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アキコの空間
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2005.12.31 [土] おおみそか

今日もお風呂。

2005.12.30 [金] 温泉三昧

年越しの準備もほとんど終わったので、お風呂に入りにゆく。
三日連続入湯を目指す。

2005.12.29 [木] Mr.&Mrs.スミス

を見る。えらく面白かった。
アンジェリーナ・ジョリーは「トゥーム・レイダー」の頃の小娘っぽさがすっかり消えていて、大人の余裕漂うさすがのいい女っぷりに惚れ惚れ。

というか、ブラッド・ピットが超一流のヒットマン役ということは、彼は世界でもっともうつくしく、且つ強いって設定になるのだと思うけれど、その男と完全に対等に渡り合い、それどころかときに押しのけて先に行ってしまいすらするヒロイン像を見るというのは、初めての経験かもしれない…。

レディー・ファーストの国、ということもあるのかもしれないけど、あのブラピが完全に一歩引いてる。
足手まといにならないヒロインなら今までもいたと思うけど、時代はここまで来ているのですねぇ。

ネタバレになりますが、お互いに秘密があるということで、ふたりとも相手に対して優越感みたいなものを持っていたんじゃないかなと思うんだけど、「この私が」「この俺が」「本気で殺そうとして死なない人間がいるなんて!」(註・映画本編ではこんな台詞はないですが)という驚きは、とっても新鮮だったことでしょう。
しかもそれが、自分の伴侶。

ラストが「いったい何だったの?」という感想も聞いたのですが、私があのエージェントのトップだったら、もちろん手を引いてふたりを独立させて、仕事引き受けてもらいます。
いっくら人材を投入しても始末できないんだもん。勿体ないよん。

2005.12.28 [水] 覚書

祖母の白地水玉紬
ユーカラ織の八寸
薄藤紫の縮緬無地帯揚げ
墨黒の五嶋紐
麻の葉の刺繍半襟

2005.12.28 [水] 記念切手

お手紙用のストックがそろそろ切れかかる頃。
さて、あたらしいのを買わなければ…と思いつつ調べてみると、あら、気のせいか発行が減っている感じ…。
民営化の波はこんなとこにも影響が。

花などの見目よい切手は「ふるさと切手」などに多く、しかも50円ばかりでショック。。。
最近の80円の特殊切手は妙にサイズが大きいものが多いし…。
私だったら普通サイズのものが欲しいんだけど(そのほうが貼ったときのバランスが絶対的にうつくしい)、郵政公社にこの声は届いていないなー。
リクエストもしてみたんだけれど、やっぱ無理か。

コレクションではなく実際に好んで記念切手を使う人は、手紙派とグリーティング派に分かれるみたい。
今はグリーティング派のほうが優勢なのかなぁ。
えと、お手紙派も、少数かもしれませんけど、いますう>郵政公社さん。

ひとめぼれした切手があったんですけど、これはさすがに手遅れっぽい。がく。
気づかなかった己が憎い。。。
再販を待ちます〜。これきっと売れる。だって永田萠だもん。
このひとの切手、大好きなんです。別格。
昔の「ふみの日」の切手はこのひとの描いたもので、サイズもコンパクトで、言うことなしでした(遠い目)。

2005.12.26 [月] 大掃除

本格的に大掃除始め。
あちこち磨いていると、なんだかこれからすごく大事なお客様をお迎えする準備をしているみたい。
お客様。それって、イコール新しい年?
そうなのかな。私たち日本人にとっては、新しい年すらも、やっぱり神様なのかな。

不調だった水回りも、業者のお兄さんが来てくれて、風邪ひきさんなのに頑張ってくれました。
これで安心して年越しができるぞー。
この後もまた仕事だそうなので、帰りに柚子茶を飲んでってもらう。ビタミンC補給。

2005.12.24 [土] 十二月大歌舞伎

昼の部へ。

●弁慶上使
これは残念ながら、席との相性が最悪でした。
こういうこともあるでしょうが、…福助と新悟が全く見えず、泣き叫んでいる声が聞こえるばかり。。。
感情移入もへったくれもあったものではありませぬ。むー。

●猩々・三社祭
勘太郎ちゃんと七之助ちゃんの踊り。
やっぱりこの二人は、若手の中では上手さんだなーと思う。

●盲目物語
今回一番期待していた演目。コンパクトで無駄のない、いい作品だと感じました。
勘三郎の弥市・木下藤吉郎、玉三郎のお市、ともにはまり役。
勘三郎の早替わりも、久しぶりに見た気分です。
考えてみれば今月は、福助・玉三郎ともに母親の役を演じていて、実は激突の月だったのかも。

玉三郎のお市の方は、誇り高くも母親の情愛がひしひしと感じられ、とてもよかったです。
情感の部分が薄いという評価が出たこともあったと記憶していますが、年齢とともに着実にこなせるようになっているみたい。

勘三郎との合奏がまた素晴らしくて。
お琴も弾けちゃうんだー。ほんとに何でもできる人なんだなぁ。
彼の女方を見てしまうと、時代劇の女優さんの演技が物足りなくなってしまって仕方ないです。
身についたものが違うんだもん。

以前は玉三郎の、お市・淀君の二役だったそうなのですが、今回の淀君は七之助ちゃん。
この人の姫はやっぱりいいなぁ。声がもう、「姫」って感じで。
お茶々から淀君になってからの演技の変化も、ちゃんと見受けられました。
淀のような高慢な大人の女の役どころは、まだまだこれからなのでしょうが、よい場さえ与えられれば、もっともっと伸びそうですね。

—————————
お舞台のあとは銀座で、初めてオードブルのセットなど買ってしまいました。
あとは白のワインを仕入れて帰宅。

2005.12.23 [金] 雨草履

某草履屋さんに、雨草履をお願いしていました。
ご存知の通り私の足は、大きさは普通なのですが、とにかく甲が薄くて細いので、既製の靴では合うものを見つけるのにとても難儀します。
それは、足袋でも草履でも同じこと。

雨草履も、その構造から前つぼの調整ができないということだったので、思い切って誂えを選択。
(普通の規格のものだと、ゆるすぎたので)
出来上がって、見に行ったのが今日。

しかし、担当の方の表情がいまひとつ明るくない。
出来上がりまで、最速で2ヶ月。
二人であれほどサイズに悩み、寸法表を作成して依頼したのにも関わらず、職人さんにはこちらの思いが届いていなかったみたい。
危惧していた通り、前つぼも鼻緒も、やっぱりゆるゆる。。。
どうしようもないので、草履はその日のうちに京都へ戻ってゆくことに。

一所懸命頑張って色を指定したので、見た目の雰囲気は理想どおりだっただけに、尚更残念。
時間はかかってもいいから、いいものを作って欲しかったんだけどな。
そう、伝えてもあったはずなのに。
やっぱり、間に人が介在すると、伝言ゲームのように内容が変わっていってしまったり、伝わらないものがあったりするから難しいな。
さて、どうなるでしょう。
鼻緒の調整でも駄目だったら、作り直してもらうしか、ないだろうしなぁ…。

規格外の寸法は、羨ましがられることもあるけれど、やっぱりめんどくさいです。
できることなら並がいい。何でも。

2005.12.23 [金] 桂文我独演会

かねてから友人に頼んでいた、念願の上方落語へ。
文我師匠、お上手! すっごーく楽しめました。
初めて「育ちのいい」大阪弁を聞いた気分。
大阪弁とは、あんなにも品よく表現できるものだったのですね〜(失礼!)。目から鱗。
しかし同じ関西でも、大阪と京都とは、微妙に相容れないものはあるみたい。
演目の内容から、ちょっとそんなことを窺い知れるところもありました。

「開口一番」の桂まん我さんも巧かった。
友人の主張によれば、そろそろお名前が変わってもいい頃らしい。

文我師匠は、お着物にもこだわりがあるらしく、舞台にすんなり溶け込むセンスのよさ。
とっても様になってます。
めずらしい演目を好んでなさる方だそうで、あんまり聞いたことがないものが多く楽しめるとか。
友人曰く、「品のいい大阪弁」イチ押しは米朝師匠だそうなんだけど。

美のやさーん、「三番蔵」の由来、分かりましたよん。
「質屋蔵」から取ったものだったんですね!

楽しんだ後は、友人と銀座を避けて(クリスマスだから・笑)、新橋でのんだくれ。
だらだらとおしゃべり。至福の時間。

行きの電車の中で、ビロードの都衿のコートと、(たぶん)御召の素敵なお母様と出会う。
旦那様とちっちゃいお子さん連れ。
東銀座で下車されました。。。これから歌舞伎なのねぇ。分かりやすっ!
もう冬物のコートの似合う時期かぁ。私も輪奈コート出そ。

2005.12.18 [日] 天下りのこと

今、テレビで天下りの廃止ってことをやっていた。
政治学でこのことを勉強したとき、官僚は、同期の中からトップが出たら、一斉に退職しなければならないという慣例があることを聞いて、ものすごく驚いた記憶がある。
そのとき、その年代はだいたい40代だとか。
うーん、その年で退職ということになってしまうんだったら、ある意味天下り先がないと、食べていけないというのが実情だろうな。

だから、本気で天下りをなくそうと思うんだったら、そういう妙な早期退職は廃止しないといけないんじゃないかな。
定年まできちんと働ける環境を用意しなければ、天下りは決してなくならない。
あのとき、そう思ったのです。

2005.12.18 [日] 

DVDで「コンスタンティン」を観賞。
なかなか面白い。が、ガブリエルのあの扱いは信者の方にはいただけないのでは?
どうせなら、ミカエル、ラファエル、ウリエルも出て欲しかったかも。ルシファーも出て来るんだし。

友人から貰ったガメイ・ヌーボーを。おいし♪いい匂いー。

2005.12.17 [土] 忘年会

学生時代の友人たちと会食。
そのうち一人は友人の結婚式以来だ〜。
かなり久しぶりなのに、とっても楽しくおしゃべり。
こういうの、すごくいいなぁ。
友人曰く、私の部屋はやはりお香の匂いがするそうです。。。

お店で鍋だったんだけど、〆のうどんとか雑炊とかは、いつも仕切ることになってしまうのは何故だろう。
なんか…いつもこうなる気が…。えーと私がでしゃばっているわけではないはず、ですが。
来年は皆で鞍馬へ旅行へ行くのだ!!

友人からガメイ・ヌーボーを貰う。ふふふー嬉しい。
そのお返しといってはなんだけど、彼女がかねてより欲しがっていた浅漬け用の重石付き琺瑯ポットをお教えする。私のぬか漬けポットの姉妹品。
気に入ってくれるといいんだけどな。

2005.12.17 [土] 大掃除?

ちょっとずつ、年の瀬に向けての整頓と掃除を開始。
いつもより少しだけ念入りにという程度だけど、一気にやるにはしんどいので。

いろんなことをきちんと始末して新しい年を迎えたいのは、東洋文化の特徴だったりするのかな。
忙しいとき、フツーに、特別なことを何もしないで新年を迎えてしまったこともあったけど、あれは年の初めからケチがついたようで、なんとも嫌な感じだった〜。

2005.12.16 [金] 責任は誰がとる?

このところ毎日のように続いている、耐震強度偽装問題。
責任は誰がとるのかということが議論されているけれど。

国家公務員法は、ざる法だと思ってます。
何か問題が起こっても、この法律によれば、国家公務員個人が賠償責任を負わされることはない。
全て国が補償するんだもの。即ち、税金。これ、おっそろしい法律じゃないですか?

今回の偽装問題も、国家公務員によるものであったなら、誰も責任を取ることなく、うやむやに終わってしまったんじゃないかな。
国が認めた資格のあるひとがこういう不祥事を起こしたから、資格剥奪や、証人喚問が可能になったんだと思っています。
そういう意味では、民間参入というのは悪くないと思ってる。

しかし、これだけの問題をやらかして、「破産しました。賠償できません」ということになるんだったら、あまりにも加害者の都合を優先させた結果のような気が。
なんかねぇ、日本の法律って、被害者よりも加害者の権利を保護するもののほうが、多いよね。

2005.12.15 [木] 

明日は満月。
でも今日の月も、とっても綺麗。
火星がすごーく赤くて、怖いくらい。

豚肉のソテーと、舞茸の胡麻油炒めを食す。
舞茸と胡麻油ってほんと合うと思う。好き。

ちょっといい苺を買うゼイタク。ものすごくいい香り♪
ほんとうは千疋屋のフルーツを食べようと思っていたんだけど。。。
良質のビタミンCを取らねば。風邪予防!
うがいと手洗いもやってます。うがい薬はアズレンが私には合ってる。
イソジン系より効く気が。

2005.12.14 [水] お香

外出から戻ってきて、こわばっていた気分をほぐすために、香を焚く。
いつもの白檀の香り。
照明を暗くして、ゆっくり深呼吸。

オンとオフの切り替えは、私にとってとても大事なものです。
いつもいろいろ、考えすぎてしまいやすいから。
やっぱりお仕事を一旦切り上げたら、そのことは全く考えないようにするのが、私にはいいみたい。

張り詰めていたものを、ゆるやかにする時間。

2005.12.13 [火] 蒸す

母から貰った圧力鍋は蒸し器としても使えるのですが、最近ラクチンで蒸し物を妙に作っています。
焼くより茹でるより断然早くて、旨味がぎゅうっと凝縮されている感じ。うーん、便利。

2005.12.13 [火] ご褒美

今日は我ながらちょーっと頑張ったので、ビールで乾杯。
とりあえず、よくやった♪>自分。
また明日から気持ちも新たに頑張らねば。

2005.12.12 [月] 覚書

銀座松屋1F (12/26〜12/30)
日本橋三越4F (12/27〜1/23)
初雪は見損ねてしまいました。

2005.12.11 [日] 祖母の気配

貰ってきた着物から、そこはかとなく祖母の気配が漂ってる。
たぶんよく着ていたんだろうな。
樟脳たっぷりの箪笥に仕舞われていたのに、慣れ親しんだ祖母の匂いがしているのです。

全くの他人様が着ていた着物は、この残り香が苦手で、なかなか購入には至らないのだけれど、母や祖母の着物は別。
今そこにいないのにも関わらず、私を守ってくれているような気すらして。

2005.12.10 [土] 羽織紐騒動

実家にて。
欲しいな〜と狙っていた小紋は、「これは駄目だよ」とあっさり却下。え〜、そんなぁ。
祖母曰く、「死ぬまでやらない」そうです。拗ねられてしまった。。。
えーとおばあちゃん、だったらくれなくていいから、是非とも長生きしてちょうだいね(^^;)。

その代わりといってはなんですが、白地の長着と羽織、小豆色の道行を持ち帰り。
白地の羽織が欲しかったので、これはありがたい。

相変わらず、どこのものだか、産地も製作元も分かりにくい意匠。祖母独特のセンス。
自分で縫ったものだそうです。

羽織に付いていた羽織紐がちょっと惜しかったらしいので取り外しにかかりましたが、固くてなかなか外れない。。。
二人で結構苦労して付け替えました。
祖母が間違って表裏逆に羽織紐を取り付けてしまったりして、都合四回羽織紐と格闘。…もう〜!
その他にも、私の知らない道中着などがざくざくと。まだあったのか〜!
羽織りものだけで、いったい何枚持ってるんだろ。ほんっとに着道楽だったのねー。

2005.12.7 [水] ぬかどことヨーグルト

都合にてちょっとお休みしていたカスピ海ヨーグルトを復活(種を冷凍保存していました)。
少し心配だったけど、ちゃあんと出来上がりました。ほっ。
もう気温が低いから、牛乳はあっためてから混ぜるようにすると、一晩で無事出来上がっています。
よしよし。

あ、ぬかどこも元気です。今は一日二回、まぜまぜ。
ぬかどこの油はすごーく手によい感じです。めちゃしっとりして、荒れない!

2005.12.6 [火] 今年目標だったこと

「携帯をカメラ付きのものに変える」
携帯本体はまだ変わってないけど、機種変更した友人から、携帯を譲ってもらえることになりました。
これをデジカメ代わりに使っちゃお。
さて、写り具合はどんなかな。

2005.12.3 [土] 十二月大歌舞伎

夜の部。弥十郎出ずっぱり。

●恋女房染分手綱
福助もこういう年代の役柄が似合うようになってきたんだなぁとしみじみ。
実子の児太郎ちゃんとの共演でしたが、児太郎ちゃん、なかなか肝が据わってる。
七之助ちゃんは、前よりすこし頬がふっくらしたかも。ちょっと安心。

●船辨慶
玉三郎の静と動の動きが見もの・・・だったはずなのに!
私にはお能の素養がないので、凄いのはかろうじて分かるような気がするものの、
どのあたりが具体的に凄いのか分かりませんでした!
あ〜玉さま、違いの分からない客でほんとごめんなさい。。。

●松浦の太鼓
勘三郎らしい、コミカルな小品。もう「忠臣蔵」の時期なんですね。12月だもんね。
「年の瀬や水の流れと人の身は」「あした待たるるその宝船」
超有名なワンシーン。個人的にもかなり好きなエピソード。
勘太郎ちゃんも結構ハマってた。
なんか目立つ人がいるなぁ、と思ったら亀蔵だった。やっぱりねぇ。

若手では薪車が目立ってました。

2005.11.27 [日] 手作りの羽織紐

翡翠と水晶の羽織紐が届く。ひゃっほう。
セミプロ(?)の方が作ってくれたもの。完成度も高く、とても気に入っています。

今度の帰省で、祖母から総絞りの羽織に合わせる小紋を譲ってもらおうと企んでいる悪いマゴ。
そのときにこの羽織紐を使いたい。きっと合うでしょう。

2005.11.26 [土] お披露目会

すごく素敵なお話をいろいろ伺う。
食事も美味しくて、幹事のお二人に感謝。
このお店、前から行ってみたかったこともあって、楽しさ倍増。

祖母セットも、ようやくお披露目が叶い。(by市松さん)

2005.11.26 [土] アナログ志向

人員削減ということで、どんどん機械が導入されて、効率がよくなった部分と、無機質になってしまった部分。
でも、サービスだけは、人が、とくにプロフェッショナルがやったほうが絶対にいいのにな、とよく思う。
たとえば、「初めて訪れる人」が頻繁にやってくる公共の施設。
デパートなら総合案内の人がいてくれて、聞けばとっても丁寧にいろいろ教えてくれるけど、駅や病院や役所でそういうサービスをやってるところって、まだまだ少ない気がする。
電話なら大代表があって内線を回してくれたりするけど、最近は電話でも「○○の方は、『1』を」なんていうサービスをする企業も増えちゃいましたね。

機械がぽんと置いてあって、ボタンを押して「勝手ニヤッテクダサイネ」って感じ。
慣れてる人ならこれで充分なんだろうけど、お年寄りは戸惑うだろうな。
だって機械の使い方そのものが、たぶんよく分からないもん。

内部にいる人間は、自分のやり方がいつの間にか当たり前になってしまって、自分たちだけの常識でしかないかもしれないことでも、外部の人間に押しつけ始めることが、往々にして、ある。
(これは自戒も含めて書く)
そういう精神とサービスとは、対極の位置にあると思ってる。

「一見さんお断り」でないのなら、サービスをするときには「初めて訪れた人」のことを常に考えて動きたいし、動いてほしい。
施設の全体構造を熟知していて、交通整理をしてくれる「人」が欲しいんだと思う。
機械的にあしらわれると、なんだか人間扱いされていないみたいで、どうしてもどうしても、心が冷えてしまうから。…いつまで経っても、こればっかりは慣れないなぁ。

↑ということを、ことさらに書く私。。。
こんなのいーじゃん別に。さっさと忘れちゃえばさー(今日は自己ツッコミモードになっている)。
度し難い性分。我ながら。

2005.11.23 [水] 

友人からツッコミが入る。
オーダー体質は、真楽の先輩方のがオーソリティだよん。

2005.11.21 [月] 作家さん

今に始まったことじゃないけど、最近ことさらに手づくりのものが好きです。
着物関係に限ったものじゃなくても、とくに作家さんの一点ものが、すごーく気になってる。

作家さんと言っても人間国宝とかそんなんじゃなくて(それはそれでもちろんすごいけど)、まだあんまり地位は確立してないけど、確かな技術と才能が感じられて、よい機会さえあればこれからもっと伸びそうな人。
僭越だけど、そんな人を見つけて、品物をお願いできるようになったらいいな。
なんかブランド離れに拍車がかかってる。。。

こういうパトロン体質は、ほんとは友人のほうが専売特許っぽい。あっちは筋金入り(^^;)。

2005.11.20 [日] 翠草堂

いろんな京都特集で「翠草堂」の名を見かけることが、また増えてきた気がする。
でも今は、もう自然木を使ってはいないみたい。

私がお願いしに行ったときは、いろんな太さ(直径1〜2�pくらい)・形状の、長さ10�p前後の自然木から、自分の印章になるものを選んだ。

その後、やむをえない事情により、側面に彫るはずだった椿の模様が彫れなくなってしまったという断りの電話をいただいたとき、同時に、印章にする素材の変更も希望されますか?という問い合わせがあった。
そのときに代替品として提案されたのが、側面に綺麗な模様が描かれた水牛(?)の印章と、ごく普通の柘植の印章、だったかな。
きちんと確認はしていないのだけど、今はそちらに仕様が変更になったようですね。

私は最初に選んだ椿の木がすごく気に入って、完成を楽しみにしていたので、そのまま透明の漆で仕上げてくださいとお願いをしました。
自分だけの印章を決めるために、あの数々の原木を握って試してみたとき、左利きの私の手にびっくりするほどしっくりなじんだ一本。
木の節が、まるで指にあわせて削ったみたいに、ちょうどいい具合にハマるのです。
他の人だったら、たぶん、使いづらくて仕方ないんじゃないかと思うけれど。

彫られなかった椿は、今思ってもやっぱりちょっと惜しい。
でも、あの時期に思い切ってお願いして、この一本にめぐりあったことが、私にとって、ほんとに最後のタイミングだったんだろうな。

そういえば、できあがった印章が送られてきたときに同封されてた見本の印影が、すごーく綺麗だったのでした。
押し方ももちろんだけど、朱肉(朱泥かも)がとってもよさそうな感じだった。
あれはなにを使っているのかなぁ。手に入るものなのかなぁ。

2005.11.19 [土] 「駄目」?

自分のことを「駄目」だと思っていた期間は、結構長かったです。
身近にいた人が、発想が減点法の人だったんで、「そんなんじゃ駄目だ」って、よく言われてた。
頑張っても頑張っても「そんなんじゃ駄目だ」は、ずっと追いかけ続けてきて。
そのうちすごく疲れてしまって、頑張ることそのものを、やめてしまいました。
人から「駄目だ」って言われ続けるのって、自分でも気づかないうちに、ものすごいダメージになるものなんですね。

それまでは、「駄目だ」って言われないように、わりと完璧を目指していたかも。
うーん、でも今は、いろんな価値観の人がいる以上「完璧」なんてありえないから、そういうことを望んでいた自分のほうがおこがましかったかなとも思うようになったりして。

「私は駄目じゃない」、そういう基盤の上に自分の再構築を始めたのは、わりと最近かも。
評価されるために頑張るのではなく、自分がそれをしたほうがいいと思うから全力を尽くす。
きちんとやりきれたら、見ている人が可であれ不可であれ評価してくれるから、次にはさらにもうちょっとマシな結果を目指して、また頑張れるように。
考え方が、逆だったんだよね。

この考え方が正しいかどうかは分からないけど(いや、違う価値観はどこかに必ずあるんだ〜)、今のとこは、こういう方針で。

2005.11.17 [木] おしゃれ工房

12月号で気になったのが、「粋に決める男の着物」 by泉二弘明さん。
さすがにほんと決まってる。 着てる着物の素材もいいもんね〜。
こういう着方、女性向きにアレンジしてやってみたいかも…と思わせてくれる。
最近、女性の着物誌でも、以前に比べてアンサンブルの記事を多く見かけるようになってきた感じ。

————————————
昨日やっと鯛の潮汁の味付けに合格点が出た。やた!

2005.11.16 [水] 鈴木結女さん

清子さんのお友達に、歌手の鈴木結女さんがいらっしゃるという話を聞いて、ほんとに驚いた。
ちっとも知らなかったよ〜。

私、この人のつくる歌が大好きで。
現在は結婚に伴い活動を休止中なのだけれど、すっごく才能のある方だと思うので、復帰をずーっと待っているのです。
彼女の歌、早くまた聞きたいな。

2005.11.16 [水] 「降嫁」の意味

清子さんの降嫁には、重大な意味があったと思う。
「降嫁」そのものは昔からあったはずだけど、明治以降増えすぎた宮家の数を減らすため、公の皇籍離脱システムとして、皇室典範に取り入れられたと記憶しています。
宮家の維持のために、お金がかかりすぎるようになってしまったから。

愛子様誕生による「女性天皇容認」という風潮が明らかになってきたとき、もっとも懸念されたのは、今上天皇の長女であられる紀宮清子内親王の存在。
天皇の子どもには女性であっても皇位継承権があるということになれば、清子さんにももちろんその権利が認められることになる。
彼女は、その気になりさえすれば、愛子様のことを引き合いに出して、結婚後も皇室の一員であり続けることを要求することが充分に可能だったはずです。

しかし清子さんは「降嫁」という皇籍離脱への道を、黒田さんとともにあっさり選ばれた。
ご自分が、女性天皇容認のための不必要な火種になることを危惧されたのでは、と拝察します。
そこには自分の利益への執着というものは微塵も感じられなくて、私はやっぱりこの方々はすごい人だなぁと思うのです。
(一時金のこと、「高いよねぇ」って言っていた人もテレビでお見かけしたことがあるけれど、清子さんが皇室に残るということになったら、単純計算で年間3,000万円くらいは支給されることになったんじゃないかと思う)

実際、清子さんのご結婚・降嫁が決まってから、女性天皇容認に関連する皇室典範改正への動きは、ぐっと早まったから。
ほんとに、誰が天皇になるのが一番いいんだろう。
「なりたい人がなればよい」というものでもないところが、本当に難しい。
「政教分離」とは言うけれど、事実上、天皇は存在そのものが日本神道の頂点に立たれる方だしなぁ。。。

2005.11.15 [火] 

黒田さんと清子さんのご結婚。
「慈しんで育てられた」という表現がとても似合う方だと思ってた。
家のために個人が犠牲とされることなく、ほんとうに好きな人とっていうのが、心からよかったと思う。
一国の内親王でありながら、格調を保ちつつも、びっくりするほどシンプルなお式。
いつも国民のことを考えてくれているんだろうな。
天皇陛下と美智子様も、披露宴に出席なさることが出来てほんとによかった。
前例が無くたっていいんです、それで。 だって親なんだから。

このさき皇室典範の改正が行われるだろうけど、そのことで黒田さんと清子さんの穏やかな幸せが掻き乱されないことを切に祈ります。
今後、二人の間に男の子が生まれたりしたら、少なからず波紋が広がったりするんじゃないかと思うんですよね…。
どうかどうか杞憂でありますように。

公務のある皇室の方々って、ほんとに大変だと思う。
プライバシーがないし、人権だって制限されてるし、財産だって全てが自由になるわけじゃないし。
「男系」を守るとかいうことで、側室とか、民間に下りた血筋の男性の皇族復帰などが取り沙汰されているようだけれど、皇室存続のために個人が犠牲になることだけはありませんように。
個人的には、女性が天皇になったっていいと思うんだけど。
推古天皇だって女性だったんだし。今の皇室典範だって制定されたの昭和に入ってからだし。

そんなことをしてしか守れないというのなら、いったい誰のために天皇制は在るんだろう?

