、意見の合わない人のことを貶め合っちゃうんだろう。
「頭が悪いから理解できない」とか「面白がる人が理解できない」とか…。
自分と反対意見を持つ人の「どこが面白かったか」「どこが面白くなかったか」を聞くのが、意見交換だと思うんだけどなぁ。
ううう。毒を飲んでしまった気分。止めとけば良かった。

2004.12.5 [日] 異常気象?

昨日の夜は風がひどかったです。
台風一過ですごくお天気がよいけれど、気味が悪いほどの暖かさ。
12月に台風っていうのも充分変だけれど、やっぱり…異常気象?

2004.12.4 [土] 邂逅

ものすごく久しぶりに学生時代の友人と再会〜。
全然変わってなくて、一気に昔に戻った気分。
にぎやかな中華居酒屋で楽しく過ごしました。
お食事も美味しく、茉莉花茶もポットでお湯のおかわりが何回も出来る良心的なお店でGOOD。
こうして忘れないでいてくれる友達がいるって、ありがたいなーと思う。
でも、以前に比べてお酒は弱くなってきたなぁとしみじみ。。。

「京都魔界めぐり」に興味があるそうなので、今度の京都はそういうコンセプトツアーになりそう♪
企画を立てねば。

2004.12.4 [土] ドラクエ!

…楽しい。
ドラクエがアニメ映画になったらこんな感じでしょうか。
それが、自分の操作で動いて、物語が進んでく。
50時間以上の長い長い映画を、自分で進めていくような面白さ。
ちょっとこれはゲーム以外では味わえない独特の楽しさかも〜。

過去のシリーズを髣髴とさせる演出も多くてなつかしいです。
キラーパンサーに乗って大地を駆け抜ける感覚は、擬似体験であってもかなり爽快。
空を飛ぶのがこんなに気分がいいものだなんて、このゲームをやってなかったらきっと想像もつかなかったなぁ。
視点転換の方法がよく分からなくて、「空を見上げる」のに時間がかかってしまったけど、夕焼けや景色がとっても綺麗です。3Dって、進化するとこんなにもリアルな疑似体験が出来るんですね。
「冒険をしてる」って気分満喫。

基本的に一神教の世界観なので、「絶対悪」が出てきて自分サイドが必ず「正義」っていうのが、ほんとはちょっと引っかかるけど、これがないとゲームそのものが成り立たなくなっちゃうので、割り切って楽しんでます。
でも教会には権威を笠に着るイヤ〜な人も出てきて、選民思想に対する痛烈な批判も感じられたり。

仲間と話も出来るし、お金貯めるのが相変わらずラクじゃないとこもリアル。
(モンスターを倒してお金を稼ぐっていうのは現実的じゃないけど…)
手間隙かけると愛着も湧きますね。
ラクラクなゲームより、やっぱりこういうほうが好き♪

2004.12.3 [金] ハウルのこと

あっこさ〜ん。見てくれてありがとー!

今考えてみると、宮崎監督は原作「ハウルの動く城」を読みながら、いろんなところで「???」と思っていたように感じます。
(なんかハウルのことも「行動原理が分からない」と言っていたとか)

前作「千と千尋の神隠し」のときも、「霧のむこうの不思議な町」という本を読んで「どこがおもしろいんだか悪いけど分かんない」(←私はこの児童文学、すごく好きなんだけど)と言いながら、監督流に作り直した結果があの映画だそうだし…。

2004.12.1 [水] 覚書

Fさんのみたいな、黒の台に白の花緒、赤い前つぼのお装履のことを「丹頂」というのだと教わる。
「言い得て妙」とはこのことなり〜。

2004.12.1 [水] ウールの着物

を実家から持って帰ってきました。
シンプルな絣模様。合わせる帯は赤いウールの無地八寸。長襦袢はモスリン。
すごい昔の祖母のもの。

これに、このあいだ購入したクリスマスリース形の帯留めをしようと思ったのだけど…。
羽織るものがなかった…。ストールじゃもう寒いかなぁ。

2004.11.29 [月] RPG

「ドラゴンクエスト�[」出ましたね〜。
今回は画像がすごく進化して!
まるでアニメ映画の中を生きているみたい。

ゲームと言っても、私はFFとドラクエしかほとんどやったことないのですが、この二つは、ファンタジーで、違う人生を生きた気分を味わえるのがとても好きです。
しかも目線が男性のものだから(笑)。
「自分がオトコだったら、こんな気分になるのかな」と思ったり。
ドラクエは主人公が自分の分身で、FFは主人公に憑依して、彼の人生を覗き見させてもらっている感じです。

でもねぇ、これだけ画像がリアルだと、夜でも他人の家にずかずか侵入したり、宝箱やたんすを勝手に開けて中のものを手に入れたり、樽や壷をこわしたりするたびに、「不法侵入」だの「窃盗」だの「器物損壊」だのという言葉がアタマに浮かんでしまって困る…。

2004.11.28 [日] 新選組!

もうすこしで終わり。
洋髪の山本「土方」にびっくり〜〜。
史実のトシの写真に似ているとは前から思ってたけど、写真と同じ扮装をすると、ほんとうに似ていると思う。
なんか、生き写しってこういう感じなのかなぁ。

2004.11.28 [日] 覚書

西陣・妙蓮寺の御会式桜
大原・実光院の不断桜

2004.11.24 [水] 冠組

ちょっとずついろんなとこの冠組が増えてきました。
シンプルで奥が深〜い帯締めだと思う。大好き♪

五嶋紐は上品で控えめな色使いで、ふっくら組まれている気がします。
きねやさんのは華やかで、道明さんのは細めですっきりきっちりした感じ。
お店によって、こんなに個性があるなんてすごいなぁ。
状況と気分で使いこなせるようになりたーい。

2004.11.24 [水] 朝のひととき

今朝は窓から見る雲の具合がとてもとても綺麗でした。
青空と雲と、透き間からこぼれる薔薇色の光がまるで宗教画のよう。
遠くに見えるビル群も、朝霧にかすんで少し淋しげに見えたりして。

五嶋紐が届く。わーい!
ほんのりピンクっぽい生成り色が合わせ易そう♪
しかし気がつけば、わたしの着物まわりってピンクやピンクベージュ系多いな…。
こういう趣味だったのか、私って。

2004.11.22 [月] 

もしかしてハウルって、人によって好き嫌いがはっきりしてしまう映画なのでしょうか>お陶子さま
うーん、私はかなり面白かったけど、人につよく薦めるのはやめよう…。

その後レビューをさらに見直してみると、好みの問題だけではなく、それ以前に「分からなかった」という意見もかなり多かったのが気になってしまいました。
よく考えてみると、あの映画では「状況を説明する台詞」が極限まで削られていたような気が。
映像的なヒントはあるけど、その具体的な意味を決して語らない。その点、無声映画に近い感じ。
好き嫌いが分かれるのは、このへんにもあるのかなぁ。
でも、最近の映画館は総入替制のところが多いから、昔みたいに一度映画館に入って、一日に何度でも見続けるという楽しみ方は難しいと思ふ。

2004.11.22 [月] 他の人の解釈

さらに「ハウルの動く城」のレビューを見ています。
いろんな感じ方があるんだなぁ。改めて、びっくり。
で、特にへぇ〜と思った解釈が。

私は「ソフィーは老女の姿になる呪いをかけられて、それを自らの力で解いていった」と思っていたけど、あの呪いを「自分の心の状態が、そのまま見た目の年齢として表れる」という呪いだと感じた人がいたのです。

なるほどねぇ、つまり、ソフィーはオープニングでは「心が90歳に見えるくらい後ろ向きな」少女だったということなのか。ほぉ〜。
で、心が元気になれば姿も若返る。
心が後ろ向きになれば、一気に老女の姿に戻る。
あとは基本的に眠ってるときには呪いが解ける、と。
だから最後まで髪が「星の色」のままなのか。
(原作では呪いが解けるとソフィーの髪の色は元に戻っています)
これだったら、別に呪いが解けなくても、心が元気でさえあれば問題なし!ってことだものね。

それともハウルが「綺麗だ」って誉めてくれたから髪があの色のままなのかも?
呪いがかけられたままでも、愛し愛され幸せになることができるってことは、傷のある自分すら丸ごと許容することにもつながっていきそう。
このへん、今までのおとぎ話の常識を覆していますね。

こういう考え方の違いってすごく好き。面白ーい。
いろんな解釈が出来るのっていいなぁと思う。
映画では決して直接には語られていない部分。
でも、ヒントは至るところにちりばめられていました。
もうすでに、見た人の中には「その人だけ」の「ハウルの動く城」が出来上がっていて。
名作って、こういうものなんじゃないかと思うんだけど。
あれ? でもそうすると、心が若い限り、ソフィーは不老ということになっちゃうのかな?

2004.11.20 [土] ハウル感想文

見ました!
で、語りたくなっちゃったので、ぶちまけます(笑)。
すいません、「これから見る」とか「興味ない」という方、どうかご容赦ください。
一回見て、なんかまた見たかったので、二回見てきました。

綺麗な映画でした!
登場人物、美形が多かった〜。
レビューでは批判の声が高かった木村拓哉氏も倍賞千恵子さんも、心配したほどの違和感は感じず。
というより、私は率直に、この二人、好きでした。
特にハウルは、あらかじめ木村氏を想定して細かい味付けをしたんじゃないのかと思うほど。
(荒地の魔女やマルクルは、あらかじめ声をあてる人のイメージで、絵が描かれているそうです)
そういう意味では、とても贅沢なキャスティングでした。

また、ソフィーの姿が興味深かった。
一旦は呪いをかけられて、90歳みたいに見える老婆の姿になりますが、なんと自力で徐々に若返っていくんですね、彼女(原作にはそういう発想は、たしか無い)。
あれはハウルの力だとは、私は解釈したくないです。
映画では一言も語られることはなかったけれど、ソフィーは立派に魔力を持っているんだもん。

若い姿の時には、「自分には魅力がない」「長女だから家業を継ぐ」と強制されてもいないのに自己を抑制し、自分の可能性を狭めてしまっていますが、老女の姿に変えられてしまったことで、逆に「自分は美しくない」という呪縛から解放され、「どうせおばあちゃんなんだから」という一種の開き直りの元に、自分に正直になるんですね。
自らが感じたままに、彼女が怒ったり泣いたりするごとに、一段ずつ若返っていくのが見ていて分かりました。
ううん、もしかしたら、ソフィーがハウルのことをつよく想うたびごとに、なのかもしれません。

若返ると、身のこなしが格段に少女っぽくなり、髪が伸び(お下げの編み目が増えてた)、服の色もグレイから徐々にブルーっぽくなっていきます。そのあたり、とても芸が細かい。
でもそれで簡単に呪いが解けるのかといえば、決してそうではなくて。

なんだか、宮崎駿という人は、どうやら呪いというものは「人に解いてもらうもの」ではなく、「自分で解くもの」という意識があるみたいです。
だから、元の姿まであと一歩、というところで、ソフィーは自らの「私は結局おばあちゃんなのよ」というマイナスイメージによって、一気に老女の姿に戻ってしまったりする。
それを見てハウルは不貞腐れる(笑)。

なんだかこれって、「心の傷」にも通じるものがあるような。
私は、人から与えられたり、自分で勝手に思い込んだりしたセルフイメージを持って生きているけれど、それって思い切って手放してみたら、もっと自由に人生が生きられるものなのかもしれないなぁ。
…実際は、言葉で言うほど簡単じゃないけどね。

そしてまた、見た目の姿が実年齢にふさわしいまでに戻っても、ソフィーの髪の色だけは、老女の頃と変わらないのです。
なんだかこれも、一旦受けた呪い(心の傷)は、限りなく治ったように見えても、けっして完全に元に戻る訳ではないよねって言われているような気がしました。

ううん、ソフィーは逆境にも負けることなく、逆に自分のいいところを発揮することができたから、あの幸せを手に入れることが出来たんだろうな、と思えました。
逆に言うと、ソフィーがハウルと幸せになるためには「老女になる呪い」が絶対に必要でもあった訳ですよね?
そう考えると、今の逆境も、呪いすらも、最後に幸せになるには必要なことなのかもしれない。
もしくは「幸せになるには万事自分の心がけ次第」だとも、このファンタジーは言っているようにも思えます(笑)。

また、この映画中の戦争は、サリマンの「このばかげた戦争を終わらせましょう」という一言で、あっという間に終息に向かいます。
最初は「こんなの映画の中だからこそアリなんだよね」と思ったのですが、ふと、ブッシュが、ウサマ・ビン・ラディンが、ザルカウィが、「このばかげた戦争はもう終わらせよう」と言ったなら、ほんとに今の状況は終わるんじゃないの?と思いました。
宮崎さんがこっそり言いたかったのは、このことじゃないのかな。

また、この映画では女性がめちゃくちゃ元気で。
原作中ではサリマンは男性なんだもん。
それを女性に変えてまで託されたものはなんなのか。
もしかしたら、監督にとって、世界平和にもっとも必要なのは、本当はへなちょこで弱虫の(失礼!)男性たちをおだてつつ愛し支える、母や妻や恋人だということなのかもしれません。

2004.11.18 [木] エコロジーのこと

半衿の洗濯に合成洗剤を使ったことに対して、ちょびっとだけ、心にひっかかることがありました。
合成洗剤に拒否反応を示していたときは、以前確かにあったけれど。
純石鹸にこだわっていたけど、途中で挫折しちゃいました。
環境のためって思っていたけど、純石鹸と東京都の上・下水道代は、それくらい高かった。。。
で、すべて石鹸ですますには、ものすごーく不便でもあったのでした。

わがままかなぁ。でも、台所で石鹸だけってものすごく効率が悪い。そのぶん水や紙を使ってしまいます。これって逆効果?って思った。
洗濯でも、石鹸だけだと洗濯物がだんだん黒ずんでくるし。石鹸かすも、けっこう深刻な問題でした。
石鹸かすで肌荒れすることもあったりして。

ほんと一長一短でした。心がけてるからといって上・下水道代が安くなるものでもなかったし。
ただの自己満足に過ぎないんじゃないかって考えると、微妙にストレスのもとになったりしました。
今は無理なく出来るレベルでのエコを考えてます(「エコロジー」まで行ってないー)。
「なるべく」石鹸を使う、とか。
あとはゴミの分別・少量化・リサイクル。米は無洗米。油と牛乳は排水に流さない、とか、かな。

2004.11.17 [水] 頑張りすぎない

石川さゆりさんの装いをテレビで見ました。
白地に茶系の(たぶん)小紋に、ざっくりした(たぶん)織りの八寸。
白衿と、主張しない帯揚げ、帯に馴染む淡いトーンの帯締めとお草履。

きちんとした着付けでしたが、いかにもこなれたさりげない装いで、かなり好感度が高いものでした。
うーん、これからは「さりげない」を着こなしのKWにしたいかもー。

今の私は、まだ取り合わせに頑張りすぎていて、装いにそれが表れてしまっているのが自分で分かるんだよね…。
極限まで引き算してしまうと、私の場合は「ただの地味」になってしまうので、ポイントを絞るということが今後は必要、かな。

2004.11.17 [水] 半衿の洗濯

大好きになった東雲の半衿は、コストパフォーマンスも最高なので、クリーニングに出すのがもったいなくなってしまいました(一枚あたり、1,300円しない計算なのです)。
たぶんこれから徐々に黄変していくのでしょうが、どれくらい保つものなのか、このお値段なので実験したくなりました。

黄変の一番の原因は、紫外線と高熱と酸素だとのこと。
ゆえに今回は、
●蛍光増白剤入りの洗剤は×(紫外線吸収が早まるらしい)
●陰干し
●溶液は中性が望ましいそうなので、石鹸・漂白も×
●アイロンは140℃以下で、あて布をする
ということにしました。

中性洗剤(台所用洗剤でもいいというけれど、ホントか?)で洗って、そーっと絞って陰干し。
生乾きの状態のうちに、中温でアイロンがけしました。
縮んでシボがかなり高くなっているので、アイロンがけでシボの状態を調整。
しかし結局長さが10センチくらい縮みました。縮むもんだなぁ。

でも、結構満足です♪ おしゃれ使いには充分なレベルだと思えました。
あっそうだ、絹は髪と同じようなたんぱく質だから、シャンプーでもいいかも知れない。
洗っているうちに潤いが抜けてくるから、こんどは柔軟剤かリンスをしよう。

2004.11.16 [火] 錦秋特別公演

行ってきました。わーい!
今回はちょっといいお席を奮発したので、着物。
お天気もよく、ほっこりとした日中の外出だったので、今年最後かなと思いつつ、大島のアンサンブルを選択。
会場は非常に大島率が高く安心できました。やっぱりこういうとこは歌舞伎座とは違うという気が。
また、羽織は脱がなくていいからお席の汚れも気になることなく、大島だからシワにもならず、そういった意味でもベストな選択だったと思えました。夜だったらもう寒かったかもしれない。
ストレッチの足袋で楽しました。 大島は軽いし、さらに楽。
今度は半幅で行けば、「楽々」は完璧になるかも…。

東雲の半衿は、とても心安らかに身に付けていられました。
漂白してない絹の色って素晴らしいー♪
シボ感もほどよく(この「東雲」の中でも、もうすこしシボ感が高いのが「明雲」だそうです)、大島にも、ミルク色の地色の縮緬紅型なごや帯にも添ってくれました。
塩瀬よりも堅苦しくなく、縮緬よりも季節を選ばない、ほんとうに優れものの白衿という感じです。

演目は「藤娘」「供奴」「連獅子」。
どれも大変ポピュラーながら、今まできちんと見たことがなかった(汗)もの。
すぐ終わっちゃうかと思って、「お高かったかしら…」とも感じたのですが(←ケチ)予想以上に楽しめました。
シンプルゆえに、はっきり言って、アラも見えます。
上手なのか名人なのかがすぐに分かってしまう、ある意味コワイ演目でした。
長唄も囃子も歌舞伎以上に「聞かせる」ものが多く、さらに、すっごくハイレベルでした。
中身の濃い、あっという間の2時間。

「応援しに来たんだからカーテンコールしてねっ」と思っていたら、皆同じ思いだったらしく、拍手が鳴り止まずカーテンコール。
来年の襲名、見に行けるかなぁ。でも精一杯拍手してきました。頑張ってねっ!

2004.11.16 [火] 真如堂

個人的に京都の紅葉ナンバー3くらいに好きなお寺さんです。
おととしの秋、朝一番でここに行きました。どうしても見たかったところ。
今年もそろそろ見頃みたいですね。

ピークのときは、ほんっとうに綺麗です。まっ赤っ赤なの!
木漏れ日から透ける紅葉の、得も言われぬうつくしさ。
塔の前の茶店で、お抹茶をいただいた記憶があります。
紅葉を見ながら何かをいただくのが好き(笑)。
お茶菓子も紅葉の形で、「お揃い〜♪」って思いました。

今年は神護寺行ったもんね! もみぢ餅も食べたし!

2004.11.13 [土] 脳内補完

見よっかなーと思っている映画の公開が近かったりして、レビューを読むのが最近好きです(本とかも含めて)。
でも、「難解。何を言いたいのか分からない」という感想が意外に多いんですね。
で、その意味をよぉく考えてみると、どうやら「作者がきちんと定義について説明してない」ということらしい。

うーん、あんまり支離滅裂な作品は別として、個人的にはそれぞれの解釈が可能なもののほうが好きなので、例え作者さんからでも、あんまり正解を説明されすぎちゃうのは私は苦手だけどなー。
自分なりの解釈がどっかにゼッタイあるので、それを否定されたくないというのも勿論あるんですが。
でも、本を読み終わり、映画を観終わって、「はっきり言ってはいないけど作者がほんとに言いたかったこと」を脳内補完しつつ考えるのって、私には一番楽しいことです。醍醐味。

逆に、「私はこう思った」という違う意見を聞くのも大好きで。
自分では気づかなかった新しい角度からの意見は、とっても参考になります。
一番の理想は、それに対して「あー私はこんな風に感じたよー」と伝えて、お互いに「そういうのもアリだよねー」と言い合える関係(←尊重するけど、自分のポリシーも譲らない・笑)。
でも、よっぽど信頼関係が出来てないと、ただ否定されたって受け取られちゃうことのほうが圧倒的に多いかなぁ。もっとディスカッションしたーい。

2004.11.12 [金] 家紋

友人と話していて、着物の中でこれから一番消えてしまいそうで怖いのは「紋付」かもしれないね、という話になった。
確かに最近は、着物に紋入れないなぁ。
格が高くなりすぎて、着る場所がとても限られる。
江戸小紋などでも、最近は刺繍の洒落紋とかが流行りだものね。

紋を書く人は後世に残ってほしいけど、もしかしたらそのうち、「紋を入れたくても書く人がいない」という時代になってしまうのかも。。。

2004.11.11 [木] 夢の名残

おもさんが撮ってくれました♪ ありがとー!

2004.11.9 [火] クリスマスの気配

帰ってきたら、クリスマスの電飾が始まっていた。こっちは気が早いなぁ。
…秋はいずこに?

2004.11.8 [月] おみやげ

三浦清商店さんに連れて行っていただいて、東雲の半衿を購入しました。
漂白処理をしていないという、とてもやわらかな白。
塩瀬の半衿は、かっちりしすぎていて、普段使いには苦手だったので、これなら克服できるかな、と。
肌の吹き出物の痕にすごい劣等感を持っているので、白衿は憎し。アラが目立つんだもん。
似合う人がうらやましーのです。
今までちょっと捻じ曲がっていたよなぁ、私。

あとは、さくらこさんのおかげで突入できた、ゑり萬さんの帯揚げと風呂敷〜!!
一人じゃゼッタイ行けませんでした。洋服だったし。
着物の先輩方がいたおかげで、びびらず真剣に選べました。心からさんくすです!

しかし今見てみると、生成りの地に臙脂色の蝶というのは充分シブかったかもしれない。。。
すごく長く使えそうです。
若ければ若いほど、地は白く、絞りの色も鮮やかにするのがゑり萬流らしく。

抹茶地の風呂敷もまた然り。
でもこの風呂敷だったら、持って歩くの得意になっちゃいそうだなぁ。
特にこれといった用がなくても使いそう(笑)。

でもでも、ここの絞り染めはやっぱり特別です。
柄が大きくて、境目が全然ぼけてなくて、裏までしっかり染まってて。
宝物がまた増えました♪

2004.11.6 [土] 当日

早起きして京都御所の特別公開に行きました。
学生のときに一度見ているので、今回で2回目。
最近はアジアンテイストが流行っているけど、白い壁にこげ茶のインテリアというのは、すでに京都御所にありました。
そしてそういう雰囲気は、京都の普通のお宅でも、あちこちで見受けられるものでした。
歴史、だよね。一朝一夕では出来得ないものの重みと風格が、フツーの顔して存在している町なんだよなぁ。

素敵なお式でした。
一生忘れられない日になりました。
フーさん、おめでとう。こんな大切な日に立ち合わせてくれたことに、感謝。

2004.11.5 [金] 秋は山から

京都入り。まずは念願の三尾へ向かいました。
この時期は街中は紅葉にはまだかな〜という感じだけれど、山は思った以上に色づいていました。
廻ったのは、栂ノ尾の高山寺・槙ノ尾の西明寺(朱塗りの橋と紅葉がかっわいいお寺!)・高雄の神護寺。

神護寺ではなが〜い石段にノックアウト。。。
体力があるうちでないとキツイ!!!
厄除けの「かわらけ投げ」をやってきました。せっかくだしね! イベントには乗らないとね!!

