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アキコの空間
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2006.12.29 [金] 大掃除

天気がよいので、洗濯物がよく乾く。
が、働く女子に年末のごみ収集はキツいものが。。。
終わるの早すぎ〜。

プレ大掃除はすでにやってあるので、メインは煤払い。
あとは、とにかくものを「仕舞う」(笑)。
食器類は漂白をして、布ものも真っ白なものに。
お香で浄めて終了。

ほんとは30日がいちばんいいんだろうけど…。
働く女子はいそがしいの〜。

2006.12.28 [木] 小物

伊勢丹の催事へ。
ちりめん帯揚げをゲットしてきました。
もう必要な色目はだいぶ揃ったと思っていたけれど、今回こそは「とうとう見つけた!」という気分。
方向性が、やっと定まったみたい。

100枚以上ありそうな帯揚げの中から、己の感性で欲しいものをピックアップしていく作業は、それぞれの個性が出て面白い。

草木染め格子つむぎ
黄八丈の八寸
桃肌色のちりめん帯揚げ
紺色の五嶋紐

2006.12.27 [水] 芝居小屋

和樂の特別付録をゲット。
ここしばらく勘三郎は、襲名披露の最終地方巡業で歌舞伎座を離れていたけれど、その過程で彼が何を捨て去り、何を得てきたのかが、ほんとうに伝わる写真集だと感じました。

かつて、オペラ座を「歌舞伎座と似ている」と評した歌舞伎役者がいると聞きました。
それもそのはずで、歌舞伎座はもともと、歌舞伎をオペラのような高尚なものにしようというコンセプトで建てられたもの。
だから私は、歌舞伎は大衆芸能ではなく、目の肥えた上流階級が愉しめればそれでいい「ゲイジュツ」になりたいのだろうかと、かなり長いこと思ってきました。

でも勘三郎は「そう」じゃないんだ。
彼が目指すのはきっと、あくまでも大衆とともに歩む芝居小屋の歌舞伎。

役者と観客とがいろんな意味で近いとき、お舞台はまるで奇跡のような空間になる。
あれだけの数の人間に本気で喝采されたら、そりゃあきっとクセになる。
それはたぶん、自分の全存在を肯定されたような心地よさ。

歌舞伎座は、いいとこもいっぱいあるけど、どうしても芝居小屋と比べて役者と観客とが遠いから。
それがいいことなのか悪いことなのかまでは、私には分からないけど。
あたらしい年にどんな勘三郎に出逢えるのか楽しみ。

2006.12.26 [火] 

長年愛用している眼鏡を踏まれ、レンズが取れてしまいました。
父がプレゼントしてくれたミキモトのピアスを吹っ飛ばされ、探しても探しても片方しか見つかりませんでした。
めちゃめちゃブルーになりました。

注文していた印傳が出来上がってきました。
踏み潰された眼鏡は、老舗百貨店の店員さんが綺麗に直してくれました。
美味しいお弁当を200円引きで買うことが出来ました。
ちょっとシアワセになりました。

部屋に帰って、未練がましくバッグの中を探したら、吹っ飛ばされたピアスの片方が入っていました。悪かったこと全てが、帳消しになりました。

2006.12.21 [木] 

今日の夕食のメニューは、ローストビーフだったりシブストだったりと、期せずしてクリスマスっぽいかんじだったのですが、飲んでいるのはお薄。。。
ハマりました。

自分が心から納得のゆくうつわで点てて、いただくお茶は、ほんとに特別なものでした。
こういうの、いいね、いいね。
お抹茶はなんとなく京つながりで、一保堂のものを選んでみたり。

2006.12.19 [火] 

小鉢がやってきました。
でもこれ、私には抹茶碗にしか見えず。

以前、平茶碗をオーダーしたいなぁと思ってて、折り合いがつかなかったとこなんだよね…。
覚えててくれて、企画してくれたのかなぁ。
うれしい…。こんなのがずぅっと欲しかった…。

早速お茶を点てました。もうほんとお気に入りです。
作家ものの、京焼き。

2006.12.18 [月] 覚書

草木染め格子つむぎ
黄八丈の八寸
鉄紺のちりめん帯揚げ
栗渋染めの重打

草木染め格子つむぎ
ユーカラ織の八寸
鳩羽色のちりめん帯揚げ
生成り色の五嶋紐

草木染め格子つむぎ
ユーカラ織の八寸
白茶のちりめん帯揚げ
紫根染めの重打

2006.12.15 [金] 

「生姜をアルコール漬けにしておくと一年でも保つ」という薀蓄を以前聞いたことがあって、試していたのだけど駄目だった。
食べることは確かに出来そうだけど、生姜のいい香りは何処へやら。使えんわ、コレ。。。

今日はキムチ鍋です。
下茹でした大根と、生姜をたっぷり使った肉団子を入れるのがすき(←めちゃ合う!)。
ひらたけと、たらがあったらもっといい(その他はもちろんお好みで)。
辛さがとんがっていると感じるときは、うちでは牛乳をちょびっと入れます。
ちょっとだけ。
それだけで、とても食べやすくなる。
美味いにょん〜。

2006.12.10 [日] 白と黒と赤

友人と、「スーパー エッシャー展」を見に行ってきました。
「ものすごく混んでいる」という触れ込みで、覚悟してはいたけれど、11時到着でもう入場制限あり。
入ってみて、納得でした。

