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お盆休みに、夏の木曽路を旅してきました。
朝早く車で出掛けて、奈良井宿でお蕎麦を食べ、渓谷で涼み、妻籠に寄って、馬籠で一泊。途中の峠越えで急な雷雨に見舞われ、大変な思いもしたけれど、おいしいものもたくさん食べて、眺めの良い宿でゆるりと過ごし、良い旅だった。所縁ないところへ泊り掛けで旅するなんて、何年振りだろうか。
街道には江戸〜明治頃の建物がよく保存されていて、宿場町の風情を今に残している。島崎藤村が「木曽路はすべて山の中である」と書いたように、木曽は木の国ともいい、木竹芸や漆芸など伝統工芸の里でもある。木工も大すき。時間があれば、沈金や漆塗も体験したかったなあ。ねずこ下駄も買いました。
四方を山に囲まれた土地だった。霞のかかる明け方や暮れ方の山をただ眺めたいとずっと思っていたのが叶って嬉しい。曇っていたので星と日の出は見られなかったけれど、連なる山はいいなー。こういう土地で育つってどんなだろうか。雲の影が山を渡ってゆくのも見たし、思い掛けず豪雨の山も見られて、満足だ。
そうだ、馬籠でオニヤンマが飛んでいるのを見た。かっこいいなあ、オニヤンマ!どうぶつの森かと思った。 |