KIMONO真楽
ホーム
キーワード一覧パーソナリティ一覧つながり一覧ニュースヘルプ
キーワード最新5: 「さよならは別れの言… | KIMONO真楽同窓会 | 猫心〜にゃんはーと | 和服猫 | ホセイン・ゴルバ「時… | ...more

こゆきの空間
最近の5件
2016年 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 1月
2015年 12月 | 10月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2014年 11月 | 10月 | 9月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 2月 | 1月
2013年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2012年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2011年 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2010年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2009年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2008年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2007年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2006年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2005年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2004年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月


2005.12.27 [火] 袴萌え

昨日今日と、まじめに連続出勤して、お店の方は個人的に仕事納め。
(お店は年末年始、無休でやります。あまりお手伝いできずに申し訳なし)
年明けに売るという中身の選べる福袋がなかなか良さそうなのだけど、
さすがに1日は大阪@波平の実家に里帰り中。私には縁がなさそうです。残念。

今日は卒業式用の袴を、教えてもらってボディに着せてみました。
まずは前からつけるんですね(そんなことも知らなかったよ)。

昨日、「私、袴好きなんです」と袴をはいてやってきた若いお客さんがいらしたけど、
とってもすてきだった。
その姿をみて、ちょっと袴に興味がわく。

お店に今たくさんあるのは、貸衣装屋さんから出てきたリサイクルのウールの袴1800円。
ちょっとかわいいけど、いつはけばいいのか、と今のところ思いとどまっている。
でも、温かそうだな……。

そういえば、先日不要品交換会でいただいたウールのフルレングスコートは
「かわいい」と、なかなか好評でした。
単衣のものだけど、やっぱり暖かかったですね。

・紺地の塩沢(不思議な模様。今日はじめて着たら、長襦袢とそで幅が合わずにやや苦労)
・渋いオレンジ地に漆の唐草柄名古屋
・赤い格子の大島の半襟

2005.12.25 [日] クリスマスガエル

日中は大掃除。
そして、夜は弟夫婦とクリスマスディナー@我が家。

「チキン以外で、クリスマスっぽい物を」という波平のリクエストにお答えして、
珍しくミートローフを。
ケーキもブッシュドノエルを作成。

でも、最後はこんなのがいいか、と炊き込みご飯&なめこのみそ汁をラインナップ。

村主がすべり終わった頃「これから家を出ます」と弟から電話があった。
で、バイクでやってきた彼がうちについたとたん出た言葉が、「安藤は?」と。
ちょうどすべり始めたところでした。
「中野がすべっている時間を移動にあてた」らしいです。
みんな見てるのね……。

今日は出勤だった義妹が9時すぎに我が家に到着して、全員集合。
妹のお店(某高級バッグ屋さん)では、店長から社員全員にシャンパンのクリスマスプレゼントがあったそう。
私たちもご相伴にあずかって、おいしいのをいただきました。
(エノテカが入れているBrut Premier Louis Roedererというやつ)

ミートローフはなかなか中まで火が通らず、皆さんをおあずけ状態にしてしまったけれど、
できてしまうと結構おいしくて、思いの外、売れ行きがよかった。
(食べきれなくて、半分くらいは明日に繰り越しかと思っていたからよかったです)。

最後は、ブッシュドノエルと妹がおみやげに買ってきてくれたプリンで締め。
もう、みんな蛙のようにおなかがぱんぱんでした。
こんな何気ない日が幸せですね。

************

今日の中山は16万人以上入ったらしい……。
込むだろうと予想はしてたけど、それはひどい。
東京だって16万入ったらかなり圧迫感あるのに、それより格段に狭い中山でその数字って……。

それなのに、ディープインパクトは負けてしまいました。
レース展開としては、これまでの彼の勝ちパターンだっただけに、
「不発」の感は否めません。
(ただし、ここで彼が負けたからといって、この世代が弱いと決めるのは早計かと)

