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2008.10.31 [金] 仮説

石神のトリックが成功したとして、彼がすべての罪をかぶることによって、ほんとうに靖子はしあわせになれるのか。
その仮説を検証したとき、湯川の答えはたぶん「否」だったのだろう。

あまりにも救いがない…というより、この方程式から導き出されてしまう石神のほんとうのほんとうの目的(つか願い)とは。
「これで自分は、永久に、靖子に忘れられることはない」という慰めを得ることだったのではないかと、私は思ってしまったから。
折れ曲がった、とても哀しい、このうえなく独り善がりな、そして捨て身の。
(うーん、これじゃ「容疑者Xの捨身」になってしまうな)
それを湯川はどうしてもどうしても、認めたくなかったんじゃないかな。
その捨身は、決してうつくしいものではないのだと。
その行いは彼女を救うどころか、彼女の心に永久に消えないスティグマを刻印する行為と、なんら変わりはないのだと。
一見完璧に見える石神の理論には、「靖子の心」という要素が、決定的に抜け落ちている——。

…こーいうときに私はシルバードが欲しくなる。
頑張れ、石神。靖子さんは質素な生活のなかでも、それなりに楽しみを見出し、娘さんとその喜びを分かち合える女性だ。
だからこそ彼女たちのさざめきは、あなたには音楽に聴こえたのだ。
彼女は、誠心がつたわる女性だと思う。
だから彼女たちの殺人を阻止し、長い時間を掛けて寄り添い、ともに幸せになるのだ。
…とりあえずは美容院に行って髪を整え、あたらしい服を買いに行こう。それからダイエットだ。

…とまぁ、私が物語のなかに入っていけたなら、こんなことを延々と石神に語り、気持ち悪がられることでしょう。
すっかりうっかり東野さんの手の内に丸め込まれてるぞ。

2008.10.30 [木] ネタバレ

「容疑者Xの献身」読了。
映画見る前に本のほうを読んで正解だったんじゃないかな。
私の知ってる篠崎に、福山さんの湯川だの、堤さんの石神だのを嵌め込ませていただいて、脳内的に妄想しました。
湯川がソフトクリームを買ったのは(今はもう無い)あの店だったのかなーとか、ガードレールに腰掛けてた本屋は、あそこだったのかな、とか。
(実際の撮影を現地でやっていた訳無いし)
というか…、東野さんて、花火大会にいらしてたのかなってふと思った。
あのルートって、まんま花火大会会場への道筋っぽい。

靖子さんは“ひとでなし”ではなかった。
石神の想いは報われたのだと、私は思いました。
ただ…、やっぱり、靖子さんと美里ちゃんが「どれほどに」魅力的な存在だったのか、もうすこしつたわる描き方をして欲しかったかなぁ…。
そこらへんが通り一遍にコトバで説明されただけで通り過ぎてしまって、ぐわんと来ませんでした。
ぐわんと来させて欲しかった。

靖子さんがどれほどにおひとよしで、一所懸命で、無駄に愛想がよくて、こころが綺麗なのか、とか。「何の得にもならないこと」を石神に決心させるには、どれほどに「何の得にもならないこと」を靖子さん自身が繰り返していたか、ということを見せる必要があるのではないかと、たぶん思ってる。
彼女の後ろ姿は、彼の眼にはどんなふうに映っていたんだろう(そこんところは映画に期待、です)。

でないと見てるほうがしらけてしまう…。
「ただ見た目が綺麗なだけで、ここまでしちゃうの…?」という感想だけは、エゴイスティックにも、読者として持ちたくなくて。
あなたがそこまでして守りたかったひとは、とても素敵なひとだったんですね。あなたのしたことは人として許されるものではないと思うけど、でも女としてあなたの気持ち、分かるような気がします。
たぶん私は石神にそう言ってあげたかった。

私が読んだとき、石神は報われたのです。
「そこまでの犠牲を払ってくれた貴方だからこそ、私は貴方を独りで行かせはしない」
靖子さんの自首は「そういう」ものであったのだと、私は解釈します。
国語のセンセイには、「×」をつけられる解答でしょうけど…。

2008.10.30 [木] 逆転現象

このこと話したら「だんだん田舎者の感覚になってきたね」って笑われました♪
田舎者の感覚を書きましょう。

さいきんの株価を受けて、「皆が価値があると思い、欲しがるからこそ価値がつくんだ」という、言われてみればものすごいアタリマエのことに、アタマをぶんなぐられたような気がしています。
でもなんか、昨日都内に行ったらねぇ…、「値札のゼロの数が多ければ多いほど有り難がる」、みたいな、そんな価値観にも触れる機会があって…、「いったいどこでそういう価値観の逆転が起きるんだろう、それを仕掛けるのはいったい誰なんだろう」っていう疑問みたいなものが生まれたのでした。

