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2004.2.29 [日] 白熱の着物バザー

池上実装寺の着物バザーへ行ってきた。
前回、目黒の時よりもずっとたくさんの着物、そして帯。
朝一からいったのに、会場を出たのはなんと3時だった。

しかし、こういうバザーでいつも思うのは、
「チビでよかった……(しみじみ)」ってこと。
今日も、死ぬほどたくさんの着物を見たけど、
「丈が足りん!」ってケースは数えるほど。
ありがたや〜。

で、今回の収穫は着物3枚、帯2本。
着物は有松絞の単衣、縮緬紬(←珍しいらしい)の袷、
それに生地の手触りの良さにほれた男物泥大島。
しかし、コイツばかりは実寸で丈が123センチと短い。
内あげ分を足しても141センチだから、おはしょりは難しい。

ずいぶん丁寧に着られてきたようで、あちこちに継ぎが当たったり、
生地をつまんだりしてある。
対丈でなら着られるけれど、男物は人形がジャマで半幅帯も
できないのが辛い。
いっそ解いて、洗い張りに出してしまおうか……。
どうするかは、そのあと考える……なんてダメですよね。

2004.2.28 [土] 半襟、キュートです

中ざくらさん、なでしこさんと一緒にランチのあと、
「ころもや」さんの半襟染め教室に行った。
(中ざくらさん、お誘いありがとうございました。
なでしこさん、貴重なブラ情報ありがとうございました)

簡単そうに見える型染なのに、実はそれなりに難しかった。
しか〜し、でき上がりのキレイなこと!
とても自分の作業で生まれてきたとは思えない出来栄え!
(絵心なくてもキレイにできるのう)

調子に乗って、2枚目もやってしまいました。
ううむ、蜘蛛模様もかわいいよ〜。
ああ、どの着物に合わせようかな。

2004.2.28 [土] 未熟者です……

今日は朝から和裁。
長襦袢の袖を作るが、ちょっと袖丈長めなので、なかなか進まず。
無双の袖は難しいからと、前回の時にしっかりメモをとったにもかかわらず、
そのメモを見てもぜんぜん意味がわからず……。
ベテランのMさんには「家で4〜5枚縫えば覚えるよ」と言われる。
確かに、そうでしょうとも。未熟者は辛いです。

明日のお出かけようの着物を何にしようかと悩み、
一応買ったばかりの木綿の袷のしつけをとって着て見る。
まあ、サイズはピッタリだが、ごわごわで、いかんせん重い。
これを作った人も、重くて着なかったのかあと想像する。

明日は半襟染め、がんばります!

2004.2.27 [金] は〜終わったわい

えらく時間がかかって、さっき今回の原稿が終わった。
これで明日は和裁に行けそう。

昨日は家を出る用事もなかったので、お家着物で湯文字にチャレンジしてみた。
スースーはするけれど、案外なれるといいのかもしれない。
いくら外見はわからないとはいえ、まだお出かけはできないけど、
夏場とかはしっかり汗を吸うのでいいという話。

今のやつよりちょっと丈を長くしたほうが使いやすいだろうし、
なんとか腰のラインにピッタリ来るようにできないかなあ。
今度なにか工夫をして、もう1枚作ってみよう。

そろそろ写真をアップできるようになって、KWもあげたい。
明日から、がんばります。

2004.2.24 [火] 進まん……

日曜の昼に越後湯沢から帰ってきたのに、今月の原稿まだ1行も書いてない……。
会津木綿にとりかかりたい気持ちばかりが高まって、焦る〜。
(ああ、今ごろはザックリ書き上がっている予定だったのに)

でも、とりあえず明日は和裁に行こう。
中振り用の長襦袢を早く作らねば。
(明日の夜以降で巻けるか……)

そうえいば、お願いしてあった作州絣が現地から川崎にまで届いているらしい。
鶴柄の黒地のやつ。まだあってよかった。
最近出た木綿の本に載ってたときには、マジで冷や汗が出たからね。
しかし、今思えば、格子柄もステキだったなあ。
もう絶対に生産されないものだし、もう1本買っておこうかな?
って、そんなに木綿ばっかり買ってどうする……。

2004.2.19 [木] デパートをハシゴ!

昨日は久々に事務所に着物を着て出かけた。
からし色のシマの紬に、献上博多の半幅をして、
羽織なしで和装コート。
ちょっとした飲み会があったが、和食の店なので、雰囲気ピッタリと
皆さんに褒められる。

トイレの中では店員さんと間違われ、「毎日着物を着るお仕事っていいですね〜」
なんぞと見知らぬお姉さんからうらやましがられた。
(シマシマだったから、店員さん見たいに見えたのか?)