2005.11.12 [土] 「パール」展

友人と出かける。
芸術の秋。上野はすごい人出でした。
「パール」展は今まで私が見た、どの美術館主催のものとも、まるっきり方向性が異なっていました。
今までは、いかにして「パールのうつくしさ」「作品の芸術性の高さ」を見せるかという展示が圧倒的に多かったような気がしますが、ここでは、「真珠がどのようなメカニズムによって出来るか」「真珠の構造」「どの母貝からどんな真珠が出来るか」「世界のどの地域でどんな真珠が出来るか」「養殖真珠の歴史」など、地球的規模での科学的見地からのアプローチが、かーなーり顕著でした。

めずらしいパールのアクセサリーでも、その素晴らしい細工には、学芸員さんあんまり興味なかったんじゃないかしら。
あくまでも、真珠を使用した「資料」扱いなのが感じられ…。
すごくいいものばかりなのに、そのあたりは、なんとももったいない見せ方だったような気がする。
いやー文章多かった。お勉強しました。見る時間もかかった。。。

稀少なカラーパールの展示も多かったのですが(コンクパールの展示数は特筆もの!)、全体的に照明が暗かったですね。よい保存状態を維持するためなのかなとも思うけれど。
微妙なパールの彩り・創作された作品の素晴らしさを主として見せたいのではないというのが伝わりました。
さすが国立科学博物館。。。切り口が違うわ。
「そうくるか!(笑)」という驚き(ってゆーかむしろ衝撃)の連続でした。

後半はMIKIMOTOが展示を受け持っていたらしく、照明の当て方、展示内容にもほぼ文句無く。
日本のジュエリーは、やっぱりとってもエレガントで好みです。帯留め、素敵だった〜。
MIKIMOTOの花珠は、やはり安定したうつくしさを誇りますね。
長い年月をかけて揃えていくことが可能でありそうな。

展示の後は、ちょっとお茶を飲んで、イタリアンで食事。
お値段はリーズナブルで、ワインがとっても美味しかった。
今度はもっと時間を取ります。またの機会を楽しみに。

2005.11.11 [金] 遊びの小紋

というシリーズがある。
いっつも、いいないいな、と指をくわえて見ている…。
こんなに惹かれているのに何で買わないかというと、私、こういう「長襦袢」が欲しいんです〜!
しかしここの染元さんは、裏ものは作ってないんだって…。くう。。。
あーもうお願い、だれかこんな長襦袢作ってぇ。

2005.11.10 [木] 日本橋

三越の洛趣展へ。
新館オープンに伴い、催事会場がさらにゆったりと使われるようになってました。
スペースの規模は、数ある百貨店の京都展中、随一かも。
お抹茶もいただいてきました。
今回は緋毛氈のベンチに座る形式で、鶴屋吉信の紅葉の和菓子が出ました。
お茶もお菓子も美味しかった。ほっと一安心。
いずみさんも楽しんでくれるといいな。

三井記念美術館は、年配の方で大盛況。
美術館で行われる「○○展」などと較べると、やはり規模は小さいと思われるのですが、これらがすべて個人蔵であるということに関しては、驚きを禁じ得ません。
天目茶碗や織部や志野焼、応挙など、お値段天井知らず。
おーい、幾らするんだぁって感じです。
さすが「世が世なら」の昔からのお金持ちは違うわ…。三井すごい。

かといってけばけばしくは全く無く。
素人には分かりにくい、奥の深さがありそうです。
このコレクションを心から堪能するには、私なんかよりもっとずっと、長く広く培われた知性と教養が必要なのでしょうね…。
私には正直、まだ分からないことだらけ。。。

ちょっと来ないうちに、日本橋は他に類を見ないほど、格式と重厚さと江戸情緒を感じさせる街並みに生まれ変わっていました。
あらゆるつくりにプライドが感じられて、かっこいい。

今日の発見:日本橋を装飾している二種類の像。狛犬と獅子が混ざってる。龍とグリフィンが混ざってる。

2005.11.10 [木] 雨着物 取り合わせ

発掘した、銘仙やら村山大島やらの取り合わせを考える。
濡れてもいいとなると、これに合わせるんだったら赤いウールの八寸かなぁ。半幅もあるし。
あきらかにカジュアルなのに、金糸の入った母の赤い刺繍帯でもいいかも(しかしこれはいつ見ても製作者の意図が分からない…)。

着物が赤×黒系統なので、今回は洋服&娘っぽい感じを目指してみようかと、今まで全く眼中になかった黒の小物が、初めて気になってます。
黒は喪みたいになりやすいから要注意とよく言われるけれど、模様が白×黒だったり、どこかに赤が入っていたりすれば問題ないでしょう。
雨の日だから安いのでいいな。ポリも捨てがたいな…。

2005.11.9 [水] お茶券

無事届いたみたいでよかった!
私自身、今まで真楽メンバーからいろんな便宜を図ってもらうことが多かったので(その節はありがとうございました)、いつか自分のできる形で還元させていただこうと決めていたのです♪
褒められると照れますね(*^^*)。でも嬉し。

2005.11.8 [火] 宇宙戦争

DVDにて観賞。
結構アツク見てたのに、ラストでずっこけた。。。
オチがあれかい!

2005.11.7 [月] 派生

今まで、とくに着尺(やわらかものも紬も含めて)に惚れ込んでしまって、一式を揃えることが多かった気がする。
本職の方に云わせると、帯から選んだほうが合わせ易いらしいのだけど、順序がまるっきり逆だったなぁ。。。

長着を誂えるとき、手持ちの帯等が合うかどうかは私の場合ほとんど考慮の外。
ということは、長着が仕立て上がってきてから、「合う帯がない。羽織りものがない。小物がない…」結果に陥る。
いつまでたってもきりがないのは、このためだったのか。

洋服の場合はこれと正反対で、マストになる服(カットソーとパンツとか)に、季節によって合わせたいカーディガンやGジャンやコートを見繕ってた。
そしてさらに気温の変化に柔軟に対応できるように、そのコートに合うセーターやスカート・ブーツなどを付け加えたりしてた。
その組み合わせは、意外と今でも場所を問わず役立っている。

これからはなるべく長着優先の「一揃え」という考え方をやめて、手持ちの帯や羽織りものにも合うように、派生させつつ買っていかないと〜。
似たようなものを重複させないためにも、自分のだけでなく母や祖母の手持ち(そしてそれぞれの寸法)も把握しなきゃ。。。

2005.11.5 [土] 発掘作業

仕舞ってある着物の中から、雨の日に着られそうなものを探す。
叔母の銘仙と、母の雨ゴートと村山大島を発見。
母は私より身長が低いので、私が着ると雨ゴートは九分丈くらいなんだけど、
濡れてもいい着物なら、これで充分かも。
裄がちょっと短めだけれど、ごまかして着ちゃおうっと。

昔のものなので、見事に赤系統ばかり。当時の流行りだったんですね。
それが古臭いような気がして仕方なくて、
いずれバザーに出してもいいかしらと思っていたけど、これ私着ます。
叔母の銘仙は裄も着丈もぴったり。

祖母から鼈甲の帯留めを譲り受けました。
やっぱり幾何学っぽいモチーフなのが祖母らしい。
新調した帯に、ぴったりだと思うんですがどうでしょう?

2005.11.1 [火] 秋より先に

ちかくでクリスマスのイルミネーションが始まりました。
木々は、やっと色づいてきた感じだけど、もう雰囲気は冬のよう。
石焼き芋の声が聞こえる。。。

2005.10.31 [月] 初もんじゃ

月島のもんじゃを、今まで食べたことがなかった。

家ではなんにもしない人がめずらしく作ってくれたお好み焼きともんじゃと焼きそばは、びっくりするほど味の素が振りかけられ、作ってもらったのに本当に申し訳ないけど、ごめん、拷問に近かった。
そういうときって無理せず言ったほうがいいの?

私、味の素が体に合わないのです…。
しばらくぶりだし大丈夫かなと思ったけど、やっぱり駄目だった。気持ち悪くて寝込んだ。

2005.10.30 [日] ベクトル

いろんな方の着物を拝見する機会が増えると、それぞれの「コダワリどころ」がすごく興味深い。
ほんとうに人それぞれ。
着物を着る人の数だけの「着物姿」があるんだなぁ。
数の中には「うーん、私はそれはしないな」という着姿もあるけど、たぶん私の着物も、きっと誰かからそう思われていることでしょう。

その人にはその人の世界があり、私には私の好みがあり、おなじこの世を見ていても、お互いに全然意味の違う景色が見えているんじゃないかと思うことすらある。
だから私が街で「???」と思ったあの人も、きっと私の知らない宝物を知っているんだろうな。

共感を強要することもされることもなく、それぞれの宝物を見せ合いっこすることが出来たら、きっと世界が広がって素敵。

2005.10.29 [土] 箱根散策

久々の箱根。
最近のロマンスカーのCMで、妙に行きたかった。

いつも思うことだけれど、箱根の秋は、茶色い。
赤や黄に色づく木が、すごーく少ない。
植生のせいなのかな…。それとも気温のせいなのか。謎。
もすこし色鮮やかだったら、紅葉の名所になるかもしれないのにねーと思うんだけど。

箱根ラリック美術館は、まだ出来たばかりだそうで、とても綺麗でセンスがよかった。
お庭を見ながら食事ができるのも嬉しかった。
ラリックのガラスの質感やアクセサリー、好きです。
無色ガラスの淡い色合いが素敵だったし、照明とかにも凝っていた。
万博でやっぱりジャポニスムの影響を受けていて、虫のモチーフなんかも多かった。
帯留めや簪、洒落紋の参考にしたいものがたくさん。
みんな同じようなことを考えていたらしく(^^。

雨が降ってきてしまったので、ススキ原はあきらめて、ゆるゆると富士屋ホテルでお茶。
でも、徒歩での移動中は、それほど降られることもなく。
不思議な和洋折衷空間でした。
洋館に和のしつらえが面白い〜。
でもそれすらも、逆にリアルに歴史を感じさせてくれる。
一生懸命だったんだろうな、きっと。
暗くなってからの雰囲気も素敵だった。

お茶でお腹一杯になってしまい、夕食が入らず。惜しかった。
次はポーラ美術館もいいなぁとか狙ってます。
銀座のポーラ ミュージアム アネックスは、あくまでも分館扱いらしく。

2005.10.28 [金] 

ずっと待っていた帯との出会いがありました。
無理かな〜とも思うときもあったけど、来てくれた。

じんわりと、嬉しさが込み上げてきます。
よかった。
長い間の宿題が、やっと終わったような。

2005.10.25 [火] 芸術祭十月大歌舞伎

●廓三番叟
「三番叟」のパロディ。幕開きに相応しいと思われる華やかさ。
芝雀と亀治郎のふっくらした頬が若々しい。

●加賀見山旧錦絵
菊五郎・玉三郎・菊之助という、非常に豪華な顔合わせ。

玉三郎は相変わらずのうつくしさ。貌と躯のバランスのよさも、このひとの武器だと思う。
思慮深く教養があるも、自尊心の高さから泣き言も言えず、それゆえに思い詰める中老尾上になりきっていました。
言葉よりも仕種で語るその姿からは、目を離すことができません。
やっぱりすごい役者さんだなぁと思う。

菊之助は、中老尾上とはまた対照的な、若く利発で正義感あふれるお初を好演していました。
玉三郎と菊之助って、似合うんだなぁと思ったり。

菊五郎の局岩藤は、悪の中にもコミカルな雰囲気が感じられ。
あんまり重くしたくなかったのかな。
しかし玉三郎の、あまりに真に迫った演技とは、少し噛み合わないものを感じてしまいました。
岩藤は悪人だけれど、菊五郎の岩藤はなんだか憎めない。
「尾上は死ぬことなかったんじゃないかなぁ…」と思えてしまうと、物語に入り込めなくて……。
できることなら、思いっきり憎々しい岩藤が見たかったです。
そうしたらきっと、もっと尾上に感情移入できただろうし、お初がその仇を討ったとき、さらにスカッとしただろうと思います。

2005.10.24 [月] 透ける暁の雲

早く目が覚めてしまったので、陽の出を待つ。
地平線が紅く染まり、まだ夜の色を残した空は、濃い色の薄紗を剥ぐように少しずつ白んで。
何度見ても、やっぱり、とてもうつくしい景色。

空が白むごとに、それまでは分からなかった雲のありかが定かになっていって、陽の出の直前の光に透ける暁色の雲は、ほんとにほんとに綺麗でした。

2005.10.23 [日] 帯揚げグラデーション

微妙色の帯揚げ補充は一段落。
欲しいな欲しいなと思っていた色は、とりあえず、ひととおり揃った感じ。めでたい!

手前味噌ながら、並べるととても綺麗なグラデーション。癒し効果抜群ですね。思わぬ効能。
不思議なことに、単色ではそれといった季節感を感じさせることがなくても、帯締めとの組み合わせ次第で充分に、しかも新鮮に、季節を感じさせる色目になる。へぇ〜。
「襲の色目」って、こういう遊びから生まれたんだろうなぁ、きっと。と実感してみたり。

ぱっと見にはほとんど違いがないのではと思われた色目でも、実際に着物と帯とに載せてみると、あきらかに表情が変わるのが分かって、全然飽きません。
小物って、ほんとうにデリケートな存在だったんだと、改めて。これは手を抜けないや…。

すごく楽しくて、しばらくシミュレーションを兼ねて、遊ぶつもりです。
自分なりの組み合わせ、見つけたい!

2005.10.21 [金] 新作

PS2の「ワンダと巨像」がやりたい…。
あの独特の世界観、エンディングきっといいんだろうなぁ…。
でもでも、アクションゲームできないんですよ! 才能ないのよ!!

「ICO」だってまだクリアしてないの(あれはホラーだ!怖すぎる)。
どなたかエンディングだけ見せてください(←無理)。

2005.10.20 [木] 

ようやく髪を切りに行きました。15センチくらい。
お店はいつもと同じだけど、前の担当者さんが六本木に戻ってしまったので、あたらしい方を紹介してもらいました。
前に一度、時間がなくて他のところで切ってみたのだけど、お値段がそれほど変わらない割りに、あんまり好みじゃなかった。
今回は丁寧に切ってくれるひとで感じもよかったので、長くお付き合いできるといいかな。

ソフマップにて、未着で揉めた商品を無事購入。
最初からこうすればよかった。。。
でも「厚さ2センチ以内のものは、価格によらず自動的にメール便発送」というあの書店のスタンスは聞き出せたから(ホームページに最初から明記しておいてくれ〜)、どうしても必要なときは代引きですね。教訓。

2005.10.19 [水] 帯揚げ

帯揚げを覗いたら、やっぱり欲しい色があって2枚購入。
鳩羽紫と、灰桜と梅鼠の中間のようなお色。

帰ってきて合わせてみたら、梅鼠(仮称)はちょっと色が浮く感じ。
でも単品で見てみると、とても心がなごむ素敵な色。

そのときには「合わなかったかしら…」と思っても、こういう「ほんとうに気に入った色」というのは、あとあと出番が増えることが多いので、少し待ってみよう。
出会いの順番が前後しているのかもしれない。
着物って、そういうことも結構ある。

2005.10.17 [月] 紬のふる里結城まつり

今年こそ行ってみたくて、検索するもヒットせず。
もしかして、いろいろあったから今年は中止…? 残念だのう。

2005.10.16 [日] タクラミ

発動。
ちょっと長丁場になりそうかな。でも、楽しみ♪
お店にいる間に地震が来てびっくり。

2005.10.15 [土] 噂をすれば

祖母から電話あり。
実家においてあるよそゆきの着物を、洗いに出しておいてくれるとのこと。
ははは…不甲斐ないマゴですいません。ありがとーございます。これからも宜しく。。。

2005.10.14 [金] 中傷

京都に行きたくなるといつもお世話になっていた情報掲示板が、へんな書き込みでもう何ヶ月も荒らされている。。。

いったいどんな意図でそういうことをするのかは分からないけど、相手を貶めたり嫌がらせをしたりして勝とうとするやりかたは、どう考えても卑怯だと思うけど〜。
勝負したいなら、こそこそせず堂々と「自分はどうするのか」をアピールして、審判を仰げばいいのに(あ、それができない、もしくはそうしても勝てっこないことが分かってるから荒らすのか…)。
なんか似たようなことを、この前の選挙でも思ったなぁ。

2005.10.14 [金] モダンきもの

たぶん、ないものねだりということもあり、私ははんなりした京友禅がとても好きなのですが、祖母は正反対の、ものすごくモダン趣味なひとです。
昔の着物なのに全然古臭くなく、孫の私から見ても、渋くカッコイイものばかり。

無地の着物はほとんどないので、森田先生とはまた違った路線なのだろうけど(祖母の手持ちは幾何学模様が多い)、「まだ地味だよ」と言われつつ、これからちょっとずつ譲ってもらって、仕立て直して着てゆきたいなぁ。

現在の最優先課題は雨対策だけど、白大島の八掛を取り替えることも今後の視野に入れておきたい(有言実行をめざすのだ!)。
このあいだ買ったちりめん無地の帯揚げがすごくいい感じで、春に似合うかもと期待してるので、そのあたりも考慮に入れなくては。

森田先生の着物の選び方がとても参考になってます。今月号の「和樂」は特によかった。
八掛は地色と同系色、あまり季節感を感じさせないものにして、小物で季節感をプラスっていうのは、着回しがとてもしやすいし、高級感も演出できて、これからの紬には向いていると思う。

2005.10.13 [木] 三井記念美術館

よいらしい。一度行ってみなければ。
日本橋も好きです。銀座に較べると(銀座は銀座でよいとこがいっぱいあるけど)、「古きよき時代」を髣髴とさせてくれる。
どんなふうになったのか楽しみ。

2005.10.12 [水] 銀座ぐるぐる

銀行へ用事があったので、ついでとばかり銀座まで。
紅茶を買って、ちりめんの無地帯揚げゲット。
銀座は老舗・大手の呉服屋さんも多いけど、こぢんまりした和装店も歩くと結構あるから、最近はそういうお店をちょこちょこ覗くようになりました。

2005.10.11 [火] おかたづけ

新歓に着て行こうと思いつつ着なかった着物の類を片づける。
なかなかお披露目の機会が来ないねぇ、キミも。。。

木綿の着物は残念ながら持っておりません。
普段着物っていえば、小さい頃から全部ウールでした。
あの絣を…着るべきか??? めちゃくちゃ世話っぽいけど。

えっと、とりあえずポリの着物も帯もある。
あとは大島を雨コートに仕立ててくれるところを探せば、たぶん大丈夫。

雨の日に着物はやっぱり億劫で、楽しくなるはずの日がつまらない意地を張ることで台無しになるくらいなら、さっさと諦めて次の手を打ったほうがよい。
ずっとそんな風に考えてきましたが、やっと転換期が迎えられそうかな?

2005.10.10 [月] 新歓オフ

雨でした。晴れ女が非常に多い真楽のイベントとしては、とてもめずらしいことです。
悩むこともなく洋服へシフト。
雨の日にはほんとに着物を着ないので、友人から「輝夜の君」と皮肉られたこともある私です…。

唯一持っているポリの着物(初めて自前で買ったもの)は、今見ると「なんでこんなものを買ったんだか…」と思うほど地味で全然着ていなかったのですが、お陶子さまからの「アキコちゃんの雨着物デビューを待ってるわ♪」との仰せに従いますわ〜。
雨草履を買いに行くぜ!頑張る!

初めての方とも久しぶりの方ともお会いできて、とても楽しい会でした。
真楽の集いはやはり素敵だ。
これからもどうぞ宜しく♪

2005.10.9 [日] 読書の秋

本屋にて「魔軍襲来」を発見し、購入。
うーん、このシリーズの前の刊が出たのはほぼ6年前だなぁ。
最初に読んだの、高校生のころだよー。
私が生きてるうちに完結してくれるのだろうか…。いやマジで。

最近はきちんと完結してくれない長編小説(漫画も)が妙に増えてしまった感じがして、新作を読み始めるのが怖く、あんまり手を出さなくなってしまいました。
評判がいいと無意味に引き伸ばすことも多いみたいだし、その逆に、急に続刊が発行されなくなってしまったり。
一話完結でも、シリーズものになるとどうしても伏線が発生するから、そのあたりがうやむやなままで途絶えてしまうのが、いちばん困る。
結末を読んで「おおッ!」と唸るような大作は、最近では翻訳ものでしか出会えなくなってしまった気がして、つまらない〜。ガンバレ日本!

2005.10.8 [土] 半衿

新歓に着ていこうと思っている着物を、ひととおりチェック。
装履が微妙に不本意だけれど、ま、これは大目に見てもらお。

あとは半衿をどれにしようか…。悩むー。
いざ身につけてみて「あ、イマイチ」となったとき、どうにもならない筆頭が、半衿〜。

2005.10.7 [金] 東京タワー

今日から冬バージョン。オレンジの光があたたかいです。川べりを散歩してみたり。

赤ワインを買いました。
ロブションでグラスワインとして採用されているとの触れ込みに、ついふらふらと。
なかなかスパイシー。うーん、グラスワイン向きということは、たぶん、栓を開けて翌日になっても、良さが比較的消えない力強さがあるということかなー。
高いワインの味は分からない(汗)ので、こういう求めやすいお値段で美味しいのがいいです。
今日のご飯はコロッケ。ときどき無性に食べたくなる。作るのちょっとめんどくさいけど。

2005.10.3 [月] 映画

「ファンタスティック・フォー」を見る。
こういうのが、気分転換にはちょうどいい感じ。
プロポーションのすばらしいひとが多く出演していて、見た目にも保養〜。

2005.10.2 [日] 神さまのこと

神無月になったから、このあたりの神さまは皆、出雲へ行ってしまった、はず。

私は結局、一神教には傾倒できないらしいです。一神教のひと、見てたらごめんね。
でも、「唯一絶対の神」とは、あまたの神の中から「あなたこそが私にとっての、ただひとりの神さま」として選び選ばれ、契約したものとしか、理解できない。
ほかのひとが信じている神を「悪魔」であるとか、自分は神に選ばれた存在であるから他者より優れているとか、そんなふうに考えたりしたくないのです。
だからといって、どこの神も「私たちの神さまの仲間です」として取り込んでしまう多神教も、また問題ありだとは思うんですが。
(ああ〜ワタシは邪神の徒であります〜。いいの、地獄に堕ちるから〜。改宗を迫らないで〜)

一部の新興宗教の暴走のためか、私も含めて日本人には宗教アレルギーのひとが多いように感じます。
けれど「知識」として、宗教は知っておいたほうがいいとは考えてます。
知らなければ尊重もできないし、宗教はときに、そのひとの生活様式や信条、そしてアイデンティティの根源にすらなるものだと思うから。

学生のころ、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、啓示を受けたとされる人物および解釈が違うだけで、もともと同じ神を崇拝しているのだと知ったとき、それこそ腰が抜けるほどびっくりしました。
だったら聖地がどれもエルサレムなのも理解できる。聖地の奪い合いになるのも納得できる。
それまでは、古くは十字軍、そしてパレスチナ問題のなにが問題なのかすら、私は分かっていなかったのです。

2005.10.1 [土] コダワリ

【こだわ・る】こだはる(動ラ五[四])

(1)心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。気にしなくてもいいようなことを気にする。拘泥する。
(2)普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。
(3)物事がとどこおる。障る。
(4)他人からの働きかけをこばむ。なんくせをつける。        

こうして見ると「こだわり」って、決していい言葉じゃないですね…。主張するのは控えようっと…。
でも、あらゆるものに全くこだわらない人生というのも、すごくつまらなそう〜。
仏教では愛すらも、執着であるとして手放すべきものとされているようだけど(キリスト教の愛の概念とは正反対)、それだったら私は到底解脱できそうもない。というよりしなくていい。

2005.9.30 [金] モーツァルト

来年は没後215年ということで、モーツァルトがちょっと盛り上がりそうだとか。
華やかだけど、聞くときの気分によってはいささか軽薄っぽく感じるときもあり(あまりに流れが良すぎるため)、ほんとに天才肌の作曲家だったんだろうなと思う。
「苦労して作曲しました!」とは全く思わせない完成度の高さ。
曲全体に共通して貫かれているのは、旋律の軽やかさ、なめらかさ、かな?
不自然な転調が重なったりという、聞いてて「あれ?」と引っかかるものがない。

着物も、こんなふうにさらっと着られるようになりたいなー。
どうしても、いつもどこかが頑張りすぎて、微妙な不自然さを醸し出してしまっている気がする。
個性的でなくていい。突出することなく、さらっと、自然に。言い聞かせ。

2005.9.29 [木] 展示会

久米島紬と紅型の展示会(正式名称を失念!)を見にゆく(Kさん情報ありがとう〜)。
すごい展示量で、たーっぷり見て、お腹いっぱいに。
仮絵羽になっているものが多くて、とても柄合わせの参考になりました。
着物はやっぱり背中が綺麗じゃないと。
自分の好みの傾向がよりはっきりしたのも収穫でした。

