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2004.5.11 [火] 海老蔵襲名披露 |
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ちょっとさぼっている間に五月になってた。
ひさびさの日記更新である。
今日は夕方から、ちと仕事をさぼって歌舞伎座へ。
行ってきました、激こみの「海老蔵襲名披露」夜の部。
いつものごとく、木綿でもいいやと思ったのだけど
さすがに襲名だとみんな気合いが入っていそうなので
今日のいでたちは
「濃紺の紗じゃないけど結構薄手で正絹単衣の長着」。
一日それで仕事をこなした後に歌舞伎座へ向う。
4時過ぎに歌舞伎座前で奥様と待ち合わせをしてたのだが
ま〜すごい人で大変なことになってる。
今月は席がひとつも残って無いっていってたからな〜。
いつものごとく日之出寿司でお弁当を買って、歌舞伎座内へ。
いつもより着物率高し。
男性着物率・・・たぶん俺だけ・・・他には見かけなかったから。
正月の新春歌舞伎のときとかはいるんだけどねぇ〜。
で、とりあえず海老蔵頑張ってました。
それよりも、團十郎休演の後を継いで
急遽「弁慶」を演じた三津五郎がすごかった。
前回演じたのは6年前だというのに、
急に変わってあれだけ演じられるのは凄いと思う。
歌舞伎俳優でも一流といわれる人は
一度演じた役はほとんど覚えていて
初日の数日前に顔合わせをしながら相手と息を合わせたら
あとは完璧に演じ切るから凄いですよ!と
聞いてはいたが、流石だな〜とあらためて感心。
でも本当は團十郎の弁慶が観たかったんだよな〜。
4年位前に猿之助や大好きな芝翫とやった勧進帳が
迫力があって凄くよかったから。
(松緑も好き。襲名の時の弁慶は、一所懸命な感じで
あれはあれでよかったのだけど・・・)
なにげに応援してた岡村研佑くんが、
ちょっとみない間に激変しててがっかり。
これからどうなっていくんだろう・・・。 |
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2004.4.25 [日] 欲しかったけど |
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朝から早起きして居合の稽古に行く。
ふと見ると場所長が指に包帯を巻いていた。
どうやら稽古の時にサクッと指を切ったらしい。
う〜ん、指導の皆さんは本身だからな〜。
気をつけねば!(といっても自分のは模擬刀だから切れないが)
稽古から帰って、人形焼きを持って近所のおじいちゃんの家へ。
娘さんと話したが、どうやら足を怪我してリハビリ中らしい。
とりあえず元気だとのことなので安心する。
後で、さやいんげんをお返しにいただいてしまった。
いっつも貰ってばっかである、またお返しせねば。
さて、夕方買物に近所のスーパー行き、
奥様が買物をしているときにふと横を見ると
え〜!!!!
そこにはもう何十年も逢っていなかった旧友の姿が・・・!
そう、彼の名は・・・・・・その名も家庭紙「船出」!
なぜ「船出」なのかは分からないが
ティッシュやトイレットペーパーの横に並んでいる。
いきなり年がばれそうだが、
昔は各家庭のトイレでひっそりと置かれていた
通称「便所紙」くんが、装いも新たに売られていたのだ。
しかも、再生紙使用のエコロジーなやつになって。
いままでここには無かったはずなのになぜ?
懐古趣味で売ってるのではなさそうなので
多分、客からの要望に応えたのだろうけど
いま「便所紙」をつかう家庭がどれ程あるのだろう?
非常に購入したかったのだが、
はたしてこいつは我が家の水洗でも大丈夫なのか・・・・?