100円で、2枚で1セットになった、ちっちゃな素焼きのお皿を峡谷に向かってフリスビーの要領で投げます。だからチャンスは2回。
うまく風に乗ると、すごく遠くまで飛ぶのだそう。
遠くまで飛べば、厄除けだけでなく、願い事も叶うのだとか。私はあんまり飛びませんでしたが。

階段の途中にある硯石亭で、お茶ともみぢ餅をいただきました。
涼やかな空気と、色づき始めた紅葉と、緋毛氈。
くるまの音はほとんど聞こえず、こころからリラックス。
雰囲気抜群で堪能しました。日本の景色って、ほんとうに綺麗。

階段が強烈で、膝が笑ってしまったので(体力が落ちた!!)、皆さんと合流させていただきました。
和の建築物に映える、皆さんのお着物姿。…素敵。
白衿・帯揚げ・風呂敷と散財し(至福)、夜は伏見でお食事。
なんとも密度の濃い一日でした。
さくらこさん、何から何までほんとうにどうもありがとう!

2004.11.3 [水] 帯揚げと帯締め

最近買った着物本を、じっくり読んでいる。
真似はやっぱり嫌なので、ニュアンスだけを頭に叩き込みたい。
それが自分の美意識の一部に溶け込んで、自然にアウトプットできるようになれば最高だと思う。
この人の、帯揚げと帯締めの使い方が好き。
できればもう少し若さを感じさせる色目で、こういうのが出来るようになりたい。

昔は帯揚げと帯締めは同色が基本だったそう。
でも、若い頃に買ったであろう真っ赤な帯揚げと帯締めのおばさまを今でもたまにお見かけするけれど、なんか年齢的に無理をしつつ、取り合わせに手抜きをしているように見えて仕方がない。
「お揃いでなく、しかも上手い組み合わせ」は上級者の証だと今は思える。
今の私は、絞りの帯揚げに同系のぼかし冠組の帯締めという組み合わせを選ぶことが多いから、「同系」の呪縛から逃れられていないんだよね…。
やわらかものの取り合わせには、ほぼ何にでも使える組み合わせだったからなぁ。

あと、昔に読んだ着物本には「帯揚げを意識させない着こなしこそが上級者」みたいなことが書いてあったような気がする。
でも今回読んだ本には、帯揚げに目を引く色を使って、帯締めを帯に溶け込ませる色使いがわりと多くて、結構びっくりした。
確かにこのほうが他人からの視線の重心が上がる。足長さんに見えると思う。
着物と帯の気分で、どういうふうに帯揚げと帯締めを使うか、瞬時に判断できるようになったらすごいだろうな。
今はまだ、数少ない手持ちを、あれでもないこれでもないととっかえひっかえしている状態だよー。
でも、ひとつの着物にひとつだけでも納得行く取り合わせを作っておくと、いざというときあわてなくてすむのは確かだから、少しずつ、自分なりのトータルな取り合わせを考えていこうっと。

2004.11.1 [月] 白の色

黒は黒でしかありえない。
でも、人が「白」と認識する色は、意外に多いような気がする。
胡粉色とも鳥の子色とも象牙色とも乳白色とも言えないような、いろんな白があると思ってる。

刺繍半衿を買いました。
身に着けると他の人には白にしか見えないだろうけど、本人にとっては顔色が一番よく見えるだろーと思っている色。かなり自己満足度のみが高いアイテムだけど、ま、いーや。
桜と紅葉の柄だから、季節を無視して(笑)、思いっきり使い倒します。
ちょっと地味目かもしれないけど、桜が白と黄色で彩られていてさりげなーく深みがあり、ちょこっとだけ金糸も使われていて、結構好きです。
大事にしよー♪

2004.10.31 [日] 「らしさ」

着物の本をあたらしく一冊買ってみました。
洋服感覚の取り合わせがお得意な方。
着物と帯を同系でまとめて、帯揚げと帯締めに印象的で微妙なグラデーションを効かせるのが好みみたい。
あくまでも使うのは中間色。同じ和の色でもライトグレイッシュなトーンが多い気がする。
さらに「漆黒」を極力使わない方針が、独特のやわらかい印象を生んでいるのかなぁと思いました。
こういうのが最近の流行りかぁ…。
そういえば「きものサロン」でも、こういう感じの大島の着こなしが人気だったような。

ただ、これをそのまま取り入れるには、まだ私には地味だろーな…。
年とってからの着物は祖母のがあるから、これからの課題として楽しみに取っておくことにしよ。
他の人が見ても「私らしい」装いができるようになるのはいつになることやら。。。

これとは真逆に、歌舞伎を見ていると、黒の使い方がものすごく上手なことにいつも驚かされる。
着物の色合わせも、とってもコントラストがはっきりしていて。
お舞台での真っ黒な髪には、これくらいのコントラストがあったほうが映えたのかな。

2004.10.31 [日] 

最悪の結果に、なんだかこちらまで落ち込む…。
同じニュースばかり垂れ流し続けるテレビに閉口した。。。辛かった。

素朴な疑問。
寒さが厳しくなっている新潟県。
仮設住宅ができるまででも、最寄の営業可能な、かんぽの宿・グリーンピア・国民宿舎etcに避難してもらうわけにはいかないのかな。
もし法律的に「民間の宿に委託」というのがまずくても、国営なら何の問題もないのでは?
こういう被災のときの避難所として、税金を投入して保持しておくということなら、国民は納得するとも思うのだけど。

それから、白元がホッカイロを一億円相当寄付するというニュースを聞いて、小躍りしました。
白元、偉い!
下手な宣伝広告費をかけるより、こういうほうがゼッタイいいと思う。
企業が動いてくれると心強いなぁ。
すき家も、牛丼の炊き出し、お疲れ様でしたー。

2004.10.29 [金] 「善意」のチェーンブログ

26日に電話で小千谷の被災地の人と話されたという方のブログが、とあるブログに転載されていた。
「小千谷では今、大人の紙おむつとパンティーライナーが不足している。下着の替えがないので、パンティーライナーがあると助かる。現地には売っていないので、こういったモノを作っているメーカーに伝えてほしい」という主旨だったと思う。

これを見て、私も明日、そういうものを送ろうかなと一瞬思った。
でも、他にも調べてみると「善意の支援物資」というのは全国からぞくぞくと届いていて、小千谷市役所にはもうあんまり置き場もないし、荷物の積み下ろしだけで係の方は忙殺され、公正な分配が難しい上、物資の内容に偏りも見受けられるという(ご飯系はわりと充実しているらしい)。

なんか、ここでもせっかくの善意が一方通行になっているような気がする。
現地と連絡を取り、ある程度まとまった量でないと、却って現地の方を混乱させるというのは本当なんだなと思った。

件のブログも、それを読んだ人たちがすごい勢いで転載しているみたい。
前に、友人から「○○病院でRH-AB型の血液を緊急に探しているらしい。知り合いにその血液型の人はいないか」というメールを受け取ったことがあるのを思い出した。
それは結局、根拠のないチェーンメールだった。
○○病院には問い合わせが殺到して、業務にかなりの支障が出たらしい。
今回のブログの転載の繰り返しは、ちょっとだけそのメールに似ているような気がした。

数日後に、小千谷市役所に使いきれない量の紙おむつとパンティーライナーばかりが溢れかえらなければいいなと思う。杞憂であってほしいけれど。
ほんとうに、自己満足でなく、現地のニーズに合った支援をするのって何て難しいんだろう。
個人はやっぱり、募金がいちばん、なのかなぁ。
でもただの募金より、「物資を送る」っていうほうが、すごく自分の満足度は高いよね。

2004.10.28 [木] 今この時期にイラクに向かうということ

胸がつかえるような辛い事件。無事戻ってくることを祈らずにはいられない。
祈らずにはいられないけど。
でも。

私は彼自身に会ったことは勿論ないけど「自衛隊のいるイラクを見てみたい」と言っていたのだという。
危険だからと止められても「なんとかなる」と。
イスラエルの出入国スタンプが押されたパスポートを持って(スパイだと疑われかねない、ひどく危険な行為だとか)。
外国人はとくに目立つ、公共のバスを移動手段として、彼はイラクに向かったそうだ。

「マスコミの報道しない、イラクを自分の目で確かめたい」
それは若者らしい、好奇心と正義感であったかもしれない。
でも、彼はこの事態を想定できていたのだろうか。
自分の生死だけでなく、いろんな人とお金が動く。国をも巻き込むことになる。
それだけの自覚と覚悟が、はたして彼にはあったのか。
それが、どうしても、疑問に思われてならない。

「日本に帰りたい」と言っていたから、死にたかったわけではないんだろう。
いろんな国で働きながら旅をしていたそうだから、「自分は分かっている。自分は大丈夫」という自信もあったのかもしれない。
でも今となっては、多分それは根拠のない自信だった。
すごく言いづらいけど、それは多分「浅はか」と言われる類の分別だ。
それが、残念でならない。

ただもうひとつ思うのは、こういう忸怩たる気持ちも個人的に本当だけれど、政府関係者には、間違ってもこういう論旨の台詞は言ってほしくないということだ。
「彼は勝手に危険な地域に行った。自業自得だ。自己責任だ。だから我々だって困ってるんだ」なんて、口が裂けても言わないでほしい。
イラクに自衛隊を派遣したら、こういうことが起こる可能性というのは「想定内」であるはずだから。
それが分かっていて、自衛隊のイラク派遣を決めたはずだから。
日本国民を救出するために、全力を尽くしてほしい。
あの青年を、無事に日本に帰してあげてほしい。

2004.10.28 [木] 

着物をお片づけ。やはり着物は心が休まる。。。

羽織と大島。難敵ゆえに、攻略心がふつふつと湧いてくる。どっちも「かっこいい」系なんだよね。
絵織さんに褒めていただいた帯は、この大島に合わせるのが一番の目的で買ったものなのだけど、想定外の羽織には、正直合っているか自信がない。
しばらくはアンサンブルにこの帯というのもアリかな。

江戸の「粋」というのは、もしかしたら現在のマニッシュに通じるものがあるのかなぁとちょっと思う。
方向性は見えてきたから、「コレだ!!」と思えるものが見つかるまでしのごう。
この羽織すきなの。箪笥の肥やしにしたくないの。
草履ほちー。

2004.10.27 [水] 

絵織さんに急遽お誘いいただいて、資生堂パーラーで待ち合わせ。
久々に銀座で着物を着る機会に恵まれたので、張り切って大島と紅型の帯と祖母の羽織を合わせる。
だがしかし。

半衿はクリーム色にしてみたけど、着てみたら帯とトーンが合ってなかった。
しかも半衿のつけ方が下手で、なんか波打ってた。
合う草履がなかった!
ということで、決して満足ではない出来栄え。
ふーんだ。いいのさ。実際に着てみて、欠点をこれから克服していくのさ。
でもさー、せっかくこれから美女と会うのにさぁ…。

柑子色の羽織は、さすがに昭和テイストな丈だった(2尺1寸くらいだからねー)。
お子様連れでないのが不思議なくらいの「昭和の母」なイメージだったので、せめてもの抵抗に、飛び絞りの帯揚げと冠組の帯締めは同系の水色にしてみた。
やっぱり色による年齢のイメージってあるよね…。

サングラス姿で現れた絵織さんは、赤いとがったブーツとふんわりスカートが決まっていて、まるで芸能人のよう。
いいものを見させていただきました。
秋のスイーツ、相変わらず美味しゅうございました。
洋酒の使い方が上手なんだよね〜。

バーニーズのみともで、素晴らしい江戸小紋を見る。
素敵だ…。やはり江戸小紋は最近確かに進化している。
模様が細かいから、地紋が凝っている方が光の微妙な加減がうつくしく映えるみたい。
江戸小紋は、絶対つるんとした生地より、多少なりとも凹凸があったほうがいいなぁ。発見でした。
お店の人に「自分で着付けするの? とっても綺麗に着れてる。素敵よ」って褒めてもらった。
嬉しかったけど、まだまだ精進せねばなるまい。

2時間足らずだったけど、かなり贅沢でハイソな時間を過ごすことができました。
「これぞ銀座!」みたいな感じ(笑)。
楽しかったー♪ 絵織さんありがとー。

2004.10.27 [水] 正義

「正義」という言葉が好きじゃないです。
世界で自分が一番正しいと思い込むことができる人が、実は世界で一番残酷になり得るんじゃないかという気すらする。
「自分は絶対に正しい」って考えることって、確かにとても気持ちいいものだし。
それ以上思考しなくていい絶好の口実にもなるし。
真剣に考えて出した結論であればあるほど、撤回するのも難しくなるし。

でも、今までに起こったいろんな戦争だってテロだって、「正義は我こそにあり」っていうスタンスでなければ始められなかったと思うし、自分を悪だって言える人のほうが少ないだろうなぁとも思う。

ただ、自分である程度考えて、こっちのほうがより正しいかなっていう方向じゃないと、自分でもそれ以上進めなくなってしまうのも本当だし、人にも勧められない訳で。
このあたりが難しいよなぁといつも思う。

うーん、自分に嘘をつかずに、でも人の価値観も尊重せよってことなのかな。
これって表現的なテクニックもないと、分かってもらうのは困難だろうなぁ。
やっぱ難しいわ。まだまだ修行中。

2004.10.26 [火] ほんとうに必要なもの

田口ランディ氏のブログ(現在は閉鎖)を読んで、自分だけの善意の押しつけでなく、被災者の皆さんの立場に立って援助をするということの意味に、今更ながら驚いている。

阪神大震災のとき、全国から個々に物資が山のように送られてきたそうだけれど、洗ってもいないような、このまま捨ててもいいような、自己満足の古着などが多かったということ。
そして意外に必要だったのが、女性の生理用品や大人のオムツだったということなど。

血の気が引くような気がして、ぞっとした。
ほんとだ。これは確かに被災地に真に必要なものだ、と思った。
そして、行政に携わる壮年の男性には絶対に思いつかないであろうものだとも。

こんなに地震や台風が多い国なのに、被災支援のマニュアルが未だに確立されていないのは何故なんだろう。
被災された方を援助したいと思うとき、具体的にどうしたらいいのか、こんなにも分からないままなんて。

被災から学んだことをきちんと蓄積して、今後に役立てなければならないんだと思う。
今はブログが普及しているから、報道や行政が絶対に取り上げないであろう被災地で求められるものの姿を、一断片ではあるけれど、感じることが出来た。
こういう経験からくる声や現地の要望が、なんとかすみやかに支援センターに届けばと願う。

2004.10.26 [火] 和煦 2004 AUTUMN

和煦の着物の取り合わせが好きです。

今回はシブい縞の着物に蝙蝠柄の黒い帯。
黒地の刺繍半衿。
ターコイズブルーで揃えた丸ぐけの帯締めと帯揚げ。
たぶん、長襦袢もターコイズブルー。

地味好みの若い方に、是非トライしてほしい取り合わせだ〜。
着物が地味なぶん、小物ははっきりした色だとすごく映える。
「派手な着物は地味に。地味な着物は派手に」って、ある意味至言だと思う。

2004.10.26 [火] できること

とりあえず募金した(笑)。
でも物資を送ろうとしても、行き先&中身が不特定だったら分別に余計な手間を現地の方におかけしてしまうし、個人ボランティアも現在は募集していないというのだから、仕方ないと思うことにする。

ちゃんとした窓口を通して、ある程度まとまった行動をしなければ、現地が混乱するばかりだと考えることにする。
具体的な要望が出てきたら、出来る限りそれに応えるように努力するだけ、かな。

2004.10.25 [月] 進化

今まであんまり江戸小紋って好きじゃありませんでした。
全体的に色が野暮ったく見えるような気がしていたから。
でも、このあいだ竺仙の江戸小紋を見て、なんだか新しいな、洗練されているなと感じました。
柄ゆきは今までと同じ古典的なのに何故だろう?と考えて気づきました。
色が、それまでの江戸小紋とはあきらかに違っていたのでした。
もしかしたら同じ「和」の色でも、うける色というのは昔と今では異なっているのかもしれないと痛烈に感じる出来事でした。

切り子細工も、ちょっと前まではお決まりの赤と紺しかなかったような気がしますが、最近ではコバルトブルーやピンクのものが出てきて、伝統的な技法はそのままに、あたらしい風を感じます。

津軽三味線などでも、昔ながらの音色と吉田兄弟などではチューニング(って言うのかな?)が違うそうで、古くてあたらしい「和」というものを、こんなところでも感じることができました。

伝統は大事。でも、やはりあたらしい「和」が、今は求められているように感じます。
確かな伝統を継承されている方にこそ、今、あたらしいものにチャレンジしてもらえたら、「和」は最新のモダンになり得るかもしれない。ちょっとそんなふうに感じることがありました。

2004.10.25 [月] 八掛

嫌なことがあったときは着物を眺める。一番の気分転換。

多色使いの着物のときは、柄の一部の色を八掛に選ぶのが王道だと教わった。
でも、シンプルな色柄の着物のときは(普段使いでないものはなおさら)、同系色の方が品よく仕上がるような気がする。
地色の反対色の八掛は確かにとても印象的だけど、帯や羽織ものを合わせるときに、主張が強すぎて邪魔になることが往々にしてあるし、普段着っぽい印象になりやすいみたい。

でも、ちらりとしか見えない八掛は、地色と馴染みすぎるのもつまらないので、やっぱりちょっとは主張したい(もちろん礼装は除いて、だけど)。
そういうときは、色相環でとなりにあるくらいの色を選んで、さらに、ちょっと彩度を上げてみる。
同じ同系色でも地味寄りなものはまだ選びたくないから、こうすると「浮く一歩手前」の同系色が可能になるような気がする。私なりの遊び。


新潟県中越地震、自衛隊が本格的に活動を始めてくれたようで、ちょっと良かったなと思いました。
(阪神大震災のときには、目立った活動が報道されなかったような気がする…)。
野営のプロだもんね。あったかいゴハンと雨風をしのげるところと水廻りの心配が少しでも早くなくなるといいのですが。

2004.10.24 [日] 普段履きの草履

銀座までは微妙な距離なので、スニーカーでがしがし銀座まで歩くことは増えたけど、着物で銀座という機会は逆に減ってきてしまった。
銀座までのバス代往復400円をケチる私。あんまり宜しくない傾向かも。

これは、歩き倒してない藤の装履の裏をぼろぼろにしたくないからなんだろうなーと分析。
一日歩いても、足もココロも痛くない草履が本格的に必要になってきたみたい。

地震が長引いていて驚く。こちらも、まるで船に乗っているかのような気分の悪い揺れが続いた。

2004.10.21 [木] 主婦的苦悩

野菜が高くてへこむ。台風のせいだ。

こちらは大して被害らしきものもなく過ぎてしまったけれど、各地の被害を見ると、とんでもないことになっていて本当に驚いた。
こんなに被害に遭った方が多いなんて、なんて言っていいのか…。

2004.10.21 [木] 冠組

新作に悶絶。き〜れ〜い〜〜。
明度は高く、彩度をちょっと落としたお色は、地味色でも若い人に充分似合いそう。
イマドキの和の彩、という感じです。これ素敵————。

よほどのものでなければ、小物はなるべく実物を見てから買いたい。
(合わせたいものがある訳だから)
羽織着て洛趣展行くぞ!

2004.10.20 [水] 刺繍半衿

たぶん祖母の影響ですが、刺繍半衿が大好きです。
白衿はミセスのものという印象が強かったのか、「まだ白衿は使わないほうがいいよ」と今でも言われてます。
そういえば、舞妓さんも素晴らしい刺繍半衿を使うけど、衿替えして芸妓さんになるとまっしろな衿になるから、そんな気分もあるのかもしれません。
刺繍半衿はある程度厚みもあるので、胸元がふっくら綺麗に見える気もします。
単衣と薄物の時期以外は、普通の半衿だと、まだ私にはすっきりしすぎるような気も。

今までは小紋に合いそうな淡い色の刺繍半衿ばかり狙ってきたけど、大島に合う趣味性の高い刺繍半衿がほしくて探し中。絞りの羽織にも合えばもっといい。
半衿はわりと、ポリも好きです。

2004.10.19 [火] 男性の着物

一方、男性では、テレビでいつも着物をお召しの方っていうのはあまり見かけないけれど、すんごい着道楽だなぁと思うのは中島誠之助氏(鑑定団の人)。
半衿と着物と羽織の取り合わせがいつも素敵。何枚お持ちなのか、ほんきで謎。
いいなぁ〜。

2004.10.19 [火] 女優さんの着物

最近、テレビに出る女優さんが紬を多くお召しになっているような気がします。
ただ、ある番組に出てらした方が、素晴らしい結城に紫地の刺繍半衿と藤色の伊達衿をしていて、?と思いました。

伊達衿はやわらかものにするものだと思っていたけど、違うのかな。
それに、刺繍衿と伊達衿の重ね付けは、やっぱり「頑張りました」感がつよく出てしまう気がする。
刺繍衿はそれだけで決めるほうが、さりげなくて、「やられた!」とか思う。

2004.10.18 [月] 銀座の素敵なおばさま

年齢的には「おばあさま」といったほうがいいのかもしれないけど、久々に、若々しくお洒落なおばさまを見かけました。

まっしろな御髪にきれいにパーマをあてて(敢えて「あてて」と書く)夜会巻きにしてエメラルドグリーンのスーツを颯爽と着こなしていた方。かっこいー!