久米島紬とはいつかご縁があるのかしら…。
こればっかりは、「出会い」だものねぇ。

基本的には、私は「誂え」より「出会い」のほうが好きらしく。
「誂え」は、自分との相性がよく、さらに「このひとのセンスは凄い!」と思えるひととの出会いがなければ、やっぱり難しいものだと思う。
つか、自分の思いもよらなかった美意識に出会って、「うあーコレ凄い!素敵〜!!」と打ちのめされるのが幸せ(←マゾっぽい?)。

松屋のイタリア展もぷらっと。高かったけど、美味しそうだった。
日差しはまだ夏の気配を残しているけれど、風はもう秋のもので、歩くのにとてもいい陽気でした。

2005.9.28 [水] 京都展

京都展で買ってきた柘植の根付小物に、念願の文子守りを装着♪
これで根付として使えるぞ〜。デビューが楽しみ。

ない藤さんでは長いこと居座り、あーでもないこーでもないと考えあぐね、怪しい客に成り果てた。
でも取りあえずのビジョンは見えてきた、かな。

2005.9.27 [火] 

身内が、「文房具店と、東京電力に行きたい」と言った。
目的が微妙によくわからなかったのでリサーチを試みたが、本人はアタマのなかに思い描いているものがあるらしいけれども説明するのはムズカシイという状態で、「とりあえずそこに行けばあるはず」と言う。
だから伊東屋と東京電力に連れて行ってみた。

結果。「ここじゃ、無い」ことが判明。
ううう。きちんとお膳立てしたのに文句言われるほど頭にくることってあんまりない気がする〜。
思ったとおりの結果が欲しいのならば、事前情報をしっかりよこすべし。でなきゃ責任とれん。
そうでなければ、結果に対して自分の責任を棚上げして文句たれるのはやめましょう。
いっつも言うけど、私は超能力者じゃないのよ〜。
アナタの考えてることが全て分かる訳ではないの〜。
人間とは一部の例外を除いて図に乗るものだ。サービス過剰は厳禁!ぷんぷん。

2005.9.26 [月] 癖

今までずっと、自分は「老舗」が好きなんだろうと思ってた。
違ってた。
「ロングセラー」が、好きだったんだ。

「コトバの概念の定義」を自分なりに考え続けちゃうのは、悪い癖かもしれないんだけど。
「願い」と「祈り」はどう違うんだろうとか。
「愛」と「恋」とはどう違うんだろうとか。
学生時代に身についてしまった習い性かも。

2005.9.25 [日] 秋の草履

「何にでも合う」草履とは、果たしてなんぞや。
というのが、ずいぶん長いことの命題でした。
あれこれあれこれ考えて、結局私は下駄ではなく、草履が履きたいのでした。
下駄は浴衣のときだけでよいのでした。

「汎用性が高い」のと「何にでも合う」という概念は、一致しないものだということも、やっと合点がいきました。
「何にでも合う」というのは、つきつめれば、「どれにも中途半端」でしかなかったのです。。。
辿り着くまで長かったな〜>自分。

結論。
私には、春・夏・秋・冬、それぞれの一足が必要である。
そして最後の一足が、秋の草履である。。。

一般的に、お着物の用意はその季節が訪れる前に想定し誂えるものかと思いますが、私には、たとえば春に「秋にはこれが合うから」と考えてあらかじめ揃えておく、ということは結局できませんでした。
その時期のその光の中でないと、ほんとうに身につけたいものは判断できない。
最後の一足。じっくり選ぼうと思っています。

2005.9.24 [土] 実像

とある作家さんの近影を、初めて見る機会があった。
その作家さんは、文面から私が想像する姿とは、やはり「いつものとおり」違ってた。

作品を読んで想像する姿と、実際のご本人の姿というのは、いつもかけ離れている(私だけかな)。
とくに、痩せているか太っているか、正反対なことが多い。
骨太な文章を書くひとが実際にはすごく華奢だったり、反対に、非常に繊細な文章を書くひとが結構がっちりしていたり。

こころの姿と見た目の姿とは異なっているという証し、なのかなぁ。
「ひとは見かけでは判断できない」といういい例なのかもしれない。
でも、それでも、私も含めて、ひとは「まずは見た目で判断される」のですよね…。
ここんとこがムズカシイなぁといつも思う。

2005.9.22 [木] 秋は白檀

いつも部屋に焚くお香。
白檀が心地よいと感じる時節になってきました。
ひんやりしてきた夜の空気にとても似合うと思う。
秋だなぁ。

2005.9.21 [水] ぬかどこ

ぬかどこがちょっと酸っぱくなってきてしまったので、卵の殻を投入。
薄皮を剥いて、すり鉢で粉末状にする。ごりごり。
ぬか生活をするようになってから、生ゴミ減ってきたなぁ。

ぬかどこを見ていると、私には子どもはいないけど、子育てってこんなかんじなのかなと思ったり。
手をかけすぎても駄目だけど、ほったらかしだとすぐ悪くなってしまう…。
毎日見てあげて、おかしくなってきたら、適切な処置を施す。
「いつも見ている」のがきっと大事なんだろうな。

2005.9.19 [月] 十六夜

友人宅へ押しかけて、くだらないことをしゃべりつつ、まったりのんびり、酒を呑む。
涼しくなってきたから、そろそろ清酒が美味しい。初めて選んだ銘柄だったけど、好評でよかった。
友人所有の作家もののちろりが大活躍。
揃いのおちょこを持っていくのを忘れたのが痛恨。。。完璧なセットになるはずだったのに。あーあ。

持参した惣菜と友人の手作りの品とで、なかなか豪華な食卓になり楽しかった。
ひとんちのレシピはとても参考になります。
朧月夜の下、駅まで送ってもらってぷらぷら歩く。
こんな月もいいね。

2005.9.18 [日] 中秋の名月

よく晴れ渡り、ばっちり見られました。
煌々と輝く月が見事だった。

2005.9.17 [土] 星月夜

昨日は、満月間近の月が大きくてとても綺麗だったけど、夜が更けると星もずいぶんよく見えてました。
もうオリオン座が見える時期なんですね。冬の星座だと思ってた。
少し離れたところに、黄色みを帯びた一等星があったけれど、なんだったんだろう。
あれがプロキオンなのかなぁ。

ごくかすかに小さな5つ星が集まった星座も見えて、いるか座だろうか、それともうみへび座の頭部分だろうかと一所懸命ネットの星座表とくらべっこしたけど、結局よく分かりませんでした。
昔、「星座を見つけよう」という本が好きで、よく見ていたんだけど。まだ実家にあるのかな。
もうあんなに星空がよく見える日にはなかなか当たらないだろうなぁ。惜しいことした。

2005.9.16 [金] 秋の服

しばらくこれといった買い物をしてないので、そろそろ物欲がざわざわと蠢き始めております。
が、個人的に、秋には服飾品を買わないほうがいいのよ。教訓なの。
春色の服って結構秋にも着られるものが多いけど、秋色の服は大抵秋にしか着られないんだもん。
自重せよ>自分。

でも着物のときは逆に、特に秋に似合いそうだなーと思う色を積極的に取り入れている気がする。
思えば、自分で着物を着たいと考えたそもそものきっかけが、「季節感を思い通りに着物であらわすことができたら、どんなに素敵だろうか」ってことだったんだよね。
あれからしばらく経つけれど、どれだけ実践できるようになっているのかなぁ。

2005.9.15 [木] ペンネ

ペンネが安く手に入ったので、アラビアータをつくる。ペンネ好き〜。
今日は基本のレシピにバターとトマトケチャップをちょっぴりプラス(オリーブオイルは使用せず)。
味がしっかりしたかな? これはこれでいいかも。
きりっとした白ワインが合いそう。買ってくればよかったな。

2005.9.14 [水] アルツベルグその後

連れて帰ってきたアルツベルグのカップは、毎朝使うのが楽しみになりました。
カップにこんなに惚れ惚れするのは久しぶり。

きめ細やかな磁器は、しっとりとした手触りでとても気持ちがよいです。
フォルムにもまったく文句なし!で、きちんとソーサーを使うようになりました。
(ジノリを使ってたときには、さぼってた)
あんまりにも完成度が高いので、セットしたところを見たいのです。。。
手放しで自画自賛できる買い物ができたと思うときって、とてもとても幸せ。
こういった日常の小さなお気に入りのもので、ストレスが癒されている感じ。
そういえば茶渋もつきにくい気がするなぁ。

2005.9.13 [火] さしすせそ

以前、友人から貰ったガレッティのアップルビネガー。
ちょこちょこ試行錯誤を重ねて、本日は酢の物に使用。
米酢にちょっぴり加えると、後味がすっきりしてとてもよかった。どうもありがとうねー!
これはなかなかよいものを教えてもらったぞ。

コーヒー・紅茶・日本茶などの嗜好品もだけど、砂糖・塩・酢・醤油・味噌などの調味料も、お値段と品質との兼ね合いが難しい。。。
使い続けられるか、お財布と相談しなくちゃいけないし、入手方法が大変すぎても困るし…。
むやみにレベルを上げてしまうと、買えなかったときのダメージが大きいんだもん。

お砂糖は、甘みが上品なので、一番糖が好き。
お塩は粗塩と海の精を使い分け。
お醤油は紫峰が美味しかった。
「自分ちの味」をつくっていくのはとても楽しいものだけど。
たぶん、安ければいいってものでもなく、高ければいいってものでもなく。
無理をすることなく快適な、自分の身の丈に合ったものを、未だに探し続けているのかなー。

母から三州三河みりんを貰いました。結構評価が高いらしい。まだ未開封。

2005.9.12 [月] 

「容疑者 室井慎次」を見てきた。
某レビューでは評価が低かったけれど、見てよかったと思う。
やっぱり「不特定多数」の意見より、自分の目で見た判断を優先させたい。

見てスカッとする映画ではなく、いろいろ考えさせられる映画だったように思う。
見たあと、無口になってしまった。
権力のあるひとが、自分の利益のためにその権力を行使しようと思ってしまったとき、個人はとても無力であることを改めて痛感させられ、まだ気持ちがモヤモヤしてる。

こういった「ひとの心の闇」は、人間が人間である限り、とても残念だけど、決してこの世から無くなったりはしないのだろうな。
国をつくり、法を司り、治安を守るということは、それでも決して人間に絶望せずに、「少しでもまし」な世の中をつくるために尽力し続ける、気の遠くなるような忍耐が必要なもののような気がする。
それはもしかしたら、大きな大きな湖の汚れを、小さなひしゃくで延々と汲み出し続けるということに似ているかもしれない。
ひとによっては、徒労と呼ぶものであるかもしれないけれど。

やっぱりまだ、諦めたくはない。
いや、諦められないんです。諦めて無関心になったほうが楽だって分かっちゃいるんだけど。
当たり前のことを、当たり前の顔して、普通にやり続けられる人間になりたいの。道は遠いけど。

2005.9.11 [日] 

投票をすませる。
愛・地球博に行った知人から、Tシャツとキッコロのぬいぐるみをもらう。
Tシャツ…室内着にするしかないのかと思いつつ、妙に似合っているのを自覚。。。

2005.9.9 [金] 

重陽の節句。
定期検診ついでに実家へ。
この時期は蚊がものすごく元気。ちょっと油断するとくっついてくる。
玄関の中でこおろぎが鳴いてました…。このあいだはトイレにまで紛れ込んだそうな。

2005.9.6 [火] 九月大歌舞伎

夜の部(激しくネタバレします)。

【平家蟹】
平家の落人ものの演目とは、個人的にかなり相性が悪いという認識を新たにする…。
スライド上映(ナレーションが白石加代子)があったりして、大河ドラマを意識しすぎている印象。
今日は外国人の観客が多かったから、状況説明には良かったのかもしれませんが、音響が生でなかったのも違和感を感じてしまって、全然入り込めませんでした。むー。

【勧進帳】
播磨屋のさすがの演技。
有名な演目だけあって、声を掛けるお客さんがいーっぱい。
富十郎と福助もよかった。
子どものころ、父母に初めて歌舞伎座に連れられて見たのが、勧進帳です。
今でも、三味線の方々が、いつ三味線を置いたのかが分かりません(笑)。
しかし、初めて見たときには、一糸乱れぬ三味線の動きに驚嘆した記憶があるのですが、今はだいぶラフになってしまったような。

最後に弁慶が皆を追いかけるところで、ものすごく間を取っていました。
これは吉右衛門のファンサービスだろうなぁ。うれし。

【忠臣連理の鉢植】
忠臣蔵外伝。
浪士のために自らを犠牲にするお蘭の方の悲哀を、コミカルな演技を交えて描いています。
しかし、将来を誓った相手に裏切られたと感じてやさぐれる弥五郎があんまりにも女々しすぎて好みじゃありませんでした。。。浪士なのに。
流れも冗長な印象を受けてしまいました。

—————————————
雨が降るかなーと思って、傘を持参。
歌舞伎座の地下の傘置き場、初めて利用しました。結局降らなかったけど。

2005.9.5 [月] アルツベルグ

あたらしいカップを買おうと思って(今回は絶対に白のカップにしようと決めていた)、さて、どこのにしようかとあれこれ考えていたのですが(ロイヤルコペンハーゲンとかイッタラとかアピルコとかウェッジウッドとかナルミとかニッコーとか)、どうしても忘れられないメーカーがありました。
それが、「アルツベルグ」。

当時は日本では入手不可と言われていて、私にとっては幻の一品だったのですが、今回イルムスで扱いが始まっているのを知りました。やた〜!
昔はボーンチャイナが大好きで、それにばかりこだわっていましたが、今はこういう灰白色のような陶磁器の質感も、かなり好き。

憧れていたのは、アルツベルグの数あるシリーズの中でも「FORM1382」と判明。
1931年(!)に発表されたデザインだそうで、シンプルでありながら繊細でレトロな雰囲気が、なんとも言えず好みです。とくにポットが素敵。

最初はティーカップが欲しかったのですが、実物を見たら、コーヒーカップを買ってしまいました。
いやいや、コーヒーだけでなく、このデザインならきっと紅茶も似合うはず。
奇しくも、以前に買った別メーカーのポットとお揃いのような質感に。
もっと早く日本で買えることを知っていたなら、きっとポットもここのものにしただろうと思うけど、これはこれでいいかもね。
よい「白」かと思います。朝日に映えそうな。

2005.9.5 [月] 台風

ずっと気になっていた四国に、とうとう台風がやってきそう。
被害が大きいのは勿論困るけれど、これで少しでもダムに水がたまってくれれば…。
都内も各地で浸水…。

2005.9.3 [土] 茶筒

ずーっと使っていた茶筒が錆びてきてしまったので、あたらしくしようと思い立ちました。
桜の木の皮やまげわっぱなど、木のものはどうかなーとも考えたのですが、蓋を開けるとき、中蓋まで一緒に外れてしまったりして、思うような使い心地のものにはめぐり合えず。
これは神様がかの有名な開化堂の茶筒を買いなさい〜と言っているのかしらー?とわくわくしつつ、松屋へ。
だがしかし。

うーん、何故か私の手にはしっくり来ませんでした。。。ショック。
とってもよくできていると思うし、松屋には経年変化した茶筒まで置いていてくれて(ブリキと銅)すごく参考になったのだけど、なんというか、使い勝手が男性向き、のような感じだったのです。重みとか、空気の抜け具合とか、大きさとかが、微妙に。
お店には、直径が大きめのものしかなかったので、とくにそう感じたのかも…。
全てのサイズを見てみないといけないかなぁ。

失意のうちに未練がましく三越でうろうろしていると、ステンレスの、すっきりシンプルな茶筒を発見。
なんかこれが気に入って、買ってしまいましたとさ。「しとっ」とした空気の抜け具合、適度な重み、一体成形であるところも好みでした。

今日、今年初めての赤とんぼを見かけました。
極上のルビーみたいな、とてもとても綺麗な赤。赤とんぼってあんなに綺麗だったかな。

2005.9.2 [金] 京都展覚書

上野松坂屋 9/21〈水〉〜9/27〈火〉
池袋西武 10/19〈水〉〜10/25〈火〉
日本橋三越 11/8〈火〉〜11/13〈日〉

2005.9.1 [木] 帯締め

五嶋紐が届きました。
象牙色と生成り色、どんなふうに違うんだろ、と思っていたら。

象牙色はあわーいクリーム。
生成り色はあわい香色に、私には見えました。
(こういう色彩の表現は、ひとによってやはり異なる)
「生成り色」のほうが濃い色です。
10月になったら着るぞ着るぞと待っている葡萄柄の白大島と、祖母のユーカラ織の八寸と、バティック柄の帯揚げと、この生成り色の五嶋紐。
帯から色が浮くこともなく、沈みすぎることもなく、やわらかな斜めに差し込む秋の光に似合いそうなひと揃えが、やっとできあがりました。

2005.8.31 [水] 向田邦子というひと

夜中にふとつけたチャンネルで、太田光が向田邦子について熱心に語っていた。
今まで見たこともないような表情だったから、このひとをしてこんなふうに語らしめる向田邦子というひとは、やっぱり特別なひとだったんだろうな、と思う。

私個人は、向田邦子の作品を読んだことはないし、テレビドラマも殆ど見たことがないけれど、それでも、これほど心に残っているのは、「向田邦子を語るひとびと」が、とても印象的だったから。

彼女を意識するきっかけになったのは、ちょっとした御縁で手に取った、久世光彦の「触れもせで」。
誰かのことを、こんなに温かく書いた本を、ほかに知らない。
だから私は、自分では向田作品を見たいと思わないのかも。
「誰かの視線」というフィルターを通した、それぞれの向田邦子像が、たぶんきっと好きなのです。

2005.8.30 [火] 選挙公示

日本の行く末を占うかのような大切な選挙。もうもう、ぜったい行く!
マニフェストの比較検討を始める。今回こそは、選挙のときだけ政党を利用する人物でなく、公約をきちんと実行に移してくれる人物を見極めたい。

2005.8.28 [日] 割れた

大好きなジノリのカップ(クリッパー)にひびが入ってしまいました…。またやってしまった。。。
割れるたびに新しいのを買って、何年も使い続けていたのですが、カップばかり駄目にして、使い道もないソーサーがもう3枚くらいになってる…。

私はお皿や小鉢に較べて、グラスやカップを割ってしまうことが多いから、ほんとはこういうのは業務用のしっかりしたものを使ったほうがいいんだろうな。
(同じ陶磁器や硝子でも、ものによっては割れやすいものがありますよね)
永く造られつづけているデザインがいい(その点ロングセラーはよいです。安心できて)。
で、カップやソーサーを単品で買えるものだったら、もっといいな。よし、さがそ。

2005.8.26 [金] 

年配の方との会話ですごーく困るのは、「主語がない」場合です。
意味が分かんないよ〜。解読が難しいよ〜。

2005.8.25 [木] 秋色小紋

秋になったら、真っ先に着たいのは小紋。
このところ急に涼しくなってきたので、「袷着たい」病がざわざわしてきてます。
夏は絹をあまり着ないからかな? 毎年恒例の衝動。
だから、9月の単衣は、いつも可哀想なことをしてる自覚はあります…。

白大島も着なくてはならないけど、手持ちの小紋には臙脂や黒地など、秋に着たらしっくりくるだろうな、という色柄のものが多い。
それから、秋にこそ着たい道行もあるから(個人的に、小紋には道行を合わせたい!)、仕方ないかなぁ。

取り合わせを考えてみたら、今まで思いもよらなかった組み合わせがすんなり出てきて、びっくり。
そのときの「気分」が、着物にはやっぱり出ますね。洋服よりも、ずっと。

2005.8.24 [水] 豊作貧乏

キャベツの大量廃棄のニュースを見る。
築地では1�s38円とか…。
でも、近所のスーパーでは、1個158円で売ってる。
テレビでは「最近は安くてもキャベツがあまり売れないから」とキャベツの消費者離れをアピールしていたけれど、安くて新鮮なら買うよー。
なんでも責任を消費者に押し付けないでー。雪印のときも思ったけど。
豊かだとされている国の、ねじれを見る思い。複雑。

2005.8.23 [火] 昆布

ぬかどこに昆布を風味づけに入れてました。
しばらく漬けてたので、どうしよっかなーと思いつつ食べてみたら美味!
これはいける。

2005.8.22 [月] 八月納涼歌舞伎

第一部。

染五郎の此下東吉、似合ってました。こういう役柄が合うんですね〜。新発見。
七之助ちゃんの牛若丸、似合ってました。凛として、まだ男性になりきらないうつくしさ。
このひとの若衆姿は今が旬だと思うなぁ。綺麗です。でもも少しだけ太ってもいいかも。
勘太郎ちゃんの「雨乞狐」、最高でした。巧いよ!!
歌舞伎座を自分の色に染めあげることができる役者さんにいつの間にか成長していたんですね…。
きれもよく、とてもエネルギッシュ。若いって凄い。よいものを見ました。眼福♪
きっと彼は勘九郎になるよ。

2005.8.20 [土] 明日は満月

とてもいいお月さん。盆踊りのお囃子が聞こえて。
突然、晴海埠頭で花火が連発。綺麗だけど、どして?

2005.8.19 [金] 串田戯場 法界坊

平成中村座で見たことなかったので、すごーく楽しみにしてました。
福助の立役を見たのは、これが初めてです。二人で並ぶと、扇雀とすんごい似てるんですね〜。
亀蔵のつきぬけた演技が印象に残りました。
七之助ちゃんの女形も久しぶりに。このひとの女形は、やっぱり独特の雰囲気がありますね。
ほかのひとにはないものだから、是非だいじにしてほしいなぁ。
勘太郎ちゃんも見せ場がたっぷりと。かなりおいしい役どころだったような。

勘三郎はさすがの人気ぶりで、登場とともに拍手の嵐が。
このひとのお舞台は、ほかのだれよりも、ホスピタリティあふれるもののような気がします。
役者さんは、とかくお舞台で自分の芸にだけ関心が行きがちな印象を受けるのですが、勘三郎は、お舞台のときだけはそれを置いておいて、とにかくお客に喜んで欲しいと思っているんじゃないかな。すばらしくよく客席を見ていますね。それも三階席や幕見のほうまでも。
勘三郎人気は、やっぱりこういうところから来ているんじゃないかなー。

こまかいとこまで気を配られた、思いっきり笑えるお舞台でとても楽しみました。
霊が出てくる演目だったのは、やっぱり「納涼歌舞伎」だから?
名前の出てこないような脇役さんがとても光ってました。
期間限定のわらび餅を食す。おいし♪

2005.8.18 [木] ぬかどこ

実家からたんまりもらった昆布を入れてみました。
ぬかどこのあの独特のにおい。
もちろん嫌いじゃないけど、昆布を入れたほうがマイルドになる感じ…。

2005.8.17 [水] カスピ海ヨーグルト

作りはじめました♪
しらべてみると、三越の地下でカスピ海ヨーグルトの販売とともに、種菌の頒布(1,000円)をしてるんですね。
やっぱり初めてだから、純正の元気な菌を使ってみたほうがいいかな、と思って買いに行きました。
きちんとつくり続けようと思ったら、ヨーグルトの容器はどうしても二つ必要な気がして、一緒に購入。うーん、初期投資はけっこうかかりますね。
でも、これはお得かどうかというより、「買いに行かずに食べられる」というのが一番の目的だったので。

熱湯消毒はまるで理科の実験のよう。私こういうの大好きなので、苦にはならないです。
出来上がったヨーグルトは、とろとろ、ぷるぷる、というか、なんか弾力がある。
グリコのカスピ海ヨーグルトよりぶにぶにしていますね。
(初めて食べたのはコレ。しかし種菌としては適切でないということで泣く泣く断念)
パンにつけて食べるのがすきです。レーズンパンとかとすごく合う。
そのうちサワークリームの代わりに料理にも使ってみたいと思ってます。

2005.8.16 [火] 20年目の約束

ずっとこころに残っていたお話が、完結しました。
ドーム郡シリーズ3「真実の種、うその種」。
シリーズ1作目「ドーム郡ものがたり」の語り部であったクミルとかかしが、その後どうなったのか、ずっとずっと気になっていて、聞きたかった。
(ううん、すっかり諦めて、記憶の彼方へ追いやっていた時期もあったけれど)

しかし今回、「訳者」の芝田さんは、ちゃあんとそれに応えてくれました。とてもとても嬉しかった。
ほっとしました。
さて、また第1作から読み直さねば。

2005.8.15 [月] 帰省

父が甚平のひとになっていた。

叔母夫婦来る。
北海道の親類縁者は、皆暑さに弱いのに(30℃で大抵ギブアップ)、たいした度胸である。
メロンとジンギスカンをどかんと貰い、代わりに梨を山ほど進呈する。
ここの梨は、「立派で美味しい」と評判がいいんだよ〜。皆で食べてね。
特産品はめぐる。

2005.8.13 [土] 東京湾大華火祭

友人を招待。
今年は風が適度にあり、煙が立ち込めることなく、とても綺麗で見ごたえがあった。

2005.8.12 [金] まな板の御三家

まな板にいちばん適した木材ってなんなんだろ?
と、ふとしたことから思いました。
「一生もののまな板」というものがもしあるなら、いつか欲しいなぁ。

なんとなく、よいまな板は檜、という固定イメージがあったのですが、
業務用まな板で人気があるのは違うんですね…!
えと、「朴」「柳」「銀杏」なんだそうです。
脂分があって、弾力性があるのがいいんだって。知らなかったよー。

しらべてみると、どれもなかなかさすがのお値段。
しかし、「いつか」リストに追加決定です。
ゆっくり実物の木肌とサイズと重さを見て、自分にぴったりくるものを探すのだ。
のちのちまできちんと面倒見てくれるお店のものなら、最高。

2005.8.11 [木] アブラゼミ

蝉の声、このところミンミンゼミばかりで気になってました。
今日は暑苦しいアブラゼミの声を無事聞けました。

初物の香水梨を買いました。出回るのは2週間くらいでしょうか。
旬はとても短いけど、大好きな梨♪

2005.8.10 [水] ぬか漬け!

とうとう漬けられるようになりました! うれし♪
まだしょっぱいのですけど、これから大事に育てねば。
微妙に残ったお野菜の消費に、もうアタマを悩ませることはないのだ〜!
さらに、お漬物をもう買わなくてもいいのだ〜!

