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2006.2.27 [月] トリノ閉幕 |
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終わっちゃった。
いろんな人の精一杯のドラマがあって、素敵でした。
そこには人生があった気がする。
今回も「ほぼ日」の「観たぞ、トリノオリンピック!」がとっても参考になりました。
(どうもありがとうございました!)
背景が分かると、見方がまた変わりますよね。
他の報道で見たのですが、メダルの数が少ないと嘆くなら、そんなにメダルが欲しいなら、これからいろんな意味でのバックアップを考えなければならないんでしょうねー。
充分な練習環境がないのに、メダルメダルってそればかり要求するのは無茶な話だと思うし。
選手の皆さんに、お疲れさまでしたと言いたいな。
これで引退なさる方も、次のステージに向かう方も、あたらしい花を咲かせてくれることを心からお祈りしたい。 |
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2006.2.26 [日] 雨の日曜日 |
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セーターを洗濯したら、あろうことかフェルト化してしまいました。
風合いが同じセーターとは思えん!!
ネットに入れてはおいたのですが、普通に洗濯機で洗ってしまったのが敗因のよう。
要するに水の中で長時間動かし続けてしまったのです。
やっぱり「おしゃれコース」でなければいけなかったのね。うう。
でもまだ着るけどさ!
長い傘がなくなってしまったので、これは神さまが「あたらしいのを買いなさい」と言ってくれているのかしらと思うことにして(私はそういう都合のいい解釈をよくやります)、オレンジ色の傘を買いました。綺麗な色の軽い長傘が欲しかったんです。
雨の日にちょっといいレストランなどに行ったとき、折りたたみでもビニール傘でも、なんとなく気が引けてしまうのも確かだと思ったし。
お値段の高いものはしっかりしてるけど重い、というイメージがあったのですが、今は予想以上に、軽いものもいっぱい出てるんですね。
今回私が選んだ傘は300gくらい。無地で地紋が入っています。
こういうとこまで、なんか着物感覚になってきた。
白やキャメルのウールのコートにもピスタチオグリーンの綿コートにもきっと似合ってくれるでしょう。 |
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2006.2.25 [土] オーラ |
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とにかく見続けているのは、私の場合歌舞伎なので、「演技」ということに関しては、もう歌舞伎が基準になってしまっています。
その限界はあるんだと、自覚してはいるのですけど。
フィギュアは、ひとり舞台にとてもよく似ていました。
練習して練習して、「躯が覚えている」状態にまで仕込んだもの。
(呆れるほどその動作を繰り返すと、脳にその回路ができるのです。これは実体験も含めて書いてます)
それを、1,000人以上の前で、演じる。
未熟な人だと「なぞった」感じが否めません。これは伝わる。
そこを通り越した人だけが演じられるアドリブや表現があるのだと、信じています。
最初は総て、憧れとその真似から始まる。
しかしそれを己の血肉にしたときに、見えてくるあたらしい地平線。
ほんものはオーラを持っていると思っています。オーラとしか表現のしようがない、「何か」。
その空間を、ただその人だけの色で染め上げる。
ほんとに人によって違うんです。
そのオーラに魅了されてしまったとき、またあの感覚が味わいたくて、観客は足を運ぶんじゃないのかな。 |
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2006.2.25 [土] エキシビション |
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すごいよーすごいよー。
「ほぼ日」で名前だけ見てた選手(ナフカとかトットミアニーナとか)やっと見ることができました。
みんなリラックスして、とっても楽しそう。
本来の人柄を垣間見た気がしました。
荒川選手はもう独特の雰囲気を醸し出せる人になってしまいましたねぇ。
しなやかで、瑞々しくて、ほんとうに素敵だ。
王子の演技とヴァイオリンの生演奏が素晴らしくて、涙がだらだら止まらず、ずっと見てました。
なんて贅沢なの。
でも歌舞伎も音響とか全部生だから!(←負けたくない) |
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2006.2.24 [金] 傘泥棒 |
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久々に持っていかれました。。。
もぉぉ〜〜(怒)!!