もうひとりは、縞のお着物をざっくりと着こなしていた方。
昨日今日着始めた感じのない、いかにも着慣れた感じが素敵でした。
素敵な着こなしの着物の方って、何故かどんな装いだったかをくわしく思い出そうとすると、あやふやなことが多いかも。
ただ、あのざっくりな襟元を若い人が真似してしまうと、祖母あたりから「若い人には若いなりの着方がある!」とかお小言が飛んできそうだ…。
若さを演出するには、襟合わせはきちんとすること、ね。
鎖骨の間のくぼみが全部見えちゃったら、開きすぎなんだよね。
はいはい、分かってます、おばーちゃん。

2004.10.17 [日] きもの妄想

昨日の銀座は、着物密度がとっても高かったです。
10人くらいはお見かけしたでしょうか。紬の方が多かったなぁ。

「好きな柄」の着物より、自分でも「似合う」と感じる着物を好きだと思えるようになってきました。
一種の自己陶酔かも? でも「似合うよ」って言ってもらえる着物は、トクベツになるんですね。
それが畳紙をひろげるたびに、自分でも「やっぱり素敵よね」と嬉しくなるものならば、なお嬉し。

その日の着物を選ぶときは「着たいシーン」にそぐうかどうかを、これからはもっと客観的に考えることにしました。
現代の「着物」は、まだ着ているだけで目立つものだと思うから、それが今の自分なりの結論&目標です。
着物はファッション。それは事実だと思う。
でも着物には、自分のためだけでなく、人のために装う心がずっとずっとあった。
それもまた本当だと思うから、私はその心を忘れたくないや。

その場にその着物を着て歩いている自分を頭の中で想定してみて、違和感がなければまあOKとする程度ですが、これからは見知らぬ人からも、お世辞でなく「着物ってやっぱり素敵ね。私も着ようかな」って思ってもらえるような装いを、ちょっと本気で目指してみようかと思います。
ひぇ〜言っちゃったよ(汗)。
でも、そうしたら今までの選び方と、どこがどんなふうに変わるのかな。
すごくすごく難しいことだと思うけど、利害関係のない人に「素敵ですね」って言われるのって、とっても嬉しいことでもあるし。
しかし「頑張ってます」感が出ちゃったら、かえってサムイだろうな。ま、あんまり気張らずに。

2004.10.17 [日] うおがし銘茶

「茶・銀座」で買ったお煎茶を飲む。
以前は三越の地下にお店があったのだけれど、ここに移転してしまってから、なかなか買いづらかった。
行列してるときが結構あるんだもん。
(はっ、今気づいた。築地本店に行けばいいんじゃん。近いんだし)

買うのはいつも「うおがし煎茶」。
香りもいいし、安くて美味しいのが素晴らしい。
300gで1,575円(税込み)。
以前は税抜き1,800円だったと思うけど、さらにお安くなったみたいです。
100gあたり500円くらいでこのお味。
うーん、コストパフォーマンス最高かも。

2004.10.16 [土] マティス展

上野のマティス展へ。久々の友人とデート。
結構奇天烈なイメージがあったのですが、今回の展示はマティスがどんな変遷をもって、この表現に辿り着いたのか、よく分かる展示になっていました。
線を多用せず、限りなく少ない描写線で対象物の本質に迫ろうとしたであろうマティス。

油絵なのに輪郭線を使った絵には、マティスが日本の浮世絵にどれほどの衝撃と影響を受けたかが伺われました。
きちんとしたデッサンが出来るのに、それを極限まで無駄を省こうとした表現こそが、おそらくマティスが目指したもの。
ポップアートの先駆ともいえるその試みが印象に残りました。
きちんとした基礎があってこそ、ここまで飛躍した表現が可能になるのですね。

絵画を堪能したあとは、上野の風月堂でいつものようにお煎茶と和菓子のセットをいただいておしゃべり。
その後、銀座松屋に移って素晴らしい神代杉の細工を鑑賞。
現代の作家さんですが、泥に浸かった天然の神代杉だけを使って、その色を生かした寄木細工をつくる方です。ものすごい完成度の高さ。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した、小型の文庫は今も宝物です。

友人は長年銀座に勤めていて(もちろん堅い商売ですが)とても銀座に詳しく、いい情報を常に教えてくれる頼りがいのある人です。
今回の居酒屋では、五穀米とサトイモの竜田揚げが美味でした(七味塩が絶品!)。また食べたい。
有楽町に近い場所ではあるけれど、いちおう銀座で、日本酒も焼酎も充実してて、おなかいっぱい食べて、ひとり4,000円くらい。ブラボー。
最後にワインを一杯飲んで帰途に。
いっぱい喋って愚痴も聞いてもらって、かなりリフレッシュ。
ありがとー友よ。また遊んでね。

2004.10.15 [金] 「そうだ 京都、行こう」

こちらで放送しているJR東海のCM。
この秋は清水寺だそうです。
最近、京都案内の番組も多くて、もうすぐ京都のいちばんの観光シーズン到来ですね。

中島知子さんがお薦めスポットとして高台寺のライトアップを挙げていました。有名。
が、確かに綺麗なんだけど〜〜〜人多すぎ。
カップルだらけで拝観にも時間がものすごいかかった記憶が。
新幹線の時間に間に合うかひやひやしてました。。。
きっと平日の夜がいいんだろうな。週末の観光には向いてないと思いました。
同時特別拝観の圓徳院には…うーんうーん、行かなくても良かったかなぁ。

永観堂も紅葉がとっても有名ですごい人出になるけれど(一時間待ちとか!)、シーズン中は拝観料が1,000円に値上がりするのがイタかった(通常は600円)。
毛氈が青色だったのが、京都にはめずらしくうつくしくなくて残念だった記憶が。
毛氈はやっぱり緋が似合うと思うんだけど。
あれっきり行かなくなってしまったけど、あのままなのかなぁ。
ここにはちょっと隠れたとこに多宝塔があって、頑張って登ると(結構階段きついです)京都市内が一望できて好きでした。
ちょうど夕陽を臨む方向になるので、日暮れ前に行くといいかもしれません。
私が登ったときは、ちょうど日が沈んだ直後でした。惜しかった。

2004.10.13 [水] 取り合わせ

祖母の柑子色の総絞りの羽織と、泥大島を合わせてみる。
裄も袖丈もぴったり〜! すごい偶然。感動。八掛とも色が合ってるし。
惜しむらくは、裄はちょうどいいけど、袖幅が羽織のほうが短かった。
振りから着物の袖が五分くらい出ちゃう。が、まあこのくらいは勘弁してもらおう。
見る人が見れば、すぐバレちゃうけど。。。

羽織は思いっきりシンプルな鹿の子絞り。
祖母が、父と母の結婚のときに挨拶に着て行ったものだという。
羽織はどーしてもミセスっぽい気がして、目が慣れるのにはもう少しかかりそう。
でも、絞りが擦れるしゃらしゃらという音が心地よい。

2004.10.13 [水] その年代に合う色

子供のときは純色系の晴れ着。
10〜20代は鮮やかな色。ピンクや赤系統が主流。
40代くらいからは黄色・オレンジ系。
ある程度の年齢になったら緑。
もっと年配になったら、紫。

青系統はちょっと喪を連想させるから主流ではないけど、裏キーワードとして「その年代を感じさせる色」というものも昔は実際あった模様。長襦袢とかコートとか小物・裏物に使われたようです。
上方では「その年代に合った赤」を常に考えるらしいから(朱赤とか臙脂とか葡萄色とか)よく分からないけど、実家ではこんな感じでした。覚え書き。

2004.10.12 [火] 昔の着物

といっても、実家のは、たぶん昭和30〜40年代のものが多いんだろうな。
手持ちの「着物の常識」という本には、留袖・色留・訪問着・付け下げ・喪服・小紋・紬までしか載ってません。
礼装から外出着程度で止まってしまって、昔の普段着だった銘仙・ウール・木綿は出てませんでした。

で、いちばん謎なのが「小紋」。
本にはカジュアル着、普段着って書いてあります。
でも、祖母は絵羽だったり、下方にいくにつれて総柄の模様が大きくなっていたりする、えらく格の高い小紋を何枚も持っているのでした。
これは祖母の(礼装以外の)晴れ着でした。
当時、紬はあくまでもデパートやお食事に行くくらいまでのもの。もしくはいいとこの奥様の普段着。
ウールや木綿は、今でいう「ワンマイルウェア」の感覚だったようです。
昔は、せいぜい近所のスーパーくらいまでにしか着て行かなかったって言ってました。
こういうのも、ちゃんと聞いておこう。
このドレスコードが現代に通じるかということは一概には決して言えないけれど、ここ数十年で、着物の常識というものがいかに激変したかということなんだろうなぁ。

2004.10.12 [火] 座鏡

母も祖母も持っている、座鏡。
幅が50cmくらいで、お化粧のときは正座して使うタイプで、姿見みたいな縦長の大きな鏡がついている。
着付けのとき、すごく便利。

学生のころはこういう好みに反発してたけど、着物を着る今となっては全面降伏。
昔ながらの尺差しも、くけ台も、祖母がいなかったらきっと知らないままだった。

日頃はウールや木綿に作り帯なのに、いざというときは、きちんとした染めの着物を着こなし、夏場は日傘を差していた祖母。

普段は適当な格好をしてるっぽいのに、「どこへ行っても恥ずかしくないようなちゃんとした着物も、ほんとは持ってるんだなぁ」というのが、子供心にもかっこいいと思った。
まだまだ教わらなきゃならないこと、たくさんあります。

2004.10.11 [月] ご意見番

反物のままで眠っていた、北川の紅葉の小紋。
八掛がどうしても決まらなくて、SOSを出しました。
おんな三人で頭をならべて協議。ある意味すごい光景。

柄に使われている一色の中から選ぶのが王道だそうですが、今回の小紋は黒地なので、中間色を使うと色が濁って見えるかもというのが、共通した意見。
着尺を体に当ててみて、年齢も考えて、明るめの辛子色が宜しかろうという結論が出ました。

着物はなによりも、顔映りがよくなければならないというのがご意見番の主張。
自分ではなかなか客観的に見られないとき、信頼できるセンスを持っていて、はっきり意見を言ってもらえる存在がいるというのは、とても心強いです。ありがたや。

2004.10.11 [月] 祖母の羽織

を、確保する。
ふふふ、もうこれは私のもの。

若いころの着物があったら今着られたのにぃと恨み言を言うと「戦争中に(布団やもんぺに)使っちゃったり、食べ物と交換したりしたもの」としみじみ言われてしまいました。
…ごもっとも。
大正の終わり頃に生まれた祖母。戦争のいちばん大変な時期に、青春時代を過ごしたんだよね。

件の羽織は、昭和30〜40年代に流行った丈で、祖母が羽織ると膝丈くらいで、私が羽織ると腿くらいまで。
はんなり、とはいかない長さだから、お出かけのときの羽織として、すっきりかっこよく着るのが目標。
そういう羽織のうつくしさっていうのも、きっとあると思う。
流行には抵抗しちゃうぞ。オリジナリティを追求できるのも、現代生活マイノリティの着物ならではの楽しみ。

2004.10.10 [日] 爪跡

移動日。
おそろしく増水した川を越える。
こんなに水浸しなのを見るのは久しぶり。
決壊しなくて良かった。。。

このあたりは稲刈りはすでに終わっていたみたい。
散らばった金木犀の花と、柿の木と、蕎麦の花が綺麗でした。

2004.10.9 [土] 台風

関東直撃。というか、住んでるところをほとんどピンポイントで通過しました。まじっすか。

実家に帰って着物を回収してこようと思っていたけど、早々に諦めて食料品を買い込み、篭城決定。
ほとんど風もなく小康状態だったのに、午後3時過ぎから暴風雨状態。すごかった。
停電が心配だったけれど、なんとか無事でした。ほっ。

7時を過ぎるころには、それまでの雨風が嘘のように沈静化しました。
次の朝起きると、窓が綺麗になっておりました。

2004.10.9 [土] マニア

あんまり人様に話したことないんですけど、じつはファーストガンダムのファンです。
(うあ。カミングアウトしちゃった気分。恥ずかし〜!!)
でも、それ以降は興味なかったんです。と、一応ゆっておく。小心者。

台風情報を探して、チャンネルをザッピングしていたとき、事件は起こりました。
聞き覚えのあるこの声…。間違いない…。

「シャアだ!!!」

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に、あろうことか池田秀一氏出演中。…やられた。
キシリア様役だった小山茉美氏もいるのね。サンライズってば策士。

2004.10.6 [水] 粋な色

九鬼周造/著 「いきの構造」より

一、鼠色
二、茶色
三、青系統

だそうです。
そのおおもとは、奢侈禁止令・上方文化・公卿・武家への反発からきたものだとか。
そういえば紫も、江戸紫は青みが強いね。

こうして見ると、以前、「江戸っていうのは武士の文化かな?」と言った私に「いやー町人文化でしょ」とさらっと答えた落語好きの友人が、いかに正しかったか納得。
ちなみにその友人は上方落語にも興味があるそうな。
船場商人の大阪弁は、本来それはそれは上品でうつくしいのだそうです。へぇ〜。

2004.10.6 [水] 粋と野暮

とりあえず、江戸限定で(笑)。
私にとって「粋」と「野暮」もムズカシイ概念です。
粋とは「垢抜けして(諦)、張のある(意気地)、色っぽさ(媚態)」とか言われても、
具体的に理解できないんだってば。。。

でもこのあいだ、着物における野暮の意味がほんの一部だけ分かった気がしたので、
自分のための覚書として書いておきます。

「完璧なうつくしさ」というのは、どうやら「野暮」らしい、です。
あんまりかっちりにキメると、他人にも緊張感を強いてしまいやすい。
「がちがち」は面白みがない。
あんまり「これ見よがし」もうつくしくない。
だからどこか、毛筋一本ハズす。ひねる。くずす。
このテクニックが、どうやら「粋」に通じるらしいのです。

…うあー。やっぱり実践は難しいわ。
基本がちゃんと出来るようになってからじゃないと、ゼッタイ無理だよー。。。

しかし、もともと「粋」というのは玄人筋の方がやるものだから、素人はいいものを野暮に着るくらいがちょうどいい、と言う人もいます。
ましてや改まった場でこれをやってしまうと、「場が分かってない人」というレッテルを貼られることもあるというから、こわい。

2004.10.5 [火] イチローから連想するもの

イチロー選手がすごい記録を打ち立てて、マスコミが大騒ぎしてますね。
「騎士」とか「サムライ」とか言われているようですけど、「安打製造機]とも呼ばれる彼に対して私が連想したのは「職人」さんでした。…失礼かな。

彼は芸術家ではないと思う。
何故かというと、芸術家は、お客さんのことを考えて作品を造ったりはしないものだから。
出来にムラもあるし。
でも、職人さんは、いつもお客のことを考えて、常に安定した良い製品を作り続けることを、最大の目標とする人のことだもんね。
イチロー選手は私には、超一流の職人さんに見えます。
これからも頑張れ〜。

2004.10.5 [火] 英語と日本語の概念

「ハレ」とはつまりフォーマルってことなのかな?と一瞬思ったんですが、どうやら違うみたい。
ハレ=冠婚葬祭、だけじゃないらしい。
+イベントっていうのが、近いのかな?

昔の人は、生活にめりはりをつけるのが上手だったんだろうな。
楽しい毎日だけじゃつまらない。
普通の日を慎ましく生きるからこそ、特別な日がさらに輝かしいものになるんだって、知っていたんだね。
そういうことを若い人たちにももっと分かってもらえたら、夜の渋谷で路上に座り込んでるような子達が、少しは減るかもしれないのに、ね。

2004.10.4 [月] 私も、見ました

着物を着ているのに、白い伊達締めだけで帯を締めていないお方。
紫の和傘に、立派な黒地の着物。
なのに髪はクリップでのアップスタイル。帯なし。
凄まじい違和感に、絶句。
バッグはボリード持ってるのに…。

もうひとつの小さな紙袋から、帯板がびろんとはみだしてました。
たぶんプロの方なんだろうな。
で、出勤してから帯結びと髪をやってもらってるんだろうなー。
しかし…しかし…! なんかいたたまれないものが。ううう。

2004.10.2 [土] メイク

「着物のときはメイクも変える」という惹句に憧れてました。
京都のオクサマたちの「着物のときはシャネルの口紅がはっきりしていい」という噂を聞いたりして、昔のシャネルの口紅、何本もごろごろしてます(笑)。

ただ最近は、着物のときにばかりメイクを頑張るのには違和感を覚えてきたり。
とくに私の場合、濃い色の口紅だとすごくケバくなることを自覚せざるを得なかった(笑)。
着物の場合は、肌をもう少しつくりこんだほうがいいのかなとも思うけれど、あとは眉をきちんと描いて、眉下にいつもより明るめのハイライトを入れて、マスカラを塗るくらい。
そのほかはいつものメイクとほとんど同じです。

でも、この秋は顔映りのいい口紅が一本欲しいかな。
塗ると顔がぱっと明るくなるような色がいいなぁ。

2004.10.1 [金] 織りの着物と染めの着物

個人的な好み。
染めの着物は、なるべく季節限定柄が着たいなぁ。
で、織りの着物は、できれば季節を問わない色柄がいいです。

季節限定の着物は、たしかに贅沢かもしれないけど、
その時期がめぐってくると不思議とかならず着たくなり、
季節を待つ愉しみがたまらないです。
逆に季節を問わない色柄の着物は、
小物であれこれ季節感を表現するという愉しみが。

これ、ほんと理想的ですー。
道のりは遥か、未だ険しいけれど。。。

2004.9.30 [木] 道行

今では着ているひとのほうが少ない気がする、道行。
でもやっぱり今年も出してしまいました。
山々に雲がかかっているかのような独特の紋意匠に、
暮れなずむ夕陽を写し取ったようなぼかしの染めがほんとうに綺麗。

これは羽織ではなく、道中着でもなく、道行こそが似合うと思う。
秋の光、紅葉の季節に、かならず袖を通したくなるひとつ。

2004.9.29 [水] ストライクゾーン

HさんSさんの、お誂えの打ち合わせに同席させていただきました。
自分と違うチョイスのお着物は、見ていてとても新鮮。
というか、自分の感覚は、あらー古いんだわーという新しい自覚が芽生えました。ははははー。

でも、着物もファッションだから、流行はもちろんあるだろうけど、いまどきは着物を着ること自体が少数派なんだもん。
私は私の感覚で、昔の着物を大事に着ていこうっと。
人様に褒めてもらうのが目的で着ているわけでもないし…。
それで、ああいうところでちょっとだけ新しいニュアンスを吸収して装いに役立てていけたら、それが最高だなぁ。

「ストライクゾーンが凄く狭いでしょ」というお言葉にも衝撃を受けました。
ごもっとも! そのとおりです!!
でも、日常生活に必ずしも必要なものではないので、あくまでも趣味で着ているだけだから、たぶん今のスタンスを変えることはないかも。
私にとって着物とは、たぶん自分にとっての美意識の集大成みたいなもの。
けっこうマニアックかしらん。。。

2004.9.28 [火] 中秋の名月

ぽてぽてと歩いて帰宅。
帰りすがら、おっきな満月が見られました。
曇りがちではあるけれど、中秋の名月です。
ディズニーリゾートの花火と満月との共演も、なかなかに素敵だったり。
今日はなんだか赤系統の花火が多かった気がします。
季節によって花火の色も変わるのね…。

東京タワーの夏バージョンももうすぐ終わり。
10月からはオレンジの光に戻るそうです。
10月3日と23日には、ピンクの東京タワーが見られるとか。
忘れないようにしなくちゃ。

2004.9.27 [月] ジャム

昔から定番はアヲハタでした。
しかし気づかないうちに、レパートリーが増えてました。
(あんずジャムの登場以降、新作はチェックしてなかった…)

グレープフルーツのジャムがフルーティでわりとすきです。
ママレードタイプじゃないので、やわらかくて取り易い。
限定の冬だいだいもゲット。微妙に味が異なります。

2004.9.26 [日] 秋の帯揚げ

来るべき大島の袷なぞを引っ張り出して、取り合わせにいそしむ。
よい気分転換です♪
この大島に合わせようと思っている紅型の帯は縮緬。
買った当初は似合わないかもと思っていたけれど、ミルク色の縮緬のやわらかな質感は、秋の陽射しにも映えそうです。

ただ、これに縮緬の帯揚げはしたくないなぁ。質感がかぶるから。
白地もなんか春っぽくて嫌だなぁ。ということで、候補は秋らしい色を染めた東雲とか綸子。
どうか、よい出会いがありますように。

しかしこういうコダワリって、ほんとうに本人だけの美意識の問題だと思うんですけどねぇ。
ここまでこだわる必要もないのにねぇ、と自分に向けてつっこんでみる。
でも楽しいのだから仕方がない。
これこそがキモノの醍醐味とまでに思えるほど。

2004.9.17 [金] 御徒町〜日本橋〜銀座

いろいろはしごするので、スニーカーに決定。
京都展ではゑり正で地紋入りの半襟(フツーの塩瀬はなんかヤだった。。。)、みすや忠兵衛でくけ台とかけはりと糸を購入しました。
京都展はやっぱり便利だな〜。
あとは洛趣展で盛り付け箸を新しくすれば、この秋の買い物はOKです。
ない藤も公長齋も見たけれど、今はやめとけとココロに厳命。

日本橋三越に移動して、こっちにも来ている京都のきねや&伊と忠&石黒香舗を見る。
普段履きには伊と忠のほうがいいのかなぁとも思いつつ、購入は延期。
でもやっぱりいろいろ見たくて、買わないのになかなか帰らない、挙動不審な客になり果てました。
墨色の台がモダンでしたが、天に本綿の入った黒のエナメル台と市松の地紋の花緒の組み合わせに惹かれました。秋には秋色のお草履が欲しくなる。。。
白大島にも泥にも総絞りの羽織にもウールにも合いそうなのでした。

日本橋高島屋にも寄って、「草乃しずか 日本刺繍展」を拝見。
枯れた感じの色使いが素敵でした。光の当たり具合にもよって異なる、絹糸の輝きが繊細でした。
でもやはり、職人さんの刺繍とはどこか違うという印象が。
どちらがいいという訳では決してないけれど、アーティストと職人って、やっぱり何かが違うんですね。

銀座経由で帰宅。
こうやって歩いてみると、日本橋とか京橋のほうが、昔風のいかめしい建物が残っていて、お堅い感じ(逆に言えば古きよき雰囲気)がする気がしますね。
すんごく歩いた一日でした。

2004.9.16 [木] 変わり目

虫の声は8月の末にはもう聞こえていたけれど、今日こそは夏中使っていた籠バッグを持つ気分でも、素足にサンダルという気分でもなかったです。
夕暮れも早くなったし、秋をしみじみ感じた日でした。

秋色の服が着たい気分。秋色のメイクもいいな。

2004.9.14 [火] そのときにすきな色

着物にとって、季節感はあたりまえのように大事なものだから、「春に似合う色」や「秋に似合う色」に関しては常になんとなくシミュレーションしていたり。
夏はへんな色を使うくらいなら却って白黒を選びたいと思うし、個人的に究極に涼しげなのは「薄くない」ブルー系と白の組み合わせがいいよね、とか。
冬は色というよりも、生地の質感があったかそうに見えるのが重要だよね、とか。

ただそれ以外にも、その時々によって好ましく見える色が違うときがあります。
ブルーがうつくしく見えたり、オレンジがよく映ったり。
色分析とか探してみたけど、よく分かりませんでした。

今日は「ほぼ日手帳」のマンゴーがとても綺麗だと思いました。すき〜。
ただ、私はもう一生ものの手帳を手に入れてしまっているので、浮気はできないのでした。

2004.9.11 [土] 江戸友禅

工房に真楽の皆さんとご一緒させていただく。
糸目友禅が施された可愛らしい生地に釘付け。加賀友禅・京友禅とはまた違う趣きが。
利休バッグもいいなぁ、八掛に絵を描いてもらってもいいなぁと、着尺・帯以外にも夢はふくらむ。
決められなさそう…。

Kさん、ありがとうございましたー。

2004.9.10 [金] 発掘

ちょっと早いけど、実家にて虫干しを兼ねた着物調査を。
母や祖母が保存している着物を、ほとんど全て見せてもらいました。
「あんたにはまだ早い(地味)」と言われながらも、柑子色の総絞りのお羽織、クリーム色の鈴蘭柄の綸子小紋、ウールの着物、メリンスのお襦袢、織りのお単衣、赤い八寸などを貰い受けました。
わーい!!
赤×黒のチェックの着物やウールの絣の着物など、そのうち真楽のバザーに出してもいいかなと思うものもありました。

中でも嬉しかったのが、総絞りのお羽織。
昔の流行りの寸法だから、私が羽織ると確かに丈は短いのですが、一度しか袖を通してないということで、ほんとうに綺麗なまま。羽裏もシミひとつありませんでした。
充分です、おばーさま!! ありがとー。大事にします!