「皆が○○であると言ったら、それは○○である。○○に“成る”」という箱庭の概念のようなもの。
それは、そういう巨大な「こども銀行」の理念に世界中が乗っかって経済活動やってるってことなのだろうかと、なにかを覗いてしまったような気に、私はなったのでした。

うーん、また「そんなこと考えたこともない」って言われそうなことを、書いてしまった…。orz

2008.10.29 [水] 

都内に出没。

「容疑者Xの献身」、映画を見ようと思っていたんだけど…、いろいろ時間が押して、目的の回には入れず。
ということで(時間も余ったので)、文庫のほうを先に買って読むことにしました。
つか…、「ああ、“今”読むべき本だったんだな」と。
そこはかとなくご縁があるのかな。私、篠崎に住んでいましたよ(過去形)。

友人と楽しくひやおろしで呑んだくれて帰ってきたのに、待っていたのはなんとも不快な呉服屋からのメール。
ものすごい「上から目線」&「最初から不信ありあり」の態度に、さすがにびっくり。。。
ちゃんと支払い手配してんのに、現物の確認もなしでこれかぁ…。
呉服屋ってそんなにエライのかなぁ。と相互不信に拍車はかかる。
…まぁ、ここではもう買わないだろうなぁ。ここまで言われちゃなぁ…。

2008.10.29 [水] 

木下優樹菜さんのコメントが面白かったので反応してみる。
「小沢さんはすぐ辞めると思う」?

…うん、私も、「あらこの方、ほんとうに重大な局面に立たされたら『入院』しちゃうんじゃないかしら」という印象を受けたのは事実です(笑)。
麻生総理の“金銭感覚”といい、庶民は結構そういう“瑣末な”部分を見て、判断の材料にしているのかもね。
今はなんか、中川さんが頑張ってる印象がありますね。

2008.10.28 [火] 光明

表現を志す人間にとってタブーがあるとしたら、「絶望を謳うこと」なんじゃないかと思うようになった。
もちろん、ひとの心にはいろんな側面があって。
妬みと嫉みとか、不安や孤独とか、そんな負の側面の表現も在ったっていい。
でも、絶望「のみ」を表現することは。
ただのストレス解消であり自己満足でしょ、と言い切ってしまいたくなった。
表現にはかならず受け手が居るものだから。
私だったらそんなの受け取らされたくないよー(笑)。

うーん、我ながらキツイ言い方…。
でも撤回する気ないな。
どんな影が在ったっていい。光がつよければつよいほど影もまた濃くなるのだろうと思うから。
でも、そのさきに光明が見えないのならば。
そのひとはなにが欲しくて表現をしているのかな、とすら思う。

2008.10.28 [火] 

いったいどこが空売りやってんのかなぁ…。
空売り規制には副作用(しかも意外と無視できないほどの)があるから、「センセー、ここが空売りやってます」みたいなかんじで言いつけて、みんなで「めっ」て出来るといいんだけど。
株価ってみんなの生活に関わるものなんだから、「みんなが困る」ときに「自分だけ切り抜ければいいや」っていう考え方のひとは制裁を受けて欲しいと思うくらい。
マネーやるからにはそれだけ責任が重いものだという自覚を持ちなさいよと、個人的には思ってる。
(だから私は為替相場や先物取引なんかもあんまりスキじゃないんだろうな…。他人の生活に直結するもので、ゲームみたいに取り引きして金儲けしてるように、私には見えてる…)
まぁ私は、こういうの(株も為替も先物も)門外漢だから、偉そうなこと言える立場じゃないけどね…。

「内需拡大」が、これからの課題になってくると思うんだけど…、定額減税くらいでは、長期的な「内需拡大」は期待できない。
(じつのところ、「外需に依存している」って「言われて」いる日本の対米輸出割合がどんなもんか把握してないんだけど・汗。今は対中国がいちばん、なんじゃなかったっけ?)

