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2008.9.28 [日] 檀ふみさんのきもの |
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今朝、実家で母と「新日曜美術館」を途中から見ていましたが、檀ふみさんのおきものと帯がとてもステキでした。
が、ふみさんのお姿をじっくり拝見できるアングルがなく、残念!
番組は、伝統工芸展の特集だったのですが、花織の帯(この辺からしか見られなかったので・・・)には「花織でも、こんな表現ができるんだぁ〜!?」と驚きました。
三越本店で開催中とのことなのですが、うーん、行けるかしら・・・。
正木美術館の40周年記念展覧会が、新橋の東京美術倶楽部で開催中で、これまた、国宝がズラリと揃っているとのことで、こちらも拝見したいのですが・・・。
芸術の秋到来!ですが、身体はいつもと変らず、そうそう空かないのが、問題ですね。 |
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2008.9.20 [土] 演舞場→松屋→宮の坂 |
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演舞場の昼の部を見てから、壱の蔵さんが展示会をやっているということで、松屋へ。そして、世田谷・宮の坂でお友達の落語会のお手伝いで出囃子の三味線を弾かせていただきました。
演舞場は、「枕獅子」がよかったです。時蔵さんも、胡蝶の松也くん、梅枝くんも綺麗!! 太鼓がわたしの苦手な方だったのと、長唄の知人の出勤日じゃなかったのが、残念でしたが・・・。
「源平布引滝」は、小万が時蔵さんだったらよかったのになぁ〜。「義賢最期」、前に橋之助さんで拝見したのが良かったので、つい・・・。竹本は総じてよかったと思いますが。松也くんが葵御前という大役を懸命に演じていたのが、嬉しかったです。座組が小さいこともあり、ご贔屓の方たちが、普段よりいいお役がついていて、それは嬉しかったんですけどね・・・。
海老蔵さん、見た目はバッチリ!なんですが、セリフがやっぱりねぇ。特に実盛が・・・。
松屋では、心惹かれる帯がありましたが、グっと我慢。でも、火曜日に歌舞伎座に行くので、帰りに寄ってしまいそうで危ないですが。
世田谷の落語会は、素人さんの会ですが、62回も開催しています。メンバーがそれぞれの個性があって、毎回、お手伝いしながらも、楽しませていただいています。
今日のきものは、お納戸色地に絣の飛び柄の単衣紬に、白地に更紗っぽい柄の染めの帯を合わせました。 |
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2008.9.14 [日] 噺家さんのパーティー&文楽二部 |
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お昼から、某老舗ホテルの宴会場で、親しい噺家さんの真打ち昇進と襲名披露パーティーにおよばれでした。
彼とは、かれこれ5〜6年前から、おつきあいがあって、人柄も落語も大好きなので、喜んでお祝いにかけつけました。
一門の先輩方も含め、みなさんとても彼を温かく見守ってくださっていて、とてもよいパーティでした。
噺家さんは、真打になったところが本当の意味でのスタートライン、とよく言われます。
これから、ますますみんなに愛される噺家さんになるよう、芸も人柄も、もっともっと磨いていただきたいし、彼ならやれるだろうと思っています。
勝手に母親のつもりで、これからも応援していきますよ〜!
