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2005.10.31 [月] 初もんじゃ

月島のもんじゃを、今まで食べたことがなかった。

家ではなんにもしない人がめずらしく作ってくれたお好み焼きともんじゃと焼きそばは、びっくりするほど味の素が振りかけられ、作ってもらったのに本当に申し訳ないけど、ごめん、拷問に近かった。
そういうときって無理せず言ったほうがいいの?

私、味の素が体に合わないのです…。
しばらくぶりだし大丈夫かなと思ったけど、やっぱり駄目だった。気持ち悪くて寝込んだ。

2005.10.30 [日] ベクトル

いろんな方の着物を拝見する機会が増えると、それぞれの「コダワリどころ」がすごく興味深い。
ほんとうに人それぞれ。
着物を着る人の数だけの「着物姿」があるんだなぁ。
数の中には「うーん、私はそれはしないな」という着姿もあるけど、たぶん私の着物も、きっと誰かからそう思われていることでしょう。

その人にはその人の世界があり、私には私の好みがあり、おなじこの世を見ていても、お互いに全然意味の違う景色が見えているんじゃないかと思うことすらある。
だから私が街で「???」と思ったあの人も、きっと私の知らない宝物を知っているんだろうな。

共感を強要することもされることもなく、それぞれの宝物を見せ合いっこすることが出来たら、きっと世界が広がって素敵。

2005.10.29 [土] 箱根散策

久々の箱根。
最近のロマンスカーのCMで、妙に行きたかった。

いつも思うことだけれど、箱根の秋は、茶色い。
赤や黄に色づく木が、すごーく少ない。
植生のせいなのかな…。それとも気温のせいなのか。謎。
もすこし色鮮やかだったら、紅葉の名所になるかもしれないのにねーと思うんだけど。

箱根ラリック美術館は、まだ出来たばかりだそうで、とても綺麗でセンスがよかった。
お庭を見ながら食事ができるのも嬉しかった。
ラリックのガラスの質感やアクセサリー、好きです。
無色ガラスの淡い色合いが素敵だったし、照明とかにも凝っていた。
万博でやっぱりジャポニスムの影響を受けていて、虫のモチーフなんかも多かった。
帯留めや簪、洒落紋の参考にしたいものがたくさん。
みんな同じようなことを考えていたらしく(^^。

雨が降ってきてしまったので、ススキ原はあきらめて、ゆるゆると富士屋ホテルでお茶。
でも、徒歩での移動中は、それほど降られることもなく。
不思議な和洋折衷空間でした。
洋館に和のしつらえが面白い〜。
でもそれすらも、逆にリアルに歴史を感じさせてくれる。
一生懸命だったんだろうな、きっと。
暗くなってからの雰囲気も素敵だった。

お茶でお腹一杯になってしまい、夕食が入らず。惜しかった。
次はポーラ美術館もいいなぁとか狙ってます。
銀座のポーラ ミュージアム アネックスは、あくまでも分館扱いらしく。

2005.10.28 [金] 

ずっと待っていた帯との出会いがありました。
無理かな〜とも思うときもあったけど、来てくれた。

じんわりと、嬉しさが込み上げてきます。
よかった。
長い間の宿題が、やっと終わったような。

2005.10.25 [火] 芸術祭十月大歌舞伎

●廓三番叟
「三番叟」のパロディ。幕開きに相応しいと思われる華やかさ。
芝雀と亀治郎のふっくらした頬が若々しい。

●加賀見山旧錦絵
菊五郎・玉三郎・菊之助という、非常に豪華な顔合わせ。

玉三郎は相変わらずのうつくしさ。貌と躯のバランスのよさも、このひとの武器だと思う。
思慮深く教養があるも、自尊心の高さから泣き言も言えず、それゆえに思い詰める中老尾上になりきっていました。
言葉よりも仕種で語るその姿からは、目を離すことができません。
やっぱりすごい役者さんだなぁと思う。