「内需拡大」ってようするに、みんなの給料が増えて、みんなが国産のものを買わないと、長期的な発展なんて見込めないだろうと個人的には思ってるらしい。
庶民の生活が底上げされないと、「内需拡大」は実現不可能なんじゃない?
今まで日雇い派遣だのなんだの言って、末端の人件費を削って削って削って、「こういうひとたちも消費者であり顧客なんだ」っていう視点が日本企業のほうにこそ無かったのでしょ。
そのツケが今廻って来てるんだと思うよ。
日本企業は日本人を雇ってきちんと給料を払わないと、巡り巡って不景気になり、結局損をする。
(こんな文章を私は2003年にも書いていたよ…)
経団連はそのこと、いったいどういうふうに思ってるんだろう。

2008.10.27 [月] 

「心を引っ掻」かれたと書いたら、今度は「心震えるような」ピアノソナタが降ってきました。
「こういうのどう、好きでしょ?」と訊かれたら、大好きですとしか答えようがない。
聴けば聴くほど、心に滲み渡ってゆくようなピアノ。
追憶の曲。

こんな音に包まれたら、きっとどんな夜も、健やかな眠りにつけるでしょう。
夢で祖父に出逢えそうな。

2008.10.26 [日] 

「肩凝り娘」という題にしようかと思ったんだけど「…娘って表現も(年齢と比較して)如何なものか」と考えたら落ち込んだ。

チタンネックレスが重宝しています。
100円で買ったものなんだけど、コレしてると肩凝りがひどく「ならない」。
うーん、もう結構(半年以上は)使ってるから、そう表現してもいいんじゃないかと思う。

「肩凝ったな〜…」と思うときには、そういえばチタンネックレスをしていないので。
目に見える劇的な効果はないけど、密かに、でも確実にいいシゴトをしてくれる。
愛いです。

2008.10.25 [土] あたらしい曲

を聴いています。
(何の曲について書いてるのかどうして書かないのかというと、何の曲について書いてるのか書きたくないからです)
うーん、今まで私は自分のことを文字を「喰らって」生きてる、と思ってたんだけど。
旋律を「喰らって」生きることもできるんじゃないか、とも思うようになってきちゃった…。

洋画の大作でしかお目にかかれないような、壮大な楽曲。
今までならこんな楽曲は数年に一度しか摂取できなかったはずなのに。
しかし「聴きやすい」「心地よい」旋律ばかりでは終わらない、心を引っ掻くような音も入ってる。
世界が軋むような、不安定な音。
…いじわる…。

いい曲を摂取できてお腹いっぱいです♪ 充足してます。しあわせ。
しかし私はすぐにお腹が空くんだよね…。

2008.10.25 [土] 

お医者さまを「政策として」増やす必要がある、のかな。
(株価のことはとりあえず置いとくことにした。米国に景気対策を打診しようにも、とにかく大統領選が終わらないことには日本としても世界としても共闘のしようがなくない? しかしオバマ氏もマケイン氏も、米国がこんな状況になるとは想像もしてなかったろうなぁ。…しかし責任は取ってもらわねば。
集団パニックは防ぎたいところですよね)

医療に関する今までの日本政府の政策は、ミスでしたね。
…お医者さまも人間だから、「いつか」「必ず」「間違う」。
でもそれでも、「いつか来る」そのミスが、なるべく軽微なものに抑えられるように。
「万が一」ミスが起きた場合、なんとかしてリカバリーできるように。
患者の不安に寄り添える医師・看護師がひとりでも増えるように。
惧れに、必要以上に萎縮しない制度が整えられることを、心から願います。
これは、より重く受け止めてもらえたらと思ってわざと書くけど。
私の「声」も、手術時のミスで起こった結果だから。

2008.10.23 [木] 悲観的な周波

やだなぁ、もう。
株価をチェックするのが日課のようになってしまっています。
うーん、もしかしたら将来ものすごい有能なディーラーになれるかもしれません(←言い過ぎ)。

「アメリカがくしゃみをしたら、日本が風邪を引く」とはよく聞く引用ですが…、なんか今の状況は、
「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」
という気分がしてます。
だってここまで米欧の株価と日経平均株価が連動「しなければならない」理由のほうが謎。
(私が分かってないだけかな)
「円が高いから」というのもたしかに一因とは思うのですが、いくらなんでも「振り回されすぎ」では?
とかなんとか…(うおーゆってしまった!!)。

皆が「わるくなる」と思ったら、ほんとにあっという間に「わるくなる」のが株価なんだな、とびっくりしています。
しかもそれが他国からの波なのでとても厄介。
でも皆が「よくなる」と思ったら、ほんとにあっという間に「よくなる」のも株価、なのかな。