500円のビニール傘なので、お金についてとやかく言う必要はないけれど、何故ワタシがそんなアナタのために濡れて帰らなきゃならないの(←ここがいちばん屈辱)。
歩いて3分くらいとはいえ。
高い傘は失くすとショックが大きいし、かと言ってビニール傘でも持っていかれ率が高い。むー。
傘の適正値段は難しいね。 |
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2006.2.24 [金] 今日一日 |
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やっと、安藤選手と村主選手の演技を見ることができました。
私は見る目がキツイかも。
でも、オリンピックは「出場することに意義がある」だけのものでは決してない気がしています。
「出たくて出たくて、けれど選ばれなかった」人がいる。
結果云々ではなく、ただ、その人に恥じないようにして欲しいのです。
(そういう意味では、ジャンプの原田とか言語道断です)
安藤選手は、悲壮だった。
コレ言うと怒られるかしらと思うけど、お客を楽しませるというところからは程遠かった。
(アタマが歌舞伎アタマなので、どうしてもどうしても脳裏に浮かぶ)
一所懸命最後まで滑りきってくれたけれど、ああどうか、この経験を次につなげてください。
村主選手は悪くなかった。全然悪くなかった。
でも、何か地味だった。
荒川選手の演技のときに感じられたような、圧倒的なものは伝わってきませんでした。
村主選手には深紅のベルベットなんかが似合いそうな気がするんだけど。
で、下品でない程度のキラキラのストーンで飾ったらどうかなぁ。
(↑文句を言ったので代案を提出してみる)
いいものを持っているんだもの。絶対ここで終わって欲しくない。
きっとまた頑張ってください。応援する!
私もみずえさんのレポートお待ちしますー。 |
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2006.2.24 [金] 君が代 |
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朝起きてテレビをつけると、「荒川選手金メダル」との速報が流れていた。
悲願の金メダル。
朝の予定がぐちゃぐちゃになりつつ、リプレイから目が離せない。時間が、時間が!!!
今日の荒川選手はすっきりとしたブルーの衣装で、どことなくオリエンタルな雰囲気。
(なんか着物の片身替りに見えたよ〜)
指先まで気を遣われた、繊細で滑らかな演技と技の取り合わせが絶妙。
うーん、これこそアジアンビューティー、ううん、ジャパニーズビューティー。
よい演技だったと思います。
そしてよい演技は観客の熱狂を呼び、それがまた選手の良い面を引き出す…。
スタンディングオベーションには、そんなマジックのような側面があります。必ず。
そのときもっとも本来の力を発揮できた人が、表彰台の真ん中に立つんですね。
おめでとう。
ほんとにねぇ、日本人がフィギュアで、しかもオリンピックで金メダルなんて漫画の世界でしかあり得ないと、私はきっと思っていたのです。恥ずかしいけれど。 |
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2006.2.23 [木] お香の匂い |
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お香。
相変わらず、精神的に疲れたときには、どーしても必要なもの。
でも、オフィスには絶対的に似合わん匂い。。。
服に、どうやら香りがしみ込んでいる模様。
手持ちのお香が減ってきたので、そろそろ補充が必要なのですが、しばらくは残り香が気にならない洋風の香りにしておいたほうが無難かなー。 |
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2006.2.22 [水] フィギュア・SP |
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朝起きてテレビをつけたら、ちょうど村主選手の演技が始まるとこでした。
こうして見てみると、どの選手にも「明らかに段違い」というほどの差はないみたい。
みんなトップレベル。誰が一位になってもおかしくない感じ。
でも、だからこそ、ほんの少しの差が命取りというくらいの明暗を分けてしまう。