パッケージにもなにも書かれていないので
やむなく購入を断念することに。
だいたい、洋式のトイレだと置くとこないんだよな〜。
う〜ん、これからもずっと売ってるのだろうか・・・? |
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2004.4.24 [土] 浅草めぐり |
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今日は朝から天気もよかったので浅草まで行って、
奥様と前から気になっていた店めぐりをすることに。
まずは、仕事で知り合った浅草生まれの人が
ここは旨い!といってたし、ネットでも評判のいい
竜泉の「角萬」というおそばやさんへ向う。
ここの一番人気は「冷やし肉南蛮」通称「ヒヤニク」。
メニューには載っていないのだが、店に入ったら大きな声で
「ヒヤニク」と注文すると出てくるものらしい。
場所をよく知らずに浅草からさんざん歩いてやっと到着。
店内に入ると着物の所為もあるのか、みな一斉にこちらをみる。
それにくじけずに店内にずいっと入ると・・・満席だった。
さてっと立ちすくんでいると「ご注文は〜?」と言われたので
すかさず、「ヒヤニクとヒヤニクダイ」と告げる。
「お二階へどうぞ!」と言われたので二階へ上がると
長テーブルが並ぶ座敷があり、ちょっと余裕が。
しばし待つと、やってきました「ヒヤニクダイ」(ようは大盛)
そばとうどんの中間のようなめんの上に
たっぷりの豚肉と葱の山が・・・。
・・・で、結論・・・我が家の好みではありませなんだ。
ご近所らしき家族連れの常連さんなども多かったみたいだし、
(メニューにもネットにも載ってないヒヤキツネとか頼んでた)
ネットでもみな旨い!といっているので
あれが好きだと言う人も多いのだろうけど
我が家的には1回喰ったからもういいやって感じ。
さて角萬を後にして一旦仲見世に戻って「梅園」へ
この店の前は何度も通っているけど入ったことも
買ったこともなかったのだ。
自宅で食べるようにあわぜんざいと豆カンを購入。
それを持って甘味処「梅むら」へ。
ここは本当に小さな店でカウンターに6席と小上がりに2卓
いっぱいに詰めても10人でいっぱいの店である。
奥様は豆カン、自分は御膳しるこを注文する。
・・・で、結論・・・んま〜い!
しるこも旨かったが、豆カンも非常に美味でした。
程よい固さの豆と寒天、さらに黒蜜のバランスが絶妙。
幸せな気分のまま散歩しながら仲見世に戻る。
次回入りたい店などをチェックしながら歩いていると
浅草中央通りに新しい手拭い屋さんを発見。
もとは染めもの屋さんらしく、なかなかこだわった感じの品揃え。
古典柄から若いデザイナーが考えた柄まで
いろいろあって、今後に期待の1件でした。
海老柄の手拭いもあったので
来月、海老蔵襲名の観劇のお供にいかがでしょうという感じ。
「染の安坊」
http://www.anbo.jp/
さて、ちょっと歩き疲れたのでひと休みっと「神谷バー」へ
この店に入るのは何年ぶりだろ〜。
ソーセージとサラミの盛り合せをつまみに
ハチブド−酒と電気ブラン(オールド)を1杯づつ呑む。
前に呑んだ時より柔らかな口当たりのような気がする。
かる〜くよっぱらいながら、ご近所のおじいちゃんへの
おみやげに人形焼きを買う。
いつも畑で採れた野菜をたくさんいただくのだが、
最近見かけないし、畑にも手を入れてないようなので心配だ。
明日、人形焼きを持って顔を出してみようと思う。
さて、今日の夕飯はうなぎの「小柳」に。
うなぎ好きとしては1度行かなくてはと思っていた店である。
店内に入って2階に上がり、卵焼きとうな重を注文する。
すでにいい感じに酔っていたのでビールは頼まず。
で、運ばれてきたうな重は、非常においしかったです。
タレは前回の「鰻禅」より甘めのタレだけど
鰻を浸したというよりも、さっと塗ったという感じなので
非常に鰻のこうばしさが生きていて絶品でした。
生まれつき蒸した鰻は食べてきてなかったので、
好みとしては、もう少し固めの方がよいのだけど
大満足で店をあとにする。
最後はデザートということで、パティスリー「ナナン」へ。
あいかわらずまったりできる店である。
まったりケーキを食べた後に、スフレまで食す。
