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2007.2.23 [金] 

久しぶりに一日たっぷり遊ぶ。

そごうで開催されていた「京の雅 老舗の会」へ。
お茶席の招待券があったのでいただく。
今回は表千家だった。
「京の雅 老舗の会」はそうそうたる店舗が出店していたので楽しかったのだけれど、人ごみが苦手な知人と同行していたので早々に引き上げる。

なぜかランチはトルコ料理。

移動し大阪城の梅園へ。
見頃だったのでなかなかの人。
あたりに梅の花のいい香りが漂っていてどの人の顔も穏やかだった。
それをみてまたこちらも一層穏やかになる。

そんな幸せな時間を自分で壊してしまった。
数年ぶりにぺたっとひざがつくほどに転んだのだ。
着物姿でしかも「あ、うどん!」と売店をみて叫んだ瞬間の出来事なのでいいわけもない・・。
それでもコートを着ていたこともあり、着物はまったく汚れなかったのが不幸中の幸いだった。
知人、ただただ呆れる。
一層せつなくなった。

せっかくだからと大阪城も登ってみる。
驚いたのが内部。
すっかりミュージアム仕様に改装されてしまっていて、お城の梁などの構造を楽しめなくなってしまっていた。
強度の問題もあったのかもしれないが、あまりの変わり様に絶句・・。

そして今日のメインイベント能鑑賞へ。
狂言は「伯母ヶ酒」、能は「鉢木」。
少し予習をしていったのでとっても楽しめた。
ワキの僧の衣装のストイックな美しさがあまりにもすばらしく忘れられない。
もちろん常世も妻もすばらしかった。
が中入で狂言が入り、すっかり空気が変わってしまう。
狂言が入らないほうがいいのではないのかなぁと少し残念な気が。
「伯母ケ酒」は茂山千作、茂山千之丞。
2F席だったので千作氏の表情が見えなかったのがとっても残念。
でも狂言らしく軽やかな笑いを堪能。

ああ、また行きたいな。

2007.2.19 [月] 

金沢へ。
今回はばたばたの日帰りとなった。
残念。

でも前回はしっかり寄り道していた。
金沢21世紀美術館
建築:SANAA(妹島和世・西沢立衛)

行ったのが金曜日。
開館時間が8時までだったので滑り込めた。
残念ながら展覧会は見たいと思えなかったものだったので、館内をぐるりぐるり歩く。

円形の建物の中心にある展示室は部分的にガラス張りとなっていて、中で鑑賞している人たちの気配が感じられる。
その展示室の周りにライブラリーやミュージアムショップ、託児所、市民ギャラリー、タレルの部屋などがある。
市民ギャラリーでは子供たちの作品が展示されていた。
いちばんゆっくり過したのがタレルの部屋。
誰もいなかったので寒さをこらえ、しばし一人で空を眺めた。

なんてすばらしいのだろう。
洗練されているのにとっても身近な美術館と感じた。
ただただ感動。

また機会があれば寄りたい。

2007.2.11 [日] 

適塾へ。
http://www.webkohbo.com/...
ビルが立ち並ぶオフィス街にひっそりとある。

適塾とは緒方洪庵が開いた私設の蘭学塾。
町家風の建物に塾生一人一畳分ほどのスペースで住み込み、競って蘭学を学んでいたという。
全体に展示物は多くはないけれど、大阪医者番付なるものがあったり、解体新書があったりで、やはり蘭学を学ぶ場所だったと感じられる。
中でもヅーフ辞書はぼろぼろになるほど使いこまれていた。
勉学に向かう意思の強さが生半可ではなかったことを、たいした知識もない私でも感じ受け、ただただ見ているだけで頭が下がる思いになった。

学ぶという事についていろいろ思う。

2007.2.10 [土] 

久しぶりのお稽古で着物に袖を通す。
昨年暮れから着ていなかったものの手が覚えている様で、いつもの時間で着る事ができてなんだかほっとする。

お稽古着。
ある程度決めている。
座ったまま移動したりするので、ひざのあたりが白くなってしまうのだ。
たぶんすり切れていってるのではないかと思う。
もどって手入れをしても白い部分が残ってしまうので汚れではないだろう。
色の濃いものばかりなので、特に目立ってしまうこともあると思うけれど、これには正直頭がいたい。

2007.2.8 [木] 

色々な事情でお休みになっていたお稽古が、今月より再開することになった。
久しぶりに着物に袖を通すことになるのが、無性に嬉しい。
普段出かける事が少ない私には、ほとんど無条件に着物を選んで出かけるお稽古はいい機会になっているんだと改めて実感。

2007.2.3 [土] 

気になっていること。
「屁古垂れる(へこたれる)」の語源。
はっきりしたことがわからない。

凹たれる(へこみたる)という説明を発見するも、頭によぎったのは兵児帯が張り無く垂れる様子から?と思ってしまった。
「兵児帯」の「兵児」は鹿児島で青年の意味があるのだと辞書にはあった。
元気な青年がうなだれる様子でへこ(彦)たれるだろうか。
「兵児」→「褌」という記述も目にする。
褌が下がるようなだらしない様子からともとれる。

いつかわかるかもしれないので心に留めておこう。

2007.2.1 [木] 

ふとしたことで知った「かぐや姫」と富士山との関係。
お話の中で、月に帰る事になったかぐや姫がおじいさんとおばあさんに不老不死の薬を残していったが、おじいさんとおばあさんは山の上でこの薬を燃やしてしまう。
この山が富士山だそうで、不死から富士の名になったとも言われている様だ。
それを知ってちょっと調べてみると、富士市には別のあらすじの「かぐや姫」のお話が。

伝説は本当に興味深い。

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