|
2006.6.26 [月] |
|
|
阪神百貨店で行われている全国手技工房展へ。(27日まで)
宮本工芸さんでずっと欲しいと思っていた、市場かごと竹の笊を見つける。
こちらは山ぶどうやアケビの籠が中心なのだけれど、竹の籠なども作られている。
笊は、とても細い竹を使っていると聞く。
その中でも名前を失念したが、より丈夫な竹を使っているという笊が気になった。
竹自体がかなり硬く丈夫な為、編み方も特殊でカーブがかなり緩いのが特徴。
無骨な表情がいいのだ。
ご主人に相談し、結局悩んでそれは選ばなかったけれど、9月と11月にもまたいらっしゃるとのこと、またその時にもう一度見て決めたいと思う。
笊だけれど、天ぷらの盛り付けにもどんどん使ってねとのこと。
その方が竹にもいいのだそうだ。
支払いを済ませようとした所に、目に飛び込んできたものがあった。
針山。
麻の布地にこぎん刺し、アケビの台。
一目で惚れる。
東北のもの同士だからかとても相性がいい。
裁縫が楽しくなりそうだ。
あと久留米絣の山藍さんの絣糸を束ねて織った帯がかなり気になる。
いつかご縁があるだろうか。
宮本工芸 全国特産展 出品スケジュール
・松坂屋 名古屋店 H18.7.19〜7.24
・伊勢丹 相模原店 H18.8.2〜8.7
・東京ドーム H18.9.16〜9.18
・�兜汢ョ (広島店)H18.9.28〜10.3
・小田急 藤沢店 H18.10.11〜10.17 |
|
2006.6.20 [火] |
|
|
2003年の6月から着物を着て出かけるようになった。
丸三年。
何だかあっという間。
今思うと、最初は随分がつがつしていた気がする。
どこでも着ていこうとしていたし、いつもと言っていいほど着物の事ばかり考えていた。
今は自分の好みが固まり始め、無理をしなくなった。
この距離が今はとても心地いい。 |
|
2006.6.16 [金] |
|
|
ギャラリーギャラリーで開かれている知人の個展へ。
彼女は建築の仕事をしていることもあり、直線的なシャープなデザインが得意という。
「今回は友人と一緒に開く個展なので、その方の作風に合わせて柔らかいものが多いのだけれど」との事。
その直線的な作品がとても気になった。
それは指輪だったのだけれど、帯留めにしたいと相談すると快諾してもらえた。
急いでいないので、出来上がりは今度会うであろう秋で。
実はその時期予定されている、清課堂さんでの個展に向けて作品づくりにはいるのでちょうどいいという事だった。
それも是非伺いたい。 |
|
2006.6.5 [月] |
|
|
明けて今日は草木染め。
教室へ向かう前に三浦清商店さんへ白生地を求めに伺う。
染め用にちりめん(あられ)と絽の帯揚げを選ぶ。
(それとは別に絽の帯揚げの染めもお願いした。 実はお願いするのは初めて。染め上がりが楽しみ。)
教室ではまず計算から始まった。
指示通りに数字をはじき出し、用意された計算用紙に書き込んでいく。
それを元に作業を進めるのだ。
途中分量を間違えるなどしなければ、ある程度そこで色が決まってしまうのであろう。
そこが化学。
うーん、化学・・・と頭をかかえながらも(言われたとおりにやるだけなのに)、とにかく手を動かし始めた。
動き始めるとがぜん楽しくなってくる。
染める時にからまない様にと生地を輪に縫い合わせたり、熱さに耐えるためにゴム手袋の下に軍手を重ねたり、そのゴム手袋は媒染によって変えないと生地に手袋の後が残ったりするのでマジックで媒染別に名前を書いている、などなど知恵をわけていただきながら、もくもくと生地を動かす。
動かす。
・・・辛いぞ。
75度まで温度をじわりとあげていくのだけれど、「熱い」のだ。
もちろん火のそばでの作業なので体も暑さを感じてはいるのだけれど、何せ手が「熱い」。