タップダンスが単騎でうまくペースを落として逃げ、ディープもきちんと折り合って、
なんとなく不気味にみんなそれぞれの位置に落ち着いて進んだレース。
ただ、ハーツクライは「あれれ?」ってかんじで前につけたし、ロブロイは行き足がつかなかったのか先行できなかった。

ハーツクライの先行策はちょっと奇襲っぽいイメージがあったけど、
乗っていたルメール騎手は「スタートがよかったから、気分良くいかせただけ」と。
それが結果としてはとてもよく作用して、彼はやっとG1馬になれた。おめでとう。

私はハーツクライのお母さんのアイリッシュダンスがとても好きで、ずっと追いかけていたので、
彼がデビューしたときから同じように応援してきました。
なかなかスカッと勝ちきれず、何度も勝利を目の前で逃し、「このままG1を取れないで終わるのか」と
思った時期もあっただけに、今日の勝利は本当に「よかった!」の一言です。
(G1を取れるのと取れないのでは、種牡馬になってからかなり大きな差が出てしまいます)

でも、ここまで盛り上がって、たくさんの人の夢を載せて走った
ディープインパクトが負けてしまったのもかなり残念。
矛盾しているようだけど、それが素直な感想です。
心の中が複雑になりすぎて、しばらくはざわざわがおさまりませんでした。

ディープインパクト、これからどんな馬になっていくのでしょう?
さっさと繁殖にあげる、なんてことをいわないで、もうしばらくは走るところを見させてもらいたいものです。

2005.12.18 [日] スケート部忘年会

昼から和裁へ行く。
袖がほぼ形になってかざりじつけをかけたところで、
2枚を重ねてみると、なんと1分強ほど長さが違う!
ああ、どうしてこんなことに……。

そういえば、印を付けるときに、地の目がいうことを聞かなくて、
よけいなところに印を付けてしまったような気がする。
(はっきり覚えないくらい、古い記憶になってしまっているが)
ダミーの印の方を縫ってしまったのかな。
印を付けたら、さっさと縫わねばね。

和裁のごまかしは、後になって傷口を広げるような結果になることが多い。
最初から慎重に、慎重に。そして、楽やずるをしないのが一番。
発生した問題は、その都度適正に処理すること。
「まあいいか」で進むと、結局最後に何倍も苦労する……。

なんていいながら、お袖はきせを深くしたり、浅くしたり、ごまかし満載の小細工で、
なんとか「誤差の範囲内」に修正しました。
先生に、「う〜ん、ま、いいか」といわれてホッとする自分がいて、
なんだか総合的に情けない気分になりました。やれやれ。

*************

予定していた時刻に遅れそうになって、バタバタと本八幡のお店に駆け込んだら、
私が一番乗りでした。
なんでも、雪で中京のレースが中止になったらしく、そのあたりで業務がイレギュラーになったのでしょう。

「メインで大穴をものすごく惜しく外して、最終を買う精神状態になかった」というKダンナが次にやってきて、
しばらくしてからKブックブラザース、さらに小一時間ほどしてから、
Kさんと、久しぶりのKRさんがやってきた。
(なんだかKだらけですな)

最後に合流したおふたりはスケートのグランプリファイナルを見に行っていたらしく、
代々木から移動してきたそう。
(すごい人で、会場からなかなか駅にたどり着けなかったみたい)
いろいろ聞くと、KRさんは3日連続、Kさんは金曜と日曜、Kブックブラザースのふたりも金曜日にいっていたのだとか。

当然、そこからはすっかりフィギュアの話で持ちきりになり、
「いったい何のグループよ?」って感じの私たちだった。
(「荒川はひとけりで……」の話には、みんなものすごく食いつきましたよ>みずえさん)

競馬の話では、Kブックブラザースは有馬の印、ディープインパクトに◎は打たないらしい。
「ロブロイ史上最高においしい単勝」をねらったり、「引退式の直前に最後の逃げ切りを見せるタップダンスねらい」という方針らしい。
私はふつうにディープインパクトが勝つとも思うけど、どうかな。

そういえば、K太くんはグリーンチャンネルの人気投票でぶっちぎりの1位だったそうで、
有馬の直前イベントに出られることになったらしい。
「おかげで旅行の予定が短くなった」みたいだけど、そんなことよりずっといい!
おめでとう。そして、そのイベントでの予想がズバッと当たりますように!