今日は今日で、横浜高島屋と東京駅大丸の着物催事をハシゴしてみる。
(中間あたりに住んでいるのでね)
高島屋の方はちゃんとした新しい着物のコーナーが大部分だったが、
古着もそれなりに置いてあった。
(たんす屋とかながもち屋とかがコーナーを設けていた)

たんす屋あたりで紬を数点試着するが、丈が短かったり、焼けていたりで結局買わず。
まあ、特別安くなっているわけではないので、ソソられなかったのかな。

大丸は古着のみだったけど、かなり内容は充実していたような。
それだけに、各店「あらステキ」と思うような紬は
だいたい5万を超える感じで、手が出ず……。
ン十万クラスのものは、やっぱりとってもよく見える。
(本場の琉球ものとかは、とても味があっていい感じ)

で、諦めつつウロウロしていたら、木綿の袷のいいのを見つけた。
本藍の型染で、結構キレイに染め上がっている。
真新しくてしつけ付きだし、サイズもピッタリだったけど、
ちょっと重くて、八掛の色が地味過ぎるかな……なんて悩んだものの、
「これ反物で買うとこんな値段ではまず買えん」と
やっぱり買ってしまう。

早めに洗い張りできるように、一生懸命着て、
次回仕立て直すときにいい色の八掛を付けよう。

しかし、このくらいの藍染で、どれほど色が付いちゃうのかな?
まずはポリの長襦袢とあわせてみるか。

2004.2.17 [火] 9:00 pm

風邪気味で夜の飲み会をキャンセルした。
でも、そんなにひどくならなかったので、寝込まずに作業をする。

うかうかしていると暖かくなると思い、別珍の足袋を仕上げようとしたが、
縫い進めるうちに、致命的な間違いを発見。
(小鉤を受けるヒモを内側につけちゃってました……)
は〜、落ちるわ。

そいうわけで、それをやっぱり置いといて、
いい加減に会津木綿にはさみを入れるかと、積もってみた。
縮む分をそれなりに入れても、居敷きあてくらいは残りそう。
でも、同じ生地で付けるにはちょっと厚いかな?

ぼんやりした頭で切ってしまうのはちょっと怖いから、
確認だけでまたそのままにしてしまう。
本格的に暖かくなるまでにできればいいか。

2004.2.16 [月] 1:09 pm

昨日は久しぶりに東京競馬場へ。
暖かいから大丈夫かと、縫い上がったばかりのモスリンの長襦袢に、
保多織りの単衣、ウールの羽織で出かけてみた。
(半襟は夢二シリーズのイチゴ柄にしてみたけど、これはイマイチ合わなかったような)
パドックは日当たりがよくて、全然寒くなかったなあ。
(帰りは風が出てえらく寒かったけど)

最終Rのあとに、久しぶりにI氏に会ったら、
「そ、それはどういうことになっているんですか? 口取り?」と
ビックリされた。
まさか木綿で口取りはできないだろう、と思ったが、
着物と無縁の男性がそう思うのは無理もないか。
(しかも私は馬なんて持ってないよ〜)
隣でKさんは「私はもう見慣れました」とのこと。
みんなにそういってもらえるようにがんばろう。

夜は府中では珍しく、ちょっとお高い富山の魚の店に。
今日ははじめて、グリーンチャンネルのキャスターのSさんとご一緒したが、
「着物いいですね〜、粋ですね〜」とずいぶん褒めていただいて、恐縮する。

皆さんへのバレンタインプレゼントの手ぬぐいは、土曜日に浅草橋の問屋が休みで、
結局、家にあった浴衣地を使ったものなったけど、
みんなお揃いっていうのが、仲良しっぽくてかえってよかったかも。
何本か余ったから、しばらく手ぬぐいには困らないかな。

2004.2.10 [火] 11:52 pm

今日は和裁に行こうと思っていたのに、ちょっと寝坊してやめてしまいました。
今週末締め切りの原稿をサッサと片づけて、金曜日にいくことに。
……だけど、今日は全く進まなかったなあ、仕事。
新連載の1回目だから仕方がないと自分にいい訳するも、この集中力のなさはどういうこと?

ぜんぜん書けずにウダウダしているところへ、
別件のゲラが送られてきました。
すかさず、編集の赤に赤を入れ返して戻してしまった。
(別にいじめているわけじゃないんだけどね〜)
その後の確認の電話では、
「えっと、次の締め切りは今月の25日あたりでどうでしょう」とのこと。
ああ、そうだった。来月号から毎月の連載になるのでした。
25日発売の本なのに、25日に締め切りを設定される私って……。
やっぱり信用されてないのかな?

