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2004.6.21 [月] やっと…… |
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ああ、やっと原稿が終って、旅立ちの用意ができた。
久しぶりのバカンスでございます。
台風、早くどこかへ行ってほしい。
まあ、飛行機は飛びそうだが。 |
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2004.6.15 [火] 銀座で落語 |
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夜、銀座で落語に行くので、去年仕立て直した薄紫の花の単衣を初めて着た。
帯と帯締め、帯揚げは、買ったときにはとても合っていると思ったが、
実際に着て見ると、なんだかぼんやりとしてパンチのないイメージ。
着物って、やっぱり難しいわ。
新宿の事務所で卵をピックアップして、宝町の波平の編集部に預ける。
それから、落語組の皆さんと集合した。初めて会う人がふたり。
そのうちのひとりは、ビックコミックのトラックマンマンガのモデルになったひと。
さすがに、「一ノ宮優子」ほどは背は高くなかったけれど、
なんかかわいらしい感じの人だった。
ライオンでさっとビールを飲んだ後、ガスホールへ。
五九楽師匠は出番が一番はじめだったので、バタバタと移動。
眼鏡をかけていない五九楽師匠はとっても若く見える。
話もちょっと色っぽくて、なかなかよかった。
ちなみに圓楽さんはオーラがでてました。
落語の後は、チラッと銀座のバーへ。
10人は座れないほど、細長い、まさにバーって感じの店。
バーテンダーさんが女性だった。
カクテルはなるほどおいしかったけど、お値段はやっぱり銀座ってところでした。ふー。
帰ってきて、メールチェックしたら、急な仕事のお直しメールが入っていた。
キューッとなりながら、なんとかかんとか、直し分を返信する。
明日は和裁に行こうと思っているので、今日中に終らせねばと根性出しました。
しかし、今日は晴れてよかった。
去年から着たかった着物がやっと着られたし。母の形見が活用できて、大満足。
しかし、今日は盛りだくさんな1日だった。疲れたわい。 |
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2004.6.11 [金] 脇のくけくけくけ…… |
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今日は和裁へ。
またもや遅刻気味で、教室に着いた。
10の10で遅刻な私。いかん。
前回は脇縫いまで終っていたので、身八つ口の下の縫い代を開いて留めて、
あとは脇と袖付けをぐるっとくける。
ああ、長い……。ここのくけが一番長いんじゃないかな。
(衿もたいへんだけど、こっちは2本あるからなあ)
授業の後に、先生達のミーティングがあるからという理由で、
ケツカッチンだったが、なんとか時間内に両方くけ終ってホッとした。
(ああ、最後20分間くらいの集中力が、いつも発揮されればいいのに)
日月だと思っていた月山行きは、明日と明後日だった。
メチャクチャ天気悪いじゃん!
これから雪山の準備です。明日は5時おき……。 |
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2004.6.10 [木] 月山 |
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日月で月山に行くことになった。
波平の取材なんだが、山形まで一人で行くのはたいへんってことで、ドライバー要員ですな。
なんだか、結構歩かなくちゃいけないみたいで、ちょっとひいております。
ついこの間読んだH先生のエッセイの月山のくだりでは、
上の方はTバーを使わないといけないと書いてあった。
(なのでH先生もいかなかったらしい)
あれ、スノーボーダーが使うのは至難の業です。
私はオーストラリアやウィスラーで使ったときには、
2回に1回は途中転倒。
ものすごいバランス感覚と根性がなければ、上までもちませ〜ん。
本には写真も載っていたが、そこにはハイクアップしている若者の姿が。
ちょっとビビる。
稲川デモと波平がお仕事している間、私こんな風にハイクアップしてまですべるかなあ……。
私も1日券でなくて、回数券でいいな、たぶん。
再来週からは久米島&沖縄の予定なので、
今月のレギュラー分を前倒しで書かなくてはならない。
諸々の予定をかんがみて逆算すると、今日と土曜が残された作業時間だ。
ヤバイ……。
でも、気分が乗らないので、ちょっと着物でも着ようかな。
ずっとおうちの中なので、誰も見てくれませんが。 |
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2004.6.9 [水] 大洗濯デー |
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ゆうべマッサージに行ったら、今日は起きられないほどだるかった。
やっぱり体にあってないのかも。
今日はやろうやろうと思っていた単衣&浴衣の洗濯を3枚分やってみる。
1枚は絞りの絹物の単衣、1枚は染めの浴衣、そして1枚はよくわからない綿の混紡らしき単衣。
まずは浴衣から。これは地色が納戸色で、白く竹に雀が染め抜いてある。
純せっけんと酸素系の漂白剤を少々とかした洗濯液につけると、
みるみる色がでてきた。
そう長く押し洗いもできないまま、しかたないので水を流す。
色がでなくなるまで、しっかり3度ほどすすいで、バスタオルにつつんでゆるりと脱水。
干しているうちにどんどん短く縮んでいくような気がするが、