2005.12.17 [土] いいお店、教えて〜

情報急募!

1月下旬にライター仲間7〜8名の新年会を予定しているのですが、
どなたかどこかいい店があったらご紹介ください。

場所は新宿・渋谷・新橋・銀座・上野あたり(つまるところ、都内ならどこでもいいです)。
ガッツリ飲んで、ガッツリ食べる人たちです。
みんな大しておしゃれでもなければ、お金もありませんが、
味とコストパフォーマンスにはうるさいのですわ……。

******************

今日はやっと和裁へ行けた。
着物を着ようと思っていたけど、朝時間がなくなってしまって着ていけず。
夕べ校了で帰ってこられなかった波平が8時半くらいにひょっこり帰ってきて、
「あれ、ずっと起きて待ってたの?」と。
そんなわけないじゃないですか……。
(まあ、いつもは遅くまで寝てるってことですね。早起きしたくらいでびっくりされる私)

袷のお袖がちょっとだけ進みました。
これも道中着とほぼ同じなので、1度は縫っているはず。
でも、ぜんぜん覚えてない……。
(自分でメモをとっているので、絶対やったのに)
やっぱり、体で覚えるまでやらなくちゃだめか?
明日もこれまでのお休み分を振り替えて行く予定。

でも夜は競馬関係の忘年会@本八幡(渋いでしょう?)が入っている。
おみせはちょっと穴場の洋食屋っぽい居酒屋。
オーブン料理がおいしい店で、そのくせ煮込みとか刺身もあったりする。
ま、料理はとてもおいしいので楽しみ、楽しみ。
(本八幡のお店紹介の記事でも、わざと外したりして。込んで入れなくなったらイヤだからね)

これで誰かがバーンと勝っていて、ドドーンとおごりが出るようなら最高なんだけど。
(馬券名人&達人のおかげで、3〜4回に1度くらいはそうなるのです)
ちなみに、私がバーンと当てておごったことはありません……。

2005.12.16 [金] やっぱり……

結局、ゆうべ校正が残ってしまって、和裁には行けず。
午後、だらだらと終わらせてファックスし、とりあえず、私のお役目は終了。

出しっぱなしになっていた着物や羽織などを畳む。
先日、しょうさんちの忘年会で、
「こゆきさんって、着物50枚くらいは持っているんじゃない?」といわれて、
「そんなにないよ」なんていいましたが、
今日、ざっと数えてみたら、羽織を入れると50枚は軽く越えていた。
(あとはしまってある夏物単衣、たぶん着ない黒留袖とかが全部で10枚くらいはあるか……)

もちろん、全部稼働しているわけではなくて、母のお古でシミが取れないものや、
はまりっぱなに買ってしまった似合わないアンティークもの、
八掛が切れて着られないものなどがあるのだけれど、
ちょっと多すぎるかもしれない……。

というわけで、しばらく着物は買わないよ、と決意。
普段あまり着ないものも、なるべく着るようにがんばろう。

明日こそ、和裁へ行くぞ。
寒そうだから、ウールを着ていこうと、正月以来着ていなかった緑のウールを引っぱり出す。
モスリンの襦袢にウールの長着、そしてウールのフルレングスコートなら、寒波も怖くない!?

2005.12.15 [木] どこも込んでるわね

引き続き多忙。
でも、それなりに睡眠時間は確保できているので大丈夫。

今日は漢方医に行って、薬をもらう。
年末で診察日がちょっと少ないせいか、とても込んでいる。
こってり待たされたけど、その間に手持ちの校正物を読み終わったのでよかった。
しーんとした待合室は、とても集中できました。

その後、編集部まで行って、ひきつづき作業。
結局終電近くまでやって、波平と一緒にぎゅーぎゅーの電車で帰ってきた。

あと一束、校正を終えたら明日は自由に。
朝から和裁に行けるか?
(そんな根性がないか……)