2008.10.23 [木] 珠玉

すばらしい楽曲について、よく「珠玉の」という表現をするけれど、それってほんとなんだな、と思う。
日本人は心を言葉で顕すのにほんとうに長けているというか…、
ここまでくるともう「見事だな」としか言いようがない。

綺麗な綺麗な曲を聴いています。
これって恋の曲だよね。
…で…、なんか暴いちゃうみたいで申し訳ないんだけど…、
(だから何の曲について書いてるのか、ここでは書けないんだけど)
たぶん、片恋の曲、なんだと思う。

こんなに混じり気のない綺麗な想いの曲って初めて聴いた。
というか、「これってものすごい曲だったんだ」ってあらためて思った。
「こんなに綺麗な想いを、他人が聴いちゃっていいのかな、ごめんなさい」とも思った。
溢れる想い、ではなく、もっと穏やかな、もっと根源的な。
想いが珠になって零れてしまったような、そんな曲だと思いました。
これはネタでつくれない曲だと思うけどなぁ。
(もしそうなのだとしたら、そのひとはリーサル・ウェポンです! 天然たらしです!!・笑)

で、なにが言いたいのかというと…。
「このひとの恋は実ったのかな…。もしまだなら、どうかそのひとの恋が実りますように」と。
聴いちゃった私が思わず願ってしまうような、そんな曲だったのでした。

2008.10.20 [月] TVタックルさま

再放送ほんとうにありがとうございます。
勉強致します。
「霞が関文学」をもういちど観たい。

2008.10.19 [日] 友人の

6年越しの恋が実った。らしい。
おめでとー友人ッ!
つか、相手ニンゲンじゃないじゃん…(笑)。

友人が恋していたのは、とある寄木細工作家さんの名刺入れ。
私も大好きな方で(なんという才能!)、ひとめ惚れした文庫を買うために銀行に走った記憶がある。ようやく「創って」もらったんだって。諦めなくてよかったねぇ。
やっぱり思い続けていれば叶うもんだね。

私は今回は展示会見送りです(涙)。今はちょっと動けん。折角ご案内いただいたのに…ッ。

2008.10.19 [日] 聴こえない音楽

相変わらずとあるサッカーアニメを観ています。
で、今回思ったのは…、
「映像音楽には聴こえるべき楽曲と聴こえてはいけない楽曲とがあるんだなぁ…」ということ。

場面転換には「場面が変わったよ」という“説明”の楽曲が必要だし、盛り上げるべきところには印象的な高揚感のある楽曲が欲しい。
(で、できれば「この楽曲が流れたらこのひとが出てくるよ」っていうテーマ曲があると、画面の向こうとこちらとで「来た来たァ!」って無言の会話ができる)
でも、登場人物の心情に寄り添うべき場面では、音は「聴こえてはいけないんだ」と思った。初めて。

や、ほんとはちゃんと楽曲は流れているんだけど。
「聴こえなくなる」。“登場人物の心情”にこちらの意識がシフトしてるから。
で、「そういう」場面で音楽が必要以上に印象的だと、却って邪魔してるだけってことなんだな、と。
もちろん私がこんなことを書くのは、音楽が流れているのに「聴こえてなかった」からです。
成功ですねぇ。
(こういうBGMの扱いは個人的に「踊る大捜査線」が巧かったなって思っているみたい。あ! あと「スター・ウォーズ」)

円堂くんはいい子だなぁ。お母さまの教育の賜物、ですかね。
「ごめん」と「ありがとう」がストレートに言える子は、私はいい子だと思う。
(ときどき無駄に暑いけどなぁ…。あのエネルギーはいったいどこから??)
でも、ああいう息子はいいよね、うん(爆笑←年取った)。

登場人物が個性的で、でも基本的にはみんないい子、っていうのは安心できます。
ちっちゃい子の番組はこーゆーのが好きです。
汚れたオトナの事情に反発するのは、もちょっと大きくなってからで充分。と個人的には思う。
あんまり無菌室で育っちゃっても、あとあと困ることになるんだろうけど。

2008.10.17 [金] 久々着物ネタ

クリスマスの取り合わせを考えたりしています。
こちらは(都内は、なのかなぁ)、11月に入るともうクリスマスイルミネーションが輝き出し、「…秋はどこ?」という風情に突入しちゃいます(だよね?)。
京都は11月は紅葉真っ盛りで観光客もとっても多くて、「おことうさん」が始まるまでは「秋」だと思うんですけどね。
「クリスマス」の威力はすごくて、なぜかあの時期だけは「和」の雰囲気の拵えが街から浮く気がしてしまう。
「…どの着物着よう…」と途方に暮れる時期がずっと長いこと続いていました。
年末は出かける機会がなにかと多いですしね。今年はコンサートにも行くし。行くのだ。