キャベツを漬けると、なんかアンチョビっぽい風味がする…。やはり発酵食品だからなのかな?
味にもっとまろみが欲しいところ。昆布でも入れるか。
お塩はゼッタイいいものを使おうと思ふ。味に直結するわ、これ。

育てるのは楽しいなー。
ヨーグルトとかも面白そうなのですけど、近くに育てている人は残念ながらおらず。

2005.8.9 [火] アイスクリーム

手作りのアイスクリーム、やってみたら美味しくて、ちょこちょこ作るようになりました。
卵2個、牛乳適当、砂糖適当、ヨーグルト適当。
冷蔵庫にあるもので、適当レシピ。卵消費にもちょうどよい。

このヨーグルトを入れるのが、他にはなかなかない味な気がして、美味しくて。
生クリームを入れなくても適度にとろみが出るし。
今度生クリームを買ってきて、本格的にバニラアイスを作ってみてもいいかなぁ。

2005.8.7 [日] URAWAZA

古くなったサラダオイル、梅干を揚げると復活すると聞いたので、とんかつを揚げたついでに試してみました。
梅干の成分が、酸化した油を中和してくれる…とか。
色がちょっと綺麗になってます! いいかも!!

2005.8.6 [土] 「現代ガラスの挑戦—光の彫刻展」

友人と、虎ノ門の菊池寛実記念 智美術館へ。
コレクションもさることながら、考え抜かれた配置とライトアップに今回も感服。
建物そのものも素晴らしいセンスで、静謐な空間に心が落ち着きます。
美術館内に併設されたカフェ「ヴォワ・ラクテ」も、とてもいい雰囲気。

桜坂を下り、京都館を眺めて(芸・舞妓さんたちの団扇、1,001円なり。麻布価格?)、心地よい風が吹くアークヒルズのテラスでおしゃべり。今日は私が話してばかりだった…。
浴びるような蝉の声を聞きながら駅まで歩く。都会の森林浴気分。

「紅匂ふ」を貸してもらって、ガレッティのアップルビネガーをもらいました!
ドレッシング、なかなか美味しく作れないという私のつぶやきを覚えててくれて、とっても嬉しかった。
ありがとう、さっそく作ってみるね。

2005.8.4 [木] 熱帯夜

あづい、暑すぎる。
クーラーなしで頑張っておりますが、爽快バブシャワーで水浴びしなければ、耐えられそうにもなく。
扇子が大活躍です。風は大事〜〜。気化熱ってけっこう大きい。
団扇、欲しいな。

2005.8.3 [水] 消耗品

ずいぶん前に、お米の計量カップを溶かして穴を開けてしまい、困っていたのですが、お取り寄せできると知って、やっと送ってもらいました。
象印さんありがとー。

ちょっと調べてみるとおしゃもじも新しくなっていて、一緒に送ってもらったら、大正解でした。
ぜんぜんくっつかない〜〜。
文明の利器とは、なんと素敵なものであることよ。
もっと早く使えばよかったよ!
今まで私は何粒のお米を無駄にしてきたのだろう。
お百姓さんゴメンナサイ。

2005.8.1 [月] ぬか床ビギナー

あんまり面白そうなので、ぬか漬けがやってみたくて仕方ありませんでした。夢にまで出てきた。
帰省したら祖母にでも教わろうかなーと思っていたら「うーん、北海道(出身者)は、ぬか漬けあんまりやらないからねぇ」と母のコトバ。
自分でやることに。

ぬかを探してうろうろ。松坂屋(!)でいりぬか発見。
きざみ唐辛子、マスタード、卵殻粉末入り。500g税込み105円。ふた袋ゲット。

容器は、用途外のものも含めかなり探したのですが、結局、高木金属工業株式会社の「ホーローちょっと漬けポット ぬか漬け用」なるものを近所のスーパーにて確保しました。
内径18cm、深さ13.5cmの円柱型。シール蓋つき。税込み2,604円。
丸いのでぬかをかき混ぜやすく、深さ大きさともに、これくらいが最もミニマムなようです。
冷蔵庫に入れられるサイズというのが大前提だったし、非売の付属品「茄子型南部鉄器水取りしゃもじ」がめちゃ可愛く、白の琺瑯がうつくしかったので買ってしまいました!!

初期投資としては、多分きっと高かったけども、あきらかに「ぬか漬けをやってらっしゃる」と思われる注意書きにも惹かれて(いりぬかも、ポットも)。
こういう、自分とこの商品を「分かってる」人が作ったものって、いいものであることが多いんだもん。

とりあえずひと袋ぶんのぬか床、順調にならし中。ポットのほぼ半分くらいの分量。
あらかじめ唐辛子が入っているぬかを選んでしまったので、なれるまで指がちょっとイタイ。
しかし、楽しい。

2005.7.31 [日] 

ばたばたな一日。

2005.7.30 [土] ドレスデン展

友人に「ドレスデン展」に招待してもらう。
オスマントルコの衣装には、ほんとにトルコ石が使われていた。
原産はペルシャらしいけど、トルコ経由でヨーロッパに伝わったので、「トルコ石」なんだって。
凝った意匠だけど、色彩がシンプルで、潔いうつくしさ。

「銀座 青山」でワイン会席。うに美味〜!
和食とワインのマリアージュ。赤、白ともに新しい世界がひろがる。
うにに合うシラー、刺身に合うマコン。絶句。

2005.7.27 [水] 蝉

今日、今年初めての蝉の声。

2005.7.27 [水] 台風の夜

昨日の夜は、更けてくると雨風がぴたりとやんで、まるで満月の日のように明るく、夜景が妙に綺麗だった。
空一面の雲がとても低かったので、地上の電飾が映り込み、光が反射していたみたい。
お台場の上空が赤紫色に光っていたり、空の一部が緑に光っていたりして、とても異様な光景。
まるで映画に出てくる「この世の終わり」のような。
海上に向かって雲が流れ続け、あの先に台風がいるのだと思った。

2005.7.26 [火] 蚊帳ふきんその後

売っているときはパリッとしてますが、水を通すと糊が落ち、くてっとした質感に。
しかし、水通しした他社製品の綿100%蚊帳生地ふきんよりも、しっかりしてます。
四つ折りにして拭くと、厚みがちょうどよく、ふかふかしててとても快適。
汚れ落ちも早く、油汚れを拭いても、洗えばすぐ綺麗に。
色素の染みこみが少ないみたいで、かなりよさそうな予感♪
あと、臭いがしないのがとてもポイント高いと思います。
ふきんって清潔にしてるつもりでも、どうしても臭いやすいですよね。。。

主婦のエキスパートの方も愛用、というのは心強いです。定番になるかな〜。

2005.7.25 [月] 紫檀の箸

塗りの箸の先端部分がはげてきてしまったので、いろいろ探して、新しい箸をやっと購入しました。
市原平兵衛商店が来る洛趣展を待とうかなとも思っていたのだけど、三越の実演で職人さんがお箸を削っているのを見て、つい。

塗りの箸は綺麗だけど、はげてくるとどうしてもカラダに悪い感じがして気になっていたし、刺し子のランチョンマットの藍色には茶色が絶対似合うと思って、シンプルな四角い紫檀のものにしました。
お値段735円。四角の箸って持ちやすいですよね。転がらないし。

お箸の適正な長さは(一説によると)親指と人差し指でLサインを作った長さの1.5倍でしたっけ?
測ってみると、使いやすいのは、ほんとにそれくらいの長さだ〜。
おまけでずいぶん凝った細工の飾り菜箸をいただいてしまいました。すごい嬉しい♪
(つか、買った箸より高そうだった…。いいのかなー)
食卓で取り分け箸とかに使うのがいいかな。もったいなくて揚げ物には絶対使えそうもない。

2005.7.24 [日] バナナケーキ

バナナが、そのまま食べるにはいくら何でもまずい、という状況になったので、よろよろ起き出してケーキ作りなど。捨てるのはもったいない。
皮が真っ黒になってしまっても、ケーキにするには却ってこのほうが甘みが出て美味しいので。

最近は紙型でカップケーキっぽく作ります。そのほうが焼く時間も短くてすむし。
しかし溶かしバターを入れ忘れたので、出来上がったのはバナナ味のスポンジケーキでしたとさ。
バナナケーキは、やっぱり味がしっかりしていたほうが美味しいと思う。

2005.7.23 [土] いろいろ

ここ数日は急に寒くなったせいか、金曜の夜に38.2℃の熱を出してぶっ倒れる。
仕方がないので土曜の予定を全てキャンセルして寝込んでいたら、地震。揺れました〜〜。

こちらも、地震の後しばらく電話が使えなくなりました。
クリスマスや年明けみたいに、皆で「無事だった」コール、やっていたのかな。
私も電話、かけてしまったし。
でも、いざというときには電話がパンクしちゃ困りますよね。これからは自重しよう。

2005.7.22 [金] 蚊帳ふきん

今までは主に、レンジクロスやタオルなどを使っていたのですが、いざ新しくしようと考えたとき、急に蚊帳生地のふきんが欲しくて仕方なくなりました。
他のものじゃ駄目で、とにかく、蚊帳生地。

今回は吉岡商店さんの「蚊帳ふきん」を選択しました。松屋で購入。
業務用っぽいシンプルなパッケージに、老舗の「質実剛健」の美学を感じる…。
こーゆーのに、つくづくヨワいです。
一枚200円前後で、コストパフォーマンスもなかなかという印象。
キッチン廻りは白いものが多いので、ナチュラルな麻の色のものよりも、やはり白が欲しかった。
しかし、最近は蚊帳ってレーヨン混のものが多いんですね〜。知らなかった。

ふきんは、吉岡商店さんのほかにも、「遊中川」「びわこふきん・和太布」「白雪ふきん」とか、有名どころが多々あるというのも今回改めて知ったので、いろいろ試してみようかな。
麻100%と、綿・レーヨン混紡、どちらが使いやすいかも興味あります。

洗ったり拭いたりするものは、長持ちして、できるだけ白さが長く保てて、乾燥がスピーディなものが一番だと思うようになったので、早く自分なりの定番を見つけたいです。
煮沸したり漂白する手間が少なくなれば、もっといい。
食器洗いも、スポンジとかもうあんまり使いたくなくて、今使っているのはあみたわし。
硝子の洗い上がりは、スポンジのほうが綺麗かもしれないけど、清潔なのがやっぱりいいな。

体を洗うのは麻の絡み織のものが好きかも。
絹は変色してしまうけど、麻はずっと白くてすごく丈夫。
乾燥が早いから、カビも生えないし(←これ重要!)。

2005.7.21 [木] ボディパウダー

シッカロールに夏柑の香りのオイルをまぜてみました。
以前からやってみたかったのですが、これ、楽しい♪
ボディパウダーには、個人的に柑橘系の香りが好きみたい。

2005.7.20 [水] ヒロタのシュークリーム

スーパーでたまたま見つけ、大喜びで購入(いつも売っている訳ではないので)。
子どものころの原風景にある、とても懐かしい味。おいし。

2005.7.19 [火] 扇子

宮脇さんで購入したお扇子が大活躍です。
大好きな伊勢型のもので、見るたびに幸せな気持ちに。

でも、忙しなくパタパタパタパタ扇ぐのは却って暑苦しい印象があるので、どんなふうに扇いだらいいか、まだまだ試行錯誤中。
歌舞伎の女形が扇ぐ姿はとてもうつくしくて是非真似したいのですが、難しいなぁ。。。
とりあえず、ゆったり扇いでも急いで扇いでも、結果的に送られる風は変わらない気がするので、利き手じゃないほうの手で、なるべくゆったり扇ぐことを心がけてみる。

2005.7.18 [月] マイブームカラー

この春くらいから、「カーキ」色が好きです。
(和色で言うと、「蓬」とか「利休」とかになるのかな〜)
個性的だし、淡い生成り色などを合わせれば春に、こっくりした色を合わせれば秋冬に似合い、
夏も対応可という汎用性の高さが理由みたい。とくに、紬によく似合うと思う。
帯締めとか、扇子の骨とか、扇子袋とか、気がつくとこの色に。

本日、梅雨明け。

2005.7.17 [日] 梅雨明け目前

風鈴を軒下につるす。
浴衣も着たいなぁ。花火大会が始まる頃からが、やはり気分。

甚平と赤い浴衣のカップルをお見かけしました。
素敵だったけど、女の子、衣紋を抜いてないよ〜(泣)。
すごく男らしい着こなしになってしまっていて、惜しかった。。。
兵児帯だったから、浴衣、着慣れてないのかな。
彼氏とのデートのために、一所懸命着たのかなぁ。
これから慣れてくれればいいのだ。きっとそーだ。そーなのだ。

2005.7.16 [土] ブランドリボン

ヴィトンやエルメスのリボンの幅が、三分紐とあまり変わらないことに気付く。長さもちょうどよい。
これ、使えないかなー。
模様を出しちゃうのは気が引けたので、裏返し。
(たぶん)気付かれませんでした。よしよし。

2005.7.14 [木] アールグレイ

いろいろやってみたけど、アールグレイはアイスで飲むのが好きです。
ホットは香りがつよすぎて苦手。
ということで、今度は置きっぱなしだったアールグレイを(缶がグレイとピンクで可愛かったので買ったんだけど)、麦茶代わりに飲んでみる。
香りがよくて、油っぽい料理も後味すっきり。これもなかなかです。

2005.7.13 [水] EPISODE�Y

テレビで楽しむ。
しかし最初に見たときは、ダース・ベイダーの心変わりが唐突すぎて全然納得できなかったのに、今回は、かつて救えなかった母やパドメのことが浮かんできて、勝手に脳内補完しながら見ているあたり、完全にジョージ・ルーカスの手の内に落ちている自分を自覚したり。

映像の差し替えをかなりしているので、映画公開時のものとはもう全く別ものと言った方がいいかも。。。
エンディングで、霊体となったヨーダとオビ=ワンとともに、若きアナキンが現われるのは、(嬉しかったけど)いくらなんでも反則でしょー!

2005.7.11 [月] EPISODE�V

映画鑑賞。�Wをまた観たくなってしまった。。。
カンティネッタ・エノテーカ・ピンキオーリで食事。しかしイタリアのワインには全く明るくなく。
イタリア語も知らないもんなぁ。

2005.7.10 [日] 花緒の挿げ直し

履くたびに花緒ズレする件の下駄。
何故かやっぱり捨てられず。

下駄を履くことは滅多にないものの、浴衣にはやはり下駄が好ましく、二本歯ならば、さらによし。
素足に白木は履きたくないから、やはり塗りが好き。
花緒も紫の矢羽に白の蜻蛉が飛んでいるもので、それ自体は気に入っている。
ということで、文句を垂れつつも、今の下駄が捨てられないのです。。。

花緒ズレするということは、おそらく花緒を挿げる角度が悪いということ。
受けがぐっと見える、あの挿げ方にしさえすれば、足への負担は軽くなるはずと、自分で挿げ直ししてみました。
気持ちいい挿げ方は、もう足が分かっているはずだから。

ちょっときつめに調整して、麻紐を双方で縛り、緩まないように絡ませる。
左右対称の挿げ具合にするのが難しく、これこそがプロの技だと思いますが、チャレンジ。
下駄じゃないと出来ない無茶だけど、これでもっと活用することができるかな?
しかし、花緒ズレならぬ靴ズレした我が足が恨めしい。みっともないよー。
サンダルとかパンプスとか、だんだん履けなくなってきている…(汗)。
お洒落したいときには、もう着物しか着られないかも。。。

2005.7.9 [土] ベノア

とうとう紅茶の買い置きが切れたので、松坂屋でベノアを買ってみる。
普段使いだし、ミルクティーにすることが多いので、イングリッシュブレックファストをチョイス。
100g、900円くらい。袋売りがあるのがとてもいいですね。

ちょっと深めのティースプーン一杯で、1.5杯ぶんくらいは出る感じ。リーフはちっちゃいです。
香りはあまり高くないけれど、渋みもなくかなりマイルドで飲みやすい。さて、定番になるかしら…。

2005.7.8 [金] 七月大歌舞伎

「NINAGAWA 十二夜」(ネタバレあります…)

空間の使い方が、みごとでした。
黒が基調で鏡を多用しているため、「考え抜かれたシンプル」という印象です。
使われている色調も寒色系の淡い色が中心だったので、とても清冽で幻想的な感じが素敵でした。
かなりセンスいいと思います。

音楽も、チェンバロ(多分)・パイプオルガンなどを使っていて、それらがシェイクスピアと歌舞伎との出会いにとてもいい仕事をしていると思いました。
歌舞伎にキリスト教の精神が吹き込まれたみたいで、伴天連、もしくは切支丹にも似た雰囲気の文化を感じ、こういう手があったのかと感心しました。違和感も感じなかったなぁ。
しかし、鏡のような映り込みもあり、光の当て方で透明にもなるあの素材はいったいなんなんだろう。不思議〜〜〜。

菊之助・菊五郎は早替わりが大変そうでしたが、菊之助の獅子丸はとても可愛かったです。
発声も、まるでボーイソプラノのようで、すごくよかった。
主膳之助のときとは、鬘も着物の色使いも違うのは勿論なのですが、何故かすごく可愛い。。。
どうしてだろうと考えて気づいたのは、獅子丸が衣紋を抜いて男装しているのだということ。
やはり衣紋って大事なのですねー。

7月に似つかわしい、涼やかで格調高い、楽しいお舞台でした。
高校生の団体様が3階席にどかんと入っていて心配してしまったけれど、マナーもよく、けっこう受けてました。嬉しいなぁ。

2005.7.7 [木] 七夕

ここ数年の七夕は、晴れが多い?

スキージーを買って窓拭きをしてみました。
うおーカンタン!! 今まで苦労していたのが嘘のよう…。あっという間に終了しました。

ランチョンマット、さっそく洗濯してみました。
複数の布地を縫い合わせてあるので、収縮率が心配だったのですが、全然型崩れしませんでした。
色落ちもほんの少し。
すごい…。これ多分、あらかじめ水をくぐらせてから縫ってあるんだ…。
市販の異素材のコンビのランチョンマットは、たいてい洗うと、くっちゃくちゃになってしまうのに。
ビバ! 日本の手仕事!!

2005.7.6 [水] 刺し子のランチョンマット

ランチョンマットを愛用していますが、いろんな色を試してみて、結局定番になったのは藍色のもの。長く使い込んでも、シミやよごれが目立たず、食器の色柄が映える気がするのです。

今まで使っていたポリエステルのものが毛羽立ってきてしまったので、すごーく前、両国の「ギャラリー游」で購入した刺し子のランチョンマットをとうとう下ろしました。
ずいぶん寝かせてあったんだねと笑われそうだけど、次はいつ買えるか分からなかったんだもの。もったいなくて使えなかったのよ…。

四枚買ったのですが、基本デザインは同じながら、刺し子の部分はすべて違う模様で、とても気に入っています。完全に手作りで、宝物♪
もともと刺し子は、布地の補強・防寒のためのものだったというけれど、それをアートの域にまで昇華させた昔の人の美意識って、ほんとうにすごいな。
ランチョンマット、これから大切に育てねば。

※火傷、無事治りました。お見舞いくださった皆様、いつもどうもありがとうございます〜。

2005.7.5 [火] 梔子のかほり

すごく梔子の花がよいかおりです。
沈丁花や金木犀は苦手なのだけど、梔子は大丈夫。
(ということは、梔子の香りだけはだめ、という人もいるかもしれないけど…)

2005.7.3 [日] 火傷

夕食をつくっている最中に、ついうっかり、あっつくなった琺瑯の蓋をつまんでしまい、利き手の指がすばらしくマズイ状況に。

流水で冷やしたけれど、ちょっと冷やすのを止めると痛くてたまらないので、水ももったいないし、冷凍庫で凍らせてあった保冷剤をずうっと握ってました。
何個も何個も取り替えて、今朝はそこそこ通常の状態に。
ただれも赤みも痛みも水ぶくれも、ほぼなし。あー危なかった。
今回は久々に、やっちゃったと思いました。。。保冷剤、効きますねー。

2005.7.2 [土] 帯締め

届いた五嶋紐を、あれこれと合わせてみる。
最初は「うわ〜地味!」と思ったけれど、いざ合わせてみるととても紬向きで、オーダーもいいけど、やはりプロが選び抜いた色というものも、一度はきちんとお勉強すべきかも、という気分に。

しかし、今回帯締めを整理してみたら、とうとう30本を超えていて、いささかショック。。。
うーん、もうちょっと少なくても、じゅうぶん着回せるんじゃないか?>自分。

2005.7.1 [金] 金曜エンタテインメント

「着物デザイナー 黛涼子の推理紀行�C」を見てしまった…。
登場人物の8割くらいが着物を着ている2時間サスペンスってめずらしいかも。
今回は舞台も信州で、紬率高し。

気になった着こなしを覚書。
●グレイの紬に白っぽい帯。葡萄色の帯揚げと紫の帯締め
●濃い色の無地の帯に、同系の一段淡い色の帯締め
●白っぽい着物に、色半衿。帯と色をリンク

白っぽいカジュアルな紬に、色半衿って可愛いですよね〜。
ドラマでは帯のなかの一色を半衿の色とリンクさせていたけれど、半衿と帯締めをリンクさせても、洒落ているかも。

2005.6.30 [木] 夏のお茶

いつもは、お煎茶とコーヒーと紅茶をかわるがわる飲んでいますが(うちには電気ポット無いです)、毎年この時期になると冷たいお茶が欲しくなり。
麦茶とかもつくってましたが、正直、あまりピンと来ませんでした。

激安で買ったものの、ホットではどうにも美味しくなかった(ショックだった)凍頂烏龍茶・黄金桂を、捨てるのはもったいないので使ってみたら、これがすごく美味しくて大当たりでした。
飲むたびに「夏!」という気分になります。

冷たいお茶は、お気に入りの蕎麦猪口で飲むのが定番です。
どうという特徴のないものなのですが、淡いブルーっぽい素地にブルーグレイの線がさらりと描いてあり、重さも口当たりもちょうどよくて、全然飽きません。
この夏も、お茶を飲むときだけでなく、素麺を食べるときに活躍してくれそう。

合歓の木の花が満開です。梔子もちらほらと咲き出して。

2005.6.27 [月] 夏の花

紫陽花があちこちですごーく綺麗。
王子の紫陽花がとくに見事でした。毎年楽しみなのです。

湿度が高いので、ハーブの香りが豊かに立ち上り、なんだかとてもほっとします。
ローズマリーの匂いも大好きだけど、そろそろラベンダーも咲き始め。
梔子はもうすぐ、かな。

2005.6.26 [日] 爽快バブシャワー

が、重宝する時期に。
部屋ではあんまりクーラーをつけたくないので、着物を着るとき以外でも役に立ちますね〜。
復活してくれてほんとうによかった。

2005.6.25 [土] 帰省

検診ついでに実家へ。
手打ちの蕎麦を食べたり、温泉に行ったり、つかの間の田舎暮らしを満喫。
庭では大葉、たらの木が、びっくりするほど繁殖していて、そろそろ終わりの薔薇が綺麗でした。
緑が多いということは、そのぶん虫も多いということなんですが。

ためこんでいた筋書や時代小説を祖母に渡して、あれこれ談義。
写真付きの筋書、とても喜んでくれて、わざわざ買いに行った甲斐がありました。
しかし「勘三郎」とか「仁左衛門」とか、お互い気づかずに異なる代の役者を指して話していたりして、ときどき混乱が生じたり…。
そうだよねぇ、祖母にとっては勘三郎って言ったら、十七代目のほうがしっくりくるよねぇ(^^;

「やまや」で、フェットチーネやスパゲティ、アンチョビペースト、モッツァレラチーズ、ブラックオリーブ、オリーブオイルなどを買い込みました。
格安で品質もなかなかよいので、帰るたびに、ここはとても重宝しています。
800円で母の好きなコート・デュ・ローヌの赤、フルボトルを一本買いましたが、果実味が豊かで充分に美味しく、すごーく満足できました。母にも好評で、よかった。

2005.6.22 [水] 捨て期その後

いろいろ整理していて、私にとっての「捨て」期とは、それに憧れていた時期が確かに通り過ぎた証、みたいな気がしてきました。

素敵だと思っていたインテリアや着物の雑誌、小物ページのスクラップ、それを着ることによって自分を必要以上によく見せようとしていた服、身の回りの生活用品。

新しい段階に移ったため必要でなくなるものと、変わらずに大切なものたち。
とくに、大切にしていたはずの雑誌類をもう要らないと思えたのは、長い年月を重ねるうちに、憧れがだんだん自分の血肉になっていたからのよう。

その逆に、定期購読をしていたものの、あまり魅力を感じずに一冊だけ残しておいた雑誌が、今読んでみると新鮮な発見があって興味深かったり。
精一杯背伸びをしていたけれど、あのころの私には、これはまだ早かったんだなぁ。
どんなによいものでも、出会う時期がぴったりこなければ、その意味は半減してしまうのかも。

2005.6.20 [月] KAIMONO

筋書を買いに歌舞伎座へ。写真付きになっていて嬉しい♪
マリアージュ・フレールでお香を買う。紅茶の香りのお香ってめずらしいような。
遊中川の麻バッグと釜定の鉄瓶を見つけ、悶絶。欲し———い!!

