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2010.3.28 [日] 魯山人作品展 |
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何必館・京都現代美術館で開催されていた、魯山人の作品展示会に滑り込み。
単品では、今までもあちらこちらで目にすることはあったけれど、これだけまとまった作品を一同に拝見したのは始めて。
「陶」「書」「刻」「茶」「花」「食」「季」の7つのテーマ別に展示。
志村ふくみさん作の柔らかい色の仕服に包まれた、小盃達が可愛らしくて微笑ましい。
一番触発を受けたのは、備前焼で作られた樽型の器を花器に見立て、古木の上にどかんとおかれている様。
備前焼、あまり好みじゃないのですが、なんとも言えない存在感に心が奪われ、いつかこんな風にアレンジしたいと、しばし足が止まって見続ける。
『美的趣味総合美術大学』
魯山人の茶道への言葉です。
”山を見て山に見とれ、花を見て花に見とれる人、でなけりゃ茶人とはいえない” by魯山人
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老松の「紅梅」 |
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2010.3.13 [土] 美しい春 |
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東京のお稽古場の社中で一番仲良くして頂いて方が、2月19日突然帰天されました。
(彼女が信仰したプロテスタントでは”帰天”というそうです)
病が発覚しわずか半年でした。 こんな事が身近に本当に起こるとは・・・
ミサにもいけなかった私は、今日、やっと会いに行けました。。
病に倒れてからもずっと携帯メールのやりとりをしていました。
彼女からのメールには、いつも未来があり、私はその言葉をそのまま鵜呑みにして、回復している、もうすぐ治るものだと心底思っていたのです。
最後にもらったメールは1月末。飼っていたワンちゃんの写真だけが添付されていたメール。それが精一杯の体力だったのだと思います。
お正月明けのメールには、彼女もお気に入りだった「ひいき」で、「さぁ次に行った時には何を食べようかな」と書いてあり・・・
本当に、GWには一緒に「ひいき」にいけるものだと思いこんでいたバカな私。。
ずっと病床についていた妹さんの話では、家族にさへ弱音を一切はかず、常に前向きで、落ち着いていて、クリスチャンだったけれど、その様はまるで禅僧のようだったと。
先月末、彼女が楽しみにしていた「ひいき」で彼女が好きだったお酒をぬる燗にして、一緒にいるかのように食事をしてきました。
訃報を受けてから、ずっと涙が止まらなかった。
けれど、ミサの日、イグナチオ教会の席がなくなるほどの人が集まり、彼女を偲んだと聞いた時、こんなに多くの人に慕われ愛されていたのだと、そして毎日誰かしらは彼女を思い出すに違いないと思ったら、気持ちが暖かくなったのです。
毎日話しかけています。今も大好き。
『美しい春』 彼女の名前です。
この春は、寂しさと共に、いつもの年以上に美しい春を心で感じ天に捧げたいと思います |
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2010.3.6 [土] 夜噺茶会 |
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街角に貼られていたポスターを見て、その場で友人と申し込みした高台寺の夜噺茶会へ。
お呈茶は表千家。なので2杯お抹茶がいただけましたよ♪
夜噺の茶会なので、勿論、お席中の明かりは蝋燭だけ。
その後、もう真っ暗になったお寺のお庭を説明ガイド付きで散策し、「秀吉」で食事した後ねねの道のCAFEで珈琲。
とてもコストパフォーマンスの高いお茶会でした。
・・・けれど、高台寺のライトアップはちとやりすぎでは?!(-_-) |
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