地下鉄で永田町に移動して、文楽の第二部を観劇しました。
「奥州安達原」の通し。これが、とても面白かったです。「実ハ」がいっぱいあって、人間関係がややこしいお話ですが、ドラマチックだし、浄瑠璃も人形も見せ場がたくさんあって、ちょっと怖いシーンもあり、楽しめました。
勘十郎さんが「一つ家」の岩手を遣うのと、その前半のお三味線が清治さん、ということで、二部だけは絶対に見たい!!と思っていたのですが、それ以外の段も、よかったです。
時間とチケットが都合できれば、もう1回見たいのですが、さすがにそれは無理そうです。残念。
今日は、夜に局地的に雷雨になるかも、という予報だったのですが、帰宅するまでは降られることもなくて、よかったです。
今日のきものは、お祝いのパーティーがありましたので、山葵色の一つ紋単衣色無地(木目柄が織出されています)に、白地に相良刺繍の袋帯、道明さんの若草色の帯締とアイボリーの縮緬帯揚、という組み合わせにしました。
もう月も半ばなので、帯は袷、半襟も塩瀬にしました。 |
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2008.9.13 [土] 明治安田生命ホール→国立能楽堂 |
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お友達が小鼓で出演する発表会を聴きに、まず新宿へ。
人間国宝のお孫ちゃんとご一緒の舞台でした。
堂々とした演奏でした〜。
その後、人間国宝とその息子さんとお孫ちゃんという、親子三代そろい踏みの演奏(鏡獅子の下)も聴かせていただき、国立能楽堂へ。
開場25周年記念公演二日目。
宝生流の長老の先生と、金剛流のお家元のお舞台でしたが、途中で意識が遠のきました。
お狂言の「蜘蛛盗人」が面白かったです。
名古屋在住の先生方で、和泉流だそうですが、お舞台を拝見したのは初めてか、2度目ぐらい。
お狂言では擬音が楽しいなぁと思いますね、いつも。
ノコギリで木を切る時に「ズカ、ズカ、ズカズカズカ」なんて言いながら、仕草をするのですが、その感じがなんともよいのです。
今日は、作り物が出て、引き回しを下ろしたら、さっきその立て物に逃げ込んだおシテさんが、なんと蜘蛛の巣にからまっていました!
お狂言は、今まで具体的なモノを出さないものしか拝見した事がないので、かなりびっくりでした。
きもので出掛けるかどうするか、ちょっと迷ったのですが、結局きものを着ました。
お納戸色に目立たない飛び柄の単衣紬に、9月も半ばなので、袷の両面帯の白地更紗っぽい柄の染め帯。帯揚げは生成り、帯締は灰色が買ったブルー。
この紬、薄手なのですが、今日は暑さがぶり返していて、かなり汗をかきました。 |
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2008.9.11 [木] お囃子のお稽古 |
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夜は雨かも?という予報が出ていましたが、夜はお囃子のお稽古だったので、雨には強いはずの単衣大島で。
午後、外からいらした方に「雨降って来たよ〜。きもの、大丈夫?」とご心配いただき、窓際に行くと、結構降ってました・・・。
午後は、職場近くの別場所で作業の立合いがあり、持参の雨コートを着て、出発。
運良く、雨が小降りになっていたので、大して濡れる事はありませんでした。
そこでの作業が終わって、外に出ると雨は止んでいて、ほんとにラッキーだわ!!と。
そのまま職場には戻らず、お囃子のお稽古場へ。
「供奴」の三味線との打ち合わせのところを、先生にお三味線を弾いていただき、上げ浚い。なんとかクリアできたようで、長かった「供奴」もやっと上がりました。
「次に何かなさりたい曲はある?」と聞いてくださいましたが、まだ3曲上げていただいたところですから、何が可能で何が不可能か、よくわからないです。
ということで、先生に選んでいただいたら、なんと「じゃあ、一調つながりで、『島の千歳』にしましょう」ということに。
「え、あれって結構、難しいんじゃなかったかな???」と内心、アセりましたが。
先生が選んでくださったのだから、頑張れば手が届くということなのでしょう、きっと・・・。
冒頭の件を、張扇をつけていただきましたが、これは掛け声がキモの曲ですねぇ・・・。
ああ、カッコイイ掛け声をかけられるようになりたいものですが・・・。
ということで、きものは単衣大島紬(グレー地に抹茶色の細い縞入り)に単衣白地博多献上名古屋帯(独鈷柄はグリーン)、グリーン綸子の帯揚げと、抹茶色に白で柄が入った帯締め、黒田商店さんの網代台の舟形下駄でした。
あー、この博多献上も、そろそろ洗いに出さねば・・・。 |
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2008.9.10 [水] 文楽→歌舞伎 |
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夏休み3日目。
結局、今年の夏休みは(も?)、観劇のためにバラバラにとっています。
まずは、文楽第一部を見に、国立劇場へ。襲名披露興行ということで、どこからともなく華やかな雰囲気が漂っていました。
住大夫さん、相変わらずお元気そうで、心に沁みる義太夫を聴かせていただきました。
襲名披露狂言の「廿四孝」、奥庭の場では、勘十郎さんが八重垣姫の左を遣っていらして、豪華!!