まず、絵が小さい。そして描写がこまかい。
これは「混む」というより、「捌けない」というほうが正しいかも。。。
見入ってしまうんですね、絵に。
それくらい素晴らしかった。

個人的にエッシャーは職人肌の天才だと思っていて、その執拗ともいえる描写は一見の価値があると思ってます。
それが、風景の圧倒的な描写を経て(ただこまかいだけの描写から、的を射た表現に昇華されていく過程がよくわかる展示になっています)、二次元であることを逆手に取った、圧巻の「騙し絵」の世界へと。
それは、彼にしか到達し得なかった独特の、白と黒の世界。

その世界観は、シュルレアリスムの大家、ルネ・マグリットにも通ずるものがあると思ってます。
エッシャーは滅多に単独展をしないので絶対に見たかった。
今度はオーブリー・ヴィンセント・ビアズリーをどっかでやってくれないかな。かな。
あのひともすごいですよ。「黒の天才」♪

堪能したあとは、紅葉を愛でたりしてみる。
ゆったりしたいい時間を過ごすことができました。空の紅葉と、散り紅葉。

2006.12.9 [土] 

「暗黒神殿」を読了。
すごいよ、今年も新刊出たよ。
本編では、これから怒涛の「皆○し」が始まるのだろうけど、その覚悟はできてマス。
私が生きているうちに、完結してくださいね〜♪ とかお願いしてみる☆


今年はいろんなことがあったけど…、自分なりにどん底の中で神さまに願ったこと、それは今、すべてが叶っている。
あきらめなくてよかった。

2006.12.7 [木] 銀ぶら

あたらしいお扇子を受け取り(満足♪)。
印傳のオーダーをして、ちょっとだけ銀座をぶらり。
クリスマス一色の景色。



★写真は和光のライトアップ。

2006.12.3 [日] 

春よりも夏よりも秋よりも、私にとってぬか床がうれしい季節がやってきました。
ぬか床まぜてると、ほんと手が荒れないから。。。

ぬか床は、まぜて均しておいても、ふっくらしてきて可愛いなぁ。生きてるよね。
もうこの時期になると、室内に置きっぱなしです。夏は冷蔵庫保存。

2006.12.2 [土] 海老と菊

十二月大歌舞伎、夜の部。

●神霊矢口渡
片恋の相手のために命を張るお舟のはなし。
殿方にひとめぼれしてぽわわんとする娘の役は、菊之助にはめずらしい印象。
その後の対比がむずかしい役どころだと思うのですが、もうすこし何か、決意するのが伝わるような演出があれば、さらに感情移入できたかも。ちょっと唐突な印象を受けたので。
私が見落としただけかもしれませんけど。。。

菊之助のお舞台はいつも安定している印象を受けます。
かなりのところまでいつも仕上げてくると思うし。
そうなると見るほうも欲が出てきて、たまには冒険も見てみたいかなと思ったり。
舞台的に平面的である歌舞伎に、立体感を採り入れるのが、割と菊之助は好みなのかなぁ。

●出刃打お玉
池波の作品。だから、けっこうエロ風味あり。
でもやっぱり歌舞伎なので、あんまり深刻にならずにさらっと流してあります。
笑わせてちょっとほろっとさせて。菊五郎にとても似合っている路線だと思いました。

●紅葉狩
海老蔵の更科姫。引き続き頑張ってるみたいです。大挑戦。
女方を演るのには、まだ違和感が残ってはいるみたい。序盤、「オレハイッタイココデナニヲヤッテイルノダロウ…」という戸惑いが伝わってくるかのようでした。

でも芸幅がひろくなるのは一観客として大歓迎だし、ほかの役者さんも不得意分野に敢えて挑戦するということはよくあることだから…。
お稽古はそれなりにしているように見えたし、いい雰囲気の部分もあったので、あとはふっきれるだけな気がします(油断は禁物だろうけど)。
華奢じゃないけど結構綺麗だったから、うまくいけば誰よりも空間を伸びやかに使える女方が演れるようになるかもしれない。躯の大きさが逆に強みになるといいね。
あとは膝の使い方がもっとやわらかくなれば、さらにいいかなぁ。
桜のしたに鬼はあらず。紅葉の陰にこそ鬼はひそむ、ってかんじ?

2006.12.2 [土] きょひはんのー

濃いグレイの八掛と長襦袢と半衿と鼻緒の受け。
素敵だったんだけどねー、自分で身につけるには、どうにも苦手。。。

2006.12.2 [土] 

この冬は、祖母の黒のベルベットのコートを着ようかな…。


泥大島
ライトグレイの水玉柄御召九寸
紺青のちりめん帯揚げ
藤袴の冠組

2006.12.1 [金] 覚書

灰白の無地結城
ライトグレイの水玉柄御召九寸
鉄紺のちりめん帯揚げ
生成り色の五嶋紐

おばあちゃんの帯を買ってしまったかしらん…と思ったけど、小物を合わせてみたら大丈夫でした。
大島ともぴったりで、ほっとひとあんしん。
私だったら、やっぱりこれくらいの色を挿したくて。
それでもたぶん、私の年代だったらかなり地味だろう。そうだろう。


この帯だったら、うんとクールに冬の寒色系を演出してみても、いっそ面白いかもしれない。

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