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2006.5.4 [木] 

● タライで洗濯♪ ●

晴れが続いたので、大洗濯大会です。
大げさですが、裾除けからセーターまで手洗いするとなると、
そんな気分です(笑)

ええ、もちろん、タライを持ち出して、ザブザブっとやっちゃいます。

和服を着るのだ!と、思い立って、長着の次に買ったのは、
それを洗える大きさの、タライでした。
直径60cmのタライ、袖畳みした長着が、余裕で洗える大きさです。

毛布も洗える大きさなんですな、これが。
畳んで、足ふみして、洗ってみました。
ハイ、昭和の人間ですから、私(笑) ←感性は、もっと前の時代かも?
洗濯機で脱水して、竿に干すのが少し大変ですけれど、
クリーニングに出すよりも、綺麗になった気がします。
二重はどうかと思いますが、一重の軽い毛布なら、洗えますよv

地方に住んでいるので、ちょっと郊外のホームセンターまで、
車を走らせれば、ちゃんと売っているんですよね、こういう道具って。
巨大漬物樽と一緒の売り場に、タライが置いてあります。
プラスチックもあるけど、やはり丈夫な金属が人気?
しかも、大きさが三種類も揃ってる?
田舎バンザイ(笑)

60cmを買って、しばらくして、小物洗い用に、50cmも買いました。
これが、裾避けや肌着はもとより、セーターを洗うのにも、
丁度良い大きさなんですな。

水温に気をつけて(お湯で洗うとテキメン、縮みまする…)必ず水洗いで、
洗剤はドライ用を使えば、汗を吸った衣類も、スッキリ。

洋服については、
ここ数年は、『手洗い可』表示のものを選んで購入しているので、
そんなにスゴイ結果になることは、まず無いですし、
ま、ウールのセーターの場合は、風合いが変わってしまったり、
多少形が歪んでしまったりするのは避けられませんが、
そこはそれ、自分が納得ずくでやったことですから。
気にしない(笑) ←手洗いの極意?(^-^;)

和服関係は、さすがにもう少し気を使って洗いますけれど(笑)
一衣舎さんに、水洗い仕様で仕立てていただいているので、
長襦袢も、もちろん紬の長着も、手洗いしまする。
普段着の着物ですもの、ねっ♪

木綿や絹ものを洗う時に気をつけているのは、
シワにならないように洗うこと(ご助言ありがとうございます♪)
布同士を、こすり合わせないこと。

脱水機にかけるなら、ネット使用で30秒未満かなー
そして、シワにならないように干すこと(これが意外とムズカシイ)
それでもって、生乾きのうちにアイロンを当てておくと、
わりと綺麗に仕上がるような気がします。

私が長着を洗うときは、
衿と胸元と、袖と、上前にだけは、大きなシワが無いように、
っていう目標をたてて、洗濯しています。
その辺りが綺麗になっていれば、そう見苦しくないような、
そんな気がします。

でもね。
素人がやることですから、どうしても、小ジワは残るんですよー
でもいいの。それで。
自分が、『ま、いっか?これなら着て出られるよねー』って、
思えるところまで綺麗にできたら、それで良しってことで。
どうせ、着て動けば、シワができるんですから(^-^)

そんなねー、仕立てあがってきた時の、シワ一つ無い状態のように、
ピシっと仕上げようと思ったら、手入れがイヤになっちゃいますもん。
プロじゃないんだから、それはムリ。
自分に出来る範囲で、気楽にいかないと、続かないでぇす。
…と、自分に言い訳をしつつ、裾避けにアイロンをかける私(笑)

干すのは、板の間に物干し竿を引っ張りこんで、室内干ししています。
ウチのお風呂場は狭いので、イマイチ乾きが悪いんですよねー
天日干しできるとラクなんですが、ダメダメ、傷んじゃう。
干す場所が限られているので、一日に洗濯できる量が、
必然的に限られちゃいます。
洗濯がイヤになる前に終了できるので、良いカンジ(笑)

毎日セカセカ仕事しているから、たまには、こういう
『予定は未定♪』ってな調子で、ダラダラやるのも良いもので。
ゆっくりのんびり、やりましょうv

20060504

2006.2.18 [土] 

● 「一生もの」って何だろう? ●

セールストークで、よく言われませんか?
「一生ものですよぉ〜」って。
宝飾とか、和装関係とか、家具や鞄でも、聞きますよねー

ナットクできる品について、そう言われるなら、同意しますけれど、
化繊の薄ーい生地のコートなんかで、それを言われると、
「んー、一生が三年くらいならねっ」…と、思ってしまうのでありました。
おほほ、ナナメな性格で、ごめんなさい。
もちろん、口に出しては言わないですよぉ(笑)

私も、けっこう物持ちが良いので、小学生の頃はいていた
ジーンズを、いまだに持っていたりするのですが。
(はけますが、さすがに腰周りがキツイ…)
それって、丈夫な天然素材(綿)+天然染料(インディゴ)だから、
二桁の年月にも、耐えているのだと、思うのですね。

