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2015.10.27 [火] ナチジンヌブイに行ってきた |
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糸満の赤比儀腹門中の拝み行事で、ナチジンヌブイに同行してきました(お仕事で、です)。
ナチジンヌブイは日本語で書くと「今帰仁登り」となります。
初夏に出かけたアガイウマーイ(東御廻り)とセットになっている拝みで、
アガリウマーイが今の南城市あたりを廻るのに対して、ナチジンヌブイは北部をあちこち廻ります。
赤比儀腹には、もう糸満(字糸満)にはほとんどいなくなってしまったカミンチュ(神人)が
とても元気な状態でいらっしゃいます。
なので、拝みも本格的です。
カミンチュとは、ムラや門中の祭祀を司る役目の人のことです。
ちなみに、ノロはカミンチュですが、いわゆるユタはカミンチュではありません。
まあ、そのへんは深いのでこのくらいにして、ナチジンヌブイは大きなバスを仕立てて、
20数名で行く遠足みたいな感じでした。
バスに乗るとすぐに、おまんじゅうとか黒糖とか最中なんかの
お菓子を入れた袋が配られたりして(笑)。
しかし、こんなクローズドな行事に混ぜてもらって、貴重な体験をさせてもらい、
本当にありがたいことだと思います。
今回は恩納村の山田とか今帰仁、本部あたりを数カ所廻ったのですが、印象に残っているのが、
赤墓という古いお墓と、ウプガーという湧泉です。
赤墓は伊是名に向かって造られていて、白い砂浜に青い海という、
いかにも沖縄の海辺というロケーションで、しかも人が非常に少ない、
プライベートビーチみたいなところにありました。
そしてウプガーは本部の具志堅という集落にある水量の豊かな湧泉(沖縄方言ではカー)です。
ウプガー自体もきれいに整備されていて、滾々と湧き出る水を引き込んだビオトープが作られていたり、
さらに下流に当たる場所には、ハーゾー(川沿い)といって、
ちょっとドライブイン的な施設ができています。
少し前に、たまたま具志堅在住のおばあに、内地から入ってきている人がすごく多くて、
部落の役員も半分以上が内地の人だよといっていう話を聞いたんだけど、
このウプガーがあるから具志堅を選んだという人、多いんじゃないかと思いました。
まあとにかく、沖縄にはいいところがいっぱいあって、
祭祀的空間も身近なところにちりばめられているようです。 |
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2015.10.6 [火] 最近食べて驚いたもの |
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ほんの少しだけ涼しくなってきた沖縄です。
現在(夜の11時)、部屋の中で28.7度。いや〜、ほっとする。
一昨日くらいから、夜はクーラーつけなくても寝られるようになりました。
で、季節的に最近出始めているのが、アテモヤというフルーツ。
世界三大美果のひとつといわれているチェリモヤと、釈迦頭(アテス)を掛け合わせた果物で、
森のアイスクリームなんていわれたりします。
JAのファーマーズマーケットなんかにはよく売られているんですが、1個500〜1000円とけっこう高いです。
なんで自分で買ったことはないんですが、畑に木が植えてある人からもらったりして、
たまに食べることがあるんですね。
昨日、今日と別々のアテモヤを食べる機会に恵まれたのですが……。
アテモヤは食べ時が難しくて、追熟が浅いとガリガリでまったくおいしくなく、
ちょっと行き過ぎるとずるずるで、これまたイマイチになりがち。
これまで正直、そんなにおいしい印象はなかったんですが、
今年食べたアテモヤはどっちもメッチャおいしい!
とろっと甘みが強くて、さわやかな酸味もあり。
いや〜、おすすめです!
沖縄に来たら、ぜひ!
買うと高いですけどね(笑)。 |
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