でも今年からはそういう憂鬱を感じなくてもよさそうです。
結城とベルベットを使ったクリスマスの装いを考えてます(というか、それをずっとやりたかった)。
しかし「想定」していた色使いとはぜんぜん違うものに結局落ち着きましたが…。
(私の想定力って…)
五嶋紐の色ってとても考えられているので、いざ合わせてみると「あ、やっぱりコレ」って助けられることがほんとうに多いです。

グレイの結城
銀灰のクリスマス帯(そりを引く女の子が可愛い〜!)
鳩羽紫のちりめん帯揚げ(白緑の帯揚げなんかを最初は考えていた)
灰白の五嶋紐
黒のベルベットのコート
パールベージュの装履
輪奈ビロードのがまぐちバッグ
喪っぽく見えるとイヤなので、スワロフスキーで飾ってみました。いじっていたのはコレ。
半衿でもっと遊んでもいいかな…。

2008.10.15 [水] 

さいきんビーズ細工なんかをやったりしています。

きっかけは…水晶と翡翠の羽織紐をつくってもらったこと、かな。そこから派生したくなって。
「モノを創る」という行為は…、まぁ要するに「出来上がった」姿をどれくらいかっちりと夢想できるか、ということなのかなと思うようになってきていますが…。
その思い描いた理想を、どれだけ具現化できるか、ということでもあるんだろうな。
(「図面と異なる場合には現況を優先」というアプローチももちろんアリなんでしょうが)
で、その羽織紐も、「自分の理想」を思い描くのに、私の場合はえらく時間がかかったのでした。

まず、圧倒的なデータベースの不足。
どんな石があるのかとか、どんなパーツがあるのかとか。
そういった根本的な情報が整理できてないと「思い通りに」なんて出来っこないのでした…。orz
石同士・パーツとの相性とか、手持ちの着物との相性なんかも熟知してないと不可能だし。
ほんと、「思い通りに」というのはムズカシイですね…。
何事も基礎ですよね、やはり。

ビーズを使ったアクセサリーやストラップなんかもカスタマイズするようになりました。
(ネックレスはやっと自分サイズが分かった。チョーカーは40センチがどうやらベスト)
しかしペンチを持って金具をいじっている様は全然乙女っぽくないなぁ。
結構チカラが要るし、基本的に失敗がきかないから一発必中だし、へたすると爪が割れます。
…職人…。

2008.10.14 [火] ファン心理

についてちょっと思うことあり。
作品の、派生物についてなんだけど。

好きな作品は、ファンにとってもちろん大切で宝物。
だから「もっと」を要求したくなるものなんだけど…。
その「もっと」を誰が担当するかっていうのは、今まで想像していた以上に、大問題だったみたい。

好きな作品だから、第三者に好き勝手されたくない、のね。
創ったひとが派生させるのなら大歓迎なんだけど、あとから入ってきたひとにヘンにいじられるのは「ゆるせない」(上から目線の表現なのは分かってるんだけど、ほかに表現が思いつかない)。
蹂躙されたような、私物化されたような気になっちゃうの。勝手に。
(実際、「○○化」されたときって、その「あとから入ってきたひと」が自分の色をつけたがって、とかくナニかとやりがちだよねっていう経験則による拒否反応もある)
こんな気持ちが自分の中にあるって初めて気がついた。
だから「この作品は誰が創ったものなのか」というクレジットって、私にとってはすごく大事みたい。
そのあとについていく羅針盤のようなものになるから。

2008.10.14 [火] 

お願いごとがひとつ叶ったので、禁酒を解いてのんだくれ。
(関係者の皆さま、ほんとうにお疲れさまでした〜。とりあえずひと段落。大変だったね・涙)


オーケストラバージョンを聴きました。
感想は、「品がいい。高尚」、です。映画の曲みたい。
もっとうんと頭から「どかん!」てかんじで来るかと思った。んだけど。
「やりすぎて」ない、から品がいいんだろうなぁ。

主旋律をいろんな楽器が奏でるのが印象的。
(最初トランペットで、次がストリングスで、その次がフルートとグロッケンシュピール)
で、最初わりと抑え目で、後半まとまってバーンと…。
…あれ? こんな文章、前にも書いたような…?
…えっ。…あのぉ、これはいったい、どういう現象…??
(つくしんぼの あたまは こんらんした!)