2004.9.8 [水] ルーツ

なぜ京都に関心を抱いたか、今更ながら考えてみた。
やっぱり、自分の苗字、かなと思う。
うちの苗字はちょっと変わってて、初対面の人にはきちんと読んでもらえないことも多かったし、
同じ苗字の人に会ったことも、滅多にない。
調べてみたら、同じ字で同じ読みの地名が、京都だけにあった。
それがたぶん、最初。

2004.9.7 [火] 観光資源としての街づくり

堅苦しい題名ですが、ふと「一人勝ち」の温泉郷として、黒川温泉を思い出しました。
ここは湯布院の近くの、ちょっと前までかなり鄙びた温泉街だったそうですが、最近とても人気があるそうですね。

温泉宿がばらばらに乱立しているのではなく、野趣あふれる山野を「演出」し、町並みも昔ながらの風情ある趣きに整え、しかし電化設備は最新式にする。
そして黒川温泉のいろいろな露天風呂に3箇所、半年間有効で入湯できるという「入湯手形」を発行したりして、リピーターが爆発的に増えていると聞きました。

観光に行くときに、お宿や食事処はもちろん重要ですが、「その街のトータルな雰囲気」も、旅行先を選ぶときに、今はとても重要視されている気がします。
非日常の夢を楽しむための旅だから、夢の終わりまで現実に引き戻されないというのが、大切なのかな。
そういう点では、テーマパークと少し似た部分があるのかもしれません。

温泉も、いろいろ問題が浮上しているようですが、リピーターを増やすためには、「行くたびに新しい発見がある」「水回りがとにかく快適」というのは、ポイントの一つとして間違いないような気がします。

2004.9.7 [火] 京都とディズニーランド

へんな比喩で恐縮ですが。。。
京会席のお店のキレーな写真に見入っています。
ほんとに、どこにも手抜きがないうつくしさ。溜息〜。

いろんなところに美味しい会席料理を食べさせてくれるお店はあるし、綺麗な日本庭園もあるけれど、「やっぱり京都だよね」と思わせられる凄さは、この完璧に近いうつくしさにあるのかもしれない。
些細なところへの、徹底したこだわり。

逆に、京都と似たような印象を受けたのは、意外にもディズニーランドでした。
裏方を決して見せない、ごみ箱や壁紙や送迎バスにまでオリジナルデザインを貫き通す美意識は、あくまでも観光客である私には、京都のお店と通ずるものがあるような気がします。
非日常の夢を見ている間に、現実に引き戻されることがない。
夢に浸りきれるうつくしさが、京都がすきな理由なのかも。

2004.9.6 [月] 銀座と新富町

銀座をちょっとぶらぶらしようかなーと思って、気になっていた韓国薬膳のお店へ。
歌舞伎座のすぐ近くなので、いつも前を通っていたのだけど、なんとなくきっかけがありませんでした。
結果。「もっと早く行けばよかった。。。」
このあたりで1,000円でちゃんとしたランチが食べられるお店って貴重だー。
ライチのシャーベット美味しかったです。

日経おとなのOFFを買ってみる。
しかし、私の京都旅は日帰りがダントツで多いから、京都で夜遊びはしたことないなぁ。
帰り際に吉兆でお弁当を受け取って、新幹線の中で食べるとかが、せいぜいの贅沢です(汗)。
巻末の「京」のマナー実戦講座("実践"の間違いではないのかしらん)も、うーん、うーん、ここまで媚びる必要もないんじゃないかという気が。
というか、京都のお人はこんなのすぐ見抜きそうだよー。

自分の好みと意志をしっかり持って、「京都」や「老舗」に媚びることも見栄を張ることもなく、ほんとにいいと思うものをリスペクトしつつ購入したり食べたりすれば、たぶんそれでいいんだと思う。
そしてそれは、京都に限らずプライドを持っていい仕事をしているお店全てに通ずるものだとも思う。

プライドを持った職人さんは「有名だから」という理由でありがたがるお客さんは、ほんとはあんまり好きじゃないよね。
商品がほんとにいいから有名なんであって、「そこの商品が素晴らしいものだから欲しい」というお客さんのほうが好かれるのは、万国共通じゃないかなぁ。
ただ、最近はとにかく売れればいいというお店や、客を見た目だけで判断するお店が増えてしまったのも事実だから、消費者のほうだって信頼できるお店を探すのが大変なのも本音だけど。。。

帰りに新富町にある、足袋の大野屋總本店さんに寄りました。
歌舞伎座の近くの大野屋さんとは、つながりがないそうです。
いずれはオーダーをお願いしたいと思って、営業時間や定休日、事前予約の方法を伺おうとしたら、ちょうどご店主がいらして、あれよあれよという間に採寸が終わってしまいました。
なんか、やたらと足やら足首やらが細いらしいです。
だから既製品の足袋だと、どうしても皺ができるんだよぉ。。。
試作品を作っていただいたら、フィッティング&微調整をして、本格的に作ってくださるそうです。
どんなふうになるのかな。初誂え! わくわく♪

2004.9.4 [土] これだけは気になる

自分の好みと違っていても、人様の装いには、なるべくなるべく干渉しないように心がけているつもりではあるけれど、見るたびに気になってしまうのが、あきらかに短すぎると思われる裾線。

歩きやすさも勿論あるのだろうけど、特に、やわらかものを着てるのに、立った状態で足袋と脚とが丸見えなくらい短く着付けている人がいるのは、いったい何故なの???
歩いたり椅子に座ったりしたら、そうとう脚がにょっきり見えてしまうと思うのですが。
階段で擦れそうなのが、気になるのかな。
このあいだの歌舞伎座でも、そういう人がいました。
素敵なお着物姿だっただけに、残念で仕方ありませんでした。

階段では裾をちょっと持ち上げて上るといいと思うよー。
つんつるてんの着付けは、コドモじゃないんだから、絶対エレガントじゃないよー。

2004.9.3 [金] 耳かき簪

簪の先のほうの耳かきのような部分。ここが何故こんな形状なのかずっと疑問だったのですが、これ、ほんとうに耳かきだったんですねぇ。

豪奢な簪が幕府によって禁止されたとき、「これは耳かきです。だから実用品なんです」と言って免れたという説と、あるお店が笄の先に耳かきをつけて売り出したところ、ヒット作となったという説とがあるようですが、とにかくもともとは、「耳かき」。

簪をすっと引き抜いて、いいひとの耳掃除をしてあげるというのも「いいオンナ」の図っぽいなぁ。
しかし、今はたんなるアクセント。不可能、だろうな。。。

2004.9.2 [木] 初舞台!

九月大歌舞伎に行ってきました。
初代宜生丈は今日がほんとの「初舞台」。
祝い幕も可愛らしく出来てました。

お客さんは、実際にお孫さんがいそうな年配の方が多かった気が。
「菊薫縁羽衣」では皆さんの挨拶があったのですが、お客さん、宜生ちゃんにもう釘付け!
口上そっちのけで、一挙手一投足に笑いがこぼれていました。彼がすべての主役でした。。。
昨日のTVインタビューではやんちゃをしてばかりで、きちんとお舞台を務められるのかほんとに心配だったのですが、ちっちゃいのに、ちゃんとお辞儀をする仕種が、もう、もう、可愛らしさ爆発!

たった2歳(今月3歳になるそうです)の初舞台って、芸も出来っこないし、どうなんだろと思っていたのですが、中途半端に大きいよりも、愛嬌で乗り切ってしまったほうがいいのかもしれないと思わせられるほど。
歌舞伎座が、孫のお遊戯を見守る発表会の会場になったみたいでした。

演目が終わると、出口で三田寛子さんが綺麗なお着物姿で挨拶をされていました。
初舞台まで大変だったろうなぁ。

鳩居堂で秋草の便箋と封筒を買って、大野屋總本店の下見をして、帰宅。

2004.9.2 [木] 浅間山

噴火というニュースにびっくり。

2004.9.1 [水] 蜻蛉玉の簪

完成しました。
なかなかいい出来ではないかと自画自賛。。。
涼しげで夏らしい朝顔の模様だから、羽織紐にはしたくなくて、どうしても簪にしたかったのだけれど、ようやく夢が叶いました。

来年の夏には大活躍してくれると思います。

2004.8.31 [火] 更衣のこと

「6月と9月は単衣の時期」と云われるけれど、調べれば調べるほど混乱してきました。
諸説乱立、という表現が一番ぴったりくるようなので、「一日から単衣」説を公家説、「重陽の節句から単衣」説を武家説と呼びたいと思います。。。
とりあえず、どの説でも、20日を過ぎたら透けない生地のお単衣を着るべき、というのは共通している模様です。

ここ数年は9月に入っても暑い日が続いていたので、9月の半ば頃までは薄物でOKというのはわりと便利かもと思っていたのですが、実際着てみると薄物もお単衣もたいして暑さは変わらないような気も。
ただ、個人的には、盛夏の着物は8月の終わりにはどうしても着ていて侘しい感じがしてくるので、9月になったら透け感のないお着物が着たいかなぁ。その日の気候にもよるけれど。

見た目に暑苦しくなく、季節をはずした感じにもならないように着るというのは、ほんとうに難しいですねぇ。
洋服で最近出てきた「秋色夏素材」という概念は、わりと着物にも有効かも。
帯揚げと帯締めとで秋を演出というテも、頭の隅に置いておこうっと。

2004.8.31 [火] 総集編と台風

昨日の夜からものすごい風。
寝られるかなぁと思っていたけれど、いつのまにか寝てしまいました。

NHKと日本テレビで立て続けにオリンピックの総集編。
日本テレビでは明石家さんまさんが、さすがのトークでメダリストの皆さんの素顔を引き出していたけれど、個人的にはNHKのまとめ方、すきでした。

日本のメダリストにはもちろん、各国の選手のドラマにも、感傷に浸りすぎることなく淡々とスポットを当て、勝ったひとには「ほんとうにお疲れ様でした」、負けたひとには「きっとまた頑張ってください」と、それぞれに全力を尽くした選手にエールを送る番組の姿勢が素晴らしくよかったです。

オリンピックも、金銭問題やドーピングなど、きれいごとばかりではないというのは分かっているつもりだけど、あんまりシニカルになりすぎて、ひたむきにオリンピックに賭けているひとのことを見過ごしてしまいたくないなぁと思わせてくれました。
声高に主張してこそいなかったけれど、「反戦」と「平和」をつよく訴えていたとも思います。

2004.8.30 [月] 満月とアンチョビペースト

今日は満月だそうです。
台風らしいけど、今のところ見えてます。
今年は、九州・四国が台風の直撃を多く受けているので気がかりです。
いくら当たり年といっても限度というものはないのかなぁ…。

ゆで卵をフォークでこまかくつぶして、アンチョビペーストとマヨネーズと黒胡椒を混ぜたら、けっこう美味でした。新しい味だ〜。パンに合いそう。
今度はアンチョビソースを作って、スナップエンドウやパプリカなどの温野菜と食べてみよう!

2004.8.29 [日] お手入れ

来るべき単衣の時期に備えて、夏中はお休みしていた細身のお装履の手入れなど。

購入したとき、専用のクリームをもらっていたのだけれど、一度行方不明になってしまって、手持ちの靴クリームで手入れをしてしまった前科アリ。
(しかし、その後、革がつるんつるんになってしまい、足袋が滑って歩くのにものすごく苦労したのでした。やはり専用のものを使うべきだと痛感。。。)

綺麗に磨き上げると、くすみも消えてピカピカに。
一度でも履くと、手入れした布に汚れがかなり付着しているから、淡色のお装履はやはりこまめなケアが必要だなぁ。

細身と小判型と、どちらも試してみましたが、私には細身のほうがよりきちんと足を包み込んでくれて、快適だということが分かりました。

2004.8.28 [土] 千秋楽

東海道四谷怪談楽日。
お天気が悪かったので、着物はそうそうに諦め、洋服にスニーカーで歌舞伎座まで歩くことに。
(でも、なんだか薄物ももう寒々しいくらいの陽気…)
三越で「融合」のお弁当を買い込んで、歌舞伎座で早速もぐもぐ。美味でした。

勘九郎丈の早変わりも、幽霊が飛び回るシーンも楽しみました。
しかし三階席だったので(いいの。千秋楽に立ち会えるということが嬉しいの!)、一階席でなにか仕掛けがあったらしいのに、全く分かりませんでした。
あれはなんだったのでしょう?
(女性のキャーとか、おそらくわりといい年であろう男性のウォォ!という声が連発したのです)
ご存知の方教えてください。。。

あと、ちょっと暗くて(怪談だから当たり前だけど)、どうしても見づらかったです。
四谷怪談は一階席で見るのが至上!と思いました。
浴衣の女性も何人かいたけれど、やっぱり三階席はお太鼓じゃ狭い。かといってカルタ結びでは歌舞伎座に行きたくない、ということで、これからも三階席の時には洋服で行こうと思いました。
ちなみに三階席のペットボトルのお茶は「伊右衛門」率高かったです。なんか違う(笑)。

楽日だったからカーテンコールがあって、後ろの人がもういなかったから、立ち上がって手を振っちゃいました。
楽しい余韻を味わいつつ、ゆっくり歩いて帰宅。

2004.8.26 [木] 中野オフ

ワインとお食事堪能いたしました。
お野菜いっぱい食べました♪
とってもよいオリーブオイルとビネガーを使ってあるらしく、サラダ、ほんと美味でした〜。
ワインは、今まであんまり飲んだことなかった新しい部分が感じられて。
奥が深いなぁ。

やっぱり少し酔って、同じこと何度も聞いちゃったりしたので、それは自分的に減点。。。

2004.8.23 [月] 母の浴衣

浴衣、綺麗になりました。
実はコレ、母のお下がりです(ごめん、おかーさん)。
もらったばかりの頃は、いまひとつ似合わないような気がしていたけれど、久々に体に当ててみたら、ぴったりの気分だったので、着てみました。
ロウケツ染めにぼかしで色を挿した、かなり昔のものですが、今では逆にこういうのあんまり売ってないので、大事にしたいです。

帯は例によって「みちのく花織」の四寸帯。
半幅より少し幅が広くて(正確には四寸四分くらい)、長さも長めで変わり結びにぴったりです。
通気性もよくて、蒸れることもないし。
6〜8月はこればかり締めています。

これを着て歩いていたら、なんだかかなり視線を感じたのですが、横断歩道で自転車のおじさんに、すれ違い様「よっ!いいおんな!!」と声をかけられました。
嬉しかったけど、とっさに反応できませんでした。。。

2004.8.22 [日] 新選組!

号泣。

2004.8.21 [土] 簪のパーツ

浅野屋呉服店さんで、わりと長いこと欠品中だった「簪のパーツ」が復活!
現在(27日まで)共同購入開催中です。
あああ、やっと買える〜。
(前回買ったものは、欲しいという友人にあげてしまったので。「また買えばいいから」と言った途端の欠品だったのでかなりショックでした。私の莫迦。。。)
いろいろ探したけど、これが一番見栄え良く仕上がると思う♪

2004.8.19 [木] 桃とバター

イギリスパンが残ってたので、思い出してやってみました。桃のトースト。
えっと、カリカリのパンとバターと切っただけの桃、という組み合わせだったのですが、桃のフレッシュさが微妙に浮く気がしました。
たぶんこれは、水分が充分な割に、桃の甘みが足りないんだろうなー。

でも桃とバターって相性が良さそうだったので、軽くソテーしてみました。
…美味しいじゃん。
調べてみたら、桃のソテーって、ちゃんとレシピになってるんですね。

2004.8.18 [水] 桃とアテネ

セールでい〜い香りの桃がお安かったので、思わず買ってしまいました。
よっつは多いけど、余ったらシャーベットとか、ま、なんとかなるでしょう。
桃のデザートスープもいいな。

アテネ、楽しいです。
なぜか金メダル獲得のときは、リアルタイムで見られています。
個人的には、ピーター・ファンデンホーヘンバント問題がかなりツボです。
フルネームじゃないと言えないわ、ほんと。

2004.8.17 [火] 足袋のチカラ

ラクチンが好きだったので、ちょっと前までストレッチの足袋ばかり履いていました。
しかし、あることが原因で、己のずぼらさを猛反省中です。
足袋ひとつでこんなに履き姿が違うなんて…愕然。
どちらも履いているのは私で、お装履も同じもので、足袋が違うだけ。
左がキャラコで、右がストレッチです。
どちらも歩くのに、とくに不都合はありません。
でも、ストレッチだと足指がこんなにも開いてしまう…。

ストレッチは、とにかく足にトラブルが起きないのが長所。
キャラコや綿ブロードは、足に合ったものを履かないと、痛くてとんでもない目に遭いますし、足首のしわがやっぱり気になったりして、「コレだ!」というものには、実はまだめぐり会えずにいます。
でもなぁ、履き姿がこんなにも違うとなぁ…。
このことがあってから、足袋にはこだわるようになりました。。。

2004.8.16 [月] ICO

発売されてからしばらく経つけれど、宮部みゆき氏の新作「ICO—霧の城—」に、なんだか見覚えがあるなぁと思ってました。
オリジナルはゲームだったんですね。
そういえば、むかしCMで見て、やってみたいかもと思った経験アリです。
映像がすばらしくリアルかつ美麗で、音楽もよい。
しかしプレステ2を持っていなかったし、アクションが苦手ということもあってクリアできる自信がなく、当時は断念。

検索してみると、オリジナルの「ICO」というゲームにはかなりコアなファンが多いよう。
感想を読むと皆さんものすごく感情移入していらっしゃるし、シンプルなゲームらしいのに絶賛している方も少なくない。これは珍しいなぁ。

反対に、小説版「ICO」に対しては、「コレがオフィシャルだと思われると困る」とか、批判的な感想が多かったように思います。
シンプルさが良かった「ICO」に、ゲーム中では謎のままだった部分への宮部さん独自の肉付けが、過度すぎる印象があったみたい。

この秋冬はドラクエもFFも久々に出るので、とうとうプレステ2を買わねばならないようです。。。
そしたら「ICO」も買ってもいいかな。お財布と要相談。
現在ベスト版が廉価で発売中。

2004.8.15 [日] 0:47 pm

明日の大文字送り火は「ほぼ日」で見る。

2004.8.15 [日] 終戦記念日

昨日までの酷暑が嘘のように冷たい雨。
いつもこの日は靖国神社のことが取りざたされる気がする。
中国などでは首相の靖国参拝にピリピリしているけれど、個人的には、かつて大きな過ちを犯した日本の、現在の最高責任者として、もう二度とこんなことはしないという誓いをあらたにするために、ここに来ているようにも思える。

日本と中国とは、時間の流れに対する感覚や、故人となった犯罪者に対する処遇が根本的に異なるらしい。
日本では50年は「長い」けど、中国では「たった」50年。
日本では犯罪者だって亡くなったらみんな仏様だけど、中国では千年前の犯罪者の銅像に今でも唾が吐きかけられ、辱められ続けている。

A級戦犯のこととか、クリスチャンでも遺族の意向を反映せず強制的に祀ってしまうとか、靖国にもいろいろ問題があることは聞いている。
でも参拝を続けるのなら、首相は、これは決してA級戦犯を崇拝するという意味ではなく、あくまでも反戦と平和への誓いであることと、日本人は、いくら犯罪者とされた人々であっても、死してまでその尊厳を辱めることを美徳とはしないということに、もっと理解を求めてもよいと思う。

2004.8.14 [土] ベランダから花火

レインボーブリッジと花火の饗宴。
いつもからは想像もできないほどの人出。
クルーザーや屋形船が数え切れないほど繰り出していて、東京湾にもまるで花火を散りばめたように見えて、すごく綺麗でした。

初めて近くから見る花火は、音と火薬の臭いと煙がすごい。
とくに二尺玉は、ドォォォォォン!!!と音の波動が遥か彼方まで突っ切っていくのが肌で感じられてびっくりしました。迫力〜〜。
早めに食事をすませて、ビール片手に観賞。
花火が始まる直前の、まだ夜が更けきっていない黄昏の中でのさわさわした雰囲気が独特で、いい感じだったです。

宴の後は、人も車も大渋滞。
静かになったのは11時を廻った頃でした。
おまわりさん、お疲れ様でした。
救急車の出動も多かった気がするなぁ。

2004.8.14 [土] —本物を創る—15人の職人

銀座に行く用があったので、デパートの催事を検索。
松屋で職人さんの催事をやってたのでのぞいてきました。
http://www.matsuya.com/...

その中に「喜久や足袋」さんの名が。
「宮内庁御用」の文字にふらふらしてしまった私ってミーハー(笑)。
実演のおじいちゃまがとても気さくな方で、歌舞伎座の皆さんがなさっているという足袋の洗い方を教えてもらいました。
歌舞伎の方々は、なんと足袋を履いたまま、お風呂で洗うそうなんです。。。
足袋をおろす前に、足袋を履いてお風呂に入るといいというのは聞いたことがあったのですが、これは初耳でした。へぇ〜。

足袋の底の汚れは馬毛のブラシ(おとなりで売ってました。しかし予算不足で断念)で洗い、表地は足を洗うように石鹸を泡立てて、つるつる撫で洗い。
あとはシャワーでしっかり流し、タオルで水分を取ってそのまま乾かせば、自分の足型に合ってくるし、アイロンも要らないし、モノはいいんだから3倍長持ちするよ、洗濯機でなんか洗うことないよ、と。
目から鱗が落ちまくりました。
さっそくやってみよう!