菊之助は、中老尾上とはまた対照的な、若く利発で正義感あふれるお初を好演していました。
玉三郎と菊之助って、似合うんだなぁと思ったり。

菊五郎の局岩藤は、悪の中にもコミカルな雰囲気が感じられ。
あんまり重くしたくなかったのかな。
しかし玉三郎の、あまりに真に迫った演技とは、少し噛み合わないものを感じてしまいました。
岩藤は悪人だけれど、菊五郎の岩藤はなんだか憎めない。
「尾上は死ぬことなかったんじゃないかなぁ…」と思えてしまうと、物語に入り込めなくて……。
できることなら、思いっきり憎々しい岩藤が見たかったです。
そうしたらきっと、もっと尾上に感情移入できただろうし、お初がその仇を討ったとき、さらにスカッとしただろうと思います。

2005.10.24 [月] 透ける暁の雲

早く目が覚めてしまったので、陽の出を待つ。
地平線が紅く染まり、まだ夜の色を残した空は、濃い色の薄紗を剥ぐように少しずつ白んで。
何度見ても、やっぱり、とてもうつくしい景色。

空が白むごとに、それまでは分からなかった雲のありかが定かになっていって、陽の出の直前の光に透ける暁色の雲は、ほんとにほんとに綺麗でした。

2005.10.23 [日] 帯揚げグラデーション

微妙色の帯揚げ補充は一段落。
欲しいな欲しいなと思っていた色は、とりあえず、ひととおり揃った感じ。めでたい!

手前味噌ながら、並べるととても綺麗なグラデーション。癒し効果抜群ですね。思わぬ効能。
不思議なことに、単色ではそれといった季節感を感じさせることがなくても、帯締めとの組み合わせ次第で充分に、しかも新鮮に、季節を感じさせる色目になる。へぇ〜。
「襲の色目」って、こういう遊びから生まれたんだろうなぁ、きっと。と実感してみたり。

ぱっと見にはほとんど違いがないのではと思われた色目でも、実際に着物と帯とに載せてみると、あきらかに表情が変わるのが分かって、全然飽きません。
小物って、ほんとうにデリケートな存在だったんだと、改めて。これは手を抜けないや…。

すごく楽しくて、しばらくシミュレーションを兼ねて、遊ぶつもりです。
自分なりの組み合わせ、見つけたい!

2005.10.21 [金] 新作

PS2の「ワンダと巨像」がやりたい…。
あの独特の世界観、エンディングきっといいんだろうなぁ…。
でもでも、アクションゲームできないんですよ! 才能ないのよ!!

「ICO」だってまだクリアしてないの(あれはホラーだ!怖すぎる)。
どなたかエンディングだけ見せてください(←無理)。

2005.10.20 [木] 

ようやく髪を切りに行きました。15センチくらい。
お店はいつもと同じだけど、前の担当者さんが六本木に戻ってしまったので、あたらしい方を紹介してもらいました。
前に一度、時間がなくて他のところで切ってみたのだけど、お値段がそれほど変わらない割りに、あんまり好みじゃなかった。
今回は丁寧に切ってくれるひとで感じもよかったので、長くお付き合いできるといいかな。

ソフマップにて、未着で揉めた商品を無事購入。
最初からこうすればよかった。。。
でも「厚さ2センチ以内のものは、価格によらず自動的にメール便発送」というあの書店のスタンスは聞き出せたから(ホームページに最初から明記しておいてくれ〜)、どうしても必要なときは代引きですね。教訓。

2005.10.19 [水] 帯揚げ

帯揚げを覗いたら、やっぱり欲しい色があって2枚購入。
鳩羽紫と、灰桜と梅鼠の中間のようなお色。

帰ってきて合わせてみたら、梅鼠(仮称)はちょっと色が浮く感じ。
でも単品で見てみると、とても心がなごむ素敵な色。

そのときには「合わなかったかしら…」と思っても、こういう「ほんとうに気に入った色」というのは、あとあと出番が増えることが多いので、少し待ってみよう。
出会いの順番が前後しているのかもしれない。
着物って、そういうことも結構ある。

2005.10.17 [月] 紬のふる里結城まつり

今年こそ行ってみたくて、検索するもヒットせず。
もしかして、いろいろあったから今年は中止…? 残念だのう。

2005.10.16 [日] タクラミ

発動。
ちょっと長丁場になりそうかな。でも、楽しみ♪
お店にいる間に地震が来てびっくり。

2005.10.15 [土] 噂をすれば

祖母から電話あり。
実家においてあるよそゆきの着物を、洗いに出しておいてくれるとのこと。
ははは…不甲斐ないマゴですいません。ありがとーございます。これからも宜しく。。。