日本人選手もとってもプロポーションがよくなって、今では欧米の選手と較べても見劣りすることなどなく。
でも、連続して演技すると、やはり「違い」は見えてしまうのですね。
日本人のうつくしさは、欧米人とは違うところにある、と断言しちゃいます。
相手と同じことをし続けていても、勝てないよね。
あちらの土俵にあがって、どうしても勝ちたいならば。
日本人選手の特筆すべきうつくしさは、肌理の細かい肌と黒い髪と瞳、そしてしなやかで瑞々しい情感だと思いました。
だから、欧米人の前後に滑って映えるお衣装とメイクの色は、きっと違います。
ぼけた色ではなく、はっきりした色がきっといい。
で、たぶん「白色」も取り入れたほうがいい。
安藤選手のショートカットや黒い衣装・ナチュラルなブラウン系のメイクは、演技以前に、そういう意味でとても損をしていると思いました。
「きちんと感」と「軽やかさ」のある欧米人選手の中で、はっきり言って重苦しく、垢抜けなかった。
村主選手も、地味に見えてしまいました。
荒川選手はそのあたりが、ふたりと一線を画していたように見えました。
だって村主選手と荒川選手の演技、どっちも遜色ない出来栄えだと素人目にも思ったんだもん。
なのにあの点数の差って…。
見た目って…見た目って…むむむ。 |
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2006.2.19 [日] そうだ 京都、行こう |
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JR東海の春のCM。
今回は円山公園と祇園白川の枝垂れですね。
相変わらず綺麗なんだけど…、ホンモノの枝垂れや紅葉は、あんなにどピンクでも、まっかっかでもないと思うよ〜。 |
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2006.2.18 [土] プレゼント |
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適当なもんは大切な人に贈りたくないのです。
だから、プレゼントは自分が食べたり使ったりして「これはいい!」って思ったものが圧倒的に多くなります。
「これでいいや」って思うものを贈るのは嫌なのです。
逆に友人には「こだわらない」人がけっこう多くて。でも舌や目が肥えてないわけでは決してない。
「あの人はコレが好きだから」っていうのがあれば、それはそれでラクなんだろうけどね。
そういう意味では嗜好品のプレゼントには、高いレベルが要求される。
しかし、あらためて考えてみると、私との「お揃い率」が異常に高いってことなのかしらん。
あれ? 実は迷惑だったってことないよねぇ>友人たち。
ま、いっか。こういうとこは大目に見てくれるでしょう。 |
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2006.2.18 [土] 「ちょっとだけ」いいもの |
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友人に贈った「ムース」という名のタオル。
これ大好きです。
ホテル仕様のバスタオルにも凝ってみたことがあるけど、厚くて重くて扱いが大変。
乾きが悪いのがいちばん嫌でした。
「ムース」はふんわりしていて厚みも適度。
高い吸水性が持続します(何度か洗濯してからのほうがベター)。
使い潰してるけど、捨てる時期を見定めるのが難しいくらいでした。
キャトルセゾンのロングセラーだから、買い足しが安心なとこもとてもいい(←これ重要)。
日常の生活に「ちょっとだけ」こだわって、好きなものを揃えていくのが大好きです。
「ものすごく」いいものでなくていいの。
「ちょっとだけ」。
でもそれらの積み重ねが、暮らしをほんとうに豊かにしてくれる気がするんです。
あたらしいものも取り入れつつ、好きなものをずうっとずうっと使い続けたい。 |
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2006.2.17 [金] 鴨しゃぶ♪ |
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友人と、この冬最後の鴨しゃぶのコースを食べにゆく。鴨好き〜〜。
彼女は誕生日を迎えたばかりなので、あれこれ考えた挙句、いちばん気に入っているバスタオルをプレゼントしました。