で、ここでやっと気付く。
実はゴム手袋+軍手の話を聞き漏らしていたのだ。
その為、ゴム手袋のみで70度近くのお湯に手を入れ作業を続けていた為、少しだけ低温火傷の様に。
辛いはずである(苦笑)。
そんな苦労を乗り越え、その後は無事作業も進み、いよいよ媒染。
変化っぷりに驚き、嬉しく、楽しい。
ここが一番楽しい瞬間ではないだろうか。
少し予定より濃くなってしまったけれど、とても好きな色にあがった。
乾くニ少し色が薄くなるようで、手に取る日がとても楽しみ。
草木染めも、やはり材料や道具が揃い、的確な指示の上での体験。
感じた大変さはほんの一部分なのだろうけれど、これが大切なのだと思う。
この二日間、本当に濃い時間となった。
ゆっくり自分のペースで、この経験に向き合いたいと思う。
_______________________________
詳しい内容はえりりんさんの日記で紹介されています。 |
|
2006.6.4 [日] |
|
|
手描友禅染教室へ。
正直に言うと、描くという「作業」に興味があって、友禅自体には好みという面でさほど心惹かれてはいなかった。
けれど、気さくなお人柄からこぼれる笑いを交えてのお話を伺い、作業行程のパネルを見ているうち(よくある作業する姿のものではなく、各行程で行われる技術自体のものなので、それぞれの効果がよくわかる)、徐々に表れていく華やかさに引き込まれて行く。
場所を変え作業がはじまるのだけれど、下準備が完全に整えられた中。
ただただ没頭して描ける。
これが楽しい。そして難しい。
実はこの描く作業は好きでもあるので、最初は結構物足りないかもしれないと思っていた。
ところが、どの絵柄にも難しいポイントが盛り込まれているそうで、当たり前だがそう簡単にはこなせない。
後半になると集中力も切れていくし、慣れ始めて少し油断もする。
そんな時に難しいポイントにぶつかり、染料が「泣く」のだ。
考え抜かれた配色は、間違いをしてしまった事で難しさも知る。
染料は乾くと薄くなる。
例えば緑の濃淡の配色は中程の色(色をおいた直後)と一番濃い色(乾いた色)が似ている。
間違えない様に番号もふられ見本もあるのに、視覚の印象で塗ってしまった私はしっかり間違った。
しかも指摘されて初めて気が付くありさま。
壁にかかったもっと多くの色が使われた複雑な見本を見て、乾いた色を想像しながらの配色作業の難しさを思うと少し気が遠くなった。
絵とは違うのだ。
わずか数時間で多くの事が学べ感じられる体験、すばらしい事だと頭が下がる。
本当に貴重な時間となった。
終了後に纏わせていただいた着物、これがすばらしかった。
こんなすばらしい友禅なら惚れ込んで纏える!
確実に友禅にも気持ちが向いた一日となった。
写^:うまく写真ではつたわらないけれど、伸子も美しい。
_______________________________
詳しい内容はえりりんさんの日記で紹介されています。 |
|
2006.6.1 [木] |
|
|
昨晩、襦袢の袖を麻生地(薄緑)でちくちく手縫い。
少し短めに仕立て、うそつきの身頃に縫い付ける。
ちょっと不精してあまりキレイとは言えないミミをそのままにしてしまったけれど。
早速、着てでかける。
が、今日は予想最高気温30度。
身頃は晒なので、肌襦袢を省いてそのままで。
うん、薄着!などと気軽に出かけたものの、今さらながら改めてあしべ力を痛感。
一枚増やしてでも、汗が流れを感じないという事はかなり快適だったのだ。
うーん。
もう一つ気が付いた事。
博多帯は角出しに向かない。
滑るので、歩いているうちに手先がすぐずれてきてしまう。
博多の時はお太鼓だな。
いつまでたっても学ぶ事はつきない。 |
|