2005.6.19 [日] レジ袋有料化懸案

レジ袋のゴミの減量のため、「有料化しよう」という懸案が持ち上がっているとか。
ゴミを減量しようというコンセプトそのものには大賛成だけど、その手段としての、即「有料化」というのは、あんまりいい印象は受けませんでした。

なんでもすぐ法規制という昨今の風潮は、正直に言うと嫌い。
そうすればするほど、「法規制されていないのだから、これはやってもいい」という、モラルの低下を招く気がしてならないのです。
そしてモラルの低下は、さらに法規制を厳しくする悪循環へと陥っていくのでしょう。
そんな社会は、生き辛くて堪らないと思います。

モノを大量消費して、GNPを伸ばして景気をよくする時代というのは、もう限界に近いのだなぁという気がします。
モノを大切に使って、無料であっても、要らないものは要りませんと、常に言える自分でありたいと願います。
買い物のときは、なるべく袋を持参したいし、割り箸やプラスチックのスプーンは貰いたくない。
それで、お米を買ったときとか、どうしてもレジ袋があったほうが助かる、というときに、サービスしてもらえたらいいなと思います。

2005.6.18 [土] 築地うろうろ

築地へ。
土曜日だけあって、多くの人で賑わっていました。
お安いけれど量が多いので、あんまり買えないのが残念。
もっと大きい冷蔵庫があれば、築地もさらに活用できるのだろうけども。。。
日曜の朝用に、メロの西京漬けを購入。

三越まで足を伸ばしてハニートーストを買う。
砂糖抜きのミルクティーにとてもよく合うので、ここのはときどき無性に食べたくなります。

松坂屋でベノアを下調べ。
「電車男」で見て、ちょっと気になっています。
でも、ハロッズ��14のほうが、コストパフォーマンスは良し。さて、どうしよっかな。。。悩み中。

2005.6.18 [土] 反芻

「盟三五大切」が未だに頭から離れず。
なんかこう、後からじわじわ来るものがあります。
たしかに印象的な演目ではあったけれど、決してそれだけでなく、吉右衛門の存在感は、やはり凄まじいものがあったよう。
あれで100%の演技ではないのですよねぇ…。プロってやっぱり凄い。

2005.6.17 [金] ネオ屋台村スーパーナイト

友人と地上広場でのイベントへ。
時間が経つほど人が集まってきて、座るところを探すのに苦労するほど。
(尽力してくれたのは友人ですが…。どうもありがとー)
ラテンな雰囲気で盛り上がる中、安くて美味しい屋台の食事とお酒で楽しみました。
ああいう雰囲気のビアガーデンもいいね。

2005.6.16 [木] 七緒

本屋に寄ったら「七緒」が発売になっていたので、ぱらぱらめくってみる。
今回の主なテーマは「大人の浴衣」らしく。
うーん、でも私の浴衣って、ほんっとうに藍〜ブルー系しかないんだよね。。。
初めて自分で選んだ浴衣も、藍地に桔梗の柄で、帯は白で、「…渋いね」って言われてたんだよね。あの、台詞の前の沈黙の意味が、今なら分かる気がする…。
やっぱり、これ以上増やさないほうがいいよね。ということで購入には至らず。

銀座の喫茶店が特集されてました。
大正浪漫風のレトロな着物姿が似合いそうな珈琲屋さんも、銀座には結構多いですよね。

2005.6.14 [火] 六月大歌舞伎 夜の部

「盟三五大切」(ネタバレします…)

染五郎が、コミカルな中にも見せ場がある八右衛門役で、声の張りもとてもよかったです。
時蔵の小万は、すっきりとしていて粋で婀娜っぽくて、非常に「意地も張りもある江戸の芸者」らしいうつくしさでした。あれなら、源五兵衛が惑わされるのも納得というか、かなり説得力がある感じです。

吉右衛門は、大小を差すと素晴らしい貫禄で、動きがこなれきっていました。
所作に違和感が全然ありませんー。さすが平蔵!(←違うって)
自らが斬り落とした小万の首を懐に入れ、雨に濡れそぼちながら、その小万の髪を撫でる仕種にはぞくっとしました。謡った「敦盛」の一節もすごくよかったです。
自分を謀った罪は、万死に値する。
しかし、やはり一度は本気で愛した女…。
そんな源五兵衛の思いが、伝わってくるかのようでした。

物語自体は陰惨で皮肉で不条理なものだと思いますが、今回は歌舞伎独特の、あまり深刻にならない仕立てにしているようです。
本来ならば笑いが出るべきではない場面で、笑いがこぼれていました。
とくに、源五兵衛が小万の生首を相手に食事をする場面などは、たぶんコクーンだったら、ワイルドの「サロメ」にも通ずるような、もっともっと狂気の中に切なさが感じられる演出になるだろうと思ったりします。
「盟三五大切」は、勘三郎がいずれ再演を希望していると聞いたことがあるので、それもまた今日と比較するのが楽しみです♪

仁左衛門の三五郎は、やはりよかったです。
あれくらいの役者でなければ、吉右衛門に喰われてしまいそう…。
躯が締まっていて、脚が綺麗なので、ほんと絵になりますね。鍛えてそうだなー。
女形との絡みで、ぶわっと色気が出るのも、他の役者にはあんまりない感じなので、なんだかイケナイものを見てしまったような気分になっちゃいました。

のんびりやさんだった源五兵衛が裏切られて復讐の鬼と化したり、小悪党であるはずの三五郎が忠義のために自決したり、四世南北の人物像には、複雑に絡み合う人間の多面性が描かれていることがやはり多いですね。。。

黒田商店さんが出店していたので、いろいろ見て楽しみました。
そのうち下駄をお願いしようかなーと思ったり。

2005.6.13 [月] カルボナーラっぽいもの

もらったチーズで、「カルボナーラっぽい」ものをつくる。
しょうさんに教えてもらった生クリームを使わないレシピ。
http://www.kanshin.jp/...
レシピは本格派なんだけれど、チーズがパルミジャーノではなかったので、あくまでも「っぽいもの」。
でも美味しかったです♪

2005.6.12 [日] 捨て期

おそらく何年かに一度しか来ないであろう、個人的「捨て」期に突入した模様。
かなりのものが(とりあえず着物関係は除く)、「イラナイ」ものに見える。
いい機会なので、すっきりさせてしまおう。

2005.6.11 [土] 入梅

今年は早かった気も…。
いつも20日くらいから、本格的に始まる気がしてた。
皐月晴れのときを狙って、こまめに単衣を着よ。

2005.6.10 [金] とりかへばや

学生の頃に読んですっかり忘れていた「十二夜」をまた読んでみて、やはり「とりかへばや」とどっか似てるなぁと思う。
「とりかへばや」のほうが、ずっとぶっとんだ内容だけども。
西でも東でも、人間てこういう話が好きなのかなー。

2005.6.9 [木] 予習

七月大歌舞伎「NINAGAWA 十二夜」の主な配役を見ました。
役名の邦訳がめちゃくちゃ面白かったです。

●シザーリオ→獅子丸(実は)ヴァイオラ→琵琶姫
●セバスチャン→斯波主膳之助
●オリヴィア→織笛姫
●オーシーノウ公爵→大篠左大臣
●サー・アンドルー・エイギューチーク→右大弁安藤英竹
●マライア→麻阿
●キューリオ→久利男
●ヴァレンタイン→幡太
●フェイビアン→比叡庵五郎
●サー・トウビー・ベルチ→左大弁洞院鐘道
●マルヴォーリオ→丸尾坊太夫
●フェステ→捨助

これで合ってるかな?
なるほどねぇ、と思う訳から、けっこう自棄入ってますか?という訳もあって、可笑しい(^^
傑作〜!!
役人頭嵯應覚兵衛・海斗鳰兵衛が分かんないので、岩波文庫をひっぱり出すことに。

菊之助が、そっくりな双子の二役を演じるのは、より設定に説得力が出て、いいなと思いました。
早替りも期待できそうで楽しみ。
でも菊之助は男性の身で、「男装の姫」を演じることになるのですよね…。すごいパラドックス。
これは、蜷川さんだけでなく、菊之助にとっても挑戦なのかも。

海斗鳰兵衛はアントーニオかぁ! 役人頭嵯應覚兵衛は、サー・トウパス、かな。

2005.6.8 [水] お裾分け

友人から、ブルーチーズとエダムチーズのお裾分けをもらいました。
すごい立派なお品で嬉しい。
わざわざ部屋まで持ってきてくれて、どうもありがとう! 今度お返しするね。
ブルーチーズとかウォッシュチーズとか山羊のチーズとかって大好き♪

2005.6.6 [月] 桜姫

コンビネーションに非常に重点を置いた配役だなぁという印象を受けました。

●成駒屋
最初に登場した桜姫は、世間知らずであどけない感じがして「おおッ!」と思い。
それが、権助と睦み合う場面で、あきらかに女の貌になる。
喉の調子が悪かったのか、今日は発声がよいときと悪いときあり。
橋之助は早替りが大変そうでしたが、指つきの白いストッキングと長手袋をしているのが分かっちゃいました(^^;
袖がめくれたとき、一所懸命手で押さえて隠してたけど、あれはまずかったのではないでしょうか。
橋之助の権助は仁左衛門を彷彿とさせましたが、動きが勘三郎譲りで、なめらかだけど少し早いので、ちょっと軽い印象があったような気がします。
もう少しためをつくったほうが、この役には合っているかもしれません。
オトナの歌舞伎なので(しかもコクーンだし)、もっと思い切って演っちゃうのかと思っていましたが、今のところ、そうでもない、みたい。
やっぱり兄弟だといろいろムズカシイのかな。きっとムズカシイよねー。。。

●中村屋
悪五郎と七郎のコミカルな組み合わせ。
最初、悪五郎は弥十郎が演るのかと予想していたのですが、見事に裏切られました。
しかし、勘太郎ちゃん、発声がまたよくなっている様子。すごい上達のスピードを感じます。
腹から発声し、さらに口腔で声を響かせているので、より深みが出ました。
ふたりとも、若いけど、芸はもう決して軽くはないと思います。
これから年齢をかさねて、どんなふうに成長していくのか、とてもとても楽しみ!
10年後くらいに、このふたりの「桜姫」が見てみたくなりました。演ってください。お願い。
勘太郎ちゃんのお十は、見た目はさておき声がとてもよく驚きました。
七之助ちゃんも近頃立役が続いたので、次はそろそろ女形が見たい気も。

●大和屋&成駒屋
抜群でした。残月と長浦は、個人的にもうこのふたり以外考えられなくなりそう。大好きです。
けっこう体を張った演出が多いので、是非ご自愛くださいと言いたい。しっぷの差し入れがしたい(笑)。

この公演には、串田さんがどうやらいらしてたようです。
あと、宇野亜喜良氏の美術・あさひ7オユキ氏の口上の多用により、この舞台は歌舞伎と時代劇が混ざった印象がありました。ここは評価が分かれるかもしれません。

上演後はスタンディングオベーションこそなかったものの、長いこと拍手の嵐。

2005.6.5 [日] 蛍の夕べ

最近急な夕立が多かったけれど、今日はめずらしく晴れたので、かなりわがままを言って蛍狩りに連れて行ってもらいました。
雨続きだったのが功を奏してか、蛍はよく飛んでおり、例年よりも蛍の光が大きいそう。

庭園の暗闇の中を、ふうわりと舞う蛍の光は、儚げでなんだか頼りなくて、でもとても幻想的。
想像以上の数が見られました。素敵だった。

その後、バーで食事。
プロシュートのサラダ、クラブハウスとカクテルを何杯か。
ちょっとゴージャスないい夜でした。どうもありがとう。

2005.6.3 [金] 夜遊び

某焼肉店の食事券が、壱萬円分当たりました。
大喜びしたのだけれど、いちどに三千円分までしか使えないとか、一人ではダメだとか、ランチは不可だとか、なかなか制約が多く。
実際にはプレゼントではなく、販促ツールだったのね…と思いつつ、食事券を消化すべく、仕事帰りの友人と待ち合わせ。食事券、まだあるんで、次回も宜しくね〜。

バー「ソミド」へ。
プロのつくるカクテルは、やっぱり美味しくて好き。
友人は、あるホテルのバーテンさんと顔見知りで、凝ったオリジナルカクテルとともに食事、ということをしょっちゅうしているらしい。知らなかった…!
ゼイタクモノめ。いちど連れてくように(笑)。

霧雨が降り出していたけれど、濡れそぼつほどではなく、傘なしで無事帰宅。

2005.6.2 [木] 結城の色無地

後染めの、グレイの結城の色無地に出会う機会がありました。
本結城ではなく「はたおり娘」でしたけど、程よく糊が抜けたその地風はほっこりとやわらかで、真綿ならではの控えめな光沢がとても上品でした。

けれど、羽織ってみたら、全く似合わず。
後染めの無地紬は、やはり普通の色無地と同じように、色で年齢を表現するところがあるようです。
さらに、八掛も同色だったので、それが恐ろしいほどの「年配感」を醸し出しているようでした。
無地紬は、基本的にやわらかものの華やかさとは目指す方向が異なるだろうとは思っていましたが、地味な八掛がここまで主張するとは、正直想像していませんでした。びっくりしました。

やっぱり無地紬は、そうとう八掛も吟味しないと難しいかも。。。
仕立てるときには洒落紋を入れようか、八掛にワンポイントを入れようかとあれこれ考えていましたが、今回はすごく勉強になりました。

2005.6.1 [水] クール・ビズ

サラリーマンの衣替え。ノーネクタイ・ノージャケット推奨だとか。

例年、夏になると電車などの空調がきつすぎて困ってました。
女性は夏、薄着になることが多いけど、男性はスーツのまま。ワイシャツも長袖。しかも男性のほうが、外回りが多かったりする。
そんな男性に合わせての空調設定だと思うのですが、去年の電力供給危機・ヒートアイランド現象に関連していることもあり、思い切ってクール・ビズ、浸透してほしいです。個人的には大賛成!

蛇足ですが、祝!200人!! 管理様、技術様、お疲れ様です〜。

2005.5.31 [火] 衣替え

の用意をしてみる。
夏にとくに似合う(と思っている)硝子のぐい呑みを出してみたり、ファブリックを変えてみたり、蜻蛉玉の簪のデビューをいつにするか考えたり。
そして、もっともお気に入りの単衣の季節の到来です♪
今年の五月は涼しかったけど、これからばんばん着るぞー。

今までお蔵入りになっていた竺仙の麻の半幅帯を、浴衣とともに思い切って出しました。
数年前、雑誌で見てすごく気に入ったけれど、いざ購入してみるとばりばりに硬くて、どう締めてよいか分からなかったもの。
今年はカルタ結びで活躍してくれるといいな。

紗献上のなごや帯は、今見るとあまりにも時代がかっていて、笑えます。
うーん、今だったら絶対に買わないであろう色柄。
でも折角だから、締めないとなー。

やっと五嶋紐を受け取り、にまにま。
付属の紙を取って結んでみると、やはり品の良さが際立つ感じです。
しかし、「象牙色」というものも頼んだのですが、「生成り」と区別がつきませぬ。。。
五嶋紐の生成りって、どんな色だっけ???

2005.5.31 [火] 日傘美人

明日から、暦の上でも単衣の季節。
そろそろ日傘の方をお見かけするようになりました。
やっぱり単衣や薄物には、日傘が似合いますね。

最近「あ、素敵。。。」と思った方は、白っぽい着物と帯、そして例外なく、日傘を差していました。
日傘を差すと、楚々とした雰囲気が醸し出されるのは、何故なのでしょう。
歩き方からして違いますよねー。

2005.5.27 [金] 筋書

歌舞伎座の筋書は、たしかに途中で差し変わりますね〜。
歌舞伎に行くようになったという話を祖母にしたところ、筋書を欲しがったので、それから買うようになりました。
恥ずかしながら、それまでは筋書を買うことが「初心者の証」であるような偏見がありました。
ちょっと足が悪くてなかなかこちらに出てこられない祖母には、楽しみらしいです。
時代小説と一緒にプレゼントすると、すごく喜んでくれて。

…初日近くの筋書は、そういえば文字ばかり。
お舞台を見ていない人にとっては、写真が多いほうが楽しめますよね…。
これからはなるべく、楽日に近い日を選んで行くようにしようかなぁ。
筋書だけ買うことも、もちろん可能らしいですけども。

2005.5.24 [火] 二代目 中村鶴松!

あたらしく勘三郎丈の部屋子になった子。かわいーです。
一所懸命お芝居してるのが分かる。
上手になりたい!って思ってるのがこちらにも伝わってきて。
橋之助さんちの三兄弟のよきライバルになるかしらん。
応援しますよー。

2005.5.24 [火] もっかい五月大歌舞伎

昼の部へ。

勘太郎ちゃん、なんだかまたよくなっているようです。
勘三郎の長男であるという自負、そして次の勘九郎になるという明確な意思、みたいなものが感じられるようになってきたような。
七之助ちゃんもやっとゆっくり見られて、安心しました。ちょっと痩せたかな。
海老蔵は、やはり荒事がよく似合いますね。
成田屋のDNAってやっぱりあるのかなぁ。本人は言われたくないかもしれないけど。
この人からは舞台でときどき、神妙というよりは「つまらなそう」な印象を受けてしまうことがあるので、それがいつも気がかりです。もちろん、よけいなお世話なんだけれど。
歌舞伎映えする容貌、恵まれた肢体、ふかくてよく通る声。
歌舞伎役者を目指す者なら、誰もが喉から手が出るほど欲しがるであろう、天賦の素質。
それらを全部武器にして、この人がこころから楽しそうに芝居をしたなら、どんなにか観客を惹きつけるだろうとか想像したりします。そういうのがいつか見られたらいいな。
発声はまだ硬さがのこるけど、このあいだより、さらによくなってると思いました。
染五郎も、もう少し発声がよくなったら、もっともっといい役者になりそう。とくに、もちょっとパワーがあると、お舞台で人目をすごく惹くようになるんじゃないかなぁ。姿はとてもよいのだし。
今月は、よくもわるくも軽さが目についてしまった印象です。もっと毒があってもいいくらいかも。
「弥栄芝居賑」で、獅童くんの発声がとてもよかったので、失礼ながら驚いて、こんなことを書いてみた次第。
響くよい声は、舞台ではそれだけで観客の意識を一身に纏うことが可能な、非常に強力な武器なのだと改めて感じました。

今日の「髪結新三」は、残念ながらあんまり好みではありませんでした。
冗長な感じがしてキレがわるく、さらに勘三郎は声がちょっとかすれているようでした。
3ヶ月ぶっつづけだし、夜の部もあるから、完全燃焼はむずかしいのかな。
大阪松竹座もこれからだし。
千秋楽まであとちょっと。無事に走りぬいてほしいです。

次はいよいよ「桜姫」。

2005.5.21 [土] 春のお装履

あたらしいお装履が届きました。小判型ではなく、いつもの細身。
初めて足を入れても、覚えのある足の包み具合と締め具合。気持ちいいです。

いろいろ考えた結果、今回は木の芽どきのお色が欲しくて若草色の台を選びました。
花緒はクリームの地に金の蟹の有職文様。
樋口可南子さんの「きものまわり」で見た矢羽仕立てがずっと気になっていたので、それを意識して、受けは前つぼと同じ真紅に。
額仕立てだと赤の分量が多すぎる気がしたので、覗き仕立てでお願いをしました。
履いてしまうと、受けの赤はほぼ隠れてしまうので、思った以上に控えめな印象です。
覗く部分は台とお揃いの若草色で。
年齢をかさねて派手すぎると思うようになったら、受けの色を変えてもらおうと思っています。

歌舞伎をずっと見ているうちに、いい「赤」というのは現役感や若さ、色気を顕す色なのだとつよく思うようになりました。
枯れれば枯れるほど、くすんだ色を使うようになっていく。
しかしそういった装いの中でも、上手に赤を利かせることができると、すごく色っぽさがかんじられるんですね。自分でも、そういうふうに赤を使えるようになりたいと願っています。
さりげなく、どこにどれくらいどんな赤を使うか。これからも重要課題です。

しかしそろそろ時期としては麻のお装履の出番だなぁ。
秋のお装履を先に誂えたほうが効率的だったかも。

2005.5.20 [金] 話芸

落語と講談と浪曲の区別もつかないような輩ですが、今回の寄席で、落語とは究極の独り芝居かもしれないなぁと思いました。
独りで全ての登場人物の役をこなし、手ぬぐいと扇子だけで全ての仕種をこなす…。
舞台セットもなしに観客に状況を想像させ、しかも座っているから身振りだって最小限。

マイクを使ってはいるけれど、腹から声を出しているから、よく響きます。巧い人だとさらに口腔で声を響かせているのが分かる。
息継ぎが耳につかないようにするのも大事みたいです。未熟な人の芸は息継ぎが気になるものだとも、今回改めて気づきました。そういえば、初めて見たときの圓之助さんもそうだった。
テンポが重要だから、滑舌も大事だけど、立て板に水過ぎても印象が残らない。
すごい世界ですね。

きちんと聴いていないと反応できないから、私の場合、一瞬たりとも気が抜けません。
歌舞伎よりずっと緊張します。結構疲れますから、しょっちゅうはたぶん無理。

しかし友人は、あの適度な狭さがいいらしい。
あんまり広いとどこを見ていいか困るんだって。
歌舞伎に興味ないのはもう分かったから、そんなに予防線張らなくてもいいよん。ふーんだ。
しかし私が語るときには聞いてやっておくれ。私も聞くから。

2005.5.19 [木] ぎんざ雅壽亭

友人に寄席に連れて行ってもらいました。
四代目・三遊亭小圓朝さんの襲名披露。
じつは、この方が「圓之助」さんだったころ、両国の寄席に初めて連れて行ってもらい、あまつさえ、芸中に「居眠りしてしまった」という痛恨事が私にはあります…。うおー。
当時から友人は圓之助さんと親交があったから、申し訳なくて申し訳なくて…。
それ以来、寄席には行けなくなってしまっていたのでありました。トラウマだったかもしれない。
もう何年前になるんだろ。

友人は、小圓朝さんに並々ならぬ思い入れがあるような。
(前座の頃から見続けていたのなら、当然だよね)
そんなファンがいる小圓朝さんは、とてもとてもしあわせな方だなぁと思いました。
真打になるまでも、いろいろ紆余曲折があったそう。心からお祝い申し上げます。
つか、「いつもありがとうございます」って言われる客ってどうよ<友人。常連じゃん。。。
私は歌舞伎座でそんなことを言われたことはない!(←当たり前)

歌舞伎と違って、寄席は芸人と観客とのガチンコ勝負みたいなとこがありますよね。
客席が暗くならないから、客がどんな反応をしているのか、マジで伝わってしまう。それが怖い。
今回は、好楽・圓楽・楽太郎と、「笑点」でおなじみの御方が揃い踏みで、非常に贅沢な舞台でした。
個人的にかーなーり好みだったのは圓橘師匠。
発声がふかく、「聞かせる」語りです。
滑舌だけがよろしいのは、私はあまり好みではないみたい。
新・小圓朝さんは、今でも巧いけど、これからもっと伸びそうな予感。
お世辞でなく、あの両国の寄席での借りを返せたような気分です。あー、よかったよかった。

次は上方落語だね!

2005.5.15 [日] 二連の虹

天気が悪いなーと思っていたら、雷鳴。。。しかも地震付き(^^;
土砂降りの雨が降り出して、水煙が立ち上るほどに。あっという間にホワイトアウトしました。

しかし雨が小降りになり、日が差してくると、すぐ近くに見事な虹が。
ダブルレインボウを見るのは、二度目…かな?
内側の虹は七色がはっきり識別できるほど、くっきりと大きく。
虹の足元がここだなって分かりました。
外側が赤で、橙〜黄色〜緑〜青〜藍〜紫。
もうひとつの虹は、外側が紫で内側が赤でした。初めて気づきました。

…しかし友人のほうは、雨に降られて大変だったらしい。うかれててすまない…。

2005.5.14 [土] 赤坂〜愛宕

友人と美術館デート。
気温が低かったので、アンサンブルをまたも着用…。白大島はお休み。
しかし帯揚げを絹縮にしたら、縮緬の帯が思ったよりもずっと涼しげにかんじられて、とても心地よく着ることができました。

ゆったりしたお庭を楽しみながらランチ。晴れてよかった。
お休みの日なので、白のグラスワインでささやかに乾杯など。モンラッシェ、美味しかった。
お料理もとてもよく、左利きの私に合わせてコーヒーをサーブしてくれたのが嬉しかった。
なかなかないことです。

小さな、でもとてもセンスがよい美術館では、照明と建物そのものを含めたトータルなアートを鑑賞しました。うーん、ここは是非また来たい。

京都館を眺めて、その後は愛宕神社へ。草履で階段をがしがし登る(笑)。
清浄な、とてもいい場所でした。パワースポットと言われるのも納得。
NHK放送博物館を流して帰宅。途中ですてきなチーズのお店があったけれど、ワインを空けてしまったばかりなので今日は自粛することに。
でも、今日はちょっと話し足りなかったな。

次は寄席に連れて行ってもらいます。楽しみ!

2005.5.13 [金] 五月大歌舞伎

行って参りました。

●義経千本桜
「NINAGAWA 十二夜」の菊五郎・菊之助親子がちょうどチェックできて嬉しかった。
海老蔵はちゃんと若様っぽく義経をやっていたけど、この人にほんとうに似合う役は、たぶんこれではないのでしょう。でも顔の輪郭がキレーなんですよね。
菊之助はうつくしいけれど、結構ガタイがいい印象。
菊五郎は円熟味の中にもちゃめっけがあって可愛かった。
好きな演目です。
しかし、普通ならここで拍手でしょう、というところでも、今日のお客さんはテンションかなり低かった。興味ないのかなー? …でもそれってちょっと失礼じゃない??

