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今日は「はちぐゎちじゅうぐやー」だったので、糸満市も各地で十五夜行事が行われました。
大きいのは糸満大綱引きで、ちょっとびっくりするような大きさの綱で綱引きをやります。
私は仕事が終わった後、まずは与座のウシデークに行ってみました。
これは40名ほどの女性が、そろいのクンジー(紺地の着物)に白いカカン(プリーツスカートロング丈みたいなボトムス)で輪になってゆる〜ゆる〜と踊る行事です。
漢字で書くと臼太鼓。
実際に見たのは初めてでしたが、日が落ちて薄暗くなっていく中で、ゆらりゆらりと女性たちが踊る姿はとても幻想的でした。
で、次は担当の伊敷部落の綱引きへ。
最初は人もなかなか集まらなくて、ちょっと心配しましたが、途中から意外なほどにたくさんの人が来てくれました。
糸満大綱引きに合わせて来沖している、綱引き研究の教授がお見えになって、かなり盛り上がりも増し、結局、獅子舞も、綱引きも、棒術も一通りやっていただくことができて感動!
人数の少ない部落なので、ここ数年はずっと御願だけしかやっていなかったのです。
なので、今日も当然、神屋の中だけで完結するさびしい行事になると覚悟していたのに!
先生とその助手さん、次に回るかなと思っていたけど(別の部落の綱引き行事もあったので)、結局こちらも伊敷の人たちと車座になって飲み食いし、いろいろお話をして帰られました。
帰りに「やっぱり、沖縄の人は温かくて、すごくいいです! 東京じゃもうこういう人間関係はないですよ」と言っていただき、自分のことじゃないのにすごくうれしくなりました。
いやー、私も本当にそう思います。
なんやらわからん内地の人間を、快く受け入れてくれる鷹揚さ。
いい人が束になって生息しております!
ちなみに、今回いらした先生は私の母校出身で、現在W大とJ大で講師をやっている方。
「どうも顔を知っているような気がするんですが、在校時期がかぶってませんか?」と聞かれたので、卒業年度をすりあわせてみると……。
私の卒業の3年後に入学だった、ということがわかりました。
いやはや、大学の先生まで年下君とは……。
こりゃあ、ぼんやり生きていると、あっという間に死んじゃうなと改めて思った次第です。 |