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2008.9.28 [日] 初秋のおでかけ、あちこち

お昼に神戸のギャラリーで真木テキスタイル展をのぞき
午後からは京都へ。

真木さんの作品は秋冬シーズンを迎えて、
ということもあったのか
ウールが混じった作品が多数並んでいた。
手ざわりもほっこりして大判のストールなんて、
ちょっとしたコート代わりにもなりそうな感じ。
うーん、たまりません。欲しいなあ。
でも一番気になったのはクッションカバーや
座布団として展示されていた布たち。
割と太い畝のような織りでいろいろ表情をだしていて
座布団にしちゃうのはもったいない。
これで帯にしたら格好いいのに、とまたもや妄想。

あまり長居をすると危ないので、
小一時間でギャラリーを出て手土産を買い京都へ。
長い間休職をしていた京都在住の元同僚が、この8月に正式に退職したため
時間をとって個人的送別会というか食事会を。

せっかくだから観光らしきものも、と上賀茂神社へ。
手づくり市をたまたまやっていたので結構な人出。
確か小学生の遠足に来たはずなのだけど全然覚えていない。
上賀茂のアイドル(といわれているらしい)、神馬ちゃん
へー、知らなかった。
この時はなんかご機嫌ナナメなようで落ち着きがなかった。
後で尻尾をふりふり機嫌よく厩舎に帰るところを見て、
「ああ、早くお家に帰りたかったんだ」と納得。

その後は早い目の晩御飯でこちらへ連れて行ってもらう。
加茂なす、万願寺とうがらし、水菜など京野菜をたくさん頂いて
昔話や業界話、これからのことと延々おしゃべり。
ほんと、何はともあれ健康が第一ですね。
お酒は飲めない人なので今回は食を中心に、飲んだのは2杯だけ。
白味噌仕立ての豆乳がおいしかったです。

*** *
なんと9月初めてで最後の着物でした。
片貝木綿に洒落袋。
はて、この組み合わせはどんなもんかい、と思ったけど
まあ、柄ゆきからして許されるでしょう。

2008.9.20 [土] 奥琵琶湖秋の一日

秋の始まりに、なんとなくむずむずして琵琶湖へ。
神戸から京都経由で湖西線へ。
右にきらきら光る湖、左に緑濃い山々を見ながら北にずんずん進む。
湖西線のほとんど一番奥、
永原の駅で降りて目指したのは山門湿原。
地元のかたがたがボランティアで維持されているそうで
湿原をかこむように山を歩くコースが作られている。
健脚コースは無理だからと散策コースにしたのだけれど、これが騙された!
日ごろ歩き慣れていない者にとってはかなりのハードコース。
森を堪能したのはいいけれど、一周回ってすっかりへろへろ。
情けなし。

そして午後の部はサイクリング。
桜で有名な海津大崎をぐるっと回ってマキノへ。
このコースは本当に湖に沿うように作られた道なので
途中、湖へ降りるところがたくさん。
もちろん本格的なロードレーサーやライダーもいっぱい。
適当なところでランチタイムの後は、久しぶりに水切りなどして遊ぶ。
湖面にはサギに追われて魚がいっぱい跳ねている。

その後はマキノの街をくるっとひと回り。
秋も始まったばかりだと思っていたのだが
広がる田園地帯はもうすでに稲刈りが終わっていた。
最後は温泉に入って疲れたからだをほぐして一日が終了。
なかなか長期旅行は行けなくなったけれど日帰り旅行でも
良いですね。

*** *
永原の大浦港からの景色。
マキノの並木道。

2008.9.16 [火] 野良キジですが

たまりませんなあ、猫好きには。
あんな写真を見たらへなへなですう。

で。実は本日は朝からキジ猫親子に遭遇。
「なんだよう」って感じで嫌われてるのに
へばりついて。
仕事始めの週明け。
なごませてもらいました。

2008.9.8 [月] 米朝一門

昨晩、近畿地方ローカル番組で米朝一門の特集が放映されていた。

今年82歳になられる米朝師匠。
久しぶりにお姿を見て、正直な感想は「うわあ…、老けはったなあ。」
番組では息子であり弟子である小米朝の米團治襲名をひとつの節目として、上方落語とともに歩んだ道のりを紹介。

60年という長い落語との関わりの中で特に大きな事件であり痛手となったのが、
継承者と言われた枝雀と吉朝に先立たれたこと。
このお二人は相反する芸風で米朝一門を支えていたようで、
もはや弟子というよりライバルとして認めておられたようだ。
(吉朝師匠はちりとての吉弥さんのお師匠さんで、なんと50歳の若さで胃がんでなくなられたそうです。)
ラジカルな芸風で新しい世界を作った枝雀とはんなり上方落語の王道を進んだ吉朝。
きっと大きな翼をなくした気分だったのでしょうね。
吉朝がなくなった後はめっきり高座にあがることも少なくなり、
しかも、高齢のためいわゆる“ボケ”の症状がでてきたと自身認めている。
そんな中、弟子達の動きで実現した“米團治襲名”。
自分の師匠でもある名前を息子に継がせることに対する
師匠としての大きな責任と嬉しさ。
たとえ高座で話をかけなくても上方落語の中での米朝の存在は
落語に関わっている人だけでなく、たくさんのファンにとってかけがえのない存在なのだ。

米朝はん、まだまだ楽しませてね。

*** *
この春に読んだ枝雀さんの本。写真も素敵です。芸の裏に隠されたひとりの人間としての姿が描かれています。おすすめ。

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