●鷺娘
演目が始まってからは途中入場禁止という方針に、玉三郎の静かな意気込みをかんじました。
せり上ってくる後姿にすでに魅了され、かぶりものから覗く赫い唇に悶絶。
引抜の作業までもが見せ場でした。
守若は超一流ですねぇ。溜め息。糸抜いてるとこをうつくしいと思ったのは初めて!
会場がしんと静まりかえり、帯が鳴る音が聞こえてしまうほど。
それほどに玉さまは鷺娘に集中していました。
このまま、思うがままに踊らせてあげたい。今日が玉さまのこころから納得のいく、最高のお舞台になればよい。そう思いました。
…なのに。
途中でどこぞの馬鹿者がケータイのアラームを鳴らし…。
「コロス!!」マジでそう思いました(笑)。

しかし玉さまはさすがの集中力で動じるそぶりも見せず。
嗜虐美というものが、今日初めて理解できた気がしました。
鷺娘の地獄は、紅蓮地獄でもいいな。とか思ってしまった…。
寒さのために皮膚が裂けて血が流れ、蓮の花のようになったとしても、玉さまはきっとうつくしい。
この人と同じ時代に生まれて、ほんとうによかった。いいものを見ました。
鷺娘と聞いて、マイヤ・プリセツカヤの「瀕死の白鳥」をとっさに連想したのですが、私はこっちのほうが断然好き。

●野田版・研辰の討たれ
勘太郎ちゃん、いい役者になってきましたねぇ。存在感が前と違うわ〜。これからがもっと楽しみ!
七之助ちゃんも、金髪の喜多さんの扮装で登場。湧きました。
獅童くんも、結婚おめでとうって言われてた。
染五郎への「阿修羅城の瞳」のギャグもあり。
勘三郎がすぐ目の前を走り去り、思わず口から悲鳴が。。。

マシンガントークで弾けまくり、しかし「えっコレで終わっちゃうの?!」っていう、ある意味観客を突き放したラストが「野田版」の特徴なのでしょうか。たいてい見終わってもやもやしたものが残る。
娯楽として敵討ちを迫る民衆は、この舞台を楽しむ観客そのものを風刺し皮肉っているようでもあり、このへんに好き嫌いが分かれる原因がある、のかも。
個人的には、ラストに泣かせようとしすぎて逆にあざとさがかんじられてしまった鼠小僧よりは、いっそこっちのほうが好きなんですが。

福助は、はすっぱな女を演じるとはまりすぎるきらいがあるので(萩の江はぴったりでしたが!)、この舞台には合っていたけれど、このあたりの空気をどうかどうか桜姫にはひっぱらないで欲しいと願います。ご本人はすごく上品な雰囲気なので、そのまんま地で行ってほしい…。

若手の女形では、芝のぶが私のイチオシかも。
姿がよく、とくに声がいいですね。品もあるし。

ラストに流れていた音楽が「カヴァレリア・ルスティカーナ」だったのが印象的でした。「田舎の騎士道」って意味ですよね。演目と曲目が微妙にリンクして、凝ってるなーと思いました。
拍手が鳴り止まず、カーテンコール。待っていたから嬉しかった。
こういうのを見ちゃうと、幕が引かれるとさっと帰ってしまういつもの歌舞伎座が物足りなく思えちゃいますね。
エキサイティングであっという間の13日の金曜日でした。あー楽しかった!

2005.5.12 [木] 寒い

冬物をふたたび出すわけにもいかないので、重ね着で乗り切ろうかと。
寒緋桜の木に、赤い実が生っていました。グミみたいな実。

2005.5.10 [火] 芸能記事

必要最低限のニュースはネットで知ることが多くなりました。あとは新聞。
最近のニュース番組は、似たようなことを繰り返してばかりという印象があります。
とくに悲惨な事件の場合、過剰な演出が見ていて辛すぎる。
報道はあまり情緒的になるべきではないと思うのですが。

でも…「中村獅童と竹内結子が結婚を前提に交際している」というのはすごく驚きました。
ふたりとも、全然別の人とお付き合いしているんだと思ってた。
男の子が産まれたら、やっぱり歌舞伎役者になったりするのかな。

2005.5.8 [日] 試飲会

お昼はフォーなどを食して地ビールを楽しみ、さらにワインの試飲会でのんだくれ。
60種類以上ものワインは圧巻、でした。
シャルドネとソーヴィニョンブランのワインを買ってもらいました。
私は赤も結構好きなんだけど、あっちは断然「白」派らしい。

夜はおうちでしゃぶしゃぶ。
ごまだれににんにくをつい入れすぎてしまい、己の臭いにちょっと辟易。。。

2005.5.7 [土] 金の鎖

晴海トリトンにお散歩。
よい気候になってきたので、ご家族連れが多く見られるようになりました。
お庭が花盛りで素敵だったので、ぐるっと一廻り。
ローズマリーがすっごくいい匂いでした。うーんこれは癒される。。。

いろんな花が咲いていたけれど、黄色い藤って初めて見ました。
正式にはエニシダのなかまで、和名はキングサリ。
英名ゴールドチェーンをまんま和訳という芸の無さ(^^;
別名キバナフジというそうです。
もちょっと凝ってもいいんじゃないかなーと個人的には思うんだけど。こんなに綺麗なのにね。

2005.5.7 [土] オーディオ・コメンタリー

「王の帰還」のオプション、オーディオ・コメンタリーがめちゃくちゃ面白いです。
本編映像とともに、関係者たちが裏話を語り合っているのを一緒に聞かせてもらっているような感じ。
監督編やキャスト編などがあるのですが、それぞれの角度からのコメントが、すごく興味深い。
あたらしい映画鑑賞の仕方だとつくづく思いました。
ふざけたコメントも結構あって、げらげら笑いながら見ました。

二次元は縦×横だけ。
しかし三次元は奥行きというものがある。
人間の眼は残念ながら全方位を見渡せるようには造られていないけれど、いろんなひとがそれぞれの立場から観、語ることによって十二分に多角的な考察が出来、理解と全体像とが重層さを増してゆくのがほんとうにすばらしかった。
まあ少なからず編集はされているわけですが、それを補って余りある付加価値はあったように思います(^^

やっぱ人間は独りよがりでは駄目ですね〜。
独自の個性的な主観ももちろん大事だけど、ひとの眼は、決して独りではものごとの全てを把握することは出来ないのだと思い知った気分。

利害関係が絡むと「いろんな人の話を聞く」ということは、あっという間に混乱のもとになるから、厄介な一面も確かにあると思うけれど、必要な情報を的確に汲み取れるようになりたいなぁ。なれるかなぁ。

2005.5.6 [金] 夏来良之

どうやら春は過ぎたようです。
木々の緑も、もう新緑といえる色ではなく。
今までは黄色と少しの緑を混ぜた蛍光色だったのが、緑に青と茶を混ぜなくては出せない色味になってきたみたい。

最近は霞もほとんど消え、陽が落ちたあと、夜の直前の景色がうつくしいです。
まるで深い海の底に居るような、町全体がまっ青に染まるひととき。
この時間が一日でいちばん好きかもしれないな。

2005.5.5 [木] 旅の終わり

「ロード・オブ・ザ・リング—王の帰還—」S.E.Eをようやく観賞。
満足♪です。
ピーター・ジャクソンはものすごい愛着と情熱をもって、この映画を造り上げたのだろうなぁ。
追加シーン、すごくよかったです(私はエオウィンとファラミア好きなので(^^)。

あと、この映画は、衣装の布の質感がすごーく綺麗ですねー。
エオウィンのブルーグレイのドレスや、アルウェンのグレイのベルベットのマントや若草色のドレスなど、丁寧なカッティングと上質の布地、細やかな刺繍、まるで舞台衣装のように手がかけられていて素敵だった。しかも似合ってた。
(リヴ・タイラーはものすごくうつくしいけど、お顔が大きいのが唯一最大のネックですよね。この映画では、衿ぐりの大きいデザインのドレスを着せることによって、そのバランスの悪さを最小限に抑えていたと思います。デザイナーさん凄いな〜)
ぴらぴらの布地ではなく、どっしりとした、それでいてなめらかな落ち感があるので、映画の世界観もより重厚になっているのかも。

2005.5.4 [水] たらの芽の天ぷら

実家からもらったたらの芽を、天ぷらにして食す。春の味♪
引っ越したばかりの頃は、あちこちにたらの木が自生していて、たらの芽もよく採れたものだけど、最近はずいぶん少なくなってしまいました。
しかも、芽がまだ小さい頃に枝ごと切って持っていってしまう人が現れるようになって、ますます数は減りました。

たぶん他の人に採られたくないから、枝ごと切って水につけておいて、芽がある程度大きくなるのを待って食べているのだと思うけど、枝を切ってしまうと、翌年からは芽が出なくなってしまうんだよね…。
芹も、根こそぎ採ってしまうと翌年からは生えないから、葉っぱだけ摘むのが暗黙の了解だったのに。
こういうのって、その春は確かに楽しめても、長い目で見るとかなり損をしていると思うのだけどなぁ。
今では、たらの木やら芹やらはいつの間にか実家の庭に生えていて、すごく大きくなってます。
どっかのホームセンターから買ってきて繁殖させたらしい(^^;

2005.5.3 [火] ナルニア国物語

「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」に続く、次なるファンタジー映画は「ナルニア国物語」だとか。
…どんどん古典化してるなぁ(^^; 7作全部するのかな。
個人的にはシャスタが早く出てきて欲しいぞ。
次は「ゲド戦記」とか?

2005.5.2 [月] 温泉三昧その2

今日も温泉。
昨日温泉に浸かって血行がよくなったせいであちこち掻いてしまったから、塩泉がちょっと刺激的。
蓬のサウナに繰り返し入り、まるで雨に濡れるみたいにたっぷり汗をかいて、すごーくリフレッシュ。殺菌効果が高く、傷の治りも早まるらしい。
蓬がこんなにいい匂いだと思わなかった〜。新発見!

夜は焼肉を食す。ビールが美味しい季節になってきましたね。
帰り道、なんと花を買ってくれるというのでびっくり。普段は滅多にこんなこと言わない人なのに。
白と紫のトルコキキョウ。

2005.5.1 [日] 温泉三昧

ローカルの温泉へ。
ラドン泉や塩泉もあるところなのですが、今回は高アルカリ泉が目当て。
まるで若布になったかのように体中がぬるぬるっとします。
お風呂あがりは余分な肌の汚れが取れて、つるつるになるから好き。
私の肌のことを、かなり気遣ってくれているらしい。…嬉しいな。
お天気もよく、露天が最高に気持ちよかった。
新緑もうつくしく、まだ八重桜が咲いていました。
今年は、桜をやたらと見ている気がする(^^

結城つむぎセンターへ寄ってもらう。
何十反かあるものの、ほとんど「紬」マークのものばかりで「機械織りなんですよ〜」とのこと。
柄行も、着物というよりは、丹前にものすごく似合いそうな素朴なものが多い。。。
奥順の資料館「手緒里」付近も通ってみたけれど、お休みだった模様で、くわしいことは分からず。
調べておいてくれるというので、次回に期待♪

2005.5.1 [日] 花いちもんめ

晴海界隈で流行っているというのは、聞いたことがなく…。
学校でやってるんだったら、分かんないけど(^^

2005.4.30 [土] いちばん好きな仏さま

父は、中宮寺の弥勒菩薩半跏像(奈良)だと言う。
私は、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像(京都)が好き。
親子して弥勒菩薩か〜。こんなとこまで似るものなんだろか…。

2005.4.29 [金] タイガー&ドラゴン

話芸というのはすごいなーと思う。
このドラマの中でも何人かが高座にあがっているのだけれど、噺の引力というのは、
しゃべりだした瞬間に分かるものなんだ…。
聴くか聴かないか、一秒で、きまる。

ほんとにすごいと言われているひとの噺を、聴いてみたくなりました。生で。
名人との誉れ高い志ん朝師匠がもう歿っているのが惜しいな。私は、間に合わなかった。
友人に、今いちばんお薦めのひとを聞いてみたなら、なんて答えるのだろう。
あんまりマニアックなひとは薦めないでね。分かんないから(笑)。

2005.4.29 [金] 夏日

連休初日。お天気もよく、暑いくらい。もう日傘の出番だろうな〜。
ちょっと早起きして、窓を開け放して、休日モードでのんびり。
風がさわやかに感じられるようになってきて、気持ちいい。

しかしやはり、靄ってます。まだ春なんだね。

2005.4.28 [木] 銀座ぐるぐる

以前すごーく素敵なお土産をいただいたHさまに、お返しをお渡しすべく銀座で待ち合わせ。
自分としてはかなり真剣に選んだものだけど、気に入ってもらえるかちょっぴり不安だったから、喜んでいただけてほっとしました。Hさま、願いを叶えてもらってね〜。

主に夏物を探して歩きました。お役に立てたみたいで、よかった。
個人的には宮脇さんでさらなるカスタマイズをお願いすることができ(これで無くしたら多分泣く)、伊と忠さんで情報がかなりもらえたのが収穫でした。
ここのコルクはかなり軽いし、前つぼも赤系統以外にすごくお色があるので、普段履きとかこれから是非試してみたいな。
下駄もよかったし、なによりメンテが銀座でお願いできるというのは、すごく心強い。
いろいろ見て情報を培おう。

Hさまとお別れした後、すぐ友人から電話。久々に銀座で夜遊び。
いろいろ呑んでだべってこちらも楽しかった。しかも安かった。
ほんわりリラックスして帰宅。「PLUTO」の2巻を買ってしまった。
そういえば今日は、銀座一丁目から八丁目まで全部歩いたことになるなぁ・・・。
結構広いのに、よく歩いたもんだ<自分。

あ、私もできればフツーのお茶がいいと思いました。。。

2005.4.27 [水] トライ&エラー

五月大歌舞伎、夜の部やっとゲット。。。よろよろ。あー大変だった。
でも、玉さまの「鷺娘」が、どーしてもどーしても見たかった。
勘三郎襲名のために、最近は踊るのを控えていたという「鷺娘」(その侠気がすばらしい〜!)。
いざとなったら、幕見でもいいから行こうかと思っていたけれど、神さま、どうもありがとう。
諦めないでよかったよ〜。

本日はバティック柄の帯揚げも届き、取り合わせの新しい可能性を見る。
あまりどうということのない着尺と帯とが、帯揚げと帯締めを添えたその瞬間、まるで生命を吹き込まれたかのように変貌する。
講習会で見た、あんな組み合わせを、なんとかして自分の感覚でやれるようになってみたくて。
あのとき、帯揚げと帯締めって、ほんとうにマジックだと思った。
もちろん半幅には半幅の魅力があるけれど、残念ながら、この奥深さはたぶん味わえない。
だからお太鼓が今でも多く結ばれているのかな。

2005.4.27 [水] 薄紅の毛氈

近所の公園の、最後の八重桜が散り始めました。
花吹雪。
地面が薄紅色に染まって、すごくすごく綺麗!

2005.4.27 [水] 春霞ふたたび

近頃はよく晴れ渡り、ディズニーリゾートの花火も綺麗に見えるようになってきたなぁと思っていたけれど、今日はめちゃめちゃ見通しが悪い。
春と夏を行ったり来たり。それでも少しずつ、本格的な夏の気配が。

2005.4.26 [火] お手入れ

お装履が連続の使用でくすんできたので、お手入れ。
固く絞った布で拭いていいと社長さんに聞いてきたので、ふきふき。
その後専用のクリーナー兼艶出しで磨く。
…がーん。いつもながらすごく汚れてるんですけど。
こまめなケアってやっぱり大切なのね…。

2005.4.25 [月] 白大島

今まであんまり着てなくて、我ながら「もったいない!」と思っているのが白大島。
でも、白大島の特徴である見るからに涼しげなブルーっぽいのじゃなくて、クリームの地に茶の絣。それでもこれくらいの色は、いちおう白大島と分類されるのだそうです。
アンサンブルと比べると、すこし生地が硬い。
それにちょっと身丈が長くて、腰紐がかなり胸高になるのがネックだったかも。

模様が「葡萄」だったから、頭でっかちなので、秋に似合いそうだなぁとずっと思っていた。。。
でも、予想以上に実際に着てみると「あれ、おかしくない…」と思うことが多かったので、これからはあまりこだわらずどんどん着よう…。いろんな帯との組み合わせも試してみよう。

もうすぐバティック柄の帯揚げが届くので、ユーカラ織の八寸と合わせるのが楽しみ♪ これは秋向きの色合わせかな。
緑練色の楊柳の帯揚げと白地の紅型の帯を合わせたら、春に良さそう。
そうしたら半衿も楊柳でそろえたほうが綺麗かな? 縮緬ではずしてみたら、おかしいかな。

五嶋紐のゆるぎが届くまではまだ時間があるので、具体的な取り合わせは、それまでおあずけ。
この春はたぶん無理(^^;

2005.4.24 [日] 知恵熱?

昨日興奮しすぎたせいか、ちょっと熱っぽい。
コドモじゃないのに。。。

お土産の赤福を、お煎茶と一緒にいただく。大好きなんです。至福♪
都内では滅多に買えないので(日持ちしないから)、ほんとは伊勢名物だけど、京都に行くと必ず買ってきてしまう…。

2005.4.23 [土] 筍会

筍が好きです。
「この筍、美味しい!」と思うと、たいてい「京都から運んできました」と言われることが多く、本場京都の筍を一度お腹いっぱい食べてみたかった夢が、今回、嬉しくも実現の運びとなりました。
みなさま、ほんとにどうもありがとうございました。
ご一緒できなかった方、すごく残念です。
またの機会に是非!宜しくお願いします。

お天気もよかったので、どうしても着物が着たくて(諦めたら後悔しそうだったから)、いつもの大島のアンサンブルにかるた結びの半幅という、超らくちんなスタイルで出発。
「羽織には半幅」というコダワリのある方もいらっしゃるそうなので、背中がぺったんこなのは、もうとくに気にはせず。
帯はほぼ飾りという状態でした。

京都に9時過ぎに着いて、待ち合わせまでちょっと時間があったので、お散歩。
文子天満宮でお守りをもらって、渉成園でお庭を見てきました。
静かなところで、数本ではあったけれど、満開の八重桜が綺麗だった。
今年も「京都で桜」がなんとか実現したので、すごーく満足♪
裏通りをぷらぷらと歩く。
古い歴史を感じさせる街並みは、ここならではだと思う。

長岡京では、霧島つつじを見に連れて行ってもらいました。
蛍光色を帯びたような冴えた新緑と、名残りの桜と、春なのに真っ赤な紅葉(出猩猩とかいうらしい?)とつつじのコントラスト。うつくしかった。

ほどよくお腹もすいてきた頃に、おまちかねの筍づくしのコース。
やわらかくて、えぐみも全然なくて、旨味だけが凝縮されてて。夢みたいでした。
量もたっぷりで、何度も「もう食べられない!」と思いながら、気がつけばほぼ完食。堪能しました〜。
食事の後はおつきあいいただいた皆さんとお別れして、ほんとに最後の御室の桜を見にゆく。
ほぼ散ってしまっていたけれど、何本かはまだ頑張ってくれていて、小さい木の根元から枝先まで花がびっしりなのがすごかった。
でも、夕暮れの桜は、やっぱりどうしても見ていて淋しい気分になるなぁ…。

都内の桜はほとんどが染井吉野で(あとは八重桜くらい?)、いっせいに咲いて散るけれど、京都の桜はとても個性豊か。
それぞれの趣きが興味深く、自分なりのお気に入りの桜を探すのも素敵かも。

2005.4.22 [金] 地名

告白します。読めません(^^;
京都の「烏丸」も、恥ずかしながら中学生の頃、「とりまる」→「からすまる」→「からすま」と、何段階もの「???」を経て、やっと正解に辿り着きました。。。

でも、都内にも分からん地名は多いですよねー。
「馬喰町(ばくろちょう)」、最初、「うまくいちょう」って読んで、笑われたっけ。
あと、「町」。
「大手町(おおてまち)」「内幸町(うちさいわいちょう)」とか「まち」と「ちょう」がごちゃまぜで分かりにくいと思う。
全体的には「ちょう」が多い気もするけど、なにげに「まち」もぽろっとあったりするので、侮れない。

うーん、でも、漢字の地名にはそれぞれの歴史があるのも事実だから、分かりにくいといって簡単に平仮名に変えてしまう昨今の風潮も、どうかなぁと思う一人です。

2005.4.21 [木] 宴の後

花の間中、目を楽しませてくれたいろんな桜たち。
散った花びらは、踏みしだかれて。
毎年うつくしいけれど、お掃除も毎年大変なんだろうなぁ。
頭が下がります。。。来年もどうぞよろしく。

2005.4.21 [木] かるた結び

長時間椅子に座っていなければならないとき、そしてとくにそれが背を浮かすべきではないとき、お太鼓は私にとってゴーモンに近いです。
そういうときの救いの神が「かるた結び」。http://www.kanshin.jp/...

帯付きで、椅子に座ってじ〜っとしてなければならないときって、帯の汚れがけっこう気になってしまうのですが、かるた結びならそんな心配も要らないし、もうやめられません。
緩み防止に帯締めをして、羽織を羽織ってしまえばもっと目立たないし。
背中がぺったんこなのはご愛嬌ですけども(←言い訳)、カジュアルな織りの着物での長距離移動や観劇は、たぶんもうこれでずっと行くと思います。
(やわらかものにはしないかなーとは思うけど)だってほんとにラクなんだも〜ん。

2005.4.20 [水] 輪ぐしとダッカール

着物アップに必要なのは、逆毛と輪ぐしとダッカール。。。
やっぱそれなりにボリュームがあったほうがうつくしいわけですね、ふむふむ。
綺麗な毛流れがすごく難しくて今まで難儀していたのですが、「輪ぐし」ってどこで買えるんだろ。
おばあちゃんの鏡台に、あんなのが入ってたような気がするけど〜〜?

ここでふと気づく。
逆毛を立てるのに楽な柘植櫛も、Uピンも、ダッカールみたいなクリップも、おっきなブラシも、大量のアメリカピンも、スプレーも、そういえばみんなあの人は持っているよ(驚)!
そんでいつも髪をカーラーで巻いていたよ…。 恐るべし大正の女。
「おしゃれ工房」、おおいに参考になりました。今度祖母に習ってきます(泣)。

2005.4.19 [火] 適材適所

あったかくなってくると、着物も軽やかになってくるので、急に半幅が気になり始めます。
が、半幅もいろんな楽しみ方があるので、使い分けって結構大事なんだなぁと思ったり。

変わり結びをしたいときは、長尺でしわが気にならないものが便利だと分かりました。
衝動買いしてしまった固い半幅は、失敗したかなあと思っていたけれど、かるた結びにぴったり!

たぶん、半幅で文庫はもうしないだろうと思うので、「どんな結び方をしたいか」で、これからは半幅を選んでいきたいです。
織りの着物に似合う、花織や黄八丈などのいい半幅がひとつほしいな〜。

2005.4.18 [月] 丸の内

所用にてバスに乗る。
丸の内、ほんとにお洒落になりましたねー。これは一度歩いて見ねばなるまい。
赤煉瓦の駅舎がレトロでかなり好きなんです。
染井吉野は散ってしまったけど、新緑の映えるいい季節になってきました。

八重洲経由で銀座へ向かうと、桜通りが八重桜満開になっていました。ちょっとしたお花見気分。
しかし八重桜って、つくづく「綺麗」というより「美味しそう」な花ですね…。
銀座の柳もそろそろ伸び始めていました。
鳩居堂できものめもhttp://www.kanshin.jp/...を購入。可愛いです。

今週末はいよいよ京都へ。楽しみ!
御室桜はまだ間に合うかしら…。激混みかしらん。

2005.4.17 [日] お守りあれこれ

赤や青や紫の、錦地のお守り。
お守りというと、そういったデザインしか印象になかったのですが、今回みごとにその先入観は覆されました。
お守りは、可愛い!