大きめ、長めなので、少し詰まってくれたほうが着やすくていいだろう。
2枚目は大きな柄の絞りの単衣。
一見、茜染みたいにあでやかな色で、よく見ると絞りの針の穴もちゃんとあるので、
そう悪いものではないとおもう。
ただ、袖の丸みがやけに大きく、仕立てもざっとしているので、
着ていた人が飽きて浴衣にでも……って感じで今にいたっているのかもしれない。
これは案外色がでずに、穏やかに洗い上がった。
でも、大事にされていたようで、樟脳のにおいがかなり強いようなきがした。
で、最後に綿混紡らしき単衣。
渋いペパーミントグリーンの地に、細い紺のラインが縦横に揺らぎながら走っている柄。
これも、洗濯液に浸した途端、色がでるでる。
紺のライン部分から出てくるようで、やけに黒っぽい水になった。
さて、順々に部屋の中に干すが、風もないようなので、
絞りと綿混は外に出してみた。
雀の浴衣は丈が長くて、外には干せず、そのまま家の中に干しておく。
さて、生乾きになったところで、絞りの単衣からアイロンをかけることにする。
これは大幅に縮むだろうと身丈や袖丈などをはかっておいたが、
やはり洗い立ては身丈で4cmほど縮んでいた。
でも、大柄の絞りがふっくらと復元されてきたような洗い上がりだったので、
アイロンで無理に伸ばすのはやめて、かるく生地を落ち着かせる程度にしておいた。
すっかり乾いたら、丈をはかってみよう。
それにしても、ざっとした仕立てだ。背縫いが1本だったり、なぜか脇縫いがミシンだったり……。
ブルーのチャコのラインがピーッと引いてあるのも、どうしたことか。
(昔のものって、結構こういうのあるけどなあ)
で、次に雀の浴衣。何とも言えない不思議な感じの柄が気に入って買ったものだ。
浴衣とはいえ、衿は広衿にしたててあって、先には「銀座越後屋」のタグが。
アイロンをかけていると、さすがに完璧な仕立てであることがわかる。
どのラインも、ピシッとまっすぐで、揃った針目がすごい。
ターコイズブルーになぜか濃紺(黒?)の糸を使っているが、
表の針目も全然目立たないし、閂止めも美しい。
裏を見た時に、キレイな針目が「これでもか」とわかるようにそうしたのだろうか。
それなりに古いものらしく、衿裏の晒が変色しているが、
ここまでいい仕立てだと、解く気にならない。
しばらくこのままで着て、どうしても気になるようだったら直そうかな。
3枚目は日本代表のインド戦がせまってきたので、
アイロンもザックリかけたのみ。
そう激しいシワでないので、十分だった。
はあ〜、後はしっかり乾くのをまつのみ。
乾いたら、さっそくどれか着て見ようっと。 |
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2004.6.6 [日] 安田記念 |
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雨がそぼ降る中、東京競馬場へ。
さすがに今日は、足元がよごれてしまいそうなので、着物はやめておいた。
しとしと降っている割には、馬場状態はずっと良。
メインの直前になって、稍重に変更になった。
パドックでは傘のすき間から、のぞき込むように馬を見る状態。
私の本命はテレグノシスだったけど、パドックでは特に良くも悪くもなし。
ツルマルボーイもそんな感じ。
アメリカから来た、芦毛の牝馬アイランドファッションはやたらバランスが良く見えた。
場に着くなりちょっとだけ牝馬ボックスを買ったが、
今回はこれがかなり余計だった。
結局、テレグノシス軸でパラパラ流して馬連を買う。
本線はツルマルボーイ相手だったが、これが絵に書いたように
ビタリと決まって久々にクリーンヒット。
ゴール前はおもっきり叫べてなかなか気持ち良かった。
(「差せ!」→「そのままぁ!」→「よっしゃああああ!」って感じ)
ああ、この好調の波がずっと続けばいいのだが……。
帰りに府中で飲んでいて、再来週、銀座でやる落語に行くことになった。
Sさんと一緒にグリーンチャンネルのMCやってる落語家さんの、お弟子さんが真打ちになるらしい。
(前座がやけに豪華なんだそうだ)
ふーん、どんなものなのか。はじめての体験……。
帰りの南武線で、H先生のエッセイを読む。
途中で人身事故が起こったとかで、30分ほど止まったが、
おかげでイライラせずに待っていられた。
先生、ザウスにそんなに通っておられたとは……。
どうりで、はじめたばっかりなのに、上手いはずです。 |
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2004.6.4 [金] 三河芯 |
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朝から和裁へ。
2枚目の袖を縫い上げて、しつけをかける。
身ごろは背縫いを袋縫いにして、背ぶせ布も居敷き当ても使わないタイプにする。
黒っぽい紺の久留米絣は、針目が見えないくらいに目立たない。
これって、気楽にくけられる分、目が疲れるような気が……。
帰ってから、久々に三河芯を使って絽の半襟をつけた。
いつもは薄いプラの襟しんを差し込んで使っていたが、
絽の場合は、透けちゃうかなあと思ってのこと。
やっぱり堅くて苦労した。フー。
明日はいよいよ長板染見学デーだ。
遅刻しないようにがんばろう。
仕事はヒマになったが、なせだか最近睡眠不足だし。 |
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2004.6.3 [木] お疲れちゃん |
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今日はそうじ&洗濯をガッツリやった。
すっかり終ったら、着物関係のお針仕事をやろうと思ってたのに、
なんだか疲れて、まだなにもしてない……。
(晩ご飯食べながら「レオン」を見たのが疲労の原因か?)