同じ綿でも、白シャツは、生地が薄くなってしまったり、
黄ばんでしまったりするので、八年物くらいが最長でしょうか。
麻も持っていますが、こちらは黒で、十年物があります。

いかに物持ちが良いとはいっても、化繊の服は、
五年もすれば、あまり着たくない状態になっています。
繊維が硬くなってしまったり、ストレッチ素材が伸縮しなくなっていたり。
ゴムが朽ちるように、朽ちてしまうものもあります。

…そんな生活を送っているので、「一生もの」と勧められると、まず、
「ん?そうかなぁ?」と、疑ってしまうのでありました(^-^;)

まず素材が、年月に耐えられなかったりするし。
素材が丈夫でも、履物も持ち物も着物も、流行があるし。
数十年後でも、自分はこれを使っているかな?と考えると…
「一生もの」って、安易に使える言葉では、ないと思うのですね。

一生使い続けるくらい、丈夫で相性の良い品に出会えることは、
幸せなことだと思います。
そして、そんな幸せは、そんなに転がっていないと思う。

よく聞く言葉だからこそ、売り手も買い手も、
しっかり考えなきゃいけないんじゃないかな?と思うのです。
「一生もの」ってコトバの意味を。

だって、自分が死んだ後なんか、貰ってくれる人が
いなかったら、ただのゴミになっちゃう…
処分しなければならない遺族が、かわいそう。
処分されてしまう品も、かわいそう。
そう思うと、けっこう冷静に、お買い物ができますよね(笑)

20060218

2006.1.2 [月] 

● 晴れ着という民族文化 ●

小さい子が、晴れ着で初詣しているのを見ると、
顔がほころびませんか?
可愛いですよね〜(*^-^*)

若い娘さんの振袖姿も、華やかで良いし、
奥様方の趣味の良い装いも、目の保養です。
男性の羽織袴姿なんて、見とれてしまいますv

なんだか、この二十年ほどで、「和装 = イベント衣装」
という図式ができあがってしまっているような気がして、
日本人としては、首をかしげてしまうのですが…
ひとまず、そういう世相は抜きにして、
お正月の晴れ着は、やはり良いものだと思うのです。

おめでたい年の始めや、婚礼の宴席や、そういった
ハレの日に着る着物が、晴れ着なワケですから、
着姿を拝見するだけでも、ウキウキしちゃいます♪

数年前、京都でお正月を迎えた時は、外国の方が、
民族衣装(おそらく正装)で、詣でていらっしゃるのに、
行き会いました。
異国の地で、なんてすばらしい!

神戸では、お年を召された方が、やはり民族衣装を、
美しく着こなしていらっしゃいました。
和装で暮らしている日本人のお婆ちゃまのような、
そんな自然な雰囲気が、ステキでした。

ちょっと機会がありまして、鹿鳴館的ドレスを着てみました。
写真が出来あがってきて、思ったことは、
「顔が服に負けてる…ムリありすぎ(-_-;)」
ははは、ドレスって、所詮は、外国の文化なんですよね。
若ければ、化粧という力技で、なんとかできますけどねー(笑)

これが、和服ならどうでしょう。
華やかな地色でも、大柄な図案でも、年齢に関係なく、
帯や小物の合わせ方次第で、しっくり似合うんです。
金糸銀糸の豪華な刺繍入りだって、大丈夫、似合います(笑)
もちろん、着る人に似合う色みというものは、ありますけれど。

なんと、ドレスは無理でも、振袖なら、まだいけるんですよー、
この年でも(笑)
その国の人に一番似合うのは、その国の民族衣装なんですよね。
当たり前のことが、とても新鮮に思えました。

生活が西洋化してしまった現代、着る機会が激減してしまった、
日本の民族衣装…
勿体無いなあ。
この、「もったいない」という言葉さえ、忘れられようとしているような、
そんな現代の日本って、なにかオカシイと思うのです。

私は、普段着の和装で出かけるのにも、まだドキドキします。
それは、着慣れていないから、自信が無いせいなんですよね(^-^;)
自国の民族衣装に不慣れだなんて、我ながら、変だと思います。
だから、故郷以外の土地でも、自然体で晴れ着を着ていらした、
あの外国の方々に、憧れます。

いつか、異国の地でも堂々と晴れ着を着られるように、
普段から、背筋をのばして、和服を着よう。
あらためてそう思った、お正月でありました。

20060102

2006.1.1 [日] 

● 新年 ●

あけましておめでとうございます(^0^)
本年も、どうぞよろしくおねがいいたします。

昨年の後半は、忙しさに負けて、ほとんど和服は着られませんでした。
心にゆとりがないと、着られないものなんですよねー(^-^;)
今年は、もうすこし着る回数を増やしたいな。

ということは、心に余裕を持つ、ということですね。
うっ …精進します。

20060101

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