デザインもさることながら、玉の輿祈願や航空安全お守りなど(笑)、そのご利益も多岐に渡って。
昔、お顔が可愛くて大好きだった達磨さんのキーホルダーを持っていたのですが、そのルーツは善峯寺だったと初めて知りました。

2005.4.16 [土] 木綿・開眼

波瑠ゑさんと銀座で待ち合わせて、前から気になっていたお店へ、突撃お試しランチ。
やさしいお味でかなり満足でした〜。波瑠ゑさんにも好評で、ほっとひと安心(^^

江古田へ移動して、一衣舎さんの春展へ。
いろんな布にふれることができ、ほんとうに勉強になりました。
いっぱい情報を詰め込んだので、あとは脳内フィルターがいい具合に取捨選択するのを待ちたいと思います♪
今回は、ショールにとくにこころ惹かれました。
ショールを素敵にこなすのは、ある意味、道行よりも羽織よりも難しいかもと思ったり。
うーん、こなせるようになりたい(^^;
あれこれお互いに似合いそうなものを見立て合うのは、とても楽しい時間でした。
ほかにもちょっと気になるものが…。来年の春が待ち遠しい。きっと秋展も行くけど(^^

そういえば、降水確率80パーセントだったのに、雨は結局、陶花さんにいたときにちょびっと降っただけでした。
真楽のひとが集まると、何故かほんとうに雨が降らないんだよね…。
結局、私も傘持って行きませんでしたが。

その後、とくさん、こゆきさんと合流して、タカノフルーツパーラーでお茶。
美味しいスイーツと楽しいおしゃべり。
あーすごくいい一日だった! またご一緒くださいね〜。

2005.4.15 [金] タイガー&ドラゴン

落語好きな友人が気にしていたので、クドカンのドラマを遅ればせながら初めて見ました。
好きなひとはものすごくハマるという噂のクドカン脚本でしたが、今まであんまり縁がなかった。

テンポがいいというか…ものすごく、変なとこがリアル?
役者さんのあたらしい表情がたしかに引き出されているようで、突き抜けっぷりが新鮮でした。
しかし、落語を一席通してやったりは…しないのね、さすがに。

あの友人が「結構巧いと思った」と言っていた西田敏行の咄しぶりも興味深く。
間の取りかたが独特で、ほんとになかなかの雰囲気。
もっと聴いてみたいかも。一回通しでやってみてくれないかしらん。
落語ブーム、くるといいね。

2005.4.15 [金] 「ドラえもん」リニューアル

なんだかどーしても気になって見てしまいましたよ(^^;
たしかに平成風にはなったようだけど…あら、大丈夫じゃん。
ママの声も変わったんだ…。すると、先生とか出来杉君とかも変わってるんだろうな。

今回のことで「ドラえもん」は永遠のいのちを得たことになるのかな。
三代目、四代目と続いていってくれるといいなぁ。

2005.4.15 [金] 桜のあと

桜が散ると、ピンクやオレンジ、黄色といった濃い目の暖色系とさよならしたくなる…。
自分のあんず色の長襦袢を暑苦しく思う時期がとうとうやってきてしまい、毎年のことながら、ちょっぴり気が重い。

単の襦袢を視野に入れてもいいかも。今後の課題。
淡い香色の、洒落た柄とかがいいかな。
この時期はもう、いろを主張する襦袢は個人的に気分じゃないのだけは、分かっているのだけど。

2005.4.14 [木] 夏の気配

海の色が、今日はなんだか夏っぽい気がします。
気のせいかな、とも考えてふと気づいたのは、ちょっと前まで晴れれば晴れるほど靄っていた春霞が消えつつあるということ…。

2005.4.13 [水] 夏仕度

今年の新作が入荷したという連絡をいただいて、早速お出かけ。
ほしくてほしくて仕方なかったお扇子をやっとゲット。う、うれしい〜。。。
細部をちょこっとカスタマイズしてもらい、お誂え気分を味わうよろこび。
それだけのことなのに、なんだかものすごく「私だけの扇子!!」という気分になります〜。
扇子袋も、あたらしい扇子に合わせて新調。
お香を一緒に入れて、香りを移してから使います。

日本橋に移動し、三越新館の「伝統工芸新作展」を見て、紙司撰の便箋と封筒を購入。
タカシマヤの「森田空美 きものコーディネート展」を見る。
小物の取り合わせがとくに素敵でした。
あの照明の下ではちょっと分かりにくいかもだけど、やっぱり色のセレクトによい「目」をかんじる。
お店の人は、今までの常識を完全に覆されてびっくりしていたような印象だったけど(^^
あわーい色の塩瀬と絽目がランダムに入った絹縮絽の半衿、緑練色の絹縮の帯揚げを買ってしまいました。あ〜〜満足。。。

2005.4.12 [火] 講習会

一日体験に参加。
講師の方は、想像どおりとても綺麗で、想像よりも小柄な方でした。
写真で拝見したときは、もっと身長が高そうなイメージがあったので、体躯の大きさよりも存在感が勝る方なのだなーと思ったり。

ただ、一部の生徒さんの熱狂ぶりに、ちょっと引くものが。。。
なんか、ある特定の新興宗教みたいなものを感じてしまいましたよ。
この先生のほかのお教室はどんな雰囲気なのか分からないので何とも言えませんが、ここに限っては自分は通うべきではないな〜。そんな風に思いながら帰途に着きました。
うーん、いろいろお勉強になりましたよん。

2005.4.11 [月] シモン

おいしいパン屋さんを探し続けていましたが、やっとここに落ち着きました。
各種バーガーが人気で、昼どきにはいつも常連さんがコーヒーを飲みながらパンを食べてるお店。
夕方にはかなり品薄になってしまうので、できれば午前中、早めに買いに行かなくてはなりません。
食パンもバターロールも、シンプルな味。

銀座に行けばスタイリッシュで美味しいパンはあちこちにあるのですが、私はここのが好き。
なぜなら牛乳との相性が群を抜いてすばらしいから。
(ほんとは牛乳、あんまり得意じゃないんだけど)コップ二杯はかる〜くイケます。ぐびぐびぐび。

2005.4.10 [日] 桜だより

いろいろなお花見日記を楽しく拝読。
それぞれの桜の愛で方があるのですね〜。
おすそわけをいただいたように、こちらまでほっこりと(^^

2005.4.9 [土] 桜雪

暑くもなく寒くもない、ものすごくいいお天気。
部屋に閉じこもっているのがなんだかもったいなくて、昨日見つけた桜スポットへ、
もう一度行ってみることにしました。

このあたりはちょっと歩くと、ほんとうにあちこちに桜が見つかります。
桜が好きな町だったんだなぁと、あらためて。
夜桜も夕暮れも捨てがたいけれど、私はやっぱり、
雲ひとつない晴天を背景に見る桜がいちばん好き。
空色と桜色とのコントラストがとっても綺麗なんだもの。

歩道橋のうえから桜並木を満喫しての帰り際、雪のように舞い散る花びらの中を、
車椅子のおばあちゃまと歩くひとの姿がありました。
きっとあのひとたちも、ゆく春を惜しんでいたのでしょう。
その後ろ姿が、なんだか泣きたくなるほど、うつくしかった。

さんざん歩いてさすがに疲れたので、オープンテラスで地ビールなどを昼間から。
休日ならではの、とても贅沢な時間。

2005.4.8 [金] 浜離宮散策

暑いくらいのいいお天気。
淡い桜色が霞のように見え始めたので、浜離宮へ行ってみることにしました。

潮の香りのするちょっと変わった雰囲気の庭園ですが、けっこう広い。。。
しかしさすがにかなり大きな桜の木がそこここにあり、よい花見スポットがいくつかありました。
地面をこするかと思うほど枝の伸びた桜の下を歩くと、まるで桜のドームの中に迷い込んだよう。
淡い桜の香りを胸いっぱいに吸い込むことができて幸せでした。
いつも思うことだけれど、桜の香りって、ほんとうにいい匂い。
今日がほんとに満開で、花びらが舞い始めている木もありました。
この週末で散っちゃうんだろうなー…。
そんなに急がなくてもいいのに。

菜の花畑も今が満開で、目の覚めるような一面の黄色。
なかなか広いので見ごたえありです。
素敵なコントラストでした。

帰り道でまた桜色の山を見つけたので、廻り道。
ひそかにすごく素敵な桜のスポットを見つけました。
人通りも少なく、すわってくつろげる場所もあって、最高。

2005.4.8 [金] 権利と義務 そして自由と責任

教科書問題がいろんな意味でアツイですね。
国際的な領土の問題は、最終的には国際法上での解決しかないのではと思うけれど、双方の国が判決を遵守しなければ意味がないことでもあるので、むずかしいかなぁ。

「ゆとり教育」は失敗だったのか。
これは、個人的には「総論はすばらしかったが、各論がまずかった」というのが一番の総括であるような気がします…。

基本的な判断力・価値観がまだ身についていない子どもの要求を、大人が勝手に「個性を伸ばすため」だと信じ込んで、すべて聞いてしまった…みたいな感じ。
基礎力を疎かにして応用力・創造力を伸ばそうとしたり、基本的な生活習慣や社会のルールを躾けることをやめてしまったりということは、個性を伸ばすこととは根本的に違うと思うのですが、ゆとり教育はどこかでそれを履き違えてしまったという印象を、私は受けました。

個性が尊重される社会とは、自分の個性と権利とが大切にされるのと同時に、他人の個性と権利をも尊重することが要求される社会だと思います。
異なる価値観の人々が集まったら、やっぱりそれなりのルールとマナーが必要になる。
プライベートと公共の区別ということを、もっと大事に躾ける方向に行ったほうがいいんじゃないかと思うのですが…。

生きる権利、人間らしい社会生活を送る権利は、胎児のころから保障されるべきだと思いますが、義務を果たして初めて主張できる権利もある。
親権者に取消権がある限り、子どもには権利能力がないのとほぼ同義ですから、大人が義務や責任を果たして初めて主張できる権利および自由の類は、子どもに与えられてはならないはず。
教育を含めた子どもの人権問題には、こういった視点が現在欠けているとも思います。

すべて思い通りになる人生なんてありえないので、「学ぶことの楽しさ」を知るのも重要だとは思いますが、自分自身に「勉めて強いる」ことを覚えさせるのも、ひとつのお勉強だという気がして仕方ないのです。

2005.4.7 [木] 桜めぐり

この時期は、うろうろ歩いていると、思いもかけないところに桜が咲いていたりすることがある。
気が早い桜はもう散り始めていたり。あんまりのんびりしていられない。

今日は暖かかったから、小さな公園で桜を見ながらお弁当を食べているグループがあちこちで。
桜が咲くと、なぜか気分が華やいで、わくわくすると同時に「花見をしなくちゃ」と気が急いてざわざわする。

そういえば近所の小学校では、昨日が入学式だった。
いつもの年なら桜はもう散ってしまっているけれど、今年は満開の桜の下で入学式が迎えられたんだねぇ。

2005.4.7 [木] 爽快バブシャワー

復活!!めでたい!!!
あったかくなってきたから、そろそろ買いに行こっと。
http://www.kao.co.jp/...

2005.4.6 [水] 夜桜

近所の公園の桜が、一日で八分咲きに。
この様子では、一両日中には満開になってしまうなー。
しばらくは花見が楽しめそう。
浜離宮の桜も、そろそろ、かな。

思えば、この春は「ど桜小紋」を着損ねましたよ。おろろーん。

2005.4.6 [水] 歌舞伎日和

大島のひんやりした感触がとても気もちよく感じられる絶好の晴天。
満開の桜の下で、バス停に立つ。四月大歌舞伎、昼の部です。
なんと今日は京都からきれいどころがたくさんいらしてて、かつて見たことがないほど、歌舞伎座にやわらかものの着物姿があふれる日となりました。
(羅の塵除けの方が多かった。銀座ではあまり見かけないような気がする…)
桟敷には舞妓ちゃんの姿がずらり。まるで顔見世総見のようで、すごく華やいでうつくしかった。

勘三郎も、ものすごいサービスぶり。
花道からなかなか舞台にやって来ない!
客席に乱入!
てぬぐいを大盤振る舞い!
…ずるーい。あたしもてぬぐい欲しかったなー。もんもん。
やっぱり、馴染みの妓がいたのかしらん。

演目は「ひらかな盛衰記」「京鹿子娘道成寺」「与話情浮名横櫛」。
海老蔵と勘三郎と仁左衛門と玉三郎をじっくり見較べることができました。
それぞれの個性が興味深かった。以下(あくまでも)個人的感想。

海老蔵は貌と躯のバランスがいいですね。
荒削りな美丈夫といった感じ。野趣あふれる演目が似合いそう。
もう少し空間を大きくつかむ芝居ができるようになったら、すごくいい役者になりそうな予感。
一人で目立つ芸ではなく、周りの役者みんなと、そして観客と一体になる舞台づくりを一度目指してみてほしい。声はでかくてよく通る。

勘三郎。踊りの動きが非常にやわらかくてさすが。
仕種・まばたきの仕方までもがちゃんと娘っぽくて手抜かりなし。
お客をいつも意識しているのが分かる芸。コミカルな役もそつがなく、見ていて安心。

仁左衛門。粋でいなせな二枚目。それでいて芯が一本通っている感じで文句なし。
洗練され抜いている。男の色気もある。悪の権化の役とか見てみたい。脚、すごい綺麗。

玉三郎。やはり人間離れした独特の透明感と美貌。すれた台詞をしゃべっていても、育ちのよさが滲み出てしまうのは、役者としてはメリットなのかデメリットなのか。消えてしまいそうに儚げ。
唯一惜しいのは、声。声だけがうつくしくない…。

さて、数年後、この感想を自分で読んだとき、どんなふうに思うんでしょうか。
あまりの恥ずかしさに悶えたりして(笑)。
仁左衛門と玉三郎は、さすがの美しさですよねー。
この二人が並ぶと、ほんと、絵になります。みんなが騒ぐの分かるなー。

2005.4.5 [火] 覚書

●片山文三郎商店
4月12日〜18日 銀座三越
4月13日〜26日 東京大丸
5月3日〜9日 日本橋三越

2005.4.5 [火] 不条理の美学

「桜姫東文章」のあらすじを、あらためて見直してみたり。
うーん、なんという荒唐無稽なお話なんだろう。
かっとんでいるとしか言いようがない。。。

以前の自分だったら、「脈絡がない。必然性がない」とか言って、絶対に受け付けなかっただろう話だと確かに思うのに、コクーンの「桜姫」はとても楽しみ。
コクーンの雰囲気には、エロティックでどろどろしてて、不条理な舞台がすごく似合うだろうと思う。

歌舞伎座での玉三郎の桜姫は、私にはよくもわるくも綺麗すぎる感があった。
(20年前の孝玉コンビの桜姫は未だにファンの間では語り草〜)
人間じゃない役をやらせたらこの人に敵う人はいないのじゃないかとすら思うけれど、桜姫は人間で、しかも振り幅がめちゃめちゃ大きい役。
福助には、とことん清らかで初心、とことんしたたかで妖しく艶めかしい桜姫を演じてほしー…。

最近、映画とかで「破綻している」という評価がでることが多い気がするけれど、ほんとの「人間」とは少なからず多面的な存在で、宝石が複雑なカットでうつくしく光るように、その多面性こそが、その人の深みや輝きをつくるのじゃないだろうかとやっと思うようになってきました。
(そりゃあ、限度というものはあるだろうけど)

歌舞伎は、そういった人間の生々しさを様式美という豪華絢爛なオブラートで包みながら、不条理な人間の本質を描いてきたんじゃないかと思う。
人間は理屈じゃないよねー。
あー、とうとう私も歌舞伎に「もっと不条理を」求めるようになってしまいましたよ。

2005.4.4 [月] 若武者

というお茶が発売になるらしく。
今日の空には、その「若武者」の巨大な垂れ幕をぶら下げたヘリが飛んでいました。
めずらしい光景。まるで、木の葉を引っ張るありんこのようでありました。
…と言ったら、怒られるかな。

2005.4.2 [土] 春の味覚

実家より電話。
芹がそろそろ採れ始めたらしい。
芹のおひたし、大好き♪
庭のたらの芽も伸び始めたとか。天麩羅天麩羅〜。
買ったものとはやはり味が違う。
ご馳走になりに行かねば。

2005.4.1 [金] 色の洪水

所用にて銀座へ。
行楽シーズンが近いと思われる、よい気候になってきたみたいです。
ついでに封筒と便箋を見繕いたいなーと思って、あちらこちらをうろうろ。
銀座の街は、印象的であかぬけた(←死語っぽいけど使う)、それぞれの春色で溢れていました。

激混みするので休日には絶対行きたくないITO-YAにて、「和」の色のハイテックCを発見。
さくら・べにふじ・うすずみ・べんがら・くりかわ、全5色のラインナップ。これでお手紙を書こうっと♪
和色の洋文具にすごーく弱いです。色辞典(色鉛筆)とかも好きだったし。
ITO-YA別館3では和文具に囲まれ、夢心地のひとときを過ごしました。

帰りに「銀座書斎倶楽部」なる文具屋さんに迷い込む。
和を極め舶来を嗜む、年季の入ったダンディズムが漂う感じのお店。
こういうの、銀座らしくて大好きなんだけど、隠れたとこに結構あるんですよね。
みゆき通りでは、桜より一足先に、白木蓮が見頃。

2005.4.1 [金] 春の陽の出

空が白む頃に目を覚ましてしまったので、天気もよさそうだし、陽の出を待ってみることにする。
冬の頃より、かなり東寄りの方向に陽の出の兆しが。
春は空がぼんやり霞んでいるので、地平線よりも少し上くらいに陽が昇ったように見えました。

やはり昇り切る直前の太陽は大きいですね。光の屈折なのか、四角っぽく見えて。
柿色に光る太陽は、昇った直後は充分直視できるくらいのソフトな明るさ。
ある程度昇ったら、いきなり輝きだしました。
こんなふうに見えるんだなぁ。

2005.3.31 [木] したためる

ちょっとした用にて、お手紙を書く。
自分なりにいろいろ凝るのが好き。凝ったお手紙をいただくのも大好きです。

季節柄の封筒・便箋とか、絵はがきとか、ちょこちょこと機会があるごとに買いためて。
綺麗な切手も好きだけど、最近の80円記念切手はサイズが大きいのが困りものです。
封筒に貼ったときにバランスが悪いし、封筒の種類を選ぶので非常に使いにくいんですよねー。。。
通常のサイズで綺麗な和風の80円切手が欲しいです(←切実)。
郵政公社の方、ご一考下さらないかしらん。

とはいっても、左利きなので、うつくしい筆書きなどは到底無理。
万年筆もいざというときインクが詰まったり漏れたりして使いにくいので、自分の字が少しでも綺麗に見える(であろう)ジェルインクのボールペンを研究したりします。
インクの色にもこだわると、書きあがりの印象がかなり異なる気が。

最近はシンプルな和紙の封筒・便箋が定番になりつつあります。
縦書きで横長の紙が、左利きにとっては、文字もこすらず一番書きやすいという結論に。
罫線つきのほうが、文字が踊っても目立たず、文面が綺麗に見える気がします。
それになんといっても、こういうシンプルなほうが、翠草堂の印章が映える気がするのです(^^
封緘印も大好き♪
もしかしたら、印章を押したい動機のほうが強くて、せっせと手紙を書いているのかも。。。

2005.3.30 [水] 俵屋旅館の石鹸

で、ついに髪を洗う。ある意味、暴挙と言えるかも。
ここの石鹸は、やはり私の肌には最も合っている模様。いろいろぐるぐる試したけれども。。。

洗髪では、いちばん「さらしと」度が高かったのは、今のところカザンソープ。
艶では俵屋旅館に軍配。

2005.3.29 [火] 銀座

「ミセス」を買う。近頃、いつもはあまり購入しない系の雑誌を買うことが多いかも。
でも銀座特集が載っていると、ついふらふらと…。

銀座は最近あたらしいお店の進出に拍車がかかっていて、私は全く追いつけてない状態です。
逆に、日常のちょっとしたものを探すのに難儀する街でもあるので、そういう方面にばかり詳しくなってしまったかも。。。おしゃれとはほど遠いな〜。

丸善、そのうち行ってみよ。
銀座の和食のランチも、3,000円以下なら、たまにはいいかなぁ(←「ミセス」に載ってた)。
近頃は用事が済んだらすぐ帰るので、食事をする機会も減ってしまいましたよー。

2005.3.28 [月] 池田重子コレクション

いただいたチケットで駆け込み観賞。ありがとうございました〜。
雨だったから通りは空いていたけど、ここはとても賑わってました。

「梅雨の晴れ間」「冬のソナタ」とか、ものすごいピンポイントな、非常に場面が限られる取り合わせと、大量の帯留めの数々。。。
すごいんだけど…ほんとにすごいんだけど、これだけあって、一年のうちで出番があるものはいったいどれくらいなんだろうと考えてしまった私はやっぱり貧乏性かも。

とても参考になったのは、半衿や帯揚げの取り合わせ。
池田重子コレクションでは、塩瀬の白い半衿はほとんど見られなくて、白くても地紋があったり、絽目にも凝ったものが多かった。
刺繍半衿と鹿の子絞りの半衿が多かったのも興味深く。
帯揚げは白っぽい主張しないものが多かったけど、やはり地紋に凝ったものが多かった気がする。
良くも悪くも、己の方向性・嗜好が再認識できた展示でした。

7階では、坂本理恵さんの漆細工が展示されていて、とうとう帯留めを発見!!
この作家さんの漆、すごくすごく好き。お色がとてもいいと思う。
しかし、しばらくはもう何も買えません。はぁ〜〜。
いつかオーダーをするのだ!

2005.3.27 [日] 友人のブログ

友人がブログを始めたというので、遊びに行ってみる。
今までブログを拝見してからご本人に会ったというケースは結構あるけれど、既知の間柄でブログを読ませてもらうというのは、考えてみれば初めて。

読んでみると…すごく面白かった。
私は本人のことをよーく知っているつもりだったし今でもそう思っているけれど、ブログは、私の知らない角度から友人の一部を切り取ってクローズアップしたような感じ。新鮮だった。
美味しいもの好きな人だから、ゴハンネタが非常に参考になるのが素敵。献立、真似しよっと。

2005.3.26 [土] 満月

今日は満月、らしい。すごい月!

2005.3.26 [土] 京洛老舗の会

市原平兵衛商店の盛り付け箸とみすや忠兵衛のほつれのん、ない藤が目当てでした。

個人的に盛り付け箸はココに限る!と思ってます。
三年くらい使っているうちにさすがに折れてしまい、似た感じのものを買い求めたのですが、やはり「似て非なる」ものでした。。。先がこれだけ細いとしなりやすいのですね。
しかし市原さんとこのは頑丈。しっかりしてます。
しかも、背の部分が平らになっているから、持ったときにぴたりとキマる。
扱っていて全然ストレスになりません。やっぱりさすがだな〜と思う。

ない藤さんでもいろいろとお話を。
が、脚の手入れやストレッチ足袋などの手抜きを失念していて冷や汗をかく。。。
今回は「履いて控えめ、脱いで華やか」というのを心がけてみました。
さて、出来上がりはどうだろう…。

一保堂茶舗で講習を受けながらお煎茶をいただく。
みのやさんで半幅帯。

絞りの羽織のほつれ修復完了です。ほつれのんビューティフル。
祇園小石の桃の京飴。おいし。

2005.3.24 [木] 田島拓雄展

Hさまからすんばらしいお土産をいただいて青山へ。Hさまありがと〜。
噂に名高い田島さんの布をやっと見ることができました。
12反入荷したというのに即日完売だったのには驚き。世の中にはお金持ちがたくさんいるのだ〜。
しかし、私は織りには疎いけれど、素人目にもとてもとてもうつくしい着尺や帯たちでありました。

よい絹とよい草木染めとの類いまれなる幸福な出会いがそこにはあったような気がします。
深みがあるのに濁りのない色と、上質な絹の照りが、艶やかさとは全く違う輝きを生み出していたように思いました。
まるで布そのものが、仄かに発光しているようで綺麗だった。
光があたると、また違った表情が見えました。
どんな人がこれを纏うのかなぁ。まるで衣通姫のように光り輝いて見えそう(^^

繊細な縞の模様が多かったのですが、遠目からはほとんど無地に見え、それが逆に独特の深みをもたらしているようで。
きっと冠婚葬祭以外ならどんな場所でもでしゃばらず、それでいて決して無視できない装いができることでしょう。素敵だった!

BINGATAYAさんでお茶。青山らしく洒落ているのに着物がよく似合うお店。
今日締めていた帯と同じ柄の絵葉書を購入しました。オリジナルの藤の絵蝋燭も可愛かった。

2005.3.23 [水] …セルフマッサージ

肩コリでお疲れ。。。
ゴルフボールでツボをぐりぐり刺激。…効くわ。

2005.3.22 [火] 

そろそろ薄物が出回り始めた模様。
今年は、秋の香りのするような薄物があったら欲しいかなぁ。

2005.3.21 [月] 空の航路

ひこうき雲が出来やすい日ってあるのかな?
今日の空は、ひこうき雲が無数に。夕焼けに輝いてすごく綺麗。

ひこうき雲の謎、ありがとうございました〜>誰となく(^^

2005.3.19 [土] 庭園美術館

友人の希望で「日本のジュエリー100年展」へ。
ミキモトや田崎真珠などがメインかしら〜と思っていたら、よい方向で完全に裏切られました。
簪や帯留めなど、ある意味「和のジュエリー」がてんこもり。瞳孔開きました。
素材も細工もすばらしかったけれど、その意匠にも感激。贅沢なのに決して華美ではなく。
昔の日本人ってほんとうに趣味がよかったのね。知性と洒落味に溢れていました。
眼福とはまさにこのことだと思いました。友人の「嗅覚」(笑)に感謝。

売店で「かさねの色目」http://www.kanshin.jp/...を見つけて衝動買い。
これで、八掛の色合わせのお勉強をするのだ。
お庭にも廻ってみる。多分この春最後の梅見。

堪能した後はパークハイアットに連れて行ってもらう。
夜景は文句なく綺麗で、お食事も美味しかった〜。
しかしグラスワイン。美味しかったんだけど食事との相性がよくなくて、それだけが残念でした。
少ししか飲まなかったのに酔ってしまった。。。すきっ腹だったからかしらん。
もっとたくさん食べればよかったのかな。今度はちゃんとお水をもらおう。

2005.3.18 [金] 

グラツィアを買う。
いつもはあんまり買わない系の雑誌だけど、付録の銀座の呉服店特集がよかったので。
まだまだ知らないお店、なかなか行く機会のない老舗が載っていて興味深かった。
こうして見ると、銀座ってほんとうにいろんな店があるんだなぁ。
つむぎやさんのオリジナル縮緬帯揚げにぴくぴく。

髪をカットしました。15センチくらい。
腰よりも長くなり(一度やってみたかったんだけども)扱いが面倒だったのが、やっと解消です。
でも毛先にはまだカラーリングの名残りが。

2005.3.17 [木] 予定が目白押し

●池田重子コレクション「日本のおしゃれ展」16日(水)〜28日(月)
●銀座「和のおしゃれ展」22日(火)〜28日(月)
●池袋東武「京洛老舗の会」24日(木)〜29日(火)
●池袋西武「英勲」販売23日(水)〜29日(火)
●青山八木「田島拓雄展」23日(水)〜27日(日)

いろいろあって、書いておかないと忘れそう…。

2005.3.16 [水] セカンドハンド

そろそろ出番が近づいている、大島のアンサンブルと刺繍半襟付きの長襦袢。
前の持ち主さんの個性がすごくすごく際立つお品。
コンセプトがはっきりしているだけに、いったいその人がどんな帯合わせを考えていたのか、それがずっと気になっていました。
紅型の帯もとてもよくこの着物に映えてくれるけど、本当に締めるべき帯がようやく見えたみたい。
黄八丈の八寸。

2005.3.14 [月] 日本橋

所用にて日本橋へ。
足を伸ばしてタカシマヤの「大いわて展」見てきました〜。

きものサロンの1日体験を申し込む。
コースのほうはキャンセル待ちの人気とか。
講師の方、お名前だけは存じ上げているけれど、ご本人はいったいどんな人なんだろう?
興味ある。

午前中は春色の真綿紬(秦荘紬って素敵ですね〜)を着て歩いたら、さぞかし気持ちいいだろうという天気だったのに、今見たら雪が散らついているのはいったい何故。。。
海上には青空が広がっているのに!

2005.3.14 [月] 重曹生活

週末は結局ほとんど寝てすごしました。うう。
いつもご心配くださる皆様、ありがとうございます。
ほんと嬉しいです。

突然ですが、重曹って素敵(←変な日本語)。
お風呂に入れると肌がほんとかゆくならず、排水溝や湯桶までもが汚れにくくなりました。
これで洗顔・洗髪してもとても調子がいいし、最後にクエン酸を溶かした湯でさらに中和すれば、
完璧〜。
うれしいなぁ。今まで苦労してきたので。

シルバーのボールペンがキタナくなってきたので、もう使ってない口紅を塗ってふきふき。
簡単にピカピカになるので、この方法もとても気に入っています。

2005.3.11 [金] コンビニ生活

所用にて銀座まで歩きましたが、なんと歩いているうちに風邪発症。。。こんなこともあるんですね。
「ちょっと歩いただけなのに、こんなに疲れるなんて…。体力落ちたかな」と思っていたら、帰り着く頃には体のあちこちが痛いし(それすらも筋肉痛かと思った)、疲労困憊。
コートが重いなんて感じたの、初めてです。寝込みました。
現在コンビニのおかげで生きてます。コンビニありがとう。

2005.3.9 [水] 重要無形文化財の意味

高機の本場結城紬が存在することが、なんか納得ゆかない。
本結城=重要無形文化財というイメージは、持たないほうがいいみたい。
でも、まぎらわしい証紙類は、消費者の混乱と不信を招くだけではないのかしらん。

2005.3.8 [火] たけのこ!

