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2007.3.21 [水] ぽっかりと心に穴が空いたよ |
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ショック!!
満開のミモザを楽しみにしていた。
優に二階の屋根までとどく程、立派な大木だった近所のミモザ。
美しく咲き誇る様を、写真に撮り日記に載せようと思っていた。
ミモザのお宅の横を、自転車で通り過ぎた時、
思わず、絶叫してしまった。
ウワァ〜ッ、ナクナッテイル!!!!
前を走るキモノビト2号娘や、通行中の皆様、
何事ぞ!と、びっくらこいていた。
前の日には、ミモザは確かに立っていた。
なのに、忽然と消えたのだ。
イリュージョンかっ???
思わず駆け寄ると、切り株が見え、あたり一面
アスファルトの割れ目が黄色に染まっていた。
何故切ってしまったのだろう。
ショックのあまり、呆然と立ち尽くしていた。
愛犬を亡くしてペットロス症候群ぎみの私に、
追い討ちをかける様な出来事だった。
残ったものは、小さなペットの骨壷と、切り株。
寂寥感及び喪失感・・・。
切り株に妖精の爺さんが腰掛けているのが見えたのは幻覚か、錯覚だったのか・・。 |
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2007.3.19 [月] やっぱり蕎麦はススルもの |
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隣で、一切音をたてずに、蕎麦食う女あり。
冷やしナントカ蕎麦、といった類の浅い鉢皿に盛られた蕎麦で、
たぬき、きつねとか、山菜、納豆とかのトッピングに、
冷たい蕎麦つゆをかける、いわゆる「ぶっかけ蕎麦」を
食べていた。
静々、粛々と無音で食すは、レベル4、D難易度級の技なり、恐るべし。
そしてセミロングヘアーの右サイドを、左手でさり気無く押さえつつの、
お決まりポーズとのコンビネーション。
ねえさん、食べ方云々、百歩譲っても、お口にかかる髪の毛は、
食事の時くらい、輪ゴムの一本、(ダッカールピンとかバレッタとか、いくらでも
素適なヘアーアクセサリーがあるではないか)で、きりりと括って欲しいものだ。
私の蕎麦が運ばれてきた。
ここは、ジャパンよ。
こちとら、江戸っ子でぇいっ、とばかりに
つつーっと、粋に啜りましたともさ。
そしたら、何よ、
隣の音無しねえさんが、軽蔑の眼差しを私に投げつけたのだ。
畜生め、心意気だい、すっつぱりやってくりや〜、てなもんで、
ことさらに、啜ってやった。
盛大に、華々しく!
因みに、私の蕎麦も「ぶっかけ蕎麦」で、
いや〜、トッピングがふるっていたのだ。
とろろと、めかぶと、温泉卵なんだねぇ、これがっ!
「粋に啜る」を超越してですね、
「ねばねばずるずるコンビ」が激しくも美しく、
ズルズルズルーーー ずるずるずるーーーーーと・・・
あまねく四方(よも)に鳴り響かせたのだった。
音無しネエサン、会計を済ませて私の前を通り過ぎる時、一瞥してくれたが、
意に介さず、わざと、おやじのように楊枝でシーシ(※歯の間に挟まった物を取り除く様 )
してやりました。 おーほっほほほ・・・
ズルズル、パスタは、興ざめだ。
しかし。
蕎麦は、粋に啜るものなのだ。
「音無しの構え」は、外国で蕎麦食う時にしてね。 |
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2007.3.7 [水] すぷりんぐ はず かむ |
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近所の、ミモザの大木の蕾が、もう少で綻ぶ。
明るい黄色の小さい花が密集し咲く様は、
たわわで、鮮烈な印象だ。
その昔、「ミモザ」と言う名のカクテルを飲んで、
ほんのり頬を染める、乙女な私がいたのだ・・・。
チョッピリ背伸びして大人に酔いしれる、てやつだ。
可愛かったなぁ自分、ぷぷぷ・・。
(ミモザ・レシピ)
冷えた、オレンジジュースと、シャンパンを、同量
グラスに注ぎ、軽く混ぜる。
カルピスが、ママの味ならば、
ミモザ・カクテルは、懐かしい青春の味なのだ。
花が咲いたら、お願いして一枝もらおうか。
先日、亡くなった家のワンコにミモザを手向けよう。 |
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