キャトルセゾンの「ムース」。
ふわっふわの無撚糸タオルです。
考えてみれば10年以上の付き合いになるのに、あんまり誕生日プレゼントを贈り合ったことがない。
「こういうのを探してる」と聞くと、なんでもない日にお土産を渡し合ったりしてるのにね。
お酒は確実に弱くなりました。
ふたりでワインを一本空けたのだけど、反対方向の電車にどうやら乗ったりしていたみたい。
でも酔っ払いつつも無事帰ってきたから、そういうとこで根性はあるのか。
たまにはこういう日も、よし。 |
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2006.2.16 [木] 隣の芝生 |
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人は、ないものねだりをするもので、それは私も例外ではなくて。
自分がどうしても持つことが望めないものを、何の苦もなく持っている人がいたならば、それは勿論羨ましく、ときには妬ましくさえもある。
でも、振り返ってみれば、自分だって他の人が持っていないものを持っているのかもしれない。
そう思うようになってから、よっぽどのことがない限り、「羨ましいな」と言うのも考えるのも、やめることにしてしまいました。
もう何年くらいになるのかな。
ないことを嘆くより、今与えられているものを喜んで、感謝して楽しんだほうがきっと素敵だから。
この世の全部は手に入れられない。
たとえ手に入れたとしても、それらを味わい尽くす時間は、残りの人生の時間を考えたら、足りなさ過ぎるよなぁ。 |
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2006.2.15 [水] 「毛玉おとし」 |
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セーターの毛玉には毎年苦労させられてました。
なかなか「コレだ!!」というものに出会えず。。。
かみそりで一個一個取っていくのが結局いちばんいいのかしらなんて、半ば諦めていたところ。
SAWAFUJIの「毛玉おとし」を発見しました。
毛玉は、一度出来てしまうともう延々と取り続けるしかなくて。
要するにセーターを削っているのと同じことだから、セーターはどんどん痩せていく一方でとても哀しいのだけど、毛玉のついたままのセーターで外出することほどビンボったらしいものもあんまりないような。
やっといいものに出会えた気がする〜。
しかしSAWAFUJIのホームページには「毛玉おとし」の記載はなかった。
近所のスーパーで¥609で購入。 |
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2006.2.12 [日] アイデンティティ |
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なんでもかんでも片仮名で表現してしまう昨今の風潮が批判されることもあるようですが、「アイデンティティ」って、ものすごく日本語の概念に照らし合わせることが難しい言葉だなぁ。
「アイデンティティ」とは、「自分が何者であるか」っていうことなのかなと思ってます。
私がそのことについて考えるとき、やっぱり自分は「日本人」なんだという意識が強い。
地球人(宇宙人が来訪したら、「地球人だもんね」とか思うのかな)とか黄色人種とかアジア人とか関東人では決してない。
やっぱり、「日本人」なのです。
で、国際化っていうのを考えるとき、ほんとの意味での「世界市民」になるには、逆説的かもしれないけど、日本人である私がちゃんと日本人としてあり続けることが、いちばんの近道なのかなって思う。ありがちな「欧米人もどき」の日本人ではなく。
「自分」を持っていたほうが、他者との「違い」をきちんと受けとめることができる気がする。
今まで私は、ずっとずっと自分のことを少数派だと思ってきました。
でも、「違う」ということは決して「間違っている」と同義ではないこと、ましてや「悪」ではないことがやっと納得できたから、互いを、そして己を不必要に否定することも、理想を押し付けあうことも、もうしなくていいんだと思う。
互いに不可侵で、でも、相手の素敵なところは学び合って、互いに進化していけたなら。
誰かがSOSを出したら助け合い、でも基本的にはお節介を焼かない。