ところで今日は晴海の「東京湾大華火祭」なんですが、歌舞伎座は夜の部もやっているのですね。
当たり前だけど、お舞台をやっている役者さんは、その間中休みがないんだよねーと、ちょっとしんみり。

2004.8.8 [日] 伸縮率

ちょうどいい寸法で仕立ててもらったはずの単衣と海島綿の襦袢の裄が合わなくなってしまいました。
お単衣は縮緬だから縮んで、お襦袢は洗ってアイロンをかけたので伸びたのだと思います。
やっぱり絹と綿って違うよね。。。

裄直しをしたいのですが(応急処置はそろそろ限界)、どれに基準を合わせようかなぁ。
お襦袢付きで着ている浴衣は、それほど誤差が出ていないので悩ましいところ。
むー。

2004.8.7 [土] 日経おとなのOFF

買ってみました。美味しそうなビールがずらり〜。
例によって銀座のお店は行ったことがないところばかり。
私の「銀座ルート」は、かなり固定されていることが判明…。

地方の地ビールでは「那須高原ビール」がかなり好きです。
ここはお料理もかなり美味。
那須に行くたびに連れてってもらうところです。

ディズニーシーもまだ行ったことがないのでした。
やはり夜に行くべきかなぁ。
「ブラヴィッシーモ!」見てみたいー。

表紙の稲森いずみさんはとても素敵だったけど、ほさぷさんのおっしゃるとおり、
着物はミシン仕立てだと思いました。
きっとポリですね、これ。
お襦袢も見えないから、肌襦袢に半襟を付けただけでお召しになっているのでしょう。
ちょっとこれでは勝負は…(以下自粛・笑)。

2004.8.6 [金] 余韻

昨日着ていた綿紅梅と襦袢をお洗濯。
夏場はやはり、さっぱり洗えるのがよい♪
綿紅梅はすごく色が落ちて、洗い水が真っ青になり「こんな色落ちしたっけ?」とびびるけど、よいのです。
綿は水が好きだもんね。

昨日のスペイン料理が美味しくて、忘れられない。。。
イカ墨のパエリアは真似するの難しそうだけど、マッシュルーム、美味しかったなぁ。
今日スーパーでフレッシュのマッシュルームを売っているのを見かけたから、ちょっとやってみよう。
にんにくとバターと塩とパセリのみじん切り??で、オーブンで焼いたらどうかなー。

公長齋の籠バッグは修理完了。

2004.8.5 [木] バスコへの旅

スペイン料理のお店に誘っていただきました。
とっても雰囲気のいい、美味しいお店。
白ワインがよく合うお料理が多くて、お酒がすすみました。
皆さんとたくさんお話できて、楽しかったなぁ。

しかし帰り際に、金具がゆるくなっていた公長齋の籠の取っ手が、とうとうとれてしまいました。。。
本格的に修理決定です。

2004.8.4 [水] クロワッサン

銀座特集を買いました。
小さな頃から通っていたのに、いつも進化しているこの街は、知らないことがまだまだ多い。
そろそろ遠くに憧れるのはやめにしようかとも思うし。
疲れたときには、どうしようもなく遠くに行きたいこともあるけれど、シアワセって結構身近にあるものさ。
与えられたものを感謝して受け取るのも大事。
うーん、ちょっとトシを取ったかしらん。。。
でも、今の私には、もうそれでいいんだ。

掲載されてた「むら田」のご店主の装いがいいなと思いました。
紺地の結城に、白地の更紗の帯、薄茶の帯締めとお草履。
帯締めとお草履の色を揃えてるのが、凝ってる!
(そういえば「志ま亀」でもそういう取り合わせを見たことがあるような気がする。何気に銀座流?)
私は、お洒落紬には白足袋と草履を合わせるのが好きなんだなぁ。

冠組も、小紋ならぼかし、紬なら綺麗目・濃い目の単色が好み。
でもたぶん色半襟を合わせるなら、足袋も色足袋にするでしょう。
そしたらきっと、下駄は右近だっ。
着物の取り合わせを考えるのって、やっぱり楽しい♪

2004.8.3 [火] すごい変なコダワリ

下駄がずっと苦手で、浴衣のときにしか履いたことがありません。
我ながら「なんでだろ?」と思っていたのですが、原因解明しました。
どうやら私は、「白足袋に下駄を合わせるのがなんか嫌」だったらしい、です。

今までの着物は、ほとんど小紋ばかりだから、足袋は当然のように白だけでした。
すると履き物も、半ば自動的にお草履。
反対に、下駄に足袋を履くなら、私は色・柄足袋を合わせたいらしい、です。
白足袋=下駄ではなく、白足袋>下駄として格付けされているのね…。
なんでだろ。ちょっと本来のしきたりについても勉強の必要ありと思われます。
でも、別に草履に色・柄足袋がNGというわけでもないらしくて、濃い色の台と花緒の草履なら、全然おかしくないと思っていたり。

これは別によそ様に強要するようなことじゃないけど、「なぜか分からないが自分ではやらない取り合わせ」というのは確実にあるので、それを究明していくのも着物ならではの楽しみ、と思っていたりします。
「なぜ私にはそういうこだわりがあるのか???」

2004.8.1 [日] 甲羅干し

「日焼けしたい」と言うので、なんと日光浴につきあうことに。
近くの川べりに出かけました。
お天気もすごく良くて、ひとけもなくて、とてもいい感じ。
ビールを飲んだりアイスを食べたりして、東京タワーや遊覧船や、ジェットスキーを楽しむ人を見ながら、ぼーっと過ごしました。

2時間後、あっちは黒ーくなってご満悦だったけど、私は左腕だけ焼けてしまって、困りました。。。
日に焼けるのは別にいいけど、むら焼けってかっこわるーい!
隅田川の紫外線をなめていました。
今後は日焼け対策を万全にしなければ…。

でも、楽しかったからまた二人でぼーっとしに行きましょう。
今度はお弁当と凍らせたペットボトルのジュースを持って。

2004.7.31 [土] 花火と月

隅田川の花火大会はテレビで。
色がとっても新鮮!綺麗な色ばかり。
でも、今日は浦安でも花火大会があるし、大きな月と一緒に見られるのは贅沢な感じで楽しいかも。
一番楽しみにしているのは、8月14日の湾岸華火大会です。
どういうふうに見えるのかなぁ。めちゃくちゃ楽しみ。

森光子さんが白地に藍の浴衣を着てらした。
薄茶の帯に、赤い帯締め、素足に下駄。
昔は紺地の浴衣は日暮れ前、白地の浴衣は日が暮れてからと云われていたと聞きました。
そういうのは、やはり女優さんは王道を行く方が多い気が。

2004.7.31 [土] 小千谷紬

小千谷縮ならぬ、小千谷紬の着尺が眠ったままです。
はっきりした、キレ——な青。
ところどころに白い花模様が織り込まれていて、ぼけがちな図案を適度に引き締めてくれる気がします。
好きだわ、これ。

袷にするとしたら、八掛はきっと赤が無難なんだろうなと思いつつ、それもなんとなく嫌だったんですが、単衣にしたらどうかしらん。
織りのお単衣って持ってないし、5月10月の「袷じゃ暑い!」という日に、さくっと対応できないかなー。これに羽織れそうなものって難しそうだし、白足袋を合わせたら、結構涼しげに見えるかも。
逆に真冬だと寒々しい柄行かもしれないな。
お仕立てってほんと、難しい。。。

2004.7.30 [金] 天切り松

見ました。
やはり勘九郎丈は江戸弁が上手いと思う。
(関西弁も上手らしい)
台詞の呼吸は、橋之助さんが影響受けてるのかなぁ。
似てると思いました♪

2004.7.27 [火] お素麺と冷麦

夏と言ったら実家ではお素麺。
なんとなく、素麺は断面が丸くてつるつる、冷麦は断面が四角くてもさもさ、という悪しき偏見があったのですが、最近は美味な冷麦もいただいて、もう区別がつかない…。

めんつゆは祖母の専任で、未だに味は真似ができず。
ざるに一口大のお素麺を敷き詰めて氷を散らし、冷やしためんつゆと錦糸卵、庭に生えてる大葉の千切り、おろししょうがでいただきます。
夏に実家に帰るたびに貰うので、自分で買ったことはまだありません。。。

2004.7.27 [火] 平成中村座ニューヨーク公演

フジテレビで舞台裏をちょっとだけ見ました。
行きたかったけど、諸事情で行けなかった。。。
でも、おかげさまで浅草での平成中村座には行ったことがあるし(おかもちさん、ちどりさん、その節はありがとうございました♪)、演目の「夏祭浪花鑑」も、コクーンでスタンディングオベーションを経験したことがあったから、雰囲気は想像することができました。
「夏祭浪花鑑」は、すんごくイイですよね!大好き!!

勘九郎丈は、やっぱり歌舞伎が大好きで、演じることが楽しくて仕方ないんだろうなぁと、お舞台を見るたびにいつも思います。
生まれついた境遇を進んで受け入れて、先陣切って走っているように見えて、こっちも引き込まれてわくわくする。
それがとっても大きなエネルギーを生んで、いい人材がまわりに集まって、さらにどんどん飛躍していくような。
そういういい影響が、橋之助さんや勘太郎くんや七之助くんや獅童くんにも出ているような気がします。

今日の夜のスペシャルも見るもんね。
8月も11月も見に行くからねっ。

2004.7.26 [月] 十一代目海老蔵襲名披露公演

をNHK教育で見ました。
歌舞伎ファンと言えるほどには、いろんな人の歌舞伎を見ていないので、「襲名披露」というものは今回が初めて。
事前の準備も大変みたいだし、口上のときの独特の髷の形や裃の色など、たくさんの意味があるのだろうに、私には分からないことばかりでした。
ちょっともったいなかったなぁ。
いろいろ知ってたら、さらに楽しめただろうにね。

今や、日本でもっとも世襲色が濃い職業であろう歌舞伎役者の家系。
名門の生まれの御曹司には、事実上、天皇家と同じくらい職業選択の自由がないのですね(いい意味でも悪い意味でも)。
自分で選び取るのではなく、生まれたときからすでに宿命づけられた人生ってどういうものなのか私には分からないけど、頑張ってくれるといいなぁ。
個人的には、も少し、梨園生まれ以外の志望者に対して門戸が広がってもいいのにとも思うけれど。

2004.7.25 [日] 実家は全員北海道出身

「ごんぼほる」は聞いたことないけど、実家の茶碗蒸しには今でも栗の甘煮が入ってます♪
しかし「おかずにならない」という理由で卵液が濃い。
(コレはたぶんウチだけだと思うけど)
酢が立ったように見えるから、親戚が来ると失敗作だと間違われます。。。

2004.7.25 [日] エルミタージュ美術館展

江戸東京博物館へ。
今、「エルミタージュ美術館展」やっているのです。
江戸とどういう関係があるのかつっこみたくなりました。

エカテリーナ2世の秘蔵コレクションはあまり多くなかった気が。。。
それよりも、彼女の人生と功績にスポットが当てられている感じでした。
生涯に愛人が多いことで有名な人だけど、愛人リストが展示されていたのが可笑しかった。
ここの学芸員さんて、なんかいつも切り口が個性的。

宝飾品は金を使ったきらきらのものがほとんどだったけれど、わりとやっつけ仕事だったみたいで細工は雑なものが多かったし、絵はちゃんと勉強して技術もそれなりだけど、無名の画家のものが多かった気がします。意外でした。
全体的に西欧コンプレックスがつよく出ていて、追いつけ追い越せで「急いだ」感が印象に残って。
そういう時代だったんだね、きっと。

でも、国家的に金銭に余裕があるときに限っては、国の指導者が後世までも観光に耐えられる建造物や美術品を造っておくというのは、悪くないかなとも思いました。
ピラミッドとかも、今だってエジプトの重要な観光資源だし。
なんでこんなことを言い出すかというと、最近の日本官僚の「自分たちが現役のときだけ何とか凌げればいい」という姿勢に不満爆発寸前なので。
年金や国債の問題だとかって、全部そういうのから来てると思う。
100年先のことまで考慮してとは言わないけど、せめて次世代に国を託すまでの最低限の責任感は持ってほしいのよ。

2004.7.24 [土] 秋の算段

毎年思うことだけれど、私は袷が恋しくなるのが異常にはやい…と思う。
しかしそのかわり、夏着物は手抜きっぽいかも。
だって夏着物って、見た目に暑苦しくないようにさらっと着るから、
袷ほど取り合わせに頭をひねらなくていいもん。
色合わせもシンプルが基本だし、八掛もないし、お襦袢も白でいいし。

凝りだすときりがないのは、やっぱり袷だと思う(特に紬!)。
長着の寸法から始まって(私の場合、染めと織りとでは寸法を変えなくてはならない)、
帯と半襟と八掛と長襦袢と帯揚げと帯締めとお草履とバッグとの取り合わせ。
それに羽織となったら、羽織紐やら羽裏はどうするか。
(そう考えると、道行って取り合わせを考えるの簡単だぁ〜)

シンプルスタイルも素敵だけど、
それだと私には「ただの地味」になってしまうのが分かったから、
紬には適度に味付けをすることが必要。
しかし、染めと織りの着物って、こんなにテイストが違うとは。。。
「何にでも合う」というのは、着物に限っては当てはまらないねー、としみじみ。
格が違いすぎるから、小物全部変えなきゃいけないし。
これは大変なものに手を出してしまった…。
どっちかにしとくべきだったかも…。

この秋は京都に行けるのかしらん。
夏は○○のことで予定がみーんな飛んじゃったし、
ある程度予算ができてくると、
着物の神様が「ほーら、こっちに良いものがあるぞよ」と呼んでくださる。
京都の神様、今度こそワタシを呼んで(笑)。

2004.7.23 [金] 夏の日

最近、いろいろバタバタしていたこともあって、思い切って今日はオフの日としました。
数日前までは、脱水症状を起こすんじゃないかと思うほど暑かったけれど、昨日と今日は海風がよく吹いて、とても涼しい気がします。
(しかし、予報では30℃以上ある…。体感温度が狂っちゃったかも)

いいお天気だけど日陰で心地よいベランダに椅子を引っ張り出して、読書など。
しかし読んでるのは着物本。
昼間からビールなんかも飲んでしまいました。
時間がゆっくり過ぎていく、とてもよい夏の日でした。
こんなことが出来るなんて、ほんとうに贅沢だと思う。ありがたや。

2004.7.21 [水] 和煦 2004 SUMMER

今回は陶器と多治見市の特集。
でも、一番「へぇ〜」と思ったのは「春から夏にかけては素足に塗りを、秋から冬にかけては足袋に白木を履く」という、下駄についての記述。
そっかー、もともとは素足に白木の下駄は履かなかったんだね。

そういえば、履き物についての決まりごとって、着物に較べるとあまり知らないかもしれない。
冠婚葬祭とかなら何とかという気もするけれど、大島に下駄は合わせないなどとも聞くし、白や黒の花緒の格についてもよく分かってないなぁ(白が格が高くて、黒が低かったんだったかな?)。

2004.7.20 [火] 煩悩

着尺とか帯地とか見ないように逃げ回ってます。
だって、も〜これ以上増やしてどーすんのよ…。
それよりも、今あるものを仕立てに出すほうが先なのよ。自重しろ、私!

この頃は、半襟と履き物に拘っている自分を自覚し始めて、もっぱら小物を見にうろうろしてます。
ただ、エナメルの花緒がやっぱり苦手ということが分かったので、銀座の○ん屋さんとか小○屋さんとかでは「コレだ!」というものには出逢えませんでした…。残念〜。

小千谷紬とか更紗にはどんな草履が似合うかなぁ。
イメージ強化のさらなる修行をしないとなー。

2004.7.15 [木] 八月納涼歌舞伎

八月納涼歌舞伎、取れましたぁ!!
嬉しいよ〜。

2004.7.14 [水] 百日紅

公園のそばを通りかかったら、百日紅の白い花が目につきました。
空に溶け込んでしまいそうで、花だと気づくまで一瞬考えてしまいました。
白い花もあるのにね。さるすべりってどうして「百日紅」って書くんだろ。

露草→紫陽花→梔子→百日紅。次は何の花に気づくかな。

2004.7.12 [月] お洗濯

祖母からもらった日傘をお洗濯。
古いものなので、生地が弱っていないかちょっと心配だったのですが、洗ったらぱりっとしてとっても綺麗になりました。
祖母がちゃんとカバーをかけてくれていたので、色焼けなどが最小限に抑えられたようです。
感謝〜。

お色はどうやら真っ白ではなく、シルバーグレイ(?)で、薔薇のカットワークが縁に施されています。レースを縫いつけたものはお店にも多くあったけど、傘地本体に刺繍があるものはほとんど見かけなかったので、嬉しいことしきり。
あんまりひらひらでもないので、照れずに差して歩けそうです。わくわく。
持ち手も六角形の木製でタッセルらしきものも付いていて、日傘らしい日傘という印象。
公長齋の籠バッグにもちゃんと入って言うことなしです♪

2004.7.11 [日] 頭上風車篇

「燃焼系アミノ式」のあたらしいCMが非常に謎です。
お父さんのバランスもさることながら、お子ちゃまがすごい…。
頭上で水平の体勢を保つには、ものすごい腹筋が必要なのでは???
なにかおなかに巻いてガードしてるのかなぁ。
ニュースでの解明篇希望。

2004.7.10 [土] おばあちゃんの日傘

私の一番身近で日傘を愛用しているのは祖母です。
実用第一な祖母の日傘は折りたたみ。
日傘探してるんだよという話をしたら、むかーしに使っていたという日傘を、今回譲り受けました。
レトロなデザイン。でも、錆ひとつなくて充分使えそう。
ちょっとくすんでいる感じなので、洗ったらもっと綺麗になるかな?
大事にするね。ありがとー、おばあちゃん。

今日はイカをさばきました。。。キュウリと一緒に酢の物にします。
皮むくのムズカシー!

2004.7.7 [水] 愛のエプロン

スペシャルを見ました。
女性タレントの皆さんに、課題のお料理を作っていただき、皆で試食して批評する番組なんですが…(自分でも、見ながら今日のお題は作れるかどうか検討したり)。
いつもは「あ〜普段お料理作ってないんだなー」とか「ぎゃあ!なんでこんな作り方するんだ!!」とか思って見ていたけれど…今回のお題って、難しくないかなぁ?
蛸の唐揚げと蛸飯、鰻丼と肝吸い。しかも蛸と鰻、生きてるし!
こんなの、私さばけません。。。
ミネストローネとラザニアくらいなら、なんとか???
しかし、ホワイトソースとミートソースを手作りしてラザニア焼いて、ミネストローネ作ろうと思ったら、45分じゃ出来ないっす。

東京タワーは、昨日に較べて、赤と白のコントラストが分かりやすくなっていました。おお。

2004.7.6 [火] 七夕前夜

学校でつくったのかな、小学生っぽい男の子が、短冊と飾りをつけた笹を持って駆けていきました。
あ〜、明日は七夕だねぇ。

天気予報では、明日の夜は晴れそう。
七夕の夜って、関東はいつも雨という印象があるけれど、明日は二人は会えそうですね。
浴衣で夕涼みもいいかも。だって七夕だし♪

ちょっと思い立って、暗くなってから東京タワーを見にぶらぶら歩いたり。
お台場や葛西の観覧車とか、レインボーブリッジも好きだけど、やっぱり東京タワーは特別。
見ていると元気が出る気がします。癒される〜。
明日からはシルバーライトの明かりになるんだなー。
オレンジの光は、今日でちょっと見納め。

2004.7.1 [木] ディズニーリゾートの花火

気のせいか、今日の花火はグリーンやブルーの寒色系が多かったような気が。
やはり7月だからかな。

東京タワーは七夕の日に、夏仕様のシルバーライトに変わるそうです。楽しみ〜!

2004.7.1 [木] ぴかぴか野菜

旬なのでしょうか、スーパーにほんとに新鮮な野菜が並んでて、すごく嬉しいです。
キャベツ・ピーマン・レタス・トマト・きゅうりetc…。
「伊藤家の食卓」で保存方法を勉強したりしましたが、むりやり延命した野菜とは、
やっぱり味が違います!
ぴかぴか野菜は、ただそのままで美味。
生でも、炒めただけでもGOOD。
やっぱり健康な心身は、ちゃんとした食事があってこそさ。

八月納涼歌舞伎、行きたいな♪

2004.6.30 [水] 雷

今朝は雷雨です。小雨なんだけど、朝から空がゴロゴロ言ってます。
でも、遠くには青空が見えて。なんとも不思議な光景。

雷が落ちたのですが、すごかった!
一瞬ピカッと光ったら(誰かに写真撮られたかと思った)、
「ドドドドーン!!」とすごい音が。
ひゃ〜、核が落ちたかと一瞬思ったってば。
大きな雷ってこわいんだ…。
音って「波動」なんだってよく分かりました。
窓とかビリビリ震えたぞ。すごい振動。

2004.6.29 [火] 月齢カレンダー

よい月夜です。
2日の満月まで、もうすぐ。
月が明るいと、やはり夜景も綺麗で、
水平線に千葉のあかりが見えています。

写真に撮ろうかと思ったのですが、
私のデジカメは望遠機能がダメダメということが分かっただけでした。くぅ〜〜。。。

2004.6.26 [土] ハニートースト

相変わらず朝はミルクティーが多い(牛乳を摂取するのにはこれが一番…)。
最近、砂糖抜きミルクティーにすごく合うなあと思っているのはハニートースト。
れんげの蜂蜜は苦手だとずっと思っていたけれど、アカシアの蜂蜜はさっぱりしていてとても好み。
容器も、蜜切りの薄いへらがついたものだと使いやすいので、苦手意識を克服。
(たらりと垂れてべたつくのはキライだった…)
あじの開きの純和風朝食も好きだけど、こういうのも、良し。

大島に合わせるお草履のことを、未だにあれこれ考えてます。
お店で希望を伝えても、意思&好みの疎通はいまひとつ。
なんだか世話っぽいものが多くて、ダレかに地味と言われそう。
下駄じゃなくて、格は低いけど、でもお洒落なのが欲しい。
うーん、私の目がちょっと変わっているのかなー。
でも、気に入らないものを無理して買っても大事にできないことは今までの経験で分かっているし、いろんな組み合わせを考えながら、ゆっくり悩むしかないんだな。こればかりは。

2004.6.25 [金] カルボナーラ

晴海運河を、ちいさな船が、おおきな貨物の筏をみっつ引っ張って進んでゆきました。
イメージは巣にえさを運ぶありんこ。もしくはドナドナ。

とうとうカルボナーラに手を出してしまいました。
牛乳と生クリームの分量&温め具合がやはりムズカシイ。。。
最後に卵黄を混ぜるので、スープスパ並みに、たっぷり入れるのがいいようです。
しかし季節感は…ない。

夏らしくなってきたので、冷しゃぶや居酒屋っぽいメニューも増えてきました。
(ビールが美味しい時期だから?)
この時期はトマトやピーマンや焼き茄子なんかもいいですね。
もちろんやっこも!ウチではおろししょうがを添えるのが好きです。

2004.6.23 [水] 畳表の草履

アコガレはあるけれど、銀座に似合うかしらんと思っていまひとつ購入に踏み切れないのが畳表の草履。
壱の蔵で見つけたのはお値段四万円なり。

調べてみると、畳表の品質にもいろいろあって、悩む。
というか、こればかりは、お安いところと、高いところとのあれほどの値段の差が理解できない…(鼻緒を除いて)。
中通しの鼻緒がやっぱりどうしても好きなので、あんまり利益率の高くないトコで、理想のものを気長に探すべきか…。
そして最初に戻る。ネバーエンディング。

2004.6.20 [日] 綿紅梅

そろそろ7月の気配が近づいてきたので(あちこちで咲いている梔子がとてもいい香り♪)、浴衣など引っ張り出してみました。
ものすごく気に入っている縹色の綿紅梅です。
我ながら、これは「素敵」というよりも「似合う」と自画自賛していたりします。
松原工房さんのとこの藍色とは較べるべくもありませんが(透明感が違う…)、顔映りがよい感じ。
今年こそは、履くたびに絆創膏が必要になる芳町とさよならしたいなー。

最初のお誂えは、個人的に浴衣を推奨です。
プレタの浴衣だって30,000円くらいするものもあるから、10,000円で浴衣地を買って、お仕立て代が高くても15,000円くらいなら、充分だろうなーと。

それをひと夏じっくり着こんで、マイサイズを決めることが出来たら、本格的なお誂えに移行。
そうしておけば、だいぶ自分のサイズ探しのロスも減ったことでしょう…(←あれこれ試行錯誤して、無駄な出費が多かった私。とくに、呉服屋さんにお任せした長めの裄は、あとあとまで本当に祟りました。個人的にお誂えでベストな裄とは、「腕を水平にして測った裄に+2�p(五分)」だと思います! それで袖幅を九寸以内にしておけば、まず大抵の襦袢・着物・羽織・コートは誂えられる…と思います。一尺八寸五分の裄になんてしてしまうと、使える着尺がめちゃめちゃ減ります!!)

紫織庵の浴衣地もあるんですが…まだ仕立てには出しておらず…。

2004.6.18 [金] 日本橋と銀座

日本橋三越4Fの石黒香舗さんの催事へ。
めでたく麝香のお香に詰め替えてもらいました。
初めてこの香りを聞いたときは、その良さがよく分からないという初心者でしたが、
今度はどうかな…?

ちょうど、そのお隣で葛布の催事もされてました。
美しさもさることながら、銀座三越で見た米田正一商店の傘よりも、
かなり軽い!というのが印象に残っています。
藍色のものがとても素敵〜。
しかし半衿と足袋で着る浴衣に合わせるには立派すぎるでありましょう…。

プランタン銀座の地下に移動して、京都の日本酒「英勲」を試飲&購入。
ここの好きなんです。香りが高くて、味がクリーンで。
たくさんの銘柄を飲ませていただいて、しっかり酔っぱらいました(笑)。

2004.6.17 [木] マーガレット・ハウエル

引っ越してから、大昔に買ったハウエルの服を引っ張り出して着ることが多くなったような気が。
環境が変わると、着たい服も変わるのかな?

ハウエルの服は、とくに学生時代に大好きでよく着ていたのですが、そういえば捨てたものはまだない(汗)。
めちゃめちゃ長持ちしますねー。たぶん10年くらい着てるのもあるぞ。
いつになったら着られなくなるのでしょうか。
ある意味一生ものかも…。

しばらくお蔵入りだったリチャード・ジノリのカップや、ウェッジウッドのナンタケットシリーズの白い取り皿も、なんだかまた使うようになりました。
ものを捨てられない気質も、今回ばかりは役に立ったかも。

2004.6.15 [火] ミキサー始動

冷蔵庫の中にあった野菜を使ってスープ作り。
にんじん・たまねぎ・じゃがいもを鶏がらスープで柔らかく煮てからミキサーにかけて、
牛乳と生クリームと塩こしょうで味を整えると…あら、美味。

お料理って、いちから手をかけると本当に美味しい。好評でした。
クラムチャウダーやミネストローネなど、スープのレパートリーも少しずつ増えて。

2004.6.14 [月] 東京タワー

めずらしく代休が取れたので、二人で映画を見に。
「デイ・アフター・トゥモロー」は、個人的には「トロイ」より好みでした。
極限の状態で、自分が生きるか死ぬかという時に、迷うことなく他人のために命を賭けられる人が、果たしてあんなにいるのかということには微妙なものを感じたりしましたが、きっと監督さんは私などよりずっと、人間を信じているのだろうなぁ。

映画の後は美味な焼肉でおなか一杯になって、川べりまで散歩。
東京タワーがすごく綺麗でした。
今はまだオレンジっぽい電飾ですが、もうすぐ夏仕様の光になるはずとのこと。
どんなふうに印象が変わるかな。今から楽しみです。

2004.6.13 [日] 運動会

ちかくの小学校で、運動会らしいです。
応援歌の声が、練習のときより元気〜。
赤も白も頑張れ!