そういえば、第一部はどちらの演目にも動物が活躍する場面がありました。
「おしゅん伝兵衛」の猿は、とても可愛かった〜。両手に雄と雌の猿をはめて遣っていらしたけれど、あれはかなり難しそうに見えましたが、若手の方が遣っているらしいです。三人で遣う方がやはり難しいんでしょうかね???
奥庭の狐さんは6匹も登場! (清十郎さんがその前に1匹遣っているから、7匹ですね) 狐というと、2月の「義経千本桜」狐忠信を勘十郎さんが遣われて、それがすごくよかったので、もう一度見に行ってしまったんでした(笑)。
奥庭は、そういえば、全員出遣いでしたが、いつもそうなんでしょうか???
歌舞伎座は秀山祭。吉右衛門さんが昼も夜も大活躍。
夜は、盛綱と河内山という正反対の役柄を演じていらっしゃいます。
盛綱の情に溢れたお芝居、河内山の奸計に長けた悪役と、どちらもステキでした。
左団次さんも久しぶりに大活躍だったし、吉之丞さんがお元気に芝居をなさっていたし、よかったです。
帰りに、表参道で、我らが柴田先生にばったりお会いしました。先生はお稽古の帰りだったようです。
そういえば、この前、朝にばったりお目にかかった時も、わたしはきものを着ていたなぁ・・・。
とあるプロジェクト?の件で立ち話を。
いきなり“能繁期”に突入してしまわれたようで、心配だったのですが、お元気そうでよかったよかった。
今日は、雨の心配はないという天気予報を信じて、本塩沢の単衣(濃紺地にエメラルドグリーンの細かい絣柄)に、生成り地に菊と観世水の紗の名古屋帯。
白地にブルーの飛び絞り(桔梗柄)絽の帯揚げ、生成りの帯締め、薄いモスグリーンの草履を合わせました。 |
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2008.9.7 [日] お直しか洗い張り・仕立て直しか |
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夕方、実家近くのスーパーで買い物をしていると、くるりさんから電話。
市川さんから、昨日のお直しの件。
裾直しだけでも、結構な金額になるということ、今のままの状態で丸洗いができるかどうか、確認してみる、とのことで、その結果によっては、洗い張りして仕立て直した方がいいかもね・・・ということに。
白の紗献上名古屋帯は、丸洗い自体は可能だけれど、色うつりがどの程度落とせるかも、一緒に確認してくださるとのこと。
色うつり自体は、帯を結べば隠れる場所なので、まぁ、全体が綺麗になればよいかな?と思っている旨をお伝えしました。
246沿いにくるりさんが移転したので、近くなってありがたくはあるのですが、もっぱらお手入れの相談ばっかりで、なんだか申し訳ないなぁ・・・。
しかし、よほどのものに出会わない限り、新しいきものや帯を手に入れるのは控えねば、なのです。 |
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2008.9.6 [土] くるり→アンティークモール→演舞場 |
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くるりさんに仕立て直しをお願いしていた単衣の結城ができたとのことで、引き取りに伺いました。ついでに、夏物3点ほどお手入れをお願いしようと持って行ったのですが、あいにく森田さんがいらっしゃらず、裾が切れてしまった夏大島の対策の相談は、あとで電話で、ということに。
引き取ったきものを家に置きに帰って、銀座へGO! アンティークモールが7周年記念フェア中とのことで、ぐるっと一周。悦さんで道明の帯締め(ユーズド)を2割引きで購入して、さらに他のお店を見てみると、セール品no中に縮を発見してしまい・・・。お値段もかなりカワイイので、いただくことに。が、そのお店のお嬢さん、きものの畳み方が・・・。無理に本だたみにしなくても、袖だたみなら袖だたみでいいのですがね。
演舞場は夜の部。海老ちゃんと亀ちゃん、そして時蔵さんを堪能いたしました。若手も成長っぷりを見せてくださり、意外にこぢんまりした座組でも、充分楽しませていただきました。
天気予報で、夜は局地的に激しい雷雨があるかも、とのことだったので、きものはやめて、洋服で出掛けましたが、ほとんど降られることもなく・・・。これなら、きものでもよかたなぁ・・・と思いましたが、結果論ですね。 |
