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千両小町の空間
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2005.9.29 [木] びじねす あわー

メール待機中の閑潰し。

現在、出稼ぎ中。 身柄拘束ともいう。といっても、


・・・自業自得か。戻ったらすでに袷の季節。


※写真は、拘束部屋。

2005.9.23 [金] お彼岸

お墓参りの代わりに、と仏壇のお掃除。

着物周りは結構お下がりも多いので、ご先祖さまに、感謝。
そういえば、今の夏、祖父用にと仕舞われていた草履の表一足分を、形にした。
孫が大切に履かせていただきます、パナマ。でも、結局下ろさずしまいで、夏が終った。

細々と衿を変えたりウソツキの袖を入れ替えたり。
とりあえず。
半襦袢の胴はまだ、麻や綿麻。でも衿はすべて、塩瀬。次に着物を着るのは、たぶん袷。

(写真は意味もなく、漆の菊)

2005.9.18 [日] 葉月 十五日

中秋の名月。
といっても、画像は昨夜の小望月。
いえ、実際の今宵の月はすでに欠け始めているのなら、満ち足りぬ方が夢がある。

左党は月見団子より、里芋。
きぬかつぎにするには立派なものしか店先になかった。

せっかく御土産で戴いた、美味しい塩があったのに。
それでは、煮っ転がしにでも致しましょう、仕上げに青柚子。
お酒は、得月。

秋の七草は裏寂れた感が好きではない。

それよりも、逝く夏の名残を惜しみたい。
この頃に花開くようにと見計らって植えつけた月下香。 
十日も前から蕾は膨らんでいるのに、、一向に開く気配がない。

すでに、日照時間が刻々と短くなっているから?
たしかに、来週は秋分。・・・やっぱり、お天道様にはかなわない。

2005.9.11 [日] 実りの時

とても立派な葡萄を頂戴した。

あまりに美しく美味しいのです。新種らしい。茨城からの送付です。
美味しく戴きました、感謝です。
毎年季節の物を頂戴すると、その細々までもったいなく無駄にできないと思います。


ということで、三ふさ分の葡萄の皮を乾して、草木染、してみました。
白襟派、そのままではちょっと・・・と思うようになった襟、再生すればよろし、
失敗したら、その時はその時ですから。

写真は、その後。
左から、しっかり縮んだあたりが、レーヨン?絽
薄めの染まり具合が使いやすそうな多分交織?
染め上がりの良さがさすがの正絹塩瀬。似合わなそうな・・・誰かに使ってもらおう。

湿気が厳しい。
雨がやまないなか、選挙。泥はね!やーね。

2005.9.10 [土] 上弦の月

蒸し暑い。

夕方からの外出に絽小紋。
正直なところ、いまだに麻が着たい気もするが先週洗濯を済ませて仕舞ったものを
引っ張り出すのも憚れる。たしかに移動中の空調などの効きすぎには麻もキツいものがある。

いままで、メモでしか取り合わせを記録していなかったが、
せっかくなので、画像撮りしてUPしてみる。

天空を思わせる黒地に点描の小紋に、上弦の月の染帯。
跳ウサギのプラスチック鼈甲風帯留

長着はどっちかっつーと、七夕向きか。でもこの帯がしめたかったんだってば。
ちょうど、上弦?
でも、曇りにて、月は見えず。 

2005.9.5 [月] 早朝

昨日は、月がわりで後始末。

まずは、襦袢の衿を架け替えて、洗濯。
結局今年は麻絽の衿は、2回しか使わず。
このまま、しばらくは夏用の襦袢を使うにしても、いっそ塩瀬にしておいた方が
いいのかもと思いながらも、絽縮緬ときんちの衿をかけておくとする。

麻の着物を洗濯して片付け。すっきり晴れない週末は湿度が高くて
このまま越年したら、黴の心配があるのだろうか、と思いながらも
来週には来週の予定があるのだから。今ある課題は今片付けることにする。

夜半過ぎから雨が降り出す。本降りになったか?と思う間もなく、
外で警報が鳴り出す。
最近滅多に聞かなくなった、近所を流れる川の警戒水位を知らせるもの。
慌てて確認にいくころに、ようやっと豪雨らしき降り。そして雷。
日付が変わってからも含めて、水位を見にいくこと三度。
その間に下階の電化製品やら敷物やら片付けたり、なにがどうということもなく落ち着かない。
ので、襦袢の衿をかける。。。まあ、その時はその時ですから。

未明には、どうやら水位が下がり、雨脚も鈍くなったような気がする?
でも、天気予報は明け方まで警戒するように云う。
まあ、その時はその時ですから、、休むことにしても、、まんじりともしないうちに夜明け。

これから、あの慌しく動かしたモノ達をあるべき処に後始末せねば。
いや、すでに上陸間近の巨大な台風が近づいてもいるし。
もう暫く、様子を見たほうがよいかもしれない。 

まるで、きんちの衿がかかった麻の半襦袢を見ている気分。これに縮緬の衿をかけるのもそう遠くない日のようだ。

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