そんなこんなやってるところへ、兵庫のひめこさんにお願いしてあった
和装コートが仕立て上がって届きましたがな。
(やや手作り感が強いけど、まあそれも味ですかね)
裏地に凝っただけあって、なかなか上品な仕上がりです!
早くこれを着て出かけてみたいですわ。
そのうち画像をアップします。

2004.2.10 [火] 11:37 am

昨日は赤いウールの着物を着て過ごしましたが、
夜、バタバタしていてうっかり袖をドアのレバーに引っかけて
バリッとやってしまいました。
ついに……って感じ。

まあ、着倒すつもりのつんつるてんの着物だから
ぜんぜん落ち込まなかったけど、お出かけ絹物でこれをやったら、
と思うと背筋が寒くなるような……。

ちょこっとほどいて、ほころびたところを
縫い直せばいいだけの話とはいえ、
ご丁寧に小さくてぽてっとした力布がついていて、
その部分のあしらいが難しそう。
ううむ、がんばります。

それはそうと、和裁教室で今縫っているモスリンの二丈ものが
そろそろでき上がりそうなので、次の教材の用意をしました。
今度は小振り袖用の長襦袢。

紅絹のついた昔の大島(龍郷柄!)に合わせて作ろうと
センチと寸尺の両方で寸法を測ったところ、
やっぱり寸尺の方ではピシャリと長さが測れるんですね。
これはがんばって寸尺をマスターしなくは。

それと、大島の前幅、後ろ幅が思ったより狭かったので、
ちょっとダイエットもしたほうがいいかな?
どうせ長襦袢ができ上がるまで着られないし、
時間はたっぷりありますから。
春先にはぜひ、あの大島でお出かけしたいものです。

2004.2.8 [日] 11:06 pm

土曜、日曜で福岡、小倉、門司港を回ってきました。
仕事だったんですけど、かなり自由にいろんなところを見て、
おいしいものを食べてきました。
博多あたりでは何人か、着物姿の若い人も見たので、
着物流行りは全国的傾向なのね、と確信。

櫛田神社前の「ふるさと館(だっけかな?)」では、
博多織の実演を見てきました。
もう、職人さんも10人しか残っていなくて、
みんな70代くらいだそう(博多織は織り手が男性です)。
しっかり打ち込むので、「気力と体力がないと、うまく織れんと」
ってことでした。
帯の職人ではもう食べていけないので、後継者もいないそう。
手織りの博多帯が絶滅する日は、かなり近づいている模様ですね。

ちゃんとした、いい博多帯も1本はほしいですが、
さすがに今回はそんなものを見ている暇はなかったなあ。
次の機会に期待しよう。

今回の仕事は小倉競馬場の周辺案内のネタ拾いだったのですが、
いろいろ回った中で、かなり気に入ったのは、
小倉の商店街を入ってすぐのパン屋さん、「シロヤ」のパン。
メロンパンやレーズンパン、あんパンなどほとんどが60円で、
回転が早いので、どれも焼き立て。
生クリームを挟んだドーナツは、生地がモチモチで、
激うまでした。
ああ、きな粉ドーナツも買えばよかった。

2004.2.5 [木] 1:12 am

ちょいちょいイベントの情報などを送ってくれる
「きものeねっと」さんから久々にメールが来ました。
結構楽しそうだけど、今回は全部京都のイベントでした。
http://www.gofuku.or.jp/

「着物姿の人は無料」なんて、ちょっと得した気分です。
京都までは行けないけど。

今夜は正絹の長襦袢の裾と袖口を洗ってみようと思っていたのに、
まだ仕事も終わらないうちに、1時を過ぎてしまいました……。
前回着たときに、静電気がひどくって、すっかり埃まみれに
なってしまっているんです。
でもこりゃ、明日だな。

反物を買ったときには「コレ、確か洗えるシルクですよ」と
いわれたんですが、その店員さんも確証がなく、
ラベルにもそんなことはひと言も書いてなかったので、
これまで躊躇しておりました。
でも、よくよく考えれば、私が下手くそに縫ったもの。
少々ブサイクに縮んでも、またそこだけ解いて
ピシャリとコテをあてて縫い直せばいいかなあ、と。

まあ、そんなことより、早く今日の仕事を終わらせなくては。
今週末は福岡&小倉に行く予定です。
今日はそのプランを立ててしまうまで寝られませ〜ん。
どこかで博多帯と久留米絣でも見られるかなあ。

2004.2.4 [水] 0:40 am

これまでチョロチョロと見に来るだけだった真楽に
ついに登録してしまいました。
かなり暴走気味の私の着物生活ですが、これをきっかけに
いろいろと情報を整理できたらいいなあと思っています。

というわけで、まずは日記から始めますか……。

ところで、横浜高島屋の催事にいらしていた盛岡の蛭子屋さん、
初日に行ったきりで、結局今日も時間が作れず、
「期間中に入れておきます」といってもらった木綿物も見られませんでした。
ガッカリ……と思っていたら、今日ダンナから
「(来月の取材に)キミも盛岡辺りで合流する?」
という話があり、来月にはお店に行けそうな気配に!

おまけに、どさくさに紛れて1反買ってもらう約束まで
してしまいました(もちろん、木綿の方ですが)。
実現するまで油断はできませんが、かなりハッピーな気分です。
いやあ、長らく恋い焦がれた「千羽千鳥」、楽しみ〜。
藍染だけでなく、草木染めの物もあるそうで、
今からどんな色のを選ぼうかと迷っています。

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