スーパーに出てきた♪
今日はワカメと煮ましょう。

2005.3.8 [火] 春霞

3月。
年明けから2月にかけては、陽の光がクリアになってきたなぁ、春めいてきたなぁと毎年のように思うのだけれど、ほんとに春が来ると、大気は覿面に霞むみたい。
今日は、そういう意味ではとても春らしく、ぼんやりと眠たげな空気。見晴らしがとても悪いです。
…花粉、飛ぶのかな。

2005.3.5 [土] 本屋にて

「和樂」と「七緒」を立ち読み。ふむふむ。

2005.3.3 [木] そういえば

本格的な、リッチな手作り石鹸は絶対無理だろうけど、そろそろサラダ油、始末したいかも…。
廃油石鹸なら、つくれるかな。どうだろうな。

2005.3.3 [木] 襲名披露

末席ではありましたけど、お祝いしてきました♪
演目は「猿若江戸初櫓」「俊寛」「口上」「一條大蔵譚」
どれも、初代・十七代勘三郎に縁のあるもの。
それに、幸四郎・玉三郎・仁左衛門らが花を添え、すごーく贅沢なお舞台でした。
口上で、勘三郎や仁左衛門や勘太郎ちゃんが涙をぬぐう(ように見えた)仕種が印象的でした。

お披露目というのは、いいですね。
お客さんと役者との想いが、歌舞伎座にいっぱいになっていました。あったかかった。
もらい泣きしている人もいたもの。

一階席は華やかなやわらかもののお着物の方でいーっぱいでした。
芸能人も(藤原紀香さんとか?)見えていた、らしい(←人づて・笑)。
これから三ヶ月の長丁場。体調に気をつけて、頑張ってくれるといいなぁ。

2005.3.2 [水] 化学生活

家事とは(炊事・洗濯・掃除)、煎じ詰めればすべて「化学」に行き着く、のでしょうか。
ま、きっかけは、遅ればせながら入浴剤がわりに重曹を使ってみて、その効果にびっくりしたからなんですが。

塩素の強烈なこの地域の水道水。pH調整はもっと早くすべきだったようです。
(浄水してたはずなんですけどね)
肌がほんとにかゆくならなかったのが嬉しかった。
浴槽の掃除も簡単になるし、台所の油汚れもよく落ちるー。
これは楽しいですね。無害だし。

必要以上に不自然な「合成物」をなるべく使わず、できるだけナチュラルに「化学」の知識を日常生活に役立てたい。こういうの、もっと探してみたくなりました。

2005.3.1 [火] 欲しいもの、必要なもの

私の着物には、だいたいこの二つがあって。
今までは「欲しいもの」ばかり追いかけ続けていて、「必要なもの」が疎かになっていたのかも。
だからたぶん、いつまで経っても、何かが足りない足りないって思っていたのかな。

私にどうしても必要な着物って何かな?
どれくらいの数があれば、間に合うのかな?
どれくらいのレベルの着物ならば、ずーっと愛し続けられるかな?
もいちど考えてみたほうがいいみたい。

「この、今欲しい着物は、ほんとうに私に必要なものなのかどうか?」

2005.2.24 [木] 時のいろ

手入れでもしようかと思って、籠バッグをひっぱり出してみました。
ちょこちょこ修理しながら使い続けているものですが、あら〜気のせいか買った頃より飴色が濃くなっているみたい。いい色になってきたような。

買った当初は分不相応かなーと思わないでもなかったけれど、和物って使いながら育てていく感じがあって、それがとてもとても好きです。
やっぱり、背伸びしてでも買って本当によかった、かな。

2005.2.24 [木] 寒緋桜

近所のも、そろそろ咲きそうです
蕾がもうぷくぷくで、あとは、ほわっと開くのを待つばかり。
楽しみ♪

2005.2.23 [水] 一番好きな柄

個人的に、ひとめぼれする着尺は、織りよりも染めのほうが圧倒的に多いのですが、そのなかでも最も好きなモチーフは、もしかしたら紅葉かも…。
このあいだも目が釘付けになってしまった一枚があるのですが、それもやはり、紅葉。

紅葉柄…もう何枚か持っているのに。くぅ。。。
これ以上増やしても、着る時期は限られているんだぞーと己に言い聞かせ。

2005.2.22 [火] 祖母の本棚

祖父母と同居して育ったせいか、時代劇・小説は馴染み深いです。
(友人には「アンタ幾つ」って言われるけど。。。いいじゃんよー)
でも、真楽では見たり読んでたりする方が多くて、なんか安心したり。

時代小説は池波とか、今は平岩弓枝がメイン。
新刊を見つけると「出てるよ」って電話して、送ったり帰省するときに持って帰ったり。
コミュニケーションツール化しています。

2005.2.21 [月] 沈丁花のかほり

咲き出しました、近所で。
でも、あの香り、ちょっと苦手なんです〜。アタマが痛くなる。鼻がムズムズする。。。
いい匂いだとは思うんだけど、ある意味、つよすぎる香水のような。

集中的に咲いているとこを通らざるを得ないときは、かなり切ないです。
金木犀もパス、かな。
花の匂いでこの二つだけは、どうしても苦手。

2005.2.19 [土] 梅見のはずだったけど

今年最初の桜♪

2005.2.18 [金] お香

ずーっとずーっと気になっているお香があります。
実店舗で扱っているところが見つけられなくて、幻になってしまっているお品。
お試しをしないで、一箱5,000円のお香を買うのってかなりリスキーだし、しかも500本。
もし嗜好にあわなかったらと思うと、どーしても決断できず。。。
うーん、どんな香りなのやら。
http://www.rakuten.co.jp/...

2005.2.17 [木] 綺麗色

まだまだ寒いけれど、気分は春を待っている。
個人的に、綺麗色のパシュミナストールが本格的な出番。
ダークな色を使わずあったかくしたい、というときには、やっぱりすごく便利で、大好きです。
マフラー代わりに、ぐるぐる巻きにして防寒。

2005.2.15 [火] 心残りがないように

アンティーク調の小紋が届きました。
華やかな紫地の、紋綸子。けっこうハデです。
うーん、着るところ・年齢をかなり選びそうな気もするけど、一度くらい、こういうのも着ておきたかったというのが本音かな。。。

何より、音羽楼のような雰囲気ある日本家屋なら、こんな着物もすんなり受け止めてくれそうな気がして。
一応、来年の新年会候補です。
(鬼が笑いそう…。しかも来年の新年会も音羽楼で開催なのか、まだ定かじゃないのにね)

2005.2.12 [土] お散歩

ぶらぶらと歩く。
日陰だと寒いけど、陽のあたる場所はとてもあたたか。
白梅も紅梅も咲き誇り、あたりにいい匂いが広がって、春が近いなぁという感じ。
築地はにぎやかでした。

来週は梅見♪
お願い。晴れて〜。

2005.2.11 [金] ヴァローナのチョコレート

友人に教えてもらったメーカー。
銀座の和光チョコレートショップで購入しました。

しつこすぎず、あっさりしすぎず、バランスがちょうどよくて好きです。
本来のチョコの味が楽しめるというか。

友人とはほんとうに味覚の好みが似ている。
それだけでもとても幸運な出会いだったと思う。感謝〜。

2005.2.10 [木] 五嶋紐

お願いしました♪
届くのが楽しみ。

最初こそ色数が少ないように思えたけれど、ひとつひとつの色みがよく吟味されているなぁと思う。
ふっくらと組まれていて、より房も高級感があって、とてもいい感じ。

最近は、帯締めは、帯に対して濃い色か淡い色かのどちらかを選ぶという傾向がはっきりと。
手持ちに個性の強い帯が多いのも、理由のひとつかも。

2005.2.8 [火] 下戸部(お茶部?)見習い自主練

波瑠ゑさんにお誘いいただいておしゃべり。
素面で楽しむのも、いいなぁ。

いろんなこといっぱい話して、時間が経つのがあっという間だった気がする。
サービスで出してもらったシャンパンが美味しかったです。
微妙にアルコールも入ってたか(笑)。

2005.2.6 [日] 空の軌跡

まだまだ寒いよぅと思っていたけれど、桜の花芽がふくらみつつあることに気づく。
梅も咲いているし、太陽の光線はまっすぐで白くてクリアで、印象があきらかに違う。
(秋のころは光線が斜めから差している気がしてた。光の色も黄色みを帯びた印象があった)

今日の空には、ひこうき雲。
空の端から端までつっきっていて綺麗だった。
あんなふうに飛ぶことが出来たら、すごく気持ちがいいだろうなぁ。

2005.2.5 [土] エミール・ガレ展

キャッチコピーは「あなたの知らないガレがここにある」だったかな?
友人の希望で出かけたガレ展は、想像以上にすばらしかったです。

なによりキュレーターさんの執念(?)が感じられました。
ガレといえばランプが有名ですが、ここの展示はガレの生涯を通じた変遷を示したいと熱望していたような。
ガレが家具の製作をも手がけていたということを、初めて知りました。
予算が無かったのか、どう見ても手作りっぽい回転台にはほろりとさせられ。
このキュレーターさんは、どうしてもこの花瓶の裏側も見せたかったんだろうねぇ。

ガレの、過渡期を経た後の作品は、硝子を幾層にも重ねた透過光が非常にうつくしいのですが、ここでは鏡板の上に作品を置いて、下側からの透過光を見せようとする試みがなされており、そのちからの入れようにも驚きました。
照明の位置も、とてもよく考えられていて。
うーん、分かっている…!

ランプ展示ではまわりを真っ暗にして明かりをつけて見せるなど、「ガレが大好き」なことがほんっとうに伝わってくる展示でした。
かつて見たなつかしい風景を、硝子で再現してみせたような、うつくしすぎるガレの世界。
…見てよかったなぁ…。

堪能した後は、神田のまつやで蕎麦掻や湯葉に舌鼓を打つ。
江戸の粋や情緒溢れる渋い店で、メニューはどれもレベルが高い〜。
焼き海苔や蕎麦味噌、まじうまです! 混んでるのも納得。
連れてきてくれた友人に感謝。いつもながらいい店をよく知っている。

まったりしたあとは飯田橋のワインバーへ。
ライチの香りがする白ワイン、ほんと美味しかったです。
あーいい一日だったー♪

2005.2.5 [土] ジャンパースカート

ハウエルつながりで、冬はジャンパースカートがすき。
(昨日ゲットしたニットも、文句なくこのスカートに合いました。うれし♪)
一見ちゃんとしているようで、実は着ていて非常にラクチンなので、重宝なのです。
だがしかし。

外に出ると、かなりの確率で妊婦に間違われる(笑)。私、太ってるかなぁ。
これだけがどうにかならないものかと。

2005.2.4 [金] セール

Mさんの伝手で、セールに招待していただきました♪
ビニール袋を持ちながらのセール参戦というのは初めてで、どきどき。
他の人がすごい勢いで大量に購入される中、ささやかながらセーター2枚、ゲットしてきました。
この冬に店舗で見かけて、いいなぁと思いつつ、定価では買えそうもなかったお品。
バーゲンでは見当たらなかったんだけど…ここにあったなんて。神様、M様、ありがとう〜。
真楽に入ってから、ほんとよいご縁が続くわ。感無量。

2005.2.3 [木] 節酒肝要

……なんだか近頃、呑んで記憶が飛んでるときがあるので、お酒を控えねばと反省……。
暴れてはいないらしいけども。

とくに気になるのは、真楽の会合。
楽しいので、どーしても呑んじゃう。。。
酔うのです。浮かれるのです。口も悪くなるのです。これ以上失敗したくないよ〜。
とりあえず宣言して自分を追い込み、「不言実行」ならぬ「有言実行」をめざす。意志弱いから。

2005.2.2 [水] オリオン

今日はよく晴れ渡り、日中も海上の雲がうつくしく、いい日だった気がする。
都内でもオリオン座が見えるというのも、今日初めて気づいた。
なんか嬉しい。

2005.1.29 [土] 新年会♪

電車に乗り換え損ない、逗子には遅刻。
Kさんにめちゃくちゃお世話になってしまい、恐縮でした。

音羽楼は晴着の皆さんがそろい、とても華やかな雰囲気で楽しかった〜。
「装いを拝見する」という点では、一番よいお席だったかも。

余力があったので銀座に出向き、半衿をゲットしてきました。
これで紬の方向性は、完全に決まったかもしれない。

2005.1.28 [金] 冬の月

今月の満月は25日だったらしく。
でも、夏の頃よりかなり東寄りの方角に月が昇っているのに、今日、気がつきました。
そっか、冬の月はこう見えるんだ。
地球の自転だけでなく、こういうのを見ると、公転の意味もなんとなくわかるような。

2005.1.27 [木] 三月大歌舞伎

…取れた。無理だと思ってた。

2005.1.23 [日] 激さむ

めちゃめちゃ寒いです。太陽の光が差さないから、なおさら。
外出時、カオが固まってました(笑)。

粉のような雪が降り出しました。
けぶる町並みと、灰色の海。運河のかもめも寒そうに見えます。
今日はキムチ鍋かな。あったかいのが食べたい。

2005.1.22 [土] 内免和彦の世界

友人と、内免和彦氏の個展を見にゆく。
銅細工の作家さんで、ほんっとうに毎回、素晴らしい仕事をされる方。
銅で作られた4cmくらいの妖精や人々(ちゃーんと立体的)が、まるで生きているかのように表情豊かなのです。ちいさなオブジェにも、ひとつひとつ物語があって。
それに惹かれて、我が家にも内免先生の作品がちょっとずつ増えました。
(現在は、さすがに置く所がなくなりつつあり自粛中・笑)

銅って、素材としてこんなにも表現の方法が広いんだなぁといつも思う。
加熱の仕方によって銅は色が変わるらしいので、その微妙な組み合わせが、作品にこれほどの深みをもたらしているのでしょう。
銅とステンドグラスを組み合わせたランプは、明かりをつけると幻想的なまでのうつくしさ。
いつかいつか、欲しいと思っているのだけど、叶うかなー。
限りなく、やさしくて、温かで、ファンタスティックな世界。

堪能した後は、友人と食事。
いっぱいしゃべってこちらも堪能♪

2005.1.20 [木] 春色

紅茶のストックが切れそうだったので、買い物へ。
缶のデザインがあたらしくなっていました。
空いた缶、どうしよ(←貧乏性)。捨てるのちょっともったいなくなっちゃったかも。。。

もう春の新商品が並んでいました。
「春」というと、ちょっと前までは妙にパステルカラーが主流だったような気がするけど、どうしても自分の肌色になじまないので、買い物をすることはほとんどなかった気がする。
でも今年、目についたのは、やわらかでグレイッシュなグリーンやピンク。
なごむ感じでした。春色のインテリア、いいなぁ。

2005.1.19 [水] やわらかもの

あと10日〜。
ということで、やわらかものをチェック。
コートはいつものだし、今年の着物はこれかな。だったら帯はこれ。
さて小物…というところで、「あれ???」。
あら〜なんか以前の小物の組み合わせだと、微妙にしっくりこない気が。
気づかないうちに、時はめぐるのね…。

気になるのはお天気だけれど、真楽には「晴れ系」の方が多いので安心しきっています。
万が一雨だったら…?
潔く洋服で!(笑)

2005.1.18 [火] 夜明け前

陽が昇る前の冬の空を見ました。
東の地平線と水平線がおそろしいほど赤くて、空はまだ夜のいろで、明けの明星が見えていました。
そのコントラストのうつくしさ。

…あんまり綺麗なのでデジカメで撮ろうと思ったんだけど…電池切れ。。。
まったくもう、いざというとき役に立たないなぁ。

空が明るくなるごとに、紅がだんだんビルの間の一点に集中していったので、ここから陽が昇るのだろうと思い、ずっと見ていました。
やがて周囲の雲が透けるように光り、溶岩のように輝く太陽が。

陽の出を見るのは確かやっと二度目。太陽は大きいですね。
日本人はアニミズムだというけれど、まさしくそうだと思いました。拝んでしまいそう。
ほんとにほんとに、うつくしいです。
陽の出のとき、飛行機が一機、飛んでいきました。
空を飛ぶお仕事の人は、こんな風景をいつも見ているんだろうなぁ。

2005.1.17 [月] 石鹸シャンプー

シャンプーが切れたのをきっかけに、石鹸で髪を洗い始めたりしています。
すすぐとすっごくギシギシするので、最初はびっくりしたけど、クエン酸でリンスすれば問題なし。
一番のメリットは水切れがいいことですねー。長い髪でも早く乾く♪
艶は出てきたかな? 調子のいいときは天使の輪が三重くらいになります。
あと、悩みの静電気が減ってきました。

イタリアの写真に触発されたので、今日のゴハンはイタリアン〜。ワイン買いに行きました。

2005.1.17 [月] 覚書

<しつらい しつらひ【▽設い】>
(1)構え作ること。ととのえ準備すること。しつらえ。
(2)(「室礼」「鋪設」「補理」とも書く) 平安時代、娘の女御としての入内(じゅだい)・婿取り、客を招いての宴、移転など晴れの祝いの日に、寝殿の母屋・庇(ひさし)に調度を立て室内を飾ったこと。

<しつらえ しつらへ【▽設え】>
しつらえること。準備。

ずーっと「しつらえ」って覚えてたから、「自分の記憶が間違ってたか(恥!)」って思ったけど。。。
やはり日本語は奥深し。辞書機能はこれからも活用だ。

2005.1.16 [日] 寒いよー

うーん、センター試験のときは、全国的に天候が悪い日が多いような気がする…。
受験生はいつも大変〜。

小正月はキムチ鍋の残りでお雑炊。
市販のキムチ鍋の素を使うけど、牛乳を少し入れるのが実家の味です。
牛乳臭さは気にならず、辛味がよりまろやかになるので好み。
あと、やっぱりマストは蛤。
鍋のおつゆは絶対捨てられないです。お雑炊、絶品。

2005.1.15 [土] 小物あれこれ

いざというとき慌てないようにと思って、着物の取り合わせにいそしむ。
同じ着物と帯とでも、上に着るものがアンサンブルか絞りの羽織かによって、映える帯揚げ・帯締め・半衿の色がそれぞれ異なってくるから不思議。

重打ちの帯締めは、ある意味冠組よりも、締めるとしっくり馴染み、結び目がキマる。
某所のほぼ半額で買えるし、これはいいモノを見つけたかもしれない。はまりそう…。
今度お店に行ったら、糸見本を見ながら、オーダーをお願いしてみようっと。

縮緬の帯揚げは恥ずかしながら、お値段が高いのとそうでもないのとの区別があんまりつかず。
アタマで想定していたより、実際に身に付けてみると意外な発見があったりするので、私にとっては、そこそこの品質ならば、少数精鋭というより枚数がほしいアイテムとなりそうです。

2005.1.14 [金] 社会保険庁

またもやの報道に、がっくり…。もう怒る気にもならず、呆れるばかり。
こんなことばっかりやってるんだったら、そりゃあ財政難にも年金破綻にもなるでしょう…。
こんな状態で「負担増」ってどうなのよー。
これは本気で社会保険庁を廃止して、国税庁と一本化もしくは民間委託したほうが、まだましかもしれない。
税金や年金は「打ち出の小槌」ではないんだってばー。
ほんと、社会保険庁の職員って勘違いしてる人多いんだなぁ。

2005.1.13 [木] 男前…?

今回の帯揚げを改めて見てみると、練色・縹色・鉄紺・ココア色(個人的に、厳密にはこれは空五倍子色とは言いたくなーい)という、かなり男ものに近い色ばかりになっていました。あれー?

でも、「紬」という素材感を考えると、民芸調に着こなすのも今は気分ではなく、やはりコンセプトは「かっこいい着こなし」に傾いてしまいます。
ただ、男ものをそのまま流用するには、どうしてもお色の彩度が低すぎるのと、白みがつよすぎるのがネック。。。やはり地道に探す必要が。

2005.1.13 [木] 帯揚げが届きました

かなりお安かったけど、あら〜品物は悪くなかったかも。
紬向きに、彩度を押さえた色目をお願いしましたが、主張がつよくなく、なかなかよいです♪

ただちょっと空五倍子色がパソコン画面とは色調が違ったから、次回茶系のお色を頼むときには気をつけよう。
もう少し灰がかった色を期待していましたが、ココアそのものみたいなお色でした。
祖母からもらった帯には文句なく馴染むけど。

最近、小物は馴染ませれば馴染ませるほど年配のイメージがつよくなるような気がしてきているので、このあたり匙加減がムズカシイ。

2005.1.12 [水] おでかけ

絵織さんとおやつ。楽しい時間でした〜。
やはり二人で資生堂パーラーというのは、よいです♪
あれこれ着物の情報ももらえて、そういった意味でも有意義でありました。

銀座三越で白鳳堂のイベントがあるのに気づく。
携帯用のブラシ、欲しいかも。
しかし今日から新宿伊勢丹で京都展開催なので、そちらにも行きたく。迷う。。。

2005.1.11 [火] 縮緬の帯揚げ

とても便利だけど、いざ探すと好みの色がなかなか見当たらず、悩ましいアイテム。
ネットでも、たくさんのお色を扱っているところはあるものの、やはり素敵かつ微妙な色は人気らしく、売り切れのこともしばしば。
…と思っていたら、プチリニューアルで全色揃っているのを発見。やた!

お試し気分でぽちっと買ってみました。
誂えも勿論いいのだけれど、色見本と仕上がってきた実物のイメージとが必ずしも一致するわけではないという点では、ネットと同じくらいのリスクがあるなぁとしみじみ。
染めあがった糸を見ながら「この組み方で」とお願いする組み紐の誂えとはまた雰囲気が異なるし。
誂えはほんと、自分の力量が試されますね。

2005.1.10 [月] 陽が長くなってきたなぁ

ちょっと前までは、夕方5時くらいになるともう真っ暗で「陽が短くなったなぁ」と思っていたけど。
いよいよ寒くなってきましたが、陽の光のニュアンスだけは、すでに少しずつ春の気配。
2月になったら、例年通り、もっとそういう気分になるんでしょうね。

2005.1.8 [土] 爽快バブシャワー復活…?

今の時期にはあまりタイムリーな話題ではないかも(笑)。
でも、再販検討中らしいですね! これはまじで嬉しい。
たとえ冷夏でも、着物を着る人にとってはお助けグッズなのは間違いないなぁ。
朗報を期待♪

2005.1.7 [金] 超しあわせな一日

仕事を早く切り上げ、バーゲンヘ、も一度チャレンジ。
バーゲン前に「いいなぁ〜」と思っていたハウエルのセーターが私を待っていた!(狂喜)
あ〜なんというシアワセ。

素敵なお着物のおじいちゃまをお見かけする。
衿が大きめの角袖(とんびでもインバネスでもないコートですね)。
よく使い込まれた印傳の合切袋。
桐小町(男性ではめずらしい!)の下駄。花緒も凝ってた。
しかも素敵なしぶい風呂敷包みを持ってらして(もちろん男物)。
男性が風呂敷持ってるとこって、初めて見ましたよ。
うーん、この方、只者じゃないと思わせるいでたちでした。眼福でした。

だいすきなKIHACHIのシブストを買って帰宅。
やっぱおいちい〜。

2005.1.7 [金] 今年の目標その2

携帯を、カメラ付きのものに変える(←今更)
私の携帯は、すんごい古い型です。もう4年くらい使ってるのかな。
物持ちのよさっていうのも、こういうとこでは裏目に出ますね。でも壊れないんだもの〜。

ちなみにデジカメもピント合わせが微妙に手動優先なので(オート機能がついているという割には)、日記に画像をアップするのがすごーくめんどくさいです。
(だから最近は画像をサボっているのだね)

えとえと、いろんな意味で、著作権・肖像権とか、着物だと意匠のオリジナル性を守るっていう気分もあるのは確かなんですけどもね。。。

2005.1.5 [水] 白い半衿

が、なんとも寒々しく見える時期になってしまいました。東雲はしばらくお休みです。
うづらならなんとか…? でも、まだ私の年齢には、この質感は早い気がしないでもなく。
とりあえず、淡く色づいた刺繍半衿の出番のようです。
厚手の縮緬や塩瀬でもいいのかもしれないけど。。。

今年の着物目標は、小物の充実と反物のままで眠っている着尺を仕立てるということで。
あとは、呉服屋には着物で行くこと。
呉服屋って、なぜああも着物と洋服とでは対応が異なるのか、ほんっとうに謎なのですが、わざわざ嫌な気分になりに行くのも賢いやり方とは決して言えない、気がしてきた。
いろんな意味でお勉強にはなったけども。
でも、気が向いたときにお店を覘いて、データベースの拡張&情報収集っていうのは私の基本行動だったので、ちょっとつまんない…。
けど、それを望んでない呉服関係の店舗が結構多いのは事実なので、仕方ないのかな。

しかし…呉服関係。
買いたいものがあるということは、今の取り合わせが気に入ってないということでもあるので。
満足いかない取り合わせで街を歩くのは、ほんとは不本意、なんだけどなぁ。
着物で呉服屋に行くと、どんな取り合わせでも妙に褒めちぎられるので、それが逆に気まずい理由でもあるのだけど。

2005.1.3 [月] 初売りの次の日

歌舞伎座は、紅白の餅花飾りでとても華やか。
銀座も人があふれ、さわさわとした独特の雰囲気でした。
バーゲンが始まってましたが、…やっぱりこういうときって「どーしても欲しい!」というものは無く。。。
いくらお安くてもねぇ、長く愛せないものは買いたくないよねぇ、という性分です。治りません。
化粧品を買って帰宅。新年会までに、ちょっとは綺麗になるよう、頑張ります。

2005.1.2 [日] ユーカラ織の八寸

祖母を拝み倒して、とうとう「借りる」ことに成功しました♪
(こんなに地味なのに?と言われつつ・笑)
素朴だけど、ちからのある帯です。
白茶地に焦げ茶の幾何学模様。今はもう、こういうのって少ないんだろうな。
どんな紬にも似合いそうだし、季節さえも選ばなさそうな。
栗渋染めの、重打ちの帯締めを合わせましょう。
泥染めの冠組でも素敵かも。

2005.1.1 [土] 忙しいです。。。

実家方面は思ったより雪が深く、初詣の着物はそうそうに諦める。
お着物のツワモノも二人ほどお見かけしたけれど、参道がどろどろ。。。やめてよかった。

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