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2006.3.30 [木] 春は名ばかり

全国ほとんと桜が咲いているようですが、その気配がまったくない廻りのさくらたち。
せいぜい二分咲きがいいところ。

それどころか帰宅する頃には神戸でも雪がちらほら。なんか顔にあたるなあ、と思ったら、えー、ゆっき〜っ!?
今年は神戸の花見は遅いかも。まあいいか、しばらく忙しいし。
でもいつまでも寒いのはいややなあ。

2006.3.26 [日] 春色

地下鉄の伊右衛門の大ポスター。
着物はやわらかもんと思ってら、紬だったのね。

やさしい草色の縞。縞でもこんな感じだと粋にならないでしっとり系なんだ。いや、着る人によるか。
帯も印象的なもの(こちらはたぶんアンティークかな)をしていることが多く、いつも楽しみです。

2006.3.21 [火] 四天王寺

大阪では一番大きくて有名な市です。
去年の春分の日に来て以来2回目。
その時買ったシルバー細工の帯留めをもう一個買うのが目的。

さすがに大阪。着物着ている人もユニークなのだ。ギョッとするよな色彩の毛糸モチーフを使ったおばちゃん。でも似合ってんねんなあ。ちなみにあんまり楚々とした感じの人はいません。私よ、ってエネルギーを発散している感じ。

40年も前の婦人雑誌に笑ったり、ワンカップ飲んだりして目的のシルバー屋さんを探したけど、どうも今回は出店していないよう。がっかり。

境内を一周した後は天王寺まで歩いて近鉄で帯をお買い上げ。ちょっと汚れがあったけど探してた白地の帯だし、格安だし、満足。

天王寺も久しぶりだけどすっかり再開発で様変わり。何とか残っていた下町の小さな食堂に入ったら、その昔来たことがある店。うーん、やっぱり物忘れがはなはだしい、近頃だ。

2006.3.19 [日] ねこネタ

近所のお店の黒猫。出かけるときも帰ってくるときも同じ場所にいた。カメラを向けると、おっかなびっくり顔。

昨日本屋でみかけたこの仔にちょっと似てるような。

*** *
今日はおめでたで会社を退社した同僚の送別会。路地裏にある古い住宅を改造したお店で女3人なごやかに。久しぶりに2軒目でケーキセットまで食べちゃいました。
白大島・バティック帯に羽織。ちょっとしぐれてまだまだ寒い。

2006.3.13 [月] 冬に逆戻り

関西の春はお水取りから。
とは子供の頃に母から良く聞かされた言い回し。
でも、季節がずれてる今の時代には通じないのか。

昨日はこんなに桜も咲いていたのに。
吹雪やなんて…さぶっ

2006.3.12 [日] 路地は楽し

あやしげな空の中、午後から京都へ。
先日の天神さんで買った色大島を引き取りに織布さんへ向かう。

あらかじめ場所は聞いていたのであまり迷うこともなく、昔ながらの長屋のような風情を残す一角へ。
あら、パン屋さんもある。(日曜のみ営業とか)
ふと見上げると瓦の上を赤い首輪をした黒猫が。

お店にあがってあれこれとお宝の布も見せていただく。
頭の形に「難あり」、なのでハンチングは無理だけど見てるだけで嬉しくなる。着物としてはもう寿命の素材たちが生き生きと生まれ変わって喜んでるみたい。赤茶の珍しい格子の久米島やインドネシアのイカットのような弓浜絣、宮古上布。布の見方もあれこれとご教授してもらいました。あー、楽しかった。
特に個人的にいいなあ、と思ったのは弓浜絣の羽織。ちょっと見ると可愛い系なのだが、黒地ベースなので結構落ちついてみえる。ちょっと羽織らせてもらいました。へへ。裄が足りないので着れないけどね。木綿の羽織もありかあ、と新しい発見。

桜が咲く頃には木屋町に新しいお店もオープンされるそうです。あれこれ計画もされているようで楽しみ。

帰る頃には、すっかり夕暮れ時。灯りがともる路地もまたいい雰囲気。

*** *
蚊絣の大島に綴の半幅。あちこちでいいね、と誉めてもらいました。嬉しいけど、ホントはもっと賑やかなのも好きなんです、と妙に主張してしまいました。シンプルシックもこってりコーディネートもどっちも大好き。
端が始末してないこの半幅。織布さんで同じような男物の細帯を見せてらう。半幅をまだ半分に折って使うようで、たぶん同じ種類の帯じゃないかと。確かに節の出し方といい、そっくり。

2006.3.11 [土] ふむふむ

サライの最新号は京都特集。
その中で人間国宝の福田喜重氏のことば。
「着物は情緒、帯は理性。情緒を理性でおさえるのが和装です。帯を解いたら、あとは情緒の世界…。」
この後ちょっと色っぽい話にもなるのですが。
こんな風に考えることもできるのか、と。

2006.3.5 [日] うちの雛さん

そうかあ、4月までは飾ってていいのか。
うちのお雛さんは母が生まれたときに母の祖父(つまり曾爺さま)が買ったものらしい。

2年ほど前に古道具屋に売られんとするところを無理やり引き取りました。ほとんど喧嘩でしたが。「段飾りのあるお雛さんなんて、あんたの狭いマンションにどないして置いとくねん! 」「そんなんどうにでもするわ。手放したらそれで終わりやん!」
ほんとは全員はいらないかな、と思ってましたが、売り言葉に買い言葉、で皆様引き取ることに。
いつかは赤い毛氈を敷いてみんな勢ぞろいさせてあげたいです。

2006.3.4 [土] 行李ずいてます

神戸骨董祭。
最近ちょっと出店者の顔ぶれが変わってきたようで。
それはないんちゃう、ってとこもあるけど、前回から出ている「あづま」というリサイクル着物屋さんはなかなか良質なものが多い。愛媛からの参加とか。
いつかはご縁があるかも。

結局着物関係は縁がなく、先週の天神さんに引き続き文庫の大きさの竹行李をお持帰り。
これで小物整理が美しくできるかな。

あたたかくてお昼は羽織もいらない陽気でした。
あー、このまま春突入かなあ。(だといいけど)

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