2008.10.12 [日] アップルパイふたたび

焼きました。
紅玉すごい美味いです。
で、焼きたてを食べてしまうと、ほんとうに買う気になりません。
紅玉のアップルパイについては、もう何年書いてきたのか覚えてませんが、ようやっと(笑)証拠写真。
この程度ですけどもね。

2008.10.12 [日] 

ひたいの「ある一点」が気持ち悪い…。
ひたいのド真ん中より少し下、眉間よりも少し上のところの「あるポイント」がうずうずして凄くイヤ。
こんなところにツボあったっけ?

私は昔からココが気持ち悪くなることがあるんですが…。
とくに目を閉じたときに症状がひどくなることがあって、そういうときは目を閉じていられない。
そのせいで最近寝つきが悪いです。。。

2008.10.12 [日] 

とてもいい秋晴れ、なので大物を洗濯したり、布団を干したり。
ローズマリーの花が咲きました。あわい紫色。
(ミントは徹底的に虫に喰われましたが健気にも復活中。葉っぱが出てきた)

とあるサッカーアニメを視聴したんですが…。
コレどこの異世界の物話ですか。
地球じゃない。この物語の舞台は、ぜったいに地球じゃないぞぉぉぉ(笑)。
(…「少林サッカー」アニメ版…?)
サントラがまた「…コレぜったい“コドモ向け”じゃない」レベルのもので。
(ということは、私どこかで“コドモ向け”を侮っていたんだろうな)
相変わらずきっちり作り込んだ音楽。手抜きがない…。

G7の結果も見たんですけど「まだ」不安がある、のかな。
じゃあもっと「食べさせないと」満足してくれないのかなぁ、市場は。
週明けの動向を見て、早急な緊急サミットの提案がのぞましい、のでしょうか。
(ということは、今のうちに根回ししとく必要があるのかな。資本注入の具体的な時期などの宿題をやっといてもらわなきゃですね)
しかしいちばん理想的なシナリオは、「いろいろ準備したけど、杞憂だったね!」というものです…。
「杞憂」。 …なんて素敵な響き…。

2008.10.11 [土] 国籍法改正?

ニュースをちょっと見たんですけど…。
へんな理屈。

そんなに日本人にノーベル賞獲って欲しいんなら、そんなに日本人がノーベル賞獲るのが嬉しいんなら、「もともと日本国籍を持っていた」、「ノーベル賞を取れるほど才能ある」人財が、なぜ日本国籍を捨ててまで海外に流出せねばならなかったのかを考えるほうが先じゃないのかなぁ。

「自分より優秀な“出る杭”を打つ土壌」は放置しているのに、結果だけは欲しい、ということ…?
それはあまりにも都合がよすぎる考えに私には思えるけれど…。

2008.10.11 [土] 祝!1位!!

危機の事はちょっと置いといて(書くべきことはもう書いた気がするから。あとは実行するかどうか)。
「容疑者Xの献身」、週間興行成績第1位獲得おめでとうございます〜。ぱちぱち。

いや、福山雅治さんて、個人的にものすごい「2位のひと」っていうイメージがあって。
(うあ。ゴメンナサイ!)
なんか「1位獲らせてあげたいなぁ。獲ったってばちは当たんないよなぁ…」とか、ずっとずっと思っていたのです。僭越ながら。
めでたい!

2008.10.9 [木] 

「どうなるのか」なんて私には分からない。
でも、「どうなって欲しいのか」なら、私にだって考えられる。
…考えたってどうにかなるもんでもないんだろうけどなー。
「他人事」とは考えたくないんだろうな、なぜか。

各国が足並みをそろえて踏み込んだ処置を施し、金融に対する不安・パニックを沈静化させること。
「世界恐慌」という最悪のシナリオを、全世界で回避すること。
そのためにはどうすればいいんだろう。
G7で成果が得られなかった場合、次に打つべき手は。
そしてその手を打つまでにゆるされる時間は…?

2008.10.8 [水] 危機なんだけど

転げまわって喜びたいことがちらり。
曲が…、楽曲が…。
生まれ変わっている…(嬉)!

「戦い」が超カッコイイ。
ほんのちょっと和音をいじって音のバランスを変えただけ、のはずなのに。
揺さぶられて、ぐらぐらする。
「時の回廊」はさらに粘っこく。
さらにUNRELEASED TRACKの「戦い2」と「歌う山」が収録されているなんて…(超嬉)!!
いったいこれはなんの魔法なの。

光田さん&加藤さん、そしてスタッフの皆さま、ほんとうにどうもありがとうございます。
私は泣いてよろこびました。

2008.10.8 [水] 

こーりゃアメリカは本気で「戦争やってる場合じゃ」なくなってきましたね。
その予算を回したほうが…。ごにょごにょ。

もうサミットやったほうが早いと思うけど…。どうした、議長国ニッポン!