2005.10.14 [金] 中傷

京都に行きたくなるといつもお世話になっていた情報掲示板が、へんな書き込みでもう何ヶ月も荒らされている。。。

いったいどんな意図でそういうことをするのかは分からないけど、相手を貶めたり嫌がらせをしたりして勝とうとするやりかたは、どう考えても卑怯だと思うけど〜。
勝負したいなら、こそこそせず堂々と「自分はどうするのか」をアピールして、審判を仰げばいいのに(あ、それができない、もしくはそうしても勝てっこないことが分かってるから荒らすのか…)。
なんか似たようなことを、この前の選挙でも思ったなぁ。

2005.10.14 [金] モダンきもの

たぶん、ないものねだりということもあり、私ははんなりした京友禅がとても好きなのですが、祖母は正反対の、ものすごくモダン趣味なひとです。
昔の着物なのに全然古臭くなく、孫の私から見ても、渋くカッコイイものばかり。

無地の着物はほとんどないので、森田先生とはまた違った路線なのだろうけど(祖母の手持ちは幾何学模様が多い)、「まだ地味だよ」と言われつつ、これからちょっとずつ譲ってもらって、仕立て直して着てゆきたいなぁ。

現在の最優先課題は雨対策だけど、白大島の八掛を取り替えることも今後の視野に入れておきたい(有言実行をめざすのだ!)。
このあいだ買ったちりめん無地の帯揚げがすごくいい感じで、春に似合うかもと期待してるので、そのあたりも考慮に入れなくては。

森田先生の着物の選び方がとても参考になってます。今月号の「和樂」は特によかった。
八掛は地色と同系色、あまり季節感を感じさせないものにして、小物で季節感をプラスっていうのは、着回しがとてもしやすいし、高級感も演出できて、これからの紬には向いていると思う。

2005.10.13 [木] 三井記念美術館

よいらしい。一度行ってみなければ。
日本橋も好きです。銀座に較べると(銀座は銀座でよいとこがいっぱいあるけど)、「古きよき時代」を髣髴とさせてくれる。
どんなふうになったのか楽しみ。

2005.10.12 [水] 銀座ぐるぐる

銀行へ用事があったので、ついでとばかり銀座まで。
紅茶を買って、ちりめんの無地帯揚げゲット。
銀座は老舗・大手の呉服屋さんも多いけど、こぢんまりした和装店も歩くと結構あるから、最近はそういうお店をちょこちょこ覗くようになりました。

2005.10.11 [火] おかたづけ

新歓に着て行こうと思いつつ着なかった着物の類を片づける。
なかなかお披露目の機会が来ないねぇ、キミも。。。

木綿の着物は残念ながら持っておりません。
普段着物っていえば、小さい頃から全部ウールでした。
あの絣を…着るべきか??? めちゃくちゃ世話っぽいけど。

えっと、とりあえずポリの着物も帯もある。
あとは大島を雨コートに仕立ててくれるところを探せば、たぶん大丈夫。

雨の日に着物はやっぱり億劫で、楽しくなるはずの日がつまらない意地を張ることで台無しになるくらいなら、さっさと諦めて次の手を打ったほうがよい。
ずっとそんな風に考えてきましたが、やっと転換期が迎えられそうかな?

2005.10.10 [月] 新歓オフ

雨でした。晴れ女が非常に多い真楽のイベントとしては、とてもめずらしいことです。
悩むこともなく洋服へシフト。
雨の日にはほんとに着物を着ないので、友人から「輝夜の君」と皮肉られたこともある私です…。

唯一持っているポリの着物(初めて自前で買ったもの)は、今見ると「なんでこんなものを買ったんだか…」と思うほど地味で全然着ていなかったのですが、お陶子さまからの「アキコちゃんの雨着物デビューを待ってるわ♪」との仰せに従いますわ〜。
雨草履を買いに行くぜ!頑張る!