2005.12.13 [火] 多忙

多忙につき、日記進まず。
早く書かないと忘れてしまうよ、と思いながらも、時間がなくなる。
極端な私。

明日も多忙。
今日、明日と行こうと思っていた和裁だけど、金曜に行きます。

2005.12.10 [土] ワインもよいね

新宿でぼたんさんと待ち合わせ。
ちょっとおしゃべりをしてから、しょうさん宅へ向かう。

不要品交換会で、サマーウールの長着、真っ赤な襦袢、ウールのフルレングスコート、バスタオルセットなどをいただく。
ありがとうございます!

私の持っていた反物やヘアクリップ、かんざし、写真展のチケットなども
全員無事にもらわれていってホッとひといき。

しかし、いつもながらおいしいものが次々出てきて、かなり楽しい会でした。
料理に合わせて繰り出されるワインの数々も、とてもおいしい。
こんなに種類が飲めるのは、やっぱりこういう大人数の会だからですね。
お仲間に入れてもらって、たいへん感謝です。
いや〜、ホームパーティは楽しいね〜。

2005.12.8 [木] 沖縄最終日

沖縄最終日
ホテルで朝ご飯を食べた後、国際通り方面へ。
見たいお店がほとんど開いてないので、まずはスタバでお茶。

ゆるゆると牧志市場の奥を抜けて、やちむん通りへ。
ジーファーを求めて骨董屋へ入ると、そこには以外といろいろなものが。
着物もちょっとだけあって、かんからさんにすてきな出会いが!
最初やや迷いが見えたので、「絶対買うべき!」と一気に突き落とす(笑)。

その後、やちむん通りを先へ進む。
途中、ふらりと入ったお店で、私にもプチな出会い。
伊勢エビの絵つけの3寸の皿。
江口聡さんという方の登り窯の作品だという。
2枚しかなかったのだけれど、即「これ、いただきます」となった。

で、包んでもらっているときに経歴を読んで気づいたのだが、
なんと宮城須美子さんのお弟子さんだった!
あ〜、やっぱり好きなもののラインって、こういうことなのね。
あらためて自分のストライクゾーンの狭さを思い知らされた感あり。

やちむん通りを途中で引き返して、裏手のごちゃごちゃした道を通って市場の着物売場を目指す。
途中で手づくりの豆腐ようを売っているお店を探すが、時間が早いせいか、曜日が悪かったのか、
開店しておらずにがっかり。

着物市場では去年ミンサーを買ったおばちゃんが健在だった。
しかし、つい最近、東京の方がさらえるようにがっさりと買っていったとかで、
私のほしい色のミンサーはなく、こちらもちょっとがっかり。

市場の2階へあがって、お昼ご飯。
以前、フーチバジューシーがおいしかった店に入ったけれど、この日はなし。
たまに作るメニューだということだったけど、すごく食べたかったので、かなりガックリした。
(でも、ほかのものはそこそこおいしかったですよ)

ホテルに戻って車をピックアップし、南風原町へ。
最初に琉球かすり会館であれこれと反物を見る。
途中から、地元の小学生が工房見学にやってきたので、
なぜか合流させてもらって、大城一夫さんにいろいろと説明してもらう。

南風原では毎年30名ほどの研修生を受け入れていて、その方たちが織っている作業を見せてもらう。
研修期間は半年で、その後、2年間はお礼奉公する決まりらしい。
本土からも毎年数名入るというが、住むところなどは自分持ちなので、けっこう大変らしい。
でも、ちょっと興味あるな〜。

この後、会館の裏手にある大城さんの織物工房へ。
一夫さんの息子さんの拓也さんに、すごくていねいにいろいろな行程の説明をしてもらった。
絣の着尺のほか、南風原花織の帯を織っておられる方もいて、「あ、こうやって織るのね」とちょっとだけ理解。

こちらの工房で作業している方たちはさすがに難しそうなものを織っている。
帯にしても、着尺にしても、会館の研修生さんたちの織っているものとはレベルが違うことが素人目にもはっきり。