晴海ふ頭に船が何隻か停泊しています。
夜は電飾が綺麗でした。

2004.6.12 [土] 有楽町と銀座

有楽町まで歩く。
MUJIの花屋さん、結構好きです。
いろんな花の名前が覚えられて、一本から買えるので。
この時期は、外を歩くと紫陽花や露草などの青い花が目に付くけれど、
部屋に飾るなら白い花がいいなぁ。

本日はミニミキサーを衝動買い。
二人分くらいのスープをつくるのには、ちょうどいい大きさです。
ポタージュ、ガスパチョ、ビシソワーズなんかつくりたいー。

キャトルセゾンで室内履きを買いました。
スリッパとは違い、パタパタという音がせず、履いた感じもふかふかでとてもいい気持ち♪
やめられなくなりそうです。
あ〜、これは癒される〜。

ついでにあちこち日傘を見て回ったのですが、すごいものを見ました。
総麻のバテンレースの日傘。おねだんよんまんえん(!)。
ナチュラルな麻の色が大変うつくしく、麻そのものも凄く厚手でしっかりしてました。
柄はブラウンの木製で、持ち手も彫刻がしてあって、骨も10本で素敵ー!だったのですが、
唯一の難点は、しっかりしすぎてて重かったこと。
うーん、どうしよー。
あれを見てしまうと、綿の日傘が安っぽく見えちゃうけどなぁ。
手持ちの着物より立派だったりして。。。

青花堂では公長齋小菅の新作が揃っているのを見てしまいました。うあ。
やっぱりココのが一番好き!!
欲しいよー欲しいよー。

2004.6.12 [土] ぺタジーニ2世(?)

東京電力のCMで鈴木京香さんと共演している、和製ハリー・ポッターのような眼鏡の男の子。
「あれって将来絶対、ぺタジーニみたいになるんだよ」と言われてから、それが頭から離れないー。
(そりゃあペタジーニって、20歳くらい年の離れた、同級生のお母さんと結婚したって聞いたけど…)

2004.6.10 [木] 銀座の日傘率

日傘のKWがたくさん〜。
自分なりの選ぶポイントを考えてみたけれど、単衣と浴衣(半衿・足袋付き)に合わせられるものと考えると、やはり白っぽいシンプルなものということになるのかも。

でも・・・着物のときは排気ガスや風が気になって、すぐバスやメトロに乗ってしまう根性なしな私。
(だから、今まで持っていなくても、とくに困ることもなかったんだなぁ。。。)
しかも銀座のあの人混みで日傘って、ある意味凶器にならないかしら、とふと思ってしまいました。
天気のせいもあるだろうけど、そういえば銀座は着物率が高い割に、日傘率は低いなぁ・・・。

昨日見た綺麗な淡いピンクベージュの日傘が妙にこころに残っているのですが、行動範囲は狭まる一方なので、たぶんもう少し検討が必要。

2004.6.9 [水] 日傘

日傘を物色したのですが、なんか日傘って気恥ずかしいですね。。。
雨用にくらべて、なんだか妙に乙女もしくはマダムっぽいかんじ。
店員さんの視線に照れてしまいます。
次は…着物で見に行ったほうがいいかな…。

2004.6.8 [火] 麻の装履

Hさんとランチをご一緒する。
「医食同源」ではないけれど、私はここでお食事すると元気が出るので、そんな気分をお裾分けできたらなーと思ってお誘いしました。
美味しいのはもちろん、カラダによいものを摂取しているという気分になるのです。
またお付き合いくださいませー、Hさん。

帰ってきてちょっと部屋のにおいが気になったので(湿度のせい?)インセンススティックなど焚いてみる。
この部屋には純和風!という香りはたぶん似合わないので、あくまでも和「風」。
「風りんりん」というグリーンフローラル。http://www.rakuten.co.jp/...
最近の日本香堂、頑張ってるので結構すきです。

履いていった麻の小判型のお装履の手入れも少し。
天の綿が沈んできて、やっと履きやすくなりました。
最初は樋口可南子さんのようなパナマに憧れていたのですが、実物は思ったよりも色が濃く、比較的年配向けの印象だったのと、お洒落だけど、カビたり雨の日はねばついたりするというメンテの難しさ、お値段の高さにビビって麻のものにしました。
(パナマは盛夏だけだけど、麻は単衣のうちから履けますというトークも魅力的でした)

花緒は白いものには抵抗があって(脱いだとき花緒が台から浮くのと、なんとなくお寺っぽいのが気になりました…)台とトーンを合わせた絽のものに。
夏に真っ白のお装履も、却って涼しげでない印象を与えそうなので(あくまでも個人的な好みですが)、この装履は手前味噌ながら、かなり気に入っています。
せっかくのお誂えなのに「みんなと一緒」ではちょっと嫌だなと思う、天邪鬼な私なりの、ささやかなコダワリです。。。

2004.6.6 [日] 錦秋特別公演

勘九郎丈の11月の特別公演のチケットを押さえました〜、めでたい!
海老丈はすぐ諦めてしまったのに、やはり私は勘九郎丈のほうに愛があるのかしらん。

2004.6.5 [土] 工房見学&ミニオフ

すごくいいお天気に恵まれ、いそいそと身支度など。
しかしお単衣は一枚しかないので、選ぶ余地などなく、いつもの取り合わせとなりました。

バス停にはすでに何人かいらして、真楽の待ち合わせはいつもとっても見つけやすいです(笑)
しかし皆様の装い、日傘&籠の方が非常に多く!
Hさんと「日傘買おうね!」と誓い合いました。

松原染織工房さんは、分業をなさらず、すべての工程をこの工房で行っているそう。
こちらの特色はなんと言っても、けぶったように柔らかで透明感のある藍の色に尽きるかと思います。
独特の藍の建てかた「澄まし建て」が、その秘訣とのこと。
貧弱な語彙では「サックスブルー」くらいしか出てこないのが悔しいのですが、個人的にものすごーく好みの色でした。

ミニオフでは、比較的少人数だったということもあって、皆さんとしっかりお話できたというかんじが。
お食事もとても美味しく、ほんとうに楽しい時間を過ごせました。
皆様、ありがとうございました!

2004.6.4 [金] 代替品捜索

「そろそろ今年の分を購入しないとね〜」と思っていた爽快バブシャワーの廃盤情報に愕然。
ちょっと待ってよー、この間「みとも」のおばさまに勧めちゃったばっかりだよぉ〜!!

このテのクール商品は減少傾向らしく、シーブリーズのジェルも生産中止の模様。
うーん、うーん、とりあえずシーブリーズのクール系ボディシャンプー試してみます〜。

2004.6.3 [木] 19:52

晴海トリトンの屋上あたりから、クリーム色の月がどーんと出ていてびっくりしました。
月…、まあるくて大きいなぁ。これは立派な天体ショーですねー。
ゆっくりゆっくり昇ってゆくのがわかります。
なんてすてきな景色。

夜の海が局地的にきんいろに光っているのですが、どうやらあれは月の光が反射して、そんなふうに見えているようです。
その中を、おおきな船がゆっくり横切っていきました。

2004.6.1 [火] 初日

銀座まで散歩がてら、ぶらぶらと。
歌舞伎座の前が相変わらずすごい人出だなーと思ったら、初日でした(汗)。

三越のデリで美味しいものを物色。
…すごく活気があって、楽しいなぁ。
銀座には世界中の美味しいものが集まっているというかんじがします。
いろいろ食べて、是非味を覚えたいです。
和食だけじゃ、これはきっともったいない!

なんだか今日は、夜景が妙に綺麗だなーと思ってベランダに出てみたら、限りなく満月に近い月が間近に見えました。月影が綺麗です。
ヘリコプターがけっこう飛んでます。
月の良い夜はナイトクルージングが多いのかな?

2004.5.31 [月] 8:21 pm

お天気はよいけれど、とても風のつよい日。
雲がずうっと流れつづけていました。
目に近い場所で、雲が流れていくのを見るのが好きになりました。
今夜も夜景がとても綺麗で、花火が見えています。

社員旅行のお土産だよと、アリュ—ルを貰いました。
そういう、香水とかには疎い人だったのに、気を使ってくれたんだなーということが嬉しい。

2004.5.30 [日] 

晴れ。とてもいいお天気。
だけれど、あまり見晴らしはよくないかも。

「海島綿のお襦袢は裾捌きがよくない」という感想を聞きました。
ちょっとガサガサする感じは確かにあるでしょうか(正絹にくらべれば)。
でも、海島綿でよろしくないということは、その方は麻だともっとNGなのでしょうね。

私はなんばを未だにマスターしてないので、今後の課題はまだあるし、裾よけorすててこの素材を見直してみるのも有効かなぁ。

2004.5.28 [金] 祖母のココロエ

私のきもの師匠は祖母なんですが…。
湯文字オンリーはアンチ派でした。
大正生まれの祖母なのですが、むかし白木屋が火事になったとき、下着をつけていないためにビルから飛び降りるのを躊躇った女性が大勢焼死なさったからだそうです(その後下着が爆発的に普及したらしい)。

また、粋にお草履の前つぼを挟んで歩くというのも「素人はやらなくていい。そういう「粋」というのは玄人がやるものだ」と言っておりました。
たぶん祖母の若い頃には、素人と玄人の装いは、見た目にも明らかだったのでしょうね。
(長羽織すら「玄人じゃあるまいし」と言っていました)
時代は変わるなー。

2004.5.27 [木] 紅茶

お引っ越ししてから、きゅうに紅茶熱が再燃。
コーヒーも飲むんですが、やっぱり紅茶もいいよねって飲んでしまいます。
銘柄はもうずうっとハロッズの14番。
浮気しても結局はこれに戻ってしまう、ウチの定番です。

小ぶりの白磁のティーポットとティーストレーナーを買いました。
ちょっと喫茶店みたいな気分になって、お気に入りです。

最近すきなのはミルクティー。
「ミルクを先に入れるか、後に入れるか」という論争には長くかかわることはなかったのですが、私はミルクは先に入れたほうが、ミルクの味が濃い感じがしてすきかも。

2004.5.26 [水] コンポートと草木染め

絵織さんにお誘いいただいて、資生堂パーラーで待ち合わせ。
絵織さんは幾何学模様のお召しの単衣がくっきりと映え、よしおかのバッグとの色合わせがとても素敵。
よしおかの茜色のバッグは、染めからのお誂えだそうで、「自分だけのたったひとつ」を選び出す目はすごいなぁと思いました。

資生堂パーラーでは、いちばん美味しそうだった枇杷のコンポートを。
ここはちょっと前にパティシエが変わったそうなのですが(知らなかった)、このデザートはとても美味でした。
洋酒の利き具合が絶妙で、グレープフルーツのシャーベットとゼリーの食感&温度差もいいかんじ。枇杷のコンポートの中にもカスタードクリームが入っているという芸の細かさで大満足でした♪
…これは絵織さんが惚れ込むのも納得。

デザートの後は、大丸の「京都・染司よしおか染織展」へ。
なんともいえない複雑なお色が溢れる中で、一番惹かれたのは「グレイ」でした。
あのグレイは、ケミカルでは絶対出せないと思う!

しかし今月は「着物財政縮小月間」につき、見るだけに専念する。
帰り際、足の裏が攣りそうになって絵織さんにご迷惑をかけてしまい恐縮でした。
たまーにこんなことがあるから、粋にお装履を前つぼを挟んで歩くなんてことは、最初から考えないほうがいいのだ。。。
本日の麻のお装履は、以前足袋のために足が痛くなった因縁つきのものだったけれど、中綿が沈んでいいかんじになってきて一安心。

2004.5.19 [水] 紅型の帯

が届きました。
…期待にたがわず、めちゃめちゃうつくしい!!
これは大正解でした。わーい!
メインはブルーですが、意外にたくさんの色が似合いそう。
これは…、帯締めであそべるぞ〜。

しかしミルク色の縮緬て、どうしてあんなに綺麗なのでしょうか。
地色にうっとり。

2004.5.15 [土] KW一気書き

KWにできないかなーと思いつつ、だらだらとため込んでいたネタを放出。
勢いがないとやれないタイプのようです。
ふうううう。ツカレタ。気、気が済んだ。。。
少しでも気に入ってくれる方がいるといいなぁ。

2004.5.15 [土] 6月大歌舞伎

ちょっと気が向いて検索してみたら、すべて売り切れ。。。
こういうのって、関係者のためにあらかじめかなりの枚数を確保してあるから、いざ公演というときには空席ができてしまうことも多いって聞いたけど、あらためて、すごい人気。
うーん、こんなに人気があるのなら、私は応援しなくてもいいかなぁ(←本音)。

2004.5.15 [土] 初夏の紅葉

旅から旅さんの着物掲示板でお勉強。
今回とくに「へぇ〜」と思ったのは、「初夏の紅葉は緑か赤か」というもの。

私も、紫陽花と赤い紅葉がいっしょに描かれたお単衣(すきだけど、じつはヘンな柄だなあと思っていた)や、色とりどりの紅葉づくしの小紋を持ってます。が。
「最初から赤く色づいて芽吹く紅葉もあるから、赤い紅葉でも初夏に着て平気なのよ」という情報を聞いたことはあったけど、「桜は国花だから年中着てOK」という呉服屋さんと同じウリで聞いてました。
(白地に枝つきの桜満開な小紋は、あれほど4月にも着たいと願ったくせに、結局4月には一度も袖を通すことはありませんでした。しぼの高いちりめんだったから。あれはやはり3月に着てこそ、心から落ち着ける着物でした)

が、紅葉の着物は、初夏にも秋にも着られるものなんですねー。メモメモ。
もちろんその日の気分に合うときにだけ着ることになるのだろうと思うのですが、ちょっと安心だったり。

こんどのウチは、頑張れば歌舞伎座まで歩ける距離だということが判明しました。
散歩の途中で歌舞伎が見られる生活になるかな?

2004.5.14 [金] 南部鉄瓶

が気になっています。いろいろ気になってるな。有言不実行にならないよう気をつけねば。
「コレだ!!」というものが欲しいです。
釜定工房もいいし、虎山工房のもわりとすき。

今度は東北のうつくしいものに心が動くのかしらん。

2004.5.11 [火] サファイアミンクのショール

オークションにてゲット。
なんという時期はずれなお買い物なのか…。
しかし、そのぶんというか、めっちゃお安かったです。
ふんわりしてて、とても柔らか。
寒くなったら活躍してねー。

2004.5.10 [月] 紫織庵その後

新宿伊勢丹での「紫織庵—懐かしのきもの展」は
5月19日(水)〜31日(月)とのことです(HPより)。
むむむ、ずいぶん会期が変更になっている!!
行く前にも日付のチェックは必要かもー。

住む拠点が変わりそうなので、いろいろ出費がキビシイこの頃…。
長襦袢も欲しいけど、新拠点のインテリアも妥協したくないよぅ。

2004.5.8 [土] 出汁巻きたまご

本日のはなかなか良く出来ました♪
たまご料理って、あっという間に出来るぶん、
出来不出来が目立つのでニガテだったのですが。
継続はチカラなり。

2004.5.4 [火] リビングから東京の夜景を

友人の新居にお呼ばれ。
今流行のタワーマンションです。
明るいうちも素敵でしたが、夜がすごーい!!
夜景スポット並みの素晴らしい景観。
自宅のリビングからこの眺めって、最高に贅沢かも。

夏になったら花火も見えるそうです。
「そのときはまたおいでね」って♪ ありがとう友よ!!
本気にして押しかけさせてもらいマス。

2004.5.1 [土] ヘアスクルー

ずーっとだらだら伸ばしてる髪のくせにヘアアレンジが苦手で、いつもワンパターンだったのですが、とうとう買いました、ヘアスクルー!http://www.kanshin.jp/...
しかし、通販でお願いしたのですが、ばっちり個数をミスりました。。。
通販では、「同色2個入り×2」を1セットとして売っているのですね!
しっかり2セット買ってしまった私の手元には、合計8個のヘアスクルーが・・・。
…失くしたときの予備と考えよう。そうしよう…。

気を取り直して、そのままの髪で夜会巻きにすると、「すっとーん!!」と髪は落ちました。
しかしヘアワックスを塗って再度挑戦してみると…。
おお〜!保ってる保ってるー!

レイヤーを入れたところの髪が微妙にピンピンしてますが、なかなかよいです。
これでバレッタは要らなくなるかしらー?!
念願の簪が使えるようになるかしらー?!

うつくしい毛流れを実現させるにはまだまだ慣れが必要ですが、練習する価値は大いにありそうです。
よーし、しばらくは毎日夜会巻きにするぞー。

また、美容院へ行くのが、どんどん先延ばしになりそうです。。。

2004.4.30 [金] 身につける漆・坂本理恵の世界

両国のギャラリーに行ってきました。
この坂本理恵さんという方は、漆でとても素敵なアクセサリーを製作されるんです!
写真でひとめ見て惹きつけられ、どうしても実物を見たいと思いました。

しっかりした技術に裏付けされた、斬新なデザインのブローチやイヤリングやブレスレット。
(アクリル樹脂でコーティングしてあるので、アレルギーのある方でも着用できるように考慮されているそうです)
中でも秀逸だったのが、血赤色の漆です。
ほどよい艶と深みのバランスが絶妙で、ほんとうにうつくしい!
「漆ってこんなに綺麗だったんだ」と、認識を新たにさせてくれます。

ものすごくKW候補だったのですが、アクセサリーが中心で、帯留めや簪(あったら絶対買ってた!)がほとんどなかったので、泣く泣く断念。
これからの作品が楽しみな作家さんです。是非注目したいと思います。
オーダーできないのかなぁ・・・(本日はご本人はいらっしゃいませんでした)。
http://www.marumine.com/...
http://www.eyes-japan.co.jp/...

2004.4.28 [水] いちばん似合ういろ

江戸小紋でも、色無地でも、紬でも、「単色」のきものが選べない。
ほんとうに、選べない。
好きないろと似合ういろは違うし、「一生もの」と考えてしまうと、年代のことも頭をよぎる。
というか、年取ってからも着られるきものをと思うと、もれなく「地味」がついてくるような気が・・・。

一生着られるものを選ぶには、まだ早いのかなぁ。
最大の難敵、それは無地。

2004.4.28 [水] 朝の一杯

起き抜けに、100パーセント人参ジュースなどを飲み始めました。
1リットルの瓶のもの。
なんだか健康によさそうで、暗示効果などもねらっています。
いろいろ効き目があるといいな。

2004.4.27 [火] 春の嵐

あったかいんですが、ものすごい風と雨。まるで台風のよう。
去年は6月で台風が来てたけど・・・、それにしても季節外れすぎる!!

2004.4.26 [月] いとしの大島

新歓オフで着ていた大島をお片付け。
セカンドハンドなんですけど、前のオーナーさんは一度も着ることがなかったらしく、しつけがついたまんまで私のもとに来てくれたものです。

しかし、見れば見るほどお金のかかったものすごいものです。。。
(ちゃんと着こなせない自分がくやし〜!)
9マルキの泥でアンサンブルを誂えてしまうって、いったいどーゆーお金持ちよ。
複雑ないろに輝く大島に合わせられたのは冴えたオレンジの八掛。
泥だけど、徹底的に泥を落としてあるらしく、白い帯でも全然色移りしません。
軽くてすごくやわらかいし、着ると絹のいい香りがします。

しかもそれにぴったりと合う長襦袢付き。
あんずいろのとろんと重い生地に、朱赤で「いろはにほへと」がさらさらと、まるで筆文字のように染め抜かれていて、めちゃくちゃお洒落。四季の花が刺繍された茶の半襟も付けられていました。
どうやら「着物一枚に長襦袢一枚」という方だったようです。
すっごく上等な生地で仕立ても良くて、自分が持ってる長襦袢が安っぽく思えて仕方がないです。
羽裏も羽織紐もテイストがばっちり合ってて、しかも安物じゃないし。
一見地味なのに実はとても凝ったお誂え。しかし「普段着」としての格を保っている。
前のオーナーさんにとって、この大島はあくまでも普段着扱いだったんですね。
見るたびにため息が出ます。これほんと贅沢すぎ。

でも一番くやしいのは、己がそれを全然自分のものに出来ておらず、この大島の良さを引き出せていないということ!!
なんか仲居さんみたいなんです。
抱き幅が広めなので、仕方ないのかしら。。。

帯と草履がまた悩ましい。
何を合わせたら一番いいんだろう?
でも、コツさえつかめばバティックでも紅型でも、相当楽しめそうな予感があるんです。
半襟と帯揚げをお揃いにしても可愛いかもしれないし、いろんな色合わせもできそう。
私の泥はもうこれ一枚でいいので、楽しみ抜きたいです。

2004.4.25 [日] 新歓オフ

今回も皆様の素敵な着物姿を堪能。
真楽にはいろんな好みの方がいらっしゃるので装いがほんとうに個性的。
今まで思いつかなかった着こなしのヒントや新しい知識をいただけるので、毎回、かなりテンション上がります。

もしかしてうるさかったかも知れませんが、これに懲りず、これからも仲良くしてください(ぺこり)。
(写真はリリコさんに撮っていただいたもの。ありがとうございましたー♪)

2004.4.24 [土] 朝粥

昨日もがんばって土鍋でご飯を炊きました。
使っているのはフツーの土鍋です。

しかしおこげの部分が取りにくいので、今朝は残りご飯をお粥にしてみました。
「海の精」って高いけどいいお塩だー。
(粟国の塩はあまりに高いので、使うことすら思いつかない)

今度は茶粥にチャレンジしてみようかな。
土鍋でご飯を炊くと、「お百姓さんありがとう」という気分になりますね。

2004.4.23 [金] 日曜のお天気

そろそろ気になってきました。が・・・。
最高気温16℃はいいとしても、最低気温6℃?!
けっこう夜は寒いかもしれないなー。

ショールか羽織が必要かしらん。

2004.4.22 [木] 土鍋でゴハン

とうとう土鍋でゴハンを炊きました。
といっても、ウチはこんろが2ツ口だから、忙しいときには無理だろうけれど。

最近、スローフード志向がどんどん自分の中で高まっていて、まあわりとよい傾向なのだろうと思います。
マクドナルドやケチャップやマヨネーズの出番が多くなった一時期があり、「このままでは味覚が壊れてしまう」という危機感をもったのがきっかけだったような気がします。

でもたぶん、きちんとした食生活って、ココロとカラダの健康を維持する基本なんだろうな。
美味しいと思えるものを自分でちゃんとつくって食べられるって、とても幸せなことだと感じています。

2004.4.22 [木] 珊瑚のうさぎ

が、ウチにやってきてくれました。しかも親子で。
お母さんの後ろに「ひし!」としがみついてる仔うさぎにノックアウト。
これほんと可愛すぎる。。。

パーツ販売だったんですが、帯留め加工をしてもらいました。
めちゃお気に入りです。わーい♪

2004.4.21 [水] 美容院

ようやく髪を切りました。
ご無沙汰しているうちに、行きつけのお店は銀座に支店ができ、なじみの美容師さんもそこへ異動している始末。
いかにずぼらしてたかが分かってしまうなー。
でもロン毛のワンレンて、切っても切らなくても周りの反応があんまり変わらないので(←言い訳)。

10センチくらい切りましたが、雪女からやっと抜け出たくらいで、ロングの印象はそのまま。
でも、ものすごい量の髪が私の体から離れてゆきました。片付けるひと、大変だったかもしんない。
頭が軽いー!バレッタもらくらくだー!

