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やっと、やっと縫いあがった単の着物。
法衣の仕立をしていた義兄に、去年貰った麻。
甚平くらいにはなると言われ、戴いた物。
持ち帰ってばらばらの布を調べてみると、何とか着物になる?
着物にしてみようか?と思っては見たものの、勇気が出ずお蔵入り。
今年の5月連休に一念発起。
なんせ、ばらばら。仕立の本と物差しを持って奮闘すること3日。
連休5日間でやっとこさ印付けが終わるどんくささ。
果たして形になるんだろうか、不安…。
8月5日の同窓会に着るべくちくちく、ちくちく。
仕事を終え、家事を済ませると、針を持つのが億劫で中々進まない。
形になってきたのが7月半ば。そして本日完成!
早速、お礼と報告を兼ねて写真を義兄に送信!
そして教えてもらいました、奈良上布という一級品の麻だと言うこと。
色は茶木蘭といい、袈裟を作る時にムラの無いところを使うため、一疋(24m)も染めてもらうこと。
今回の麻は染めが上手にいったため、半分近く残ったものだということ。
とても丈夫な布で、洗えば洗うほどしなやかで艶が出るとのこと。
縫い糸を絹にしたと言ったら、きっと布に負ける。縫い直す時は色があれば木綿糸、無ければポリエステルの細い糸を使うといいと教えてもらった。
これから毎年着て、しっかり洗って、しなやかな布にしなくては。
ありがとう 義兄さん。 |