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2008.9.5 [金] 季節ときもの |
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鷲田清一『京都の平熱』(講談社)を読んでいたら、「そういえばむかしの京おんな、とりわけ商屋の奥方や花街のひとたちの召し物には、着るべき月というものがあった。いまのような春夏、秋冬という二シーズンではなく、きものには十二シーズンあったのだ。衣更えするときのそわそわした感覚が、ほぼ日常的にあった。まるであの「月のもの」と同じように。」という記述があり、花街のひとのきものについては、『komomo』があったなぁ〜と思い出しましたが、商屋の奥方については、何かあるかしら???と。
たしかに、アンティークのきもの屋さんで品物を見せていただいていると、「これって、ほんの1週間ぐらいしか着られなかったきものですよね〜」というものを目にする事が少なくありません。
そういうきものを持っていたら、そして「まさに今!」という時期に着れば、心豊かになりそうだなぁ〜と思いつつ、一般庶民としては、そこまではなかなか・・・。
いまや、季節へのこだわりも変って来ていますが、わたしはなんとなく「せっかくなら素材や柄にも、季節やシチュエーションを意識して選んだきものを着たいなぁ」と思うのですが。
お財布と収納という悩みが解消されない限り、なかなか「今しか着られないわ!」というきものを着るのは、難しそうです。 |
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2008.9.3 [水] 5時間半! |
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いよいよ、国立能楽堂開場25周年記念公演が始まりました。
本日は「翁」があったこともあり、なんと1時開演で6時半終演!? とくに、最初の3時間半近くは、休憩まったくなしで、見る方もですが、囃子方の皆様が大変だなぁ〜と思いました。
「翁」は観世のご宗家が舞われましたが、それはそれはすばらしいお装束でした。ご宗家のお装束は、いつも見とれてしまいます。もちろん、お能もすばらしいのですよ!!
われらが柴田先生は、銕之丞先生の「絵馬」の前ツレ。おばあさんの役で、お装束は地味でしたが、よーく見るとこれまた凝った柄ゆきでした。今日も先生のお謡はステキでした。
お能の世界では、どうやら夏は麻の紋付をお召しになることが多いようで、紋付袴姿は見慣れているつもりでしたが、麻の紋付はお能以外では、ほとんどお目にかかったことがないかも?!です。麻の紋付っていうのも、清々しくてよいですね。
わたしも、もう9月ということで、この秋初の単衣を。渋めの葡萄色青海波柄織の色無地に、紗の菊と観世水の名古屋帯を合わせました、今日のわたくしのお目当ては観世流でしたから、観世水という訳です。
歌舞伎座にくらべると、おきもの率は低めで、比較的地味めなおきものの方が多かったように思います。 |
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2008.9.2 [火] 薄物シーズン終り |
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あっという間に9月になってしまいました。
薄物はもう終りなんですね。
そして、あっという間に袷の季節がやってくるんでしょうね。
ただいま、悩んでいるのが、銘仙のきもの。
初心者の頃に、普段着にと購入したのですが、年齢的にも、きものを着る場面も、変わってきたため、銘仙を着る機会がなくなってしまったのですよね。
羽織やコートにするような柄行じゃないし。
お裁縫もできないので、自分で小物や袋物に作り替えるっていうのも、ちょっとムリだし。
サイズも小さめなので、お譲りするといっても、着られそうな人も思いつかず・・・。
さてさて、何か名案はないかしら? |
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