絣のくくりの技も見せてもらったが、こちらでくくりをやっていたのはみんな男性だった。
どうしてかな?
(南風原の琉球かすりは分業が進んでいて、みんな各工程だけを専門職としてやっておられる)

こちらの工房のオリジナルだというソテツの柄の着尺がすてきだった。
これはこちらの工房を始めた廣四郎さん(拓也さんのおじいさま)と
芭蕉府で有名な平敏子さんが仲良しだったために、平さんの工房でも使われている柄だということだが、
こちらのものは葉の幅がちょっとずつ違っているのが特徴だそうだ。う〜ん、かわいい……。

それにしても、拓也さんのお話はとてもおもしろかった(沖縄の歴史にも造詣が深く、勉強しているのねって感じ)。
話をしてくれるときに、目がキラキラしているのも印象的。
若いのに伝統を背負っている感じがヒシヒシと伝わってくる。
いろいろとありがとうございました。出会いに感謝。

大物は当然買えず、札入れを1ついただくことにした。
なにげに選んだら、「それは天然の藍を使ったものです」といわれてちょっとうれしくなる。
(家に帰ってしみじみ眺めると、本当にいい色、いい柄なのですよ)

ここからは空港へ。
途中でレンタカーを返却するが、ホイールにつけたキズも糾弾されずにスルー。ホッ。
(実は、ちょっとドキドキしていたのですよ。縁石で結構ガリッとやっちゃったので)

空港で最後のごはんに沖縄そばを食べて、さらにクーポンで泡盛も飲んで、
ちょっといい気分で飛行機にのる。
泡盛の瓶ややちむんなど、壊れ物の手荷物は多かったけれど、
それらも含めて、全員無事に羽田着。

あっという間の3泊4日で、みなさんをやんばるの奥までひっぱりまわした感があったけれど、
個人的にはいろいろな工房を見て回れて、とても有意義な旅だった。
また機会を作って、どこかへ行きましょうね。>真楽のみなさま

2005.12.7 [水] すごく長い日記になってしまった

寒いけど、さわやかな朝。
晴れ間がのぞいて、午後からは晴れそうな予感。
朝ご飯に茅葺き&いろりの食堂へいくと、朝からどどーんと肉のかたまりが
火にかけられていてかなり引いたのだが、「これは夕食用」とのこと。
じわじわといぶすように火を通して、旨みを凝縮するのだそう。
ふーん、いろりって便利なのね。

朝ご飯は卵焼きと薄い豚肉(ポーク缶じゃなくてよかった)、サラダにゆしどうふのみそ汁。
デザートにパパイヤとショッキングピンクのドラゴンフルーツ。
色の強烈さとうらはらに、ドラゴンフルーツはたよりない甘さの果物でした。

板張りのテラスでのんびりしたい気持ちを振り切って出発。
ここは2〜3泊して、ぼけっと過ごすのがいい宿だとしみじみ思う。
また来よう。かなり遠いけど。

まずはやんばるくいな展望台へ。
二日酔いで、起きたとき「頭が痛い」といったのを覚えていてくれた竹さんが運転してくれることに。
しかし、最後の急坂はかなり大変だった(小さくてパワーのない車に4人乗ると登らないのよ)。
細い道を「対向車が来ませんように」と祈るようにぼちぼちと、
海を望む高台へと登っていった。

「やんばるの山の中に、なぜこんなものが?」という展望台ではあったけど、眺めはとてもいい。
目の前は沖縄最北端の辺戸岬。
市松さん曰く、「火サスで犯人が追いつめられてやってくる場所みたい」と。
う〜ん、確かに。目の前の青い海に、派手に波しぶきがはじけているし、
背後は鬱蒼としたやんばるの深い森……。
「だからさ、ここまできた犯人はすべてを告白して、海へと身を投じるのよ」
なるほど〜。ま、それほどドラマチックな風景だったということで。

辺戸岬経由で国頭の道の駅へ。
西川さんと合流して、少々南下してから、「オーシッタイ」というやんばるの中の僻地へ向かう。
(漢字で書くと大湿帯。しめった場所ってことでしょう)

