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2007.6.30 [土] あっという間に |
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出るときは神戸はいいお天気で日傘をさしていたのに
東京はあやしい空模様。
日傘と雨傘持参なんて、なんてこった。
宿の近くのレトロな喫茶店で遅い目の昼食をとって、ブレッソン展へ。かなりのボリュームの作品に満足。あんなに世界中をいろいろ訪れていたとは思わなかった。しかもほとんどの国で年月をおいて再訪しており、これがブレッソンのひとつのスタイルらしい。
20世紀前半と後半という戦争をはさんでのふたつの時代だけど不思議なことに伝わってくる空気が同じなのはなぜだろう。
さてさて、ミュージアムショップも覗いて、閉館までたのしんだあとはお待ちかね。会場へといそいそ。
ほんとにこんなにも豊かなきものの世界を見せてもらえることなんてめったにない。あっという間の楽しいひとときでした。
夏の宵のパーティもいいですね。
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昭和の初めからあるらしい喫茶店。 |
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2007.6.23 [土] すでに夏模様 |
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「現代の染織—暮らしの美を求めて」を見に大阪日本民芸館へ。どちらかというと雨を心配していたのだが、なんのことはない、かんかんのお天気。
すでに薄物かなあ、でも今年はこの生紬一回も着てないし、と考えたあげく、やっぱり最後の単衣にしてお出かけ。しかし、これが後悔するほどの暑さの一日。やっぱり先取りすべきだった…
はじめて訪れた民芸館。展示そのものもなかなか楽しかったけど、木目が印象的な作品が飾ってあるどっしりとした棚や座面の網目が美しいベンチなどに目がいく。回廊の窓に吊られているアフリカの香りのするカーテンもオリジナルかなあ。
館を出てからは暑さに負けずあじさいの森へ。万博の後人工的に作られたこの広大な公園は30数年を過ぎてなかなかいい森になってきている。壊すのはあっという間だけど、育てるのは大変。せっかくなら壊す前に気がつきたいものだ。
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色とりどりのあじさい。これでもか、と大ぶりの西洋アジサイより日本古来のかたちを残すガクアジサイの方が好きです。 |
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2007.6.9 [土] 夏のはじまりの香り |
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いい香りだなあ、と思ったら白いクチナシが咲き誇っていた。身近な街路樹・庭木の中では、秋のキンモクセイ、春のジンチョウゲと並んでうっとりさせてくれる香りの代表。3つの中では一番女っぽい香りだと思う。ただし白い花はすぐに黄色くなってしまって、美しい姿を楽しめるのは短いのが残念。
一重と八重があるが、染料や薬として使う実は一重にしかつかないらしい。
「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」 子規
くちなしの香りで調べていたらこんなサイトがありました。和の花の香りを1mlから試せるらしい。ちょっと試してみようかな。 |
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2007.6.1 [金] 初夏の充実一日 |
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初めて訪れた浜松。
風がさわさわと吹き、空にはつばめが鳴いていた。
海に開けた地ならではの開放感が心地いいなあ…
そして、いろいろと楽しみました。
最近脳みそが堅いのでしっかり理解している方に比べれば半分ぐらいしか自分のものにできなかったかもしれないけど。それでもおもしろかったです。織物にはいろいろな工程があってそれぞれ大変だけど、ほんと、糸をつくるのも重要なんだなあ…ってつくづく納得。
テクニックは海外に輸出して真似されるけど、日本人のDNAが沁みこんだ工程は似て異なるものなんだろうな。
たった半日でしたがとても充実した時間を過ごさせていただきましてありがとうございました。
次は白焼重ですわよ!
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木々の葉が光を受けてまぶしい。
木綿度、高かったですね。 |
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