結局、良く歩き良く食べた1日だった。
普段行かない言問通りの向こうも散策したのだが
新しい発見もあり、なかなか楽しい春の1日だった。
本日のいでたち:紺色の川唐長着 |
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2004.4.17 [土] 川越 |
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奥様が先日購入したばかりの片貝の反物を仕立てに出したい
とのことなので、ずっと箪笥に眠っていた自分用の片貝も
一緒に仕立てようかな〜。
という事で、川越のかんださんに行くことに。
袖無羽織と袴の仕立て直しを出したがっていた
はちべーに声をかけるとくるとのことなので
午後適当に現地合流ということにして、まずはお昼。
昭和初期に建てられたというモダン亭「太陽軒」へ。
微妙に古い店内で、
微妙なロールキャベツとポークカツレツを食す・・・。
その後、いつも寄る古布屋さんに顔をだす。
1件目はもともと古着は置いてなかった店だけど
いつの間にか店頭にずらりと着物が・・・。
どーみても、すぐそこの成田山の蚤の市で1,000円の
山の中から買ってきただろ!というようなシミだらけの男物が
7〜8,000円で売られてる。
いくらブームとはいえ買う人いるんだろうか?と思いながら
もう1件へ。
こちらは、前から贔屓の店で、店主も非常に良い人である。
非常に布というものに愛着をもっていて、
こんなの入ったんですよ〜といろいろ見せてくれるのだが
いいでしょ〜といいながらしまってしまうところが好きである。
自分が気に入ったものは売りたくないというオーラが出てて
前に奥様がその店で銀細工の帯留を買った時も
なかなか手放そうとせず、
「いま買わなくてもいいと思うな〜」とか言いながら
「これは銘が入ってて造りもいいんですよ〜」と撫でているのを
なんとか売ってもらった過去がある店である。
昔からの手織りの布や消えかけている布を保護するために
日夜努力をしている人で、今回も珍しい織の男物の
小千谷があったのだけど、仕立てがあるので断念。
そんなこんなではちべーが合流したので、
やっとかんだに出向く。
「これまた仕立てたいんでお願いします。」
番頭さん「いつものでいいですよね?」
「はい」・・・・自分と奥様の用事30秒で終了。
はちべーが頼んでいる間に若旦那といろいろ話す。
川越でも呉服屋がどんどん潰れているらしい。
若旦那があれもしてみよう、こーしたらどうだろうと
いろいろ考えてみるのだが、川越という旧い街が
それをさせてくれないらしい。
先日手織りのおばあちゃんが亡くなり、機械織の西村さんは
「自分になにかあっても10年分はあるから」
とおっしゃってたとの事だが、その先も見据えて
すこしづつ今出来ることをしたいんですよ!と
言っていた若旦那に、みんなでなにか手伝えることがあればな〜
となどと思いながら、かんだをあとにしたのだった。
本日のいでたち:かなりお気に入りの久留米絣の長着。
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2004.4.5 [月] 刀届く。 |
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週末を出掛けっぱなしで遊びほうけている間に
注文した居合刀が届いていたらしい。
朝9時に再配達されてきた。さっそく包みを開けると、
「おお〜! か・かっこいい!」
二尺三寸七分の長さは通常より若干短かめなので
非常に抜きやすい。
毎日少しづつでも抜く稽古をした方が良いらしいが
いかんせん、我が家は10畳以上の広間があるような
家ではないのでちょっと無理。
家の前に公園があるのだが、夜中に日本刀を一人で
振り回していたら確実に捕まると思う・・・。
(実際に門人が何人も捕まってるらしい)
やはり真面目に稽古に通うようにしよう。
なんだかんだで、初期投資に結構かかってしまった。
禁煙後、しっかりとたばこ貯金をしてくれていた
奥様ありがとう!立派なお侍になります。 |
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