初めての方とも久しぶりの方ともお会いできて、とても楽しい会でした。
真楽の集いはやはり素敵だ。
これからもどうぞ宜しく♪

2005.10.9 [日] 読書の秋

本屋にて「魔軍襲来」を発見し、購入。
うーん、このシリーズの前の刊が出たのはほぼ6年前だなぁ。
最初に読んだの、高校生のころだよー。
私が生きてるうちに完結してくれるのだろうか…。いやマジで。

最近はきちんと完結してくれない長編小説(漫画も)が妙に増えてしまった感じがして、新作を読み始めるのが怖く、あんまり手を出さなくなってしまいました。
評判がいいと無意味に引き伸ばすことも多いみたいだし、その逆に、急に続刊が発行されなくなってしまったり。
一話完結でも、シリーズものになるとどうしても伏線が発生するから、そのあたりがうやむやなままで途絶えてしまうのが、いちばん困る。
結末を読んで「おおッ!」と唸るような大作は、最近では翻訳ものでしか出会えなくなってしまった気がして、つまらない〜。ガンバレ日本!

2005.10.8 [土] 半衿

新歓に着ていこうと思っている着物を、ひととおりチェック。
装履が微妙に不本意だけれど、ま、これは大目に見てもらお。

あとは半衿をどれにしようか…。悩むー。
いざ身につけてみて「あ、イマイチ」となったとき、どうにもならない筆頭が、半衿〜。

2005.10.7 [金] 東京タワー

今日から冬バージョン。オレンジの光があたたかいです。川べりを散歩してみたり。

赤ワインを買いました。
ロブションでグラスワインとして採用されているとの触れ込みに、ついふらふらと。
なかなかスパイシー。うーん、グラスワイン向きということは、たぶん、栓を開けて翌日になっても、良さが比較的消えない力強さがあるということかなー。
高いワインの味は分からない(汗)ので、こういう求めやすいお値段で美味しいのがいいです。
今日のご飯はコロッケ。ときどき無性に食べたくなる。作るのちょっとめんどくさいけど。

2005.10.3 [月] 映画

「ファンタスティック・フォー」を見る。
こういうのが、気分転換にはちょうどいい感じ。
プロポーションのすばらしいひとが多く出演していて、見た目にも保養〜。

2005.10.2 [日] 神さまのこと

神無月になったから、このあたりの神さまは皆、出雲へ行ってしまった、はず。

私は結局、一神教には傾倒できないらしいです。一神教のひと、見てたらごめんね。
でも、「唯一絶対の神」とは、あまたの神の中から「あなたこそが私にとっての、ただひとりの神さま」として選び選ばれ、契約したものとしか、理解できない。
ほかのひとが信じている神を「悪魔」であるとか、自分は神に選ばれた存在であるから他者より優れているとか、そんなふうに考えたりしたくないのです。
だからといって、どこの神も「私たちの神さまの仲間です」として取り込んでしまう多神教も、また問題ありだとは思うんですが。
(ああ〜ワタシは邪神の徒であります〜。いいの、地獄に堕ちるから〜。改宗を迫らないで〜)

一部の新興宗教の暴走のためか、私も含めて日本人には宗教アレルギーのひとが多いように感じます。
けれど「知識」として、宗教は知っておいたほうがいいとは考えてます。
知らなければ尊重もできないし、宗教はときに、そのひとの生活様式や信条、そしてアイデンティティの根源にすらなるものだと思うから。

学生のころ、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、啓示を受けたとされる人物および解釈が違うだけで、もともと同じ神を崇拝しているのだと知ったとき、それこそ腰が抜けるほどびっくりしました。
だったら聖地がどれもエルサレムなのも理解できる。聖地の奪い合いになるのも納得できる。
それまでは、古くは十字軍、そしてパレスチナ問題のなにが問題なのかすら、私は分かっていなかったのです。

2005.10.1 [土] コダワリ

【こだわ・る】こだはる(動ラ五[四])

(1)心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。気にしなくてもいいようなことを気にする。拘泥する。
(2)普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。
(3)物事がとどこおる。障る。
(4)他人からの働きかけをこばむ。なんくせをつける。        

こうして見ると「こだわり」って、決していい言葉じゃないですね…。主張するのは控えようっと…。
でも、あらゆるものに全くこだわらない人生というのも、すごくつまらなそう〜。
仏教では愛すらも、執着であるとして手放すべきものとされているようだけど(キリスト教の愛の概念とは正反対)、それだったら私は到底解脱できそうもない。というよりしなくていい。

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