久々に前髪ありになりました。分け目も変えてみたり。

2004.4.17 [土] 両極端

銀座・有楽町周辺をぐるぐるして参りました。
しかし、着物関係はまったく購入せず。
疲れることがいっぱいありました。

仕立て上がりのポリの薄物を発見したので、店員さんに裄を聞くと「68センチのLです」とのこと。
裄直しのことを聞こうと思ったら、それより先に「仕立て上がりで68センチ以上のものなんてないですよ」と言われたので、早々に退散。
たぶん、ここではもう買わないなー。

○○○に初めて行ってみるも、扉を開けても店員さんの反応がまったくなかった。
かわりに、全員に値踏みされるようなイヤーな視線が刺さる。
○○○でも思ったけれど、「いらっしゃいませ」ってほんとうに言われないから、向こうにとって私はWELCOMEじゃないんだなーと思ってすごく心が冷える。
もしかして場違いと思われてるんだろうか。たぶん、この店とも縁がないんだろうな。
そこそこ売れている店って、なんだかとてもそういう雰囲気がある。
私みたいな若造は買えるわけないでしょ、みたいな。
「あんたなんかお呼びじゃない」という、あの独特な雰囲気。
着物は大好きだけど、あれだけは大嫌い。

逆にチェーン店は、いいカモが来たと思うらしく、何十万もするような紬や帯を、初対面でも平気で勧めてくることが多い。
ほんとうにいいもので、惚れ込んでどうしても欲しいものならば、高額でもリスペクトの証として購入を考えるにやぶさかではないけれど、即決なんてまずありえません。考えて考えて、決めるんだもの。
なのに、やんわりと断るとあきらかに雰囲気が悪くなる。
だからやっぱり、ここでも買わない。
欲しくないものを「素敵でしょう?」といくら言われても、大事になんてできない。

限られた予算の中で、いちばん納得し、大切に出来る一枚が欲しいんです。
そのためにいろんなお店の商品を見て、そこのカラーを知りたいのに。
なんか呉服屋の話術って、「顧客がいちばん望んでいるものを見つけ出す手助けをする」んじゃなくて、「呉服屋が売りたいものをいかに顧客に買わせるか」に集約されている気がしました。

長くおつきあいできそうなお店は、まだ見つかっていません。

2004.4.16 [金] 和泉櫛

本日届いた「和煦」を見て、運命の出会い(笑)があった。
世にもうつくしい柘植櫛がそこに。
…今まで私が使っていた柘植櫛はいったいなんだったの…?!
透かし彫りって、私にはすごくツボらしいけど、超絶的なまでの、その細工の細やかさ。

でも和泉櫛って、「和泉地方の櫛」ってことだよね。
ということは、この櫛は和泉のどこかの工房でつくられている、という意味しかないんだろうな。
工房を特定するのはむずかしいかしら。。。

浅草の「よのや櫛舗」も気になるし、これってかなり「いつか」系。お値段も素晴らしそうだし(笑)。
あせりは禁物。ゆっくり探そう…。

2004.4.16 [金] 翠草堂・京乃印

届きました。
いったい何年待ったことだろう……。
頼んだの、2001年の11月ですよー。長かったなー。

でもでも、指にしっくりなじむ、ふしのある椿材(自分で選んだの)と、漆のしっとりした触感がなんとも言えません。。。
印面の右上に彫られた椿の花も愛らしく。文字の雰囲気も理想どおり。
……これこそが、私の欲しかったもの。
最近は京都でも創作印をつくってくれるお店が増えてきているようですが、ココのが絶対、絶対いちばんだと思います。

ああ…やっぱり頼んでよかったぁ…。もう一生の宝物!大事にします。

2004.4.15 [木] 北川の羽織

素晴らしい長羽織のひとを見る。
あざやかな紫の地に、一面に咲き乱れる菊の花。
あれは…、北川の小紋「乱菊」だ。
贅沢ー!!
でもやっぱりすごく素敵でした。

帰って自分の北川の「紅葉」の小紋を見てみる。
八掛の色を決めあぐねて、まだ着尺のままの、清水の舞台から飛び降りた一枚。
これを羽織にしたら…。
うーん、着尺が泣くかしら。。。

2004.4.14 [水] 紫織庵

11月にも来てくれていた「紫織庵」が、また新宿伊勢丹に来てくれるそうです。嬉し!

浴衣は5月10日(月)から販売開始。
長襦袢等は6月1日(火)〜31日(月)までとのこと。
…って、あれ?
6月は30日までしかないし、しかも30日は水曜日なんだけど…。
どうやら紫織庵HPの表示が間違ってるみたいですので、なるべく早めに行ったほうがいいようです。
もしかして21日(月)が正しいのかな?

長襦袢、今度こそ白大島に合わせる可愛いのが欲しいなー。お金貯めるぞ!

2004.4.14 [水] 和煦 2004 SPRING

ちょっと前までアンケート終了の掲示があり、がっかりだったのですが、復活してて嬉しかったです♪特集も好きなんですけど、各号の着物の取り合わせが新鮮で、とても参考になります。
http://www.waku.jp/...

着物本は、長襦袢とお草履の取り合わせ(コーディネートという言葉は、もう使いません)をないがしろにしてるものが多い気がします…。
いざというとき、参考にならないぞー。
長襦袢とお草履のおしゃれをスキルアップしたい…。

2004.4.13 [火] ハウルの声

って、木村拓哉がやるの???
ふーん、そぉかー。そうなんだー。……。
なんか、映画のイメージが全然分からなくなってきました。
確かに役柄と年齢は近いけど。。。
香取くんが羨ましがって騒いだりしそうなキャスティング(笑)。

ちなみに、ヒロインのソフィーは倍賞千恵子さんで、荒地の魔女は美輪明宏さんだそうです。
倍賞さんてば、18歳と90歳の役を同時にするの? ……できるんだろうな。そうだろうな。

2004.4.11 [日] TOKYOで都路里を食べる

なんと都路里は、いつの間にか東京に進出していた。
特選都路里パフェはメニューにないけど、これで京都に行かずとも都路里が食べられるぞ!
http://www.a-dos.ne.jp/...
(京都旅行の限られた時間内で、都路里で並ぶのは非常にツライものがある…。おみやげを都内で買えれば、現地では観光に専念できるもんねっ♪)

2004.4.10 [土] 名残りの桜

新宿伊勢丹「京都歴代のれん市」へ。

都路里はAM10:30からだったので、ちょうどその頃着くように向かったのですが、すでに満席でした。都路里すごい。
(しかしもっと行列だったのが「キャピタル東洋亭」。抹茶ロールケーキが人気だった模様)
でもそんなに待たずに席につけて、伊勢丹オリジナルという「特選都路里パフェ」をお願いしました。
このパフェはようするに、バニラアイスクリーム以外の「全部盛り」だったわけですが(14種類)……味がまとまってるんですよねー、ちゃんと。

これも、京都のものを味わうたびに思うことなのですが、東京の美味が「コラボレーション」だとすると、京都の美味は「ハーモニー」という感じがします。
(江戸の美味は薬味を効かせたものが多いし)
上手く言えませんが、京都の味は、とにかく食材それぞれの個性が突出することなく、一品もしくはコースの全てが馴染んで「まとまってる」気がします。で、美味。
(これに較べると東京の味は、異素材を組み合わせてる「美味」だと思うのです。料理の中で各食材の個性がお互いを引き立てあうという、「美味しさ」)
…やっぱり新鮮だなぁ。
私にとっていちばん近い異文化。たぶんそれが、京都。

あと、7階の呉服フロアに、石黒香舗のにほひ袋が来てました!
京都以外で見たの、初めて。
くぅーちゃんの創作にほひ袋も見られて満足。
防虫香を買いました。ちょっと丁子がつよい感じの香り。うーん、オレンジピールでも混ぜるか。

帰りぎわに公園の桜を見に行くと、かなり散ってきていました。ここの桜も、たぶん今週で終わり。
花びらが舞い落ちて雪のように白くなった地面に敷物を敷いて、お弁当を食べているご家族連れが印象的でした。

2004.4.7 [水] 夜桜

帰りに足を伸ばして、近くの公園へ。
桜は先週かなり咲いてしまったけど、まだ頑張ってくれています。
木の高さが低いので、まぢかで花が見られます。
桜の香りって、ほんとうにいい匂い。

日中はお子ちゃまたちで一杯なので、あまり花見の風情は味わえませんが、日が落ちるとひとけも少なくなり、独特の雰囲気。
うつくしいような、淋しいような。
この時期はあたりを通るひとたちが、そっとこの公園を横切っていくのもいい感じです。

気の早い風鈴が鳴っていました。これはちょっとこわかった。。。

2004.4.6 [火] 京都歴代のれん市

新宿伊勢丹で明日から始まります。●4月7日(水)〜12日(月)<最終日6時終了>

同じ期間に横浜高島屋でも京都展があるので(←大店の一騎打ち?)どちらに行こうか迷っていましたが、こっちに行きます!
何故かというと、着物で来場したひとへの特典がすごいので(笑)。
HPにある「きものパスポート引換券」を記入してプリントアウトして持っていくと、数々の特典が受けられるそうなのです!
…いいわ、コレ。

個人的なツボはイートインに「茶寮 都路里」が来ること!
きゃー都路里!抹茶パフェだわ。久しぶりに食べたいっ!!
京都展に都路里が来るのってめちゃくちゃ珍しいと思いマス。
(鍵善とかはわりと来てるけど)

春の名残りに、今年最後の桜の着物着たいなー。駄目かなー。
http://www.isetan.co.jp/...

2004.4.5 [月] 間々田ひも

住んでいたときには、まったく気に留めなかったものが、間々田(ままだ)ひもです。
見るたびにさびれていくように感じる旧国道沿いに、ひっそりとその店はあります。

はなやかなショーウィンドウなどない、ちょっと油断すると車で通り過ぎてしまうようなお店。
HPを見て、「こんなに頑張ってるんだー」と改めて認識した次第です。ちょっと面目ない。

地元をリスペクトするのは、なんだか気恥ずかしいですね。手前味噌な感じ。
でも、こういうささやかな伝統工芸こそ、いまは生き残って欲しい。

そのうち、お店に行ってみようと思います。

2004.4.2 [金] ひかり

午前中は雨がぱらついたりしていたけど、午後からは回復して、すごくいい天気。
少しつよくなった太陽の光には、もうシボの高い縮緬は似合わないなーと思う。
大島や綸子が活躍してくれる季節の到来。

2004.4.1 [木] 記憶

フーさんの日記を拝見して、京都での記憶が一気に爆発する。マズイ(笑)。

金戒光明寺。関東人にはJR東海のCMでメジャー入りした真如堂の、近くにあるお寺。
ここで私は、まがまがしいほどに赫い、ものすごい紅葉を見た。
(決して紅葉で有名というわけではないところなはずですが)
ちょうど通りかかったおばさんが、「この木は血を吸ってる」といったほどに、その紅葉は赫かった。
お墓の向こうでは闇に浮かぶ紅葉が、ゆぅらりゆぅらりとまるで手招きするように揺れていて、朝だというのに凍るような気分を味わった。
私にとっては桜よりも、紅葉のほうが、怖い。
だからなのかな、私が持っている楓や紅葉の柄の着物は、黒地ばっかりです(笑)。

新選組のだんだらの羽織は、仮名手本忠臣蔵の討ち入り場面の羽織の柄を真似たものだとか。
彼らの忠義が芹沢には「誠」と映ったのかな。

都内では枝垂桜はもう散り始めているけど、染井吉野は今が満開。
京都では枝垂のほうが後から咲く。
これも、両方を見比べて初めて気づいたこと。
うーん、なんでだろー?

2004.3.30 [火] 気になる着こなし

最近、サントリーのお茶「伊右衛門」のCMが気になっています。
宮沢りえさんの着こなし。

お着物は彼女の年齢からすると「絶対地味」だと思うグリーンなのですが、長襦袢(八掛?)と帯揚げの効かせ方がいい感じ。
ひとによっては「黄ばんだお茶色」と言いそうなお色ですが(お願い。言わないで)、着物と「浮く一歩手前」なバランスが「うーん」と思います。

浮いたら「野暮」だけど、浮く一歩手前なら「粋」。
やっぱり着物って奥が深いなー。

2004.3.27 [土] お店とのつきあい方(模索中)

たぶん、自分の年齢からすると不相応なほどに、「一流」と呼ばれるものがすきです。
なぜかというと、ウチに妙に着物の趣味のよいヒトタチがいるので。
まったく助言をくれないくせに、買ったものに関しては容赦ないチェックが入ります。困ったもんです。だから、てっとりばやく目を肥やすために、老舗のものを見るのがすきだったんです。

…でも、ほんとは接客されるのが苦手。
店員さんたちの、「アナタ知らないでしょう?教えてあげますよ」に、今は食傷しています。
好みじゃないものを、「ね、素敵でしょう?」とさりげなーく同意を強制されるのもツライ。
老舗の審美眼は文句なくリスペクトしますが、そのなかにも好みに合うものと合わないものが歴然とあるのだということに、最近気がついてきました。

自分の「着物レベル」(←そんなのあるかな)と好みを熟知してくれるお店とつきあえればいいのでしょうが、大抵向こうは私の顔なんて覚えてないから、それはたぶん無理(お得意さんになれるほど、いつもいつも買えるわけじゃないから)。

だとしたら、自分がどんな着物を持っていて、どんなものが必要なのか、いちばん知っているのは、やっぱり自分で。
まだまだ勉強が必要ですけど、リスペクトしつつ、それに振り回されない美意識をもつことが大事なんだなーと思いました(遠い…あまりにも遠い話だ…)。  

2004.3.27 [土] 六義園

りくぎえん、と読むそうです。
最寄駅は千石駅と駒込駅。
ただいま枝垂桜が最高潮です。たぶん、この土日がピークだと思います。
期間中はライトアップもやってますので是非。(28日まで。入園終了20:30)
うつくしかったです!
http://www.tokyo-park.or.jp/...

2004.3.26 [金] 第32回京洛老舗の会

池袋東武本館10階催事場にて開催中です。(30日まで。最終日は午後5時終了)

今秋お願いしたいお装履のあたりをつけたかったのですが、見事に撃沈しました。
だいたいこんなかな〜と店員さんと話していたら、女将さんがすっと横から現れて、「それもよろしおすけど…」。……。
合格点への道は険し。
でも、女将お勧めの白の蝋引きの花緒は、フーさんと中ざくらさんがもう持ってるんだもんー。
真似したみたいで、悪いです。
「ほな宿題ということにしときまひょか」
ええ!頑張りますともさ!!しっかしこのニュアンス、やっぱ京都だわー、ほんと。
こんど、白い花緒をよく勧められるのはどうしてなのか、聞いてみよっと。

菊一文字さんでは糸切り鋏を購入。
切れ具合はどんなものだろうとカシカシしていたら「鋏は、ちゃんとものを切って試してください」と女将さんに布を渡してもらいました。空切りは駄目なのだそうです。恐縮。
関西と関東との糸切り鋏の刃の長さが異なることも、今回初めて知りました。
関西のほうが関東よりも1cmくらい長いのだそうです。
「関西刃のほうが、切れ味がやわらかいと思う」とおっしゃってました。
関西刃は「しゃくっ」という感じで、関東刃は「かしっ」という感じ?

2004.3.23 [火] 色半衿の効能

件の色半衿、いろんなお着物に合わせてみています。
すごいです、これ。
ちょっと上等な小紋にも、大島にも文句なく合います。

とくに嬉しかったのが大島とのコーディネート。
八掛のお色が個性的だったので、どうしても組み合わせがワンパターンになりがちだったのですが、あたらしい可能性が探せそうです〜。
白半衿とだと浮いてしまいそうな組み合わせも、ちゃんとこなしてくれます。

色半衿、楽しいですー。さらに精進します(←最近のKW…?)。

2004.3.20 [土] 春の食材

スーパーにも並んできたようです。
つられて(踊らされる消費者〜)はまぐりの酒蒸しとか鯛の潮汁とか、つくったりしてます。
(菜の花もいいな!)

最近の注目は筍。
銀座でいただいた筍が忘れられなくて(ほっくりしてて、やわらかくて、甘くて絶品だった!)買ってはいるのですが、これがなかなか難敵です。
どーもあの甘みが出せません。。。
「そう簡単に真似できたらプロの出る幕ないし」との声も聞こえてきそうですが、使ってたのがフツーの食材だったんだもん!なのにあれほど違うってなんか悔しいんだもん!(←コドモだ……)

やっぱ出汁が違うんだろうなー。
でも関東は水が違うから、昆布だしって難しいしなー。
最近和食の「さしすせそ」の重要性にも気がついてきたので、さらに精進します。

2004.3.17 [水] 北川の半衿

今日届きました。
想像以上の逸品に感激。
やっぱり北川さんはすごいなぁ。

お色はピンクとクリームとグレー。
でも、こんなカタカナでの表現がもったいないような、透明感ある微妙色です。
特筆すべきなのは、なんといってもピンク。
うすーいお色なのに、たしかにベージュとグレーとパープルのニュアンスがあって、なんともいえないです。
こういう色は、難しいと思う…(下手するとただの肌色になってしまうので)。
灰桜一歩手前のピンク、とでも言えばいいのでしょうか。これは、エレガンスの極みだー!

顔まわりに当ててみると、さらにその差は歴然となりました。
まっしろな半衿よりも、ずっと肌色をやさしく、あかるく見せてくれます。
……嬉しい。こういうのが欲しかったんだ。

今まで一流品に憧れて、分不相応ながらも手を伸ばしてきましたが、これが私なりのリスペクト。
長くじっくり、よいものとつきあっていきたいです。

2004.3.16 [火] 僕と彼女と彼女の生きる道

1月から、一生懸命見てきたドラマです。
登場人物がすごくリアルで、見ていて痛いほど。

仕事一筋で家庭を顧みなかった主人公。
よき妻・母であることよりも、女であることを選んだ妻。
自分と違う道を歩む息子に、自らの人生を否定されたように思ってしまう父。
一辺倒の「いいひと」ではない役柄のほうが、ふかく考えさせられます。
なんかみんなわかってしまうのです。
誰が「悪い」わけではないのだと。

でも、どうしてもどうしてもすれ違ってしまうときがある。
そんな、世の中のやさしさと切なさが沁みるドラマです。

たぶん元ネタは「クレイマー、クレイマー」で、それがちょっと気に入らない(笑)のですが、自分の思い通りには決してならない人生のなかで、他人にも自分にも恥じることなく生きていくとはどういうことなのか、考えさせてくれます。

やはりこのドラマを見ている友人(♂)が「凛ちゃん(子役)可愛い…抱きしめたい」と言っているのを聞いて「おい!ちょっと待て!!あんたいくつだ。今頃ロリコンに目覚めたのか?!」と思いましたが(笑)、それくらい子役が健気なので、幸せになって欲しいです。

来週、最終回です。

2004.3.14 [日] TOKYOフルコース

…遊んでまいりました。楽しかったです!

まず、Bunkamura ザ・ミュージアムの「モネ、ルノワールと印象派展」へ。
個人的にはマルモッタン美術館展より好みでした。
久々のルノワールにわくわく。
相変わらず色の対比が深いです。
ルノワールというと薔薇色のイメージがつよいのですが、それは色の対比あってこそなのだろうなーと改めて思いました。
洗朱のような茶と、緑もしくは紺の対比が、実際はかなり渋い色を鮮やかに、そして深く見せているのだと思います。
西洋人独特の、赤みがかった金髪の表現がうつくしい。
額縁の背景になる壁のいろも、より絵が浮き立つように考慮されていました。
Bunkamuraエライ!

そしてモネ。
やはりモネの真骨頂は、水のある風景だと思いました。
水面に映り込んだ物体の表現が出色です。
やはり3メートルから5メートルは離れて見たい絵ですが、わりと広いところに設置されているので、なんとか可能です。
Bunkamuraエライ!

つぎは青山のBINGATAYAさんへ。
私よりも、同行の友人が一筆箋やぽち袋などを購入してました。
紅型の和紙はとても種類が多かったので、今回はあたりをつけるだけにしました。
これからじっくり悩んで、自分の一枚を決めようと思います♪

cafeでおしゃべりをして、銀座に移動。
京風のお料理を出してくれるお店でお食事をしました。
気分的には「プロフェッショナルのおばんざい」というイメージ。
どこにでもあるような食材を使っているはずなのに、きめのこまかい心くばりと技術で「うーん」と唸らせるようなお料理に仕上げているのには脱帽しました。
素材の味をたいせつにたいせつにしているのに、手のかけ方が半端じゃない。んまかったです!
京都つながりで頼んだ日本酒がまた素晴らしかった。
ちょっと黄色みがかって口当たりもとろりとしているのに、香りがたかくキレがいい。
出汁の味でいただく淡白なお料理をこわさず引き立てるベストマッチングでした。満足〜。

しめは近くのバーでモスコミュールとサングリアを。
ど桜小紋着用の最高な一日でした。
同行してくれた友人に感謝!

2004.3.12 [金] 明日

先週は体調不良で着物を断念したので、今週末こそ、桜の小紋を着たいです。
ちょっと前の天気予報では、関東の土曜日は降水確率40%でめちゃくちゃ気になっていたのですが、どうやら前倒しになってくれたようです。ありがとー!(←誰に?)

明日は初めてのところでゴハン。美味しいといいなぁ。

2004.3.10 [水] 銀座

久々に銀座ぶらり。
印傳にちからを入れている池田屋さんのショップが、銀座コア3Fにオープンしてました。
品揃え豊富〜!たぶん銀座で一番だと思います。
池田屋さんオリジナルの印傳もあり。
またしても黒地に白の小桜柄の小銭入れを購入してしまいましたが、本来はコレ、男性用の柄なのだそうです。へぇ〜。
(そういうのにこだわらないでお使いくださって結構ですよ、と言っていただきましたけど)
ちょっとずつ同じ色柄の印傳が揃ってきています。
いっぺんに買うより、なんか嬉しいです。

嵩山堂はし本では、期間限定のさくらのぽち袋をゲット。
これも嬉しい。去年売り切れで買えなかったし。
あと、香十で藤柄のハンカチを買いました。
戦利品が多くてほくほく。

さらに、5人くらい着物の方を見かけました。
銀座の着物率、ほんとうに高くなってきているようです。
紬の方も、はんなり長羽織の方もいて、自然と目が行ってしまいます(笑)。
あんまりじろじろ見るわけにもいかないのがちょっと残念。
とくにお羽織…いいなぁ。
しっとりミセスになったら(←無謀か?)是非ともあんなふうに着こなしたいです。

しかし同じ銀座のお店なのに、みともには全然気負いなく行けるのに、もとじには行けないってどういうことなんでしょう?
どっか敷居が高いような気分。。。路面店恐怖症かも。

2004.3.8 [月] だらだらと長い髪

伸びすぎです、私の髪。
個人史上最長記録更新中ですが、そろそろ限界かと。
毛先もいたんできてるし、なにより重い。
夜会巻きにチャレンジしても長さがあまるし。

…切ろう!!