2008.10.7 [火] 東証一万円割れ

スゴイ事態だ…。
これは欧米の政府に対する「もっと踏み込んだ処置を」という市場からの発信なのでしょうね。
おそろしい連鎖反応。まるで金融そのものが意思を持っているかのように暴走し、常日頃それらを巧くコントロールしているつもりだったのが、実はそれらに操られていたに過ぎないのだと思い知らされているみたい。

…つくづく「万能感」というものはおそろしい気がする。
増長と慢心と油断とがもれなくついてくる感じ。
「おおきな力」というものは、それだけで陶酔感を増し、ともすれば自身が呑み込まれてしまいかねなくて。

ただ、言い換えれば今日本チャンスなので(出た。腹黒)。
買収・投資によって結果的に救済できれば、いろいろと感謝されることもあるかも。
(やり過ぎはもちろんダメだけど)
バブル崩壊のときは高いお勉強代を払わされたけれど、その教訓を胸に、国内にその利益を還元してください。

2008.10.6 [月] 

TVタックルを観ています。
「霞が関文学」をもういちど観たい。

2008.10.6 [月] 「00」と「デストラクション」

期せずして「世界の破壊」がテーマの作品がふたつ。
双方に宮野真守さんと古谷徹さんが参加しているのはなにかの因果なのでしょうか。

「自分の思い通りになる世界」なんてありえない。
けど、そこで「世の中はこんなもんだよ」と思うのか、「こんな世界は認めない」と思うのか…。
彼らの運命の分岐点は、そこにこそあったのかもしれない。

ひとの世の運命の糸は、複数の誰かの思惑によって複雑に絡みもつれ合った、糸玉のようなものに私には見える。
いちばん手っ取り早くそのもつれを解消するにはどうすればよいか?
答えは簡単。糸を「切って」取り除いてしまえばよい。
…それがソレスタル・ビーイングであり、モルテ・アーシェラなのでしょう。
しかし「切られた」糸はどうなるのか。
…その象徴が沙慈・クロスロードだったのでしょう。

「00」は何処へ行き着くのかなぁ…。
「破壊」のみを為した者は、最後にはきっと誰かに「破壊」されてしまう。
刹那はそのコードネームのままに「瞬間」を生きていて、もう“それ”を覚悟してるから抵抗さえしない。
まるで自分が生きていることそのものが、神から破壊を赦されているのだとでもいうように。
死ぬことそのものが神からの断罪だとでも思っているかのように。
…もう。これだから男のひとは…。

糸玉は根気よくほどいて、セーターとかマフラーとか手袋とかを編むのです!
絡まった金の鎖は、原因をちゃんと見つめて根気よくほどいて、また使えるようにするのです!
ほんとの“あきらめない”っていうのは、そういうことなんじゃないかと、…私は今ならそう思うけど。

2008.10.6 [月] 

「最愛」のPVを、映画よりひとあし早く観ました。
だって柴咲さんだし、バラードだし、ストリングスだし、“白”だし。
急所を押さえられて思う壺です。
しかし、よい楽曲は数あればあるほどいいよね。世のためひとのためになるし。感謝感謝♪

で、感想。
「そんなに逢いたいなら、逢いに行けばいいのに…」。終わり。身も蓋もない(笑)。
ご縁ってなにかって言ったら、「出逢うこと」であり「再会すること」だと私は断言する。しちゃう。
すべてはそこから始まり、それがただの偶然であったのか、もしくは運命だったのか、そこからさきは本人に懸かってるから。
だからひとは、誰かと出逢うべきなんです。ぜったいにね。なんちて。
(でもストーキングはダメです〜。人権は尊重されなければなりません!)