楽しい場にするために、それぞれが誰に言われずともルールを守って(たぶんそれがモラルと呼ばれるもので)、その結果、みんなが自由で個性的。
私の理想のひとつ。
それって、「真楽」の在り方にそっくり。 |
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2006.2.11 [土] トリノ開幕! |
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ダイジェストで開会式を見ました。
全体的に白が基調で、ブライトカラーの差し色が印象的。
さすがイタリア。うーん、かなりスタイリッシュ。
フェラーリも面白かったけど、パバロッティのアリアが儲けもんでした。
ここで聞けるとは思わなかった〜。
素晴らしい声量。無理してる感じが全然しないのに、あれだけの技量とは。。。
選曲もとてもよかったですよね。
トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」…。
「オリンピック中は寝ちゃ駄目なのか!!」という世界中のツッコミが聞こえてきそうなところも秀逸だけど。
あれ、「私は勝つ!」って歌詞なんですよね。
ね、いい選曲でしょ?(笑)
ものすごく終盤が盛り上がって、あーいい開会式だったなぁと思いました。
国際化が大事って久しく云われてるけど「その国らしさ」っていうものも、やっぱり失われたくないものじゃないかな。
グローバル化と個性って、両立させられないものなのかしら。
私だったら、ぜったい両立させたいなぁ。
都内はなんとも春めいた、暖かな一日。
光線の具合がとっても綺麗。
着たい着物の色が変わってくる時期ですね。 |
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2006.2.8 [水] エスカレーター |
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「トリビアの泉」でエスカレーターの片側を空けて乗るのは誤った使い方だというネタをやっていた。
確かに片側が空いていると、駅での乗り換えで時間がないときには助かったこともあるけれど、いつでもどこでもエスカレーターの片側を空けるというのはいかがなものかなぁ…と思っていたのです。
特に、休日の混雑したデパートで片側空けって無意味ですよねぇ。
歩くひとなんてほとんどいないから、片側だけ、がらーんと空いてる。
そのぶん一階に、エスカレーターに乗るのを待つ行列が出来ているのです。
時差ボケするほど長いエスカレーターも、歩きたくなんてないもん。
急いでるときは階段を使えばいいんだよね。
エスカレーターしかないときはあせるけど、ほんとのほんとは余裕を持って家を出ればいいだけの話(含む自戒)。 |
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2006.2.8 [水] 女系天皇 |
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「女系天皇のことがよく理解されてないようなので」
最近、テレビでの皇室典範改正の話題のとき、よく聞かれる言葉。
ほぉ〜。ならアナタは完璧に分かっているというのですね。
説明してもらおうじゃないの(←喧嘩腰)。
「男系が二千年(だっけ?)の伝統だから」という理屈には、あんまり賛同できません。
「何故ですか」と理由を聞いたとき、「決まりですから」と返答されるのとおんなじくらい納得いかない。理由の説明になってないよね。
(もともと「決まりのための決まり」には、無性に反発する性分です)
天皇家には秘密のチカラがあって、そのチカラは男性にしか遺伝しないとかいうなら納得するけど。
今のところ、何故女系天皇がマズイかというと、このままだと将来的に宮家の数が多くなり過ぎてしまいそうだということ、あと、女性天皇が実現すると、現実問題として天皇のお嫁さん以上に、お婿さんのなり手が限定されてしまいそうだということくらいしか、私には思いつきません。
でも今回の紀子様のご懐妊で、もし男児が生まれたとしても、いずれ男系のみに限定した天皇制度には限界が来るような気がします。
そのときに、じゃあどうするのかまた騒ぐんだったら、今きちんと皆で考えておいたほうがいいと思う。この国会でむりやり決めることはなくても、先送りにすることだけはやめたほうがいい。
(先送りは、日本政治家の事勿れ主義的な悪しき慣習だ〜)
宮家のMAXを決めておくとか?