2004.3.6 [土] 春のよそおい

日本テレビ「究極のおもてなし旅」を見る。
もてなすのは中尾彬さんで、もてなされるのは浅丘雪路さん。
京都と草津温泉の旅でした。

浅丘さんは京都と草津とでよそおいを変えていたのですが、どちらも春をつよく意識したものでした。
京都では桜の花びらが散った臙脂色のお着物に、これまた桜の白地の帯。桜色の帯締め。
草津では桜色の縞のお着物に蝶の模様の黒地の帯(←なんだか見たことあるような帯だと思ったら、井澤屋さんのでした)。
京都のものとは少し違うけれど、やはり桜色の帯締め。

番組では雪が降る中のお着物姿でした(スゴイ!)が、控えめな中にも春を寿ぐ気持ちが伝わってくるようでした(放送時期を熟慮してるんだろうなー)。
上級者のよそおいとはこういうものかと実感。

2004.3.5 [金] 染の北川の別誂え半衿

共同購入を発見。
うわ〜欲しい〜。
シボのこまかい縮緬(たぶん着用時期や年代をなるべく広くするため)に北川さんならではの計算し尽くされたうつくしい色。
こんなチャンス二度とないかも。悩む!

2004.3.4 [木] 今年の映画

「ロード・オブ・ザ・リング—王の帰還—」をとうとう見てしまったので(楽しい3年間でした)、今年の映画の興味はすでに「ハウルの動く城」へ向かっています。
(いや、たぶん「TROY」も見に行くと思うんですけど)

宮崎駿監督が原作にえらぶ児童文学とは、ご縁があることが多い(「魔女の宅急便」も「霧のむこうのふしぎな町」もすでに読んでいた)のですが、「魔法使いハウルと火の悪魔」も知っています。
で、たぶん今回もまた、原作の器だけがのこった「宮崎駿ワールド」が炸裂することを期待しております(←決して悪口ではないつもりです)。
だって宮崎監督の映画って、原作を非常にリスペクトしながらも、根底のテーマがいつもあきらかに違うんだもんー。

生まれてから10000日目を迎える、美形のくせにおとなげない魔法使いハウルが私はだいすきです(笑)。
ヒロインのソフィーが18歳だから、じつは結構な年の差カップル(?)。
原作のハウルはころころ髪の色を変えますが、今回は金髪に落ちついた模様(服はどうなんだろ)。
ガラス玉みたいなうすい緑の瞳も楽しみだったりします。

公開がどうやら夏から秋へ延期されそうなので、それだけが残念。

2004.3.3 [水] TOKYOと京都と江戸

しょうさんのKW「Art Paper Cafe BINGATAYA」にノックアウトされる。うつくしすぎ。

京風にも江戸風にも、とてもとてもうつくしいものが多いけれど、最近TOKYOであたらしいセンスの「和風」が多く見つかるような気がしている。
なんというか、京都・江戸のうつくしさが、伝統をまもりつつ「和魂洋才・和洋折衷」のような、あたらしい風を取り入れたものだとすると、TOKYOのものは、外国人の目線から「和」を見ているような感じがする(ZENスタイルみたいな)。
アプローチの仕方がまったく違う、という印象を受ける。

たぶんこれは、京都や東京の下町にはまだ「和」が日常にあり、TOKYOでは「和」が非日常のものになってしまったことによる、クリエイターたちの受け止め方の違いにある、のかなぁ…。
でも、保守と革新を同時に感じられるこの位置関係はスゴクいい。
停滞した伝統は、死滅していくばかりな気がするし。

2004.3.1 [月] 春の雪

今日は寒いなーと思ってふと外を見ると、なんと雪が降っていた(驚!)。
もう3月なのにー。やっぱり最近は気候がおかしい。
体調管理に気をつけねば…。

2004.2.27 [金] モネと桜と梅と

すーごくお天気がよかったので、上野公園を散歩するうち、マルモッタン美術館展が開催されているのに気づき、見てみました。が…。

目当てはモネだったのですが、印象に残る絵は残念ながらありませんでした。
モネの絵はたいてい「ある程度とおくから見ること」を前提としているので、ほんとうに素晴らしい絵でも、至近距離だと「ただのぐちゃぐちゃ」にしか見えないことがあります。
(代表作レベルになれば尚更。とおくから見るほどくっきりしてくるという点では、凡人の想像を超えております)
でも、絵描きはキャンバスの近くで絵を描いているわけですから、私にとってモネの絵は「いったいどーいう計算をして描いてるんだ???」という謎の絵でした。

しかし今回公開されている絵は、どうやらその過渡期のものらしく「ちかくで見ても、とおくから見ても、ただのぐちゃぐちゃ」という絵が少なからずあるようです。
あれを見て「モネって有名だけど、ピカソみたいねー」という感想をもたれてしまうと(実際そう言っているおばさまがいた)すごく残念だなーと思いました。
http://www.ntv.co.jp/...

あと、上野公園では今、梅と緋寒桜が咲き始めていて、一度に両方の花見ができてとてもお得です。青空をバックに見るピンクの枝つきの桜はまるで絵画のようで、染の北川さんがそういう柄の小紋をつくりたくなった気持ちがよく分かります。
ソメイヨシノが咲き始める頃になると、上野は花見客でとんでもない有り様になり、絶対行きたくないところ��1になりますが、上野に花見に行くなら今時がいいなーと思います。

2004.2.27 [金] 道明の懐中紐

本日は代休です(しかし明日は仕事だ!)。
銀行と税務署に行く用事があったので、ついでに上野に行って参りました。
目的はもちろん、道明の懐中紐を買うためです。

ちなみに肝腎の懐中時計はまだ手に入れてません(笑)。
完璧な見切り発車です。
いろんな懐中がありすぎて、どれがほんとうに必要なのかが分からなくなり、「そーだ、道明の懐中紐につけることだけは決まってるんだから、その懐中紐に合った懐中を選べばいいじゃないか」という、まったくもって本末転倒な決断をしたのです。…。

家からメトロで30分もかからないところにあるのに、道明さんへ行くのは初めてでした。
お茶とお菓子が出てくるような老舗って苦手なんです…。
(道明さんでも、お茶と落雁をいただきました。落雁に「道明」って銘がありました)

最初に「懐中紐を見せていただきたいのですが」と言ったので、ご主人はどうやら、どっかの懐中マニアがなんにも知らずにやってきたのだと思われたようです…(洋服だったし)。
で、出していただいた懐中紐も、単色のごくシンプルなものだったので(なんとなく唐組でフリンジのついたような、すごーく華やかなものhttp://www.erisho.com/...を想像していた)あたまが白くなってしまい、どういうふうに装着するものなのか理解するまでにかなり時間がかかってしまいました(汗)。
小さい輪っかに懐中を通し、大きい輪っかに帯揚げを通して使用するのだそうです(帯揚げって分かる?って聞かれたです。えーん。。。)。
しかしここは是非とも!と思って譲っていただきました(せっかく来たからって無理して買わなくてもいいんだよ?とおっしゃっていただきました。ああああ)。

一本だけあった赤の懐中紐は、帰ってきてからよく見ると、錆朱のようなお色でした。うふふー。
やわらかもんにも織りの着物にも合いそうです。
オーダーしたら、他のお色でも作ってくれるのかなー。
聞いてくればよかったかも(←舞い上がってたから…)。
ちなみにお値段は¥2,800でした。
携帯ストラップは¥5,000だそうです。

2004.2.26 [木] 単衣

桜の小紋の手入れも終わったので、さらに単衣の点検など。

いちおう千總の草木染めというふれこみの小紋なのですが、紅葉と紫陽花がいっしょくたに描かれているという、けったいな柄行です。
桔梗も描いてあるので、6・9月兼用にしたいのですが、紫陽花が一番しっかり描かれてるので、残念ながら9月に着たことはまだありません…。

2004.2.23 [月] 懐中時計その後

ここ一週間ばかり懐中時計のこと調べてました。
が、結構イイお値段がするものなんですねぇ…。
オークションにも参加してみたりしましたが、たんなる冷やかし状態です。競争率高し!

でも、芸術的なまでにうつくしい懐中も多く、見てるだけでもとても楽しいです。
見てうつくしいものと、使い勝手のいいものとはまた異なるのだと思いますが。

しかし…懐中時計。
携帯が普及した現在、きものの場合でも「最も所持しなくてもいいもの」の筆頭のような気がしますが、何故こんなに心惹かれるのか。
(うーん、でもそういえば、きものも基本的に「必ずしも持ってなくても生活できるもの」だしー)

いろんな懐中の写真を集めて、あたまの中でせっせとコーディネートのシミュレーションをしています。
いつか「たったひとつ」の懐中を見つけたい。
(懐中に関しては、コレクターにはなりたくないのです…)
買ってしまうよりも、「どんなのを選ぼうか」あれこれ考えているのが、実は一番楽しいのかもしれません。
ほんとに手に入れちゃったら、この楽しみはなくなってしまうんだもの。
でもしかし…ほしいなぁ…。

2004.2.16 [月] 白木染匠の塩瀬

なごや帯が届きました。
ひとめぼれで購入を決意してしまったものですが(そのおかげで懐中時計はかなり遠のいた)、やっぱり素敵です。後悔はなし!
白大島と是非合わせたいなーとか考えております。

茶屋辻の柄ですが、実物はなんとも可愛らしいイメージ。
漆黒なので手垢には気をつけないと…。
思い切って作り帯にしてしまうという手もアリかも。

2004.2.15 [日] 原点にして頂点

「ロード・オブ・ザ・リング—王の帰還—」を見てまいりました。
この映画はシリーズを通して上映時間が長いんですが、今回は特に長く、予告を含めるとなんと3時間40分。
短い映画のほぼ二本ぶんのボリュームです。
なので、やはり想像通り、途中でお手洗いに立つ人が目立ちました。

原作はイギリスの大学教授兼言語学者のJ・R・R・トールキン。
およそ50年前に書かれた物語です。
RPGの「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」は少なからず、この物語の影響を受けています。
(だから「旅の仲間」が公開されたとき、「ゲームみたい」というひとがわりといたのが、私は残念でなりませんでした。違うんだよー。ゲームのほうが真似してるんだってばー)
そのほか、今までに書かれたファンタジーは、この物語から何らかのエッセンスを必ず取り入れていると言っても、決して過言ではないと思います。

今回一番見せ場が多かったのは、主人公フロドの従者サム君です。
たぶんこの映画で、彼の人気はいっきに上がると思います。
で、残念だったのが、ローハン国のエオウィン姫とゴンドール国の執政の次男ファラミア卿のエピソードが、ほぼ完全にカットされてしまったことです。見たかったのにぃ。
でも、馳夫さんことさすらい人アラゴルンと、その恋人でエルフ族の姫アルウェンについては、原作よりずっとフィーチャリングされてました。

DVDのスペシャル・エクステンデッド・エディション(長い)で、さらなるエピソードの追加を望めれば…いいなぁ…。

2004.2.14 [土] 強風

お天気がよいので洗濯日和ではあったけれど、午後からすごい強風が吹いている。
ちょっとした台風並みです。

こういう日は着物を着て外に出てはいけない…。

洗濯ものが何枚か吹き飛んで、あわてて回収しました。

2004.2.10 [火] 懐中時計

Nさんのキーワードを拝見して、寝た子が起きてしまいました。ううう、マズイ。
私にとって「いつか…」系の懐中時計。
でも、いわゆる和装用として売られているシルバーや七宝の懐中時計は、どこかが違う気がしておとなしくしてました。
…が、しかし。

ひとめぼれする懐中時計、探します。
シンプルな懐中時計にも、歴然と男性向きと女性向きのデザインがあるんですね。

2004.2.7 [土] 応挙の幽霊

「円山応挙(まるやまおうきょ)」という日本画家をご存知でしょうか?
日本の幽霊画は足がないのが普通ですが、それは、応挙が描いた幽霊画があまりにも真に迫っており、以後の画家たちがこぞって真似をしたからであると云われています(だから外国の幽霊には、たいてい足があります)。

その応挙展が、2月3日より江戸東京博物館にて開催されています。(3月21日まで)
この展覧会の一番の目玉は、やはり「幽霊図(お雪の幻)」です。
カリフォルニア大学バークレー美術館に所蔵されているものなので、肉眼で見られるのはこれが最後かもしれないと思い、わくわくして行って参りました。

…この「幽霊図」のほんとうに怖ろしいところは、見る人の気分または見る角度によって、お雪さんの表情が変わるところです(…マジです。WEBでも写真でも、そのときによって微妙に表情が違うんです)。
あるときはふんわりと微笑んでいるように、またあるときは蔑むように笑い、非常に冷たい視線を向けられているように見えるときもあります。

これは理屈ではとうてい言いあらわせないのですが、応挙の「幽霊図」とは、そういう絵なのです。
友人は「あの絵は憑いてる」と言っておりました。
なんか、真夜中になると掛け軸から抜け出てきそうだと言うのです(笑)。

禍々しい幽霊とはまったく異なる、儚げで、限りなくうつくしく、それでいてとても怖い絵です。
でも個人的には、お雪さんになら憑かれてもいいです(笑)。
それくらい、見たかった絵です。
たぶん、会期中にまた行くんだろうなー。

(幽霊図についての詳細はコチラがたぶんベスト。個人的に永久保存版)
http://www.1101.com/...
http://www.tv-tokyo.co.jp/...

2004.2.6 [金] 京都まっぷ

フーさんの「京都きものMAP」に触発され、自分の京都まっぷと照らし合わせるのが楽しい。

何回も京都に行くうちに、さすがに小さな地図帳が必要になって(おっきなガイドブックを街中で広げるのはかなり恥ずかしい)、あれこれ試して一番便利だったのが、JR東海の今はなき「KYOTO・CLUB」のメンバーズブック。
薄くて小さくて、これに自分で見つけたお店をあれこれ書き込んでゆくのが楽しいのでした。

次回京都に行ったら、ゑり萬の帯揚げが欲しいなぁ。
石黒香舗にも行きたいなぁ。
ギャラリー遊形の石鹸も欲しいなぁ(場所変わったんですね!)。
これらのお店は関東に来てくれないからなー。

2004.2.4 [水] 「着こなす」

いつものことではありますが、今後の課題。
「あたらしく着物をそろえる」ばかりではなく、それらから如何に「あたらしい表情を引き出すか」を考えたくなってきました。

やわらかもんで洋服感覚の色あわせをすると、まず失敗する可能性が大ですが、白や泥の大島ならば可能かも。
かっこいい大島の着こなしができるようになりたいです。

2004.2.3 [火] 着たい着物

アルバム代わりに季節の着物の写真を記録し始めて、気づいたこと。

秋は、黒地に紅葉柄のお着物を着ることがわりと多いのですが、年明けから4月にかけては、何故か毎年非常にピンクピンク(笑)したコーディネートになってしまっています(←やっぱり春だから?)。

で、新緑がうつくしい頃になると水色が気になりだし、6月になると紫陽花柄の単衣が着たくなり、7月には縹色の綿紅梅を着て、8月には白地に藍の竹柄の着物を着て、9月を通過してまた秋の黒地の着物へ。

その時期になると着たくなる着物があると、結構選ぶ必要がなくなるのですが、ここまで固定化されてるとは正直考えてませんでした。
…単純…。

2004.2.2 [月] 花待月

二月です。
「花待月」って、ほんとは何月の異称なのか、もしくは造語なのか知らないのですけど、今の気分にぴったりなので使ってみました。

枝つきの「桜満開!」な白地の小紋があるのですが(画像ではピンクっぽくなってしまいました)、これがそろそろ気になってきたり。
毎年、着用時期に悩みます。
でも、だいすきな小紋。
もうちょっとで着られます。
今年はどこに着て行こうかなー。

2004.1.31 [土] 覚書

最近、素敵だなーと思った色あわせ。

�T 地味めのお着物に、ぱっと目立つ色の八掛。八掛と同色の帯揚げ。
�U 房だけが色違いの帯締め。横から着物姿を見たとき、意外に目立つことを発見。
�V 着物と反対色の八掛。着物と同系色の長襦袢。

2004.1.27 [火] 色大島

本場奄美大島紬がお嫁入りしてきてくれましたー。
クリーム色の5マルキです。
かーなーり古いものだとのことですが、状態はなかなか良好。
今モノの縞大島よりも糸が細く、織り節も目立ちません。
つるつるで柔らかです。
これで「雨コートに見えない雨コート」をつくるのが目標。
フーさん、私、頑張ってみますー。

2004.1.26 [月] お手入れ

昨日吊るしておいた着物と装履の手入れなど。
お装履は最近ちょっとくすんできちゃったかなぁと思っていたら、ただのケア不足でした。
クリームでよごれを取ってみると、す、すごいよごれが!お装履さんごめんなさい。

輪奈コートにもブラシを丁寧にあてると、心なしか色がくっきりするような。
予行で着たとき風がつよかったので、やはりお手入れはこまめにしなくては。

2004.1.25 [日] 新年会

かなり気になっていたお天気にもめぐまれ、素敵な素敵な新年会を葉山で過ごすことができました。新年会とあって、皆さんいつもよりも華やかな雰囲気(おめかしして行って良かった〜)。
百花繚乱とはまさにこのこと。
着物って、形に違いはほとんどなくても、あんなに個性を発揮できるものなのですねー。
いろんな方にお会いして情報交換もでき、とても充実した日でした。
ありがとうございました。

※髪はずいぶんと伸びて、とうとう腰まできたものの、そのぶん量が減ったらしく、あんまりボリュームがでない。
撮っていただいた写真を見て、おおいに悩む。
うーん、前髪つくろうかなー。

2004.1.24 [土] Shall We ダンス?

見ました。
なんだか、ほんわかした雰囲気で、TVでやってると必ずといっていいほど見てしまいます。
しかも今回はノーカット。
堪能いたしました。

いわゆるフツーのおじさんと、目標を見失ってしまったダンサーとが出会い、再生し、別れてゆく物語。
おじさん役の役所広司さんが、どんどんダンスが上手になっていくのを、探偵役の柄本明さんと一緒になって喜び、応援してしまうのです。

最初この映画をみたとき、なぜふたりがハッピーエンドにならないのか(おじさんには妻子がいる)不思議だったのですが、あとで納得しました。
これってめちゃくちゃ周防正行監督の私情じゃないですか!
(ヒロイン役の草刈民代さんは、この映画のあと、あっという間に周防監督の奥さんになってしまっております)
なんだー周防監督、映画の中でさえも、奥様を他のひととハッピーエンドにしたくなかったのね♪

ところでこの夏前くらいにハリウッドリメイク版の「Shall We Dance?」が公開されるとか。
リチャード・ギアとジェニファー・ロペス主演だそうです。
ハリウッド版だったら、やっぱりこのふたりがハッピーエンドになるのでしょうか?
リチャード・ギアが独身の役(もしくは子持ちのシングル)に変わっていて、かなり甘々な映画になりそうな予感も・・・。

2004.1.23 [金] 冬限定の京都

TBSのお昼のニュース「ベストタイム」で冬の京都特集をするとのことで、ビデオに撮って見ました。
旅人は西川ヘレンさんと、娘さんのかの子さん。
お二人ともお着物だったので、興味津々で拝見。

VTRではヘレンさんは、グリーンのお着物にグレイの羽織、キャメルのファー付きショール。
かの子さんは、ピンクの(たぶん)大島にこれまた亀甲模様の大島の道中着(道中着なのに衿がへちま衿でした。はじめて見るタイプ)、ベージュのレッキスのショール。       

タレントさんがスタジオの外で着ているお着物は、いつも本当に参考になります。
あれこれ見るの大好き〜。

関東で放送されているJR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」の今冬バージョンは金閣寺です。
雪が積もっていないのは、実際には、京都にはあまり雪が降らないからかな?


と思ったら、ホームページでは雪景色でした。

2004.1.19 [月] 横浜ロイヤルパークホテル

で、遊んで参りました。
ここはほんとに夜景が素敵で(もちろん朝も)部屋から出たくなくなるので、バケーションならぬ、「ボケ」ーションしに(笑)行くのがすきです。

海側のお部屋が人気があるようですが、街側も夜遅くなっても夜景がきれいなので(海側は11時くらいには観覧車も遊園地も電飾が消えてしまう)、私はすきです。

冬は晴れた日なら、部屋によっては富士山も見えてGOOD。

2004.1.15 [木] はしご&予行

新宿伊勢丹の京都展と日本橋三越へ。
伊勢丹の京都展は、他の百貨店の京都展ではめったにお目にかかれないお店が多く来てました。
(逆に京都展の常連店が、かなり少なかったです)
7階の呉服フロアへも行ってみたのですが、紫織庵は13日までの出展でした。
京都展と一緒には、どのみち見ることができないスケジュールだったのですが、ちょっとがっかり。
このフロアにも、かづら清老舗の展示コーナーが設けられていて、数々のうつくしい簪や櫛をみることができました。
白漆の簪をみたのは初めてです(千鳥柄がとくに素敵でした)。
螺鈿細工がとても映えて、やっぱりここのは特別だなぁと思いました。

あまり時間がなかったので、おおいそぎで日本橋三越へいくと、きねやさんのお店の方(京都からの)は、もうすでに帰られてしまった後で、残念ながらお会いできませんでした。
どうも出足が遅すぎたようです・・・。

本日の装いは、新年会の予行をかねたコーディネートでした。
芍薬染め(というふれこみ)の、ピンクの朧染めの地に捻り梅の飛び柄の小紋
アイボリー地の藤の刺繍半襟
朱色の流水と扇もようのなごや帯
鶸色の濃淡ぼかしの冠組
祖母からもらった絞りの帯揚げ
クリーム色の地にピンクとグリーンの有職ぼかしの長襦袢
井澤屋のバッグ
ない藤の装履
輪奈コート

…こんな感じでした。
地下鉄移動のときは、ショールは却って邪魔だったりするけど、葉山ではどうかなぁ…。
風、つよいかなぁ。

2004.1.10 [土] 衝撃

遅ればせながら、こへさんの12月23日の日記にある「飯炊き女」に衝撃を受ける。
イヤだーそのフレーズは「女郎みたい」と言われるのとおなじくらいイヤだー。

考えてみれば、日本はかなり長いあいだ、あらゆる階級の女性が着物を着ていたのだから、江戸風・京風という地方別の好みや銘仙のような時代の流行のほかに、「身分階級独特の装い」があったことも事実。

やはり着物を着るときには、そのしきたりや時代背景をあるていど知っておかないと、今の感覚でただ「素敵」と思って真似すると、痛い目をみることがありそうな気がする…。

知っていて「崩す」のと、知らないで「崩れている」のとは、たぶんそういうところからくるんだろうなぁ。

2004.1.9 [金] 戦利品

近くの駅ビルのワゴンセールで、たまご色の縮緬帯揚げを1,000円でゲットしました♪
いちおう「京都半衿風呂敷和装卸協同組合」のもので、絹100%というふれこみ。
シボはあまり高くありませんが、高級感は充分です。
手持ちの濃淡ぼかしの帯締めと合わせまーす。

2004.1.1 [木] 初詣

あけましておめでとうございます。
今年もいつものように地元の神社に初詣に行ってきました。
おろしたての輪奈コートを着るのは、ちょっとうきうき。
軽くてあたたかでした。
この日はまだ雪が少し残っていたのですが、近場だったので、ショールも手袋もバッグもなし。
写真で見ると、妙にあっさりした装いになっていますね(笑)。

祖母から、絞りの帯揚げと帯締め二本を貰い受けました。
ものすごく昔のものなのに、全然古臭くないというか、今のものにはないモダンさが、却って新鮮。
絞りの帯揚げの、やわらかな絹のいろが大変うつくしいです。
亀甲模様の地紋が、象牙色に輝いています。
いまの白絹とはまったく違う、その色。

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