「容疑者Xの献身」は、読んでもいないのに、なぜかおおまかなストーリーをすでに知っている(笑)。
(ここから先はネタバレになりますから未見の方ご注意願います)
この物語が成功するか否かは、ほとんどコミュニケーションのない女性を愛し守るために「そこまでする」あのひとを、読者に納得させられるかどうか、ということなのだろうと思うけど…。
その女性像をきちんと描けていたかどうか、その女性にすくわれたあのひとの心情をきちんと読者が追体験できたかどうか、が運命の分かれ道なんだろう、なぁ。
(「ナンデあんな女のためにそこまでする必要あんの」と読者に思われた時点で、作家さんの“負け”なんだろうと思う訳です)

まぁ言ってみれば、この日記を読んでるだけで「私」に会ったことのないゲストさんが、「私」がもしなにかの手違いで(もしくは意図的に)過ちを犯したとして、「そこまでする」気になるかどうか。
というくらい、傍から見れば納得しがたい、「ありえない」事象だろうと思うもの。
私は納得するかな? 観るのが愉しみです。

2008.10.5 [日] いろいろ始まり

気候が変わってきたせいか、ちょっとカラダが重い…。
あんまり無茶はしないほうがいいかと思い、出かける予定をキャンセル(ゴメンナサイ)。
ここで本気で体調を崩すほうが怖いんだもん。。。

テレビ番組をいろいろ観たり。
クラシック系の楽器の音がよく聞こえてくるような気がします。
芸術の秋だし、個人的にストリングス系大好きなので、無条件に嬉しい。うつくしいよね。
バイオリンだけじゃなく、チェロやコントラバスなんかも好きです。秋は重めの音も似合う気が。
(友人の尽力で乱歩の歌舞伎を観にゆきます。ありがとー友人♪ 楽しもうねっ)

…しかしベートーベンの「交響曲第7番」。
アレが聞こえてくるともろ条件反射で「のだめだ!」とか思う自分がちょっとイヤです。
パブロフの犬じゃないんだからさー…。。。

2008.10.4 [土] 秋の味覚

栗にも種類がいろいろあるのでした(知らなかった)。
ビールの「秋味」はすでに店頭から消え、本日は戻り鰹を食しました。
紅玉も出回り始め、アップルパイ第一弾はあっという間になくなり、母のリクエストによりもう一度林檎を煮る。
梨も幸水と豊水のいいのを食べられました。
香りが芳醇且つ高貴です(梨についての表現に「高貴」という言葉を使うとは思っていなかった)。
秋刀魚も美味しいです。

本気で秋の味覚を楽しもうと思ったら、それなりに油断できません。
意外に旬がみじかいということがよく分かった。

2008.10.4 [土] なんか香りが

するぞ、するぞ…。この香りは…。
と思ったら案の定、庭の金木犀が咲き始めていた。

2008.10.3 [金] 

しかしイライラしているな。
民主党の「所信表明」は、(実現可能かはともかくとして)今まで私が書いてきたものにかなり近く、
個人的には歓迎したいくらいなのですが…。
補正予算まで政争の具にするという時点で評価暴落中です。

とっとと補正予算を成立させて解散総選挙することを国民として要求したい。
国際的な金融危機にはきちんと目を配る必要がありますが、これ以上の国会の空転はマジで困る。(米金融安定化法案の修正案さえ可決されればその隙に、とか思うんだが識者の方如何)
要するに国民の生活に直結する問題で遊ぶな、と言いたい。
ひとりで怒っていますが…、はー、すっきりした。

2008.10.3 [金] アンビエント

もともと、音楽は好きだったはずなのだけど、「これが好きッ!」と確信する楽曲が少なかった。
今年は「よい」楽曲の収穫が豊富で(よさを再確認できた曲もあったりして)、…かなり嬉しい…。
ほかの娯楽にたいする情熱が薄れてしまいそうなほど。

もともと、ひとつの楽曲が気に入ると、はた迷惑なことに「その曲だけ」をえんえんと聴き続けてしまうクセがあって。
そういう意味でもじつはループな曲はありがたいのです。
リピートし続けなくてもいいから。

しかし音楽を携帯できる端末は持っていません。
私は基本的に音楽もレコーダーみたいに覚えてしまうタイプらしく(映像記憶と仕組み的にはあまり変わらないと思う)、アタマの中で再生が始まると止まんなくなってそのやかましさに困ってしまうので、音楽は室内だけでいい。
脳内編曲も結構愉しいです。
今度はワルツみたいな、踊る曲を探そうかな。

2008.10.2 [木] 

ニンテンドーDSを未だ持っておりません。
やりたいソフトがあるのに、なぜか買うのにはためらいがあって。
あれー、どうしてだろー?とか思ってたら、新発表。
あ、こういうことだったのかと。

2008.10.1 [水] プチトリアノン一般公開

見たいなぁ。
どっかで特集番組やってくんないかなぁ…。
ほら、よくあるじゃないですか、女優さんの仏蘭西紀行とかいって。ああいうの。
世界遺産番外篇、とかでもいい。

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