それ以上の数になるときは、男女を問わず民間に下りていただくっていうのはマズイかしら。
(文句を言ったので、とりあえず代案を提出してみる) |
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2006.2.7 [火] 二月大歌舞伎 |
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夜の部。
●京鹿子娘二人道成寺
菊之助と並ぶ玉さまを見て「さすがに年配の雰囲気は隠せないかしら…」と思った私が愚かでした。
踊りがすすむにつれ、玉さまはどんどんあどけなくしどけなくうつくしくなっていって、菊之助とどっちが若いのか分からなくなるほど。
げに恐ろしきは「芸」といふものよ。
風情という点では、菊之助はまだまだ玉さまに敵うものではありませんでしたが(玉さまはお舞台の上で、一意専心しているのがもろに伝わってくる)、なかなかいい感じ。
ふたり並ぶともうとんでもなく可愛いっ。
玉さまの芸は、誰に受け継がれてゆくのか、なんだかずっと不安だったのです。
玉さまの芸は、たぶん足腰の鍛錬が尋常ではない。
「うつくしいお舞台」を観客に届けるために、非常に無理な体勢を取り「続ける」ことが多いからです。
普通のひとならここでやめるだろうというところから、さらに玉さまは続けるのです。
何故か。そのほうがより、見て「うつくしい」から。
菊之助さん、きっちり仕込んでもらってね〜。
●人情噺小判一両
皮肉なお話でしたが、菊五郎と吉右衛門の共演が贅沢なお芝居。
スケジュールの都合で「梶原平三誉石切」は断念。
悔しい。幸四郎をじっくり見るチャンスだったのにー。
今月は、橋之助・福助・吉右衛門・幸四郎・玉三郎・菊之助・菊五郎らが出ていて、ものすごくゴージャスな顔触れですよねぇ。芝翫もいるしね。誰が企画したんだろ。 |
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2006.2.6 [月] うつくしさの秘密 |
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化粧品売り場で手が綺麗だと絶賛された。
しかし「ぬかどこをかきまぜてるから」と言ったら、めっちゃ引かれました。。。
うーん、ぬかの油分ってなじみがよくて強力ですごくいいんだけど、BAさんには通じなかったか…。 |
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2006.2.5 [日] 大河ドラマ |
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「功名が辻」の千代さんの小袖がすごい。あれパッチワークですよねぇ。
歴史的にどっちが古いのかは分かりませんが、端切れをたいせつにしながら、
見た目にも気を配る美意識は、世界共通のものなんですね。 |
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2006.2.4 [土] 味噌その後 |
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件の小紋の件に関して、若旦那から丁寧な謝罪のメールが届きました。
今までもいろいろあったので、クレーマーと思われてないか心配だったのだけど、
誤解なく伝わったみたい…。よかった。
安心してお任せできる、実力ある呉服屋さんに育ってもらえたらほんとうに嬉しい。
頑張ってね、若旦那。 |
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2006.2.3 [金] eau de Cologne |
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香水は、どちらかというと付け過ぎのひとのほうが多い気がするけど、たまにふんわり適度にいい匂いがする女性に出会うと、すごーく憧れます。
清潔感あふれる感じ。あんなふうになれないものかなぁ。
下手すると、お香とぬかのにおいがしかねない私。
知り合いの年下の女の子が、香りの使い方がとっても上手なので、何を使っているのか聞いてみました。
「○×△☆ですよ〜。でもたまに違うのも使ったりするんですけど」
全然知らないブランドだった!!(大笑い)
いやーん、こんなとこにもジェネレーションギャップが。 |
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2006.2.2 [木] 雨コートそれぞれ |
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朝は小降りだったのに、夕方には台風かと思うような風と雨。
そんな中でも、今日は雨コートを召した着物びとが目立ってました。
薄藤に紫の裾ぼかしの雨コート。
白黒ストライプの御召っぽい雨コート。などなど。
ほんとうに着物くらい、上級者になればなるほど違いが際立つ衣類って、他にないかもしれない。。。
悪趣味になってしまっては元も子もないけど、…着物はやっぱり、さりげなく、しかしこだわろう。
些細なところのこだわりほど、意外なくらい目立つ。 |
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2006.2.1 [水] うまし うるわし 奈良 |
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こちらでは現在、JR東海が奈良のCMを放送しています。
「いま、ふたたびの 奈良へ。」
「そうだ 京都、行こう。」の奈良バージョンですね。
しろやぎさんの奈良日記が影響しているのかな。
東大寺二月堂のお水取りってすごいんですねぇ。直接見たことはありませんが。
(女人禁制なの???)
千年以上もあんな激しい火の儀式があって、一度しか火事になったことがないなんて…。
(火事になったことがない、と聞いていたけど、調べてみたらやっぱり火事になったことがあるそうです。ガセネタだったのねぇぇぇっ) |
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