まずは「やまあい工房」さんへ。
キツネノマゴ科の植物、琉球藍を栽培して、泥藍を作っている。
(奥様は染めの作家さんでもあるらしい。今回は展示会のため上京されていて会えず)

生の藍を大きなタンクの中で発酵させて、色素がすっかりとけ込んだ液体に梅の木の灰を混ぜる。
沈殿したものから不純物を徐々に取り除いて、最終的に泥藍ができる。
経験や勘、コツはもちろん必要だけれど、そんな単純な方法でできるのか、と驚く。
(沖縄の気温があってこそのものでしょうけど)

徳島の藍の関係者が視察に来たこともあるそうだが、この方法は植物中の色素が少ないとできないそうで、
徳島のタデ藍ではちょっと無理かもしれないとのことだった。
(徳島の藍はとても手間暇をかけて「すくも」という状態にしてからでないと使えないのです)

見学の最後に、西川さんが「いつものやつ」って感じで、一斗缶の泥藍を2つ買ったのがプロっぽかった。
値段を聞いたけど、それが高いのか安いのか、私にはよくわからなかった。

お昼はオーシッタイの中のカフェで。
静岡から移り住んでいるご夫婦が開いているお店で、
骨董やフェアトレード品などが並んでいる。
休日にはとても凝ったカレーのセットが食べられるようだったけれど、
残念ながら、この日はピザだけ。でも、おいしかった。
やんばるのすももジュースとともにいただく。

だんなさんは現在、養蜂修行中とかで、ちょっとめずらしい苦いはちみつを味見させてもらった。
「これはなんの花の蜜ですか?」と聞いたら、
「それが調べてもわからないんだよね、ははは」と。
見当くらいはついているけど、みつばちの後をつけるわけにもいかず、確証がないんだそうだ。
ちょっと不思議な話。

その蜜とは違う、「おきなわ野の花はちみつ」を購入。
こくがあってあまり甘くないのが特徴らしい。
たしかに、べったりとした甘さでなくて、変わった味だった。
見た目は茶色っぽくて、以前台湾で買ったはちみつに似ていると思った(やっぱり植生が似ているのかしら?)。

しかし、こんなやんばるの森の中でお店を開いていて、人が来るのか、と人ごとながら心配していたら、
「沖縄の人も休日にはこのあたりにドライブにくるから」大丈夫なんだそうだ。
ちなみに、ゴミの収集車も来ないような山の中。

国道58号線までおりてきて、西川さんにさよなら。
彼女は春からは浦賀に居を移す予定。また、こちらで会いましょう。

58号を下って今帰仁城跡に。ごろごろと石積みの城壁などを見る。
資料館には民具などがあっておもしろかったが、途中で気絶するほど眠くなり、
資料をおいてある机に突っ伏して寝る。これでちょっとすっきり。
日頃、怠惰な生活が身に染みついているので、早起きが続くとこんなことに。
いつも反省するんだけど、なかなかね〜。

市松さんが「運転変わってあげられなくてごめんね」といってくれる。
なんか、みなさんやさしくて、うれしくなります。

那覇への帰り道、有名な「荒垣ぜんざい」で、かき氷がのったぜんざいを食べる。
寒い時期には温かいのがあるという情報だったけど、まだなかった。
セーターを着てかき氷ってのも、ちょっと妙なかんじ。

那覇までは一気に高速を使う。
高速をおりてから、夕方の渋滞に引っかかってしまったが、
なんとか余裕を持ってホテルに着いた。
部屋はなにかのモーター音が気になったけど、ものすごく安い部屋だったので、致し方なし。

国際通りでおみやげを物色してから、赤提灯の居酒屋で沖縄料理を堪能した。
アグーの豚カツはおいしかったけど、島らっきょとか、地味なものも結構すきかも。
この旅では、やたらと豚を食べているような気がするのは、2日目のソーキソバが原因だろうか?
拳大3個は、どう考えても強烈すぎるよね。