まあ、半襟くらいつけるか。
それと、うそつきの単衣の続きをやらねば。
明日は朝から和裁に行くので、帰ってきてからは針を持つ気にならないだろう。
ああ、やっぱりできることは今日やっておかねばいかんなあ。 |
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2004.6.2 [水] 2枚目の洗濯 |
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この間洗った麻の葉の紬を来て、久々に事務所へ。
行って見ると、Mさんも藍染のお召しを着てきていた。
(いったい、どんな事務所じゃ!)
帯は横糸(たて糸?)に芭蕉をつかったものとのこと。
大人な雰囲気だなあ。彼女は歌舞伎に行くとのことだった。
私は赤い木綿のバラの名古屋。くるっとなんとかを使って、前で結んだ。
たんすの中で見つけたときには、冴えない帯だと思って、
捨ててもいいかと思っていたけれど、今ではかなり重宝している。
久々に会ったYさんと近くの中国茶カフェでランチ。
はじめてはいったけど、ちょっと変な店だった。
厨房の中に犬がいたり……(静かで、おとなしくて感心)。
おしゃべりな台湾人のお姉さんがひとりで切り盛りしていて、
どこかのおうちに遊びに行ったみたい。
すっかり長居した。
事務所では電話代の計算をはじめてデータ処理でやった。
自分で計算しなくていいから、ものすごく楽だ。
なんでみんなトライしないんだろう。
あっさり終って、Jちゃんがいるうちに事務所を出られた。
カギを忘れてたので助かった。
京王の催し物を見て帰ろうと思ったら、最終日で4時で終り。
すでに5時になっていたので、さっさと諦めて帰る。
明るいうちに家に帰るなんて、なんだかちょっと妙な気分。
昔、真面目に仕事しているときは、明るいうちに帰れるなんて、
徹夜明けのときくらいだったなあ……。
いやあ、今はお気楽だわい。
紬ではもうさすがに暑いので、帰ってすぐに塩沢らしきガサガサした単衣を洗ってみる。
古着で買ったもので、丈も短めだったが、やっぱりちょっと縮んだようだ。
でも、洗わなければとても着る気にはならないくらいほこりっぽかったので、後悔はない(キッパリ)。
糸印をしておいた汚れ部分も、やたらキレイになった。
織りの白い部分は、ちょっと藍色に染まったような気もするが、まあいい。
裏からガシガシアイロンをかけて、しっかり伸ばす。
たぶん、ギリギリ着られるくらいまでは伸びたような気がする。
(ちと裄が長くなったような……。もともとかなあ?)
最後は寝押しでフィニッシュ。
ま、どんなものかそのうち着て見よう。涼しげではある。 |
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2004.6.1 [火] 雨のち晴れ |
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今日は朝、雨が降っていた。
午前中に約束があったので、長そでシャツにジーンズででかける。
雨の日は足元から考えて、そこに上を合わせていくので、
今日は濡れてもダメージの少ない紺のスニーカーが基本になった。
あとになって考えると、この守りの姿勢がいかんのだなあ。
目的地に着くころには雨も上がり、すっきり涼しい日になった。
用事を済ませてから、久々に「古民芸もりた」に立ち寄ってみる。
とっても状態のいい木綿の絣を発見するが、まあ我慢。
麻のものもいろいろあって、いいなあと触ってみる。
気持ちが夏に向かっていることを自覚した。
去年はハナから夏の着物はあきらめていたが……。
そういえば昔、この店でコンニャク印判の蕎麦猪口を見て以来、
激しく蕎麦猪口病にかかったことを思い出す。
蕪の絵付けで、大きな直しがあって、それでも16万5000円もしたっけ……。
ころころで、ものすごくかわいかった。
当然買えなかったけれど、蕎麦猪口にははまった。
それまでは「あんなコレクターズアイテムつまらない」と思っていたのに。
割ったり、欠いたり、ニュウ入りのものをうっかり買ってしまったり、
それなりに勉強して、今のところは“ほぼ完治”くらいになっている。
そう思うと、着物は簡単に壊れないからいいね。
(って油断していると、醤油じみとかつけそうだけど)
帰りに近所で、これまた久々に花を買う。
たまにこういうものが家の中にあると、それだけでいい感じ。
これからも、こういう女らしいことをサボらずにやらなくちゃ。
ジーンズにスニーカーは封印して、着物を一生懸命着ることを考えよう。 |
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