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2005.9.29 [木] 羅の羽織

先日、仕立てて頂いた羅の羽織を着て「わたこう本店」さんへ伺った。
きものの本で見てから、いつかは欲しいと思っていた透ける羽織。
最初は紗の素材で探していたけれども、この頃は着る人も少ないらしく、
なかなか思ったイメージのものは見つからなかった。
合わせの羽織が暑くなった時に羽織れるもので、
車で動く事が多いので、脱いだり取ったりしなくて良くて、
オーガンジーのように軽く、下の着物や帯がキチンと見えるもの。
そうなると紋紗の羽織かなぁと思って探していたら、
紋紗では思った様な透け感が得られなかった。
そうしたら羅の羽尺を「わたこう本店」さんが探して来て下さった。
私は羅の羽織を見た事が無かったので新鮮だったけれども、
少し古い物らしい。
実際に色々な反物の上に置いて、見え方を試してみたら
希望に近い物だったので仕立てて頂いた。
昔の羽尺なので丈を取るのが大変だったり、
透け感を楽しむ為に生地の重なりを極力少なくしたりと、
我がままを言って出来たのが写真の羽織です。
今年は残暑が続き羽織を着る気力が無かったのが、
やっとこの頃の涼しさで着る事が出来て本当に良かった。

2005.9.27 [火] 秋の高原

先週、ダンナの仕事に付いて戸隠高原に行きました。
半袖では寒いぐらいの涼しさで、
スキー場のゲレンデには秋の草花が色々と咲いていました。
摘んで来た草花を花瓶に生けたら、我が家に高原の秋が来たようです!

着物を着るようになると、季節感が問われますね。
どんな物でも一年中手に入る現代において、
物の旬を知るのは簡単では無い様に思います。
でもせっかく四季のある国に生まれたのですから、
着る物でも、食べる物でも、又見る物でも
「その時だけのもの」を楽しみたいです。

2005.9.22 [木] 生駒暉夫氏の帯

先週、「座 アッシュ・アール」さんに行った時に、
初めて出会った生駒暉夫さんの東京手描き友禅の帯の数々。
信州の出身ではあるものの、東京在住と言う事で、
どこか都会的なセンスの良さが感じられる物ばかりでした。
展示の物はどれも素敵で全部ほしいーと思う程でしたが、
一番心惹かれたのは「いにしえ」と名のついた茶の帯で、
デフォルメされた枝のような鹿のシルエットに、
ポイントで刺繍まで施されていて、なんとも良い感じ。
今年は、いいえ姑くは買うまい!という決意がもろくも崩れ、
手にする事に・・・(だってお買得!)
来月の松代の「着物縁遊会」に間に合わせる事を
石川さんとお約束しました。楽しみ!

2005.9.12 [月] 日本刺繍

草乃しずかさんの刺繍展を観に小布施へ。
テレビや本を見て、私が刺繍をしてみたいと思ったきっかけの方。
姿やお人柄もとても素敵な方で、作品もとても素晴らしい!
日本刺繍をしたいと思いつつ、なかなか身近にいい教室が無くて、
実現に至っていませんが、いつかは・・・

着物は塩沢紬、帯は草木染めの博多献上。
今年は暑くて一重はきついなぁ。

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