この日もすっかりできあがって宿にもどったので、モーター音は気になる暇もなく就寝。

2005.12.6 [火] やんばるの夜

朝から海沿いのリゾートエリアを走る国道58号線を北上。
海の色が、やっぱり沖縄らしいクリアなブルーで、ひたすらきれい。
なかなか朝食にありつけなくて電池切れ状態になったけれど、「道の駅許田」で
ジューシーのおにぎりと揚げたてのサーターアンダギーを食べて元気を取り戻す。
サーターアンダギーって、あまり買ったことがなかったけど、揚げたてはものすんごくおいしかった。

午前中のうちに芭蕉布会館へ。
西川晴恵さんと落ち合って、工房の中も見せてもらう。
平敏子さんがちょうど帯の見本帳を広げていたので、横から見せてもらっていると、
途中でどっさり、いろんな見本帳を出してきてくれた。

和紙に無造作に張られた、芭蕉布のコレクションは、まさに宝の山。
古いものから、最近のものまで、ため息がでるようないい感じの布の数々をじっくりと見る。

工房に勤めていた西川さんもあまり見たことがないというものだったけど、
何かの都合でたまたまこの日、ここにあったらしい。
幸運でしたわ。

米軍のビーチにお昼を食べに行ったら、「今日は突然停電したからお休み」といわれてガックリ。
せっかくドルを持っていったのに、使わないことがいきなり決定(小銭が重い〜)。

大宜味村はなかなかの田舎で、ほかにおすすめのランチスポットはなしということで、
近所の沖縄そばの食堂でお昼ご飯。
ソーキソバを頼んだら、大きな塊が3つもゴロンゴロンと入っていて食べるのが大変だった。
(でも、がんばって完食。食べ切れたのは私と西川さんだけだった)

西川さんの元同僚で、フリーになって芭蕉布を織っている平山さんのお宅にうかがう。
本格的な沖縄の古民家で、敷地内に糸芭蕉の畑があるのがすごい。
コツコツと糸をとって、全部自分で手をかけて織った芭蕉布をいろいろ見せてもらった(切れ端が多かった)。
織りあがったばかりの着尺がきれいだった。

せっかくだからと西川さんのご自宅にも寄らせてもらった。
藍のバケツは、相変わらずお風呂においてある。
子供には「いい匂いだね〜」と繰り返し話して、教育しているという話には笑った。
(藍はとても有機的な匂いがするもので)

沖縄最北端の辺戸岬のさらに先の、奥というところの民宿「海山木(みやぎ)」に泊まる。
晩ご飯の時、個性的な宿のお父さんに、かんからさんがつっこまれまくっていた。
いろり端はいい雰囲気だけど、ちょっと寒かった

チラガー(豚の顔)、夜光貝、サツマイモの茎など、一ひねりしたメニューがなかなかよい。
薬草を長期間つけた泡盛をいただく。
これがおいしくて、ついつい飲み過ぎた。ヘロヘロで眠りにつく。

2005.12.5 [月] 寒いよ〜

朝、9時前の便で沖縄へ。
向かい風が強くて結構時間がかかった。
しかも、着いてみたら予想よりかなり寒かった。こんなはずでは……。

レンタカーを借りて、ひとまずお昼ご飯を食べに北上。
ANAのクーポンでホテルのランチバイキングをいただく。
いきなり、ちょっと食べ過ぎ。

さらに北上して、読谷のやちむんの里へ。
大好きな宮城須美子さんの工房もあって、「ここでできているのか」と感動。
ちょいキズ&ちょい釉切れの小鉢を3個いただく。
どうせ家でガサガサ使うから、これくらいの難は全然問題ない。
あとで別のお店でみたら倍の値段だったから、いい買い物だったかも。

途中の店で「着物が好きなら伝統工芸センターで読谷山花織を見るといいよ」といわれ、急いで滑り込む。
ギリギリセーフで見学。
お姉さんにお願いして、展示品の裏の糸の渡り具合を見せてもらう。
こちらの花織は裏に糸が渡るタイプ。袷にしかできないそうだ。
細かい花がちらちらと散っていて、とてもかわいい。
絣も入っていて、とても凝ったものだなあと感心した。

ツアーに無料のクーポンがついていた琉球村へも寄ってみる。
あちこちの民家を移築してあるテーマパークだが、なかなかおもしろかった。
(閉園30分前に駆け込んだので、さらっと流す程度の見学だったけど)

琉装のおばあの琉球風の髪型が見事だったので、作り方を教えてもらう。
髪の長い私の頭を見本にやってくれたので、髪の短い3名がフンフンと聞く形で、
肝心の私には全く見えず。なんだかね。

ジーファーという先がお玉の形になったかんざしに興味津々。
お玉は椿油を適量だけ使うための形で、軸が太いため武器にもなるそうだ。
(後になって那覇でずいぶん探したけれど、結構いいお値段のものにしか巡り会えず、今回はゲットできず)

さらに北上してムーンビーチパレスホテルに投宿。
ここは古〜いホテルで、沖縄リゾートの先駆け的な存在だったらしい。
妙な雰囲気の和洋室(畳の部屋にベッドがおいてある)ではあったものの、広いのはよかった。

近くの居酒屋にて夕食。
三線を弾きはじめる人がたくさんいて、大変にぎやかなひとときだった。

2005.12.3 [土] なぜ木綿を着たくなるのだろう?

なんとなく絹物を着る気にならなくて、木綿で。
木綿気分の日って、確実にある。

「久留米は暑い夏を快適に過ごすための木綿、弓浜など、山陰の絣は
冬を暖かく過ごすための木綿」と聞いたことあるけど、
この久留米はどっちかというと暖かい着物なので、結構気温が下がっても着られる。

自分サイズに仕立てたはずなのに、おしりの線がぐっと右寄りに……。
まだ自分のサイズがよくわかっていない時に仕立てたもので、
そこからさらにちょっと痩せたので、こんなことになっている。
やれやれ。

保多織も「冬暖かく」というけれど、さすがにそろそろ寒いかな。
サラッとしている木綿は、着やすいけど、冬には向かないです。

・縦小絣の久留米絣(はじめて縫った単衣着物)
・赤地に黄色い実のついたオレンジ色の草の紬帯
・辛子色の帯揚げ、レンガ色の帯締め
・紫の絞りの羽織

2005.12.2 [金] ちょっとヨレヨレ

和裁へ行く予定だったのに、夕べの仕事が終らなかったので、
引き続き本業デー。

夕べ、波平が冷蔵庫の中の残りものを食べようとしていたのを、
「明日のお弁当に入れるんだから、おいといて」とたしなめたのに、
そのお弁当も作ってあげられず。ダメ妻な私。

しかし、やっとこさ終ったので、ホッと一息です。
なんだか気分的に疲れてヨレヨレ。
そして周りを見回してみて、やることの多さにちょっとぼう然。
何から片づけるかな……。

いよいよ迫ってきた沖縄行きですが、いまだにどんなものを着ていけばいいのか想像がつきません。
着物か、洋服か、まずはそこをしっかり決めなくちゃ。

2005.12.1 [木] 晩ご飯は食べたのだけど

午後からパソコンの前に向かって本業デー。
でも、進まず。
急な変更があったり、資料がとても少なかったり。

波平がちょっと早めに帰ってきたので、晩ご飯もしっかり作る。
そして、しっかり食べる。

そんなことをやっていたら、ますます仕事は進まずで、
夜が更ける前に終らそうと思ってことが半分も終らなかった。
いったい、何をやっていたのやら。
トホホ。

メンバーログイン
新規メンバー登録
お店お店
素材素材
着物・帯着物・帯
小物小物
着こなし着こなし
How To & TipsHow To & Tips
メンテナンスメンテナンス
本・雑誌本・雑誌
イベント・場所イベント・場所
ノンカテゴリノンカテゴリ

KIMONO真楽 について | KIMONO真楽の利用規約 | Syndicate this site Powered by 関心空間